JP2812141B2 - 衝突検知装置 - Google Patents

衝突検知装置

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JP2812141B2
JP2812141B2 JP5127552A JP12755293A JP2812141B2 JP 2812141 B2 JP2812141 B2 JP 2812141B2 JP 5127552 A JP5127552 A JP 5127552A JP 12755293 A JP12755293 A JP 12755293A JP 2812141 B2 JP2812141 B2 JP 2812141B2
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誠一 成田
隆昭 小里
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の衝突を検知し、
衝突時、エアバッグ展開用のインフレータ内の点火器を
作動させる衝突検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の衝突検知装置は、従来、車両衝
突時の減速度を検知する偏心ロータ式或は半導体式の衝
突判定用センサをエンジンルーム等に設置し、さらに別
の構造のセーフィングセンサを別の位置に設け、それら
の判定用センサとセーフィングセンサが共にオン状態と
なったとき、インフレータの点火器に電源回路から電流
を供給し、点火器を動作させる構造である。
【0003】また、その電源回路にはバックアップコン
デンサが接続され、衝突時に電源回路の断線が発生した
ような場合、そのバックアップコンデンサから放電され
る電流を点火器に供給する。さらに、センサ回路や電源
回路の故障・断線を検出する故障診断回路が設けられ、
センサや電源回路に故障・断線が発生した場合、警報ラ
ンプを点灯させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の上記衝
突検知装置は、2種類のセンサを設けると共に、バック
アップ電源、故障診断回路を設けて、装置の信頼性を高
めるように構成されているが、2種類のセンサ、バック
アップ電源、故障診断回路を各々別個に設置するため、
部品点数が多く、組み付けや配線作業に多くの工数が必
要となる問題があった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、装置の機能や信頼性を損なうことなく、小形化が可
能で、組み付けや配線作業も簡単化できる衝突検知装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の衝突検知装置は、インフレータ
内のガス発生剤に点火する点火器に接続され電流を供給
する電源回路と、衝突時の減速度に応じて変位する慣性
体を有し、慣性体と固定側間に慣性体の変位量を検出す
第一接点と第二接点が設けられた衝突検知センサと、
を備え、衝突検知センサの第一接点と第二接点はそれら
の検出変位量が異なるように設定されて構成される。
【0007】 さらに、本発明の請求項2の衝突検知装
置は、請求項1の衝突検知装置において、衝突検知セン
サの第一接点と第二接点が電源回路における点火器の両
極側に分けて直列に接続されていることを特徴とする。
また、請求項3の衝突検知装置は、インフレータ内のガ
ス発生剤に点火する点火器に接続され電流を供給する電
源回路と、衝突時の減速度に応じて変位する慣性体を有
し、該慣性体と固定側間に該慣性体の変位量を検出する
第一接点と第二接点が設けられた衝突検知センサと、を
備え、別の衝突検知センサが判定用センサとして該第一
接点又は第二接点と並列に接続されたことを特徴とす
る。
【0008】
【作用・効果】車両の衝突時、その衝撃により減速度が
加わると、衝突検知センサ内の慣性体が変位し、その衝
撃が運転者や搭乗者に障害を与え得る大きさである場
合、慣性体の変位が大きくなり、第一接点と第二接点が
共にオンする。第一接点と第二接点が共にオンすると、
電源回路からインフレータ内の点火器に電流が流れ、点
火器が発熱してガス発生剤に着火し、その燃焼により多
量の窒素ガスが発生してエアバッグ内に吹き込まれ、エ
アバッグが展開し、運転者等を拘束する。
【0009】 このように構成された衝突検知装置で
は、衝突検知センサ内に設けられた第一接点と第二接点
各々の検出変位量が異なるように設定されている
め、1個の衝突検知センサのみであっても、誤動作なし
に高い信頼性をもってエアバッグを作動させることがで
きる。
【0010】 また、衝突検知センサは1個だけでよい
ため、従来の装置に比べ、信頼性を確保しながら、部品
点数を少なくし、組付け作業や配線作業を非常に簡単化
することできる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1、図2は衝突検知装置1の断面図を示
し、図3はその接続回路図を示している。衝突検知装置
1は、ケース状のハウジング2内に、衝突検知センサ
3、故障診断回路4、バックアップコンデンサ5、を内
蔵して構成され、ハウジング2の外側にコネクタ6が設
けられ、そのコネクタ6を通して外部の電源(バッテリ
ー)Bと点火器S1、S2に接続される。
【0013】衝突検知センサ3は、図4に示すように、
有底円筒状のシェル11内に偏心ロータ12が、その回
転軸12aを中心に一定の角度範囲で回転可能に軸支さ
れ、偏心ロータ12上には偏心位置にウエイト13が固
定され、シェル11の上部を閉鎖するベース14と偏心
ロータ12間に、第一接点15と第二接点16が設けら
れて構成される。
【0014】即ち、シェル11内に軸支される偏心ロー
タ12は、シェル11との間に掛け止められたコイルば
ね17の初期セット荷重により一方向に付勢され、シュ
ル11内に設けたストッパ11aに当り静止する。偏心
ロータ12上には、可動接点15aと可動接点16aが
リベット18とバックアッププレート19により取付け
られる。可動接点15aと16aは、各々二又状に形成
されて2つの接点部を有し、ベース裏面における偏心ロ
ータ回転時の各接点部に対向した位置に、固定接点15
b、15cと固定接点16b、16cが所定の角度範囲
で円弧状に形成される(図4)。そして、上記第一接点
15は、可動接点15a,固定接点15b,15cから
構成され、上記第二接点16は、可動接点16a,固定
接点16b,16cから構成される。
【0015】したがって、衝突による減速度が加わり、
偏心ロータ12がコイルばね17の初期セット荷重に抗
して回転し、設定された回転角度以上に偏心ロータ12
が回転した場合、可動接点15aがベース14側の固定
接点15b、15cに接触して、第一接点が15オン
し、可動接点16aが固定接点16b、16cに接触し
て、第二接点が16オンする。
【0016】一方、ベース14の上面には各固定接点1
5b、15c、16b、16cに導通した各端子部8
a,8b,8c,8dが突設され、図3の回路図に示す
ように、端子部8a,8dがコネクタ6を介して電源B
に接続される電源回路7の両極側に接続され、さらに、
端子部8b,8cがコネクタ6を介して点火器S1、S
2の両端子に接続される。
【0017】故障診断回路4は、断線・故障検出回路か
ら構成され、電源回路7の断線、衝突検知センサ3の断
線・故障を検出し、警告ランプ9を点灯する。バックア
ップコンデンサ5は電源回路7に接続され、衝突検出時
に、電源Bの故障や電源回路7の断線した際、放電動作
し、電流を点火器S1、S2に供給する。
【0018】このように構成された衝突検知装置1は、
車両のエンジンルーム内等に設置され、コネクタ6を介
して電源B及びインフレータ内の点火器S1、S2に接
続される。
【0019】車両の衝突時、その衝撃により減速度が加
わると、衝突検知センサ3内の偏心ロータ12が回転
し、その衝撃が運転者や搭乗者に障害を与え得る大きさ
である場合、偏心ロータ12の回転角度が大きくなり、
第一接点15と第二接点16が共にオンする。第一接点
15と第二接点16が共にオンすると、電源回路7から
インフレータ内の点火器S1、S2に電流が流れ、点火
器S1、S2が発熱してガス発生剤に着火し、その燃焼
により多量の窒素ガスが発生してエアバッグ内に吹き込
まれ、エアバッグが展開し、運転者等を拘束する。
【0020】このような衝突検知装置1では、衝突検知
センサ3内に設けられた第一接点15と第二接点16が
点火器の電源回路7における点火器の両極側に分けて直
列接続されているため、1個の衝突検知センサ3のみで
あっても、誤動作なしに高い信頼性をもってエアバッグ
を作動させることができる。
【0021】また、衝突検知センサ3、バックアップコ
ンデンサ5、故障診断検出回路4が1つのハウジング2
内に内蔵されるため、従来の装置に比べ、信頼性を確保
しながら、部品点数を少なくし、組付け作業や配線作業
を非常に簡単化することできる。
【0022】図5は他の実施例を示し、この衝突検知セ
ンサ23の第一接点25と第二接点26は、図6に示す
ように、それらの固定接点25b,25cと固定接点2
6b,26cのオン開始角度が相違して設定され、減速
度が小さく偏心ロータの回転角度が小さい状態で第一接
点25がオンし、減速度がエアバッグを作動させる程度
の大きくなったとき、第一接点25と第二接点26が共
にオンするように構成される。
【0023】このような構成の衝突検知装置では、第一
接点25がセーフィングセンサとして、第二接点26が
判定用センサとして使用され、さらに、第二接点26と
並列に、別の衝突検知センサ30(例えば偏心ロータ式
のセンサ)が判定用センサとして接続される。
【0024】このように、第一接点25と第二接点26
のオン開始角度を相違して設定し、両接点をセーフィン
グセンサと判定用センサとして使用し、且つ別の衝突検
知センサ30を判定用センサとして並列接続すれば、衝
突判定性能をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す衝突検知装置の正面側
からの断面図である。
【図2】同装置の側面側からの断面図である。
【図3】衝突検知装置の接続回路図である。
【図4】衝突検知センサの分解斜視図である。
【図5】他の実施例を示す衝突検知装置の接続回路図で
ある。
【図6】他の実施例の固定接点と可動接点の状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
1−衝突検知装置、2−ハンジング、3−衝突検知セン
サ、4−故障診断回路、5−バックアップコンデンサ、
7−電源回路、15−第一接点、16−第二接点、S
1、S2−点火器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小里 隆昭 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 柵木 充彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−136351(JP,A) 特開 平2−168525(JP,A) 特開 平4−329234(JP,A) 特開 平5−72229(JP,A) 特開 平2−306850(JP,A) 特開 平4−328219(JP,A) 特開 平2−28982(JP,A) 特開 平6−293247(JP,A) 特開 平5−213152(JP,A) 特開 平4−221767(JP,A) 実開 平4−127057(JP,U) 実開 昭60−71040(JP,U) 実開 平3−83377(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01P 15/00 B60R 21/00 610 H01H 35/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インフレータ内のガス発生剤に点火する
    点火器に接続され電流を供給する電源回路と、 衝突時の減速度に応じて変位する慣性体を有し、該慣性
    と固定側間に該慣性体の変位量を検出する第一接点と
    第二接点が設けられた衝突検知センサと、 を備え、 該衝突検知センサの第一接点と第二接点はそれらの検出
    変位量が異なるように設定されていることを特徴とする
    衝突検知装置。
  2. 【請求項2】 該衝突検知センサの第一接点と第二接点
    が該電源回路における該点火器の両極側に分けて直列に
    接続されていることを特徴とする請求項1記載の衝突検
    知装置。
  3. 【請求項3】 インフレータ内のガス発生剤に点火する
    点火器に接続され電流を供給する電源回路と、 衝突時の減速度に応じて変位する慣性体を有し、該慣性
    体と固定側間に該慣性体の変位量を検出する第一接点と
    第二接点が設けられた衝突検知センサと、 を備え、 別の衝突検知センサが判定用センサとして該第一接点又
    は第二接点と並列に接続されたことを特徴とする 衝突検
    知装置。
  4. 【請求項4】 インフレータ内のガスインフレータ内の
    ガス発生剤に点火する点火器に接続され電流を供給する
    電源回路と、 衝突時の減速度に応じて回転する偏心ロータを有し、
    心ロータと固定側間に偏心ロータの回転角度に応じて
    ンオフする第一接点と第二接点が設けられた衝突検知セ
    ンサと、 を備え、 該衝突検知センサの第一接点と第二接点が電源回路にお
    ける点火器の両極側に分けて直列に接続され、該第一接
    点と第二接点がオンする各々の回転位置が相違して設定
    されていることを特徴とする衝突検知装置。
JP5127552A 1993-05-28 1993-05-28 衝突検知装置 Expired - Lifetime JP2812141B2 (ja)

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JPH06337272A JPH06337272A (ja) 1994-12-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2782361B2 (ja) * 1988-09-15 1998-07-30 株式会社デンソー 衝突検知装置
JPH02136351A (ja) * 1988-11-16 1990-05-24 Mitsubishi Electric Corp エアバック装置
JPH04329234A (ja) * 1991-05-01 1992-11-18 Nippondenso Co Ltd 車両等の衝突検出装置
JP2546870Y2 (ja) * 1991-05-14 1997-09-03 本田技研工業株式会社 エアバッグシステムにおける回路故障検出装置

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JPH06337272A (ja) 1994-12-06

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