JPH1186699A - 傾斜検出装置 - Google Patents
傾斜検出装置Info
- Publication number
- JPH1186699A JPH1186699A JP9254368A JP25436897A JPH1186699A JP H1186699 A JPH1186699 A JP H1186699A JP 9254368 A JP9254368 A JP 9254368A JP 25436897 A JP25436897 A JP 25436897A JP H1186699 A JPH1186699 A JP H1186699A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- rotation
- contacts
- movable
- rotors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H35/00—Switches operated by change of a physical condition
- H01H35/02—Switches operated by change of position, inclination or orientation of the switch itself in relation to gravitational field
- H01H35/027—Switches operated by change of position, inclination or orientation of the switch itself in relation to gravitational field the inertia mass activating the switch mechanically, e.g. through a lever
Landscapes
- Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】車両の横転方向の検出を可能とすること。
【解決手段】通常の走行状態では,ロータ5,6に対して可
動接点71,81によりA及びBの向きに付与されたトルクが
つりあい,慣性部21及び磁石9,10がダンパとして機能す
るので,走行中に生ずる振動や衝撃によるマス2の回動が
防止され, 誤検出を防止できる。横転検出装置100が(b)
図において例えば左側に傾斜すると,マス2の重量重心に
対してトルクが作用し,マス2,ロータ5,6はAの向きに回
動し,接点71は固定接点72側に変位し, 所定量のロータ5
の回動により接点部71b,72b間がオン状態になる。一方,
ロータ6のAの向きへの回動により接点81は固定接点82
側に変位せず, 接点81,82間のギャップが保持されるの
で接点81,82間がオン状態になることはない。同様に,右
側に傾斜すれば接点71,72間がオン状態になることはな
く,接点81,82間のみがオン状態になる。よって, 車両の
横転方向を検出できる。
動接点71,81によりA及びBの向きに付与されたトルクが
つりあい,慣性部21及び磁石9,10がダンパとして機能す
るので,走行中に生ずる振動や衝撃によるマス2の回動が
防止され, 誤検出を防止できる。横転検出装置100が(b)
図において例えば左側に傾斜すると,マス2の重量重心に
対してトルクが作用し,マス2,ロータ5,6はAの向きに回
動し,接点71は固定接点72側に変位し, 所定量のロータ5
の回動により接点部71b,72b間がオン状態になる。一方,
ロータ6のAの向きへの回動により接点81は固定接点82
側に変位せず, 接点81,82間のギャップが保持されるの
で接点81,82間がオン状態になることはない。同様に,右
側に傾斜すれば接点71,72間がオン状態になることはな
く,接点81,82間のみがオン状態になる。よって, 車両の
横転方向を検出できる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、傾斜が所定値以上
になったことを検出する傾斜検出装置に関する。特に、
鉛直に対する傾斜の向きも検出可能な装置に関する。本
装置は、車両の傾斜角を検出して横転過渡状態を検出す
る横転検出装置に応用できる。本検出装置は、例えば、
車両の横転時に乗員を保護する安全装置の起動タイミン
グの決定などに用いられる。
になったことを検出する傾斜検出装置に関する。特に、
鉛直に対する傾斜の向きも検出可能な装置に関する。本
装置は、車両の傾斜角を検出して横転過渡状態を検出す
る横転検出装置に応用できる。本検出装置は、例えば、
車両の横転時に乗員を保護する安全装置の起動タイミン
グの決定などに用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来、傾斜検出装置としては、例えば、
図6に示される構造のものが知られている。傾斜検出装
置200は、筒状のマス203と、マス203の内周面
に固設された筒状の磁石202とを有している。磁石2
02及びマス203は、下側よりスプリング204によ
り弾性付勢され、その初期位置が決定されている。磁石
202の孔部202a内には、軸状のリードスイッチ2
01が挿通されている。この傾斜検出装置200は軸方
向を略鉛直方向にして車両に固設されることで車両の傾
斜検出装置として用いることができる。車両が傾斜する
と、スプリング204による付勢力が、磁石202及び
マス203にかかる重力のスプリング204方向への分
力より大きくなり、磁石202及びマス203がリード
スイッチ201側に変位する。そして、車両の傾斜角が
所定の角度に達すると、磁石202及びマス203が所
定位置まで変位し、リードスイッチ201の接点がオン
状態になり、車両の横転に至る傾斜状態を検出すること
ができる。
図6に示される構造のものが知られている。傾斜検出装
置200は、筒状のマス203と、マス203の内周面
に固設された筒状の磁石202とを有している。磁石2
02及びマス203は、下側よりスプリング204によ
り弾性付勢され、その初期位置が決定されている。磁石
202の孔部202a内には、軸状のリードスイッチ2
01が挿通されている。この傾斜検出装置200は軸方
向を略鉛直方向にして車両に固設されることで車両の傾
斜検出装置として用いることができる。車両が傾斜する
と、スプリング204による付勢力が、磁石202及び
マス203にかかる重力のスプリング204方向への分
力より大きくなり、磁石202及びマス203がリード
スイッチ201側に変位する。そして、車両の傾斜角が
所定の角度に達すると、磁石202及びマス203が所
定位置まで変位し、リードスイッチ201の接点がオン
状態になり、車両の横転に至る傾斜状態を検出すること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、傾斜の向き、車両の横転過渡状態の検出に
応用した場合には、車両が右側に横転するのか左側に横
転するのかその横転方向を識別できないという問題があ
る。又、車両の走行中に生ずる振動や衝撃などによって
磁石202及びマス203が変位し、安定した検出信号
が得られないという問題もある。
来技術では、傾斜の向き、車両の横転過渡状態の検出に
応用した場合には、車両が右側に横転するのか左側に横
転するのかその横転方向を識別できないという問題があ
る。又、車両の走行中に生ずる振動や衝撃などによって
磁石202及びマス203が変位し、安定した検出信号
が得られないという問題もある。
【0004】従って、本発明の目的は、上記課題に鑑
み、傾斜の向きを検出可能とし、安定した検出信号が得
られる傾斜検出装置を実現することである。
み、傾斜の向きを検出可能とし、安定した検出信号が得
られる傾斜検出装置を実現することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の手段によれば、重量体は、重量
重心に対して偏心した位置の軸の回りに回動自在に支持
されている。それぞれカムの形成された1対のロータ
は、重量体の軸方向の両側に回動の向きに関し対称に設
けられ、重量体と回動中心を同じくし、重量体と一体的
に回動する。可動接点は1対の板バネから成り、各カム
のカム面に対して軸に関し互いに異なる側より弾性付勢
する。1対の固定接点は、各可動接点に対して所定の接
点ギャップを有して設けられる。これにより、各ロータ
のカム面に対して軸に関し互いに異なる側より1対の可
動接点が弾性付勢し、各可動接点に対して固定接点が所
定の接点ギャップを有して設けられるので、軸に関して
左右いずれかの側に傾斜すると、重量体と各ロータとが
一体的に回動する。そして、傾斜角が所定角に達する
と、一方の可動接点と固定接点のみが接触し、他方の可
動接点と固定接点は接触することはない。これにより、
傾斜方向を検出することができる。
めに、請求項1に記載の手段によれば、重量体は、重量
重心に対して偏心した位置の軸の回りに回動自在に支持
されている。それぞれカムの形成された1対のロータ
は、重量体の軸方向の両側に回動の向きに関し対称に設
けられ、重量体と回動中心を同じくし、重量体と一体的
に回動する。可動接点は1対の板バネから成り、各カム
のカム面に対して軸に関し互いに異なる側より弾性付勢
する。1対の固定接点は、各可動接点に対して所定の接
点ギャップを有して設けられる。これにより、各ロータ
のカム面に対して軸に関し互いに異なる側より1対の可
動接点が弾性付勢し、各可動接点に対して固定接点が所
定の接点ギャップを有して設けられるので、軸に関して
左右いずれかの側に傾斜すると、重量体と各ロータとが
一体的に回動する。そして、傾斜角が所定角に達する
と、一方の可動接点と固定接点のみが接触し、他方の可
動接点と固定接点は接触することはない。これにより、
傾斜方向を検出することができる。
【0006】請求項2に記載の手段によれば、各ロータ
の回動のそれぞれの正の向きを対称にとるとき、各ロー
タは正の向きの回動に対して可動接点よりその回動の向
きにトルクを受け、各ロータは負の向きの回動に対して
可動接点よりトルクを受けないような形状に各カム面が
形成される。これにより、各ロータの回動時においてそ
の向きに可動接点よりトルクを受けることができ、回動
が抑制されないので、良好な応答性が得られる。
の回動のそれぞれの正の向きを対称にとるとき、各ロー
タは正の向きの回動に対して可動接点よりその回動の向
きにトルクを受け、各ロータは負の向きの回動に対して
可動接点よりトルクを受けないような形状に各カム面が
形成される。これにより、各ロータの回動時においてそ
の向きに可動接点よりトルクを受けることができ、回動
が抑制されないので、良好な応答性が得られる。
【0007】請求項3に記載の手段によれば、各固定接
点は、各可動接点から付勢力を受ける側に設けられる。
そして、各ロータは、それぞれ負の向きの回動に対し、
中立時に可動接点と接触する位置から回動の向きに沿っ
てその位置における径と略同径になるように形成された
第1カムと、それぞれ正の向きの回動に対し、中立時に
可動接点と接触する位置から回動の向きに沿って、その
位置における径より連続的に径が小さくなるように形成
された第2カムとから構成される。これにより、請求項
2に記載の手段を具体的に実現できる。
点は、各可動接点から付勢力を受ける側に設けられる。
そして、各ロータは、それぞれ負の向きの回動に対し、
中立時に可動接点と接触する位置から回動の向きに沿っ
てその位置における径と略同径になるように形成された
第1カムと、それぞれ正の向きの回動に対し、中立時に
可動接点と接触する位置から回動の向きに沿って、その
位置における径より連続的に径が小さくなるように形成
された第2カムとから構成される。これにより、請求項
2に記載の手段を具体的に実現できる。
【0008】請求項4に記載の手段によれば、各固定接
点は、各可動接点から付勢力を受けない側に設けられ、
各ロータの回動により、各可動接点の一方のみが固定接
点と接触する。これにより、傾斜時において一方の側の
可動接点と固定接点との接触を確実に得ることができ
る。
点は、各可動接点から付勢力を受けない側に設けられ、
各ロータの回動により、各可動接点の一方のみが固定接
点と接触する。これにより、傾斜時において一方の側の
可動接点と固定接点との接触を確実に得ることができ
る。
【0009】請求項5に記載の手段によれば、各ロータ
は、各可動接点が各固定接点に接触した後の回動におい
て、各可動接点に接触しないように形成された第3カム
を有する。これにより、接点がオン状態になった後で
は、ロータの回動量に係わりなく固定接点に対して可動
接点による付勢力のみが作用するので、可動接点と固定
接点との接触状態を安定化できる。
は、各可動接点が各固定接点に接触した後の回動におい
て、各可動接点に接触しないように形成された第3カム
を有する。これにより、接点がオン状態になった後で
は、ロータの回動量に係わりなく固定接点に対して可動
接点による付勢力のみが作用するので、可動接点と固定
接点との接触状態を安定化できる。
【0010】請求項6に記載の手段によれば、重量体に
対して磁力を作用させる磁気部材及び/又は重量体と回
動中心を同じくし、その回動中心と重量重心とが略一致
し、重量体と一体的に回動する、偏心マスモーメントの
小さい慣性部材を備える。これにより、磁気部材、慣性
部材が重量体に対してダンパとして機能し、車両走行中
に生ずる振動や衝撃によって重量体が変位することがな
く、重量体の回動速度が大きい場合にはチャタリングを
防止し、安定した検出信号が得られる。
対して磁力を作用させる磁気部材及び/又は重量体と回
動中心を同じくし、その回動中心と重量重心とが略一致
し、重量体と一体的に回動する、偏心マスモーメントの
小さい慣性部材を備える。これにより、磁気部材、慣性
部材が重量体に対してダンパとして機能し、車両走行中
に生ずる振動や衝撃によって重量体が変位することがな
く、重量体の回動速度が大きい場合にはチャタリングを
防止し、安定した検出信号が得られる。
【0011】請求項7に記載の手段によれば、磁気部材
及び慣性部材が、重量体の軸方向の両側に設けられるこ
とにより、傾斜検出装置をコンパクトを形状にできる。
及び慣性部材が、重量体の軸方向の両側に設けられるこ
とにより、傾斜検出装置をコンパクトを形状にできる。
【0012】請求項8に記載の手段によれば、各可動接
点と各固定接点の組のうち、いずれか一方には、いずれ
か他方側に突出した接点部が設けられる。これにより、
可動接点と固定接点との間の良好な接触が得られる。
又、接点部の高さを変化させることで、接点ギャップを
任意に設定できる。接点ギャップを任意に設定できるこ
とにより、接点オン時のカムの回動量、即ち、接点オン
時の車両の傾斜角を任意に設定できる。
点と各固定接点の組のうち、いずれか一方には、いずれ
か他方側に突出した接点部が設けられる。これにより、
可動接点と固定接点との間の良好な接触が得られる。
又、接点部の高さを変化させることで、接点ギャップを
任意に設定できる。接点ギャップを任意に設定できるこ
とにより、接点オン時のカムの回動量、即ち、接点オン
時の車両の傾斜角を任意に設定できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例に
基づいて説明する。 (第1実施例)図1は、本発明の第1実施例に係わる傾
斜検出装置100の構成を示した断面図である。図1
(a)が正面断面を示し、図1(b)がその右側面断面
を示している。この傾斜検出装置100の車両の横転検
出に用いる場合には、軸1の方向を車両の長手方向に沿
った方向に合わせて車両に搭載される。傾斜検出装置1
00は、樹脂製のハウジング3のカバー4への圧入固定
によりケーシングが構成されている。傾斜検出装置10
0内の気密性を保持するためにハウジング3の下面には
接着剤15が塗布されている。ハウジング3は、基部3
1と、向かい合った一対の柱状部32とを有し、各柱状
部32の先端部に溝部(図略)がそれぞれ形成されてい
る。そして、各溝部により軸1の両端が固定されてい
る。軸1は、マス(重量体)2及びロータ5、6を回動
可能に回動可能に軸支している。カバー4には、内側に
突出したストッパ41、42がマス2の回動経路上に設
けられ、回動時にストッパ41、42と当接することで
所定量以上のマス2の回動が規制される。ハウジング3
の基部31には、板状の可動接点71、81及び固定接
点72、82が立設されている。可動接点71と固定接
点72とで一方の接点の組を成し、可動接点81と固定
接点82とで他方の接点の組を成している。
基づいて説明する。 (第1実施例)図1は、本発明の第1実施例に係わる傾
斜検出装置100の構成を示した断面図である。図1
(a)が正面断面を示し、図1(b)がその右側面断面
を示している。この傾斜検出装置100の車両の横転検
出に用いる場合には、軸1の方向を車両の長手方向に沿
った方向に合わせて車両に搭載される。傾斜検出装置1
00は、樹脂製のハウジング3のカバー4への圧入固定
によりケーシングが構成されている。傾斜検出装置10
0内の気密性を保持するためにハウジング3の下面には
接着剤15が塗布されている。ハウジング3は、基部3
1と、向かい合った一対の柱状部32とを有し、各柱状
部32の先端部に溝部(図略)がそれぞれ形成されてい
る。そして、各溝部により軸1の両端が固定されてい
る。軸1は、マス(重量体)2及びロータ5、6を回動
可能に回動可能に軸支している。カバー4には、内側に
突出したストッパ41、42がマス2の回動経路上に設
けられ、回動時にストッパ41、42と当接することで
所定量以上のマス2の回動が規制される。ハウジング3
の基部31には、板状の可動接点71、81及び固定接
点72、82が立設されている。可動接点71と固定接
点72とで一方の接点の組を成し、可動接点81と固定
接点82とで他方の接点の組を成している。
【0014】図2は、マス2及びロータ5、6の詳細な
構造を示した斜視図である。マス2は、金属板の機械加
工により成形され、回動中心と重量重心とが偏心した偏
心部22と、偏心部22の両側に一体的に設けられ、回
動中心と重量重心とが略一致した慣性部21とから構成
されている。図1、図2に示すように、マス2の軸方向
の両側には、ロータ5、6がマス2と軸1を共有するよ
うに樹脂モールドにより形成されている。これによって
ロータ5、6はマス2と同期して軸1の回りに回動され
る。ロータ5、6は、軸1の回動の向きに対して左右対
称に設けられ、それぞれ接触点51、61にて可動接点
71、81により弾性付勢される。この可動接点71、
81より接触点51、61に対して略等しい付勢力が対
向して付与されるので、接触点51、61は可動接点7
1、81と接触する中立位置でもある。ロータ5、6
は、接触点51、61より下側に所定角度αの範囲に
は、接触点51、61における径と同じ径の曲面から成
る第1カム52、62が形成されている。又、ロータ
5、6の接触点51、61より上側に所定角度βの範囲
には、接触点51、61における径より連続的に径が小
さくなるように第2カム53、63が形成されている。
よって、ロータ5、6の回動の向きによって可動接点7
1、81によるロータ5、6へのトルクの作用方向が異
なる。
構造を示した斜視図である。マス2は、金属板の機械加
工により成形され、回動中心と重量重心とが偏心した偏
心部22と、偏心部22の両側に一体的に設けられ、回
動中心と重量重心とが略一致した慣性部21とから構成
されている。図1、図2に示すように、マス2の軸方向
の両側には、ロータ5、6がマス2と軸1を共有するよ
うに樹脂モールドにより形成されている。これによって
ロータ5、6はマス2と同期して軸1の回りに回動され
る。ロータ5、6は、軸1の回動の向きに対して左右対
称に設けられ、それぞれ接触点51、61にて可動接点
71、81により弾性付勢される。この可動接点71、
81より接触点51、61に対して略等しい付勢力が対
向して付与されるので、接触点51、61は可動接点7
1、81と接触する中立位置でもある。ロータ5、6
は、接触点51、61より下側に所定角度αの範囲に
は、接触点51、61における径と同じ径の曲面から成
る第1カム52、62が形成されている。又、ロータ
5、6の接触点51、61より上側に所定角度βの範囲
には、接触点51、61における径より連続的に径が小
さくなるように第2カム53、63が形成されている。
よって、ロータ5、6の回動の向きによって可動接点7
1、81によるロータ5、6へのトルクの作用方向が異
なる。
【0015】即ち、車両の傾斜によりAの向きにロータ
5、6が回動すると、可動接点81は第1カム62に対
して付勢するので、可動接点81による付勢力は軸中心
Cを通るので、可動接点81はロータ6に対してトルク
を作用させない。又、第1カム62は軸中心Cに対して
同径の曲面であるので、ロータ6の回動によって可動接
点81は変位することがない。一方、可動接点71は第
2カム53に対して付勢するので、可動接点71による
付勢力は軸中心Cを通らず、ロータ5に対してトルクを
作用させる。又、第2カム53は徐々に径が小さくなる
ので、ロータ5の回動と共に可動接点71は固定接点7
2側に変位し、ロータ6の所定の回動量で接点オンにな
り、この接点状態の変化によって車両の横転に至る傾斜
角を検出できる。
5、6が回動すると、可動接点81は第1カム62に対
して付勢するので、可動接点81による付勢力は軸中心
Cを通るので、可動接点81はロータ6に対してトルク
を作用させない。又、第1カム62は軸中心Cに対して
同径の曲面であるので、ロータ6の回動によって可動接
点81は変位することがない。一方、可動接点71は第
2カム53に対して付勢するので、可動接点71による
付勢力は軸中心Cを通らず、ロータ5に対してトルクを
作用させる。又、第2カム53は徐々に径が小さくなる
ので、ロータ5の回動と共に可動接点71は固定接点7
2側に変位し、ロータ6の所定の回動量で接点オンにな
り、この接点状態の変化によって車両の横転に至る傾斜
角を検出できる。
【0016】又、ロータ5、6の第2カム53、63よ
り上側の領域には、第3カム54、64が形成されてい
る。この第3カム54、64は、可動接点71、81と
固定接点72、82とが接触した後の回動において、ロ
ータ5、6が可動接点71、81に接触しない形状に形
成されている。よって、可動接点71、81が固定接点
72、82に接触した後には、ロータ5、6がその回動
の向きに回動することによって、可動接点71、81の
固定接点72、82への付勢力に影響を与えることはな
い。即ち、固定接点72、82に対しては可動接点7
1、81による付勢力のみが作用するので、安定した付
勢力を得ることができる。
り上側の領域には、第3カム54、64が形成されてい
る。この第3カム54、64は、可動接点71、81と
固定接点72、82とが接触した後の回動において、ロ
ータ5、6が可動接点71、81に接触しない形状に形
成されている。よって、可動接点71、81が固定接点
72、82に接触した後には、ロータ5、6がその回動
の向きに回動することによって、可動接点71、81の
固定接点72、82への付勢力に影響を与えることはな
い。即ち、固定接点72、82に対しては可動接点7
1、81による付勢力のみが作用するので、安定した付
勢力を得ることができる。
【0017】図3に示すように、固定接点72、82
は、可動接点71、81から付勢力を受ける側、即ち内
側に設けられている。可動接点71、81はそれぞれ接
点部71b、81bを有し、固定接点72、82はそれ
ぞれ接点部72b、82bを有している。接点部72
b、82bは平板状に形成され、接点部71b、81b
は固定接点72、82側に高さhだけ突出した凸状に形
成されている。接点部71b、72bとの間、及び接点
部81b、82bとの間は、所定の接点ギャップに設け
られている。
は、可動接点71、81から付勢力を受ける側、即ち内
側に設けられている。可動接点71、81はそれぞれ接
点部71b、81bを有し、固定接点72、82はそれ
ぞれ接点部72b、82bを有している。接点部72
b、82bは平板状に形成され、接点部71b、81b
は固定接点72、82側に高さhだけ突出した凸状に形
成されている。接点部71b、72bとの間、及び接点
部81b、82bとの間は、所定の接点ギャップに設け
られている。
【0018】図1に示すように、中立位置において、可
動接点71、81の端部71a、81aは、それぞれロ
ータ5、6の接触点51、61と接触し、ロータ5、6
に対して互いに異なる方向に弾性付勢している。即ち、
可動接点71は、ロータ5に対してAの向きに付勢し、
可動接点81はロータ6に対してBの向きに付勢してい
る。このロータ5、6に対する可動接点71、81の弾
性付勢によってマス2が間接的に弾性付勢され、中立位
置を保持している。これによって、車両の振動や、凹凸
の大きい路面の走行中などに生ずる衝撃等によってマス
2及びロータ5、6が回動することが防止される。
動接点71、81の端部71a、81aは、それぞれロ
ータ5、6の接触点51、61と接触し、ロータ5、6
に対して互いに異なる方向に弾性付勢している。即ち、
可動接点71は、ロータ5に対してAの向きに付勢し、
可動接点81はロータ6に対してBの向きに付勢してい
る。このロータ5、6に対する可動接点71、81の弾
性付勢によってマス2が間接的に弾性付勢され、中立位
置を保持している。これによって、車両の振動や、凹凸
の大きい路面の走行中などに生ずる衝撃等によってマス
2及びロータ5、6が回動することが防止される。
【0019】接点71、72、81及び82は、出力端
子14、13、11及び12と接触して基部31に樹脂
インサート成形により固定されている。出力端子11〜
14は、それぞれ基部31の下面から外部に突出して設
けられ、それら出力端子11〜14を介して接点71と
72又は接点81と82との閉成状態を横転検出信号と
して取り出すことができる。マス2の偏心部22の両側
には、磁石(磁気部材)9、10が配置され、樹脂イン
サート成形により基部31に固定されている。
子14、13、11及び12と接触して基部31に樹脂
インサート成形により固定されている。出力端子11〜
14は、それぞれ基部31の下面から外部に突出して設
けられ、それら出力端子11〜14を介して接点71と
72又は接点81と82との閉成状態を横転検出信号と
して取り出すことができる。マス2の偏心部22の両側
には、磁石(磁気部材)9、10が配置され、樹脂イン
サート成形により基部31に固定されている。
【0020】次に、傾斜検出装置100の作用について
説明する。まず、車両が通常の走行状態にある場合を考
える。傾斜検出装置100は、ロータ5、6に対して可
動接点71、81によりA及びBの向きに付与されたト
ルクがつりあっている。又、マス2には慣性部21が設
けられているので、マス2は慣性モーメントに対する偏
心マスモーメントの比率が小さく、マス2は微小加速度
が作用しても回動することはない。さらに、磁石9、1
0により、マス2の変位を抑制するように磁力が作用し
ている。よって、車両の走行時の振動や路面の凹凸によ
る衝撃など車両の横転以外の要因によって、マス2及び
ロータ5、6が軸1の回りに回動することが防止され
る。このように、それら要因によって接点71、72間
及び接点81、82間がオン状態になることがなく、誤
検出を防止できる。
説明する。まず、車両が通常の走行状態にある場合を考
える。傾斜検出装置100は、ロータ5、6に対して可
動接点71、81によりA及びBの向きに付与されたト
ルクがつりあっている。又、マス2には慣性部21が設
けられているので、マス2は慣性モーメントに対する偏
心マスモーメントの比率が小さく、マス2は微小加速度
が作用しても回動することはない。さらに、磁石9、1
0により、マス2の変位を抑制するように磁力が作用し
ている。よって、車両の走行時の振動や路面の凹凸によ
る衝撃など車両の横転以外の要因によって、マス2及び
ロータ5、6が軸1の回りに回動することが防止され
る。このように、それら要因によって接点71、72間
及び接点81、82間がオン状態になることがなく、誤
検出を防止できる。
【0021】次に、車両が左右方向に傾斜した場合を考
える。例えば、車両の傾斜により傾斜検出装置100が
図1(b)において右側に傾いた場合を考える。傾斜検
出装置100の右側への傾斜により、マス2の重量重心
に対してBの向きにトルクが作用し、図3に示すように
マス2及びロータ5、6はBの向きに回動する。これに
より、ロータ5の接触点51と接触していた可動接点7
1は、ロータ5の回動により第1カム52と接触しはじ
める。第1カム52は接触点51における径と同径の曲
面に形成されているので、可動接点71は、ロータ5の
Bの向きへの回動に伴って変位することはなく、固定接
点72との接点ギャップは回動前のギャップdに保持さ
れる。この時、可動接点71によるロータ5への付勢力
はロータ5の回動中心を通るので、ロータ5に対して
A、Bいずれの向きにもトルクが作用することはない。
える。例えば、車両の傾斜により傾斜検出装置100が
図1(b)において右側に傾いた場合を考える。傾斜検
出装置100の右側への傾斜により、マス2の重量重心
に対してBの向きにトルクが作用し、図3に示すように
マス2及びロータ5、6はBの向きに回動する。これに
より、ロータ5の接触点51と接触していた可動接点7
1は、ロータ5の回動により第1カム52と接触しはじ
める。第1カム52は接触点51における径と同径の曲
面に形成されているので、可動接点71は、ロータ5の
Bの向きへの回動に伴って変位することはなく、固定接
点72との接点ギャップは回動前のギャップdに保持さ
れる。この時、可動接点71によるロータ5への付勢力
はロータ5の回動中心を通るので、ロータ5に対して
A、Bいずれの向きにもトルクが作用することはない。
【0022】一方、ロータ6の接触点61と接触してい
た可動接点81は、ロータ6のBの向きへの回動により
第2カム63と接触しはじめる。第2カム63は、接触
点61における径より連続的に径が小さくなるようにカ
ム面が形成されているので、可動接点81はロータ6の
Bの向きへの回動に伴って固定接点82側に変位し、固
定接点82との接点ギャップが狭まる。この時、可動接
点81によるロータ6への付勢力がロータ6の回動中心
を通らないので、ロータ6に対してBの向きにトルクが
作用する。そして、ロータ6が所定量だけBの向きに回
動すると、接点部81b、82bとが接触し、この接触
状態が横転検出信号として出力される。この状態を模式
的に図3に示す。
た可動接点81は、ロータ6のBの向きへの回動により
第2カム63と接触しはじめる。第2カム63は、接触
点61における径より連続的に径が小さくなるようにカ
ム面が形成されているので、可動接点81はロータ6の
Bの向きへの回動に伴って固定接点82側に変位し、固
定接点82との接点ギャップが狭まる。この時、可動接
点81によるロータ6への付勢力がロータ6の回動中心
を通らないので、ロータ6に対してBの向きにトルクが
作用する。そして、ロータ6が所定量だけBの向きに回
動すると、接点部81b、82bとが接触し、この接触
状態が横転検出信号として出力される。この状態を模式
的に図3に示す。
【0023】図3に示されるように、ロータ5、6のB
の向きへの回動により、接点部81bと接点82bとが
接触し、接点部71bと接点部72bとが接点ギャップ
dを保持している様子がわかる。このBの向きがロータ
6の回動の正の向きである。このように、傾斜検出装置
100が右側に傾斜すると、可動接点81と固定接点8
2との接触状態のみが変化し、その接触状態は、出力端
子11、12から通電される電流の変化により、横転検
出信号として検出される。接点部81bと接点部82b
との接触後に、マス2及びロータ5、6がさらにBの向
きに回動すると、可動接点81に対応するロータ6のカ
ム面は第3カム64に移行する。この第3カム64は可
動接点81に接触しないので、可動接点81の付勢力が
全て固定接点82に作用する。さらに、マス2及びロー
タ5、6がBの向きに回動すると、偏心部22の端面2
2bがストッパ42に当接する。これにより、マス2及
びロータ5、6のBの向きへのそれ以上の回動が規制さ
れてはねかえり、マス2及びロータ5、6はAの向きに
回動する。
の向きへの回動により、接点部81bと接点82bとが
接触し、接点部71bと接点部72bとが接点ギャップ
dを保持している様子がわかる。このBの向きがロータ
6の回動の正の向きである。このように、傾斜検出装置
100が右側に傾斜すると、可動接点81と固定接点8
2との接触状態のみが変化し、その接触状態は、出力端
子11、12から通電される電流の変化により、横転検
出信号として検出される。接点部81bと接点部82b
との接触後に、マス2及びロータ5、6がさらにBの向
きに回動すると、可動接点81に対応するロータ6のカ
ム面は第3カム64に移行する。この第3カム64は可
動接点81に接触しないので、可動接点81の付勢力が
全て固定接点82に作用する。さらに、マス2及びロー
タ5、6がBの向きに回動すると、偏心部22の端面2
2bがストッパ42に当接する。これにより、マス2及
びロータ5、6のBの向きへのそれ以上の回動が規制さ
れてはねかえり、マス2及びロータ5、6はAの向きに
回動する。
【0024】同様に、傾斜検出装置100が左側に傾斜
すると、マス2の重量重心に対してAの向きにトルクが
作用し、マス2及びロータ5、6はAの向きに回動す
る。これにより、ロータ6の接触点61と接触していた
可動接点81は、ロータ6の回動により第1カム62と
接触しはじめる。第1カム62は接触点61における径
と同径の曲面に形成されているので、可動接点81は、
ロータ6のAの向きへの回動に伴って変位することはな
く、固定接点82との接点ギャップは回動前のギャップ
dに保持される。この時、可動接点81によるロータ6
への付勢力はロータ6の回動中心を通るので、ロータ6
に対してA、Bいずれの向きにもトルクが作用すること
はない。
すると、マス2の重量重心に対してAの向きにトルクが
作用し、マス2及びロータ5、6はAの向きに回動す
る。これにより、ロータ6の接触点61と接触していた
可動接点81は、ロータ6の回動により第1カム62と
接触しはじめる。第1カム62は接触点61における径
と同径の曲面に形成されているので、可動接点81は、
ロータ6のAの向きへの回動に伴って変位することはな
く、固定接点82との接点ギャップは回動前のギャップ
dに保持される。この時、可動接点81によるロータ6
への付勢力はロータ6の回動中心を通るので、ロータ6
に対してA、Bいずれの向きにもトルクが作用すること
はない。
【0025】一方、ロータ5の接触点51と接触してい
た可動接点71は、ロータ5のAの向きへの回動により
第2カム53と接触しはじめる。第2カム53は、接触
点51における径より連続的に径が小さくなるようにカ
ム面が形成されているので、可動接点71はロータ5の
Aの向きへの回動に伴って固定接点72側に変位し、固
定接点72との接点ギャップが狭まる。この時、可動接
点71によるロータ5への付勢力がロータ5の回動中心
を通らないので、ロータ5に対してAの向きにトルクが
作用する。そして、ロータ5が所定量だけAの向きに回
動すると、接点部71b、72bとが接触し、この接触
状態が横転検出信号として出力される。この状態の模式
図を図4に示す。
た可動接点71は、ロータ5のAの向きへの回動により
第2カム53と接触しはじめる。第2カム53は、接触
点51における径より連続的に径が小さくなるようにカ
ム面が形成されているので、可動接点71はロータ5の
Aの向きへの回動に伴って固定接点72側に変位し、固
定接点72との接点ギャップが狭まる。この時、可動接
点71によるロータ5への付勢力がロータ5の回動中心
を通らないので、ロータ5に対してAの向きにトルクが
作用する。そして、ロータ5が所定量だけAの向きに回
動すると、接点部71b、72bとが接触し、この接触
状態が横転検出信号として出力される。この状態の模式
図を図4に示す。
【0026】図4に示されるように、ロータ5、6のA
の向きへの回動により、接点部71bと接点部72bと
が接触している様子がわかる。このAの向きがロータ5
の回動の正の向きである。又、接点部81bと接点部8
2bとが接点ギャップdを保持する。このように、傾斜
検出装置100が左側に傾斜すると、可動接点71と固
定接点72との接触状態のみが変化し、その接触状態
は、出力端子13、14から通電される電流の変化によ
り、横転検出信号として検出される。接点部71bと接
点部72bとの接触後に、マス2及びロータ5、6がさ
らにAの向きに回動すると、可動接点71に対応するロ
ータ5のカム面は第3カム54に移行する。この第3カ
ム54は可動接点71に接触しないので、可動接点71
の付勢力が全て固定接点72に作用する。さらに、マス
2及びロータ5、6がBの向きに回動すると、偏心部2
2の端面22aがストッパ41に当接する。これによ
り、マス2及びロータ5、6のそれ以上のAの向きへの
回動が規制されてはねかえり、マス2及びロータ5、6
はBの向きに回動する。
の向きへの回動により、接点部71bと接点部72bと
が接触している様子がわかる。このAの向きがロータ5
の回動の正の向きである。又、接点部81bと接点部8
2bとが接点ギャップdを保持する。このように、傾斜
検出装置100が左側に傾斜すると、可動接点71と固
定接点72との接触状態のみが変化し、その接触状態
は、出力端子13、14から通電される電流の変化によ
り、横転検出信号として検出される。接点部71bと接
点部72bとの接触後に、マス2及びロータ5、6がさ
らにAの向きに回動すると、可動接点71に対応するロ
ータ5のカム面は第3カム54に移行する。この第3カ
ム54は可動接点71に接触しないので、可動接点71
の付勢力が全て固定接点72に作用する。さらに、マス
2及びロータ5、6がBの向きに回動すると、偏心部2
2の端面22aがストッパ41に当接する。これによ
り、マス2及びロータ5、6のそれ以上のAの向きへの
回動が規制されてはねかえり、マス2及びロータ5、6
はBの向きに回動する。
【0027】上記に示されるように、軸1に対して左右
対称、即ちそれぞれの回動の正の向きに対して対称に設
けられたロータ5、6のそれぞれに対して可動接点7
1、81を付勢させ、可動接点71、81のそれぞれ内
側に固定接点72、82を設けることにより、車両の横
転方向を検出することができる。又、ロータ5、6に、
同径の曲面から成る第1カム52、62と、径が連続的
に小さくなる第2カム53、63とを設けることによ
り、マス2及びロータ5、6の回動時に、可動接点7
1、81により回動の向きに対してのみトルクが作用す
るので、良好な応答性を得ることができる。又、可動接
点71、81と固定接点72、82との接触後において
は、可動接点71、81と接触することのない第3カム
54、64をロータ5、6に設けることにより、ロータ
5、6の回動量に係わりなく、可動接点71、81によ
る付勢力が全て固定接点72、82に作用するので、可
動接点71、81と固定接点72、82との安定した接
触状態を得ることができる。又、マス2は慣性モーメン
トに対する偏心マスモーメントの比率が小さいこと、磁
石9、10によりマス2に対して磁力が作用することな
どにより、微小加速度の作用によるマス2の回動を抑制
することができ、横転以外の要因による誤検出を防止で
きる。又、慣性部21及び磁石9、10により、横転時
にマス2のストッパ41、42との当接によるチャタリ
ングを防止でき、安定した検出信号を得ることができ
る。又、可動接点71、81と固定接点72、82とが
接触状態になるときのロータ5、6の回動角は、接点ギ
ャップdを調整することで任意の角度に設定できる。よ
って、接点部71b、81bの高さhを調整することに
より、接点オンとなるロータ5、6の回動角を任意に設
定できる。又、マス2の両側に磁石9、10を配置し、
その磁石9、10上のスペースに慣性部21を設ける構
成であるので、傾斜検出装置100をコンパクトな形状
にできる。
対称、即ちそれぞれの回動の正の向きに対して対称に設
けられたロータ5、6のそれぞれに対して可動接点7
1、81を付勢させ、可動接点71、81のそれぞれ内
側に固定接点72、82を設けることにより、車両の横
転方向を検出することができる。又、ロータ5、6に、
同径の曲面から成る第1カム52、62と、径が連続的
に小さくなる第2カム53、63とを設けることによ
り、マス2及びロータ5、6の回動時に、可動接点7
1、81により回動の向きに対してのみトルクが作用す
るので、良好な応答性を得ることができる。又、可動接
点71、81と固定接点72、82との接触後において
は、可動接点71、81と接触することのない第3カム
54、64をロータ5、6に設けることにより、ロータ
5、6の回動量に係わりなく、可動接点71、81によ
る付勢力が全て固定接点72、82に作用するので、可
動接点71、81と固定接点72、82との安定した接
触状態を得ることができる。又、マス2は慣性モーメン
トに対する偏心マスモーメントの比率が小さいこと、磁
石9、10によりマス2に対して磁力が作用することな
どにより、微小加速度の作用によるマス2の回動を抑制
することができ、横転以外の要因による誤検出を防止で
きる。又、慣性部21及び磁石9、10により、横転時
にマス2のストッパ41、42との当接によるチャタリ
ングを防止でき、安定した検出信号を得ることができ
る。又、可動接点71、81と固定接点72、82とが
接触状態になるときのロータ5、6の回動角は、接点ギ
ャップdを調整することで任意の角度に設定できる。よ
って、接点部71b、81bの高さhを調整することに
より、接点オンとなるロータ5、6の回動角を任意に設
定できる。又、マス2の両側に磁石9、10を配置し、
その磁石9、10上のスペースに慣性部21を設ける構
成であるので、傾斜検出装置100をコンパクトな形状
にできる。
【0028】(第2実施例)図5は、本発明の第2実施
例に係わる傾斜検出装置101の構成を示した模式的断
面図である。上記第1実施例との違いは、可動接点7
1、81を固定接点72、82の内側に設けたこと、マ
ス20に慣性部を設けていないこと、カム50、60の
形状を変えたことなどであり、他の構成は上記第1実施
例と同様である。図5において、(a)図が傾きのない
状態を示し、(b)図が左側への所定角度以上の傾斜に
より接点間がオンになった状態を示している。
例に係わる傾斜検出装置101の構成を示した模式的断
面図である。上記第1実施例との違いは、可動接点7
1、81を固定接点72、82の内側に設けたこと、マ
ス20に慣性部を設けていないこと、カム50、60の
形状を変えたことなどであり、他の構成は上記第1実施
例と同様である。図5において、(a)図が傾きのない
状態を示し、(b)図が左側への所定角度以上の傾斜に
より接点間がオンになった状態を示している。
【0029】マス20は、重量重心に対して偏心した位
置にて軸支されている。マス20の両側には、ロータ5
0、60がマス20と軸1を共有するように樹脂モール
ドにより形成されている。これによってロータ50、6
0はマス20と同期して軸1の回りに回動される。ロー
タ50、60は、軸1に対して左右対称に設けられ、そ
れぞれ接触点501、601にて可動接点71、81に
より弾性付勢される。この可動接点71、81より接触
点501、601に対して略等しい付勢力が対向して付
与されるので、接触点501、601は可動接点71、
81と接触する中立位置でもある。ロータ50、60
は、接触点501、601とその下側に設けられた接触
点502、602との間に徐々に径が大きくなる第1カ
ム503が形成され、接触点502、602より下側は
徐々に径が小さくなるように形成されている。又、固定
接点72、82は、可動接点71、81から付勢力を受
けない側、即ち外側に所定の接点ギャップを設けて立設
されている。
置にて軸支されている。マス20の両側には、ロータ5
0、60がマス20と軸1を共有するように樹脂モール
ドにより形成されている。これによってロータ50、6
0はマス20と同期して軸1の回りに回動される。ロー
タ50、60は、軸1に対して左右対称に設けられ、そ
れぞれ接触点501、601にて可動接点71、81に
より弾性付勢される。この可動接点71、81より接触
点501、601に対して略等しい付勢力が対向して付
与されるので、接触点501、601は可動接点71、
81と接触する中立位置でもある。ロータ50、60
は、接触点501、601とその下側に設けられた接触
点502、602との間に徐々に径が大きくなる第1カ
ム503が形成され、接触点502、602より下側は
徐々に径が小さくなるように形成されている。又、固定
接点72、82は、可動接点71、81から付勢力を受
けない側、即ち外側に所定の接点ギャップを設けて立設
されている。
【0030】車両が通常の走行状態にある場合には、傾
斜検出装置101は、ロータ50、60に対して可動接
点71、81によりA及びBの向きに付与されたトルク
がつりあっている。又、磁石9、10により、マス20
の変位を抑制するように磁力が作用している。よって、
車両の走行時の振動や路面の凹凸による衝撃など車両の
横転以外の要因によって、マス20及びロータ50、6
0が軸1の回りに回動することが防止され、それら要因
によって接点71、72間及び接点81、82間がオン
状態になることがなく、誤検出を防止できる。
斜検出装置101は、ロータ50、60に対して可動接
点71、81によりA及びBの向きに付与されたトルク
がつりあっている。又、磁石9、10により、マス20
の変位を抑制するように磁力が作用している。よって、
車両の走行時の振動や路面の凹凸による衝撃など車両の
横転以外の要因によって、マス20及びロータ50、6
0が軸1の回りに回動することが防止され、それら要因
によって接点71、72間及び接点81、82間がオン
状態になることがなく、誤検出を防止できる。
【0031】傾斜検出装置101が左側に傾斜すると、
マス20の重量重心に対してAの向きにトルクが作用
し、マス20及びロータ50、60はAの向きに回動す
る。これにより、可動接点81と接触していたロータ6
0は、可動接点81に対して非接触状態になるので、可
動接点81と固定接点82との接点ギャップが確保さ
れ、接点81、82間がオン状態になることはない。一
方、可動接点71と接触していたロータ50は、可動接
点71の付勢力に抗してAの向きに回動する。このロー
タ50のAの向きへの回動により、径が徐々に大きくな
る第1カム503が可動接点71と接触するので、可動
接点71は固定接点72側に変位する。そして、ロータ
50の回動が所定量に達すると、最も径の大きい接触点
502にて可動接点71が押圧され、可動接点71と固
定接点72とが接触する。このように、左側に傾斜する
と、可動接点71と固定接点72との接触状態のみが変
化するので、この接触状態の変化により左側への横転を
検出できる。接点71と接点72との接触後に、マス2
0及びロータ50、60がさらにAの向きに回動する
と、接触点502により可動接点71が押圧されるの
で、可動接点71と固定接点72との安定した接触状態
を得ることができる。又、接点オン後におけるマス20
及びロータ50、60のAの向きの回動では、可動接点
71によるロータ50への付勢力がより大きくなるの
で、マス20及びロータ50、60の回動速度が低下す
る。よって、マス20がストッパ41に当接する際の速
度を抑制し、チャタリングを防止できる。このAの向き
がロータ50の回動の正の向きである。
マス20の重量重心に対してAの向きにトルクが作用
し、マス20及びロータ50、60はAの向きに回動す
る。これにより、可動接点81と接触していたロータ6
0は、可動接点81に対して非接触状態になるので、可
動接点81と固定接点82との接点ギャップが確保さ
れ、接点81、82間がオン状態になることはない。一
方、可動接点71と接触していたロータ50は、可動接
点71の付勢力に抗してAの向きに回動する。このロー
タ50のAの向きへの回動により、径が徐々に大きくな
る第1カム503が可動接点71と接触するので、可動
接点71は固定接点72側に変位する。そして、ロータ
50の回動が所定量に達すると、最も径の大きい接触点
502にて可動接点71が押圧され、可動接点71と固
定接点72とが接触する。このように、左側に傾斜する
と、可動接点71と固定接点72との接触状態のみが変
化するので、この接触状態の変化により左側への横転を
検出できる。接点71と接点72との接触後に、マス2
0及びロータ50、60がさらにAの向きに回動する
と、接触点502により可動接点71が押圧されるの
で、可動接点71と固定接点72との安定した接触状態
を得ることができる。又、接点オン後におけるマス20
及びロータ50、60のAの向きの回動では、可動接点
71によるロータ50への付勢力がより大きくなるの
で、マス20及びロータ50、60の回動速度が低下す
る。よって、マス20がストッパ41に当接する際の速
度を抑制し、チャタリングを防止できる。このAの向き
がロータ50の回動の正の向きである。
【0032】同様に、傾斜検出装置101が右側に傾斜
すると、マス20の重量重心に対してBの向きにトルク
が作用し、マス20及びロータ50、60はBの向きに
回動するので、可動接点71と接触していたロータ50
は、可動接点71に対して非接触状態になる。これによ
り、可動接点71と固定接点72との接点ギャップが確
保され、接点71、72間がオン状態になることはな
い。可動接点81と接触していたロータ60は、可動接
点81の付勢力に抗してBの向きに回動し、第1カム6
03が可動接点81と接触するので、可動接点81は固
定接点82側に変位する。そして、ロータ60の回動が
所定量に達すると、接触点602にて可動接点81が押
圧され、可動接点81と固定接点82とが接触する。こ
のように、右側への傾斜により、可動接点81と固定接
点82との接触状態のみが変化するので、この接触状態
の変化により右側への横転を検出できる。接点81と接
点82との接触後に、マス20及びロータ50、60が
さらにBの向きに回動すると、接触点602により可動
接点81が押圧されるので、可動接点81と固定接点8
2との安定した接触状態を得ることができる。又、接点
オン後におけるマス20及びロータ50、60のBの向
きの回動では、可動接点81によるロータ60への付勢
力がより大きくなるので、マス20及びロータ50、6
0の回動速度が低下する。よって、マス20がストッパ
42に当接する際の速度を抑制し、チャタリングを防止
できる。このBの向きがロータ60の回動の正の向きで
ある。このように、図5に示す構成により、上記第1実
施例と同等の効果を得ることが可能である。
すると、マス20の重量重心に対してBの向きにトルク
が作用し、マス20及びロータ50、60はBの向きに
回動するので、可動接点71と接触していたロータ50
は、可動接点71に対して非接触状態になる。これによ
り、可動接点71と固定接点72との接点ギャップが確
保され、接点71、72間がオン状態になることはな
い。可動接点81と接触していたロータ60は、可動接
点81の付勢力に抗してBの向きに回動し、第1カム6
03が可動接点81と接触するので、可動接点81は固
定接点82側に変位する。そして、ロータ60の回動が
所定量に達すると、接触点602にて可動接点81が押
圧され、可動接点81と固定接点82とが接触する。こ
のように、右側への傾斜により、可動接点81と固定接
点82との接触状態のみが変化するので、この接触状態
の変化により右側への横転を検出できる。接点81と接
点82との接触後に、マス20及びロータ50、60が
さらにBの向きに回動すると、接触点602により可動
接点81が押圧されるので、可動接点81と固定接点8
2との安定した接触状態を得ることができる。又、接点
オン後におけるマス20及びロータ50、60のBの向
きの回動では、可動接点81によるロータ60への付勢
力がより大きくなるので、マス20及びロータ50、6
0の回動速度が低下する。よって、マス20がストッパ
42に当接する際の速度を抑制し、チャタリングを防止
できる。このBの向きがロータ60の回動の正の向きで
ある。このように、図5に示す構成により、上記第1実
施例と同等の効果を得ることが可能である。
【0033】上記に示されるように、本発明によれば、
左右対称に設けられた1対のロータのそれぞれに対して
可動接点を付勢させ、可動接点のそれぞれに対して所定
の接点ギャップを有して固定接点を設けることにより、
車両の横転方向を検出することができる。又、慣性部、
磁石を設けることにより、横転以外の要因による誤検出
を防止できると共に、横転検出時のチャタリングを防止
し、安定した検出信号を得ることができる。
左右対称に設けられた1対のロータのそれぞれに対して
可動接点を付勢させ、可動接点のそれぞれに対して所定
の接点ギャップを有して固定接点を設けることにより、
車両の横転方向を検出することができる。又、慣性部、
磁石を設けることにより、横転以外の要因による誤検出
を防止できると共に、横転検出時のチャタリングを防止
し、安定した検出信号を得ることができる。
【図1】本発明の具体的な実施例に係わる傾斜検出装置
の構成を示した断面図。
の構成を示した断面図。
【図2】本発明の具体的な実施例に係わる傾斜検出装置
におけるマス及びロータの構成を示した斜視図。
におけるマス及びロータの構成を示した斜視図。
【図3】本発明の具体的な実施例に係わる傾斜検出装置
におけるカムと接点との関係を示した模式図。
におけるカムと接点との関係を示した模式図。
【図4】本発明の具体的な実施例に係わる傾斜検出装置
の作動時の構成を示した断面図。
の作動時の構成を示した断面図。
【図5】本発明の具体的な実施例に係わる傾斜検出装置
の他の構成を示した断面図。
の他の構成を示した断面図。
【図6】従来の傾斜検出装置の構成を示した斜視図。
1 軸 2 マス 3 ハウジング 4 カバー 5、6 ロータ 7、8 接点 9、10 磁石 21 慣性部 22 偏心部 51、61 接触点 52、62 第1カム 53、63 第2カム 54、64 第3カム 71、81 可動接点 71、72 固定接点 100 傾斜検出装置
Claims (8)
- 【請求項1】 重量重心に対して偏心した位置の軸の回
りに回動自在に支持された重量体と、 前記重量体と回動中心を同じくし、前記重量体と一体的
に回動し、前記重量体の軸方向の両側に回動の向きに関
し対称にそれぞれカムが形成された1対のロータと、 前記各カムのカム面に対して前記軸に関し互いに異なる
側より弾性付勢する1対の板バネから成る可動接点と、 前記各可動接点に対して所定の接点ギャップを有して設
けられた1対の固定接点とを備えたことを特徴する傾斜
検出装置。 - 【請求項2】 前記各ロータの回動のそれぞれの正の向
きを対称にとるとき、前記各ロータは正の向きの回動に
対し、前記可動接点よりその回動の向きにトルクを受
け、前記各ロータは負の向きの回動に対し、前記可動接
点よりトルクを受けないような形状に前記各カム面が形
成されたことを特徴とする請求項1に記載の傾斜検出装
置。 - 【請求項3】 前記各固定接点は、前記各可動接点から
付勢力を受ける側に設けられ、 前記各ロータは、それぞれ負の向きの回動に対し、中立
時に前記可動接点と接触する位置から回動の向きに沿っ
て前記位置における径と略同径になるように形成された
第1カムと、それぞれ正の向きの回動に対し、前記位置
から回動の向きに沿って、前記位置における径より連続
的に径が小さくなるように形成された第2カムとから成
ることを特徴とする請求項2に記載の傾斜検出装置。 - 【請求項4】 前記各固定接点は、前記各可動接点から
付勢力を受けない側に設けられ、 前記各ロータの回動により、前記各可動接点の一方のみ
が前記固定接点と接触することを特徴する請求項1に記
載の傾斜検出装置。 - 【請求項5】 前記各ロータは、前記各可動接点が前記
各固定接点に接触した後の回動において、前記各可動接
点に接触しないように形成された第3カムを有すること
を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の傾
斜検出装置。 - 【請求項6】 前記重量体に対して磁力を作用させる磁
気部材及び/又は前記重量体と回動中心を同じくし、該
回動中心と重量重心とが略一致し、前記重量体と一体的
に回動する慣性部材を備えたことを特徴とする請求項1
乃至5のいずれか1項に記載の傾斜検出装置。 - 【請求項7】 前記磁気部材及び前記慣性部材は、前記
重量体の前記軸方向の両側に設けられたことを特徴とす
る請求項6に記載の傾斜検出装置。 - 【請求項8】 前記可動接点と前記固定接点の組のう
ち、いずれか一方には、いずれか他方側に突出した接点
部が設けられたことを特徴とする請求項1乃至7のいず
れか1項に記載の傾斜検出装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9254368A JPH1186699A (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | 傾斜検出装置 |
US09/145,175 US5920046A (en) | 1997-09-02 | 1998-09-01 | Inclination detector for vehicle capable of detecting inclination direction |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9254368A JPH1186699A (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | 傾斜検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1186699A true JPH1186699A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17264028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9254368A Pending JPH1186699A (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | 傾斜検出装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5920046A (ja) |
JP (1) | JPH1186699A (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001124550A (ja) * | 1999-10-29 | 2001-05-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 傾斜センサ |
US6595666B1 (en) | 2002-01-31 | 2003-07-22 | Georges Exilien | Orientation sensitive light for mounting on motorcycles and the like |
EP1335396A1 (en) * | 2002-02-07 | 2003-08-13 | Denso Corporation | Collision detection apparatus designed to minimize contact chatter |
US6858835B2 (en) * | 2002-05-13 | 2005-02-22 | Federal-Mogul World Wide, Inc. | Electronic tilt switch and integrated light module |
JP3675794B2 (ja) * | 2002-12-06 | 2005-07-27 | オムロン株式会社 | 警報装置 |
JP2005088656A (ja) * | 2003-09-12 | 2005-04-07 | Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp | 傾斜センサ付き車両 |
JP4158664B2 (ja) * | 2003-09-25 | 2008-10-01 | 三菱ふそうトラック・バス株式会社 | 車両用ヘッドランプの光軸制御装置 |
JP2005151676A (ja) * | 2003-11-14 | 2005-06-09 | Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp | センサハーネスの固定構造 |
EP1589508A3 (en) * | 2004-04-22 | 2007-11-07 | D.E.H. L.L.C. | Sound emitting device for maintaining correct posture or avoiding the effects of drowsiness |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3961145A (en) * | 1974-12-12 | 1976-06-01 | Cutler-Hammer, Inc. | Miniature electronic watch switch |
JPS5542348Y2 (ja) * | 1977-09-23 | 1980-10-03 | ||
JPS6035939Y2 (ja) * | 1980-06-05 | 1985-10-25 | 株式会社デンソー | 衝突検知装置 |
US4496809A (en) * | 1983-10-17 | 1985-01-29 | A B C Auto Alarms, Inc. | Vibration sensitive trip switch for vehicle alarm system of the like |
US4668846A (en) * | 1985-12-31 | 1987-05-26 | Klumpp Henry B | Gravity sensing switch for detecting inclination |
US4703315A (en) * | 1986-02-18 | 1987-10-27 | Bein David H | Level indicating device |
JP2782361B2 (ja) * | 1988-09-15 | 1998-07-30 | 株式会社デンソー | 衝突検知装置 |
US5233141A (en) * | 1989-02-23 | 1993-08-03 | Automotive Technologies International Inc. | Spring mass passenger compartment crash sensors |
US4980526A (en) * | 1989-04-06 | 1990-12-25 | Hamlin Incorporated | Device and method for testing acceleration shock sensors |
JPH0355567U (ja) * | 1989-06-01 | 1991-05-29 | ||
US5005861A (en) * | 1989-10-19 | 1991-04-09 | Breed Automotive Technology, Inc. | Velocity change sensor with double pole sensor |
US5192838A (en) * | 1990-02-15 | 1993-03-09 | David S. Breed | Frontal impact crush zone crash sensors |
US5012050A (en) * | 1990-02-23 | 1991-04-30 | Siemens Automotive Limited | Dual pole switch assembly for an inertia actuated switch |
US5285031A (en) * | 1992-10-13 | 1994-02-08 | Elgin Die Mold Co. | Pendulum-activated switch assembly |
US5393944A (en) * | 1994-05-16 | 1995-02-28 | Trw Technar Inc. | Deceleration switch with a switch base supporting a flexible oscillating one piece plastic mass unit |
US5477428A (en) * | 1994-06-21 | 1995-12-19 | Micro Craft, Inc. | Underhood lamp assembly with gravity-actuated switch |
-
1997
- 1997-09-02 JP JP9254368A patent/JPH1186699A/ja active Pending
-
1998
- 1998-09-01 US US09/145,175 patent/US5920046A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5920046A (en) | 1999-07-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH1186699A (ja) | 傾斜検出装置 | |
JPS59147121A (ja) | 自動調心形クラツチレリ−ズ装置 | |
US4028516A (en) | Acceleration detector switch having magnetic biased conductive oscillating controller | |
US4188517A (en) | Collision detecting inertia switch | |
RU2193800C2 (ru) | Инерционный включатель | |
JP2002039712A (ja) | 非接触式ロータリセンサと回動軸との結合構造 | |
US5391845A (en) | Inertia sensor | |
JP3728876B2 (ja) | 衝突検知装置及びその設定方法 | |
US20210255419A1 (en) | Optical driving apparatus and optical apparatus | |
RU2192683C2 (ru) | Инерционный включатель | |
JP3728371B2 (ja) | パワーステアリング装置 | |
JP2002214250A (ja) | 加速度検知装置 | |
US7235749B2 (en) | Collision impact detector for use in automotive vehicle | |
JPH10302590A (ja) | チャタリング防止接点構造及びその構造を用いた衝突検知装置 | |
JP4146756B2 (ja) | 振り子型センサ | |
JPH1048240A (ja) | 衝突検知装置 | |
US7430809B2 (en) | Inclination sensor | |
JP3577984B2 (ja) | 衝突検知装置 | |
JP3577838B2 (ja) | 衝突検知装置 | |
JP3577856B2 (ja) | 衝突検知装置 | |
KR0171781B1 (ko) | 기계식 충격감지센서 | |
JP2008300196A (ja) | 傾斜センサ | |
JPH10325719A (ja) | 傾斜・加速度センサ | |
RU2164692C2 (ru) | Датчик ударных ускорений | |
JPH08145822A (ja) | トルクセンサ |