JP2001150202A - 切削加工方法 - Google Patents
切削加工方法Info
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Abstract
段取りを不要とした加工を行う。 【解決手段】 同一外形の第1及び第2の把持代部分2
1,22を両端部に有したワークの第1の把持代部分2
1を把持し、第2の把持代部分22を残した状態でワー
クに所定の切削加工を行って第1段の中間加工物20を
形成する第1の工程と、第1段の中間加工物20を反転
して第2の把持代部分22を把持した状態で、第1の把
持代部分21を切削除去した後、露出した切削面に対し
所定の切削加工を行って最終形状部分と第2の把持代部
分22とが連続している第2の中間加工物を形成する第
2の工程と、第2の把持代部分22の把持状態のまま
で、第2の把持代部分22から最終形状部分を切削除去
して最終加工物とする第3の工程とを備える。
Description
作機械を用いてワークに切削加工を行う切削加工方法に
関する。
ニングセンタ、ターニングセンタ等が使用されている。
図6及び図7はマシニングセンタにより6面体を加工す
る工程を、図8はターニングセンタによって6面体を加
工する工程を示す。
に示すように、チルト円テーブル101に回転可能に取
り付けられたワーク保持具(チャック)102にワーク
103が把持される。この保持状態で工具104を用
い、ワーク103の上面105に加工を行った後、
(b)で示すように、ワーク保持具102を90°倒
し、ワーク保持具102を回転させながら4側面10
6,107,108,109を加工する。この加工で
は、自動工具交換装置(不図示)によって工具104を
取り換えながることにより、ワーク103の加工に必要
なドリルまたはエンドミルなど多様な刃物を使用する。
で保持されているワーク103底面110は加工不可能
なため、図7に示すように次工程で別のワーク保持具1
12を用いて加工済みの側面部分を把持して底面110
を加工する。なお、ワーク保持具102、112が同一
の工作機械に装着されている場合は、ワーク反転ハンド
リング装置(不図示)を用いてワーク保持持具102か
らワーク保持具112ヘワーク103を自動で反転し、
把持替えを行う。
で示すように、ワーク121が主軸120のチャックに
把持され、電動モータ(不図示)によって回転してバイ
ト122や回転工具123などの工具により加工され
る。この加工が完了した後、加工部位の一部124をサ
ブ主軸125のチャックが把持してワーク121から加
工部分126をバイト122などの工具で切り離す。こ
のため、サブ主軸125は主軸120とは異なった電動
モータ(不図示)によって回転すると共に、主軸120
方向に移動できる構造となっている。
離された切削面127が未加工であるため、矢印128
で示す方向から加工する。このとき、加工する工具はバ
イト122や回転工具123などを共通使用する場合
と、独自の工具を使用して加工する場合とがある。
台でワークから六面体を加工することができる。
ングセンタにしてもターニングセンタにしても、一度は
ワークの把持を換えて加工するが、加工した部位を把持
する場合、部品形状が異なる都度、その形状に合わせた
ワーク保持具やチャックに換える必要がある。このた
め、そのための段取りが面倒であると共に、段取り時間
が長くなる問題を有している。特に、多品種少量生産に
おいては、段取り時に作業者が介在しなければ、その加
工ができず、長時間の無人稼動を目的とするうえでの大
きな問題となっている。
てなされたものであり、ワークの把持換えの段取りをな
くし、しかも長時間の無人稼動を可能にした切削加工方
法を提供することを目的とする。
め、請求項1の発明は、同一外形の第1及び第2の把持
代部分を両端部に有したワークの第1の把持代部分を把
持し、第2の把持代部分を残した状態でワークに所定の
切削加工を行って第1段の中間加工物を形成する第1の
工程と、第1段の中間加工物を反転して前記第2の把持
代部分を把持した状態で、前記第1の把持代部分を切削
除去した後、露出した切削面に対し所定の切削加工を行
って最終形状部分と第2の把持代部分とが連続している
第2の中間加工物を形成する第2の工程と、前記第2の
把持代部分の把持状態のままで、第2の把持代部分から
最終形状部分を切削除去して最終加工物とする第3の工
程と、を備えていることを特徴とする。
部分及び第2の把持代部分以外の部分が加工された第1
段の中間加工物を形成し、第2の工程で最終形状部分と
第2の把持代部分とが連続した第2段の中間加工物を形
成し、第3の工程で最終加工物を形成する。第1の工程
から第2の工程への移行では、第1の中間加工物を反転
して把持を行うが、これらの工程でそれぞれ把持される
第1の把持代部分及び第2の把持代部分が同一外形とな
っているため、同一のチャックを用いることができ、チ
ャックを取り換える必要がなく、取り換えの段取りが不
要となる。従って、長時間の無人稼動を行うことができ
る。
あって、前記最終加工物が6面体であり、前記第1の工
程で6面の内の5面を切削加工することを特徴とする。
し、第2の工程で残りの1面を加工するため、6面体で
あっても、把持換えの段取りを扶養した加工が可能とな
る。
発明であって、前記第1の工程において、前記第2の把
持代部分の端面から切り込み加工を行って第2の把持代
部分の内部に加工面を形成することを特徴とする。
部分に内部に加工面を形成するため、その後の加工が簡
単となり、迅速に加工することができる。
態であり、図1はワークを加工することにより、形成さ
れた最終加工物7を示す。最終加工物7は加工面1〜6
を有した6面体となっている。この形態においては、加
工面(上面)1に長円溝1a及び座ぐり溝1bが、加工
面(側面)3に円形溝3aが、加工面(側面)5に四角
溝5a及び円形溝5bが形成されている。又、加工面1
から加工面(側面)4にかけては切り欠き4aが、加工
面(側面)6から加工面1にかけて及び加工面3から加
工面1にかけては鉤状の切り欠き6a、3bが形成され
ている。
クは、図示を省略するが、同一外形の第1及び第2の把
持代部分を有した形状のものが使用される。図2はこの
実施の形態における第1の工程により加工された第1段
の中間加工物20を示す。第1の工程では、同一外形の
2つの把持代部分21,22の内、第1の把持代部分2
1を把持した状態で加工を行う。又、加工に際しては、
第2の把持代部分22を残した状態でワークに対して加
工を行う。従って、第1の工程では、第2の把持代部分
22及び把持されている第1の把持代部分21に対して
の加工は行われることがない。
0は、同一外形の第1及び第2の把持代部分21,22
が両端部に残っており、これらの間が切削加工される。
これにより、加工面1,加工面3,加工面2,加工面4
が形成される。図2において、把持代部分21,22
は、A1=A2の把持代長さとなっている。又、この実
施の形態では、ワークとして全体が円柱形状のものが使
用されるものであり、少なくとも両端の把持代部分2
1,22の径が同一(C1=C2)となっている。さら
に、ワークとしては、L=A1+A2+最終加工物7の
全長+切断代(0.2mm×2)の長さLに切断した素
材を用いる。
用いる場合における第1の工程を示す。マシニングセン
タでは、チルト円テーブル10に回転可能に取り付けら
れたワーク保持具12に、あらかじめ寸法Lに切断した
ワークを把持する。この把持は、ロボットまたはワーク
反転ハンドリング装置(不図示)を用いて自動で行う。
このとき、ワーク保持具12は第1の把持代部分21を
把持する。そして、刃物等の工具13を用い、図3の実
線及び鎖線で示すように、ワークの姿勢を変更すると共
に、ワークを回転させながら切削加工を行う。なお、工
具13は加工に必要なドリル、エンドミルなどを自動工
具交換装置(不図示)によって取り換えながら加工を継
続する。
把持されていない第2の把持代部分22に対して加工を
行うことができる。図3の実線はこの加工を示し、第2
の把持代部分22に対し、その端面から切り込みを行
う。このとき、第2の把持代部分22の外面に対して
は、加工を行うことなく、第2の把持代部分22の外形
はそのままとする。この切り込みによって、加工面5を
形成する。
込み加工を示し、第2の把持代部分22に対し、直径
B、深さD(D=A2−(H+0.2mm)、Hは工具
13の幅である。)で切り込み加工を行った後、四角溝
5a、円形溝5bを有した加工面5を加工する。このよ
うな寸法での加工では、加工を行うことが容易となる。
する。図5はこの第2工程を示し、第2の工程では、第
1段の中間加工物20を反転し、第2の把持代部分22
をワーク保持具12に把持させる。かかる把持換えで
は、第1の把持代部分21及び第2の把持代部分22が
同一の外形となっているため、第1の工程で使用したワ
ーク保持具12をそのまま使用することができる。
分の把持状態で、第1の把持代部分21を切削除去す
る。この切削除去によって未加工の加工面6が露出する
ため、露出した未加工の加工面6に対して加工を行う。
これにより、6面が加工された最終形状部分25と、第
2の把持代部分22とが連続した第2段の中間加工物3
0を形成することができる。
て第3の工程を行う。第3の工程では、ワーク保持具1
2によって第2の把持代部分22を把持したままの状態
で、工具13により第2の把持代部分22から最終形状
部分25を切削除去する。このとき、図5に示すよう
に、第2段の中間加工物30を回転させ、バイト形状の
工具13により旋削で切り離すか、工具13として回転
工具を取りつけ、ミーリングにより切り離すことにより
行う。かかる切り離し手段は、最終形状部分25の大き
さや形状などによって適宜、選択するものである。
によって加工を行っているが、本発明では、ターニング
センタによっても加工を行うことができる。ターニング
センタの場合には、ワークとして長尺材料を使用するこ
とができるため、第1の把持代部分21の把持代は素材
部とみなすことができるメリットがある。又、本発明で
は、6面体以外の多面体を同様に成形することができ
る。
び第2の工程でそれぞれ把持される第1の把持代部分及
び第2の把持代部分が同一外形となっているため、同一
のチャックを用いることができ、チャックを取り換える
必要がなく、取り換えの段取りが不要となり、、長時間
の無人稼動を行うことができる。
も、把持換えの段取りを扶養した加工が可能となる。
分に内部に加工面を形成するため、その後の加工が簡単
となり、迅速に加工することができる。
示す斜視図である。
(a)は側面図、(b)は端面図である。
る。
センタで行う場合を工程順に示す側面図である。
ある。
いの側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 同一外形の第1及び第2の把持代部分を
両端部に有したワークの第1の把持代部分を把持し、第
2の把持代部分を残した状態でワークに所定の切削加工
を行って第1段の中間加工物を形成する第1の工程と、 第1段の中間加工物を反転して前記第2の把持代部分を
把持した状態で、前記第1の把持代部分を切削除去した
後、露出した切削面に対し所定の切削加工を行って最終
形状部分と第2の把持代部分とが連続している第2の中
間加工物を形成する第2の工程と、 前記第2の把持代部分の把持状態のままで、第2の把持
代部分から最終形状部分を切削除去して最終加工物とす
る第3の工程と、を備えていることを特徴とする切削加
工方法。 - 【請求項2】 前記最終加工物が6面体であり、前記第
1の工程で6面の内の5面を切削加工することを特徴と
する請求項1記載の切削加工方法。 - 【請求項3】 前記第1の工程において、前記第2の
把持代部分の端面から切り込み加工を行って第2の把持
代部分の内部に加工面を形成することを特徴とする請求
項1又は2記載の切削加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33216099A JP3803519B2 (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 加工物製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33216099A JP3803519B2 (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 加工物製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001150202A true JP2001150202A (ja) | 2001-06-05 |
JP3803519B2 JP3803519B2 (ja) | 2006-08-02 |
Family
ID=18251835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33216099A Expired - Fee Related JP3803519B2 (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 加工物製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3803519B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007270850A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Jtekt Corp | 分割ころ軸受 |
JP2017170565A (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | 若林工業株式会社 | 長孔のバリ取り装置及びこれを用いたバリ取り方法 |
CN114012444A (zh) * | 2021-11-05 | 2022-02-08 | 哈尔滨学院 | 一种空间立方体加工装置 |
CN117340312A (zh) * | 2023-11-07 | 2024-01-05 | 兴化市永泰新材料有限公司 | 一种多功能铝型材钻孔装置 |
-
1999
- 1999-11-24 JP JP33216099A patent/JP3803519B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017170565A (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | 若林工業株式会社 | 長孔のバリ取り装置及びこれを用いたバリ取り方法 |
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CN114012444B (zh) * | 2021-11-05 | 2022-06-07 | 哈尔滨学院 | 一种空间立方体加工装置 |
CN117340312A (zh) * | 2023-11-07 | 2024-01-05 | 兴化市永泰新材料有限公司 | 一种多功能铝型材钻孔装置 |
CN117340312B (zh) * | 2023-11-07 | 2024-04-09 | 兴化市永泰新材料有限公司 | 一种多功能铝型材钻孔装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3803519B2 (ja) | 2006-08-02 |
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