JPH10315005A - Nc自動旋盤 - Google Patents

Nc自動旋盤

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JPH10315005A
JPH10315005A JP14872897A JP14872897A JPH10315005A JP H10315005 A JPH10315005 A JP H10315005A JP 14872897 A JP14872897 A JP 14872897A JP 14872897 A JP14872897 A JP 14872897A JP H10315005 A JPH10315005 A JP H10315005A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穴明け工具を備えたホルダを退避させるため
のスペースの縮小、退避に要する時間の短縮を図り、且
つ、そのための構成を大型化、複雑化させることがない
NC自動旋盤を提供すること。 【解決手段】 ワークを把持する主軸を回転可能に保持
した主軸台と、主軸台の前方に配置され主軸に把持され
たワークの先端部を支持するガイドブッシュと、ガイド
ブッシュの近傍に配置され複数本の工具を櫛歯状に配置
した櫛形刃物台と、ガイドブッシュの前方に配置され上
記ワークに対して軸心方向から加工を施す複数本の工具
をその先端がガイドブツシュの近傍に位置する状態で保
持しワークの軸心を通る円弧に沿って複数本の工具を円
弧状に移動させるべくワークの軸心に直交する平面内で
回動可能に構成されたホルダと、を具備したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークを支持する
ガイドブッシュ、上記ガイドブッシュの近傍においてワ
ークに加工を施す複数本の工具を櫛歯状に備えた櫛型刃
物台、上記ガイドブッシュの近傍においてワークの軸心
方向に向かって加工を施す複数本の工具を備えたホルダ
を備えたNC自動旋盤に係り、上記ホルダをワークの軸
心に直交する平面内で回動可能に構成することにより、
装置の大型化や構成の複雑化を誘発することなく、ホル
ダに備えられた複数本の工具の選択時間の短縮、櫛型刃
物台に備えられた複数本の工具との干渉防止の為の退避
時間の短縮を図ることができるように工夫したものに関
する。
【0002】
【従来の技術】櫛型刃物台を備えたNC自動旋盤は、例
えば、図6、図7に示すような構成になっている。ま
ず、主軸台201があり、この主軸台201は、軸心方
向(Z軸方向)に移動可能に構成されているとともに主
軸203を回転可能に保持している。上記主軸203は
チャック205を備えていて、このチャック205によ
ってワーク207を把持するようになっている。又、上
記主軸203の前方(図6中右側)にはガイドブッシュ
209が配置されていて、上記チャック205によって
把持されたワーク207の先端部は、このガイドブッシ
ュ209によって支持されるようになっている。
【0003】上記ガイドブッシュ209の図6中上方位
置には、櫛型刃物台211が配置されていて、この櫛型
刃物台211は、複数個の旋削工具213を櫛歯状に備
えている。そして、上記櫛型刃物台211は、主軸軸心
方向に直交し且つ相互に直交する二方向、すなわち、X
軸方向とY軸方向に移動可能に構成されている。既に述
べた主軸台201のZ軸方向への移動、上記櫛型刃物台
211のX軸方向、Y軸方向への移動は、例えば、図示
しないボールネジ・ボールナット機構、サーボモータに
より行われ、いわゆる数値制御(NC制御)によって駆
動制御されるようになっている。
【0004】そして、櫛型刃物台211をY軸方向(工
具選択方向)に適宜移動させて任意の旋削工具213を
選択し、それをX軸方向(ワーク切込方向)に送る。そ
れと同時に、主軸台201をZ軸方向に移動させなが
ら、ワーク207に所望の旋削加工を施すものである。
【0005】上記構成をなすNC自動旋盤の場合には、
ワーク207の先端部をガイドブッシュ209によって
支持した状態で、ガイドブッシュ209の近傍において
旋削工具213により旋削加工を施すために、切削抵抗
に起因したワーク207の撓みが少なくて済み、それに
よって、加工精度を向上させることができるという利点
がある。
【0006】この種のNC自動旋盤において、ワーク2
07に対して、例えば、その軸心方向に穴加工を施すた
めのドリル等の工具を設置したものがある。そのような
ものとして、例えば、図8乃至図10に示すような構成
をなすNC自動旋盤がある。まず、ガイドブッシュ20
9の前方(図8中右側)には、ホルダ221があり、こ
のホルダ221は、図9、図10に示すように、図示し
ない主軸の軸心方向(Z軸方向)に直交するY1 軸方向
に移動可能に構成されている。このY1 軸方向への移動
も、例えば、図示しないボールネジ・ボールナット機
構、サーボモータによって行われる。上記ホルダ221
には複数個の穴明け工具223が所定の間隔で取り付け
られている。又、上記複数本の穴明け工具223の先端
は、Z軸方向においてガイドブッシュ209の近傍に配
置されている。
【0007】上記構成によると、まず、ホルダ221を
1 軸方向に適宜移動させて、所定の穴明け工具223
を選択する。それによって、該穴明け工具223は、ワ
ーク207の軸心に一致した位置に位置決めされる。後
は、図示しない主軸台をZ軸方向に移動させて、ワーク
207を上記穴明け工具223方向に所定量だけ送り込
めば、所望の穴明け加工を行うことができる。尚、この
場合には、櫛型刃物台211の複数個の旋削工具213
と穴明け工具223とが干渉しないように、櫛型刃物台
211をX軸方向に退避させておくことになる。又、逆
に、櫛型刃物台211の旋削工具213によってワーク
207に旋削加工を施す場合には、ホルダ221を、図
9に示すように、Y1 軸方向に大きく移動させて、櫛型
刃物台211の複数個の旋削工具213と穴明け工具2
23とが干渉しないようにする。
【0008】又、同様に、穴明け工具を備えた別のNC
自動旋盤として、図11乃至図13に示すようなものが
ある。この場合には、ホルダ221がY1 軸方向に直交
するZ1 軸方向に移動できるように構成されている。こ
のZ1 軸方向へのホルダ221の移動は、シリンダー機
構(例えば、油圧シリンダー機構)231によって行う
ものである。そして、この場合には、ホルダ221をY
1 軸方向に適宜移動させて、所定の穴明け工具223を
選択して、ワーク207の軸心位置に一致するように位
置決めする。次いで、シリンダ機構223を駆動して、
ホルダ221をZ1 軸方向に移動させる(このホルダ2
21のZ1 軸方向への移動により穴明け工具223の先
端がカイドブッシュ209の近傍に位置することにな
る)。後は、図示しない主軸台をZ軸方向に所定量だけ
移動させることにより、ワーク207に所望の穴明け加
工を施すことができる。
【0009】そして、この場合には、櫛型刃物台211
の複数個の旋削工具213と穴明け工具223とが干渉
しないように、櫛形刃物台211をX軸方向に退避させ
ておくことになる。又、逆に、櫛型刃物台211の旋削
工具213によってワーク207に旋削加工を施す場合
には、シリンダー機構231を駆動させて、ホルダ22
1を、図12に示すように、Z1 軸方向に大きく移動さ
せて、櫛型刃物台211の複数個の旋削工具213と穴
明け工具223とが干渉しないようにする。
【0010】さらに、同じく穴明け工具を備えたNC自
動旋盤として、図14乃至図16に示すようなものがあ
る。この場合には、ホルダ221に取り付けられた各穴
明け工具223に、シリンダー機構(例えば、油圧シリ
ンダー機構)241を夫々独立して設けている。よっ
て、選択した穴明け工具221のみをそのシリンダー機
構241によってZ2 軸方向に移動させることになる。
この場合には、図11乃至図13に示したものに比べ
て、Z2 軸方向に移動させるものが1個の穴明け工具2
23であるので、シリンダー機構241としても小型の
もので済む。
【0011】そして、この場合には、櫛型刃物台211
の複数個の旋削工具213と穴明け工具223とが干渉
しないように、櫛型刃物台211をX軸方向に退避させ
ておくことになる。又、逆に、櫛型刃物台211の旋削
工具213によってワーク207に旋削加工を施す場合
には、各シリンダー機構241を駆動させて、ホルダ2
21に取り付けられている各穴明け工具223を、図1
5に示すように、Z2軸方向に大きく移動させて、櫛型
刃物台211の複数個の旋削工具213と穴明け工具2
23とが干渉しないようにする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。すなわち、前述したよう
に、櫛型刃物台211の旋削工具213によって、ワー
ク207に旋削加工を施す場合には、穴明け工具223
側を、上記旋削工具213に干渉しないように退避させ
る必要がある。その際、従来のNC自動旋盤によると、
退避させるための移動距離が長く、それによって、退避
のための広いスペースを必要としてしまうとともに、退
避に長時間を要してしまって、非切削時間が長引いてし
まうという問題があった。又、通常の工具選択動作時に
おいても、穴明け工具223の選択に長時間を要してし
まうという問題があった。具体的に説明すると、図8乃
至図10に示すNC自動旋盤の場合には、櫛型刃物台2
11の旋削工具213によってワーク207に旋削加工
を施す場合には、ホルダ221を図9に示す位置までY
1 軸方向に移動させて退避させる必要があり、それによ
って、ホルダ221が退避するためのスペースを必要と
するとともに、移動の為の時間も必要になってしまうこ
とになる。そして、これは、ホルダ221に取り付けら
れる穴明け工具223の個数が増えれば増える程顕著な
問題になってしまう。
【0013】このような問題に対して、図11乃至図1
3に示す構成のNC自動旋盤、図14乃至図16に示す
NC自動旋盤の場合には、ホルダ221をZ1 軸方向に
移動させることができる構成になっており、又は各穴明
け工具223をZ2 軸方向に移動させることができる構
成になっているために、ホルダ221をZ1 軸方向に所
定量だけ移動させて退避させればよく、又は全ての穴明
け工具223をZ2 軸方向に所定量だけ移動させて退避
させればよいので、退避のための広いスペースを必要と
したり、移動のために長い時間を要してしまうこともな
い。しかしながら、この場合には、ホルダ221をZ1
軸方向へ移動させるための機構が必要となり、又、穴明
け工具223をZ2 軸方向に移動させるための機構が必
要となり、それによって、装置が大型化、複雑化してし
まうという別の問題がある。
【0014】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、穴明け工具を備えたホ
ルダを退避させるためのスペースの縮小、退避に要する
時間の短縮を図り、且つ、そのための構成を大型化、複
雑化させることがないNC自動旋盤を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明によるNC自動旋盤は、ワークを把持する主軸
を回転可能に保持した主軸台と、上記主軸台の前方に配
置され上記主軸に把持されたワークの先端部を支持する
ガイドブッシュと、上記ガイドブッシュの近傍に配置さ
れ複数本の工具を櫛歯状に配置してなる櫛型刃物台と、
上記ガイドブッシュの前方に配置され上記ワークに対し
て軸心方向から加工を施す複数本の工具をその先端が上
記ガイドブツシュの近傍に位置する状態で保持するとと
もに上記ワークの軸心を通る円弧に沿って上記複数本の
工具を円弧状に移動させるべく上記ワークの軸心に直交
する平面内で回動可能に構成されたホルダと、を具備し
たことを特徴とするものである。
【0016】すなわち、ワークに対して軸心方向から加
工を施す複数本の工具を備えたホルダを、ワークの軸心
に直交する平面内で回動可能に配置したので、櫛型刃物
台の工具による加工時における退避動作に要する時間の
短縮、退避に要するスペースの縮小を図ることができ、
且つ、その際、装置の大型化や構成の複雑化を誘発する
こともない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図3を参照して本
発明の第1の実施の形態を説明する。まず、主軸台1が
あり、この主軸台1は、軸心方向(Z軸方向)に移動可
能に構成されているとともに主軸3を備えている。この
主軸3はチャック5を備えていて、このチャック5によ
ってワーク7を把持するようになっている。又、上記主
軸3の前方(図1中右側)にはガイドブッシュ9が配置
されていて、上記チャック5によって把持されたワーク
7の先端部は、このガイドブッシュ9によって支持され
るようになっている。
【0018】上記ガイドブッシュ9の図1中上方位置に
は、櫛型刃物台11が配置されていて、この櫛型刃物台
11は、複数個の旋削工具13を櫛歯状に備えている。
そして、上記櫛型刃物台11は、主軸軸心方向に直交し
且つ相互に直交する二方向、すなわち、X軸方向とY軸
方向に移動可能に構成されている。既に述べた主軸台1
のZ軸方向への移動、上記櫛型刃物台11のX軸方向、
Y軸方向への移動は、例えば、図示しないボールネジ・
ボールナット機構、サーボモータにより行われ、いわゆ
る数値制御によって駆動制御されるようになっている。
【0019】そして、櫛型刃物台11をY軸方向(工具
選択方向)に適宜移動させて任意の旋削工具13を選択
し、それをX軸方向(ワーク切込方向)に送る。それと
同時に、主軸台1をZ軸方向に移動させながら、ワーク
7に所望の旋削加工を施すものである。
【0020】上記ガイドブッシュ9の前方(図1中右
側)には、複数個の穴明け工具21を備えたホルダ23
が配置されている。上記ホルダ23は、回動中心軸aを
中心にして回動可能に構成されている。すなわち、ま
ず、駆動モータ25があり、この駆動モータ25の出力
軸27にはギヤ29が固着されている。このギヤ29に
は別のギヤ31が噛合していて、このギヤ31には別の
ギヤ33が同軸に取り付けられている。上記ギヤ31、
ギヤ33はシャフト35に固着されていて、このシャフ
35は、軸受37、39によって回転可能に支持されて
いる。
【0021】上記ギヤ33にはギヤ41が噛合してい
て、このギヤ41はシャフト43に固着されている。こ
のシャフト43は軸受45、47によって回転可能に支
持されていて、このシャフト47に、既に述べたホルダ
23が固着されている。よって、駆動モータ25が適宜
方向に回転することにより、上記ギヤ群を介して減速さ
れた状態で、ホルダ23がR方向に回動することにな
る。又、ホルダ23のR方向への回動時における穴明け
工具21の先端の回動軌跡bは、ワーク7の軸心を通る
ようになっている。又、穴明け工具21の先端は、Z軸
方向において、カイドブッシュ9の近傍に位置するよう
になっている。
【0022】以上の構成を基にその作用を説明する。櫛
型刃物台11に取り付けられた旋削工具13による加工
については既に述べた通りである。ホルダ23に取り付
けられた穴明け工具21により加工を施す場合には、駆
動モータ25を所定の方向に所定量だけ回転させること
により、ホルダ23をR方向に回動させて、任意の穴明
け工具21をワーク7の軸心位置に一致した状態に位置
決めする。例えば、左端の穴明け工具21を位置決めし
た状態を図2に示す。後は、主軸台1をZ軸方向に所定
量だけ移動させることにより、ワーク7に所望の穴明け
加工を施すものである。つまり、ホルダ23をR方向に
所定量だけ回動させることにより、任意の穴明け工具2
1を選択すると、選択された穴明け工具21の先端は、
既にガイドブッシュ9の近傍に位置しており、そのまま
加工動作に入ることができるものである。
【0023】次に、櫛型刃物台11側の旋削工具13
と、ホルダ23の穴明け工具21との干渉を防止するた
めの動作を説明する。まず、ホルダ23側の穴明け工具
21によって加工を行う場合であるが、この場合には、
櫛型刃物台11をX軸方向に移動させて退避させればよ
い。次に、櫛型刃物台11側の旋削工具13によって加
工を行う場合であるが、この場合には、図3に示すよう
に、駆動モータ25を駆動して、ホルダ23を所定角度
だけ回動させればよい。それによって、櫛型刃物台11
側の旋削工具13とホルダ23側の穴明け工具21との
干渉は確実に防止される。尚、図3中櫛型刃物台11の
旋削工具13の前進位置を破線で示している。これは、
ワーク7の軸心位置迄である(実際にはそこから僅かに
前進する)。よって、少なくとも、ホルダ23の端が上
記旋削工具13の前進位置より外れればよい。
【0024】以上本実施の形態によると次のような効果
を奏することができる。まず、櫛型刃物台11の旋削工
具13によりワーク7に加工を施す場合に、ホルダ23
を退避させる場合において、その退避するための移動距
離が短くて済み、それによって、退避に要する時間を短
縮させることができ、結局、アイドルタイムを短縮させ
て加工効率を向上させることができる。これは、ホルダ
23を円弧状に回動可能に構成し、回動させることによ
り退避できるようにしたからである。又、退避した場合
に広いスペースをようすることもなく、それによって、
装置の小型化を図ることができる。又、従来のように、
退避させるために複雑な構成を要することもないので、
構成の簡略化を図ることができる。又、これは退避動作
時だけでなく、通常の工具選択動作時においてもいえる
ことであり、ホルダ23をR方向に所定量だけ回動させ
ることにより、任意の穴明け工具21を選択することが
でき、そのときの移動量も少なくて済む。又、選択と同
時に選択された穴明け工具21の先端は、ガイドブッシ
ュ9の近傍に位置することになるので、そのまま加工動
作を開始することができ、結局、アイドルタイムを短縮
させて加工効率を向上させることができる。
【0025】次に、図4を参照して、本発明の第2の実
施の形態を説明する。前記第1の実施の形態の場合に
は、櫛型刃物台11を任意の一面にのみ設けた構成の場
合の例を挙げて説明したが、それに限定されるものでは
なく、図4に示すように、L字状に旋削工具13が配置
されるようなL字型の櫛型刃物台11であっても、本発
明を適用することができる。
【0026】次に、図5を参照して本発明の第3の実施
の形態について説明する。前記第1、第2の実施の形態
の場合には、主軸3に把持されたワーク7に対して、い
わゆる前加工を施す穴明け工具21を備えたホルダ23
について説明したが、図5に示すように、背面主軸台5
1を備えたNC自動旋盤においても同様に適用できる。
そして、この場合には、ホルダ23には、背面主軸台5
1側に把持されたワーク7aに対して、いわゆる背面加
工を施すための穴明け工具21を取り付けるものとす
る。このような構成においても同様に適用できる。
【0027】尚、本発明は前記第1乃至第3の実施の形
態に限定されるものではない。NC自動旋盤の構成とし
ては、図示したものに限定されず、櫛型刃物台を備えた
様々な構成のNC自動旋盤に適用できる。ホルダ23に
取り付けられる工具の個数、種類(例えば、ドリル、タ
ップ、ダイス等)等についてはこれを特に限定するもの
ではない。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によるNC自
動旋盤によると、ホルダを円弧状に回動可能に構成し、
回動させることにより退避できるようにしたので、櫛型
刃物台の工具によりワークに加工を施す場合に、ホルダ
を退避させる場合において、その退避するための移動距
離が短くて済み、それによって、退避に要する時間を短
縮させることができ、結局、アイドルタイムを短縮させ
て加工効率を向上させることができる。又、退避した場
合に広いスペースを要することもなく、それによって、
装置の小型化を図ることができる。又、従来のように、
退避させるために複雑な構成を要することもないので、
構成の簡略化を図ることができる。又、ホルダを所定量
だけ回動させることにより、任意の工具を選択すること
ができ、そのときの移動量も少なくて済む。又、選択と
同時に選択された工具の先端は、ガイドブッシュの近傍
に位置することになるので、そのまま加工動作を開始す
ることができ、結局、アイドルタイムを短縮させて加工
効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、NC自
動旋盤の一部の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1の
II-II 矢視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1の
III-III 矢視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す図で、櫛形刃
物台と穴明け工具との関係を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す図で、NC自
動旋盤の全体の構成を簡略化して示す平面図である。
【図6】従来例を示す図で、NC自動旋盤の一部の構成
を示す図である。
【図7】従来例を示す図で、図6のVII-VII 矢視図であ
る。
【図8】従来例を示す図で、NC自動旋盤の一部の構成
を示す図である。
【図9】従来例を示す図で、図8のIX-IX 矢視図であ
る。
【図10】従来例を示す図で、図8のX−X矢視図であ
る。
【図11】従来例を示す図で、NC自動旋盤の一部の構
成を示す図である。
【図12】従来例を示す図で、図11のXII-XII 矢視図
である。
【図13】従来例を示す図で、図11のXIII-XIII 矢視
図である。
【図14】従来例を示す図で、NC自動旋盤の一部の構
成を示す図である。
【図15】従来例を示す図で、図11のXV-XV 矢視図で
ある。
【図16】従来例を示す図で、図11のXVI-XVI 矢視図
である。
【符号の説明】
1 主軸台 3 主軸 5 チャック 7 ワーク 9 ガイドブッシュ 11 櫛形刃物台 13 旋削工具 21 穴明け工具 23 ホルダ 25 駆動モータ 35,43 シャフト 29,31,33,41 ギヤ 37,39,45,47 軸受

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを把持する主軸を回転可能に保持
    した主軸台と、上記主軸台の前方に配置され上記主軸に
    把持されたワークの先端部を支持するガイドブッシュ
    と、上記ガイドブッシュの近傍に配置され複数本の工具
    を櫛歯状に配置してなる櫛型刃物台と、上記ガイドブッ
    シュの前方に配置され上記ワークに対して軸心方向から
    加工を施す複数本の工具をその先端が上記ガイドブツシ
    ュの近傍に位置する状態で保持するとともに上記ワーク
    の軸心を通る円弧に沿って上記複数本の工具を円弧状に
    移動させるべく上記ワークの軸心に直交する平面内で回
    動可能に構成されたホルダと、を具備したことを特徴と
    するNC自動旋盤。
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