JP4049532B2 - 衝突検知装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、空間移動を行う各種車両において、危機管理の観点から、確実に衝突情報を把握し、エアバッグ等の乗員保護装置を作動させるための衝突検知装置に関する。特に、慣性の法則を利用することにより、機械的に作動する衝突検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置の一つとして、特開平2−168525号公報に見られるように重量重心と回動中心とを偏心させたロータによって、衝突情報を機械的に把握し、ロータと一体的に回動するコンタクトによって、外部に電気信号として出力する装置が知られている。この場合、ロータは衝突時に回動を行い、スプリングはロータを付勢して衝突時以外での作動防止として作用し、コンタクトはロータの回動を電気信号として出力するための中継を行う、というように一つの部品に一つの働きを付与している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一つの部品に一つの働きを付与することは、部品点数がかさみ機械的接続部が多く、また、構造的に接点の間隔の確保が困難であるため、品質に安定度を欠き、衝突検知装置を小型軽量化できないという問題がある。加えて、衝突検知装置では、運転席側、助手席側その他に信号を送る必要があるために、複数の独立した電気信号を出力する必要があるが、そのためには2つの方法があり、第一の方法として取得した電気信号を分けること、第二の方法として2つ以上の装置を用いることなどが考えられるが、第一の方法では付属のシステムにトランジスタの追加と定電流回路が必要となるため、複雑かつ高価となり、また、第二の方法では2倍以上のコストアップに加え、同一の特性を有する電気信号を取得することが困難となるため、いずれの方法によっても問題がある。その他には、樹脂材にて衝突検知装置のケーシングを形成する場合には、圧入時の組み付け性が悪く、特に、カバーを傾斜させたまま圧入した場合にはカバーに割れ等の損傷が生じるという問題がある。
【0004】
従って、本発明の目的は、構造的に接点の間隔を十分に確保し、品質の安定度を高め、衝突検知装置の小型軽量化を可能とする衝突検知装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明の構成は、ウェイトが衝突時の減速度の変化に応じて回動することによって衝突の検知を行う車両用衝突検知装置において、軸と、重量重心と回動中心とを偏心させ、衝突時に、慣性の法則により、機械的に軸の回りに回動するウェイトと、ウェイト上に固設され、ウェイトと軸を同じくし、衝突時に、ウェイトと一体的に回動する、カムの形成されたロータと、所定間隔で立設され、接点を有した長尺状の一対の板バネであって、一方の板バネの先端部が、ロータのカム面に接触し、ロータの衝突時の回動方向と逆方向にロータを付勢し、衝突時に付勢力に抗してロータのカムの作用により、接点の間隔が狭まり、接触する一対の板バネとを有し、一対の板バネの接点の接触状態を電気信号として出力することにより衝突状態を検出すると共に、第1の発明の構成は、板バネの接点の接触後において、ロータに形成されたカムは、ロータの回動に伴ってカムと接触された板バネの変位量の増加が少なくなる形状であることを特徴とする。
【0006】
第2の発明の構成は、車両用衝突検知装置は、さらに、軸及び板バネを固設し、ケーシングを形成するための接合部を有するハウジングと、そのハウジングの接合部と接合のための接合部を有した、保護のためのカバーとを備え、ハウジングとカバーのうち少なくとも一方の接合部に、カバーをハウジングに嵌合させる時の初期段階において、両者が緩く嵌合する逃がし部が設けられ、ハウジング及びカバーの接合部に、カバーをハウジングに嵌合させる時の第二段階において、両者が緊密に嵌合する圧入部が設けられ、その嵌合の初期段階を経て、さらに、嵌合の第二段階を経て、カバーにハウジングを圧入することによって、ケーシングが形成されたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
上記構成において、第一の作用は、ウェイトの重量重心と回動中心とを偏心させているために、衝突時においては、慣性の法則により、ウェイトは回動を行い、ウェイト上に固設されたロータは、ウェイトと軸を同じくし、ウェイトと一体的に回動し、ロータのカム構造により、ロータの回動によって、対の板バネの間隔が狭まり、接触することによって、板バネの接触状態を電気信号として出力する。また、板バネの接点の接触後において、ロータに形成されたカムは、ロータの回動に伴ってカムと接触された板バネの変位量を少なくする形状にする。(請求項1)
第二の作用は、衝突検知装置は、さらに、軸及び板バネを固設し、ケーシングを形成するための接合部を有するハウジングと、そのハウジングの接合部と接合のための接合部を有した、保護のためのカバーとを備え、ハウジングとカバーのうち少なくとも一方の接合部に、両者が緩く嵌合する逃がし部を設け、ハウジング及びカバーの接合部に、両者が緊密に嵌合する圧入部を設ける。そして、カバーとハウジングとの嵌合の初期段階として、逃がし部を介してカバーとハウジングとを姿勢を整えて緩く嵌合させる。ハウジングに対するカバーの姿勢が整えられた後に、嵌合の第二段階として、カバーにハウジングを圧入し、それぞれの圧入部にて嵌合させ、衝突検知装置のケーシングを構成する。(請求項2)
【0008】
【発明の効果】
第一の効果は、対の板ばねに対し、ウェイト上に固設されウェイトと一体的に回動するロータの回動によって、ロータ上のカムの作用により、接点の間隔が狭まり接触することにより、接点の接触状態を電気信号として外部に出力すると共に、板バネの接点の接触後に、ロータの回動に伴ってカムと接触された板バネの変位量が少ないために、板バネがへたることがなく、板バネの接点が接触する車両減速度を一定レベルに保持することができ、衝突検知装置の特性を安定させることができる。(請求項1)
第二の効果は、ハウジングとカバーとの嵌合の初期段階として、ハウジングとカバーとを姿勢を整えて緩く仮組み付けを行った後に、嵌合の第二段階としてハウジングとカバーとを圧入することにより、ハウジングとカバーとの仮組み付けが緩く構成されているため、仮組み付けを容易に行うことができ、組み付けの作業性が向上する。また、ハウジングとカバーの少なくとも一方に形成された逃がし部がガイドとして機能するために、ハウジングとカバーとの組み付けが安定し、ハウジングに対してカバーが傾斜したまま圧入されることがないため、カバーに割れ等の損傷を生じることがない。(請求項2)
【0009】
【実施例】
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。図1は、実施例に係わる衝突検知装置10の構成を示した正面図であり、図2は、図1の左側面図であり、図3は、衝突検知装置10が衝突を検知し作動した状態における正面図である。
【0010】
衝突検知装置10は、軸5、重量重心と回転中心とが偏心し、衝突時には軸5の回りに回動するウェイト4、ウェイト4上に固設され、ウェイト4と回転軸を同じくし、衝突時にウェイト4と一体的に回動し、第一カム1a及び第二カム1bとが形成されたロータ1、一対の板バネであって接点2a及び接点3aを有し、それぞれ第一カム1a面、第二カム面に接触してロータ1を衝突時の回動方向と逆方向に付勢する板バネ2及び板バネ3、板バネ2及び板バネ3と接触し、接点2aと接点3aとの接触状態を電気信号として外部に出力するプレート6及びプレート7、軸5とプレート6及びプレート7とを固定配置させるハウジング8、装置を保護するためのカバー9から構成される。
【0011】
ハウジング8は、合成樹脂等により造られ、金属製のプレート6と金属製の板バネ2、及び、金属製のプレート7と金属製の板バネ3とを固定するための溝を下方に施してある。プレート6と板バネ2、及び、プレート7と板バネ3は、ハウジング8にインサート成形してもよい。また、ハウジング8の上方部には、軸受が設けられており、金属製の軸5がその軸受に圧入され固定される。
【0012】
板バネ2と板バネ3とは、ともに上方先端部に、接点機能を有しており、接点2aと接点3aとを設けている。特に、接点3aは、突起形状とし、接点機能を効果的としている。板バネ2はプレート6と、板バネ3はプレート7と接触して、ハウジング8に固定されている。接点2aと接点3aとの接触は、プレート6及びプレート7間の抵抗の変化による電気信号により検出される。電気信号は板バネ2及び板バネ3から直接出力してもよい。
【0013】
軸5は、金属製のウェイト4と、ウェイト4上に固設され、ウェイト4と回動軸を同じくし、ウェイト4と一体的に回動する非金属製のロータ1とを支持している。ウェイト4は、軸穴が形状的に周辺部に設けられているために、重量重心と回動中心とが偏心し、減速度を受けると、重量重心にモーメントがはたらき、軸5の回りに回動する仕組みとなっている。
【0014】
非金属製のロータ1には、非円形状の第一カム1aと半円形状の第二カム1bとが形成されている。第一カム1aには板バネ2の先端部が、第二カム1bには板バネ3の先端部が接触し、常に衝突時の回動方向の逆方向にロータ1を付勢している。このため、走行時において多少の減速度を受けても、ロータ1は動かない仕組みとなっている。第二カム1bによる板バネ3の接点3aの変位よりも、第一カム1aによる板バネ2の接点2aの変位が大きいために、衝突によってロータ1が回動すると、接点2aと接点3aとの間隔が次第に狭まり、ついには第一カム1aによって押された板バネ2の接点2aが、回動方向に板バネ3の接点3aを押すことにより接触するにいたる。
【0015】
また、第一カム1aと第二カム1bとは、間隔が十分にあるので、板バネ2と板バネ3とは、常に図1のA方向にロータ1を付勢するため変動することはなく接点2aと接点3aとの間隔は確保され、衝突以外で、例えば車両の振動等によって検知することはない。合成樹脂性のカバー9は、ハウジング8に圧入により嵌め込まれて固定されており、カバー9には、衝突時にウェイト4が過度に回動しないように、ストッパーとしての機能も持たせている。
【0016】
ウェイト4は、重量重心と回動中心とが偏心しているために、車両等において走行状態から衝突時のように急激に停止に到る場合には減速度を生じ、慣性の法則により、重量重心にモーメントを発生し、ウェイト4は、衝突時において、軸5を中心に回動する。ウェイト4が回動することによって、ウェイト4上に固設されて、ウェイト4と同一の軸5を有するロータ1は、ウェイト4と一体的に回動する。
【0017】
この時、板バネ2は、ロータ1の第一カム1aに先端部で接し、板バネ3はロータ1の第二カム1bに先端部で接しているため、ロータ1の回動とともにそれぞれが変位し、第一カム1aによる変位量が大きいために、板バネ2の接点2aと板バネ3の接点3aとの間隔が次第に狭まり、ついには第一カム1aによって押された板バネ2の接点2aが、回動方向に板バネ3の接点3aを押すことにより、接触するにいたる。この接点2aと接点3aとの接触状態は、板バネ2と板バネ3とを介し、さらに、プレート6とプレート7とを介して、電気信号として外部に出力され、衝突を検知する。
【0018】
また、板バネ2と板バネ3とは、それぞれの先端部によって、ロータ1を図1における衝突時回動方向とは逆方向であるA方向に付勢しているために、衝突に到らないまでも、通常走行において生ずる多少の減速度にウェイト4が反応することをロータ1を通して阻止し、衝突以外での検知を防止することができる。さらに、板バネ2と板バネ3とは、ロータ1を図1における衝突時回動方向とは逆方向であるA方向にそれぞれの先端部によって、付勢しているために、それぞれの先端部が接している第一カム1aと第二カム1bとの間隔が十分であるため、接点の間隔を十分に確保でき、振動等によって接点2a及び接点3aの位置は変動することがなく、品質の安定化を可能とする。
【0019】
次に、第二実施例を図4を用いて説明する。図4は、一対の板バネのうち一方をロータの衝突時回動方向と逆方向に付勢させることにより、ロータを単一カム構造にした場合の第二実施例の正面図である。ロータ1は、単一カム構造であり、板バネ2の先端部がロータ1のカム1aを付勢している。板バネ3は、ロータ1と接触してはいない。走行時の振動等によって、板バネ3の先端部が変動しないようハウジング8或いはカバー9等により支持してもよい。
【0020】
この場合、ロータ1が回動することによって、板バネ3の先端部は変位しないが、板バネ2の先端部はカム1aの作用により衝突時回動方向である図4のB方向に変位し、板バネ3の接点3aと板バネ2の接点2aとの間隔が狭まり、ついには板バネ2の接点2aが板バネ3の接点3aをB方向に押すことにより、接触に到り、接点間の接触状態をプレート6及びプレート7を介して、外部に電気信号として出力する。電気信号は、板バネ2及び板バネ3から直接出力してもよい。
【0021】
続いて、第三実施例について図5及び図6を用いて説明する。図5は、本発明に係わる第三実施例の構成を示した正面図である。本実施例は第一実施例と同様にロータ1に第一カム1aと第二カム1bとを設けたダブルカム構造であるが、第一実施例と第三実施例との違いは第一カム1aの形状にある。即ち、第一実施例では第一カム1aは、板バネ2の接点2aの変位がロータ1の回動と共に線形的に増加するような形状としているが、本実施例では接点2aと接点3aとの接触後は、第一カム1aはロータ1の回動と共に接点2aの変位を少なくする形状としていることである。
【0022】
図6に第一実施例及び本実施例におけるロータ1の回動量(deg)と板バネ2の接点2aの変位量(mm)との関係を示すが、第一実施例では接点2aと接点3aとの接触後、即ち、衝突検知後もロータ1の回動上限に至るまで直線的に接点2aの変位量は増加するが、本実施例においては、接点2aと接点3aとの接触後は接点2aの変位量の増加は少ない。
【0023】
従って、上記構成とすることにより、接点2aと接点3aとの接触後において、接点2aの変位量は少ないため板バネ2及び板バネ3は大きくたわむことがなく、よってたわみに伴うバネのへたりを生じることがないため、衝突検知装置10の減速度による作動レベルを一定レベルに保持することができ、衝突検知装置10の安定した特性を得ることができる。
【0024】
また、第一カム1aが第一実施例に示されるような形状では接点2aの変位量が直線的に増加するため、板バネ2及び板バネ3の弾性限界を超えないようにロータ1及びウェイト4の回動量を制限する必要があったが、本実施例では接点2aと接点3aとの接触後は接点2aの変位量が少ないためにロータ1及びウェイト4の回動量を大きくとることができ、設計の自由度を大きくなる。
【0025】
第四実施例について図7を用いて説明する。図7は、第四実施例の構成を示した正面図であり、図8は、その右側面図を示したものである。第三実施例との違いは、板バネ2及び3に加えて、板バネ2’及び3’が設けられ、板バネ2と板バネ3との接触状態を電気信号として外部に伝達するプレート6及び7に加えて、板バネ2’と板バネ3’との接触状態を電気信号として外部に伝達するプレート6’及び7’が設置されている点であり、ハウジング8の下方に設けられた溝は、板バネ2及び3とプレート6及び7に加えて、板バネ2’及び3’とプレート6’及び7’を固定できる構造となっている。
【0026】
板バネ2’及び3’、プレート6’及び7’は、ハウジング8にインサート成形してもよい。板バネ2’及び3’は板バネ2及び3と同じサイズで同じ材質から構成され、図示しないが上方先端部にそれぞれ接点2’a、接点3’aを設け、接点2’aと接点3’a間のギャップは、接点2aと接点3a間のギャップに等しい構成としている。特に、板バネ3’の接点3’aは突起形状を成し、接点機能を効果的としている。
【0027】
板バネ2’はプレート6’と、板バネ3’はプレート7’と接触して、ハウジング8に固定されている。板バネ2’の接点2’aと板バネ3’の接点3’aとの接触は、プレート6’及び7’間の抵抗の変化による電気信号により検出される。この電気信号は板バネ2’及び3’から直接出力してもよい。非金属製のロータ1上に形成された非円形状の第一カム1aには、板バネ2及び2’の先端部が、半円形状の第二カム1bには、板バネ3及び3’の先端部が接触し、常に衝突時の回動方向と逆方向にロータ1を付勢している。このため、走行時において多少の減速度を受けても、ロータ1は動かない仕組みとなっている。
【0028】
衝突によって、減速度が生じ、慣性の法則によりウェイト4の重量重心にモーメントが発生し、ロータ1を介して作用する板バネ2及び2’の付勢力に抗してウェイト4が軸5を中心に回動すると、ウェイト4とともにウェイト4上に固設されたロータ1が回動する。ロータ1は、回動とともに板バネ2及び2’を押し、板バネ2及び2’の接点2a及び2’aを変位させ、それにより、接点2aと接点3a間及び接点2a’と接点3a’間の間隔が狭まり、ついには接触するに至る。
【0029】
本実施例では、この接触状態を電気信号として得ることにより、2つの独立した電気信号を得るものであるが、板バネ2’及び3’は板バネ2及び3と同一のサイズで同一の状態にて配置されるため、二対の接点(接点2aと接点3a、接点2a’と接点3a’)は同位相で作動し、取得される電気信号は応答時間等のバラツキが小さく、よって同一特性の独立した電気信号を2つ得ることが可能である。また、接点が一対の装置を2個用いる場合と比較すると、部品点数の増加が少ないため、低コストにて2接点化の実現が可能である。
【0030】
続いて、第五実施例について図9を用いて説明する。図9は、本発明に係わる第五実施例の構成を示した正面図である。第五実施例と第四実施例との違いは、第四実施例では板バネ2及び2’、板バネ3及び3’に対してスリットは設けられていないが、第五実施例では板バネ2及び2’、板バネ3及び3’に対し、スリットが設けられている点である。本形状とすることにより、接点2a及び3a、接点2’a及び3’aの接触時に、それぞれの接点間に異物が付着しても片側は接触することが可能であるため、接点機能の信頼性が向上する。
【0031】
さらに、第六実施例について図10を用いて説明する。図10は、本発明に係わる第六実施例の構成を示した正面図である。第六実施例と第四実施例との違いは、第四実施例ではウェイト4は軸5の端に配置されているが、第六実施例ではウェイト4を軸5の中央部に配置し、ウェイト4の両側に板バネ2及び3、板バネ2’及び3’を配置した点であり、作用は第四実施例と同様である。本実施例では、二対の接点間ギャップを同じにして、同一特性を有する2つの独立した電気信号を取り出す構成としたが、異なる接点ギャップを設け、特性の異なる信号を得ることのできる構成としてもよい。
【0032】
上記構成において、ロータ1とウェイト4とは別体として構成したが、ロータ1とウェイト4とを一体成形としてもよい。また、軸5はハウジング8に固定した構成としたが、軸5をカバー9に固定してもよい。ハウジング8へのカバー9の固定方法は、圧入による構成としたが、圧入以外の方法で行ってもよい。ロータ1と軸5とは別体として軸5の回りにロータ1を回動させる構成としたが、ロータ1と軸5とを一体成形とし、軸5が回動するようにしてもよい。
【0033】
第七実施例について図11及び図12を用いて説明する。図11は、本発明に係わる第七実施例のカバー9を除く構成を示した正面図であり、図12は本発明に係わる第七実施例の構成を示した右側面図である。本実施例の特徴は、ハウジング8をカバー9に圧入することにより衝突検知装置10のケーシングを形成する場合に、ハウジング8の圧入部8b(圧入部に相当)の外周形状寸法より小さい一様な外周形状寸法の逃がし部8a(逃がし部に相当)を、圧入部8bの上部に設けることにより、ハウジング8とカバー9との圧入を良好に行うことができる点である。尚、圧入部8bと逃がし部8aとを合わせて、接続部に相当する。
【0034】
ハウジング8を逃がし部8aのない構成にすると、ハウジング8とカバー9との圧入部の形状寸法が緊密であるため、ハウジング8とカバー9との圧入の仮組み付けが不安定となり、圧入が良好に行うことができない。例えば、図16に、ハウジング8に逃がし部を設けずに、ハウジング8の圧入部8bを一様な外周形状寸法にて形成した正面図を示すが、ハウジング8の圧入部8bの外周形状寸法がカバー9の圧入部の内周形状寸法とほぼ等しいために、ハウジング8とカバー9との仮組み付けが不安定となる。
【0035】
図17は、カバー9と逃がし部のないハウジング8との不安定な仮組み付けの様子を示した右側面図である。ハウジング8に逃がし部を設けないと、ハウジング8の圧入部8bの外周形状寸法とカバー9の圧入部9bの内周形状寸法とがタイトであるため、図17に示されるように、カバー9はハウジング8に対して傾斜してしまう。カバー9とハウジング8との圧入の前に、カバー9を傾斜させることなく、ハウジング8とカバー9との仮組み付けを行わねばならないために、衝突検知装置10の組み付けの作業性が低下する。また、ハウジング8とカバー9との仮組み付けが不安定であるために、良好に仮組み付けを行えたとしても、圧入時にカバー9がハウジング8に対して傾斜する可能性があり、その場合にはカバー9に割り等の損傷を生じかねない。
【0036】
本実施例では、図12に示すように、ハウジング8に圧入部8bの外周形状寸法より小さい外周形状寸法の逃がし部8aを設けることにより、逃がし部8aとカバー9の圧入部9bとが緩く嵌合するために、ハウジング8とカバー9とを容易に仮組み付けすることができる。また、ハウジング8の逃がし部8aを、ハウジング8とカバー9との仮組み付け時のガイドとして作用させることができ、姿勢を整えてハウジング8とカバー9との仮組み付けを行うことができる。ハウジング8とカバー9との仮組み付けの後に、ハウジング8をカバー9に圧入させれば、ハウジング8とカバー9との姿勢が整えられて仮組み付けされているため、ハウジング8をカバー9に安定して圧入させることができ、圧入部8bと圧入部9bとが良好に嵌合し、カバー9に割れ等の損傷を生じることがない。このように、本実施例では、ハウジング8に逃がし部8aを設けることにより、衝突検知装置10の組み付け性が向上すると共に、割れ等の損傷を生じることがないために、衝突検知装置10の品質を向上させることができる。
【0037】
上記の図11に示される構成では、ハウジング8に逃がし部8aを設けた構成としたが、カバー9に逃がし部を設けてもよい。図13に、カバー9に圧入部9bの内周形状寸法より大きい一様な内周形状寸法の逃がし部9aを設けた場合の衝突検知装置10の右側面図を示す。この時、ハウジング8には逃がし部を設けない構成とした。図13に示されるように、カバー9に逃がし部9aを設けることにより、逃がし部9aの内周形状寸法がハウジング8の圧入部8bの外周形状寸法より大きいために、逃がし部9aと圧入部8bとが緩く嵌合し、ハウジング8とカバー9との仮組み付けを容易に行うことができる。また、カバー9の逃がし部9aがハウジング8とカバー9との仮組み付け時のガイドとして作用し、姿勢を整えてハウジング8とカバー9との仮組み付けを行うことができるため、ハウジング8とカバー9とを安定して圧入させることができ、ハウジング8の圧入部8bとカバー9の圧入部9bとの圧入を良好に行うことができる。
【0038】
また、図11に示されるハウジング8の逃がし部8a、図13に示されるカバー9の逃がし部9aは、それぞれ一様な外周形状寸法、内周形状寸法であったが、逃がし部の外周形状寸法、内周形状寸法は一様でなくともよい。例えば、図14に、圧入部8bの外周形状寸法より小さい外周形状寸法のテーパ部8cをハウジング8に設けた場合の衝突検知装置10の右側面図を、図15に、圧入部9bの内周形状寸法より大きい内周寸法形状のテーパ部9cをカバー9に設けた場合の衝突検知装置10の右側面図をそれぞれ示す。この時、図14では、カバー9には逃がし部は設けられてなく、図15では、ハウジング8には逃がし部は設けられていない。
【0039】
図14に示されるように、ハウジング8にテーパ部8cを設けることによって、テーパ部8cの外周形状寸法がカバー9の圧入部9bの内周形状寸法より小さいために、テーパ部8cとカバー9の圧入部9bとが緩く嵌合し、ハウジング8とカバー9との仮組み付けを容易に行うことができる。また、テーパ部8cが、ハウジング8とカバー9との仮組み付け時のガイドとして作用し、姿勢を整えてハウジング8とカバー9との仮組み付けを行うことができるため、ハウジング8とカバー9とを安定して圧入させることができ、ハウジング8の圧入部8bとカバー9の圧入部9bとの圧入を良好に行うことができる。
【0040】
図15に示されるように、カバー9にテーパ部9cを設けることによっても、同様の効果が得られる。即ち、テーパ部9cの内周形状寸法がハウジング8の圧入部8bの外周形状寸法より大きいために、テーパ部9cと圧入部8bとが緩く嵌合し、ハウジング8とカバー9との仮組み付けを容易に行うことができる。また、テーパ部9cが、ハウジング8とカバー9との仮組み付け時のガイドとして作用し、姿勢を整えてハウジング8とカバー9との仮組み付けを行うことができるため、ハウジング8とカバー9とを安定して圧入させることができ、ハウジング8の圧入部8bとカバー9の圧入部9bとの圧入を良好に行うことができる。尚、本実施例では、ハウジング8またはカバー9のいずれか一方に逃がし部を形成する構成としたが、ハウジング8とカバー9との両方に逃がし部を形成する構成としてもよい。
【0041】
上記に示されるように、本発明によれば、一対の板バネに、衝突時以外での検知を防止するためにロータのカム面に接触させて衝突時回動方向と逆方向に付勢する機能と、衝突時の検知信号を接点の接触による電気信号として伝達する機能の2つの機能を持たせることにより、構成部品点数を少なくでき、衝突検知装置の小型軽量化が可能となる。また、ロータ上に第一カムと第二カムとを形成し、一対の板バネ間のギャップを十分に保つことにより、衝突時以外での検知を防止でき、衝突検知装置の品質を向上することができる。
【0042】
さらに、ロータに形成された第一カムを、板バネの接点の接触後、即ち、衝突検知後においてロータの回動と共に接点の変位量が少なくなるような形状とすることにより、板バネがへたることがなく、減速度による衝突検知レベルを一定レベルに保持することができ、安定した特性を得ることができる。また、板バネの接点の接触後の接点の変位量が少ないために、板バネの弾性限界を考慮してウェイト及びロータの回動量を制限する必要がなく、ウェイト及びロータの回動量を大きくとることができ、設計の自由度がきく。
【0043】
加えて、一対の板バネに加えて、もう一対の板バネを軸方向に並べて配置することにより、2つの独立した電気信号を取得することができ、一対の板バネを有する装置を2個設置する場合に比べて、部品点数を少なくして、複数の独立した電気信号の取得が可能である。このとき、二対の板バネを同一の状態(ギャップ、サイズ等)で配置すれば、上記2つの電気信号は同一特性を有し、二対の板バネを異なる状態で配置すれば、異なる特性を有する2つの電気信号の取得が可能であるため、衝突検知装置の自由度が大きい。
【0044】
その他に、軸及び板バネを固設し、ケーシングを形成するための接合部を有するハウジングと、そのハウジングの接合部と接合のための接合部を有した、保護のためのカバーとを備え、ハウジングとカバーのうち少なくとも一方の接合部に、カバーをハウジングに嵌合させる時の初期段階において、両者が緩く嵌合する逃がし部を設け、ハウジング及びカバーの接合部に、カバーをハウジングに嵌合させる時の第二段階において、両者が緊密に嵌合する圧入部を設け、その嵌合の初期段階を経て、さらに、嵌合の第二段階を経て、カバーにハウジングを圧入することによって、ケーシングが形成されたことにより、ハウジングとカバーとの嵌合の初期段階として、ハウジングとカバーとを姿勢を整えて緩く仮組み付けを行った後に、嵌合の第二段階としてハウジングとカバーとを圧入することにより、ハウジングとカバーとの仮組み付けが緩く構成されているため、仮組み付けを容易に行うことができ、組み付けの作業性が向上する。また、ハウジングとカバーの少なくとも一方に形成された逃がし部がガイドとして機能するために、ハウジングとカバーとの組み付けが安定し、ハウジングに対してカバーが傾斜したまま圧入されることがないため、カバーに割れ等の損傷を生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な一実施例に係わる衝突検知装置の構成を示した正面図。
【図2】本発明の具体的な一実施例に係わる衝突検知装置の構成を示した左側面図。
【図3】本発明の具体的な一実施例に係わる衝突検知装置の作動状態を示した正面図。
【図4】本発明の具体的な他の実施例に係わる衝突検知装置において、単一カム構造のロータを有する場合を示した正面図。
【図5】本発明の具体的な他の実施例に係わる衝突検知装置において、接点の接触後、ロータの回転と共に接点の変位を少なくする形状の第一カムを有した衝突検知装置の構成を示した正面図。
【図6】本発明の具体的な他の実施例に係わる衝突検知装置において、ロータの回動量と接点の変位との関係を示した模式図。
【図7】本発明の具体的な他の実施例に係わる衝突検知装置において、板バネを二対有する場合の構成を示した正面図。
【図8】本発明の具体的な他の実施例に係わる衝突検知装置において、板バネを二対有する場合の構成を示した右側面図。
【図9】本発明の具体的な他の実施例に係わる衝突検知装置において、板バネを二対有し、板バネにスリットを設けた場合の構成を示した正面図。
【図10】本発明の具体的な他の実施例に係わる衝突検知装置において、板バネを二対有し、ウェイトの両側に板バネを配置した場合の構成を示した正面図。
【図11】本発明の具体的な他の実施例に係わる衝突検知装置において、ハウジングに逃がし部を形成した場合の構成を示した正面図。
【図12】本発明の具体的な他の実施例に係わる衝突検知装置において、ハウジングに逃がし部を形成し、カバーに圧入した場合の構成を示した右側面図。
【図13】本発明の具体的な他の実施例に係わる衝突検知装置において、カバーに逃がし部を形成した場合の構成を示した右側面図。
【図14】本発明の具体的な他の実施例に係わる衝突検知装置において、ハウジングにテーパ部を形成した場合の構成を示した右側面図。
【図15】本発明の具体的な他の実施例に係わる衝突検知装置において、カバーにテーパ部を形成した場合の構成を示した右側面図。
【図16】従来のハウジングの構成を示した正面図。
【図17】従来のハウジングを用いてカバーと接合させた際に、カバーが傾斜した様子を示した右側面図。
【符号の説明】
1 …ロータ
1a …第一カム
1b …第二カム
2、2’ …板バネ
2a …接点
3、3’ …板バネ
3a …接点
4 …ウェイト
5 …軸
6、6’ …プレート
7、7’ …プレート
8 …ハウジング
8a …逃がし部
9 …カバー
10 …衝突検知装置

Claims (2)

  1. ウェイトが衝突時の減速度に応じて回動することにより、衝突の検知を行う車両用衝突検知装置において、
    軸と、
    重量重心と回動中心とが偏心し、衝突時に、慣性の法則により、機械的に前記軸の回りに回動するウェイトと、
    前記ウェイト上に固設され、前記ウェイトと前記軸を同じくし、衝突時に前記ウェイトと一体的に回動する、カムの形成されたロータと、
    所定間隔で立設され、接点を有した長尺状の一対の板バネであって、一方の板バネの先端部が前記ロータの前記カム面に接触し、前記ロータの衝突時の回動方向と逆方向に前記ロータを付勢し、衝突時に付勢力に抗して前記ロータの前記カムの作用により、前記接点の間隔が狭まり、接触する一対の板バネとを有し、
    前記一対の板バネの接点の接触状態を、電気信号として出力することにより、衝突状態を検出すると共に、
    前記板バネの前記接点の接触後において、前記ロータに形成された前記カムは、前記ロータの回動に伴って前記カムと接触された前記板バネの変位量の増加が少なくなる形状であることを特徴とする車両用衝突検知装置。
  2. 前記衝突検知装置は、さらに、
    前記軸及び前記板バネを固設し、ケーシングを形成するための接合部を有するハウジングと、
    前記ハウジングの接合部と接合のための接合部を有した、保護のためのカバーとを備え、
    前記ハウジングと前記カバーのうち少なくとも一方の前記接合部に、前記カバーを前記ハウジングに嵌合させる時の初期段階において、両者が緩く嵌合する逃がし部が設けられ、
    前記ハウジング及び前記カバーの前記接合部に、前記カバーを前記ハウジングに嵌合させる時の第二段階において、両者が緊密に嵌合する圧入部が設けられ、
    前記嵌合の初期段階を経て、さらに、前記嵌合の第二段階を経て、前記カバーに前記ハウジングを圧入することによって、前記ケーシングが形成されたことを特徴とする請求項1に記載の車両用衝突検知装置。
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