JP2704779B2 - 加速度検知装置 - Google Patents

加速度検知装置

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JP2704779B2
JP2704779B2 JP1325180A JP32518089A JP2704779B2 JP 2704779 B2 JP2704779 B2 JP 2704779B2 JP 1325180 A JP1325180 A JP 1325180A JP 32518089 A JP32518089 A JP 32518089A JP 2704779 B2 JP2704779 B2 JP 2704779B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H35/00Switches operated by change of a physical condition
    • H01H35/14Switches operated by change of acceleration, e.g. by shock or vibration, inertia switch
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H47/00Circuit arrangements not adapted to a particular application of the relay and designed to obtain desired operating characteristics or to provide energising current
    • H01H47/002Monitoring or fail-safe circuits

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  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
  • Air Bags (AREA)
  • Pressure Sensors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、非導電性材料から成る基盤が移動体に取付
けられ、該基盤には第1接続端子に電気的に接続されな
がら固定接点が固定的に配設され、該固定接点と協働し
て加速度検知スイッチを構成する可動接点が第2接続端
子に電気的に接続されながら前記固定接点に対向して前
記基盤に浮動支持され、前記固定接点は抵抗素子を介し
て第2接続端子に電気的に接続される加速度検知装置に
関する。
(2) 従来の技術 従来、かかる装置は、実開昭64−40141号公報により
公知である。
(3) 発明が解決しようとする課題 ところで、上記従来のものでは、平板状の固定接点に
可動接点を対向、配置して加速度検知スイッチを構成
し、該スイッチを含む通電回路の導通不良を検出すべ
く、該スイッチと並列な抵抗素子を介して固定接点およ
び可動接点間を接続するようにしている。このようにす
れば、前記スイッチの開成時に前記通電回路に通電する
ことにより抵抗素子を介して微弱な電流を流すことがで
き、該微弱電流の検出により通電回路に導通不良がある
かどうかを検出することができる。ところが、上記通電
回路において導通不良が生じ易いのは固定接点の結合部
であるのに対し、上記従来のものでは、固定接点の結合
部で通電不良が生じていても抵抗素子を介して微弱電流
を流すことができ、固定接点の結合部での通電不良を検
出することができない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、
固定接点の結合部での通電不良を検出可能とした加速度
検知装置を提供することを目的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 本発明によれば、固定接点は、基端が第1接続端子に
電気的に固定接続される接点板部、ならびに基端が抵抗
素子を介して第2接続端子に電気的に固定接続される接
点板部の遊端間が相互に連結されて成る。
(2) 作用 上記構成によれば、移動体に加速度が作用したときに
可動接点をが慣性力により作動して固定接点に当節し、
それにより加速度検知スイッチが閉成状態となる。また
該加速度検知スイッチの開成時には、第1接続端子から
固定接点の一方の接点板部、他方の接点板部および抵抗
素子を介して第2接続端子に至る直列回路が形成されて
おり、該直列回路の通電状態をモニタすることにより、
加速度検知スイッチを含む通電回路の通電不良を検知す
ることが可能であり、しかも固定接点の第1および第2
接続端子への電気的接続部での導通不良を確実に検出可
能である。また固定接点の一部が折損しても導通不良と
して検知可能である。
(3) 実施例 以下、図面により本発明装置の一実施例について説明
する。
先ず第1図において、車両Vにおけるステアリングハ
ンドルHにはエアバッグ装置1が配設されており、該エ
アバッグ装置1を起動せしめるための加速度検知装置2
が移動体としての車体3におけるダッシュボード4に取
付けられる。すなわち車両Vにおける車室5の前部に臨
んで車体3に設けられるダッシュボード4の下部には、
車両Vの前進移動方向6に沿いながら加速度検知装置2
のケーシング7が取付けられる。
第2図、第3図、第4図および第5図を併せて参照し
て、加速度検知装置2は、ケーシング7内に検知ユニッ
ト8が固定的に収納配置されて成る。この検知ユニット
8は、前進移動方向6に沿う軸線を有する有底円筒状の
キャップ9の開口端を円盤状の端板10で閉塞して成る密
閉ハウジング11を有し、該密閉ハウジング11は、キャッ
プ9の閉塞端を前進移動方向6に沿う前方に向けて配置
しながらケーシング7内に固定配置される。
密閉ハウジング11内には、非導電性材料たとえば合成
樹脂から成る基盤12が端板10の内面との間に複数たとえ
ば4本の脚部材13…を介在させて配置される。また前進
移動方向6に沿う軸線を有するピン状の第1および第2
接続端子14,15が非導電性材料から成るシール材23を介
して前記端板10を貫通しながら配置されており、第1接
続端子14に電気的に接続された固定接点16が導電性金属
から成る第1および第2接続板17,18を介して基盤12に
固定的に配設され、該固定接点16と協働して加速度検知
スイッチSを構成する可動接点19が第2接続端子15に電
気的に接続されながら前進移動方向6に沿う後方側で前
記固定接点15に対向しながら前記基盤12に浮動支持され
る。
基盤12は基本的には円盤状に形成されるものである。
この基盤12の外周部には、周方向に等間隔をあけた4個
所に脚部材13…の一端が結合されており、それらの脚部
材13…の他端が端板10にそれぞれ結合される。これによ
り基盤12は、前進移動方向6に沿う端板10の前方に間隔
をあけた位置で該端板10に固定的に支持されることにな
る。しかも基盤12には、導電性金属から成る第1および
第2接続部材21,22が該基盤12の一直径線上で外周から
一部を突出させるようにして埋設されており、これらの
接続部材21,22に第1および第2接続端子14,15が結合さ
れる。すなわちピン状である両接続端子14,15の前進移
動方向6に沿う前端が第1および第2接続部材21,22に
それぞれ結合される。
基盤12には、その一直径線に沿って平行な一対ずつ2
組の支持突部12a,12a;12b,12bが前記接続部材21,22とは
周方向にずれた位置で外周から突設されている。また基
盤12には、導電性金属から成る第1および第2支持板2
4,25が外周から一部を突出させるようにして埋設されて
おり、第1および第2支持板24,25の基盤12から突出し
た部分の両側は前記支持突部12a,12a;12b,12bで支持さ
れる。さらに各支持板24,25の基盤12から突出した部分
に第1および第2接続板17,18がそれぞれ結合される。
しかも第1支持板24と第1接続部材21とは相互に結合さ
れており、したがって第1接続端子14、第1接続部材2
1、第1支持板24および第1接続板17は電気的導通状態
にある。
第1接続板17は、第1支持板24に一端が結合されて前
進移動方向6に沿う前方に延びるとともに前端で第2接
続板18側に向けて直角に屈曲される脚部17aと、該脚部1
7aの前端における幅方向一端から第2接続板18側に延設
される連結部17bと、連結部17bの先端に設けられる結合
板部17cとを備える。しかも連結部17bは、脚部17aの幅
よりも小さい幅を有して第2接続板18側に延びるもので
あり、結合板部17cは連結部17bの先端から内方側に張り
出して形成される。さらに結合板部17cの外側縁には、
固定接点16を結合板部17cに結合すべく折り曲げ可能な
結合片17dが前進移動方向6に沿う前方に向けて突設さ
れる。
一方、第2接続板18は、第2支持板25に一端が結合さ
れて前進移動方向6に沿う前方に延びるとともに前端で
第1接続板17側に向けて直角に屈曲させる脚部18aと、
該脚部18aの前端における幅方向に沿う前記結合板部17c
とは反対側の端部から第1接続板17側に延設される結合
板部18bとを備える。而して結合板部17c,18bは、第2接
続板18寄りの部分で相互に並列して配置されることにな
る。しかも、結合板部18bの外側縁には、固定接点16を
結合板部18bに結合すべく折り曲げ可能な結合片18cが前
進移動方向6に沿う前方に向けて突設される。
ところで、固定接点16は、基端が第1および第2接続
板17,18の結合板部17c,18bにそれぞれ結合される一対の
平行な接点板部16a,16bの遊端間が連結部16cを介して相
互に連結されて略U字状に形成されるものである。すな
わち接点板部16a,16bの基端は、結合板部17c,18bに当接
された状態で結合片17d,18cを折り曲げることにより、
結合板部17c,18bにそれぞれ結合されることになる。ま
た連結部16cは、両接点部16a,16bを含む平面と直交する
平面を有して各接点板部16a,16bとL字状に連設される
ものであり、そうすることにより固定接点16における両
接点板部16a,16bの連結部分の剛性を向上することがで
きる。
ところで、第1接続板17における脚部17aの前進移動
方向6に沿う前端部および連結部17bと、第2接続板18
における脚部18aの前進移動方向6に沿う前端部とは、
固定接点16を囲む合成樹脂製連結枠27により相互に連結
される。すなわち固定接点16を結合した状態での第1お
よび第2接続板17,18において、前記脚部17aの前端部、
連結部17bおよび前記脚部18aの前端部を埋設するように
して連結枠27が成形される。
この連結枠27には、固定接点16における両接点板部16
a,16bの中間部に対応する位置で前進移動方向6に沿う
ガイド孔28が設けられており、前記接点板部16a,16bの
中間部に当接可能な可動接点19が該ガイド孔28内に配置
される。
基盤12には、導電性金属から成る第1および第2支持
脚29,30の一部が埋設される。これらの支持脚29,30は、
前記第1および第2支持板24,25とは周方向にずれた位
置で基盤12の一直径線上で該基盤12の外周から突出する
とともに前進移動方向6に沿う前方側に第1および第2
接続板17,18よりも短い距離だけ延設される。しかも基
盤12には、各支持脚29,30の前端を支持すべく基盤12の
外周から前進移動方向6に沿う前方に向けて延びる支持
枠部12c,12dが一体に設けられる。
ところで、第2支持脚30および第2支持板25の基盤12
への埋設部分の一部を端板10側に露出させる凹部31が基
盤12の端板10側の面に設けられており、この凹部31内に
配置される抵抗素子32の両端が第2支持脚30および第2
支持板25に結合される。すなわち第2接続板18は、第2
支持板25および抵抗素子32を介して第2支持脚30と電気
的導通状態にある。
両支持脚29,30の前進移動方向6に沿う前端には、可
動接点19を浮動支持するためのばね部材33が結合され
る。このばね部材33は、導電性金属から成るものであ
り、中心部で相互に連結される一対の渦巻き部33a,33b
と、それらの渦巻き部33a,33bの外端に連設される一対
の支持腕部33c,33dとから成り、支持腕部33c,33dは、渦
巻き部33a,33bの中心部を通る一直径線に沿って両渦巻
き部33a,33bの外端から延設される。而して両支持腕部3
3c,33dの外端が、前記支持脚29,30の前端にそれぞれ結
合される。
可動接点19は、前記ばね部材33を介して基盤12に浮動
支持される慣性マス34の前進移動方向6に沿う前端に設
けられる。すなわち慣性マス34は基本的に円柱状に形成
されるものであり、前進移動方向6に沿う前端から後端
側に向けて順に、軸状に形成される可動接点19と、該可
動接点19の後端から半径方向外方に張出した規制鍔部34
aと、可動接点19よりもわずかに大径にして規制鍔部34a
に連設される第1軸部34bと、第1軸部34bよりも小径に
して第1軸部34bに連なる第2軸部34cと、第2軸部34c
よりも小径にして第2軸部34cに連なる第3軸部34dとが
同軸に連設されて成るものである。而してばね部材33の
中央部に設けられた透孔35に第1軸部34bが挿通され、
規制鍔部34aおよび第1軸部34b間の段部34eと、第1軸
部34bの外周に嵌装される円筒状のカラー36の一端との
間にばね部材33の中央部が挟持される。
前記カラー36の他端と、第3軸部34dに設けられる顎
部34fとの間には、円板状に形成されるダイヤフラム3
7、可撓性合成樹脂により円形薄板状に形成されるシー
ル板38、ならびに剛性を有する材料から成る円形の支持
板39が挟持される。すなわち、第3軸部34dにダイヤフ
ラム37、シール板38および支持板39を挿通した後に、第
3軸部34dに顎部34fを形成することにより、カラー36の
他端および顎部34f間にダイヤフラム37、シール板38お
よび支持板39が挟持され、これによりカラー36が慣性マ
ス34に固定され、ばね部材33の中央部が慣性マス34に固
定されることになる。
したがって慣性マス34および可動接点19は、基盤12に
固定されている第1および第2支持脚29,30にばね部材3
3を介して浮動支持されることになるが、ばね部材33の
ばね力を調整するために、ばね部材33における両支持腕
部33c,33dの中間部には、第1および第2支持脚29,30の
基盤12内に埋設されている部分に螺合するねじ部材40が
それぞれ挿通されるとともに各ねじ部材40の頭部40aが
それぞれ当接される。而して各ねじ部材40の進退位置を
調整することにより、ばね部材33のばね力を調整可能と
なる。
ところで、導電性材料から成るばね部材33が慣性マス
34に固定されることにより、可動接点19は第1支持脚29
および第2接続部材22を介して第2接続端子15と電気的
導通状態にあり、第2支持板25および抵抗素子32を介し
て第2支持脚30と電気的導通状態にある第2接続板18も
第2接続端子15と電気的導通状態にある。而して、この
加速度検知装置2における通電回路を簡略化して示すと
第6図のようになる。すなわち第1および第2接続端子
14,15間には加速度検知スイッチSが介設され、該加速
度検知スイッチSにおける固定接点16の接点板部16aに
結合された第1接続板17が第1接続端子14に接続される
のに対し、他方の接点板部16bに結合された第2接続板1
8が抵抗素子32を介して第2接続端子15に接続される。
基盤12の端板10とは反対側の面には円形凹部41が慣性
マス34と同軸に設けられる。この円形凹部41の直径は、
前記ダイヤフラム37およびシール板38の直径よりも小さ
く、かつ支持板39の直径よりも大きく設定される。而し
てダイヤフラム37はシール板38を介して円形凹部41の開
口端縁に当接し、支持板39は円形凹部41内に収納され
る。ところで、ダイヤフラム37は円形の金属薄板に複数
の放射状に延びる切欠き37a、ならびに多数の円弧状の
切欠き37bを設けて成るものであり、このダイヤフラム3
7の円形凹部41に臨む面にシール板38が密接せしめられ
る。これにより前記切欠き37a,37bを通しての気体の流
通が阻止され、シール板38と円形凹部41の閉塞端との間
にダンパ室42が画成されることになる。
また円形凹部41の閉塞端には、慣性マス34の周囲に複
数の突起43が突設されており、これらの突起43には支持
板39が当接可能である。而して慣性マス34に加速度が作
用していない通常の状態で、ばね部材33は支持板39を突
起43に当接させる位置に慣性マス34を付勢するばね力を
発揮しており、この状態でダイヤフラム37およびシール
板38は、その中心部をダンパ室42側に撓ませた状態とな
っている。
円形凹部41の閉塞端における中心すなわちダンパ室42
の中心に開口する孔44が基盤12に穿設されており、基盤
12の端板10側の面には孔44が同軸に囲繞する円筒部45が
突設される。而して孔44の中間部内面には、慣性マス34
における第3軸部34dをガイドするための複数の案内突
部46が周方向に間隔をあけて突設され、各案内突部46間
で第3軸部34dおよび孔44内面間には通路47がそれぞれ
形成される。また円筒部45の外面には雄ねじ48が刻設さ
れ、孔44の外端に連なるテーパ面49が円筒部45の軸方向
外端に設けられる。
円筒部45には雄ねじ48に螺合する雌ねじ50を内面に有
する有底円筒状の調整部材51が進退自在に螺合される。
この調整部材51の閉塞端内面には、前記テーパ面49と対
向して相互間に環状の可変オリフィス52を形成するテー
パ面53を外周面に備える突部54が同軸に突設される。ま
た調整部材51の閉塞端には、前記突部54の周囲に等間隔
をあけた一対の円弧状導入孔55が穿設されており、それ
らの導入孔55は、前記可変オリフィス52および通路47を
経てダンパ室42に連通されることになる。さらに調整部
材51の閉塞端中央部には、前記通路47を経てダンパ室42
に通じる固定オリフィス56が同軸に穿設される。
而してかかる調整部材51の円筒部45への螺合位置を変
化することにより、テーパ面49,53間の間隔すなわち可
変オリフィス52の絞り度が調整されることになる。
ところで、車体3すなわち基盤12に所定値以上の減速
度が作用すると、慣性マス34すなわち可動接点19ははば
ね部材33のばね力に抗して前進しようとするが、その慣
性マス34の前進によりダイヤフラム37も前進移動方向6
に沿う前方すなわちダンパ室42の容積を増大する方向に
移動しようとする。しかるにダンパ室42への気体の流入
は固定オリフィス56および可変オリフィス52により制限
されており、可変オリフィス52および固定オリフィス56
を介してダンパ室42に流入する気体量を超えてダンパ室
42の容積が増大する程度に慣性マス34すなわち可動接点
19が前進しようとすると、ダンパ室42に負圧が発生する
ことにより可動接点19には前進移動方向6とは逆方向に
向けての緩衝力が作用することになる。したがって慣性
マス34すなわち可動接点19には、ばね部材33によるばね
力と前記緩衝力とが前進移動方向6と逆方向に作用する
ことになる。
また慣性マス34の軸線が基盤12における孔44の軸線お
よび連結枠27におけるガイド孔28の軸線に対して倒れた
状態にあると、第3軸部34dおよび可動接点19が複数の
案内突部46およびガイド孔28に引っ掛かったり、第3軸
部34dおよび案内突部46間ならびに可動接点19およびガ
イド孔28間の摩擦力が大きくなって慣性マス34すなわち
可動接点19の軸方向移動が円滑にならなくなるおそれが
ある。そこで、支持板39の直径は、該支持板39の外縁が
基盤12における円形凹部41の閉塞端に当接した状態で、
慣性マス34の軸線が上述のような状態が生じる程倒れる
ことのないように設定される。
次にこの実施例の作用について説明すると、車体3す
なわち基盤12に減速度が作用すると、慣性マス34すなわ
ち可動接点19は慣性力によりばね部材33のばね力とダン
パ室42の容積が増大することに伴う緩衝力とに抗して前
進移動方向6に沿う前方に移動しようとし、前記慣性力
がばね力および緩衝力に打ち勝つ程度に大きな減速度が
作用したときに可動接点19が固定接点16における両接点
板部16a,16bの中間部に当接し、加速度検知スイッチS
が導通し、エアバッグ装置1が起動されることになる。
かかる加速度検知装置2において、加速度検知スイッ
チSの開成状態で、第1接続端子14および第2接続端子
15間には、第1接続部材21、第1支持板24、第1接続板
17、固定接点16、第2接続板18、第2支持板25、抵抗素
子32、第2支持脚30、ばね部材33、第1支持脚29および
第2接続部材22が直列に接続されて成る通電回路が形成
されており、該通電回路の通電状態をたとえば定期的に
モニタすることにより、第1および第2接続端子14,15
間の導通不良を検知することができる。
しかも固定接点16は、第1接続端子14に電気的に接続
される第1接続板17に基端が結合される接点板部16aの
先端と、基端が第2接続板18に結合される接点板部16b
の先端とが相互に連結されて成る略U字状に形成されて
おり、第2接続板18が抵抗素子32を介して第2接続端子
15に電気的に接続されるので、固定接点16の第1および
第2接続板17,18への結合部に導通不良が生じたときに
上記通電回路が導通不良となり、導通不良が生じやすい
個所での導通状態を確実に検出することができる。
しかも可動接点19は固定接点16における両接点板部16
a,16bの中間部に当接するものであるので、固定接点16
が両接点板部16a,16bを連結する連結部16cの部分で折損
したとしても、可動接点19が両接点板部16a,16bの中間
部に当接することにより、加速度検知スイッチSの開成
状態を得ることができる。
また慣性マス34すなわち可動接点19に緩衝力を作用さ
せるためのダンパ室42への気体流入量を制限する可変オ
リフィス52および固定オリフィス56は、慣性マス34の軸
線に対して対称形状でダンパ室42に開口する通路47を介
してダンパ室42に連通するので、ダンパ室42への気体流
入を慣性マス34の軸線に対して対称にし、ダンパ室42内
での気体圧分布をその全面にわたってほぼ均等すること
ができ、それにより慣性マス34すなわち可動接点19の安
定した動作を実現することができる。
しかも慣性マス34および可動接点19に作用する緩衝力
を制御するための可変オリフィス52の絞り度は、基盤12
に同軸に設けた円筒部45への調整部材51の螺合位置を変
化することで調整可能であり、基盤12の側部に調整部材
を設ける場合等に比べると、基盤12に複雑な通路を形成
することを不要とした簡単な構造で緩衝力の調整が可能
となる。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、固定接点は、基端が第
1接続端子に電気的に固定接続される接点板部、ならび
に基端が抵抗素子を介して第2接続端子に電気的に固定
接続される接点板部の遊端間が相互に連結されて成るの
で、加速度検知スイッチを含む通電回路の通電不良を検
知することが可能であり、しかも固定接点の第1および
第2接続端子への電気的固定接続部での導通不良を確実
に検出可能であるとともに、固定接点における両接点板
部の連結部が折損しても導通不良として検知することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第1図は加
速度検知装置を車両に搭載した状態を示す一部切欠き側
面図、第2図は加速度検知装置の要部を示す縦断側面
図、第3図は第2図の密閉ハウジングを省略した状態で
の斜視図、第4図は第3図で示した部分の分解斜視図、
第5図は電気的な接続状態を示すに必要な部分だけの分
解斜視図、第6図は第5図示の状態を簡略化して示す回
路図、第7図は第2図のVII−VII線矢視図である。 2……加速度検知装置、3……移動体としての車体、12
……基盤、14……第1接続端子、15……第2接続端子、
16……固定接点、16a,16b……接点板部、19……可動接
点、32……抵抗素子、 S……加速度検知スイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−32778(JP,A) 特開 昭59−191218(JP,A) 特開 昭52−50579(JP,A) 特開 平1−163673(JP,A) 特開 平2−227926(JP,A) 実開 昭64−40141(JP,U) 実開 昭51−18177(JP,U) 実開 昭51−19781(JP,U) 実開 昭51−30577(JP,U) 実開 平3−33931(JP,U) 実開 平3−33932(JP,U) 実開 昭64−40142(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非導電性材料から成る基盤(12)が移動体
    (3)に取付けられ、該基盤(12)には第1接続端子
    (14)に電気的に接続されながら固定接点(16)が固定
    的に配設され、該固定接点(16)と協働して加速度検知
    スイッチ(S)を構成する可動接点(19)が第2接続端
    子(15)に電気的に接続されながら前記固定接点(16)
    に対向して前記基盤(12)に浮動支持され、前記固定接
    点(16)は抵抗素子(32)を介して第2接続端子(15)
    に電気的に接続される加速度検知装置において、固定接
    点(16)は、基端が第1接続端子(14)に電気的に固定
    接続される接点板部(16a)、ならびに基端が抵抗素子
    (32)を介して第2接続端子(15)に電気的に固定接続
    される接点板部(16b)の遊端間が相互に連結されて成
    ることを特徴とする加速度検知装置。
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