JPH08215902A - クランク軸の旋削装置 - Google Patents

クランク軸の旋削装置

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JPH08215902A
JPH08215902A JP4665695A JP4665695A JPH08215902A JP H08215902 A JPH08215902 A JP H08215902A JP 4665695 A JP4665695 A JP 4665695A JP 4665695 A JP4665695 A JP 4665695A JP H08215902 A JPH08215902 A JP H08215902A
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JP
Japan
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tool holder
tool
cutting
crankshaft
leg
Prior art date
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Pending
Application number
JP4665695A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Takagi
正義 高木
Takanori Ota
孝典 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 剛性が高く、しかも1つの切削部分に対し、
1工程で切削が行われるクランク軸の旋削装置を提供す
る。 【構成】 クランク軸の旋削装置は、第1工具ホルダ2
0Aを支持した第1刃物台及び第2工具ホルダ20Bを
支持した第2刃物台が主軸台に回転駆動されるように支
持されたクランク軸を挟んで夫々前進後退するように設
けられ、第1及び第2工具ホルダは、厚さTが少なくと
もクランク軸のジャーナル部又はピン部の長さより狭
く、第1、第2工具ホルダは、第1、第2刃物台の前進
後退方向に伸長した平行な両脚部21a,bを備え、両
脚部の基部側が刃物台による支持側21cとなり、少な
くとも一方の工具ホルダの両脚部の間には、刃物23が
取り付けられれ、各脚部には、先端面から突出した連結
ピン24又は先端面に開口した連結穴25が刃物台の進
退方向に設けられ、第1工具ホルダの脚部の連結ピン又
は連結穴は、対向する第2工具ホルダの脚部の連結穴又
は連結ピンに遊びなく滑動自在に嵌まり得るように形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、クランク軸のジャー
ナル部及びピン部を旋削する旋削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クランク軸の各ジャーナル部及びピン部
は、両側がジャーナル部及びピン部より大径のバランス
ウエイトで挟まれているので、ジャーナル部及びピン部
を旋盤で旋削する場合には、切削工具は、刃先がジャー
ナル部及びピン部に達するのに、両側のバランスウエイ
トB,Bに挟まれた狭い間隔空間を半径方向に奥まで入
り込まなければならない。そのため、従来の技術におい
ては、図4に示すようなバランスウエイトB,Bに挟ま
れた狭い間隔空間に入り込み得る細長い柄部の先端にバ
イトチップ23を取り付けた切削工具30A,30Bが
用いられている。切削工具30Aと切削工具30Bと
は、バランスウエイトB,Bとの干渉を防ぐため、バイ
トチップ23の切刃の向きが逆に取り付けられており、
この切削工具30Aと切削工具30Bとを個々に用いて
1つの切削部分Cの切削を図4に示すように2工程で行
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の技
術における切削工具は、先端に切削抵抗である荷重が加
わる長い片持ち梁状となり、剛性に問題が生じ、強力切
削が不可能になる。しかも、切刃方向が反対の2本の切
削工具30A,30Bを用いて、1つの切削部分Cに対
し、2工程で切削が行われている。この発明の第1の目
的は、クランク軸の旋削装置の剛性を高くすること、第
2の目的は、1つの切削部分に対し、1工程で切削が行
われるクランク軸の旋削装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のクランク軸の
旋削装置は、第1工具ホルダ及び第2工具ホルダが回転
可能に支持されたクランク軸を挟んで夫々前進後退する
ように設けられ、第1工具ホルダ及び第2工具ホルダ
は、厚さが少なくともクランク軸のジャーナル部又はピ
ン部の長さより狭く、第1工具ホルダ及び第2工具ホル
ダは、前進後退方向に伸長した平行な両脚部を備え、両
脚部の基部側が支持側となり、少なくとも一方の工具ホ
ルダの両脚部の間には、刃物が取り付けられ、各脚部に
は、互いに対向する脚部の先端面を連結する凸部と凹部
とが形成されている。
【0005】そして、クランク軸のジャーナル部又はピ
ン部の夫れ夫れを切削する複数の第1工具ホルダ及び第
2工具ホルダ又はそのいずれか一方がタレットを介して
第1刃物台及び第2刃物台又はそのいずれか一方に支持
されいる。
【0006】
【作用】上記の請求項1の発明のクランク軸の旋削装置
においては、切削部分であるジャーナル部又はピン部の
中心軸線が主軸軸線上になるように工作物であるクラン
ク軸を主軸台に支持して回転駆動する。
【0007】そして、切削部分が第1工具ホルダと第2
工具ホルダとに対向する位置になり、且つ一方の工具ホ
ルダの刃物の切刃がバランスウエイトの側面に実質的に
一致するように工作物と工具ホルダとを位置決めする。
このときは、第1工具ホルダと第2工具ホルダとの先端
は、少なくともバランスウエイトの最大回転径外にある
待機位置に位置する。
【0008】そして、第1ホルダと第2ホルダとを対向
前進させ、第1工具ホルダの脚部と第2工具ホルダの脚
部とが接近し、対向工具ホルダの脚部同士の凸部と凹部
とが嵌まり込み、両工具ホルダは、閉じられた枠体とな
り、対向脚部が互に凸部と凹部との係合で支承案内され
て接近する。
【0009】そして、工具ホルダの刃物の切刃は、一方
のバランスウエイトの基部、即ち切削部分の外周面の一
端部に、別の工具ホルダにも刃物があり、2個1対の場
合には、その刃物の切刃は切削部分の外周面の中間部に
夫々達し、旋削が開始される。次いで、クランク軸は、
他方のバランスウエイトが工具ホルダに達するまでクラ
ンク軸Wが縦送りされる。これにより、切削部分の軸線
方向の範囲が実質的に2分割され、刃物が単一の場合
は、その半分が、刃物が2個1対の場合は、両半分が同
時に旋削される。
【0010】縦送りが止められ、旋削が完了すると、待
機位置まで第1刃物台及び第2刃物台を待機位置まで後
退させる。かくして、刃物が2個1対の場合は、一つの
切削部分の旋削工程が完了する。又、刃物が単一の場合
は、他の工具ホルダが取り付けられ、刃物が切削部分に
対向して、上記と同様にして残りの半分が旋削されて、
一つの切削部分の旋削工程が完了する。
【0011】又、上記の請求項2の発明のクランク軸の
旋削装置においては、ジャーナル部及びピン部の夫々を
切削する工具ホルダ、又はそのジャーナル部及びピン部
の半分ずつを切削する工臭ホルダを取り付けたタレット
により工臭ホルダを切削部分に対向する切削位置に割り
出して切削を開始する。
【0012】
【実施例】この発明の実施例におけるクランク軸の旋削
装置を図面に従って説明する。図1において、ベッド1
の上に形成された案内溝2に係合して縦送り方向に滑動
自在に工作物テーブル3が載置され、工作物テーブル3
は、ベッド1の一端部に設けられた工作物テーブル送り
用モータ4により駆動されるねじ送り機構により縦送り
されるようになっている。工作物テーブル3上には、第
1主軸台5と第2主軸台6とが縦送り方向に間隔を空け
て対向して設けられている。
【0013】第1主軸台5には、第1主軸モータ7と同
第1主軸モータ7により回転駆動される第1主軸8とが
設けられ、同様に第2主軸台6には、第2主軸モータ9
と同第2主軸モータ9により回転駆動される第2主軸1
0とが設けられ、同一軸線上で対向した第1主軸8及び
第2主軸10には夫々チャック11が取り付けられ、工
作物であるクランク軸Wは、第1主軸8及び第2主軸1
0に両端が把持されて、切削部分Cであるジャーナル部
又はピン部の中心軸線回のに回転駆動されるようになっ
ている。
【0014】ベッド1の上には、第1主軸台5と第2主
軸台6との中間部において、第1刃物台12と第2刃物
台13とが工作物テーブル3を挟んで後記の第1工具ホ
ルダ取付用タレット15、即ち第1工具ホルダ20Aと
第2工具ホルダ取付用タレット18、即ち第2工具ホル
ダ20Bとが対向する位置に、横送り方向に往復動自在
に設けられている。
【0015】第1刃物台12には、前進後退用モータ1
4並びに第1工具ホルダ取付用タレット15及び割出し
モータ16が設けられ、同様に第2刃物台13には、前
進後退用モータ17並びに第2工具ホルダ取付用タレッ
ト18及び割出しモータ19が設けられ、第1刃物台1
2及び第2刃物台13は、夫々前進後退用モータ14,
17により横送り方向に個別に前進後退されるようにな
っており、第1工具ホルダ取付用タレット15及び第2
工具ホルダ取付用タレット18は、夫々横送り方向とは
垂直(縦送り方向に平行)な軸線回りに回転自在に、割
出しモータ16,19により割出し回転されるようにな
っている。
【0016】第1工具ホルダ取付用タレット15の外周
面には複数の第1工具ホルダ20A,20A・・・が、
第2工具ホルダ取付用タレット18の外周面には複数の
第2工具ホルダ20B,20B・・・が放射状に装着さ
れており、各割出し位置において、第1工具ホルダ取付
用タレット15の各第1工具ホルダ20と第2工具ホル
ダ取付用タレット18の各第2工具ホルダ21が、第1
主軸8及び第2主軸10に把持されたクランク軸Wの切
削部分Cを間にして対向し得るようになっている。
【0017】第1工具ホルダ20Aは、図2に示すよう
に、厚さが少なくともクランク軸Wの切削部分C(ジャ
ーナル部又はピン部)の長さ、即ちバランスウエイト
B,B間の間隔の半分に対し小さい近似値である板状の
コ字形枠体21を備え、コ字形枠体21の両脚部21
a,21bは、同長で、且つ先端面が中間部21cと平
行な同一平面上にあり、中間部21cの外側面は、第1
工具ホルダ取付用タレット15・第2工具ホルダ取付用
タレット18の外周面に接するように取り付けられるよ
うになっている。
【0018】中間部21cの内側面と一方の脚部21a
の内側面との隅部には、段状になった刃物取付部22が
突出して形成され、他方の脚部21bの内側面に対する
刃物取付部22の対向面の先端部には、バイトチップ2
3が着脱自在に取り付けられ、バイトチップ23の切刃
の位置は、コ字形枠体21の一側面から少なくとも切込
み分だけ突出し、両脚部21a,21bの内側面間の実
質的に中心であり、両脚部21a,21bの先端面から
引込んだ距離が少なくとも、加工部分(ジャーナル部又
はピン部)の半径に対し小さい近似値である。
【0019】そして、一方の脚部(図示の例では、刃物
取付部22がない方の脚部21b)の先端面には、脚部
と同一方向に突出した連結ピン24が形成され、他方の
脚部21aには、連結ピン24が遊びなく滑動自在に嵌
まり得る連結穴25が先端面に開口して脚部と同一方向
に穿設されている。第2工具ホルダ20Bは、図2に示
すように、第1工具ホルダ20Aと同様であるが、バイ
トチップ23の切刃の位置が、第1工具ホルダ20Aの
場合の側面とは逆のコ字形枠体21の側面から少なくと
も切込み分だけ突出している。
【0020】第1工具ホルダ20A及び第2工具ホルダ
20Bとは、上記のような構造で、略同形であるが、第
1工具ホルダ取付用タレット15の第1工具ホルダ20
Aと第2工具ホルダ取付用タレット18の第2工具ホル
ダ20Bとが対向した場合、一方の工具ホルダの脚部2
1aが他方の工具ホルダの21bに対向し、連結ピン2
4が連結穴25に嵌まり込むように装着される。
【0021】上記のクランク軸の旋削装置の操作・作動
について説明する。切削部分Cであるジャーナル部又は
ピン部の中心軸線が主軸軸線上になるように工作物であ
るクランク軸Wを少なくとも一端をチャック13で把持
して第1主軸8及び第2主軸10に装着し、第1主軸モ
ータ7及び第2主軸モータ9を駆動して、第1主軸8及
び第2主軸10を同期回転させる。即ち、クランク軸W
の切削部分Cを中心軸線回りに回転させる。第1工具ホ
ルダ取付用タレット15及び第2工具ホルダ取付用タレ
ット18を割出しモータ16,19の駆動により割出し
回転させて、所要の第1工具ホルダ20Aと第2工具ホ
ルダ20Bとをクランク軸Wを挟んで対向させる。
【0022】そして、切削部分Cが第1工具ホルダ取付
用タレット15の第1工具ホルダ20Aと第2工具ホル
ダ取付用タレット18の第2工具ホルダ20Bに対向す
る位置になり、且つ一方の工具ホルダ(例えば第1工具
ホルダ20A)のバイトチップ23の切刃がバランスウ
エイトBの側面に実質的に一致するように工作物テーブ
ル3を工作物テーブル送り用モータ4の駆動によりベッ
ド1上を縦送りして位置決めする。このときは、第1刃
物台12及び第2刃物台13は、第1工具ホルダ20A
と第2工具ホルダ20Bとの先端が少なくともバランス
ウエイトBの最大回転径外にある待機位置に位置する。
【0023】そして、前進後退用モータ14,17の駆
動により第1刃物台12と第2刃物台13とを対向前進
させる(図3(A)参照)。第1刃物台12、即ち第1
工具ホルダ20Aの脚部21a,21bと第2刃物台1
3、即ち第2工具ホルダ20Bの脚部21a,21bと
が接近し、第1工具ホルダ20Aの脚部21aの連結穴
25に第2工具ホルダ20Bの脚部21bの連結ピン2
4が、第2工具ホルダ20Bの脚部21aの連結穴25
に第1工具ホルダ20Aの脚部21bの連結ピン24が
同時に嵌まり込む。対向したコ字形枠体21,21はロ
字形となり、2組の対向脚部21a21bが互に連結ピ
ン24と連結穴25との係合で支承案内されて接近す
る。
【0024】そして、第1工具ホルダ20Aのバイトチ
ップ23の切刃は、一方のバランスウエイトBの基部、
即ち切削部分Cの外周面の一端部に、第2工具ホルダ2
0Bのバイトチップ23は、切削部分Cの外周面の中間
部に夫々達し、旋削が開始される。(図3(B)参
照)。
【0025】次いで、工作物テーブル送り用モータ4の
駆動により、工作物テーブル3、即ちクランク軸Wは、
他方のバランスウエイトBの基部、即ち切削部分Cの外
周面の他端部が第2工具ホルダ20Bのバイトチップ2
3の切刃に達するまで工作物テーブル3、即ちクランク
軸Wが縦送りされる(図3(C)参照)。これにより、
切削部分Cの軸線方向の範囲が実質的に2分割され、夫
々が第1工具ホルダ20Aと第2工具ホルダ20Bとに
より同時に旋削される。
【0026】縦送りが止められ、旋削が完了すると、前
進後退用モータ14,17の駆動により、待機位置まで
第1刃物台12及び第2刃物台13を待機位置まで後退
させる。かくして、一つの切削部分の旋削工程が完了
し、次の切削部分Cが第1工具ホルダ取付用タレット1
5の第1工具ホルダ20Aと第2工具ホルダ取付用タレ
ット18の第2工具ホルダ20Bに対向する位置になる
ように工作物テーブル3を工作物テーブル送り用モータ
4の駆動によりベッド1上を縦送りして位置決めする。
【0027】場合によっては、第1工具ホルダ取付用タ
レット15及び第2工具ホルダ取付用タレット18を割
出しモータ16,19の駆動により割出し回転させて、
第1工具ホルダ20Aと第2工具ホルダ20Bとを換え
ておく。そして次の切削部分Cの切削工程が上記同様に
繰り返される。
【0028】上記の実施例においては、第1工具ホルダ
20A及び第2工具ホルダ20Bが夫々連結ピン24及
び連結穴25を備えているが、一方の工具ホルダが連結
穴25の替わりに連結ピン24を備え、他方の工具ホル
ダが連結ピン24の替わりに連結穴25を備えてもよ
い。又、第1工具ホルダ20A及び第2工具ホルダ20
Bの脚部21a,21bの全てが同長である必要はな
く、要は、その長さは、第1工具ホルダ20A及び第2
工具ホルダ20Bが接近し、対向した脚部21a,21
bが当接した際、対向したバイトチップ23の刃先間隔
がジャーナル部又はピン部の直径に対し小さい近似値で
あればよい。
【0029】又、別の実施例としては、一方の切物台の
工具ホルダのみにバイトチップ23を取り付け、他方の
切物台の工具ホルダには、バイトチップ23を取り付け
なくてもよい。その場合、工具ホルダ取付用タレットに
は、別の工具ホルダも装着され、その工具ホルダは、第
1工具ホルダ20Aに対する第2工具ホルダ20Bのよ
うに逆の側面からバイトチップ23の切刃が突出してい
る。
【0030】この場合、工作物テーブル送り用モータ4
の駆動により、工作物テーブル3、即ちクランク軸W
は、他方のバランスウエイトBの基部、即ち切削部分C
の外周面の他端部が第2工具ホルダ20Bに達するまで
工作物テーブル3、即ちクランク軸Wが縦送りされて、
最初の工具ホルダのバイトチップ23による切削部分の
半分の切削工程が行われ、次に工具ホルダ取付用タレッ
トの割出し回転により別の工具ホルダを切削部分に対向
させて同様の縦送りにより残りの半分の切削工程を行う
ことになる。
【0031】なお、上記の実施例においては、連結ピン
24が凸部となり、連結穴25が凹部となっているが、
それに限定されることはなく、例えば、脚部21a,2
1bが山形及び谷形である等、第1工具ホルダ20Aと
第2工具ホルダ20Bとが連結され得る形状であれば、
適宜の形状が用いられる。
【0032】
【発明の効果】この発明のクランク軸の旋削装置におい
ては、切削時に第1工具ホルダの脚部と第2工具ホルダ
の脚部とが接近し、両工具ホルダの脚部同士の対向した
凸部と凹部とが互に嵌まり込み、閉じられた枠体とな
り、対向脚部が互に凸部と凹部との係合で支承案内され
て接近するので、両工具ホルダの切削抵抗に対する剛性
が高まり、強力切削が可能となると共に、加工精度も向
上する。それと共に、第1工具ホルダ及び第2工具ホル
ダに刃物を取り付けた場合には、クランク軸の1つの切
削部分に対し1工程で切削が行われ得て、生産性がよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例におけるクランク軸の旋削装
置の斜視図である。
【図2】この発明の実施例におけるクランク軸の旋削装
置の工具ホルダの斜視図である。
【図3】この発明の実施例におけるクランク軸の旋削装
置の旋削工程の説明図である。
【図4】従来の技術におけるクランク軸の旋削工程の説
明図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 案内溝 3 工作物テーブル 4 工作物テ
ーブル送り用モータ 5 第1主軸台 6 第2主軸
台 7 第1主軸モータ 8 第1主軸 9 第2主軸モータ 10 第2主軸 11 チャツク 12 第1刃
物台 13 第2刃物台 14,17
前進後退用モータ 15 第1工具ホルダ取付用タレット 16,19割
出しモータ 18 第2工具ホルダ取付用タレット 20A 第1
工具ホルダ 20B 第2工具ホルダ 21 コ字形
枠体 21a,21b 脚部 21c 中間
部 22 刃物取付部 23 バイト
チップ 24 連結ピン(凸部) 25 連結穴
(凹部) W クランク軸 B バランス
ウエイト C 切削部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1工具ホルダ及び第2工具ホルダが回
    転可能に支持されたクランク軸を挟んで夫々前進後退す
    るように設けられ、第1工具ホルダ及び第2工具ホルダ
    は、厚さが少なくともクランク軸のジャーナル部又はピ
    ン部の長さより狭く、第1工具ホルダ及び第2工具ホル
    ダは、前進後退方向に伸長した平行な両脚部を備え、両
    脚部の基部側が支持側となり、少なくとも一方の工具ホ
    ルダの両脚部の間には、刃物が取り付けられ、各脚部に
    は、互いに対向する脚部の先端面を連結する凸部と凹部
    とが形成されたクランク軸の旋削装置。
  2. 【請求項2】 クランク軸のジャーナル部又はピン部の
    夫れ夫れを切削する複数の第1工具ホルダ及び第2工具
    ホルダ又はそのいずれか一方がタレットを介して第1刃
    物台及び第2刃物台又はそのいずれか一方に支持された
    請求項1に記載のクランク軸の旋削装置。
JP4665695A 1995-02-13 1995-02-13 クランク軸の旋削装置 Pending JPH08215902A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0976484A3 (de) * 1998-07-24 2002-11-13 HEGENSCHEIDT-MFD GmbH Verfahren zur Drehbearbeitung von Rotationsflächen an Werkstücken
EP1710035A1 (de) * 2005-04-04 2006-10-11 Ulrich Huperz Schweisstechnik GmbH & Co. KG Vorrichtung und verfahren zum gratarmen Schneiden
CN106112015A (zh) * 2016-07-24 2016-11-16 淮阴工学院 车削盲孔底槽的装置
CN109227033A (zh) * 2018-08-13 2019-01-18 湖北三环锻造有限公司 偏心转向节盘部免中心孔加工工艺

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