JP2782361B2 - 衝突検知装置 - Google Patents

衝突検知装置

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JP2782361B2
JP2782361B2 JP1205097A JP20509789A JP2782361B2 JP 2782361 B2 JP2782361 B2 JP 2782361B2 JP 1205097 A JP1205097 A JP 1205097A JP 20509789 A JP20509789 A JP 20509789A JP 2782361 B2 JP2782361 B2 JP 2782361B2
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誠一 成田
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    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/12Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage
    • H01H1/36Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by sliding
    • H01H1/365Bridging contacts
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H35/00Switches operated by change of a physical condition
    • H01H35/14Switches operated by change of acceleration, e.g. by shock or vibration, inertia switch
    • H01H35/141Details

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  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両等に設置され、この車両等の衝突を検知
して、例えばエアバック等の乗員保護装置を作動させる
ための衝突検知装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来においては、特開昭52−22239号公報に示す如
く、偏心した位置に重心を有する回転体と、この回転体
に設けられた1対のターミナルと、このターミナルに当
接する1対のコンタクトを有するものが記載されてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、このものでは、1対のターミナルと1対の
コンタクトとが接触する回転角度は、各部品寸法により
予め設定する必要があり、従って、衝突検知装置におけ
る種々の感度設定には、回転角度を所定の角度に設定す
る必要があるため、各々対応する部品が必要となる。
さらに、接点の接触する回転角度は、各部品の寸法精
度により決定されるため、感度精度は部品寸法精度に依
存されてしまうという問題点がある。
そこで、本発明は、コンタクトとターミナルの接触す
る回転角度を容易に設定することができることを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、回転軸を回転
自在に軸支され、重心を偏心させたロータと、このロー
タに前記回転軸に対し軸対称に固着され、ロータと一体
で回転し、導電性を有する複数の接点部を備えたコンタ
クトと、前記ロータに対し、ロータの回転を抑制する方
向に付勢されたスプリングと、前記ロータの回転軸の一
端を回転自在に軸支するとともに、前記ロータ、コンタ
クト及びスプリングを内部に収納するためのシェルと、
所定速度以上での衝突時に前記コンタクトの接点部が回
転摺動状態で接触し電気的導通信号を外部に取り出すた
めのターミナルと、このターミナルを保持固定すると共
に、前記ロータの回転軸の他端を軸支するためのベース
とを備え、前記ベースと前記シェルとを相対的に回動さ
せ、前記コンタクトと前記ロータとの回転角度を設定し
た後に、前記ベースと前記シェルとを固定する構成とし
ている。
〔作用〕
上記構成により、本発明は、ベースとシェルとを相対
的に回動させることで、コンタクトとロータとの回転角
度を容易に設定することができる。
〔実施例〕
本発明を図に示す実施例により説明する。第1図は第
1実施例の検知装置の全部品を示す分解斜視図であり、
各部品の組立ての順序が容易に理解できるように配置さ
れた図である。第2図は同装置の組立断面図であり、第
3図は第2図のC−C線断面図である。円板状のベース
1は、合成樹脂等により造られ、後述のターミナル9,10
がインサート成形されている。有底円筒状のシェル2は
合成樹脂等で作られ、ベース1を挿嵌するための段形状
の嵌合部2eを有し、組立てが終了した時は側壁部の凸部
2dを熱め等してベース1を結合し密閉した容器をなし
ている。この内部に組付けられるロータ3は、車両等の
衝突の衝撃力によって回転する金属材料からなる回転部
材であり、回転軸の一端3aは、シェル2の軸受部2aに、
他端3bはベース1の軸受部1aによって軸支される。ま
た、ロータ3は金属材料のウエイト4を固定するための
孔部3c、及び後述のコンタクト5とバックアッププレー
ト6を固定するための孔部3dを有する。
4は金属材料からなる重心偏心用のウエイトで、スプ
リング8を固定するための段部4aを有し、孔部3cに挿入
される凸部4bをめ加工等することにより、ロータ3に
固定される。5はロータ3に固定された金属板状のコン
タクトであり、接点部を有する板ばね部5aが形成されて
いる。6はコンタクト5と共にロータ3に固定されたバ
ックアッププレートであり、通常時コンタクト5の板ば
ね部5aが移動しない様に板ばね部5aに予荷重を与えるた
めの爪部6aを有する。7はコンタクト5とバックアップ
プレート6をロータ3に固定するためのリベットであ
る。8は通常時ロータ3をシェル2の側壁に形成された
ストッパー2cに押しつけているスプリングであり、フッ
ク部8bは前記ウエイト4の段部4aに引っ掛けられ、フッ
ク部8aはシェル2の突起2bに係合、熱めされている。
9,10は電気信号を一体に形成された端子9b,10bより外部
に取り出すためのターミナルであり、車両衝突検出時、
コンタクト5の板ばね部5aが接触摺動するための金属の
プレート部9a,10aを有する。
次に、上記構成の衝突検知装置の作動について述べ
る。第3図の矢印A方向に車両等が衝突し、衝突減速度
が加わると、ウエイト4により重心を偏心させてあるロ
ータ3は矢印B方向に回転し始める。このロータ3は所
定値以上の衝突減速度が加わると、スプリング8によっ
て設定された初期荷重に抗して回転力が与えられ、設定
された回転角度以上回転すると、コンタクト5の板ばね
部5aとターミナル9,10のプレート部9a,10aとが接触し、
ターミナル9,10間が電気的導通状態となり、衝突信号を
発生する。ただし、車両の悪路走行時、あるいは急ブレ
ーキ時に生ずる所定値以下の減速度については、スプリ
ング8によりロータ3の回転が抑制されており、ロータ
3は設定回転角度以上回転しないため、ターミナル9,10
間を導通させることはない。
ここで、上記実施例においては、コンタクト5の板ば
ね部5aに摺動接触するプレート部9a,10aと、衝突信号を
外部に取り出すための端子部9b,10bとが、一体で成形さ
れているので、結合部がなくなり、信頼性を向上させる
ことができると共に、組付けを簡素化できる。
次に本発明の第2実施例について、第4図〜第6図に
より説明する。本実施例は、2対の独立した接点によ
り、2つの衝突信号を外部に取出すことが出来る様にし
たものである。
第4図は本実施例の分解斜視図、第5図は縦断面図、
第6図は第5図のC−C線断面図である。ロータ3は樹
脂等で作られ金属等で作られた回転軸3aを一体成形等に
より保持している。ロータ3の回転軸3aの両端は各々、
樹脂等で作られたベース1,シェル2の軸受部1a,2aによ
り軸支されており、ウエイト4を孔部3cにめ等で固着
すると共に、りん青銅等の弾性体で作られた2ケのコン
タクト5とバックアッププレート6をリベット7により
め等で固着している。スプリング8のフック部8a,8b
は各々、シェル2の突起2b部と、ウエイト4の段部4a部
に引掛けられておりロータ3に第6図D方向に所定の荷
重が加わる様に組付てある。ベース1はコンタクト5の
板ばね部5aが接触摺動する金属のプレート部9a,10a,11
a,12aと電気信号を外部に取出すための端子部9b,10b,11
b,12bを備えたターミナル9,10,11,12を一体形成等によ
り保持している。ベース1はシェル2の嵌合部2eに挿入
され凸部2dを熱かしめ等によりシェル2に固着されてい
る。上記構成において、衝突の衝撃力が第6図A方向に
加わり、ロータ3に固着されたウエイト4に働く衝撃力
がスプリング8の設定荷重を越えるとB方向に回転力が
与えられ、ロータ3に固着された2ケのコンタクト5も
回転する。これによりロータ3が設定角度以上回転する
と2ケのコンタクト5の板ばね部5aが各々、ターミナル
9,10のプレート部9a,10aとターミナル11,12のプレート
部11a,12aに接触してターミナル9−10間及びターミナ
ル11−12間が導通し、2つの電気信号が得られる。
次に本発明の第3実施例について、第7図〜第9図に
より説明する。本実施例は、ロータ3上のコンタクト5
を導電性のプレートとし、ベース1上のターミナルを板
ばね部9′a,10′aとしたものである。第7図はその全
部品を示す分解斜視図である。第8図は組立断面図であ
り、第9図は第8図のC−C線断面図である。円板状の
ベース1は、前記同様に合成樹脂等により造られ、端子
9b,10bがインサート成形され、バックアッププレート6
を固定するための孔部1bを有する。有底円筒状のシェル
2内部に組付けられるロータ3は、金属材料からなる回
転部材であり、回転軸の一端3aはシェル2の軸受部2a
に、他端はベース1の軸受部1aによって軸支される。ま
たロータ3は金属材料のウェイト4を固定するための孔
部3c,及びターミナル9′a,10′aと接触するためのプ
レート部5′を有する。バックアッププレート6は、リ
ベット7によりベース1に固定され、ターミナルの板ば
ね部9′a,10′aに予荷重を与えるための爪部6aを有す
る。
上記構成において、第9図の矢印A方向に衝突減速度
が加わると、ウェイト4により重心を偏心させてあるロ
ータ3は矢印B方向に回転し始める。このロータ3は所
定値以上の衝突減速度が加わるとスプリング8によって
設定された初期荷重に抗して回転力が与えられ、設定さ
れた回転角度以上回転すると、ロータ3のプレート部5
とターミナルの板ばね部9′a,10′aとが接触し、2つ
の端子9b,10b間が電気的導通常態となり衝突信号を発生
する。
なお、上記各実施例においては、組付工程で、ベース
1とシェル2の嵌合部2eに挿嵌した後に、ベース1を回
転させることにより、ロータ3の初期セット位置を定め
ることができ、ターミナル9と10間が導通状態となるま
でのロータ回転角度を、0゜〜90゜の範囲で任意に設定
できる。これにより、他の構成部品のバラツキを製品個
々に吸収でき、高精度な衝突検知性能を得ることができ
る。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明は、コンタクトとロータと
の回転角度を任意に設定することができ、これにより、
コンタクトとターミナルの接触する回転角度を任意に設
定できることで、衝突減速度の感度を種々に設定でき
る。
また、上記回転角度を個々に調整できるので、高精度
な感度設定ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す分解斜視図、第2図
は同装置の組立断面図、第3図は第2図のC−C線断面
図、第4図は本発明の第2実施例を示す分解斜視図、第
5図は同装置の組立断面図、第6図は第5図のC−C線
断面図、第7図は本発明の第3実施例を示す分解斜視
図、第8図は同装置の組立断面図、第9図は第8図のC
−C線断面図である。 1……ベース,1a……軸受部,2……シェル,2a……軸受
部,3……ロータ,4……ウエイト,5……コンタクト,5′…
…プレート,5a……板ばね部,8……スプリング,9,10……
ターミナル,9a,10a,11a,12a……プレート部,9b,10b,11
b,12b……端子部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成田 誠一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 小里 隆昭 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−22239(JP,A) 実開 昭55−57928(JP,U) 実開 昭60−71040(JP,U) 実開 昭49−121383(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸を回転自在に軸支され、重心を偏心
    させたロータと、 このロータに前記回転軸に対し軸対称に固着され、ロー
    タと一体で回転し、導電性を有する複数の接点部を備え
    たコンタクトと、 前記ロータに対し、ロータの回転を制御する方向に付勢
    されたスプリングと、 前記ロータの回転軸の一端を回転自在に軸支するととも
    に、前記ロータ、コンタクト及びスプリングを内部に収
    納するためのシェルと、 所定速度以上での衝突時に前記コンタクトの接点部が回
    転摺動状態で接触し電気的導通信号を外部に取り出すた
    めのターミナルと、 このターミナルを保持固定すると共に、前記ロータの回
    転軸の他端を軸支するためのベースとを備え、 前記ベースと前記シェルとを相対的に回動させ、 前記コンタクトと前記ロータとの回転角度を設定した後
    に、前記ベースと前記シェルとを固定することを特徴と
    する衝突検知装置。
  2. 【請求項2】前記シェルは筒状であり、この筒状シェル
    の開口側には、円盤状の前記ベースが回動自在に嵌合す
    る嵌合部を有することを特徴とする請求項1記載の衝突
    検知装置。
  3. 【請求項3】前記シェルの端部には、凸部を有し、この
    凸部を前記ベースに絞めることで、前記ベースが固定さ
    れることを特徴とする請求項2記載の衝突検知装置。
  4. 【請求項4】前記コンタクトの接点部は、弾性を有する
    接触片からなり、この接触片と前記ターミナルとの接触
    対向方向が、前記ロータの回転軸スラスト方向であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の衝突検知装置。
  5. 【請求項5】電気的に導通され、互いに対向する位置に
    設けられた2つのコンタクトと、各コンタクトの接点部
    が摺動接触し、電気的に分離され、互いに対向する位置
    に設けられた2組のターミナルとを備え、 前記2つのコンタクトがそれぞれ2組のターミナルに接
    触することで、ターミナル間の導通を検出することを特
    徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の
    衝突検知装置。
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