JPH08192303A - 多軸旋盤の工具台 - Google Patents

多軸旋盤の工具台

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JPH08192303A
JPH08192303A JP2117595A JP2117595A JPH08192303A JP H08192303 A JPH08192303 A JP H08192303A JP 2117595 A JP2117595 A JP 2117595A JP 2117595 A JP2117595 A JP 2117595A JP H08192303 A JPH08192303 A JP H08192303A
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JP
Japan
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tool
spindle
work
axis slide
back surface
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JP2117595A
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Hiroshi Shirai
弘史 白井
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Tsugami Corp
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Tsugami Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の主軸2をスピンドルキャリア1に保持
させた多軸旋盤において、同一の工具台20を用いてワ
ークの突っ切りと背面加工を可能とする。 【構成】 主軸2に対して交差する方向であるX軸方向
に移動するX軸スライド23に突っ切り工具9Aを固定
して設け、且つそのX軸スライド23にX軸方向に移動
可能に背面加工用工具ホルダ34とそれを往復動させる
シリンダ機構35を設け、ワーク切り離し時には背面加
工用工具ホルダ34を突っ切り工具9Aより後退させ、
背面加工時には背面加工用工具ホルダ34に取り付けた
背面加工用工具36A、36Bを突っ切り工具9Aより
前進させ、それぞれの工具による加工に他の工具が干渉
しない構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のワーク保持用主
軸を備えた多軸旋盤において、ワーク突っ切り位置に設
ける工具台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、同一のワークに対する複数の加工
を効率良く行うための自動旋盤として、図4に示すよう
に、スピンドルキャリア1に同一円上に位置するよう
に、複数のワーク保持用主軸(以下単に主軸という)2
を一定ピッチで保持させ、このスピンドルキャリア1の
停止時に各主軸2が位置するワーク処理位置(以下単に
位置という)P1、P2、P3、P4、P5、P6に各
主軸2に対応させて工具台3、4、5、6、7、8を設
けておき、前記スピンドルキャリア1を各主軸2が複数
のワーク処理位置P1〜P6を間欠的に移動するように
割り出し回転させ、主軸2に保持されたワークWが各ワ
ーク処理位置に停止した時に対応する工具台3〜8で所
定の加工を行うように構成した多軸旋盤が知られてい
る。
【0003】通常、この種の多軸旋盤では、各工具台3
〜8は、それぞれ工具9を取り付けるためのホルダ10
をクロススライド11に保持させており、そのクロスス
ライド11を、保持した工具9が主軸2に対して直角方
向に移動するように、移動させる構成としている。この
クロススライド11を移動させる機構は、クロススライ
ド11にクロス方向に設けているラック12と、それに
噛み合うピニオンギヤ13を保持したギヤ軸14を備え
ており、このギヤ軸14の往復回転によりクロススライ
ド11を往復動させている。更に、各工具台3〜8のギ
ヤ軸14を往復回転させるため、スピンドルキャリア1
の上方にカム軸15が設けられ、そのカム軸15に各工
具台に対応して設けられたカムがそれぞれ対応して設け
られた揺動レバーを揺動させ、その揺動がリンク機構を
介して各ギヤ軸14に伝達され、往復回転させるように
なっている。
【0004】また、多軸旋盤では通常、主軸2は中空構
造で中に長いワークを保持しており、主軸2の先端から
突出しているワークWの先端部分に位置P1〜P5で所
定の加工を施し、その後、位置P6でワーク先端の加工
済の部分を切り離し、且つ未加工のワークを主軸2の先
端に所定長さだけ突き出させるという動作を行ってい
る。従って、この位置P6はワーク突っ切り位置であ
る。この動作を行うため、ワーク突っ切り位置P6に設
けている工具台8のホルダ10には突っ切り工具9Aが
保持されており、且つ主軸2に対向した位置にピックオ
フ主軸(図示せず)が設けられ、ワーク先端をピックオ
フ主軸で保持した状態で突っ切り工具9Aで切り離すこ
とを可能としている。また、その近傍にスイングストッ
パ16も設けられている。このスイングストッパ16
は、通常は主軸2の前方を外れた位置にあるが、ワーク
Wの先端が切り離された後には、主軸2の前方の所定位
置に移動して停止し、それに主軸2に保持したワークW
を押してワーク先端を突き当てることにより、ワークW
の主軸2からの突出量を規制することができるものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
多軸旋盤では、主軸2で保持したワークWに対しては多
種類の加工を行うことができるが、加工終了後、ワーク
突っ切り位置P6において主軸2に保持したワークから
切り離し、ピックオフ主軸で保持したワークに対して背
面加工を行うことはできないという問題があった。
【0006】ピックオフ主軸が保持したワークに対して
背面加工を行うには、工具台8のクロススライド11に
背面加工用工具を取り付ければ良いと考えられる。しか
しながら、このクロススライド11には突っ切り工具9
Aを取り付けているので、相互の工具の動作に干渉しな
いように背面加工用工具を取り付けることはきわめて困
難である。例えば、背面加工用工具を突っ切り工具9A
による突っ切り動作に干渉しないよう引っ込んだ位置に
取り付けておくと、背面加工用工具を使用する際に、そ
の背面加工用工具を前進させると突っ切り工具9Aやそ
れを保持したホルダ10が主軸2にぶつかってしまい、
良好な作動は望めない。
【0007】これに代わる方法として、スイングストッ
パ16の背面(ピックオフ主軸側の面)に背面加工用工
具を取り付けることが考えられる。この場合には、背面
加工は可能であるが、スイングストッパ16を主軸2の
前方に位置させた時の位置が一定であるので、それに取
り付けた背面加工用工具の位置も定まってしまい、ピッ
クオフ主軸で保持したワークを回転させながら軸線方向
に送って行う加工しかできず、ダボ取りや口元面取りな
どの簡単な加工に限られるという欠点がある。
【0008】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、多軸旋盤のワーク突っ切り位置に設け、
ワークの突っ切りを行うと共に切り離した側のワークに
対して背面加工を行うことを可能とした多軸旋盤の工具
台を提供することを目的とする。また、本発明は複雑な
背面加工を可能とした多軸旋盤の工具台を提供すること
も目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべくな
された本願請求項1記載の発明は、多軸旋盤のワーク突
っ切り位置に設けられる工具台であって、突っ切り工具
を保持したX軸スライドと、該X軸スライドを、保持し
た前記突っ切り工具が前記ワーク保持用主軸の軸線に直
角方向に移動するよう移動させるX軸スライド駆動装置
と、前記X軸スライドに、該X軸スライドの移動方向に
移動可能に保持された背面加工用工具ホルダと、該背面
加工用工具ホルダを往復動させるシリンダ機構とを有す
ることを特徴とする多軸旋盤の工具台を要旨とする。
【0010】本願請求項2の発明は、上記した多軸旋盤
の工具台において、前記X軸スライド駆動装置を、X軸
スライドを移動させるねじ軸と、該ねじ軸を回転駆動す
るサーボモータを有する構成としたことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記請求項1の発明では、X軸スライドに設け
た背面加工用工具ホルダを、シリンダ機構によってX軸
スライドの移動方向即ちX軸方向に往復動可能としたの
で、突っ切り工具によるワーク切断動作時には、背面加
工用工具ホルダを突っ切り工具よりも引っ込んだ退避位
置とすることにより、背面加工用工具ホルダやそれに保
持された背面加工用工具が突っ切り工具によるワーク切
り離し動作に干渉することがなく、また、背面加工を行
う時には背面加工用工具ホルダを前進位置とすることに
より、突っ切り工具が背面加工用工具による背面加工動
作に干渉することがなく、従って、ワークの切り離し動
作及び背面加工動作をそれぞれ良好に行うことができ
る。
【0012】ここで、請求項2の発明では、前記X軸ス
ライド駆動装置を、X軸スライドを移動させるねじ軸
と、該ねじ軸を回転駆動するサーボモータを有する構成
としたことにより、背面加工用工具を保持したX軸スラ
イドの送りをサーボモータにより任意に制御でき、従っ
て、背面加工用工具のX軸方向の送りをサーボモータに
よって任意に制御でき、複雑な背面加工が可能となる。
【0013】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例の工具台20を備えた
多軸旋盤のスピンドルキャリア及びその近傍の一部を示
す概略正面図、図2(a)、(b)はそれぞれ、その多
軸旋盤における工具台20の動作を説明する概略平面
図、図3は図2(a)のA−A矢視概略断面図であり、
図4に示す従来例と同一又は同様な部品には同一符号を
付けて示し、説明は省略する。本実施例の多軸旋盤も、
図4に示す従来例と同様に、スピンドルキャリア1に、
同一円上に位置するように、複数の主軸2を一定ピッチ
で保持させており、且つそのスピンドルキャリア1を割
り出し回転機構によって、各主軸2が位置P1、P2、
P3、P4、P5、P6を順次間欠的に移動するよう
に、割り出し回転させる構成となっている。また、各位
置にはそれぞれ、各主軸2に保持したワークWに対して
所定の加工を行うための工具台が設けられている。ここ
で、位置P1〜P5に設ける工具台は従来と同様のもの
でよいが、ワークの切り離しを行うためのワーク突っ切
り位置P6には、従来とは異なる構成の、本発明の実施
例による工具台20が設けられている。
【0014】工具台20は、旋盤のベッド(図示せず)
に取り付けられた工具台フレーム22と、その工具台フ
レーム22に、主軸に直交するX軸方向に移動可能に保
持されたX軸スライド23と、工具台フレーム22にX
軸方向に延びるように且つ回転可能に保持されたねじ軸
24と、そのねじ軸24を回転駆動するサーボモータ2
5等を備えており、ねじ軸24にはX軸スライド23に
固定されたナット26が噛み合っている。かくしてサー
ボモータ25でねじ軸24を回転させることにより、X
軸スライド23をX軸方向に移動させることができる。
これらのサーボモータ25、ねじ軸24、ナット26等
はX軸スライドをX軸方向に移動させるX軸スライド駆
動装置27を構成する。なお、サーボモータ25はNC
装置(図示せず)で制御される構成となっており、従っ
て、X軸スライド23の移動を数値制御することが可能
である。
【0015】X軸スライド23の上面には、工具ホルダ
30が取り付けられ、突っ切り工具9Aを取り付けてい
る。更に、X軸スライド23の上面には工具ホルダ30
の取付位置の横にX軸方向に延びるガイドレール32が
取り付けられており、そのガイドレール32には背面加
工用工具ホルダ34が移動可能に保持され、エアシリン
ダ等のシリンダ機構35で往復動させられるようになっ
ている。背面加工用工具ホルダ34には背面加工用工具
36A、36Bが取り付けられている。ここで使用され
る背面加工用工具36A、36Bとしては、ドリル、タ
ップ等のようにワークに対して軸線方向のみに相対的に
移動して加工を行うものに限らず、内径切削用工具、外
径切削用工具等のようにワークに対して軸線方向及び直
径方向に相対的に移動して加工を行うものでもよい。
【0016】突っ切り工具9A及び背面加工用工具36
A、36Bの高さ方向の取付位置は、X軸スライド23
をX軸方向に移動させた時に、突っ切り工具9A及び背
面加工用工具36A、36Bが主軸2の軸線に直角方向
に移動するように定められている。また、背面加工用工
具ホルダ34の移動範囲は、図2(a)に示すように、
背面加工用工具ホルダ34を前進させ、保持している背
面加工用工具36A又は36Bでピックオフ主軸38に
保持したワークWに背面加工を行う時には、突っ切り工
具9Aがその背面加工用工具36A又は36Bよりも引
っ込んだ位置にあって背面加工動作に干渉することがな
く、また、図2(b)に示すように、背面加工用工具ホ
ルダ34を後退させた時には、その背面加工用工具ホル
ダ34が突っ切り工具9Aよりも後退した位置となり、
突っ切り工具9Aによるワーク切り離し動作に干渉しな
いように定められている。なお、背面加工用工具ホルダ
34の前進位置を規制するため、X軸スライド23上に
はストッパ40が取り付けられ、背面加工用工具ホルダ
32には、ストッパ40に突き当たる位置に調整ねじ4
1が保持されている。
【0017】次に、上記構成の多軸旋盤の動作を説明す
る。スピンドルキャリア1が間欠的に割り出し回転し、
各主軸2を位置P1〜P6に間欠的に移動させてゆき、
各主軸2に保持されたワークWの先端に次々と所定の加
工が行われる。一つの主軸2がワーク突っ切り位置P6
に移動して来たとき、その位置の工具台20では図2
(b)に示すように、X軸スライド23及び背面加工用
工具ホルダ34は共に後退位置となっている。主軸2が
ワーク突っ切り位置P6に割出しされると、ピックオフ
主軸38が前進し、回転しているワークWの先端を把握
する。この状態で、X軸スライド23が前進して、突っ
切り工具9Aを前進させ、ワークWを切り離す。この
時、背面加工用工具36A、36Bは突っ切り工具9A
よりも後退した位置に退避しているので、突っ切り工具
9Aによるワーク切り離し動作に干渉することはない。
【0018】ワークWの切り離しが終了すると、ピック
オフ主軸38が切り離したワークWを保持した状態で後
退し、その動作と並行してX軸スライド23が後退して
突っ切り工具9Aを後退させ、同時にシリンダ機構35
が背面加工用工具ホルダ34を前進させ、その後、図2
(a)に示すように、X軸スライド23が所望の背面加
工用工具36A又は36Bを背面加工を行う所望の位置
に位置決めする。このように、X軸スライド23の後退
による突っ切り工具9Aの後退と背面加工用工具ホルダ
34の前進を同時に行うことにより、きわめて敏速に所
望の背面加工用工具36A又は36Bを所望の加工位置
に位置決めすることができ、アイドルタイムを短縮でき
る。背面加工用工具36A又は36Bを所望の加工位置
に位置決めした後は、ピックオフ主軸38を再び前進さ
せてそれに保持したワークWに対して所望の背面加工を
行う。この際、突っ切り工具9Aは後退した位置となっ
ているので、背面加工用工具36A又は36Bによる背
面加工に干渉することはない。
【0019】ここで、背面加工用工具36A又は36B
がドリルやタップであって、それによる加工が、穴開け
や内ねじ加工のようにワークWに対して単に軸線方向の
みに移動する場合には、X軸スライド23は背面加工用
工具36A又は36Bを所定位置に位置決めした後は、
その位置に停止しており、ピックオフ主軸38の前進に
よって加工が行われる。一方、背面加工用工具36A又
は36Bとして内径加工や外径加工を行う工具が用いら
れた場合には、X軸スライド23は背面加工用工具36
A又は36Bを所定位置に位置決めした後、ピックオフ
主軸38の前進による加工開始後、ピックオフ主軸38
の移動と並行して、サーボモータ25によってX軸方向
に送られ、背面加工用工具36A又は36Bをワークの
径方向に切込み送りする。これにより、内径切削、外径
切削等を行うことができ、且つその送り量の制御により
複雑な形状の加工も行うことができる。
【0020】所定の背面加工が終了すると、ピックオフ
主軸38が後退し、ワークを適当なアンローダー(図示
せす)で取り出す。また、ピックオフ主軸38の後退と
同時に背面加工用工具ホルダ34及びX軸スライド23
も所定の待機位置に後退して次の動作に備える。次い
で、スイングアーム16(図1参照)が、位置P6の主
軸2の前に旋回して停止し、主軸2がワークWのチャッ
クを解除し、ワーク押し装置(図示せず)が主軸2内の
ワークWを、先端がスイングアーム15に突き当たるま
で押し出し、その後、主軸2が再びワークWをチャック
する。これにより、所定長さのワークが主軸2の先端に
突出した状態でチャックされる。その後、スイングアー
ム16が元の待機位置に戻り、スピンドルキャリア1が
1ピッチ回転して、位置P6で加工の準備したワークを
次の位置P1に送り出し、加工済のワークWが位置P5
から位置P6に送られてくる。以下、同様の動作を繰り
返すことにより、所定の加工を施されたワークが次々切
り離され、背面加工を施された後、取り出される。
【0021】なお、上記実施例では、突っ切り工具及び
背面加工用工具を保持したX軸スライド23をサーボモ
ータ25で移動させる構成としているが、この代わりに
従来と同様に、カムで操作されるピニオンギャで移動さ
せる構成としてもよい。ただし、図示実施例のように、
サーボモータ25を用いるとX軸方向の送りを精密に数
値制御できるので、複雑な背面加工が可能となる利点が
得られる。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、本願請求項1の
発明は、X軸スライドに設けた背面加工用工具ホルダ
を、シリンダ機構によってX軸スライドの移動方向即ち
X軸方向に往復動可能としたので、突っ切り工具による
ワーク切断動作時には、背面加工用工具ホルダを突っ切
り工具よりも引っ込んだ退避位置とすることにより、背
面加工用工具ホルダやそれに保持させた背面加工用工具
が突っ切り工具による切り離し動作に干渉することがが
なく、また、背面加工を行う時には背面加工用工具ホル
ダを前進位置とすることにより、突っ切り工具が背面加
工用工具による背面加工動作に干渉することがなく、従
って、ワークの切り離し動作及び背面加工動作をそれぞ
れ良好に行うことができるという効果を有している。ま
た、ワークの切り離し動作の終了後に、X軸スライドを
後退させて突っ切り工具を後退させる時、それに並行し
て背面加工用工具ホルダを前進させることができ、背面
加工用工具を敏速に所定の加工位置に移動させ、アイド
ルタイムを短縮できるという効果も有している。
【0023】ここで、前記X軸スライド駆動装置を、X
軸スライドを移動させるねじ軸と、該ねじ軸を回転駆動
するサーボモータを有する構成とすると、背面加工用工
具を保持したX軸スライドをサーボモータにより任意に
制御でき、従って、背面加工用工具のX軸方向の送りを
サーボモータによって任意に制御でき、複雑な背面加工
を行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による工具台20を備えた多
軸旋盤のスピンドルキャリア及びその近傍の一部を示す
概略正面図
【図2】(a)、(b)はそれぞれ、その多軸旋盤にお
ける工具台20の動作を説明する概略平面図
【図3】図2(a)のA−A矢視概略断面図
【図4】従来の多軸旋盤のスピンドルキャリア及びその
近傍を示す概略正面図
【符号の説明】
1 スピンドルキャリア 2 主軸(ワーク保持用主軸) 3〜8 工具台 9 工具 9A 突っ切り工具 20 工具台 22 工具台フレーム 23 X軸スライド 24 ねじ軸 25 サーボモータ 26 ナット 27 X軸スライド駆動装置 30 工具ホルダ 32 ガイドレール 34 背面加工用工具ホルダ 35 シリンダ機構 36A、36B 背面加工用工具 38 ピックオフ主軸 W ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワーク保持用主軸を同一円上に保
    持し、各ワーク保持用主軸が複数のワーク処理位置を間
    欠的に移動するように割り出し回転するスピンドルキャ
    リアと、前記複数のワーク処理位置の一つであるワーク
    突っ切り位置に前記ワーク保持用主軸に対向して配置さ
    れたピックオフ主軸とを備えた多軸旋盤の、前記ワーク
    突っ切り位置に設けられる工具台であって、突っ切り工
    具を保持したX軸スライドと、該X軸スライドを、保持
    した前記突っ切り工具が前記ワーク保持用主軸の軸線に
    直角方向に移動するよう移動させるX軸スライド駆動装
    置と、前記X軸スライドに、該X軸スライドの移動方向
    に移動可能に保持された背面加工用工具ホルダと、該背
    面加工用工具ホルダを往復動させるシリンダ機構とを有
    することを特徴とする多軸旋盤の工具台。
  2. 【請求項2】 前記X軸スライド駆動装置が、X軸スラ
    イドを移動させるねじ軸と、該ねじ軸を回転駆動するサ
    ーボモータを有することを特徴とする請求項1記載の多
    軸旋盤の工具台。
JP2117595A 1995-01-13 1995-01-13 多軸旋盤の工具台 Pending JPH08192303A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013188802A (ja) * 2012-03-12 2013-09-26 Takeo Kobayashi 工具ホルダおよび旋盤装置
CN104588690A (zh) * 2014-11-27 2015-05-06 宁波中意液压马达有限公司 一种气动副刀架
CN105828990A (zh) * 2013-11-14 2016-08-03 日本精工株式会社 多轴自动车床

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