JP2001018101A - 主軸移動型自動旋盤、そのための支持ユニットそして位置決め治具 - Google Patents

主軸移動型自動旋盤、そのための支持ユニットそして位置決め治具

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JP2001018101A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 背面加工においてもバイト加工が可能な主軸
移動型自動旋盤、そのための支持ユニットそして位置決
め治具を提供することを目的とする。 【解決手段】 支持ユニット23はZ軸線方向にて第一
主軸10と第二主軸11との間に位置しZ軸線と平行な
刃物ホルダ24,25,26,27をX軸線方向で定間
隔で複数保持し、該支持ユニット23に保持された刃物
ホルダ24,25,26,27は第一主軸側と第二主軸
側に刃物を保持することが可能となっており、支持ユニ
ットの一端側の刃物ホルダ27が第二主軸側にて副ホル
ダ31を有し、該副ホルダにX軸線方向に向けてバイト
32が取り付け可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主軸移動型自動旋
盤、そのための支持ユニットそして位置決め治具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】主軸移動型自動旋盤には、第一主軸と第
二主軸とを備える形式のものがあり、添付図面の図8に
示されるごとくの構成となっている。
【0003】この公知の装置は、図8において、主軸線
たるZ軸線上に互いに対向して該Z軸線方向で移動可能
に第一主軸51と第二主軸52とが設けられている。
【0004】Z軸線に直交する二つの軸線、すなわち、
XそしてY軸線を含む面に平行に支持スタンド62が機
台に固定して設けられており、Z軸線まわりに回転せる
第一主軸51をZ軸線方向に案内するガイドブッシュ5
3を有すると共に、X軸線方向に可動体54を案内支持
している。該可動体54には、Y軸線と平行な方向に可
動に第一刃物台55と第二刃物台56とが案内支持され
ている。
【0005】上記第一刃物台55には複数の刃物ホルダ
57がY軸線方向に定間隔に配置され、各刃物(バイ
ト)58はX軸線方向に指向している。これに対し、第
二刃物台56にはX軸線方向に延びる腕状の支持ユニッ
ト59が取り付けられていて、ここにX軸線方向に定間
隔をもってZ軸線方向に指向して複数の刃物ホルダ60
が挿着されている。この刃物ホルダ60にはZ軸線の正
負両方向に向く刃物として二つのドリル61A,61B
が保持されている。
【0006】被加工物(ワーク)Wの加工時には、該ワ
ークWを把持せる第一主軸51をZ軸線方向に移動して
加工位置にもたらすと共に、第一刃物台55をY軸線方
向に移動させて一つの刃物58を選択し、しかる後可動
体54をX軸線方向移動して上記刃物58をワークWに
対して切り込む。又、ワークWの正面にドリル加工を行
なうときには、第二刃物台56をY軸線方向にそして可
動体54をX軸線方向に移動して、第一主軸51側の一
つのドリル61Aを選択しかつこれをZ軸線上にもたら
した後、第一主軸51をZ軸線方向に移動してドリルに
よる孔明け加工を行なう。
【0007】次に、ワークWの背面にドリル加工する際
には、支持ユニット59がZ軸線の位置から後退して、
第一主軸51で把持されたワークWと第二主軸52が互
いに近接してからワークWを第二主軸52へ受け渡した
後、再び支持ユニット59を移動させて第二主軸52側
の一つのドリル61Bを選択すると共にZ軸線上にもた
らし、これにより背面ドリル加工を施す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8の
従来の主軸移動型自動旋盤にあっては、第二刃物台によ
る第二加工(背面加工)において、ドリルによる孔明け
加工はできるものの、バイトによる加工ができない。こ
れは、背面加工において外周面の加工、中ぐり加工等が
できないことを意味し、その有用性を低下させる。
【0009】本発明は、第二加工においてもバイトによ
る加工を可能とし、しかも、従来の形式の旋盤に特段の
追加加工を施すことなく、このバイト加工を可能とする
主軸移動型自動旋盤を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る主軸移動型
自動旋盤は、直交座標軸X,Y,ZをZ軸線が主軸線に
位置するように設定したときに、主軸線たるZ軸線上で
互いに対向して該Z軸線方向に移動可能な正面加工のた
めの第一主軸と背面加工のための第二主軸とを有してい
る。Z軸線方向における第一主軸の前方位置には支持ス
タンドが固定配置され、支持スタンドはZ軸線に対して
直交する一つの軸線をなすX軸線方向に可動体を案内支
持している。可動体はX軸線方向で定間隔に位置する第
一刃物台と第二刃物台とをX及びZ軸線に対して直角な
Y軸線方向に可動に案内支持している。第一刃物台はX
軸線方向に指向しかつY軸線方向に所定間隔で位置する
複数の刃物ホルダを保持し、第二刃物台はX軸線方向に
延びる腕状の支持ユニットを有している。
【0011】かかる主軸移動から自動旋盤において、本
発明では、支持ユニットはZ軸線方向にて第一主軸と第
二主軸との間に位置しZ軸線と平行な刃物ホルダをX軸
線方向で定間隔で複数保持し、該支持ユニットに保持さ
れた刃物ホルダは第一主軸側と第二主軸側に刃物を保持
することが可能となっている。さらには、上記支持ユニ
ットの一端側の刃物ホルダが第二主軸側にて副ホルダを
有し、該副ホルダにX軸線方向に向けてバイトが取り付
け可能となっている。
【0012】このように構成される本発明によれば、第
一主軸で保持されるワークは従来と同様、第一刃物台そ
して第二刃物台の刃物により加工が行なわれるが、ワー
クが第二主軸へ受け渡された後には、第二刃物台の第二
主軸側に向くドリルに加え、バイトによる加工が可能と
なる。
【0013】本発明にあっては、副ホルダはバイトがX
軸線方向で位置を調整可能となっていることが望まし
い。これによってバイトの刃先を所定の規定位置に設定
できる。
【0014】本発明による主軸移動型旋盤の使用に際し
ては、支持ユニットのための位置決め治具を用いるとよ
い。この治具は、X軸線方向にて副ホルダと当接する当
接面と、バイトを同方向にて任意位置まで可動に案内す
る案内面と、同方向でのバイトの刃先の規定位置を含む
面に位置するX軸線方向規定面と、バイトを規定位置に
て固定する固定部材とを有しており、該治具の当接面を
副ホルダの基準面に当接させた状態でバイトを該治具の
案内面に沿って移動し、規定面にブロックの平坦面を当
てるならば、バイトの刃先はこの平板の面にて規定位置
にもたらされる。きわめて簡単にバイトの先端を規定位
置に設定できる。このバイトの刃先の規定位置は、該バ
イトを保持せる刃物ホルダに対して隣接せる刃物ホルダ
の軸線上となるように設定することも可能である。
【0015】多くの場合、刃物ホルダはZ軸線まわりに
回転可能であるので、その際には、副ホルダにより保持
されるバイトを有する刃物ホルダをZ軸線まわりに回転
させるだけで、バイトの方向を規定位置に設定できる治
具を用いると良い。この治具は、バイトが当接するZ軸
線まわり規定面が形成され、上記刃物ホルダに隣接せる
刃物ホルダの位置で支持ユニットに取り付け可能となっ
ており、上記刃物ホルダを回転させると自ずとバイトは
規定面にもたらされる。
【0016】この治具の使用により、刃物ホルダをZ軸
線まわりに回転調整させてバイトが治具の規定面に当接
した位置で刃物ホルダを固定することにより、上記Z軸
線まわりのバイトの規定位置が簡単に設定される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面の図1ないし図6
にもとづき、本発明の実施の形態を説明する。
【0018】図1において、本実施形態の主軸移動型自
動旋盤は、直交座標軸X,Y,ZのZ軸線上に第一主軸
10と第二主軸11とを有している。この主軸10,1
1は、被加工素材(ワーク)Wを保持するためのコレッ
トチャック10A,11Aをそれぞれ有し、上記Z軸線
上で対向して位置しかつ移動できるように設けられてい
る。
【0019】上記第一主軸10の前方位置には、Z軸線
に直角なXY軸線平面に拡がる支持スタンド13が機台
(図示せず)に対して固定位置に設けられている。該支
持スタンド13の前面にはX軸線方向に延びる蟻溝14
が形成されており、該蟻溝14にて板状の可動体15を
同方向に移動可能に案内支持している。又、支持スタン
ド13には、貫通孔にガイドブッシュ16が設けられて
いて、上記第一主軸10が回転しつつZ軸線方向に移動
できる状態で該第一主軸10で把持しているワークWを
該ガイドブッシュ16により半径方向に支持している。
【0020】上記可動体15は、第一主軸10の移動に
障害とならないように切り込まれた形状をなし、該第一
主軸10の主軸線(Z軸線)の上方位置そして下方位置
でY軸線方向に延びる二つの平行な蟻溝17,18が形
成されていて、上方の蟻溝17により第一刃物台19そ
して下方の蟻溝18により第二刃物台20が上記Y軸線
に平行な方向にそれぞれ移動可能に案内支持されてい
る。
【0021】上記第一刃物台19には複数の刃物ホルダ
21が保持されている。これらの複数の刃物ホルダ21
のそれぞれは、X軸線に平行な方向に指向するバイト2
2を保持しており、隣接せるバイト22同士がY軸線方
向で定間隔に位置している。上記第一刃物台19は、選
択されたバイト22が第一主軸10の主軸線(Z軸線)
に向く位置にくるように、上記定間隔毎に移動駆動され
る。その際、該第一刃物台19を支持している可動体1
5は、バイト22のX軸線方向での切り込みのために連
続的に移動可能となっている。
【0022】上記第二刃物台20には、図2にもみられ
るように、X軸線方向に延出する支持ユニット23が取
り付けられており、該支持ユニット23に複数の刃物ホ
ルダが保持されている。図示の例では、X軸線方向で定
間隔に四つの刃物ホルダ24,25,26,27が配置
され上の二つの刃物ホルダ24,25については、Z軸
線の正負両方向に指向してドリル等の孔明け工具28
A,29Aそして28B,29Bが保持され、三番目の
刃物ホルダには負方向に指向する孔明け工具30Aのみ
が保持されている。四番目の刃物ホルダ27には、ブロ
ック状の副ホルダ31が取り付けられており、該副ホル
ダ31にはX軸線方向に指向するバイト(図示の例では
ターニングバイト)32が保持されている。該副ホルダ
31は案内溝31Aが形成されていてバイト32をX軸
線方向に位置を変更可能となっていると共にその位置を
固定するためのボルト33を有している。
【0023】上記第二刃物台20における複数の刃物ホ
ルダ24,25,26は、Y軸線方向においては蟻溝1
8での案内により主軸線位置と後退位置との間で移動で
き、複数の刃物ホルダ24のうちの一つの選択は蟻溝1
4における可動体15の案内移動によりなされる。この
移動は、一つの刃物ホルダの選定により、予め設定され
たプログラムにより、この一つの刃物ホルダの軸線がZ
軸線上にくるようになされる。通常、支持ユニット23
は、三つあるいは四つの刃物ホルダを保持可能となって
いる。三つの刃物ホルダを保持するものにあっては、ど
の刃物ホルダも上記Z軸線上に位置できるが、四つの刃
物ホルダを保持するものにあっては、最下位に位置する
四つ目の刃物ホルダは腕状に延びる切粉除去具のために
用いられる場合が多く、この刃物ホルダに関しては、そ
の軸線はZ軸線上までは移動しない。本実施形態では、
この四番目の刃物ホルダ27に、バイト32を保持する
副ホルダ31が取り付けられている例を示している。
【0024】かかる本実施形態装置における加工の要領
について説明する。
【0025】先ず、正面加工は、図8の従来装置の場合
と全く同様になされる。すなわち、ワークWを把持せる
第一主軸10をZ軸線方向に移動させながら、第一刃物
台19上の選択された一つの刃物ホルダ21のバイト2
2をワークWに切り込むことにより、そして必要のある
ときには、支持ユニット23上の選択された刃物ホルダ
24の後方側のドリル28Aにより加工が行なわれる。
【0026】次に、背面加工時には、第二刃物台20が
Y軸線方向で後退し、第一主軸10そして第二主軸11
が近接移動し、ワークWが第二主軸11へ受け渡され
る。
【0027】第二主軸11により把持されることとなっ
たワークWは、複数の刃物ホルダ24,25,26のう
ちの選定された一つの刃物ホルダのドリル等により背面
加工としての孔明け加工が成される。
【0028】以上の加工は、従来の旋盤と全く同じ要領
でなされる。次に、必要時には、本発明では、バイト3
2による加工がなされる。このバイト32の副ホルダ3
1に対する位置決めが、ワークの加工前に予め行なわれ
ている。
【0029】この位置決めは、図3(A),(B)そし
て図4に見られるような治具34を用いると簡単かつ迅
速に行なうことができる。この治具34は略「コ」字状
のブロック体をなしていて、X軸線方向にて副ホルダ3
1の前面と当接する当接面34A、バイト32を同方向
に案内する溝状の案内面34Bそしてバイトの刃先を規
定位置を含むXZ面に位置するX軸線方向規定面34C
とを有している。
【0030】上記当接面34Aと規定面34Cとの距
離、すなわち治具34の幅寸法Aは、治具34の当接面
34Aを副ホルダ31の前面に当接せしめたときに、上
記規定面34Cが隣接せる刃物ホルダ26の軸線よりも
ワークの最大加工半径Rだけ突出する位置にくるように
なっている。したがって、図3(A)にてボルト33を
緩めてバイト32の先端を治具34よりもX軸線方向に
突出した位置までスライドさせた後、平坦度の保証され
ているブロック等の平坦面を上記規定面34Cに当てる
ならば、上記バイト32はその刃先である先端が規定面
に位置(図3(A)に示される位置)するように押し戻
される。バイトがL型バイトのときには、図3(B)の
ごとく、治具34の規定面34Cに刃先部を当接させれ
ば、自ずと刃先は規定面(図3(B)に示される位置)
にくるようになる。
【0031】次に、バイト32を保持せる副ホルダ31
が取り付けられている刃物ホルダ27はその軸線(Z軸
線)まわりに回転可能なので、バイト32もその向きが
定まらなくなる。そこで、図5そして図6に示される治
具35を用いると簡単かつ迅速に設定できる。該治具3
5は、刃物ホルダ27に隣接せる上方の刃物ホルダ26
に代えて支持ユニット23に挿着可能なように円筒外周
面をもつ円筒嵌合部35Aと、一端部に軸線を通る平坦
面を有する規定面35Bとを有している。かかる治具3
5を隣接せる刃物ホルダ26の位置に挿着し、刃物ホル
ダ27のバイト32を該刃物ホルダ27と共にZ軸線ま
わりに回転させるならば、バイト32の下面が上記治具
35の規定面35Bと当接し、自ずと該バイト32の刃
先は主軸線方向に指向する(図5(A)参照)。この時
点で副ホルダ23のボルト23Aを締めて刃物ホルダ2
7を固定する。かくして、バイト32はX軸線方向にも
Z軸線まわり方向にも規定位置に設定される。なお、バ
イトがL型バイトのときにも、同様の要領で図5(B)
のごとくZ軸線まわりの位置が規定される。
【0032】次にバイト32による加工について図7に
もとづき説明する。支持ユニット23のX軸線方向の移
動は、図7のごとく行なわれる。刃物ホルダ24,2
5、26,27(図7では各刃物ホルダの軸線の位置を
示している)を保持せる支持ユニット23(図7にて太
実線で示される)は、主軸線Oに近い側の刃物ホルダ2
4が待機位置まで後退している状態[I]における後退
位置Lpと、刃物ホルダ24と刃物ホルダ26との距離
0と、加工のための余裕距離αとの合計Xmax(=Lp
+L0+α)だけ移動可能である。
【0033】既述のごとく、背面加工において、刃物ホ
ルダ24,25によりワークWに加工を施す場合には、
刃物ホルダ24,25のそれぞれを、図7おける状態[I
I],[III]のごとく主軸線Oの位置にもたらす。次に、
刃物ホルダ27により保持されているバイト32により
背面加工を行なうときには、該刃物ホルダ27は前述し
たごとく主軸Oの位置まで行かないので、状態[IV]のご
とく隣接せる刃物ホルダ26の軸線を上記主軸線Oの位
置までもたらす。バイト32の刃先は、既に治具34に
よって上記刃物ホルダ26の軸線よりワークWの最大加
工半径Rだけ先方の位置にくるように設定されているの
で、状態[IV]では上記半径Rだけ主軸線Oよりも先方に
位置することとなる。そこで、この状態から、可動体1
5をX軸線方向に移動させることにより、支持ユニット
23を同方向に距離2R(最大加工直径)だけ後退させ
れば、バイトの刃先は最大加工半径Rの加工が行なえ
る。ここで、さらに余裕距離αだけ余計に移動できるの
で突切り加工も確実に行なえる。
【0034】なお、本実施形態において、副ホルダ31
を有する刃物ホルダ27は、図示の位置でなくとも、他
の刃物ホルダ25,26の位置に挿着することとして
も、バイト加工は可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上のように、一つの刃物ホ
ルダに副ホルダを取り付けこれにバイトを保持させるだ
けで、背面加工、すなわち第二加工においてバイト加工
が可能となるという効果を得る。その際、従来の支持ユ
ニットをそのまま用いて、刃物ホルダを追加的に用いる
だけで、第二加工でもバイト加工が可能となる。又、バ
イトはターニングバイト、L型バイトの両者が使用可と
なる。さらには、位置決め治具を用いることにより、バ
イトの設定が簡単化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態装置の概要を示す斜視図で
ある。
【図2】図1装置の主要部を示す平面図である。
【図3】図2装置の副ホルダ及びX軸線方向の位置決め
のための治具を示し、(A)はターニングバイト、
(B)はL型バイトの場合である。
【図4】図3に示された治具の斜視図である。
【図5】図2装置の副ホルダ及びZ軸線まわりの位置決
めのための治具を示し、(A)はターニングバイト、
(B)はL型バイトの場合である。
【図6】図5に示された治具の斜視図である。
【図7】支持ユニットの移動状態を示す図である。
【図8】従来装置の概要を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 第一主軸 11 第二主軸 15 可動体 19 第一刃物台 20 第二刃物台 21 刃物ホルダ 23 支持ユニット 24,25,26,27 刃物ホルダ 31 副ホルダ 34 治具 34A 当接面 34B 案内面 34C 規定面 35 治具 35B 規定面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸線たるZ軸線上で互いに対向して該
    Z軸線方向に移動可能な第一主軸と第二主軸とを有し、
    Z軸線方向における第一主軸の前方位置に支持スタンド
    が固定配置され、支持スタンドはZ軸線に対して直交す
    る一つの軸線をなすX軸線方向に可動体を案内支持し、
    可動体はX軸線方向で定間隔に位置する第一刃物台と第
    二刃物台とをX及びZ軸線に対して直角なY軸線方向に
    可動に案内支持し、第一刃物台はX軸線方向に指向しか
    つY軸線方向に所定間隔で位置する複数の刃物ホルダを
    保持し、第二刃物台はX軸線方向に延びる腕状の支持ユ
    ニットを有している主軸移動型自動旋盤において、支持
    ユニットはZ軸線方向にて第一主軸と第二主軸との間に
    位置しZ軸線と平行な刃物ホルダをX軸線方向で定間隔
    で複数保持し、該支持ユニットに保持された刃物ホルダ
    は第一主軸側と第二主軸側に刃物を保持することが可能
    となっており、支持ユニットの一端側の刃物ホルダが第
    二主軸側にて副ホルダを有し、該副ホルダにX軸線方向
    に向けてバイトが取り付け可能となっていることを特徴
    とする主軸移動型自動旋盤。
  2. 【請求項2】 副ホルダはバイトがX軸線方向で位置を
    調整可能となっていることとする請求項1に記載の主軸
    移動型自動旋盤。
  3. 【請求項3】 主軸線たるZ軸線上で互いに対向して該
    Z軸線方向に移動可能な第一主軸と第二主軸とを有し、
    Z軸線方向における第一主軸の前方位置に支持スタンド
    が固定配置され、支持スタンドはZ軸線に対して直交す
    る一つの軸線をなすX軸線方向に可動体を案内支持し、
    可動体はX軸線方向で定間隔に位置する第一刃物台と第
    二刃物台とをX及びZ軸線に対して直角なY軸線方向に
    可動に案内支持し、第一刃物台はX軸線方向に指向しか
    つY軸線方向に所定間隔で位置する複数の刃物ホルダを
    保持し、第二刃物台はX軸線方向に延びる腕状の支持ユ
    ニットを有している主軸移動型自動旋盤の支持ユニット
    において、支持ユニットはZ軸線方向にて第一主軸と第
    二主軸との間に位置しZ軸線と平行な刃物ホルダをX軸
    線方向で定間隔で複数保持し、該支持ユニットに保持さ
    れた刃物ホルダは第一主軸側と第二主軸側に刃物を保持
    することが可能となっており、支持ユニットの一端側の
    刃物ホルダが第二主軸側にて副ホルダを有し、該副ホル
    ダにX軸線方向に向けてバイトが取り付け可能となって
    いることを特徴とする主軸移動型自動旋盤の支持ユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 請求項3の支持ユニットのための位置決
    め治具において、X軸線方向にて副ホルダと当接する当
    接面と、バイトを同方向にて任意位置まで可動に案内す
    る案内面と、同方向でのバイトの刃先の規定位置を含む
    面に位置するX軸線方向規定面と、バイトを規定位置に
    て固定する固定部材とを有する位置決め治具。
  5. 【請求項5】 バイトの刃先の規定位置が、該バイトを
    保持せる刃物ホルダに対して隣接せる刃物ホルダの軸線
    上となるように設定されていることとする請求項4に記
    載の位置決め治具。
  6. 【請求項6】 請求項3の支持ユニットのための位置決
    め治具において、副ホルダにより保持されるバイトを有
    する刃物ホルダをZ軸線まわりに回転した際に、バイト
    が当接するZ軸線まわり規定面が形成され、上記刃物ホ
    ルダに隣接せる刃物ホルダの位置で支持ユニットに取り
    付け可能な位置決め治具。
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