JP2001151833A - 導電性に優れた硬化性樹脂組成物及びその硬化体 - Google Patents

導電性に優れた硬化性樹脂組成物及びその硬化体

Info

Publication number
JP2001151833A
JP2001151833A JP2000274868A JP2000274868A JP2001151833A JP 2001151833 A JP2001151833 A JP 2001151833A JP 2000274868 A JP2000274868 A JP 2000274868A JP 2000274868 A JP2000274868 A JP 2000274868A JP 2001151833 A JP2001151833 A JP 2001151833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
resin composition
curable resin
carbon
graphite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000274868A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Iino
匡 飯野
Mitsuhiro Imaizumi
光博 今泉
Ryutaro Fujihira
隆太郎 藤平
Makoto Endo
誠 遠藤
Fumio Matsui
二三雄 松井
Yoshitaka Hatano
善孝 波田野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Showa Highpolymer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK, Showa Highpolymer Co Ltd filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP2000274868A priority Critical patent/JP2001151833A/ja
Priority to PCT/JP2001/001920 priority patent/WO2002022699A1/ja
Priority to AU2001241104A priority patent/AU2001241104A1/en
Publication of JP2001151833A publication Critical patent/JP2001151833A/ja
Priority to US10/033,208 priority patent/US20020086198A1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高導電性に加えて放熱性・耐熱性と耐蝕性に
優れ、特に、燃料電池用のセパレーター等の高導電材料
に好適な硬化性樹脂組成物及びその硬化体を提供する。 【解決手段】 (A)ビニルエステル樹脂、(B)アリ
ルエステルモノマー、アクリル酸エステルモノマー及び
メタクリル酸エステルモノマーから選ばれた少なくとも
1種のモノマー、(C)ラジカル重合開始剤並びに
(D)少なくとも40質量%の炭素系充填剤からなる導
電性に優れた硬化性樹脂組成物及びその硬化体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬化性樹脂組成物
に関するものであり、さらに詳しくは、導電性に加えて
放熱性・耐熱性と耐蝕性に優れた硬化性樹脂組成物及び
その硬化体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エレクトロニクス産業を始め、近年の技
術革新は目覚しいものがあり、これを支えている材料技
術も急速な進歩を遂げている。同様に、高分子材料の開
発についても、新規あるいは高性能の高分子材料が新た
に多数開発され、その応用が期待されている。
【0003】エレクトロニクス分野において、高分子材
料に求められる主要な特性は、製品や用途によって様々
であるが、成形性、耐熱性、耐久性、電気特性(高絶縁
性、高導電性等)、耐蝕性、放熱性等であり、これらの
要求を一応満たす樹脂として、例えば、エポキシ樹脂、
フェノール樹脂等に代表される熱硬化性樹脂や、ポリイ
ミド、ポリカーボネート、ポリフェニレンオキサイド、
液晶ポリマー等に代表される各種エンジニアリングプラ
スチック等が用いられている。
【0004】ところで、上記に列挙した様な各種性能を
総合的に具備した材料に対する要請もむろん強いものが
あるが、技術的に極めて困難な側面もあり、また、価格
面でも不利となることが多い。そのような技術課題の一
つに高導電性があり、かつ、放熱性・耐熱性と耐蝕性と
を兼ね備えた高分子材料の開発が挙げられ、本発明の目
的とする材料開発もこの点にある。
【0005】炭素系充填材と熱硬化性樹脂とからなる高
導電性素材は、過去に多くの検討が成されている。たと
えば、特公昭50−11355号公報及び特開昭59−
213610号公報には、黒鉛とフェノール樹脂との組
み合わせが開示されているが、フェノール樹脂を用いた
場合、製造時の硬化時間が長く生産性に問題があるばか
りでなく、硬化時に低分子物がガスとなって遊離し、成
形品中に泡が発生する場合があるなど、特性的にもエレ
クトロニクス分野では問題がある。
【0006】一方、不飽和ポリエステル樹脂をベース樹
脂として用いた場合、耐アルカリ性に劣るという本質的
な問題を有しているばかりでなく、耐プレッシャークッ
カー試験(121℃、2気圧での飽和水蒸気での耐久試
験)でも欠点を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、導電
性に優れ、耐熱性・放熱性及び耐腐食性にも優れた硬化
性樹脂組成物及びその硬化体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる状
況に鑑み、ビニルエステル樹脂と炭素系充填材を主原料
として、その硬化体が優れた電気導電性を有し、かつ、
耐熱性と耐腐食性及び放熱性を示す硬化性樹脂組成物の
開発に鋭意取り組み、本発明の目的に合致した硬化性樹
脂組成物を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、(A)ビニルエステ
ル樹脂、(B)アリルエステルモノマー、アクリル酸エ
ステルモノマー及びメタクリル酸エステルモノマーから
なる群から選ばれた少なくとも1種のモノマー、(C)
ラジカル重合開始剤並びに(D)少なくとも40質量%
の炭素系充填材からなる導電性に優れた硬化性樹脂組成
物及びその硬化体を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明における(A)ビニルエス
テル樹脂としては、ビスフェノールAのグリシジルエー
テルとアクリル酸またはメタクリル酸とを反応させて得
られるものが挙げられる。本発明に好適用いられるビニ
ルエステル樹脂の具体例としては、ノボラック型ビニル
エステル樹脂が挙げられる。該樹脂は、ノボラック型の
グリシジルエーテルを原料として製造される。
【0011】本発明における(B)成分のアリルエステ
ルモノマーとしては、フタル酸ジアリル、シクロヘキサ
ンジカルボン酸ジアリル等が例示される。これらの中で
もフタル酸ジアリルが好ましい。
【0012】また、(メタ)アクリル酸エステルモノマ
ーの具体的例としては、フェノキシエチルメタクリレー
ト、イソボニルメタクリレート、ベンジルメタクリレー
ト、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリス−オキシ(メタ)ア
クリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アク
リレ−ト、グリセリンジ(メタ)アクリレート、1,6
−ヘキサンジオールジアクリレート等を挙げることがで
きる。さらに、難燃性を付与する目的で、これらのハロ
ゲン置換化合物を利用することもできる。
【0013】本発明における(C)ラジカル重合開始剤
としては、有機過酸化物、光重合開始剤等が挙げられ
る。本発明においては有機過酸化物がより好ましい。有
機過酸化物としては、ジアルキルパーオキサイド、アシ
ルパーオキサイド、ハイドロパーオキサイド、ケトンパ
ーオキサイド、パーオキシエステル等の公知のものを用
いることができる。具体例としては、ベンゾイルパーオ
キサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサネ
ート、2,5−ジメチル−2,5ジ(2−エチルヘキサ
ノイル)パーオキシヘキサン、t−ブチルパーオキシベ
ンゾエート、t−ブチルハイドロパーオキサイド、クメ
ンハイドロパーオキサイド、ジ クミルパーオキサイ
ド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル
−2,5ジブチルパーオキシヘキサン等が挙げられる。
【0014】また、光重合開始剤としては、例えば2,
2−ジメトキシ−1,2ジフェニルエタン−1−オン、
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、
ベンゾフェノン、2−メチル−1−(4−メチルチオフ
ェニル)−2−モンフォリノプロパン−1、2−ベンジ
ル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェ
ニル)−ブタノン−1、2−ヒドロキシ−2−メチル−
1−フェニルプロパン−1−オン、2,4,6−トリメ
チルベンゾイルジフェニル−フォスフィンオキサイド等
が挙げられる。これらのラジカル重合開始剤は1種でも
よく、2種以上を混合して用いてもよい。また、その配
合割合は0.05〜10質量%が好ましく、とりわけ
0.1〜5質量%が好適である。
【0015】本発明における(D)炭素系充填材として
は、カーボンブラック(ケッチェン、アセチレン、ファ
ーネス、オイルファーネス等)、人造黒鉛、天然黒鉛
(キッシュグラファイト、分解黒鉛等)、カーボンファ
イバー、カーボン短繊維、グラッシーカーボン等及びこ
れらの2種類またはそれ以上の複合物を用いることがで
きる。これらの中でも黒鉛を用いることが好ましい。黒
鉛としては、焼成温度が2500℃以上、好ましくは2
700℃以上、更に好ましくは2900℃以上で製造さ
れたもので、平均粒径が3〜200μmのものが好まし
く、さらにはアスペクト比が5以下、かつ、平均粒径が
5〜100μmである性状を有するものが好ましい。ア
スペクト比としては、さらに3.5以下が好ましく、と
りわけ2.0以下が好適である。また、平均粒径として
は、5〜80μmのものがさらに好ましい。さらに加え
るならば、主成分として黒鉛を用い、炭素系充填材全体
の多くとも40質量%を、好ましくは多くとも20質量
%のカーボンブラックやカーボン短繊維(ミルドカーボ
ンファイバー、気相法炭素繊維やカーボンナノチューブ
等)との複合系が好ましい例も用途によっては考えられ
る。これらの中でもカーボン短繊維を用いることが好ま
しい。カーボン短繊維としては、繊維径が0.05〜1
0μmであり繊維長が1μm〜5mmの気相法炭素繊
維、及び/または、繊維径が0.005〜5μmであり
繊維長が1〜100μmのカーボンナノチューブを用い
ることが、電気特性や力学的特性が向上するため、さら
に好ましい。また、人造黒鉛を主成分に天然黒鉛をブレ
ンドして使用して用いてもよい。
【0016】なお、アスペクト比とは、粒子の長径と短
径との比であり、これが大きいほど扁平状である。アス
ペクト比の最小値は1であり、これは球あるいは球状多
面体である。本発明におけるアスペクト比の測定には走
査型電子顕微鏡法を用いた。具体的には、走査型電子顕
微鏡により、粉体の外観撮影を行い、各粒子の長径及び
短径を、粒子数300程度計測し求めた。
【0017】一般的に、黒鉛のアスペクト比は、通常の
天然黒鉛の場合は、50前後であり、人造黒鉛の粉砕品
で6〜12程度である。この様にアスペクト比が大きく
扁平な粒子では、用途、成形品形状、求める導電性のレ
ベルによっては、ビニルエステル樹脂への充填性や流動
性に代表される成形性が不十分であったり、成形品の密
度が上がらなかったり、通気率が大きくなったり等十分
満足できるものにならないケースもでてくる場合があ
る。
【0018】本発明の硬化性樹脂組成物を得るには、上
記各成分をロール、ニーダー、バンバリーミキサー、ヘ
ンシェルミキサー、プラネタリーミキサー等の樹脂分野
で一般的に用いられている混合機を使用し、なるべく均
一に混合させるのが好ましい。また、硬化時には、ラジ
カル重合開始剤を除く全ての成分を均一に混合してか
ら、最後にラジカル重合開始剤を加えて混合するのがよ
く、場合によっては、ラジカル重合開始剤と炭素系充填
材を除く全ての成分を均一に混合してから、ラジカル重
合開始剤を加えて均一に混合し、最後に、炭素系充填材
を加えて混合するのがよい場合もある。
【0019】得られた熱硬化性樹脂組成物は、粉末、顆
粒、ペレット、タブレット、シート等の形状にして、最
終的な成形工程に供することができる。
【0020】本発明の硬化性樹脂組成物の成形方法とし
ては、インジェクション成形、トランスファー成形、プ
レス成形(含圧縮成形)など一般的に知られている成形
方法を用いて所望の形状に賦形するとともに、加熱また
は高エネルギー線を照射して重合開始剤が生成するラジ
カルにより、硬化させることができる。加熱硬化の条件
としては、用いたラジカル重合開始剤の種類に応じて最
適温度を選定・探索することが重要である。一例として
は、成形品厚みが4mmの場合、ジクミルパーオキサイ
ドを使用するとき、150℃で3分間キュアーして脱型
し、170℃で1時間アフターキュアーすることで完全
な硬化を実施し得る。
【0021】また、例えば175℃で、3分間型内に止
めることでアフターキュアーを省略しても差し支えない
程度に硬化を完結させるといった硬化工程を採用するこ
ともできる。
【0022】本発明の導電性硬化体としては、以下に述
べる特性を有するものが好ましい。すなわち、体積固有
抵抗は1.0Ωcm以下が好ましく、より好ましくは
1.0×10-1Ωcm以下であり、特に燃料電池用セパ
レーター用途には5×10-2Ωcm以下が好適に用いら
れる。熱伝導率は1.0W/m・K以上が好ましく、よ
り好ましくは4.0W/m・K以上であり、とりわけ
7.0W/m・K以上が好適である。また、燃料電池用
セパレーターとして重要な特性値である通気率は1×1
-5cm2/sec以下が好ましく、より好ましくは1
×10-6cm2/sec以下であり、とりわけ1×10
-7cm2/sec以下が好適である。
【0023】さらに、本発明の硬化性樹脂組成物には、
硬度、耐久性、耐候性、耐水性等を改良する目的で前述
の添加剤以外に、紫外線安定剤、酸化防止剤、消泡剤、
レベリング剤、離型剤、撥水剤等の添加剤を加えてもよ
い。
【0024】また、本発明の硬化性樹脂組成物は、有機
溶剤を含有せずに良好な加工性、作業性を有している。
この点は、近年、作業者への安全性及び地球環境の保全
が重要視される傾向にある中で非常に価値がある。無
論、本発明の硬化性樹脂組成物の成形加工性を一層高め
るために、溶剤の添加による流動性の一段の向上を図る
ことも可能である。
【0025】また、本発明の硬化性樹脂組成物は、加工
工程に供するまで常温で長期にわたって安定して保存で
きることも、従来型の縮合反応タイプのエポキシ樹脂や
フェノール樹脂等の熱硬化樹脂組成物には見られない特
徴の一つである。
【0026】本発明の硬化性樹脂組成物は、材料的にも
容易にかつ大量に入手しうるもので構成されており、極
めて実用性が高く、また、その硬化体は導電性・耐熱性
・耐腐食性・成形精度等の特性を併せ持っているため、
エレクトロニクス分野、電気製品、機械部品、車輌等の
各種部品等の各用途に有用であり、特に、燃料電池セパ
レーター用素材としては、好適な一例である。
【0027】
【実施例】以下に本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明は実施例になんら限定されるものでは
ない。なお、測定方法を以下に示す。
【0028】通気率は温度23℃、ヘリウムガス1気圧
で測定した値である(5サンプルの平均値)。
【0029】体積固有抵抗はJIS K7194に準拠
し、4深針法体積固有抵抗測定法により測定した。曲げ
強度及び曲げ弾性率はJIS K6911に準拠し、試
験片(80×10×4mm)をスパン間隔64mm、曲
げ速度2.5mm/minの条件で3点式曲げ強度測定
法により測定した。成形収縮率はJIS K6911
(硬化収縮率)に準じて測定した。比重はJIS K7
112のA法(水中置換法)に準じて測定した。
【0030】熱伝導率は京都電子社製QTM−500を
用いて測定し、次の4段階で評価した。 優 ・… 7W/mK以上 良 ・… 4〜7W/mK未満 可 ・… 1〜4W/mK未満 不可 ・… 1W/mK未満
【0031】また、用いた材料を次に示す。 (A)成分として、 A−1:ノボラック型ビニルエステル樹脂(昭和高分子
株式会社製リポキシSP−5070) A−2:ノボラック型ビニルエステル樹脂(昭和高分子
株式会社製リポキシSP―4010) 比較例用として、 A−3:フェノール樹脂(昭和高分子株式会社製BL−
274 25℃における粘度は32000CPS)を用
いた。
【0032】(B)成分として、 B−1:トリメチロールプロパントリスオキシエチレン
メタクリレート B−2:ベンジルメタクリレート B−3:ジアリルテレフタレート 比較例用として、 B−4:スチレンモノマーを用いた。
【0033】(C)成分として、 C−1:日本油脂株式会社製パークミルD(ジクミルパ
ーオキサイド) C−2:日本油脂株式会社製パーブチルZ(t−ブチル
パーオキシベンゾエート) 比較例用として、 C−3:水酸化ナトリウムの25%水溶液を用いた。
【0034】(D)成分として、 D−1:昭和電工株式会社製人造黒鉛を粉砕機アトマイ
ザー(不二パウダル株式会社製)で粉砕し、さらに、マ
ルメライザー(同社製)で磨砕した後、分級した下記黒
鉛粉末を用いた。 平均アスペクト比:2.8 平均粒径:80μm 固定炭素:99.8% D−2:昭和電工株式会社製人造黒鉛粉末を粗原料にD
―1の同様に粉砕機及び磨砕機を用いて粉砕した後、分
級した下記黒鉛粉末を用いた。
【0035】平均アスペクト比:3.7 平均粒径:10μm 固定炭素:99.8% D−3:昭和電工株式会社製人造黒鉛粉末 平均アスペクト比:3.8 平均粒径:50μm 固定炭素:99.9% D−4:昭和電工株式会社製気相法炭素繊維 繊維径:0.1〜0.5μm、 繊維長:1〜100μm
【0036】実施例1 以下に示す各成分を、ニーダーを用いて40℃で45分
間混練しながら配合して樹脂組成物を得た。得られた樹
脂組成物は、23℃で3ヶ月間保存した後でもその性状
に変化が見られず保存安定性に優れていた。 A−2樹脂 77質量部(12.8質量%) B−1モノマー 23質量部(3.8質量%) C−2開始剤 1.5質量部(0.3質量%) D−1黒鉛 500質量部(83.1質量%) なお、樹脂組成物の総量に対し、重合禁止剤としてハイ
ドロキノンを0.05質量部添加した。以下の説明では
この記載を省略する。得られた樹脂組成物を圧縮成形機
中で150℃で5分間加圧加熱して硬化させ厚さ3mm
の樹脂板を成形した。このときの硬化収縮率は0.16
5%であった。また、、樹脂板から試験片を作製し測定
した各種物性値を以下に示す。 比重:2.02(−) 体積固有抵抗:4mΩcm 曲げ強度: 28MPa 曲げ弾性率: 11500MPa 熱伝導率: 優 さらに、図1に示す、最大厚み2.0mm、最小厚み
1.0mm、溝深さ1.0mmの薄板を試作した。硬化
条件は150℃で5分間であり、アフターキュアーは行
わなかった。ここで得られた薄板は以下の様な特性を有
しており、燃料電池用セパレーターに要求される特性を
充分満足していた。 比重:2.00(―) 体積固有抵抗:5mΩcm 通気率:1×10-8cm2/sec
【0037】実施例2 以下に示す各成分を実施例1と同様にして混合して樹脂
組成物を得た。得られた樹脂組成物は23℃で3ヶ月間
保存した後でもその性状に変化が見られず保存安定性に
優れていた。 A−2樹脂 77質量部(12.8質量%) B−1モノマー 23質量部(3.8質量%) C−2開始剤 1.5質量部(0.3質量%) D−2黒鉛 500質量部(83.1質量%) 次に、得られた樹脂組成物を実施例1と同様にして硬化
させ樹脂板を成形した。このときの硬化収縮率は0.1
60%であった。また、樹脂板から試験片を作製し測定
した各種物性値を以下に示す。 比重:2.01(―) 体積固有抵抗:6mΩcm 曲げ強度: 34MPa 曲げ弾性率: 12000MPa 熱伝導率: 優 さらに、実施例1と同様の薄板を試作し、その特性を測
定した結果を以下に示す。燃料電池用セパレーターに要
求される特性を充分満足していた。 比重:2.00(―) 体積固有抵抗:7mΩcm 通気率:2×10-8cm2/sec
【0038】実施例3 攪拌翼が自転、公転する機構の万能混合攪拌機を用い
て、以下に示す各成分を40℃で常に粉体の状態を保つ
ように留意して、高速攪拌(300rpm)しながら4
5分間混合して顆粒状のコンパウンド樹脂組成物を得
た。得られた樹脂組成物は23℃で3ヶ月間保存した後
でもその性状に変化が見られず保存安定性は充分であっ
た。。 A−2樹脂 77質量部(12.8質量%) B−1モノマー 23質量部(3.8質量%) C−2開始剤 1.5質量部(0.3質量%) D−1黒鉛 500質量部(83.1質量%) 次に、実施例1と同様にして硬化させ樹脂板を成形し
た。このときの硬化収縮率は0.166%であった。ま
た、樹脂板から試験片を作製し測定した各種物性値を以
下に示す。 比重:2.00(―) 体積固有抵抗:6mΩcm 曲げ強度: 26MPa 曲げ弾性率: 10000MPa 熱伝導率: 優 さらに、実施例1と同様にして薄板を試作した。得られ
た薄板は以下の様な特性を有しており、燃料電池用セパ
レーターに要求される特性を充分満足していた。 比重:2.00(―) 体積固有抵抗:6mΩcm 通気率:3×10-8cm2/sec
【0039】実施例4 以下に示す各成分を実施例1と同様にして樹脂組成物を
得た。得られた樹脂組成物は23℃で3ヶ月間保存した
後でもその性状に変化が見られず保存安定性に優れてい
た。 A−2樹脂 77質量部(9.6質量%) B−1モノマー 23質量部(2.9質量%) C−2開始剤 1.5質量部(0.2質量%) D−1黒鉛 700質量部(87.3質量%) 次に、実施例1と同様にして硬化させ樹脂板を成形し
た。このときの硬化収縮率は0.100%であった。ま
た、樹脂板から試験片を作製し測定した各種物性値を以
下に示す。 比重:2.06(―) 体積固有抵抗:2mΩcm 曲げ強度: 30MPa 曲げ弾性率: 12000MPa 熱伝導率: 優 さらに、実施例1と同様にして薄板を試作した。得られ
た薄板は以下の様な特性を有しており燃料電池用セパレ
ーターに要求される特性を充分満足していた。 比重:2.04(―) 体積固有抵抗:3mΩcm 通気率:1×10-8cm2/sec
【0040】実施例5 以下に示す各成分を実施例1と同様にして樹脂組成物を
得た。得られた樹脂組成物は23℃で3ヶ月間保存した
後でもその性状に変化が見られず保存安定性に優れてい
た。 A−2樹脂 77質量部(19.2質量%) B−1モノマー 23質量部(5.7質量%) C−2開始剤 1.5質量部(0.4質量%) D−1黒鉛 300質量部(74.7質量%) 次に、実施例1と同様にして硬化させ樹脂板を成形し
た。このときの硬化収縮率は0.412%であった。ま
た、樹脂板から試験片を作製し測定した各種物性値を以
下に示す。 比重:1.94(―) 体積固有抵抗:10mΩcm 曲げ強度: 28MPa 曲げ弾性率: 9000MPa 熱伝導率: 優 さらに、硬化条件を140℃で2分間とした以外は実施
例1と同様にして薄板を試作した。得られた薄板は以下
の様な特性を有しており、燃料電池用セパレーターに要
求される特性を充分満足していた。 比重:1.92(―) 体積固有抵抗:12mΩcm 通気率:1×10-9cm2/sec
【0041】実施例6 以下に示す各成分を実施例1と同様にして樹脂組成物を
得た。得られた樹脂組成物は、23℃で3ヶ月間保存し
た後でもその性状に変化が見られず保存安定性に優れて
いた。 A−1樹脂 77質量部(12.8質量%) B−2モノマー 23質量部(3.8質量%) C−1開始剤 1.5質量部(0.3質量%) D−1黒鉛 500質量部(83.1質量%) 次に、硬化条件を170℃で3分間とした以外は実施例
1と同様にして硬化させ樹脂板を成形した。このときの
硬化収縮率は0.170%であった。また、樹脂板から
試験片を作製し測定した各種物性値を以下に示す。 比重:2.03(―) 体積固有抵抗:4mΩcm 曲げ強度: 31MPa 曲げ弾性率: 13000MPa 熱伝導率: 優 さらに、硬化条件を170℃で4分間とした以外は実施
例1と同様にして薄板を試作した。得られた薄板は以下
の様な特性を有しており、燃料電池用セパレーターに要
求される特性を充分満足していた。 比重:2.01(―) 体積固有抵抗:5mΩcm 通気率:2×10-8cm2/sec
【0042】実施例7 以下に示す各成分を実施例1と同様にして樹脂組成物を
得た。得られた樹脂組成物は、23℃で3ヶ月間保存し
た後でもその性状に変化が見られず、保存安定性に優れ
ていた。 A−1樹脂 77質量部(12.8質量%) B−3モノマー 23質量部(3.8質量%) C−1開始剤 1.5質量部(0.3質量%) D−1黒鉛 500質量部(83.1質量%) 次に、硬化条件を160℃で5分間とした以外は実施例
1と同様にして硬化させ樹脂板を成形した。このときの
硬化収縮率は0.171%であった。また、樹脂板から
試験片を作製し測定した各種物性値を以下に示す。 比重:2.04(―) 体積固有抵抗: 3mΩcm 曲げ強度: 29MPa 曲げ弾性率: 13000MPa 熱伝導率: 優 さらに、硬化条件を120℃で5分間とした以外は実施
例1と同様にして薄板を試作した。得られた薄板は以下
の様な特性を有しており、燃料電池用セパレーターに要
求される特性を充分満足していた。 比重: 2.02(―) 体積固有抵抗:5mΩcm 通気率: 9×10-9cm2/sec
【0043】実施例8 以下に示す各成分を実施例1と同様にして樹脂組成物を
得た。得られた樹脂組成物は、23℃で3ヶ月間保存し
た後でもその性状に変化が見られず、保存安定性に優れ
ていた。 A−2樹脂 77質量部(12.8質量%) B−1モノマー 23質量部(3.8質量%) C−2開始剤 1.5質量部(0.3質量%) D−1黒鉛 150質量部(24.9質量%) D−2黒鉛 200質量部(33.3質量%) D−3黒鉛 150質量部 (24.9質量%) 次に、実施例1と同様にして硬化させ樹脂板を成形し
た。このときの硬化収縮率は0.164%であった。ま
た、樹脂板から試験片を作製し測定した各種物性値を以
下に示す。 比重:2.03(―) 体積固有抵抗:4mΩcm 曲げ強度: 31MPa 曲げ弾性率: 13000MPa 熱伝導率: 優 さらに、硬化条件を160℃で3分間とした以外は実施
例1と同様にして薄板を試作した。得られた薄板は以下
の様な特性を有しており、燃料電池用セパレーターに要
求される特性を充分満足していた。 比重:2.01(―) 体積固有抵抗:5mΩcm 通気率:2×10-10cm2/sec
【0044】実施例9 以下に示す各成分を実施例1と同様にして混合して樹脂
組成物を得た。得られた樹脂組成物は23℃で3ヶ月保
存した後でもその性状に変化が見られず保存安定性に優
れていた。 A−2樹脂 77質量部(12.8質量
%) B−1モノマー 23質量部(3.8質量%) C−2開始剤 1.5質量部(0.3質量
%) D−1黒鉛 450質量部(74.79質
量%) D−4カーボン短繊維 50質量部(8.31質量
%) 次に、得られた樹脂組成物を実施例1と同様にして硬化
させ樹脂板を成形した。このときの硬化収縮率は0.1
0%であった。また、樹脂板から試験片を作製し、測定
した各種物性値を以下に示す。 比重:2.02(−) 体積固有抵抗:3mΩcm 曲げ強度:40MPa 曲げ弾性率:16000MPa 熱伝導率:優 さらに、実施例1と同様の薄板を試作し、その特性を測
定した結果を以下に示す。燃料電池用セパレーターに要
求される特性を充分満足していた。 比重:2.00(−) 体積固有抵抗:5mΩcm 通気率:2×10-8cm2/sec
【0045】比較例1 以下に示す各成分実施例1と同様にして樹脂組成物を得
た。得られた樹脂組成物は、臭気が激しく、また、モノ
マーの気散が激しく、保存性に問題があり、実用性に乏
しいものであった。具体的には5℃で2日間保存した後
には、質量の減少が見られ使用できない状況であった。 A−2樹脂 77質量部(12.8質量%) B−4モノマー 23質量部(3.8質量%) C−2開始剤 1.5質量部(0.3質量%) D−2黒鉛 500質量部(83.1質量%) 次に、実施例1と同様にして硬化させ樹脂板を成形し
た。硬化性組成物を作る際、また、圧縮成形の際、臭気
が非常に強く、作業環境に問題があった。
【0046】比較例2 以下に示す各成分を実施例1と同様にして樹脂組成物を
得た。えられた樹脂組成物は、23℃で3ヶ月間保存し
た後でもその性状に変化が見られず、保存安定性に優れ
ていた。 A−2樹脂 77質量部(47.7質量%) B−1モノマー 23質量部(14.2質量%) C−2開始剤 1.5質量部(0.9質量%) D−2黒鉛 60質量部(37.1質量%) 次に、実施例1と同様にして硬化させ樹脂板を成形し
た。このときの硬化収縮率は1.14%であった。ま
た、樹脂板から試験片を作製し測定した各種物性値を以
下に示す。 比重:1.47(―) 体積固有抵抗:17Ωcm 曲げ強度: 26MPa 曲げ弾性率: 5200MPa 通気率:2×10-7cm2/sec 熱伝導率: 不可 体積固有抵抗値が大きく、一方、熱伝導率は小さいた
め、本発明の用途材料としては適さない。
【0047】比較例3 以下に示す各成分を常温で混練しながら配合して樹脂組
成物を得た。得られた樹脂は、、5℃で1ヶ月間保存で
もブロッキングしてしまい、保存安定性に著しく欠ける
ものであった。 A−3樹脂 77質量部(12.8質量%) B−1モノマー 23質量部(3.8質量%) C−3 0.4質量部(0.1質量%) D−2黒鉛 500質量部(83.3質量%) 次に、硬化条件を160℃で60分間とした以外は実施
例1と同様にして硬化させ樹脂板を成形した。このとき
の硬化収縮率は0.313%であった。また、樹脂板か
ら試験片を作製し測定した各種物性値を以下に示す。 比重:1.95(―) 体積固有抵抗:20mΩcm 曲げ強度: 22MPa 曲げ弾性率: 9500MPa 熱伝導性: 優 さらに、硬化条件を160℃で60分間とした以外は実
施例1と同様にして薄板を試作した。得られた薄板は以
下の様な特性を有していた。 比重:1.90(―) 体積固有抵抗:34mΩcm 通気率:1×10-4〜3×10-6cm2/secでばら
つきが大きい。 得られた薄板は、通気率が悪く、さらに成形安定性に欠
け、また、硬化組成物の保存性が悪く、硬化時間も非常
に長くかかるので、本発明の用途分野には適さない。
【0048】
【発明の効果】本発明の硬化性樹脂組成物は、その硬化
体が導電性に優れ、耐熱性・放熱性及び耐腐食性にも優
れるので、従来実現が困難であった領域の材料、例え
ば、エレクトロニクス分野、電気製品、機械部品、車輌
部品などの各種用途・部品に広く適用可能であり、特
に、固体燃料電池用のセパレーター用素材として非常に
有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で試作した薄板の平面図である。
【図2】薄板の正面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 63/10 C08L 63/10 H01B 1/00 H01B 1/00 L H 1/24 1/24 Z H01M 8/02 H01M 8/02 B (72)発明者 今泉 光博 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3−2 昭和 電工株式会社総合研究所川崎研究室内 (72)発明者 藤平 隆太郎 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3−2 昭和 電工株式会社総合研究所川崎研究室内 (72)発明者 遠藤 誠 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3−2 株式 会社エムス昭和電工技術開発センター内 (72)発明者 松井 二三雄 東京都千代田区神田錦町3−20 昭和高分 子株式会社内 (72)発明者 波田野 善孝 東京都千代田区神田錦町3−20 昭和高分 子株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ビニルエステル樹脂、(B)アリ
    ルエステルモノマー、アクリル酸エステルモノマー及び
    メタクリル酸エステルモノマーからなる群から選ばれた
    少なくとも1種のモノマー、(C)ラジカル重合開始剤
    並びに(D)少なくとも40質量%の炭素系充填材から
    なる導電性に優れた硬化性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (A)成分 3〜50質量%、(B)成
    分 0.5〜40質量%、(C)成分 0.05〜10
    質量%並びに(D)成分 40〜95質量%からなる請
    求項1記載の導電性に優れた硬化性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (A)ビニルエステル樹脂が、ノボラッ
    ク系ビニルエステル樹脂であることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の導電性に優れた硬化性樹脂組
    成物。
  4. 【請求項4】 (B)成分が、フタル酸ジアリルである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の導電
    性に優れた硬化性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 (C)ラジカル重合開始剤が、有機過酸
    化物もしくは光重合開始剤であり、かつ(D)炭素系充
    填材が主に黒鉛であることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の導電性に優れた硬化性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 (D)炭素系充填材が、主に、アスペク
    ト比が5以下であり、かつ、平均粒径が5〜100μm
    である黒鉛であることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の導電性に優れた硬化性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 (D)炭素系充填材が、主に、アスペク
    ト比が5以下であり、かつ、平均粒径が5〜100μm
    である黒鉛並びに、(D)炭素系充填材中の多くとも4
    0質量%が、繊維径が0.05〜10μmであり繊維長
    が1μm〜5mmの気相法炭素繊維、及び/または、繊
    維径が0.005〜5μmであり繊維長が1〜100μ
    mのカーボンナノチューブであることを特徴とする請求
    項1〜請求項6に記載の導電性に優れた硬化性樹脂組成
    物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の硬
    化性樹脂組成物を硬化して得られる導電性硬化体。
  9. 【請求項9】 体積固有抵抗が1.0Ωcm以下である
    ことを特徴とする請求項8記載の導電性硬化体。
  10. 【請求項10】 熱伝導率が1.0W/m・K以上であ
    ることを特徴とする請求項8記載の導電性硬化体。
  11. 【請求項11】 請求項9または請求項10に記載の導
    電性硬化体から得られる、体積固有抵抗が5×10-2Ω
    cm以下であり、かつ、通気率が1×10-5cm2/s
    ec以下であることを特徴とする燃料電池用セパレータ
    ー。
JP2000274868A 1999-09-13 2000-09-11 導電性に優れた硬化性樹脂組成物及びその硬化体 Pending JP2001151833A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000274868A JP2001151833A (ja) 1999-09-13 2000-09-11 導電性に優れた硬化性樹脂組成物及びその硬化体
PCT/JP2001/001920 WO2002022699A1 (fr) 2000-09-11 2001-03-12 Composition de resine polymerisable conductible et objet polymerise obtenu a partir de cette composition
AU2001241104A AU2001241104A1 (en) 2000-09-11 2001-03-12 Conductive curable resin composition and cured object obtained therefrom
US10/033,208 US20020086198A1 (en) 2000-09-11 2002-01-02 Electrically conducting curable composition and cured product thereof

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25885499 1999-09-13
JP11-258854 1999-09-13
JP2000274868A JP2001151833A (ja) 1999-09-13 2000-09-11 導電性に優れた硬化性樹脂組成物及びその硬化体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001151833A true JP2001151833A (ja) 2001-06-05

Family

ID=26543855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000274868A Pending JP2001151833A (ja) 1999-09-13 2000-09-11 導電性に優れた硬化性樹脂組成物及びその硬化体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001151833A (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002025572A (ja) * 2000-07-10 2002-01-25 Kureha Chem Ind Co Ltd 固体高分子型燃料電池用溝付セパレータ
JP2002226713A (ja) * 2001-02-05 2002-08-14 Toray Ind Inc 炭素繊維強化樹脂組成物、成形材料およびその成形品
WO2002062899A1 (en) * 2001-02-05 2002-08-15 Toray Industries, Inc. Carbon fiber reinforced resin composition, molding material and molded article therefrom
JP2003238816A (ja) * 2002-02-14 2003-08-27 Toray Ind Inc 炭素繊維強化樹脂組成物、成形材料およびその成形品
JP2004168966A (ja) * 2002-11-22 2004-06-17 Hitachi Chem Co Ltd 導電性樹脂組成物及びこれを用いた電子部品
JP2004221071A (ja) * 2002-12-26 2004-08-05 Showa Denko Kk 導電性組成物用炭素質材料及びその用途
WO2004072987A1 (ja) * 2003-02-17 2004-08-26 Japan Composite Co., Ltd. 導電性樹脂組成物及び燃料電池用セパレーター
WO2004081071A1 (ja) * 2003-03-10 2004-09-23 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. 導電性樹脂組成物、その製造方法及び燃料電池用セパレータ
JP2004346315A (ja) * 2003-04-30 2004-12-09 Dainippon Ink & Chem Inc 硬化性樹脂組成物、成形材料及び燃料電池セパレーター
JP2005122974A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Dainippon Ink & Chem Inc 燃料電池用セパレータ及び燃料電池
JP2006501602A (ja) * 2002-05-09 2006-01-12 ザ・ボード・オブ・トラスティーズ・オブ・ザ・レランド・スタンフォード・ジュニア・ユニバーシティ 改善された燃料電池
JPWO2005027248A1 (ja) * 2003-09-10 2006-11-24 三菱樹脂株式会社 燃料電池用セパレータ
JP2007063481A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Mitsubishi Rayon Co Ltd カーボンナノチューブ含有硬化性組成物、及びその硬化塗膜を有する複合体
JP2007324146A (ja) * 2007-09-07 2007-12-13 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 燃料電池用セパレータ
KR100801593B1 (ko) 2006-02-27 2008-02-11 제일모직주식회사 연료전지용 바이폴라 플레이트
WO2008078848A1 (en) 2006-12-27 2008-07-03 Cheil Industries Inc. Heat-conductive resin composition and plastic article
JP2008179787A (ja) * 2006-12-26 2008-08-07 Daido Toryo Kk 紫外線硬化型導電性塗料、紫外線硬化型導電性透明塗膜及び該塗膜の製造方法
US7816432B2 (en) 2002-12-24 2010-10-19 Showa Denko K.K. Curable composition, cured product thereof, molded product thereof and use as fuel cell separator
KR101156012B1 (ko) 2002-12-26 2012-06-18 쇼와 덴코 가부시키가이샤 도전성 조성물용 탄소질 재료 및 그 용도
WO2013146254A1 (ja) 2012-03-29 2013-10-03 東海ゴム工業株式会社 導電性組成物および導電膜

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002025572A (ja) * 2000-07-10 2002-01-25 Kureha Chem Ind Co Ltd 固体高分子型燃料電池用溝付セパレータ
JP2002226713A (ja) * 2001-02-05 2002-08-14 Toray Ind Inc 炭素繊維強化樹脂組成物、成形材料およびその成形品
WO2002062899A1 (en) * 2001-02-05 2002-08-15 Toray Industries, Inc. Carbon fiber reinforced resin composition, molding material and molded article therefrom
US6998434B2 (en) 2001-02-05 2006-02-14 Toray Industries, Inc. Carbon fiber reinforced resin composition, molding compounds and molded products therefrom
JP2003238816A (ja) * 2002-02-14 2003-08-27 Toray Ind Inc 炭素繊維強化樹脂組成物、成形材料およびその成形品
JP2006501602A (ja) * 2002-05-09 2006-01-12 ザ・ボード・オブ・トラスティーズ・オブ・ザ・レランド・スタンフォード・ジュニア・ユニバーシティ 改善された燃料電池
JP2004168966A (ja) * 2002-11-22 2004-06-17 Hitachi Chem Co Ltd 導電性樹脂組成物及びこれを用いた電子部品
US8053501B2 (en) 2002-12-24 2011-11-08 Showa Denko K.K. Curable composition, cured product thereof, molded product thereof and use as fuel cell separator
US7816432B2 (en) 2002-12-24 2010-10-19 Showa Denko K.K. Curable composition, cured product thereof, molded product thereof and use as fuel cell separator
KR101156012B1 (ko) 2002-12-26 2012-06-18 쇼와 덴코 가부시키가이샤 도전성 조성물용 탄소질 재료 및 그 용도
JP2004221071A (ja) * 2002-12-26 2004-08-05 Showa Denko Kk 導電性組成物用炭素質材料及びその用途
WO2004072987A1 (ja) * 2003-02-17 2004-08-26 Japan Composite Co., Ltd. 導電性樹脂組成物及び燃料電池用セパレーター
US7604755B2 (en) 2003-02-17 2009-10-20 Japan Composite Co., Ltd. Electroconductive resin composition and separator for fuel cell
JPWO2004072987A1 (ja) * 2003-02-17 2006-06-01 ジャパンコンポジット株式会社 導電性樹脂組成物及び燃料電池用セパレーター
JP4911975B2 (ja) * 2003-02-17 2012-04-04 ジャパンコンポジット株式会社 導電性樹脂組成物及び燃料電池用セパレーター
WO2004081071A1 (ja) * 2003-03-10 2004-09-23 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. 導電性樹脂組成物、その製造方法及び燃料電池用セパレータ
CN100343297C (zh) * 2003-03-10 2007-10-17 大日本油墨化学工业株式会社 导电性树脂组合物、其制造方法及燃料电池用隔膜
US7858696B2 (en) 2003-03-10 2010-12-28 Dic Corporation Conductive resin composition, process for production thereof, and fuel cell separators
KR100987683B1 (ko) 2003-03-10 2010-10-13 디아이씨 가부시끼가이샤 도전성 수지 조성물, 그 제조 방법 및 연료 전지용세퍼레이터
JP2004346315A (ja) * 2003-04-30 2004-12-09 Dainippon Ink & Chem Inc 硬化性樹脂組成物、成形材料及び燃料電池セパレーター
JP4687004B2 (ja) * 2003-04-30 2011-05-25 Dic株式会社 硬化性樹脂組成物、成形材料及び燃料電池セパレーター
JPWO2005027248A1 (ja) * 2003-09-10 2006-11-24 三菱樹脂株式会社 燃料電池用セパレータ
JP4633626B2 (ja) * 2003-09-10 2011-02-16 三菱樹脂株式会社 燃料電池用セパレータ
JP2005122974A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Dainippon Ink & Chem Inc 燃料電池用セパレータ及び燃料電池
JP2007063481A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Mitsubishi Rayon Co Ltd カーボンナノチューブ含有硬化性組成物、及びその硬化塗膜を有する複合体
KR100801593B1 (ko) 2006-02-27 2008-02-11 제일모직주식회사 연료전지용 바이폴라 플레이트
JP2008179787A (ja) * 2006-12-26 2008-08-07 Daido Toryo Kk 紫外線硬化型導電性塗料、紫外線硬化型導電性透明塗膜及び該塗膜の製造方法
WO2008078848A1 (en) 2006-12-27 2008-07-03 Cheil Industries Inc. Heat-conductive resin composition and plastic article
US8029876B2 (en) 2006-12-27 2011-10-04 Cheil Industries Inc. Heat-conductive resin composition and plastic article including the same
EP2102288A1 (en) * 2006-12-27 2009-09-23 Cheil Industries Inc. Heat-conductive resin composition and plastic article
EP2102288A4 (en) * 2006-12-27 2012-10-10 Cheil Ind Inc HEAT-RESISTANT RESIN COMPOSITION AND PLASTIC OBJECT
JP2007324146A (ja) * 2007-09-07 2007-12-13 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 燃料電池用セパレータ
WO2013146254A1 (ja) 2012-03-29 2013-10-03 東海ゴム工業株式会社 導電性組成物および導電膜
US9504151B2 (en) 2012-03-29 2016-11-22 Sumitomo Riko Company Limited Conductive composition and conductive film

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001151833A (ja) 導電性に優れた硬化性樹脂組成物及びその硬化体
JP4417886B2 (ja) 燃料電池分離板成型用素材の製造方法
JP3948217B2 (ja) 導電性硬化性樹脂組成物、その硬化体、及びその成形体
CN101155871A (zh) 导电可固化树脂组合物,其固化产品及其模塑制品
US20020086198A1 (en) Electrically conducting curable composition and cured product thereof
WO2004096878A1 (ja) 硬化性樹脂組成物
Paluvai et al. Fabrication and evaluation of acrylated epoxidized castor oil‐toughened diglycidyl ether of bisphenol A nanocomposites
WO2002021620A1 (fr) Separateur pour pile a combustible, procede de production, et materiau utilise
CN113185646A (zh) 导电3d打印材料及其制备方法
JP4883361B2 (ja) 導電性硬化性樹脂組成物、その硬化体、及びその成形体
KR20050105974A (ko) 도전성 수지 조성물, 그 제조 방법 및 연료 전지용세퍼레이터
JP2014028900A (ja) 導電性樹脂組成物及びこれを用いた導電性塗料並びに導電性接着剤
KR20050084483A (ko) 경화성 조성물, 그 경화물, 그 성형체 및 연료 전지세퍼레이터로서의 사용
WO2007034628A1 (ja) 燃料電池用セパレータ材とその製造方法
CN116072905B (zh) 复合材料、复合石墨双极板、燃料电池及制备方法
JP2001335695A (ja) 熱硬化性樹脂成形材料及びそれを用いた成形体
JP3412141B2 (ja) 燃料電池セパレータの製造方法
JP2001216976A (ja) 燃料電池セパレータ及びその製造方法
WO2002022699A1 (fr) Composition de resine polymerisable conductible et objet polymerise obtenu a partir de cette composition
JP2003213137A (ja) 熱硬化性樹脂成形材料およびこれを成形してなる成形品
JP5636169B2 (ja) 熱硬化性樹脂組成物及び電気電子部品
Suherman et al. Enhance the electrical conductivity and tensile strength of conductive polymer composites using hybrid conductive filler.
JP2005082745A (ja) 導電性樹脂組成物及びそれを用いてなる燃料電池用セパレータ
Suherman Optimization of internal mixing parameter on the electrical conductivity of multiwall carbon nanotubes/synthetic graphite/epoxy nanocomposites for conductive polymer composites using Taguchi method
JP4989880B2 (ja) 燃料電池セパレータとそのための樹脂組成物並びにその製造方法