JP2001148191A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
体記憶装置は、書き込み用のデータを保持するレジスタ
が必要となるため、チップ面積の増大およびコストアッ
プ等の課題があった。 【解決手段】 読み出し用データ線WDB,/WDBお
よび書き込み用データ線を有する半導体記憶装置であっ
て、データを前記書き込み用データ線に保持するデータ
保持手段64と、該書き込み用データ線に保持している
データをメモリセルに書き込むデータ書き込み手段63
とを具備するように構成する。
Description
し、特に、遅延書き込み(ディレイドライト:Delayed
Write または Late Write と呼ばれる)方式を適用した
半導体記憶装置に関する。近年、コンピュータやその他
の情報処理機器を構成する部品の性能は大きく向上して
おり、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Rand
om Access Memory)等の半導体記憶装置には、動作の高
速化およびデータ転送レートの向上が求められている。
データ転送レートを向上させるためには、バスの使用効
率を上げることが重要であるが、その1つの手法として
ディレイドライト(Delayed Write:遅延書き込み) 方式
が提案されている。しかしながら、ディレイドライトを
適用した半導体記憶装置は、書き込み用のデータを保持
するレジスタが必要となるため、データ量の増大に伴っ
てチップ面積の増大およびコストアップ等の要因となっ
ている。そこで、書き込み用のデータを保持するための
レジスタを新たに設けることなく、データ転送レートを
向上させた半導体記憶装置の提供が要望されている。
の一構成例を示すブロック図であり、SDRAMの一例
を概略的に示すものである。図1および図2において、
参照符号111は入力バッファ、112はコマンドデコ
ーダ、113はアドレスバッファ、114は入力バッフ
ァ・ラッチ、115はデータI/Oバッファ・レジス
タ、116はコマンドラッチ、117および118はシ
リパラ変換器(シリアル−パラレル変換器)、119は
パラシリ変換器(パラレル−シリアル変換器)、120
はシフトレジスタ、そして、121は制御回路を示して
いる。さらに、参照符号122はオシレータ(OS
C)、123リフレッシュアドレスカウンタ、124は
スイッチ、125はデータマスク回路、126はライト
アンプ、127はセンスバッファ、128はアドレスレ
ジスタ、そして、129はデータレジスタを示してい
る。
るクロックCLKをバッファリングして各回路へ供給す
るものであり、また、コマンドデコーダ112は、外部
からのコマンドをデコードし、コマンドラッチ116お
よびシフトレジスタ120を介して制御回路121、入
力バッファ・ラッチ114およびデータI/Oバッファ
・レジスタ115へデコードされたコマンドを供給す
る。なお、シフトレジスタ120は、例えば、書き込み
レイテンシ(Write Latency)が2以上の場合(書き込み
レイテンシ≧2:例えば、後述する図4の場合)には必
要であるが、書き込みレイテンシが0,1の場合(書き
込みレイテンシ=0,1)には不要である。
しおよび書き込みコマンド(READ,WRITE)に応じてメモ
リコア部の各メモリブロック103にイネーブル信号を
供給して制御する。各メモリブロック103は、ロウア
ドレスに応じてメモリセル(メモリセルアレイ)132
のワード線(WL)を制御するロウデコーダ131、コ
ラムアドレスに応じてコラム(ビット線BL,/BL)
を制御するコラムデコーダ133、および、読み出しお
よび書き込み制御を行うセンスアンプ・ライトスイッチ
134を備え、それぞれ制御回路121からのロウイネ
ーブル、コラムイネーブル、および、リードイネーブル
並びにライトイネーブルの各イネーブル信号により制御
され、メモリセル132に対する読み出しおよび書き込
み処理が行われる。
信号)は、リフレッシュアドレスカウンタ123および
アドレス切り換えスイッチ124へ供給され、アドレス
バッファを介して供給される外部アドレスとリフレッシ
ュ動作時の内部アドレス(オシレータ122を用いて生
成されるリフレッシュアドレス)とを切り換えて通常動
作(読み出しおよび書き込み動作)およびリフレッシュ
動作の制御を行うようになっている。ここで、書き込み
データは、ライトアンプ126を介してメモリコア部
(メモリブロック103)へ入力され、また、読み出し
データは、メモリコア部からセンスバッファ127を介
して出力される。
は、外部から供給される書き込みデータおよびメモリセ
ル132からの読み出しデータの入出力処理を行うもの
であり、書き込み時には、データのシリアル−パラレル
変換を行うシリパラ変換器118を介して、書き込みデ
ータDQ0〜DQnをライトアンプ126へ供給する。
また、読み出し時には、データのパラレル−シリアル変
換を行うパラシリ変換器119を介して、センスバッフ
ァ127からの読み出しデータがデータI/Oバッファ
・レジスタ115に入力され、その読み出しデータが外
部(外部データバス)へ出力される。ここで、マスク信
号用のデータDMは、例えば、書き込み用データDQ0
〜DQnと共に外部から供給され、入力バッファ・ラッ
チ114およびシリパラ変換器117を介してマスク信
号MASKとしてデータマスク回路125へ供給され
る。これにより、対応する書き込みデータのマスク制御
が行われる。なお、マスク信号MASKは、例えば、書
き込みコマンド信号の一部としてアドレスコード等の手
段により外部から与えられる場合もある。
ディレイドライト方式を適用する場合には、図1および
図2の半導体記憶装置においては、書き込みアドレスを
保持するアドレスレ128および書き込み用のデータを
保持するデータレジスタ129が必要になる。図3〜図
5は従来の半導体記憶装置の動作を説明するためのタイ
ミング図であり、図3は読み出しレイテンシ=2で書き
込みレイテンシ=0の一般的なSDRAMの動作を示
し、図4は読み出しレイテンシ=書き込みレイテンシ=
2のSDRAMの動作を示し、図5はディレイドライト
方式を適用したSDRAMの動作を示している。
Mは、例えば、読み出しレイテンシ=2、書き込みレイ
テンシ=0であるが、外部からの読み出しコマンド(C
OMMAND)であるREAD0およびREAD1が入
力されると、それから2クロック後に読み出しデータQ
00,Q01およびQ10,Q11が出力される。ここ
で、読み出しデータQ00,Q01は読み出しコマンド
READ0に対応し、また、読み出しデータQ10,Q
11は読み出しコマンドREAD1に対応する。そし
て、読み出し処理(READ0,READ1)の後に、
書き込み処理(WRITE A)を行う場合、書き込み
レイテンシ=0なので、書き込みコマンド(WRITE
A)と同時に書き込み用のデータDA0,DA1が供
給される。
においては、読み出しコマンドREAD0,READ1
により読み出されたデータQ00,Q01;Q10,Q
11が出力された後に、外部から書き込み用のデータD
A0,DA1が与えられるために、直前の読み出しコマ
ンドREAD1を入力してから時間WT1だけ経過した
後でないと書き込みコマンドWRITE Aを入力する
ことができず、この時間WT1が無駄な時間となってデ
ータの転送レート(データバスの使用効率)が低下する
とになる。なお、書き込みコマンドWRITE Aによ
りデータDA0,DA1が実際にメモリセルに書き込ま
れるのは、例えば、コマンドWRITEAから2クロッ
ク後になる。
シ=書き込みレイテンシ=2のSDRAMでは、書き込
みコマンドWRITE Aを入力してから2クロック後
に対応する書き込み用のデータDA0,DA1を供給す
ればよいため、すなわち、書き込み用のデータDA0か
ら2クロック前に書き込みコマンドWRITE Aを入
力することができるために、直前の読み出しコマンドR
EAD1と書き込みコマンドWRITE Aとの間の時
間WT2を、図3のSDRAM(時間WT1)よりも大
幅に短縮することができる。これは、例えば、書き込み
コマンドが連続するような場合にはデータの転送レート
(データバスの使用効率)を向上させることができる
が、図4に示すように、書き込みコマンドWRITE
Aの直後に、再び読み出しコマンドREAD2が入力す
る場合には、書き込みコマンドWRITE Aによりデ
ータDA0,DA1が取り込まれるのは図3の一般的な
SDRAMと同じタイミングとなり、従って、次の読み
出しコマンドREAD2により読み出したデータ(Q2
0,Q21)を出力するのも図3のSDRAMと同じタ
イミングとなって、データの転送レートの向上は望めな
い。
みレイテンシ=2の場合には、書き込みコマンド(WR
ITE)を1クロック分シフトさせるシフトレジスタ
(120)が必要なのは前述した通りである。なお、図
4のように、読み出しレイテンシ=書き込みレイテンシ
=2の場合もディレイドライト(Delayed Write, Latew
rite)と呼ぶこともあるが、この場合には、後述の図5
に示すSDRAMのように、レジスタ(アドレスレジス
タ128およびデータレジスタ129)を設ける必要は
無いものの、条件(例えば、読み出し処理と書き込み処
理を交互に行うような場合)によっては、データの転送
レートを向上させることはできない。
方式を適用したSDRAMは、上述した図4と同様に、
直前の読み出しコマンドREAD1と書き込みコマンド
WRITE Aとの間を時間WT2とすることができ
る。このディレイドライト方式を適用したSDRAM
は、書き込みコマンドWRITE Aに対応する書き込
み用のデータDA0,DA1を次の書き込みコマンド
(WRITE B)が入力するタイミングで書き込むも
のであり、従って、次の書き込みコマンド(WRITE
B)が入力するまで、前の書き込みコマンドWRIT
E Aの書き込みデータDA0,DA1をレジスタ(デ
ータレジスタ129)に保持すると共に、その書き込み
アドレスもレジスタ(アドレスレジスタ128)に保持
しておく必要がある。
たSDRAMは、そのSDRAM内に書き込み用のデー
タとそれに対応するアドレスを保持(記憶)するレジス
タ(129,128)を備え、書き込みコマンド(WR
ITE A)が入力されたら、書き込みデータ(DA
0,DA1)とアドレスを一時的に記憶しておき、読み
出しコマンドが途切れた場合や次ぎの書き込みコマンド
(WRITE B)が入力された場合に、各レジスタか
ら書き込みデータ(DA0,DA1)とそのアドレスを
取り出して書き込み処理を行うものである。これによ
り、書き込みコマンド(WRITE A)の直後に読み
出しコマンド(READ2)を入力することが可能とな
り、データバスの使用効率を大幅に向上させることがで
きる。
に示すようなディレイドライト方式を適用した半導体記
憶装置(SDRAM)は、データの転送レート(データ
バスの使用効率)を向上させることができて有効なもの
であるが、書き込みデータを保持するデータレジスタ
(129)、および、この書き込みデータのアドレスを
保持するアドレスレジスタ(128)を設ける必要があ
る。
タ転送レートの上昇に伴ってデータバス幅が増大し(例
えば、64ビット等)、また、DDR(Double Data La
te)方式のような連続的にシリアルにデータを入力し、
内部でパラレルデータに変換して一度に書き込むといっ
た一度の書き込み動作におけるデータ量は益々大きくな
る一方である。そのため、上記のディレイドライト方式
を適用した場合に必要となるレジスタ(特に、書き込み
用のデータを一時的に保持しておくためのデータレジス
タ129)を設けることは、チップ面積の増大につなが
るだけでなく、コストアップの要因にもなる。
R方式のDRAMに限定されるものではなく、例えば、
ダイレクトラムバスDRAM(Direct Rambus DRAM) や
DRAM以外のSRAM(Static Random Access Memor
y)等の様々な半導体記憶装置における問題でもある。本
発明は、上述した従来の半導体記憶装置が有する課題に
鑑み、書き込み用のデータを保持するためのレジスタを
新たに設けることなく、データ転送レートを向上させた
半導体記憶装置の提供を目的とする。
れば、読み出し用データ線および書き込み用データ線を
有する半導体記憶装置であって、データを前記書き込み
用データ線に保持するデータ保持手段と、該書き込み用
データ線に保持しているデータをメモリセルに書き込む
データ書き込み手段とを具備することを特徴とする半導
体記憶装置が提供される。
データ線および書き込み用データ線を有する半導体記憶
装置であって、書き込みデータに対応して入力されるア
ドレス情報を保持するアドレス情報保持手段と、該アド
レス情報保持手段に保持しているアドレスにアクセスが
あった場合には、当該アドレスに対応したメモリセルに
対して書き込み用データ線に保持されたデータを書き込
むことを特徴とする半導体記憶装置が提供される。 [備 考] 1.読み出し用データ線および書き込み用データ線を有
する半導体記憶装置であって、データを前記書き込み用
データ線に保持するデータ保持手段と、該書き込み用デ
ータ線に保持しているデータをメモリセルに書き込むデ
ータ書き込み手段とを具備することを特徴とする半導体
記憶装置。
て、該半導体記憶装置は、前記読み出し用データ線に接
続され前記メモリセルからデータを読み出すセンスアン
プ部と、前記書き込み用データ線に接続され該メモリセ
ルにデータを書き込むライトスイッチ部とを有するセン
スアンプ・ライトスイッチを備えていることを特徴とす
る半導体記憶装置。
て、前記センスアンプ・ライトスイッチはメモリコア部
に設けられ、前記読み出し用データ線および前記書き込
み用データ線は該メモリコア部において分離されている
ことを特徴とする半導体記憶装置。 4.項目2に記載の半導体記憶装置において、該半導体
記憶装置は、前記書き込み用データ線を駆動するライト
アンプを備え、該ライトアンプは、該書き込み用データ
線に書き込みデータを出力しそれを保持することを特徴
とする半導体記憶装置。
て、該半導体記憶装置は、前記書き込みデータの有効/
無効を表すマスク情報を受け取りそれを保持するマスク
情報保持手段を備えることを特徴とする半導体記憶装
置。 6.項目5に記載の半導体記憶装置において、前記マス
ク情報は、前記書き込みデータと共に入力されることを
特徴とする半導体記憶装置。
て、前記マスク情報保持手段は、前記書き込み用データ
線を駆動するライトアンプに設けられていることを特徴
とする半導体記憶装置。 8.項目5に記載の半導体記憶装置において、該半導体
記憶装置は、前記書き込みデータを無効とする際に前記
書き込み用データ線を開放状態に制御する開放制御手段
を備えていることを特徴とする半導体記憶装置。
て、前記書き込み用データ線は相補の信号線であり、該
半導体記憶装置は、前記書き込みデータを無効とする際
に該相補の書き込み用データ線を同一電位に制御する同
一電位制御手段を備えていることを特徴とする半導体記
憶装置。 10.項目5に記載の半導体記憶装置において、前記マ
スク情報保持手段に保持されたマスク情報は、前記セン
スアンプ・ライトスイッチに供給され、該マスク情報に
基づいたメモリセルに対する書き込み制御が行われるこ
とを特徴とする半導体記憶装置。
いて、前記マスク情報保持手段に保持されたマスク情報
は、前記メモリコア部に設けられたデコーダに供給さ
れ、該マスク情報に基づいたメモリセルに対する書き込
み制御が行われることを特徴とする半導体記憶装置。 12.項目11に記載の半導体記憶装置において、前記
マスク情報に基づいて書き込み制御が行われるデコーダ
は、コラムデコーダであることを特徴とする半導体記憶
装置。
いて、前記書き込み用データ線に書き込みデータを出力
しそれを保持するライトアンプは、前記マスク情報およ
びデータ無効信号により当該ライトアンプが保持する書
き込みデータの有効/無効を制御することを特徴とする
半導体記憶装置。 14.項目13に記載の半導体記憶装置において、前記
マスク情報保持手段は、前記書き込み用データ線に保持
された書き込みデータが前記メモリセルに書き込まれた
ら、前記データ無効信号により前記ライトアンプが保持
する書き込みデータを無効にすることを特徴とする半導
体記憶装置。
おいて、該半導体記憶装置はダイナミック型メモリであ
り、前記データ無効信号は、該ダイナミック型メモリの
リフレッシュ動作に関連して発行されることを特徴とす
る半導体記憶装置。 16.項目1〜15のいずれか1項に記載の半導体記憶
装置において、前記データは、書き込みコマンドに応じ
て入力された書き込みデータであり、前記データ保持手
段は、第1の書き込みコマンドに対応した第1の書き込
みデータを保持し、そして、前記データ書き込み手段
は、前記第1の書き込みコマンドの次に入力される第2
の書き込みコマンドの入力により、前記第1の書き込み
データを前記メモリセルに書き込むことを特徴とする半
導体記憶装置。
用データ線を有する半導体記憶装置であって、書き込み
データに対応して入力されるアドレス情報を保持するア
ドレス情報保持手段と、該アドレス情報保持手段に保持
しているアドレスにアクセスがあった場合には、当該ア
ドレスに対応したメモリセルに対して書き込み用データ
線に保持されたデータを書き込むことを特徴とする半導
体記憶装置。
おいて、該半導体記憶装置は、書き込み用データ線に書
き込みデータを出力しそれを保持するライトアンプと、
受信したアドレス情報および前記アドレス情報保持手段
に保持されたアドレス情報を比較するアドレス比較器
と、該アドレス比較器の比較結果に基づいて前記メモリ
セルからのデータまたは前記ライトアンプからのデータ
を選択するデータセレクタとを備えることを特徴とする
半導体記憶装置。
おいて、前記データセレクタは、さらに、前記書き込み
データの有効/無効を表すマスク情報に基づいて前記メ
モリセルからのデータまたは前記ライトアンプからのデ
ータを選択することを特徴とする半導体記憶装置。 20.項目17に記載の半導体記憶装置において、該半
導体記憶装置は、前記書き込み用データ線に書き込みデ
ータを出力しそれを保持するライトアンプと、受信した
アドレス情報および前記アドレス情報保持手段に保持さ
れたアドレス情報を比較するアドレス比較器とを備え、
該アドレス比較器の比較結果に基づいて前記書き込み用
データ線に保持されたデータを前記メモリセルに書き込
む書むことを備えることを特徴とする半導体記憶装置。
おいて、前記アドレス比較器の比較結果に基づいて前記
書き込み用データ線に保持されたデータを前記メモリセ
ルに書き込む書き込むと共に、該データを前記読み出し
用データ線にに伝達することを特徴とする半導体記憶装
置。
置の実施例を図面を参照して詳述する。図6および図7
は本発明に係る半導体記憶装置の第1実施例を示すブロ
ック図であり、SDRAMの一例を概略的に示すもので
ある。図6および図7において、参照符号11は入力バ
ッファ、12はコマンドデコーダ、13はアドレスバッ
ファ、14は入力バッファ・ラッチ、15はデータI/
Oバッファ・レジスタ、17および18はシリパラ変換
器(シリアル−パラレル変換器)、19はパラシリ変換
器(パラレル−シリアル変換器)、20はシフトレジス
タ、そして、21は制御回路を示している。また、参照
符号22はオシレータ(OSC)、23リフレッシュア
ドレスカウンタ、24はスイッチ、27はセンスバッフ
ァ、29はデータレジスタ、41は読み出しコマンドラ
ッチ、42は書き込みコマンドラッチ、43は遅延回
路、44はアドレス比較器、そして、45はスイッチを
示している。さらに、参照符号5はアドレスレジスタ、
6はライトアンプ、7はデータセレケタ、3はメモリブ
ロック(メモリコア部)、31はロウデコーダ、32は
メモリセル(メモリセルアレイ)、33はコラムデコー
ダ、そして、4はセンスアンプ・ライトスイッチを示し
ている。
クロックCLKをバッファリングして各回路へ供給する
ものであり、また、コマンドデコーダ12は、外部から
のコマンドをデコードして読み出しコマンドおよび書き
込みコマンドをそれぞれ読み出しコマンドラッチ41お
よび書き込みコマンドラッチ42へ供給する。ここで、
読み出しコマンドラッチ41の出力は制御回路21へ供
給され、また、書き込みコマンドラッチ42の出力は制
御回路21、シフトレジスタ20およびアドレスエジス
タ5へ供給される。シフトレジスタ20の出力は、入力
イネーブル信号として入力バッファ・ラッチ14および
データI/Oバッファ・レジスタ15へ供給される。
び書き込みコマンドに応じてメモリコア部の各メモリブ
ロックにイネーブル信号を供給して制御する。各メモリ
ブロック3は、ロウアドレスに応じてメモリセル(メモ
リセルアレイ)32のワード線(WL)を制御するロウ
デコーダ31、コラムアドレスに応じてコラム(ビット
線BL,/BL)を制御するコラムデコーダ33、およ
び、読み出しおよび書き込み制御を行うセンスアンプ・
ライトスイッチ34を備え、それぞれ制御回路21から
のロウイネーブル、コラムイネーブル、および、リード
イネーブル並びにライトイネーブルの各イネーブル信号
により制御され、メモリセル32に対する読み出しおよ
び書き込み処理が行われる。
号)は、リフレッシュアドレスカウンタ23およびアド
レス切り換えスイッチ24へ供給され、アドレスバッフ
ァ13を介して供給される外部アドレスとリフレッシュ
動作時の内部アドレス(オシレータ122を用いて生成
されるリフレッシュアドレスカウンタ23の出力:リフ
レッシュアドレス)とを切り換えて通常動作(読み出し
および書き込み動作)およびリフレッシュ動作の制御を
行うようになっている。ここで、書き込みデータは、ラ
イトアンプ(ラッチ)6を介してメモリコア部(ブロッ
ク3)へ入力され、また、読み出しデータは、メモリコ
ア部からセンスバッファ27およびデータセレクタ7を
介して出力される。なお、本第1実施例の特徴であるラ
イトアンプ6の動作等に関しては後に詳述する。
外部から供給される書き込みデータおよびメモリセル3
2からの読み出しデータの入出力処理を行うものであ
り、書き込み時には、データのシリアル−パラレル変換
を行うシリパラ変換器18を介して、書き込みデータD
Q0〜DQnをライトアンプ6へ供給する。また、読み
出し時には、データのパラレル−シリアル変換を行うパ
ラシリ変換器19を介して、データセレクタ7からの読
み出しデータがデータI/Oバッファ・レジスタ15に
入力され、その読み出しデータが外部(外部データバ
ス)へ出力される。ここで、マスク信号用のデータDM
は、例えば、書き込み用データDQ0〜DQnと共に外
部から供給され、入力バッファ・ラッチ14およびシリ
パラ変換器17を介してマスク信号MASKとしてライ
トアンプ6へ供給される。なお、マスク信号MASK
は、例えば、書き込みコマンド信号の一部としてアドレ
スコード等の手段により外部から与えられる場合もあ
る。
実施例においては、書き込みコマンドに対応して入力さ
れたアドレスはアドレスレジスタ5に保持され、また、
書き込みコマンドに対応して入力されたデータ(書き込
みデータ)はライトアンプ6に送られてライトデータバ
スに保持される。なお、アドレスレジスタ5の手前に設
けられた遅延回路43は、書き込みレイテンシの分だけ
アドレスのタイミングを遅らせてレジスタ5に入るよう
にするためのものである。また、書き込みコマンドは、
シフトレジスタ20を介さないで制御回路21に入力さ
れ、また、入力バッファ・ラッチ14およびデータI/
Oバッファ・レジスタ15に供給される入力イネーブル
信号は、シフトレジスタ20を介して発生される。これ
は、書き込みコマンドが入力したら、メモリセル32へ
の書き込みを、アドレスレジスタ5のアドレスおよびラ
イトデータバス(WRITE DB)に保持されたデー
タにより直ちにに実行し、その後に、次の書き込みデー
タの取り込みを行うためである。
の信号について簡単に説明しておく。まず、マスク信号
MASKは、書き込みデータDQ0〜DQnと一緒に外
部から供給される信号DMから生成されるものである
が、前述したように、例えば、書き込みコマンドの一部
として外部から供給することもできる。データ無効信号
DIS1,DIS2は、制御回路21がライトアンプ6
に対して書き込みデータの無効化を指示するための信号
である。データ無効状態信号MASKX,MASKZ
は、マスク信号MASKおよびデータ無効信号DIS
1,DIS2に基づいて書き込みデータを無効化するた
めの信号である。ここで、データ無効状態信号MASK
XとMASKZは相補信号で、データを無効化する場合
は、MASKXが低レベル“L”でMASKZが高レベ
ル“H”となる。
の第1実施例における動作の一例を説明するためのタイ
ミング図であり、読み出し動作と書き込み動作が混在し
た場合の動作を示すものである。図8および図9に示さ
れるように、まず、外部から読み出しコマンドREAD
0が入力されると、ビット線BL,/BLに対応するデ
ータQ0が読み出され、この読み出しデータは、リード
データバスからセンスバッファ27およびデータセレク
タ7を介して読み出しコモンデータバス(READ C
DB)に伝えられ、パラシリ変換器19およびデータI
/Oバッファ・レジスタ15を介して読み出しデータQ
00,Q01として出力される。なお、本実施例では、
読み出しレイテンシは2となっている。
D0,READ1に続いて(時間WT2の後に)書き込
みコマンドWRITE Bが入力されると、アドレスレ
ジスタ(5)およびライトデータバス(WRITE D
B)に保持された『ADDRESS−A』および『DA
0〜DA1』の情報(直前の書き込みコマンド(WRI
TE A:図示しない)によるもの)により、メモリセ
ル(32)への書き込み(ビット線BL,/BL:D
A)が行われる。そして、今回入力した書き込みコマン
ドWRITE Bに対応する書き込みデータ(DB0〜
DB1)とマスク信号MASK(DMB0,DMB1)
がライトアンプ6に転送されて保持される。
B0〜DB1)は、データI/Oバッファ・レジスタ1
5およびシリパラ変換器18を介して書き込みコモンデ
ータバス(WRITE CDB)に伝えられてライトア
ンプ6へ供給される。また、外部からのマスク信号は、
入力バッファ・ラッチ14およびシリパラ変換器17を
介してマスクデータMASK(DMB0,DMB1)と
してライトアンプ6に供給される。このとき、ライトア
ンプ6とコラムデコーダ33との間のライトデータバス
(WRITE DB)にもそのデータが保持されること
になる。なお、書き込みコマンドWRITE Bに対応
するアドレス(ADDRESS−B)は、アドレスレジ
スタ5に格納される。
に、読み出しコマンドREAD2,READ3,REA
D4と続き、次に書き込みコマンドWRITE Cが入
力されると、アドレスレジスタ5に保持されている直前
の書き込みコマンドWRITEBに対応するアドレスA
DDRESS−Bと、ライトデータバス(WRITED
B)に保持されている直前の書き込みコマンドWRIT
E Bに対応する情報(書き込みデータDB0〜DB1
およびマスクデータDMB0,DMB1)によりメモリ
セル32への書き込み(ビット線BL,/BL:DB)
が行われる。なお、アドレスレジスタ5およびライトア
ンプ6等の具体的な回路例は、後に、図面を参照して詳
述する。
装置の第1実施例における動作の他の例を説明するため
のタイミング図であり、上述した図8および図9の動作
において、書き込みコマンドWRITE Bにマスクが
かかった場合を示すものである。図10および図11に
示されるように、書き込みコマンドWRITE Bにマ
スクがかかった場合には、例えば、マスク信号MASK
が書き込みコマンドWRITE Bに対応する書き込み
データDB0,DB1が入力するタイミングで高レベル
“H”となり、これを受けてデータ無効状態信号MAS
KZが高レベル“H”となり、書き込みデータDB0,
DB1が無効化され、その結果、ライトデータバス(W
RITE DB)は中間レベルを保持することになる。
すなわち、次の書き込みデータWRITE Cが入力し
てもメモリセルに対する書き込みは行われず、ビット線
BL,/BLには、アドレスADDRESS−Bに対応
するメモリセル(32)が元々保持していたデータ(Q
B)が現れるだけで、書き込みデータDB0,DB1に
よる書き替えは行われないことになる。なお、例えば、
書き込みコマンドWRITE Bに対応する書き込みデ
ータDB0およびDB1の場合に、各データDB0およ
びDB1に対してそれぞれマスク信号が与えられてマス
ク制御が行われる場合もある。
装置の第1実施例における動作のさらに他の例を説明す
るためのタイミング図であり、ライトデータバスおよび
アドレスレジスタに未書き込みのデータおよびアドレス
を保持しているときに、そのアドレスに対して読み出し
コマンドが入力した場合を示すものである。図12およ
び図13に示されるように、書き込みコマンドWRIT
E Bに続いて読み出しコマンドREAD2,READ
3が入り、その次に、読み出しコマンドREAD B
(書き込みコマンドWRITE Bと同じアドレスに対
する読み出しコマンド)が入ったとき、アドレス比較器
44からは一致信号CIS(高レベル“H”のパルス)
が出力され、データセレクタ7は、ライトアンプ6に保
持されているデータをそのまま出力回路(パラシリ変換
器19)に転送する。そして、ライトデータバス(WR
ITE DB)上に保持されたデータは、その後、次の
書き込みコマンドWRITE Cが入力された時にメモ
リセル32へ書き込まれることになる。なお、書き込み
データがマスクされている場合には、ライトアンプ6か
らの無効情報(マスク情報)により、データセレクタ7
は、メモリセル32からのデータ(センスバッファ27
の出力)を選択して出力回路に転送することになる。ま
た、書き込みデータ(DB0,DB1)の内の一部(D
B1)だけがマスクされている場合には、そのマスクさ
れたアドレスに対応するデータはメモリセル32から読
み出したもの(QB1)を選択し、マスクされていない
アドレスに対応するデータはライトアンプ6に保持され
ているもの(DB0)を選択し、出力回路(データI/
Oバッファ・レジスタ15)からは、読み出しコマンド
READ Bに対してデータDB0,QB1が出力され
る場合もあり得る。
半導体記憶装置におけるバンクおよびブロックの概念は
簡略化のために省略されているが、実際の半導体記憶装
置(SDRAM)は、例えば、複数のバンク(例えば、
4バンク)を備え、さらに、各バンクがそれぞれ複数の
ブロック(例えば、4または8ブロック)を含んで構成
されている。
るセンスアンプ・ライトスイッチ(34)の一例を示す
回路図である。この図14に示すセンスアンプ・ライト
スイッチ34は、ダイレクトセンスアンプ方式と呼ばれ
るもので、例えば、高速動作が要求されるSDRAM等
のメモリデバイスに適用されるものである。図14に示
されるように、センスアンプ・ライトスイッチ34は、
pチャネル型MOSトランジスタ(pMOSトランジス
タ)341〜350およびnチャネル型MOSトランジ
スタ(nMOSトランジスタ)351,352を備えて
構成されている。
択信号(CL)によりスイッチング制御されるトランジ
スタ342,343、および、ビット線BL,/BLが
ゲートに接続されたトランジスタ344,341により
構成され、相補のビット線BL,/BLのレベルに応じ
てリードイネーブル(信号)から相補のリードデータバ
スへ流れる電流を制御するようになっている。
ル(信号)によりスイッチング制御されるトランジスタ
346,347、および、ビット線BL,/BLがソー
スに接続されたトランジスタ345,348により構成
されている。なお、トランジスタ345,348のゲー
トにはコラム選択信号が供給されている。そして、コラ
ム選択信号およびライトイネーブルが高レベル“H”の
ときに、相補のライトデータバスのデータがビット線B
L,/BLを介してメモリセルに書き込まれるようにな
っている。
9〜351により構成され、相補のビット線BL,/B
Lのレベル差を増幅するようになっている。なお、この
センスアンプには、相補のセンスアンプイネーブル(信
号)が供給され、センスアンプの動作(活性化)を制御
するようになっている。すなわち、メモリセル(32)
からビット線BL,/BLに出力されたデータの増幅
は、センスアンプ34cで行われ、読み出し(REA
D)の場合には、リードイネーブルを低レベル“L”
(選択状態)とし、コラム選択信号CLを高レベル
“H”にして、リード用センスアンプ34aを介してリ
ードデータバスへ読み出しデータを転送する。このと
き、ライトイネーブルは低レベル“L”(非選択状態)
とする。
イネーブルおよびコラム選択信号CLを高レベル“H”
(選択状態)とし、さらに、リードイネーブルも高レベ
ル“H”(非選択状態)とする。これにより、ライトデ
ータバスの情報がライトスイッチ34bを介してビット
線BL,/BLに転送される。図14に示されるよう
に、ダイレクトセンスアンプ方式のセンスアンプ・ライ
トスイッチ34では、メモリセルアレイ(32)上でリ
ードデータバスとライトデータバスとが分離されてお
り、ライトイネーブルを選択しない限りはライトデータ
バスの状態がリードデータバスに影響を与えることはな
い。また、ライトデータバスは、一度の書き込み動作で
書き込むデータのビット数と同じ(または、それ以上
の)本数だけ設けられているので、このライトデータバ
スに書き込み用データを保持しておけばよい。すなわ
ち、ライトアンプ6によりライトデータバス(WRIT
E DB)に書き込みデータを保持しておけば、前述し
た本発明の第1実施例を適用することができることにな
る。
るアドレスレジスタの一例を示す回路図である。図15
に示されるように、アドレスレジスタ5は、複数の前段
用フリップフロップ511〜51n、および、複数の後
段用フリップフロップ521〜52nを備え、シフトレ
ジスタ(遅延回路)43を介して供給されたアドレス
(A0〜An)を保持する。すなわち、前段および後段
の各フリップフロップ511〜51nおよび521〜5
2nのクロック端子には、書き込みコマンドラッチ42
からの書き込みコマンドが供給され、書き込みコマンド
(例えば、WRITE B)が入力されるとその書き込
みコマンド(WRITE B)と共に入力されたアドレ
ス(ADDRESS−B)を前段のフリップフロップ5
11〜51nに取り込んで保持(ラッチ)するようにな
っている。なお、前段のフリップフロップ511〜51
nに保持されたアドレス(ADDRESS−B)は、ラ
イトアンプ選択アドレスとしてライトアンプ6へ出力さ
れる。ここで、ライトアンプ選択アドレスは、入力され
た書き込みコマンド(WRITE B)に対応する書き
込みデータ(DB0,DB1)を、どのライトアンプに
保持するかを指定するための信号である。
WRITE C)が入力されると、前段のフリップフロ
ップ511〜51nに保持されていたアドレス(ADD
RESS−B)は、後段のフリップフロップ521〜5
2nに取り込まれてアドレス比較器44へ供給される。
このとき、前述したように、前段のフリップフロップ5
11〜51nには、入力された書き込みコマンド(WR
ITE C)に対応するアドレス(ADDRESS−
C)が取り込まれる。
えば、読み出しコマンドに対応するアドレスが次の書き
込みコマンドで書き込みを行うアドレスと一致するかど
うか(図12および図13を参照して説明した内容)の
判定が行われる。図16は本発明の半導体記憶装置に適
用するライトアンプ6の一例を示す回路図である。
は、データ転送部61、マスク情報ラッチ部62、出力
部63、2つのインバータで構成されたデータラッチ6
4、プリチャージ部65、ナンドゲート66、および、
インバータ67を備えて構成される。そして、図6およ
び図7を参照して説明したように、書き込みデータおよ
びマスク信号(MASK)はライトアンプ6に供給さ
れ、ライトデータバス(WRITEDB:WDB,/W
DB)上に保持される。
1は、pMOSおよびnMOSトランジスタで構成され
たトランスファゲート611,612およびインバータ
613を備え、前述したアドレスレジスタ6(前段のフ
リップフロップ511〜51n)からのライトアンプ選
択アドレスおよび制御回路21からのライトデータラッ
チ信号が入力されたナンドゲート66の出力によりトラ
ンスファゲート611および612の制御が行われるよ
うになっている。すなわち、ライトアンプ選択アドレス
およびライトデータラッチ信号が共に高レベル“H”の
ときに、書き込みデータおよびマスク信号MASKがそ
れぞれデータラッチ64およびマスク情報ラッチ62へ
供給されて保持(ラッチ)される。
1〜623、ノアゲート624、および、nMOSトラ
ンジスタ625,626を備えて構成されている。ここ
で、インバータ621および622はラッチを構成し、
データ転送部61からのマスク信号MASKを保持する
ようになっている。ラッチ(621,622)の出力
は、インバータ623で反転されてノアゲート624に
供給され、制御回路21からのデータ無効信号(DIS
1)とのノア論理が取られ、新たなマスク信号MASK
Xとして出力部63へ供給される。トランジスタ625
のゲートにはイニシャライズ信号が供給され、例えば、
ライトアンプ6のデータを無効にするために、電源投入
時に高レベル“H”のパルスを出力するようになってい
る。なお、トランジスタ625と並列に設けられたトラ
ンジスタ626は、前述した第1実施例および後述する
第2並びに第3実施例では不要で、専ら後述する第4実
施例に必要とされるものであり、該トランジスタ626
のゲートにはさらなるデータ無効信号(DIS2)が供
給されている。なお、データ無効信号DIS1は、通
常、低レベル“L”となっており、これについては後に
詳述する。また、データ無効信号DIS2は、後述の第
4実施例の説明で詳述する。
フレッシュコマンド(集中リフレッシュコマンド)が書
き込みコマンドと一部共通の信号として供給される場
合、すなわち、コマンドをシリアルに分割して供給する
仕様で途中までリフレッシュコマンドか書き込みコマン
ドかが区別できない場合(途中までコードが同じ場合)
には、例えば、ライトアンプ6に保持されたデータの書
き込み動作をそのまま行ってしまった後、書き込みデー
タを無効にしもよい。すなわち、リフレッシュ動作中に
は、読み出しコマンドが入力することはないので、書き
込み動作をそのまま行ってしまっても問題がない。従っ
て、データ無効信号(DIS1,DIS2)は、リフレ
ッシュ動作が行われた後に出力されるように構成するこ
ともできる。
1〜636、nMOSトランジスタ637〜643、お
よび、インバータ644〜647を備えて構成される。
マスク情報ラッチ62からのマスク信号MASKXはト
ランジスタ631,634および641のゲートに供給
され、また、データラッチ64に保持された相補のデー
タはそれぞれトランジスタ637および639のゲート
に入力される。なお、マスク信号MASKXは、インバ
ータ67により反転されてマスク信号MASKZとして
プリチャージ部65へ供給されると共に、データセレク
タ7へ供給される。また、データセレクタ7へ供給され
る書き込みデータ(書き込みデータ情報D,/D)は、
インバータ644および646の出力から取り出される
ようになっている。ここで、プリチャージ部65は、必
ずしも設ける必要はない。
Vddと低電位電源Vssとの間に設けられたトランジスタ
635および642の接続ノード並びにトランジスタ6
36および643の接続ノードから取り出され、ライト
データバス(WDB,/WDB)に保持されたデータが
現れるようになっている。すなわち、書き込みデータが
マスク信号MASKによりマスクされている(MASK
=高レベル“H”)と、MASKX=低レベル“L”と
なって、出力部63の出力トランジスタ(635,64
2;636,643)は4個ともオフになり、ライトデ
ータバスWDB,/WDBは開放状態になる。ここで、
プリチャージ部65を設けた場合には、マスク信号MA
SK(MASKZ)が高レベル“H”のとき、プリチャ
ージ部65のnMOSトランジスタ651〜653は全
てオンとなって、ライトデータバスWDBおよび/WD
Bは短絡されると共に、プリチャージ電圧Vpr(例え
ば、電源電圧の中間レベル:Vdd/2)にプリチャージ
される。
“H”の場合、すなわち、書き込みデータをマスクする
場合には、ライトデータバスWDB,/WDBは、開放
状態或いは同じ電圧レベル状態(Vpr)となり、書き込
み動作時にライトスイッチ(34b:トランジスタ34
5〜348)が動作してもセンスアンプを反転させるこ
とができないためメモリセル(32)への書き込みは行
われない。
は、保持している書き込みデータの情報D,/D(およ
び、マスク信号MASKZ)をデータセレクタ7へ出力
するが、書き込みデータがマスクされている場合には、
書き込みデータ情報D=/D=低レベル“L”となる。
データセレクタ7では、書き込みデータ情報D=/D=
低レベル“L”を検出すると、その書き込みデータがマ
スクされていることを認識する。
7へ供給する信号(D,/D)をライトデータバス(W
DB,/WDB)とは別に生成するようになっている
が、ライトデータバスWDB,/WDBを直接データセ
レクタ7に接続するように構成してもよい。さらに、書
き込みデータの無効化には、例えば、マスク信号MAS
KZを用いることもできる。
時にライトデータバスWDB,/WDBに保持されてい
るデータを強制的に無効にするものである。ただし,書
き込みデータおよびMASK情報は、ライトアンプ6内
のラッチ(64,62)にそれぞれ保持されている。ま
た、リフレッシュは、DRAMセル(メモリセル32)
に対して行う必要があるが、ライトアンプ6のラッチ6
4に保持されている書き込みデータに関しては、スタテ
ィックに保持されているため、リフレッシュする必要は
ない。従って、リフレッシュ中は、データ無効信号DI
S1=高レベル“H”とし、ライトデータバスWDB,
/WDBに保持されているデータを無効とし、リフレッ
シュ動作中のメモリコア(メモリセル32)に影響を与
えないようにしておく。そして、リフレッシュから復帰
したら、データ無効信号DIS1=低レベル“L”とし
て、ラッチ64および62に保持された書き込みデータ
およびマスク情報に従って、ライトデータバスWDB,
/WDBにデータが発生させる。ここで、リフレッシュ
が開始したら、まず、ライトデータバスWDB,/WD
Bに保持されているデータをそのままメモリセル(3
2)に書き込むように構成してもよい。この場合におい
ても、書き込み後にデータ無効信号DIS1を発生し、
データを無効にして余分な書き込みをしないように構成
するのが好ましい。
るデータセレクタ7の一例を示す回路図である。図17
に示されるように、データセレクタ7は、ノアゲート7
1、ナンドゲート72、インバータ73,74、およ
び、複数のスイッチ75を備えて構成される。ナンドゲ
ート71には、上述したライトアンプ6からの書き込み
データ情報D,/Dが供給され、このデータ情報D=/
D=低レベル“L”の時に、高レベル“H”を出力し、
書き込みデータが無効(マスク)であることを検出する
ようになっている。従って、書き込みデータをマスクす
る場合には、ナンドゲート72には、インバータ73を
介して低レベル“L”の信号が入力される。また、ナン
ドゲート72の他方の入力には、アドレス比較器44か
らの一致信号CISが供給されている。この一致信号C
ISは、アドレスが一致する場合、すなわち、ライトア
ンプ6に保持された書き込みデータのアドレスが読み出
しアドレスに一致する場合に高レベル“H”となる信号
である。従って、書き込みデータのマスクを行わない場
合(インバータ73の出力が高レベル“H”)であっ
て、ライトアンプ6に保持された書き込みデータのアド
レスが読み出しアドレスに一致する場合(一致信号CI
Sが高レベル“H”)には、ナンドゲート72の出力信
号は低レベル“L”となり、インバータ74の出力信号
は高レベル“H”となる。
Sトランジスタで構成されたトランスファゲート751
および752を備え、それぞれライトアンプ6に保持さ
れたデータ(書き込みデータ)またはメモリセル32
(メモリコア部)からの読み出しデータのいずれかを選
択して出力バッファ(パラシリ変換器19、データI/
Oバッファ・レジスタ15)へ供給するようになってい
る。すなわち、ライトアンプ6に保持された書き込みデ
ータのアドレスが読み出しアドレスに一致し、かつ、書
き込みデータのマスクを行わない場合には、ライトアン
プ6に保持された書き込みデータがそのまま読み出しデ
ータとして出力されることになる。なお、ライトアンプ
6に保持された書き込みデータのアドレスが読み出しア
ドレスに一致しない場合、および/または、書き込みデ
ータのマスクを行う場合には、メモリセル(32)から
の読み出しデータが選択されて出力されることになる。
路例では、ナンドゲート71にデータ情報D,/Dを入
力して書き込みデータのマスクを行うか否かを検出する
ようになっているが、例えば、マスク信号(MASK
Z)をそのまま使用することもできる。図18は本発明
に係る半導体記憶装置の第1実施例における動作サイク
ルを説明するためのフローチャートである。
導体記憶装置における動作が開始すると、まず、ステッ
プST11において、外部からのコマンドを受信し、ス
テップST12に進んで、そのコマンドが読み出しコマ
ンド(READ)か、または、書き込みコマンド(WR
ITE)かを判別する。外部からのコマンドが読み出し
コマンド(READ)のとき、ステップST13に進ん
で、その読み出しコマンドのアドレスがライトアンプ
(6)に保持されている書き込みデータのアドレスと一
致するかどうかをアドレス比較器44により比較する。
ステップST13でアドレスが一致すると判定される
(一致信号CISが高レベル“H”)と、ステップST
14に進んで、データが無効か否か(書き込みデータが
マスクされているか否か)が判別され、データが有効
(書き込みデータのマスクが行われていない:マスク信
号MASKが低レベル“L”)ならば、ステップST1
5に進んで、ライトアンプ6に保持されているデータ
(書き込みデータ)を読み出しコマンドに対応するアド
レスのデータ(読み出しデータ)として出力する。
ンドのアドレスがライトアンプ(6)に保持されている
書き込みデータのアドレスと一致しないと判別された場
合、および、ステップST14で、データが無効(書き
込みデータがマスクされている)と判別された場合に
は、ライトアンプ6に保持されているデータを選択せず
に、実際にメモリセル(32)から読み出したデータを
読み出しコマンドに対応する読み出しデータとして出力
する。
らのコマンドが書き込みコマンド(WRITE)である
と判別されると、ステップST17に進んで、データが
無効(書き込みデータはマスクされているか)どうかが
判別され、データが有効である(書き込みデータがマス
クされていない)と判別された場合には、ステップST
18において、アドレスレジスタ5に保持されているア
ドレス情報(直前の書き込みコマンドに対応したアドレ
ス)に従って、ライトデータバスWDB,/WDBに保
持されているデータ(ライトアンプ6にラッチされてい
る書き込みデータ)をメモリセル(32)に書き込んで
ステップST19に進む。
が無効である(書き込みデータがマスクされている)と
判別された場合には、ステップST19に進む。ステッ
プST19では、入力されたアドレス(今回の書き込み
データに対応した書き込みアドレス)をアドレスレジス
タ5に記憶(保持)し、また、入力されたデータ(今回
の書き込みデータ)をライトデータバスWDB,/WD
B(ライトアンプ6)に保持する。さらに、ステップS
T19において、マスク情報(マスク信号MASK)に
より、書き込みデータを有効にするか無効にするか(マ
スクするか否か)が行われる。
作サイクルを説明するための図である。図19に示され
るように、図18の動作サイクルは、時間的にオーバー
ラップさせることが可能であり、具体的に、例えば、書
き込み処理(WRITE)においては、後半のステップ
ST19を前半のステップST17およびST18とオ
ーバーラップさせて処理することが可能である。
置は、書き込み用のデータを保持するためのレジスタ
(データレジスタ)を新たに設ける必要がなく、チップ
面積およびコストの増大を抑えることができる。さら
に、本実施例の半導体記憶装置は、書き込みデータがラ
イトデータバス(WDB,/WDB)まで来ているの
で、書き込み時のデータ転送時間が短縮され、高速動作
が可能となる。
記憶装置の第2実施例を示すブロック図である。図20
および図21に示す本第2実施例の半導体記憶装置は、
前述した図6および図7に示す第1実施例との比較から
明らかなように、第1実施の半導体記憶装置に対してマ
スク回路8を設け、マスク信号(MASKZ)が高レベ
ル“H”のとき(書き込みデータをマスクするとき)に
は、データの書き込みを行わないようにライトイネーブ
ルを制御する(ライトイネーブルを出力しない)ように
なっている。
トアンプ6からマスク信号MASKZが供給されると共
に、第1実施例における制御回路21からのライトイネ
ーブルも供給され、制御回路21からのライトイネーブ
ル、および、ライトアンプ6からマスク信号MASKZ
により、センスアンプ・ライトスイッチ34における書
き込み動作を制御するようになっている。本第2実施例
は、例えば、ライトデータバスWDB,/WDBの寄生
容量が大きい場合に好ましく、より一層安全性の向上
(データが誤って書き込まれてしまうのを防ぐこと)が
可能である。さらに、本実施例のように、ライトイネー
ブルにより書き込みデータの無効制御を行うのは、半導
体記憶装置のより一層の高速動作に対しても好ましいも
のである。
記憶装置の第3実施例を示すブロック図である。図22
および図23に示す本第3実施例の半導体記憶装置は、
上述の図20および図21に示す第2実施例におけるマ
スク回路8を変形してマスク回路8’としたものであ
る。すなわち、本第3実施例において、マスク回路8’
は、第1実施例における制御回路21からのコラムイネ
ーブル、および、ライトアンプ6からマスク信号MAS
KZにより、コラムデコーダ33を制御するようになっ
ている。従って、書き込みデータがマスクされていると
き(マスク信号MASKZが高レベル“H”のとき)
は、マスク回路8’からコラムイネーブルが出力され
ず、ライトデータバスWDB,/WDBがビット線B
L,/BLに接続されないようになっている。本第3実
施例も上述の第2実施例と同様に、例えば、ライトデー
タバスWDB,/WDBの寄生容量が大きい場合に好ま
しいものである。なお、第2および第3実施例の他の構
成は、第1実施例と同様なので、その説明は省略する。
記憶装置の第4実施例を示すブロック図であり、図26
および図27は本発明の半導体記憶装置の第4実施例に
おける動作の一例を説明するためのタイミング図であ
る。図24および図25に示す本第4実施例の半導体記
憶装置は、上述の図22および図23に示す第3実施例
におけるデータセレクタ7を不要としたものである。な
お、本第4実施例において、ライトアンプ6には、制御
回路21から第2のデータ無効信号(DIS2)が供給
されるようになっている。
図27と図12および図13との比較から明らかなよう
に、書き込みコマンドWRITE Bに続いて読み出し
コマンドREAD2,READ3が入り、その次に、読
み出しコマンドREAD B(書き込みコマンドWRI
TE Bと同じアドレスに対する読み出しコマンド)が
入ったとき、アドレス比較器44から一致信号CISが
発生(高レベル“H”のパルスが発生)し、この一致信
号CISが制御回路21に入力される。制御回路21
は、一致信号CISを受けてライトイネーブルを出力
し、ライトアンプ6に保持されているデータはビット線
BL,/BLに転送され、メモリセル32への書き込み
が行われる。さらに、この書き込みデータ(読み出しコ
マンドREAD Bに対応するデータ)は、そのままリ
ードデータバスRDB,/RDBにも転送され、センス
バッファ27、パラシリ変換器19およびデータI/O
バッファ・レジスタ15を介して出力される。
ブルおよびリードイネーブルが両方とも出力され、メモ
リセルへの書き込み処理と読み出し処理とが同時に行わ
れることになる。そして、メモリセル32への書き込み
が終了したら、制御回路21はデータ無効信号DIS2
(パルス信号)を発生しデータを無効化する。ここで、
データ無効信号DIS2は、例えば、図16に示すライ
トアンプのマスク情報ラッチ62におけるトランジスタ
626のゲート信号として供給され、上述のデータの無
効化(マスク処理)が行われる。
場合には、前述した第3の実施例と同様に、マスク回路
8’によりライトイネーブルを発生しなければよい。ま
た、読み出しコマンドREAD Bの後に、書き込みコ
マンドWRITE Cが入ったときには、ライトデータ
バスWDB,/WDB(ライトアンプ6)に保持されて
いるデータの書き込みは前の読み出しコマンドREAD
Bが入力された時に行われており、また、その書き込
みデータは無効化されているので、メモリセル32への
書き込み動作は行われない。
4実施例における動作サイクルを説明するためのフロー
チャートである。図28に示すフローチャートは、前述
した図18のフローチャートにおいて、ステップST1
5が除かれ、その代わりにステップST21およびST
22の処理が行われるようになっている。
ータが有効(書き込みデータのマスクが行われていな
い:マスク信号MASKが低レベル“L”)と判別され
ると、ステップST21に進んで、ライトデータバスW
DB,/WDBに保持されているデータ(ライトアンプ
6にラッチされている書き込みデータ)をメモリセル
(32)に書き込み、同時に、その書き込みデータがリ
ードデータバスRDB,/RDBを介してセンスバッフ
ァ27に取り込まれ、パラシリ変換器19およびデータ
I/Oバッファ・レジスタ15を介して出力される。
回路21からのデータ無効信号DIS2を受けて、ライ
トデータバスWDB,/WDBに保持されているデータ
を無効にする。ここで、図28の動作サイクルは、時間
的にオーバーラップさせることが可能であり、具体的
に、例えば、書き込み処理(WRITE)においては、
後半のステップST19を前半のステップST17およ
びST18とオーバーラップさせ、また、読み出し処理
(READ)においては、後半のステップST22を前
半のステップST13,ST14,ST16およびST
21とオーバーラップさせて処理することが可能であ
る。なお、図28における他のステップは、前述した図
18と同様であり、その説明は省略する。
RAMとして説明したが、本発明は、SDRAMに限定
されるものではなく、例えば、DDR方式のDRAMや
ダイレクトラムバスDRAM、さらには、DRAM以外
のSRAM等の様々な半導体記憶装置であってもよい。
ば、書き込み用のデータを保持するためのレジスタを新
たに設けることなく、チップ面積および価格の増大を招
くことなく、データ転送レートを向上させた半導体記憶
装置を提供することができる。さらに、本発明の半導体
記憶装置は、書き込みデータがライトデータバスまで来
ているので、書き込み時のデータ転送時間が短縮され、
高速動作が可能となる。
ク図(その1)である。
ク図(その2)である。
タイミング図(その1)である。
タイミング図(その2)である。
タイミング図(その3)である。
すブロック図(その1)である。
すブロック図(その2)である。
動作の一例を説明するためのタイミング図(その1)で
ある。
動作の一例を説明するためのタイミング図(その2)で
ある。
る動作の他の例を説明するためのタイミング図(その
1)である。
る動作の他の例を説明するためのタイミング図(その
2)である。
る動作のさらに他の例を説明するためのタイミング図
(その1)である。
る動作のさらに他の例を説明するためのタイミング図
(その2)である。
ンプ・ライトスイッチの一例を示す回路図である。
レジスタの一例を示す回路図である。
ンプの一例を示す回路図である。
レクタの一例を示す回路図である。
おける動作サイクルを説明するためのフローチャートで
ある。
を説明するための図である。
示すブロック図(その1)である。
示すブロック図(その2)である。
示すブロック図(その1)である。
示すブロック図(その2)である。
示すブロック図(その1)である。
示すブロック図(その2)である。
る動作の一例を説明するためのタイミング図(その1)
である。
る動作の一例を説明するためのタイミング図(その2)
である。
おける動作サイクルを説明するためのフローチャートで
ある。
器) 19…パラレル−シリアル変換器(パラシリ変換器) 20…シフトレジスタ 21…制御回路 22…オシレータ(OSC) 23…リフレッシュアドレスカウンタ 24…スイッチ 27…センスバッファ 31…ロウデコーダ 32…メモリセル(メモリセルアレイ) 33…コラムデコーダ 34…センスアンプ・ライトスイッチ 41…読み出しコマンドラッチ 42…書き込みコマンドラッチ 43…遅延回路 44…アドレス比較器 45…スイッチ 128…アドレスレジスタ 129…データレジスタ
7)
ディレイドライト方式を適用する場合には、図1および
図2の半導体記憶装置においては、書き込みアドレスを
保持するアドレスレジスタ128および書き込み用のデ
ータを保持するデータレジスタ129が必要になる。図
3〜図5は従来の半導体記憶装置の動作を説明するため
のタイミング図であり、図3は読み出しレイテンシ=2
で書き込みレイテンシ=0の一般的なSDRAMの動作
を示し、図4は読み出しレイテンシ=書き込みレイテン
シ=2のSDRAMの動作を示し、図5はディレイドラ
イト方式を適用したSDRAMの動作を示している。
用データ線を有する半導体記憶装置であって、書き込み
データに対応して入力されるアドレス情報を保持するア
ドレス情報保持手段とを備え、該アドレス情報保持手段
に保持しているアドレスにアクセスがあった場合には、
当該アドレスに対応したメモリセルに対して書き込み用
データ線に保持されたデータを書き込むことを特徴とす
る半導体記憶装置。
置の実施例を図面を参照して詳述する。図6および図7
は本発明に係る半導体記憶装置の第1実施例を示すブロ
ック図であり、SDRAMの一例を概略的に示すもので
ある。図6および図7において、参照符号11は入力バ
ッファ、12はコマンドデコーダ、13はアドレスバッ
ファ、14は入力バッファ・ラッチ、15はデータI/
Oバッファ・レジスタ、17および18はシリパラ変換
器(シリアル−パラレル変換器)、19はパラシリ変換
器(パラレル−シリアル変換器)、20はシフトレジス
タ、そして、21は制御回路を示している。また、参照
符号22はオシレータ(OSC)、23リフレッシュア
ドレスカウンタ、24はスイッチ、27はセンスバッフ
ァ、29はデータレジスタ、41は読み出しコマンドラ
ッチ、42は書き込みコマンドラッチ、43は遅延回
路、44はアドレス比較器、そして、45はスイッチを
示している。さらに、参照符号5はアドレスレジスタ、
6はライトアンプ、7はデータセレケタ、3はメモリブ
ロック(メモリコア部)、31はロウデコーダ、32は
メモリセル(メモリセルアレイ)、33はコラムデコー
ダ、そして、34はセンスアンプ・ライトスイッチを示
している。
号)は、リフレッシュアドレスカウンタ23およびアド
レス切り換えスイッチ24へ供給され、アドレスバッフ
ァ13を介して供給される外部アドレスとリフレッシュ
動作時の内部アドレス(オシレータ22を用いて生成さ
れるリフレッシュアドレスカウンタ23の出力:リフレ
ッシュアドレス)とを切り換えて通常動作(読み出しお
よび書き込み動作)およびリフレッシュ動作の制御を行
うようになっている。ここで、書き込みデータは、ライ
トアンプ(ラッチ)6を介してメモリコア部(ブロック
3)へ入力され、また、読み出しデータは、メモリコア
部からセンスバッファ27およびデータセレクタ7を介
して出力される。なお、本第1実施例の特徴であるライ
トアンプ6の動作等に関しては後に詳述する。
装置の第1実施例における動作の他の例を説明するため
のタイミング図であり、上述した図8および図9の動作
において、書き込みコマンドWRITE Bにマスクが
かかった場合を示すものである。図10および図11に
示されるように、書き込みコマンドWRITE Bにマ
スクがかかった場合には、例えば、マスク信号MASK
が書き込みコマンドWRITE Bに対応する書き込み
データDB0,DB1が入力するタイミングで高レベル
“H”となり、これを受けてデータ無効状態信号MAS
KZが高レベル“H”となり、書き込みデータDB0,
DB1が無効化され、その結果、ライトデータバス(W
RITE DB)は中間レベルを保持することになる。
すなわち、次の書き込みコマンドWRITE Cが入力
してもメモリセルに対する書き込みは行われず、ビット
線BL,/BLには、アドレスADDRESS−Bに対
応するメモリセル(32)が元々保持していたデータ
(QB)が現れるだけで、書き込みデータDB0,DB
1による書き替えは行われないことになる。なお、例え
ば、書き込みコマンドWRITE Bに対応する書き込
みデータDB0およびDB1の場合に、各データDB0
およびDB1に対してそれぞれマスク信号が与えられて
マスク制御が行われる場合もある。
Claims (5)
- 【請求項1】 読み出し用データ線および書き込み用デ
ータ線を有する半導体記憶装置であって、 データを前記書き込み用データ線に保持するデータ保持
手段と、該書き込み用データ線に保持しているデータを
メモリセルに書き込むデータ書き込み手段とを具備する
ことを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の半導体記憶装置におい
て、該半導体記憶装置は、前記書き込みデータの有効/
無効を表すマスク情報を受け取りそれを保持するマスク
情報保持手段を備えることを特徴とする半導体記憶装
置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の半導体記憶装置におい
て、前記書き込み用データ線に書き込みデータを出力し
それを保持するライトアンプは、前記マスク情報および
データ無効信号により当該ライトアンプが保持する書き
込みデータの有効/無効を制御することを特徴とする半
導体記憶装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の半
導体記憶装置において、 前記データは、書き込みコマンドに応じて入力された書
き込みデータであり、 前記データ保持手段は、第1の書き込みコマンドに対応
した第1の書き込みデータを保持し、そして、 前記データ書き込み手段は、前記第1の書き込みコマン
ドの次に入力される第2の書き込みコマンドの入力によ
り、前記第1の書き込みデータを前記メモリセルに書き
込むことを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項5】 読み出し用データ線および書き込み用デ
ータ線を有する半導体記憶装置であって、 書き込みデータに対応して入力されるアドレス情報を保
持するアドレス情報保持手段と、 該アドレス情報保持手段に保持しているアドレスにアク
セスがあった場合には、当該アドレスに対応したメモリ
セルに対して書き込み用データ線に保持されたデータを
書き込むことを特徴とする半導体記憶装置。
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