JP2001143485A - 半導体記憶装置及びその制御方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその制御方法

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JP2001143485A
JP2001143485A JP32254899A JP32254899A JP2001143485A JP 2001143485 A JP2001143485 A JP 2001143485A JP 32254899 A JP32254899 A JP 32254899A JP 32254899 A JP32254899 A JP 32254899A JP 2001143485 A JP2001143485 A JP 2001143485A
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芳徳 高野
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徹 丹沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】読み出し回路部に設けられているバイアス回路
に供給されるバイアス電位を常に一定に保つ。 【解決手段】ビット線BLLとセンスビット線BLSと
を電位的に分離する分離回路41と、一定のバイアス電
位VBIASを受けてセンス線SAの電位によらずにセ
ンスビット線BLSの電位を設定するバイアス回路42
と、センス線SAに接続された負荷回路43と、ビット
線BLLにおける電位振幅を拡大して選択メモリセルの
データをセンスし出力する増幅回路44と、ビット線B
LLを所定のタイミングで初期設定するビット線初期化
回路46と、センス線SAを所定のタイミングで初期設
定するセンス線初期化回路47と、バイアス電位VBI
ASを発生するバイアス電位発生回路48とを具備した
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はメモリセルに記憶
されたデータを読み出す読み出し回路及び読み出し方法
を改良した半導体記憶装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリセルに書き込まれたデータを、電
源電圧が供給されない状態でもそのまま保持する半導体
メモリとして不揮発性メモリ(EEPROM)が知られている。
この不揮発性メモリのうち、複数個のメモリセルのデー
タを電気的に一括消去するものがあり、このようなメモ
リは一般にフラッシュメモリと呼ばれている。
【0003】図24は従来のフラッシュメモリの概略的
な構成を示している。それぞれ複数のセル内ビット線B
Lとワード線WL(図ではそれぞれBL0,BL1とW
L0,WL1の各2本のみ図示)との各交差部には不揮
発性トランジスタ(浮遊ゲートを有するFETMOS構
造のトランジスタ)からなるメモリセルMCがそれぞれ
配置されている。上記複数のセル内ビット線BL0,B
L1とワード線WL0,WL1及び複数のメモリセルM
Cによってメモリセルアレイが構成されている。
【0004】メモリセルアレイ内の各メモリセルMCは
ソース、ドレイン、浮遊ゲート及び制御ゲートを有して
おり、同一列(Y軸方向)に配列された各メモリセルM
Cのドレインは対応する列のセル内ビット線に共通に接
続され、同一行(X軸方向)に配列された各メモリセル
MCの制御ゲートは対応する行のワード線に共通に接続
されている。また、各メモリセルMCのソースは、ある
まとまった単位毎にソース線SLに共通に接続されてい
る。
【0005】上記複数のワード線はXデコーダ(行デコ
ーダ)101によっていずれか1本が選択駆動され(ロ
ウの選択)、上記複数のセル内ビット線はYデコーダ
(列デコーダ)102によっていずれか1本が選択され
る(カラムの選択)。
【0006】読み出し回路部103は、上記Xデコーダ
101とYデコーダ102とによって選択された選択セ
ルの記憶データを読み出してデータをセンスするもので
あり、Yデコーダ102によって選択されたセル内ビッ
ト線が接続されるビット線BLLと、センスビット線B
LSと、ビット線BLLとセンスビット線BLSとの間
に設けられセンスビット線BLSとビット線BLLとの
間を電気的に分離するNチャネルの分離用トランジスタ
104からなる分離回路105と、センス線SAと、セ
ンスビット線BLSとセンス線SAとの間に設けられデ
ータの読み出し時にメモリセルMCのドレイン(ビット
線BLL及びセル内ビット線BL)を最適な電位に設定
するNチャネルのバイアス用トランジスタ106を有す
るバイアス回路107と、データの読み出し時に上記セ
ンス線SAを電源電位Vccに設定するPチャネルの負
荷用トランジスタ108を有する負荷回路109と、セ
ンス期間にセンス線SAに生じる電位と図示しない回路
で生成される一定の参照電位VREFとを比較してデー
タをセンスする増幅回路110とから構成されている。
【0007】上記分離用トランジスタ104のゲートに
は制御信号PARTが供給される。また、上記バイアス
用トランジスタ106のゲートには電源電位Vccより
も低い一定のバイアス電位VBIASが供給される。
【0008】次に、上記構成でなるフラッシュメモリに
おけるデータの読み出し動作を、図25のタイミングチ
ャートを用いて説明する。図25に示すように、データ
の読み出し期間は大きく分けて、アドレス選択期間、セ
ンス期間及び出力期間の3つの期間からなる。
【0009】アドレス選択期間は、外部アドレスの変化
を受けてからメモリセルアレイ内のワード線とセル内ビ
ット線とが選択されるまでの期間である。この期間中に
バイアス用トランジスタ106のゲートに供給されるバ
イアス電位VBIASを安定させる必要がある。この期
間にバイアス電位VBIASが安定レベルに達せず、安
定レベルよりも高くなるといわゆるソフトライト現象が
起こってしまうし、反対に低いときはビット線BLLの
充電が遅れてしまう。なぜなら、ビット線BLLの電位
は、バイアス用トランジスタ106によってVccより
も低い電位にクランプされるからである。
【0010】次のセンス期間では、メモリセルアレイ内
のメモリセルが選択されたタイミングで、分離用トラン
ジスタ104が制御信号PARTに基づいてオン状態に
され、かつ増幅回路110が活性化される。分離用トラ
ンジスタ104がオン状態になると、それ以前に、図示
しないリセット回路によって0Vに設定されていたビッ
ト線BLLが充電され始める。その後、ビット線BLL
の電位VBLLは選択メモリセルの記憶データに応じて
変化していく。ちなみに、“0”のデータが記憶されて
いるメモリセルが選択された場合には、ワード線が選択
駆動されてもそのメモリセルはオン状態にならないの
で、電位VBLLはより高い電位まで上昇する。反対に
“1”のデータが記憶されているメモリセルが選択され
た場合には、ワード線が選択駆動されるとそのメモリセ
ルはオンするので、電位VBLLは“0”のデータの場
合よりも低くなる。また増幅回路110が活性化される
ことによって、センス線SAにおける電位VSAが参照
電位VREFと比較され、選択メモリセルのデータがセ
ンスされる。このとき、参照電位VREFは、“1”デ
ータを記憶しているメモリセルからデータを読み出した
時のビット線BLLの電位と、“0”データを記憶して
いるメモリセルからデータを読み出した時のビット線B
LLの電位とのほぼ中間の電位に設定される。
【0011】出力期間では、増幅回路110によってセ
ンスされたデータがラッチされ、このラッチされたデー
タが図示しない出力回路部に送られ、図示しない出力パ
ッドから出力される。
【0012】ところで、図25に示すように、アドレス
変化後に、一度安定したバイアス電位VBIASは、セ
ンス期間に入ると一時的に低下する。その理由を以下に
説明する。
【0013】図26は、図25中のアドレス選択期間と
センス期間とにおけるビット線BLL及びセンスSAの
電位VBLL、VSAの変化をバイアス電位VBIAS
の変化と共に拡大して示したものである。
【0014】ビット線BLLの電位VBLLは制御信号
PARTが活性化されて分離用トランジスタ104がオ
ン状態になるまでは0Vに設定されており、センス期間
になり、分離用トランジスタ104がオン状態になって
始めて充電される。
【0015】また、センス線SAの電位VSAは、セン
ス期間になるまではある値(Vcc−Vthp)(ただ
しVthpはPチャネルのMOSトランジスタのしきい
値)で安定している。その後、センス期間になると、セ
ンス線SAの電位VSAが急激に低下する。これは、分
離用トランジスタ104がオンしたことにより、ビット
線BLLに寄生的に存在している大きな容量が充電され
ることによる。そのため、センス線SAの電位VSAは
ビット線BLLの電位VBLLとほぼ同じレベルまで低
下する。そして、バイアス電位VBIASは、このビッ
ト線電位の低下の影響を受けて一時的に低下する。
【0016】これをさらに図27の等価回路図を用いて
詳しく説明する。図27(a)はアドレス選択期間の終
盤における各トランジスタの状態と各ノードにおける電
位の状態を示している。ビット線BLLは設定されたま
まなので、その電位VBLLは0Vである。センス線S
Aは初期状態であり、その電位VSAは(Vcc−Vt
hp)である。また、バイアス電位VBIASは既に安
定レベルに達している状態である。このときのセンスビ
ット線BLSは、ほぼ(VBIAS−Vth)(ただし
Vthはバイアス用トランジスタ106のしきい値)程
度まで負荷用トランジスタ108により充電されてい
る。さらに、このときのバイアス用トランジスタ106
のソース電位(VBLS)は、このバイアス用トランジ
スタ106自体がオフするレベル(VBIAS−Vt
h)まで上昇しているので、このバイアス用トランジス
タ106はオフ状態になっている。さらに、制御信号P
ARTは非活性状態なので、分離用トランジスタ104
もオフしている。
【0017】図27(b)はセンス期間に入ったときの
各トランジスタの状態と各ノードにおける電位の状態を
示している。すなわち、制御信号PARTが活性化され
て分離用トランジスタ104がオンすると、センス線S
A、センスビット線BLSに蓄えられていた電荷が、ビ
ット線BLLに存在している大きな容量CBLLとチャー
ジシェアされる。このとき、センス線SA、センスビッ
ト線BLSの電位VSA、VBLSは、図27の状態か
らそれぞれほぼ0Vまで低下する。すると、図27
(c)に示すように、バイアス用トランジスタ106の
ゲート・ドレイン間容量Cgd、ゲート・ソース間容量
Cgsによるカップリングによって、バイアス電位VB
IASが影響を受け、その値も低下する。これがバイア
ス電位VBIASが一時的に低下する原因である。
【0018】また、バイアス用トランジスタ106につ
いて見ると、図27(a)の状態のときはオフしていた
が、図27(b)ではソース電位が0Vになるのでオン
状態になる。すると、バイアス用トランジスタ106で
はチャネルが形成され、ゲートに対して大きなチャネル
容量が見えてくる。すなわち、オン状態のときのバイア
ス用トランジスタ106は、図27(d)に示すように
大きな容量と見なされ、この容量がバイアス電位VBI
ASによって充電される。従って、バイアス用トランジ
スタ106がオンして、チャネル容量が充電されること
も、バイアス電位VBIASが低下する要因となる。
【0019】このバイアス電位VBIASがセンス期間
中に十分に高い電位を維持することができないと、ビッ
ト線BLLの充電が遅れて、読み出し時間が遅れること
になり、最悪の場合には誤読み出しが起こる。
【0020】また、一度安定した状態にあるバイアス電
位VBIASが低下すると、再び安定状態に戻すために
は上昇させる必要があり、それによってこのバイアス電
位VBIASを発生する回路で無駄な電流が消費される
ことになる。
【0021】図28、図29及び図30はそれぞれ、図
24とは異なる従来のフラッシュメモリにおける読み出
し回路部の概略的な構成を示している。
【0022】図28に示した読み出し回路部では、負荷
回路109が省略され、その代わりにバイアス回路10
7に負荷回路109の機能を持たせている。
【0023】この図28に示した読み出し回路部の場合
にも、センス期間の前にセンスビット線BLSが充電さ
れており、その後、分離回路105がオンすることで、
ビット線BLLに存在している大きな容量がチャージシ
ェアされるので、図24に示した読み出し回路部の場合
と同様の問題が発生する。
【0024】図29の読み出し回路部では、図24中の
分離回路105が省略されており、この分離回路105
の機能をYデコーダ102に持たせている。なぜなら
ば、分離回路105はYデコーダ102を活性化するタ
イミングで活性化されるので、Yデコーダ102も分離
回路105と同様な役割を果たしているからである。
【0025】この図29に示した読み出し回路部の場合
にも、センス期間の前にビット線BLLが充電されてお
り、その後、Yデコーダ102がオンすることで、セル
内ビット線BLに存在している容量がチャージシェアさ
れるので、図24に示した読み出し回路部の場合と同様
の問題が発生する。すなわち、通常、ビット線BLLと
セル内ビット線BLとでは、セル内ビット線BLに存在
している容量の方が大きく、小さな容量であるビット線
BLLの容量は、Yデコーダ102によるカラム選択動
作により、より大きなセル内ビット線BLの容量とチャ
ージシェアされるからである。
【0026】図30の読み出し回路部では、図24中の
分離回路105と負荷回路109とが省略されており、
図24中の負荷回路109の機能をバイアス回路107
に持たせ、かつ図24中の分離回路105の機能をYデ
コーダ102に持たせている。
【0027】この図30に示した読み出し回路部の場合
にも、バイアス回路107に供給されるバイアス電位V
BIASがセンス期間に一時的に低下する。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】このように従来では、
データの読み出し時にメモリセルのドレイン電位を電源
電位よりも低く設定してソフトライト現象を起こさない
ようにするバイアス回路が読み出し回路部に設けられて
おり、このバイアス回路に供給されるバイアス電位がセ
ンス期間に一時的に低下することによって、読み出し時
間の遅れ、誤読み出し、さらには消費電流が増加すると
いう不都合が生じる。
【0029】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その目的は、読み出し回路部に設け
られているバイアス回路に供給されるバイアス電位を常
に一定に保つことによって、読み出し時間の遅れ、誤読
み出しを防止し、さらには消費電流の増加も防止するこ
とができる半導体記憶装置及びその制御方法を提供する
ことにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】第1の発明の半導体記憶
装置は、複数本のセル内ビット線と複数本のワード線及
びこれらセル内ビット線とワード線との各交差部に配置
されたメモリセルを有するメモリセルアレイと、前記セ
ル内ビット線における信号電位が伝達されるビット線
と、アドレスに応じて前記メモリセルが選択されるアド
レス選択期間に、アドレス信号に応じて前記メモリセル
アレイ内の前記セル内ビット線を前記ビット線に選択的
に接統するセル内ビット線デコーダ回路と、前記ビット
線における信号電位が伝達されるセンスビット線と、前
記センスビット線と前記ビット線との間に接続され、前
記センスビット線と前記ビット線とを電気的に分離する
分離回路と、前記センスビット線における信号電位が伝
達されるセンス線と、前記センス線と前記センスビット
線との間に接続され、前記センスビット線の電位を所定
電位に設定するバイアス回路と、前記センス線に接続さ
れた負荷回路と、前記センス線におけるセンス線電位と
参照電位とが入力され、両電位の差を増幅する増幅回路
と、前記増幅回路が動作する前の所定期間内に活性化さ
れ、前記センス線における電位を所定電位に設定する第
1の初期化回路とを具備している。
【0031】第2の発明の半導体記憶装置は、複数本の
セル内ビット線と複数本のワード線及びこれらセル内ビ
ット線とワード線との各交差部に配置されたメモリセル
を有するメモリセルアレイと、前記セル内ビット線にお
ける信号電位が伝達されるビット線と、アドレスに応じ
て前記メモリセルが選択されるアドレス選択期間に、前
記アドレス信号に応じて前記メモリセルアレイ内の前記
セル内ビット線を前記ビット線に選択的に接統するセル
内ビット線デコーダ回路と、前記ビット線における信号
電位が伝達されるセンスビット線と、前記センスビット
線と前記ビット線との間に接続され、前記センスビット
線と前記ビット線とを電気的に分離する分離回路と、前
記センスビット線における信号電位が伝達されるセンス
線と、前記センス線と前記センスビット線との間に接続
され、前記センスビット線の電位を所定電位に設定する
バイアス回路と、前記センス線に接続された負荷回路
と、前記センス線におけるセンス線電位と参照電位とが
入力され、両電位の差を増幅する増幅回路と、前記増幅
回路が動作する前の所定期間内に活性化され、前記セン
スビット線における電位を所定電位に設定する第1の初
期化回路とを具備している。
【0032】第3の発明の半導体記憶装置は、複数本の
セル内ビット線と複数本のワード線及びこれらセル内ビ
ット線とワード線との各交差部に配置されたメモリセル
を有するメモリセルアレイと、前記セル内ビット線にお
ける信号電位が伝達されるビット線と、アドレスに応じ
て前記メモリセルが選択されるアドレス選択期間に、ア
ドレス信号に応じて前記メモリセルアレイ内の前記セル
内ビット線を前記ビット線に選択的に接統するセル内ビ
ット線デコーダ回路と、前記ビット線における信号電位
が伝達されるセンス線と、前記センス線と前記ビット線
との間に接続され、ビット線の電位を所定電位に設定す
るバイアス回路と、前記センス線に接続された負荷回路
と、前記センス線におけるセンス線電位と参照電位とが
入力され、両電位の差を増幅する増幅回路と、前記増幅
回路が動作する前の所定期間内に、前記センス線におけ
る電位を所定電位に設定する第1の初期化回路とを具備
している。
【0033】第4の発明の半導体記憶装置は、複数本の
セル内ビット線と複数本のワード線及びこれらセル内ビ
ット線とワード線との各交差部に配置されたメモリセル
を有するメモリセルアレイと、前記セル内ビット線にお
ける信号電位が伝達されるビット線と、アドレスに応じ
て前記メモリセルが選択されるアドレス選択期間に、ア
ドレス信号に応じて前記メモリセルアレイ内の前記セル
内ビット線を前記ビット線に選択的に接統するセル内ビ
ット線デコーダ回路と、前記ビット線における信号電位
が伝達されるセンス線と、前記センス線と前記ビット線
との間に接続されたバイアス回路と、前記センス線に接
続された負荷回路と、前記センス線におけるセンス線電
位と参照電位とが入力され、両電位の差を増幅する増幅
回路と、前記増幅回路が動作する前の所定期間内に、前
記ビット線における電位を所定電位に設定する第1の初
期化回路とを具備している。
【0034】第5の発明の半導体記憶装置は、複数本の
セル内ビット線と複数本のワード線及びこれらセル内ビ
ット線とワード線との各交差部に配置されたメモリセル
を有するメモリセルアレイと、前記セル内ビット線にお
ける信号電位が伝達されるビット線と、アドレスに応じ
て前記メモリセルが選択されるアドレス選択期間に、ア
ドレス信号に応じて前記メモリセルアレイ内の前記セル
内ビット線を前記ビット線に選択的に接統するセル内ビ
ット線デコーダ回路と、前記ビット線における信号電位
が伝達されるセンス線と、電源ノードと前記ビット線と
の間に接続され、ビット線の電位を所定電位に設定する
バイアス回路と、前記ビット線におけるビット線電位と
参照電位とが入力され、両電位の差を増幅する増幅回路
と、前記増幅回路が動作する前の所定期間内に、前記ビ
ット線における電位を所定電位に設定する第1の初期化
回路とを具備している。
【0035】第6の発明の半導体記憶装置は、データを
記憶しているメモリセルからの読み出し電位が伝達され
るビット線と、第1及び第2の入力ノードを有し、これ
ら第1及び第2の入力ノードに前記ビット線における読
み出し電位に応じた入力電位と参照電位とがれぞれ入力
されて、両電位の差を増幅する増幅回路と、電流通路が
前記ビット線と前記増幅回路の第1の入力ノードとの間
に挿入され、前記増幅回路の第1の入力ノードの電位を
所定電位に設定するバイアス回路と、前記増幅回路が動
作する前の所定期間内に活性化され、前記バイアス回路
の電流通路の一端及び他端の少なくともいずれか一方に
おける電位を所定電位に設定する初期化回路とを具備し
ている。
【0036】第7の発明の半導体記憶装置の制御方法
は、データセンスノードをデータセンス期間に所定電位
に設定するバイアス回路を予め動作させておき、メモリ
セルから読み出されたデータに基づいて前記データセン
スノードの電位を変化させ、センス期間に増幅回路によ
って前記データセンスノードの電位を参照電位と比較し
てデータをセンスするようにした半導体記憶装置におい
て、データセンス前の所定期間に初期化回路により前記
データセンスノードを所定電位に設定し、前記増幅回路
によってデータのセンスが開始される前に、前記初期化
回路による前記データセンスノードの設定を解除するよ
うにしている。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
半導体記憶装置をフラッシュメモリに実施した第1の実
施の形態を説明する。
【0038】フラッシュメモリでは、メモリセルとし
て、図1に示すようにスタックゲート型と呼ばれる構造
を有する不揮発性トランジスタ(浮遊ゲートを有するF
ETMOS構造のトランジスタ)が使用される。図1に
おいて、P型ウェル10の表面上にはゲート絶縁膜11
が設けられており、このゲート絶縁膜11上には多結晶
シリコンからなる浮遊ゲート12が、その上には浮遊ゲ
ート上絶縁膜13が設けられ、さらにその上に制御ゲー
ト14が設けられている。また、浮遊ゲート12及び制
御ゲート14で覆われていないP型ウェル10の表面領
域にはN型不純物が導入されたドレイン15及びソース
16が形成されている。
【0039】以下にこのタイプのメモリセルの動作を簡
単に説明する。
【0040】メモリセルの書き込み(データの記憶)を
行う場合には、ドレイン15に正極性の電位、例えば+
6Vを、P型ウェル10とソース16にはそれぞれ0V
(接地電位)を印加し、さらに制御ゲート14には正極
性の高電位、例えば+10V程度を印加する。浮遊ゲー
ト12は外部の電源とは接続されていないので、その電
位は制御ゲート14、ゲート絶縁膜13及び浮遊ゲート
12からなる容量と、浮遊ゲート12、浮遊ゲート上絶
縁膜11及びP型ウェル10からなる容量とによるカッ
プリング比により、制御ゲート14、ドレイン15、ソ
ース16及びP型ウェル10の電位から一義的に決ま
る。
【0041】不揮発性トランジスタの各ノードをこのよ
うな電位に設定することで、横方向(ソース・ドレイン
方向)電界で発生した高いエネルギーを持ったホットエ
レクトロンが生成され、その一部がゲート絶縁膜11の
障壁を乗り越えて浮遊ゲート12に注入され、その結
果、メモリセルに書き込みが行われる。
【0042】メモリセルの消去(データの消去)は、上
記のようにして書き込みが行われ、電子が蓄積された状
態のメモリセルの浮遊ゲート12から電子を引き抜くこ
とをいうが、例えば次のような方法で消去が行われる。
【0043】P型ウェル10及びソース16に正極性の
高電位、例えば+10Vを印加し、制御ゲート14には
負極性の電位、例えば−7Vを印加する。その結果、P
型ウェル10及びソース16と浮遊ゲート12との間の
ゲート絶縁膜11には、かなりの強い電界(例えば10
MV/cm以上)がかかる。このような強い電界の下で
は、ゲート絶縁膜11中に量子力学的なFowler-Noldhei
m電流(トンネル電流)が流れ、その結果を利用して浮
遊ゲート12からP型ウェル10またはソース16へ電
子が引き抜かれ、メモリセルの消去が行われる。
【0044】メモリセルの読み出し(データの読み出
し)は、上述した方法で書き込みまたは消去されたメモ
リセルそれぞれの浮遊ゲートの電位が異なることを用い
て行われる。
【0045】具体的に言うと、メモリセルの浮遊ゲート
直下にN型の反転チャネルを形成しようとする場合、書
き込み状態のメモリセルでは浮遊ゲート12に電子が蓄
積されているので、書き込み状態のメモリセルにチャネ
ルを形成することは、消去状態(すなわち電子が蓄積さ
れていない)のメモリセルに対してチャネルを形成する
場合よりも強く浮遊ゲートを正の電荷に帯びさせる必要
がある。このとき、上述したように、浮遊ゲート12の
電位は、制御ゲート14、ゲート絶縁膜13及び浮遊ゲ
ート12からなる容量と、浮遊ゲート12、浮遊ゲート
上絶縁膜11及びP型ウェル10からなる容量とによる
カップリング比により、制御ゲート14、ソース16、
ドレイン15及びP型ウェル10の電位から一義的に決
まる。このため、書き込み状態のメモリセル及び消去状
態のメモりセルに対し、制御ゲート14の電位を、書き
込み状態のメモリセルではチャネルが形成されないが、
消去状態のメモリセルではチャネルが形成されるように
コントロールすることが可能となる。このときの制御ゲ
ート14の電位をVREADとする。そこで、ドレイン
・ソース間に適度な電位差を持たせながら、制御ゲート
14の電位をVREADとすることで、書き込み状態の
メモリセル(以下、オフセルと称する)はチャネルが形
成されないので何も起こらないが、消去状態のメモリセ
ル(以下、オンセルと称する)はチャネルが形成される
ため、通常のNチャネルMOSトランジスタと同様にド
レイン・ソース間の電位差と浮遊ゲートの電位によって
決まる電流が流れる。
【0046】そして、制御ゲート14に電位VREAD
が供給されたときに、ソース・ドレイン間に電流が流れ
るか否かを、後に説明する読み出し回路部で判定するこ
とでメモリセルの情報を読み取っている。
【0047】次に、この発明の第1の実施の形態による
フラッシュメモリ全体の構成を、図2に示すシステムブ
ロック図を用いて説明する。この実施の形態によるフラ
ッシュメモリは、メモリセルを選択するためのアドレス
や各種制御信号が入力される入力回路部21と、この入
力回路部21から出力される信号をデコードして各回路
部へ制御信号を出力するコントロール回路部22と、そ
れぞれ複数のワード線とセル内ビット線とが設けられか
つ図1に示すようなメモリセルがm行×n列に配列され
たメモリセルアレイ23と、メモリセルアレイ23内の
メモリセルに対して書き込み、消去及び読み出しを行う
時に用いる高電圧を生成する昇圧回路部24と、メモリ
セルアレイ23内の複数のワード線を選択駆動するXデ
コーダ(行デコーダ)25と、セル内ビット線(カラ
ム)を選択するYデコーダ(列デコーダ)26と、昇圧
回路部24で生成される高電圧が供給され、メモリセル
アレイ23内で複数のメモリセルが形成されているP型
ウェル及び、ある単位毎にメモリセルのソースが共通に
接続されているソース線に供給するための電位を生成す
るソース・ウェルデコーダ部27と、書き込み動作及び
ベリファイ動作を制御する書き込み回路部28と、読み
出し時のメモリセルの状態を判定する読み出し回路部2
9と、読み出したデータを出力する出力回路部30とか
ら構成されている。
【0048】図3は、図2中のメモリセルアレイ23の
構成を、Xデコーダ25及びYデコーダ26と共に示し
ている。
【0049】メモリセルアレイ23内には、一括消去さ
れる単位毎の個数のメモリセルMCが、同一P型ウェル
中にm行×n列(m,nは2以上の自然数であり、図3
では説明簡単化のためにm=n=4としている)のマト
リックス状に配置されている。
【0050】そして、同一行に配列されているメモリセ
ルMCの各制御ゲートは、複数のワード線WL0〜WL
3のうち対応する行のワード線にそれぞれ共通接続さ
れ、同一列に配列されているメモリセルMCのドレイン
は、複数のビット線BL0〜BL3のうち対応する列の
ビット線にそれぞれ共通接続されている。各メモリセル
MCのP型ウェル(図1に図示)はメモリセルアレイ2
3内で共通接続され、また各メモリセルMCのソースは
ソース線SLに共通接続されている。
【0051】書き込み及び読み出し時に、ある特定の1
ビット(1個のメモリセル)を選択するときは、Xデコ
ーダ25により1つのワード線WLi(i=0〜3)が
選択駆動され、Yデコーダ26により1つのセル内ビッ
ト線BLj(j=0〜3)が選択されることで、選択さ
れたメモリセルに対して上述した書き込み及び読み出し
動作が行われることになる。
【0052】消去動作は、P型ウェルを共通とするメモ
リセルアレイ23内の(m×n)個のメモリセルに対し
一括して行われる。
【0053】図4は、図2中の読み出し回路部29の内
部構成を、コントロール回路部22、Yデコーダ26及
び出力回路部30と共に示している。
【0054】読み出し回路部29は、ビット線BLL
と、センスビット線BLSと、センス線SAと、ビット
線BLLとセンスビット線BLSとの間に接続され、ビ
ット線BLLとセンスビット線BLSとを電位的に分離
する分離回路41と、センスビット線BLSとセンス線
SAとの間に接続され、一定のバイアス電位VBIAS
を受けてセンス線SAの電位によらずにセンスビット線
BLSの電位を設定するバイアス回路42と、センス線
SAに接続された負荷回路43と、ビット線BLLにお
ける電位振幅を拡大して選択メモリセルのデータをセン
スし出力する増幅回路44と、増幅回路44でデータを
センスする際に使用される参照電位VREFを発生する
参照電位発生回路45と、ビット線BLLに接続され、
このビット線BLLを所定のタイミングで設定するビッ
ト線初期化回路46と、センス線SAに接続され、この
センス線SAを所定のタイミングで設定するセンス線初
期化回路47と、バイアス電位VBIASを発生するバ
イアス電位発生回路48と、アドレス等の切り替わりを
受けてコントロール回路部22で発生される制御信号を
基に上記分離回路41、負荷回路43、増幅回路44、
ビット線初期化回路46、センス線初期化回路47及び
バイアス電位発生回路48の動作を制御するための各種
タイミングパルスVTIMEpart、VTIMEload、V
TIMEblreset、VTIMEsareset、VTIMEbias
等を発生するタイミングパルス発生回路49とから構成
されている。
【0055】上記負荷回路43は、一端がセンス線SA
に接続された負荷素子43aと、この負荷素子43aの
他端に接続され、タイミングパルスVTIMEloadに基
づいて導通制御される負荷スイッチ回路43bとから構
成されている。
【0056】図5は、図4中の増幅回路44の内部構成
の一例を示している。
【0057】増幅回路44の役割は、センス線SAの電
位VSAと参照電位VREFとの間の電位差を増幅し、
選択メモリセルから読み出されたデータを確定すること
である。そのため、この増幅回路44は、一方の入力ノ
ードにセンス線SAの電位VSAが入力され、他方の入
力ノードに参照電位VREFが入力され、図4中のタイ
ミングパルス発生回路49で発生されるタイミングパル
スVTIMEampによって活性化制御され、活性化され
たときに両電位の差を増幅してデータを確定する差動増
幅器44aと、図4中のタイミングパルス発生回路49
で発生されるタイミングパルスVTIMElatchによっ
て活性化制御され、活性化されたときに差動増幅器44
で確定されたデータをラッチし出力するデータラッチ回
路44bとから構成されている。
【0058】図6(a)〜(c)は、上記図4中の負荷
回路43を構成する負荷素子43aの具体的な回路構成
例を示している。
【0059】図6(a)に示す負荷素子43aは抵抗素
子51によって構成されており、この抵抗素子51の一
方の端子はセンス線SAに接続され、他方の端子は負荷
スイッチ回路43bに接続されている。
【0060】図6(b)に示す負荷素子43aは能動負
荷型のものであり、ゲートが接地電位(0V)に接続さ
れたPチャネルのMOSトランジスタ52によって構成
されている。そして、ドレインはセンス線SAに接続さ
れ、ソースは負荷スイッチ回路43bに接続されてい
る。なお、このトランジスタ52の基板(バックゲー
ト)は電源電位(Vcc)と同電位に設定してよい。
【0061】図6(c)に示す負荷素子43aも同じく
能動負荷型のものであり、ダイオード接続されたPチャ
ネルのMOSトランジスタ53によって構成されてい
る。すなわち、ドレイン及びゲートは共にセンス線SA
に接続され、ソースは負荷スイッチ回路43bに接続さ
れている。この場合にもトランジスタ53の基板(バッ
クゲート)は電源電位(Vcc)と同電位に設定してよ
い。
【0062】図7は、図4中の負荷回路43を構成する
負荷スイッチ回路43bの具体的な構成を負荷素子43
aと共に示したものである。負荷スイッチ回路43bは
例えばPチャネルのMOSトランジスタ54によって構
成されており、ソースは電源電位Vccの供給ノード
に、ドレインは負荷素子43aにそれぞれ接続されてお
り、ゲートにはタイミングパルスVTIMEloadの反転
信号/VTIMEloadが供給される。
【0063】図8は、図4中のバイアス回路42の具体
的な構成を示している。バイアス回路42の役割は、メ
モリセルMCのドレインを、読み出し時に最適な電位に
設定することである。読み出し時にメモリセルMCのゲ
ートには例えば+5V(VG=+5V)の電位が、ドレ
インにはVccよりも低い正極性の電位がそれぞれ供給
される。なお、ソース及び基板の電位は共に0Vであ
る。すなわち、読み出し時におけるバイアス印加状態
は、書き込み時のバイアスであるゲート電位が+10
V、ソース電位が+6Vの場合と同じ正負関係となる。
そのため、読み出しメモリセルのドレインに正極性の電
位を印加すると、読み出し動作にもかかわらず、わずか
に書き込み現象が起こるソフトライト現象が発生するこ
とが分かっている。そのため読み出し動作時のドレイン
電位はメモリセルが5極管動作しない位に低く(〜1
V)しなくてはならない。
【0064】そのため、1V以上にならないようにビッ
ト線BLLの電位を制御することがバイアス回路42の
役目となる。
【0065】このバイアス回路42は、図示するように
NチャネルのMOSトランジスタ55によって構成され
ている。また、そのゲートには、バイアス電位発生回路
48で発生される一定のバイアス電位VBIASが供給
される。
【0066】上記バイアス電位VBIASの値は、ビッ
ト線BLLの電位を1V以上にしたくなかったら、設定
すべきビット線BLLの電位VBLL(1V)に対して
NチャネルのMOSトランジスタ55のしきい値分だけ
高い程度に設定される。
【0067】このようなバイアス電位VBIASを発生
する図4中のバイアス電位発生回路48は、例えば図9
に示すように構成されている。この回路はいわゆるウィ
ルソン型と呼ばれているものであり、2個のPチャネル
のMOSトランジスタ61、62と、3個のNチャネル
のMOSトランジスタ63〜65の他にバイアススイッ
チ回路66を有している。
【0068】上記2個のPチャネルのMOSトランジス
タ61、62のソース同氏及びゲート同氏がそれぞれ接
続され、さらにトランジスタ61のドレインが両トラン
ジスタ61、62のゲート共通接続ノードに接続され、
これら両トランジスタ61、62はPチャネルのカレン
トミラー回路を構成している。また、上記2個のNチャ
ネルのMOSトランジスタ63、64のゲート同氏が接
続され、さらにトランジスタ64のドレインが両トラン
ジスタ63、64のゲート共通接続ノードに接続され、
これら両トランジスタ63、64はNチャネルのカレン
トミラー回路を構成している。そして、トランジスタ6
3のソースは接地電位のノードに接続され、トランジス
タ63のソースはNチャネルのMOSトランジスタ65
のドレイン・ソース間を介して接地電位のノードに接続
されている。なお、トランジスタ65のゲートはそのド
レインに接続されている。
【0069】バイアススイッチ回路66は、上記2個の
PチャネルのMOSトランジスタ61、62のソース共
通接続ノードと電源電位Vccの供給ノードとの間に接
続されている。このバイアススイッチ回路66は、図4
中のタイミングパルス発生回路49で発生されるタイミ
ングパルスVTIMEbiasによって導通制御される。
【0070】このような構成のバイアス電位発生回路4
8において、タイミングパルスVTIMEbiasが活性化
されてバイアススイッチ回路66が導通すると、トラン
ジスタ62と64の共通ドレインから電源電位Vccの
変化によらずにほぼ一定のバイアス電位VBIASが出
力される。
【0071】図10は、図4中のビット線初期化回路4
6の具体的な構成を示している。このビット線初期化回
路46は、ソースが接地電位(0V)に接続され、ドレ
インがビット線BLLに接続され、ゲートに図4中のタ
イミングパルス発生回路49で発生されるタイミングパ
ルスVTIMEblresetが供給されるNチャネルのMO
Sトランジスタ71によって構成されている。
【0072】ビット線初期化回路46の役割は、読み出
し動作の終了時にビット線BLLをの電位VBLLを0
Vに設定することである。
【0073】以前の読み出し動作時にオンセルを読んで
いたか、オフセルを読んでいたかで、次の読み出し動作
時のビット線BLLの電位VBLLの初期値が異なる。
つまり、ビット線BLLをある一定電位に設定しない
と、オフセルを読んでいたときは高い電位から次の読み
出しが開始され、オンセルを読んでいたときは低い電位
から開始されることになる。データの読み出しを行うに
当たって2通りの場合を想定しなくてはならず、非常に
困難となる。従って、ビット線初期化回路46によっ
て、それ以前のデータ読み出し状態の如何にかかわらず
にビット線BLLを0Vに設定することで、データの読
み出し動作が簡単に行えるようにしている。
【0074】また、図4中のセンス線初期化回路47は
ビット線初期化回路46と同様に、図11に示すように
NチャネルのMOSトランジスタ72によって構成され
ている。ただし、この場合、このトランジスタ72のド
レインはセンス線SAに接続され、ゲートには図4中の
タイミングパルス発生回路49で発生されるタイミング
パルスVTIMEsaresetが供給される。
【0075】図12は、図4中の分離回路41の内部構
成を示している。分離回路41の役割はセンスビット線
BLSとビット線BLLを電気的に切り離すことであ
る。
【0076】先のビット線初期化回路46によるビット
線BLLの電位設定動作を可能とするためには、負荷回
路43をビット線BLLから切り離す必要がある。なぜ
なら、負荷回路43が接続された状態でビット線初期化
回路46を動作させてビット線BLLの電位を設定する
と、負荷回路43からビット線初期化回路46を介して
電流が流れ、無駄な電流が消費されてしまう。そこで、
このような無駄な電流が流れないようにするために分離
回路41が設けられている。
【0077】この分離回路41は、ソースがセンスビッ
ト線BLSに、ドレインがビット線BLLにそれぞれ接
続され、ゲートに制御信号PARTが供給される分離用
のNチャネルのMOSトランジスタ73と、図2中の昇
圧回路部24で生成される高電圧Vp及び図4中のタイ
ミングパルス発生回路49で発生されるタイミングパル
スVTIMEpartを受け、タイミングパルスVTIME
partの高レベル電位を高電圧Vpにシフトして制御信号
PARTを出力するレベルシフタ74とから構成されて
いる。
【0078】なお、高電圧Vpにシフトされた制御信号
PARTによって分離用のトランジスタ73のゲートを
制御する理由は、このトランジスタ73がオンする際の
導通抵抗を極力下げるためである。
【0079】次に、上記構成でなるフラッシュメモリに
おけるデータの読み出し動作を図13のタイミングチャ
ートを用いて説明する。データの読み出し期間は大きく
分けて、アドレス選択期間、センス期間及び出力期間の
3つの期間からなる。
【0080】アドレス選択期間は、外部アドレスの変化
を受けてからメモリセルアレイ内のワード線とセル内ビ
ット線とが選択されるまでの期間である。なお、このア
ドレス選択期間では、予めタイミングパルスVTIME
blreset(図13では図示せず)は“H”レベルになっ
ており、ビット線初期化回路46内のトランジスタ71
がオン状態になっているので、ビット線BLLの電位は
0Vに設定されている。また、タイミングパルスVTI
MEloadも“H”レベルになっており、その反転信号/
VTIMEloadは“L”レベルなので、負荷回路43内
の負荷スイッチ回路43bを構成する図7中のPチャネ
ルのMOSトランジスタ54はオンしており、負荷素子
43aを介してセンス線SAが充電され、その電位VS
Aは(Vcc−Vthp)(ただしVthpはPチャネ
ルのMOSトランジスタのしきい値)で安定している。
【0081】次に、外部アドレスの変化を受けて、ま
ず、タイミングパルスVTIMEbiasが活性化される。
このタイミングパルスVTIMEbiasの活性化を受け
て、図9に示すバイアス電位発生回路48内のバイアス
スイッチ回路66がオンし、これによってバイアス電位
発生回路48からバイアス電位VBIASが出力され始
め、その後、一定の電位で安定する。
【0082】また、タイミングパルスVTIMEbiasの
活性化とほぼ同時にタイミングパルスVTIMEsarese
tが活性化される。このタイミングパルスVTIMEsar
esetの活性化を受けて、図10に示すビット線初期化回
路46内のトランジスタ71がオンし、これによってい
ままで(Vcc−Vthp)に充電されていたセンス線
SAの電位AVSが0Vに下がる。
【0083】さらに外部アドレスの変化を受けて、タイ
ミングパルスVTIMEloadが“L”レベルに立ち下が
り、その反転信号/VTIMEloadが“H”レベルに立
ち上がる。/VTIMEloadが“H”レベルになると、
いままでオンしていた図7に示す負荷回路43内のPチ
ャネルのMOSトランジスタ54がオフし、負荷回路4
3によるセンス線SAの充電が終了する。なお、タイミ
ングパルスVTIMEloadが“L”レベルに立ち下がる
タイミングは、貫通電流をなくために、先のタイミング
パルスVTIMEsaresetが“H”に立ち上がるタイミ
ングとほぼ同じかあるいは少し早目であることが好まし
い。
【0084】なお、このアドレス選択期間では、タイミ
ングパルスVTIMEpartは、前記図25に示す場合と
同様に“L”レベルになっているので、図12に示す分
離回路41ではレベルシフタ74から出力される制御信
号PARTは“L”となり、トランジスタ73はオフし
ており、ビット線BLLとセンスビット線BLSとは電
気的に分離されている。
【0085】次に、センス期間になると、タイミングパ
ルスVTIMEblresetが“L”レベルになり、ビット
線初期化回路46内のトランジスタ71がオフ状態にな
って、ビット線BLLの電位設定状態が解除される。ま
た、そのときのアドレスに基づいてワード線及びセル内
ビット線が選択され、さらに選択されたセル内ビット線
BLがYデコーダ26を介してビット線BLLに接続さ
れる。さらに、タイミングパルスVTIMEpartが
“H”レベルになり、図12に示す分離回路41内のト
ランジスタ73がオンして、ビット線BLLとセンスビ
ット線BLSとが電気的に接続される。
【0086】さらに、センス期間になると、タイミング
パルスVTIMEsaresetが非活性となり、センス線初
期化回路47によるセンス線SAの電位設定状態が解除
される。また、タイミングパルスVTIMEloadも活性
化される。タイミングパルスVTIMEloadが活性化さ
れると、負荷回路43によってセンス線SAが再び充電
される。この状態で選択メモリセルの記憶データに応じ
てビット線BLLの電位VBLLが変化し、このビット
線BLLの電位変化がセンスビット線BLSを介してセ
ンス線SAまで伝えられる。なお、図13ではオフセル
が選択された場合を示している。
【0087】このセンス期間に増幅回路44によってセ
ンス線SAの電位VSAが参照電位VREFと比較され
ることによってデータのセンスが行われ、次の出力期間
に、タイミングパルスVTIMElatchが活性化される
ことによって、図5に示す増幅回路44内の差動増幅器
44aでセンスされたデータがデータラッチ回路44b
でラッチされ、その後、出力回路部30を経て出力パッ
ドから出力される。
【0088】このように、センス期間の直前ではビット
線初期化回路46によってビット線BLLの電位が0V
に設定され、バイアス回路42を介してセンスビット線
BLSの電位も0Vに設定されているので、一度安定レ
ベルに達したバイアス電位VBIASは低下しない。な
お、その理由については後程説明する。
【0089】図14は、図13とは異なるデータの読み
出し動作時のタイミングチャートを示している。この場
合は、センス線SAの初期化電位設定のタイミングをビ
ット線BLLの初期化電位設定のタイミングと同期させ
たものである。すなわち、ビット線BLLの初期化電位
の設定を解除するタイミングでセンス線SAの初期化電
位設定解除と負荷回路43の活性化を行い、ビット線B
LLの設定のタイミングでセンス線SAの初期化電位設
定と負荷回路43の非活性化を行うようにしたものであ
る。
【0090】なお、図13の場合と同様に、センス期間
の開始直前にはセンス線SA及びセンスビット線BLS
は共に0Vに初期設定されている。
【0091】次に、センス期間の開始前に、センス線S
A及びセンスビット線BLSが0Vに初期設定されてい
ると、なぜバイアス電位VBIASが低下しないかにつ
いて、図4に示された読み出し回路部29の要部を抽出
した図15の等価回路図を用いて詳しく説明する。な
お、ここでは負荷回路43内の負荷素子43bが、図6
(c)に示すようにゲートとドレインが接続されたPチ
ャネルのMOSトランジスタ53で構成されている場合
を示している。
【0092】図15(a)はアドレス選択期間の終盤に
おける各トランジスタの状態と各ノードにおける電位の
状態を示している。
【0093】アドレス選択期間の終盤ではセンス線初期
化回路47内のトランジスタ72がオンすることによっ
て、センス線SA及びセンスビット線BLSが初期設定
され、それぞれの電位VSA、VBLSは共に0Vにな
る。このとき、バイアス回路42内のトランジスタ55
は、ソースが0Vなのでオンしており、このトランジス
タ55ではチャネルが形成されている。なお、トランジ
スタ72がオンし、センス線SA及びセンスビット線B
LSが初期設定され、それぞれの電位VSA、VBLS
が0Vに下がる時、トランジスタ72のゲート・ソース
間容量及びゲート・ドレイン間容量を介してバイアス電
位VBIASが一時的に低下する。しかし、まだセンス
期間に入っていなので、その影響はない。また、一時的
に低下したバイアス電位VBIASの値は、このアドレ
ス選択期間に元の電位に回復する。
【0094】図15(b)はセンス期間に入ったときの
各トランジスタの状態と各ノードにおける電位の状態を
示している。センス期間に入ると、トランジスタ72が
オフし、センス線SA及びセンスビット線BLSの初期
設定が解除され、センス線SA及びセンスビット線BL
Sの充電が開始される。この充電の開始直後では、セン
ス線SA及びセンスビット線BLSの電位は、予めビッ
ト線初期化回路46によって初期設定されているビット
線BLLと同じ電位(0V)なので、制御信号PART
が活性化されて分離用トランジスタ73がオンしても、
センス線SA及びセンスビット線BLSの電位が低下す
ることはない。
【0095】従来では、センス期間に入ったときに、セ
ンス線SA及びセンスビット線BLSに蓄えられていた
電荷が、ビット線BLLに存在している大きな容量CBL
Lとチャージシェアされることにより、センス線SA、
センスビット線BLSの電位VSA、VBLSが急激に
低下したが、この実施の形態ではそのようなことは起こ
らない。この結果、バイアス回路42内のバイアス用の
トランジスタ55のゲート・ソース間及びゲート・ドレ
イン間に存在している容量によるカップリングによっ
て、バイアス電位VBIASが低下することはない。
【0096】逆に、センス期間に入ったときに、バイア
ス用のトランジスタ55のソース、ドレイン電位が0V
から上昇することによってバイアス電位VBIASが上
昇することが考えられるが、従来のようにセンス線SA
の電位VSAが低下する程には急激に電位VSAは上昇
しないので、図9に示すバイアス電位発生回路48を構
成するトランジスタの素子サイズを大きくする等により
十分対応できる。
【0097】また、従来では、バイアス用トランジスタ
はアドレス選択期間ではオフしており、センス期間にオ
ンすることで、ゲート容量が増大し、これがバイアス電
位VBIASを変動させる要因となっていた。これに対
し、上記実施の形態ではバイアス用トランジスタ55は
アドレス選択期間で既にオンしているので、分離回路4
1(トランジスタ73)がオンしても、トランジスタ5
5のゲート容量はほとんど変化しない。
【0098】このように上記実施の形態のフラッシュメ
モリでは、読み出し回路部に設けられているバイアス回
路に供給されるバイアス電位を一定に保つことができ、
これにより、読み出し時間の遅れ、誤読み出しが防止で
きる。さらには一度安定したバイアス電位VBIASは
そのまま維持されるので、従来のように低下した電位を
再度上昇させる必要がないので、バイアス電位発生回路
48における消費電流の増加も防止することができる。
【0099】なお、上記実施の形態では、ビット線初期
化回路46を設けてビット線BLLを初期設定する場合
について説明したが、このビット線初期化回路46の代
わりにセル内ビット線を初期設定するセル内ビット線初
期化回路を設け、ビット線初期化回路46と同じタイミ
ングでセル内ビット線を初期設定するように回路を変更
してもよい。
【0100】また、上記実施の形態では初期設定による
電位が0Vである場合について説明したが、これは0V
以外の電位に初期設定するように変更してもよい。
【0101】図16はこの発明の第2の実施の形態によ
る読み出し回路部29の要部の構成を示している。な
お、この実施の形態において、図4に示した第1の実施
の形態による読み出し回路部29と対応する箇所は図示
を省略すると共にその説明も省略する。
【0102】この実施の形態による読み出し回路部29
が図4のものと異なる点は、センス線初期化回路47の
代わりに、センスビット線BLSを初期設定するセンス
ビット線初期化回路81を設けたことである。このセン
スビット線初期化回路81は、例えばドレインがセンス
ビット線BLSに、ソースが接地電位にそれぞれ接続さ
れ、ゲートにタイミングパルスVTIMEblsresetが供
給されるNチャネルのMOSトランジスタによって構成
することができる。
【0103】ここで、上記タイミングパルスVTIME
blsresetは、図4中に示されるタイミングパルス発生回
路49から他のパルスと共に発生させることができ、そ
の活性/非活性のタイミングは先のタイミングパルスV
TIMEsalresetと同じでよい。
【0104】この実施の形態の場合にも、センス線初期
化回路47を設けた場合と同様の効果を得ることができ
る。
【0105】また、この場合にも初期設定によって0V
もしくは0V以外の電位に設定することができる。
【0106】図17はこの発明の第3の実施の形態によ
る読み出し回路部29の要部の構成を示している。な
お、この実施の形態において、図4に示した第1の実施
の形態による読み出し回路部29と対応する箇所は図示
を省略すると共にその説明も省略する。
【0107】この実施の形態による読み出し回路部29
が図4のものと異なる点は、図16に示したものと同様
のセンスビット線初期化回路81が追加されていること
である。
【0108】この実施の形態の場合にも、図4の場合と
同様の効果を得ることができる。
【0109】また、この場合にも初期設定によって0V
もしくは0V以外の電位に設定することができる。
【0110】図18はこの発明の第4の実施の形態によ
る読み出し回路部29の要部の構成を示している。な
お、この実施の形態において、図4に示した第1の実施
の形態による読み出し回路部29と対応する箇所は図示
を省略すると共にその説明も省略する。
【0111】この実施の形態による読み出し回路部29
では図4中の負荷回路43を省略し、この負荷回路43
の機能をバイアス回路42に持たせるようにしたもので
ある。すなわち、この実施の形態は、図28に示すよう
なタイプの従来のフラッシュメモリに対してこの発明を
実施したものである。
【0112】以下、図18の読み出し回路部29につい
て、図4と異なる点について説明する。この実施の形態
では、センスビット線BLSに増幅回路44が接続され
ており、増幅回路44はこのセンスビット線BLSの電
位VBLSと参照電位VREFとを比較して選択メモリ
セルのデータをセンスする。また、センス線初期化回路
47の代わりに、図16の実施の形態のものと同様のセ
ンスビット線初期回路81が設けられている。さらにバ
イアス回路42と電源電位Vccのノードとの間にバイ
アス負荷スイッチ回路82が接続されている。
【0113】上記バイアス負荷スイッチ回路82は、例
えば図19に示すように、ドレインが電源電位Vccの
ノードに接続され、ソースがバイアス回路42に接続さ
れ、ゲートにタイミングパルスVTIMEbiasloadが供
給されるNチャネルのMOSトランジスタ83によって
構成することができる。
【0114】上記タイミングパルスVTIMEbiasload
は、図4中に示されるタイミングパルス発生回路49で
発生され、その活性/非活性のタイミングは先の負荷回
路43に供給されるVTIMEloadと同じタイミングで
よい。
【0115】この実施の形態の場合、センスビット線B
LSの電位VBLSはバイアス回路42によってVcc
よりも低い電位に抑えられるので、それに伴なって参照
電位VREFの値も変える必要がある。
【0116】ここで、センスビット線初期回路81が設
けられていないと、センス期間前にセンスビット線BL
Sが充電されており、その後、分離回路41がオンする
と、バイアス回路42を構成するトランジスタ(図8中
のトランジスタ55)のゲート・ソース間及びゲート・
ドレイン間の寄生容量を介してバイアス電位VBIAS
が一時的に低下することは容易に考えられる。
【0117】しかし、この実施の形態では、センスビッ
ト線初期回路81が設けられており、センス期間の前に
センスビット線BLSが0Vに初期設定されるので、図
4の場合と同様にバイアス電位VBIASの低下を防ぐ
ことができる。
【0118】図20はこの発明の第5の実施の形態によ
る読み出し回路部29の要部の構成を示している。な
お、この実施の形態において、図4に示した第1の実施
の形態による読み出し回路部29と対応する箇所は図示
を省略すると共にその説明も省略する。
【0119】この実施の形態による読み出し回路部29
では、図4中の分離回路41を省略し、この分離回路4
1の機能をYデコーダ26に持たせるようにしたもので
ある。すなわち、この実施の形態は、図29に示すよう
なタイプの従来のフラッシュメモリに対してこの発明を
実施したものである。
【0120】すなわち、前述したように、分離回路41
はYデコーダ26が活性化されるタイミングとほぼ同じ
タイミングで活性化される。従って、分離回路41を省
略し、この分離回路41の機能をYデコーダ26によっ
て果たすことができる。
【0121】なお、この実施の形態の場合、ビット線初
期化回路はなく、セル内ビット線初期化回路84によっ
てセル内ビット線BLが初期設定される。
【0122】この実施の形態においても図4の場合と同
様の効果を得ることができる。
【0123】図21はこの発明の第6の実施の形態によ
る読み出し回路部29の要部の構成を示している。な
お、この実施の形態において、図4に示した第1の実施
の形態による読み出し回路部29と対応する箇所は図示
を省略すると共にその説明も省略する。
【0124】この実施の形態による読み出し回路部29
では、図4中の分離回路41を省略し、この分離回路4
1の機能をYデコーダ26に持たせると共に、センス線
初期化回路47を省略し、ビット線初期化回路46のみ
を設けるようにしたものである。すなわち、この実施の
形態は、図29に示すようなタイプの従来のフラッシュ
メモリに対してこの発明を実施したものである。
【0125】この実施の形態においても図4の場合と同
様の効果を得ることができる。
【0126】図22はこの発明の第7の実施の形態によ
る読み出し回路部29の要部の構成を示している。な
お、この実施の形態において、図4に示した第1の実施
の形態による読み出し回路部29と対応する箇所は図示
を省略すると共にその説明も省略する。
【0127】この実施の形態による読み出し回路部29
では、図18の実施の形態による読み出し回路部29内
の分離回路41を省略し、この分離回路41の機能をY
デコーダ26に持たせると共に、ビット線初期化回路4
6を設けるようにしたものである。すなわち、この実施
の形態は、図30に示すようなタイプの従来のフラッシ
ュメモリに対してこの発明を実施したものである。従っ
て、増幅回路44はビット線BLLの電位VBLLを参
照電位VREFと比較してデータをセンスする。
【0128】この実施の形態においても図4の場合と同
様の効果を得ることができる。
【0129】図23はこの発明の第8の実施の形態によ
る読み出し回路部29の要部の構成を示している。な
お、この実施の形態において、図4に示した第1の実施
の形態による読み出し回路部29と対応する箇所は図示
を省略すると共にその説明も省略する。
【0130】上記した第1ないし第7の各実施の形態で
は、ビット線BLLの電位を設定するビット線初期化回
路46、センス線SAの電位を初期設定するセンス線初
期化回路47、センスビット線BLSの電位を初期設定
するセンスビット線初期化回路81のいずれか1つ、も
しくは2つを設けて、アドレス選択期間に対応する箇所
を設定する場合について説明したが、これは図23に示
すように、分離回路41の両端間、すなわちセンスビッ
ト線BLSとビット線BLLとの間にソース・ドレイン
間が接続されたNチャネルのMOSトランジスタ85を
設け、アドレス選択期間にこのトランジスタ85がオン
するようにそのゲートを制御するようにしてもよい。
【0131】この実施の形態によれば、予めセル内ビッ
ト線が初期設定され、ビット線BLLの電位が0Vに設
定されているアドレス選択期間にトランジスタ85がオ
ンすると、センスビット線BLSの電位も0Vに初期設
定され、さらにバイアス回路42を介してセンス線SA
の電位も0Vに初期設定され、これによってバイアス回
路42に供給されているバイアス電位VBIASの低下
を防ぐことができる。
【0132】また、バイアス電位VBIASそのものの
低下を防ぐためには、図9中の回路においてバイアス電
位VBIASが出力されるノードに大きな容量を接続し
ておけばよい。
【0133】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
読み出し回路部に設けられているバイアス回路に供給さ
れるバイアス電位を一定に保つことによって、読み出し
時間の遅れ、誤読み出しを防止し、さらには消費電流の
増加も防止することができる半導体記憶装置及びその制
御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るフラッシュ
メモリでメモリセルとして使用される不揮発性トランジ
スタの構造を示す断面図。
【図2】この発明の第1の実施の形態によるフラッシュ
メモリ全体の構成を示すシステムブロック図。
【図3】図2中のメモリセルアレイをXデコーダ及びY
デコーダと共に示す回路図。
【図4】図2中の読み出し回路部をコントロール回路
部、Yデコーダ及び出力回路部と共に示す回路図。
【図5】図4中の増幅回路の内部構成の一例を示す回路
図。
【図6】図4中の負荷回路を構成する負荷素子の具体的
な回路構成例を示す回路図。
【図7】図4中の負荷回路を構成する負荷スイッチ回路
の具体的な構成を負荷素子と共に示す回路図。
【図8】図4中のバイアス回路の具体的な構成を示す回
路図。
【図9】図4中のバイアス電位発生回路の具体的な構成
を示す回路図。
【図10】図4中のビット線初期化回路の具体的な構成
を示す回路図。
【図11】図4中のセンス線初期化回路の具体的な構成
を示す回路図。
【図12】図4中の分離回路の内部構成を示す回路図。
【図13】第1の実施の形態によるフラッシュメモリに
おけるデータの読み出し動作を示すタイミングチャー
ト。
【図14】第1の実施の形態によるフラッシュメモリに
おける図13とは異なるタイミングチャート。
【図15】第1の実施の形態によるフラッシュメモリの
等価回路図。
【図16】この発明の第2の実施の形態による読み出し
回路部の要部の構成を示す回路図。
【図17】この発明の第3の実施の形態による読み出し
回路部の要部の構成を示す回路図。
【図18】この発明の第4の実施の形態による読み出し
回路部の要部の構成を示す回路図。
【図19】図18中のバイアス負荷スイッチ回路の具体
的な構成を示す回路図。
【図20】この発明の第5の実施の形態による読み出し
回路部の要部の構成を示す回路図。
【図21】この発明の第6の実施の形態による読み出し
回路部の要部の構成を示す回路図。
【図22】この発明の第7の実施の形態による読み出し
回路部の要部の構成を示す回路図。
【図23】この発明の第8の実施の形態による読み出し
回路部の要部の構成を示す回路図。
【図24】従来のフラッシュメモリの概略的な構成を示
す回路図。
【図25】図24に示す従来のフラッシュメモリにおけ
るデータの読み出し動作時のタイミングチャート。
【図26】図25のタイミングチャートにおける一部の
電位変化を拡大して示した波形図。
【図27】図24に示す従来のフラッシュメモリの等価
回路図。
【図28】図24とは異なる従来のフラッシュメモリに
おける読み出し回路部の概略的な構成を示す図。
【図29】図24とは異なる従来のフラッシュメモリに
おける読み出し回路部の概略的な構成を示す図。
【図30】図24とは異なる従来のフラッシュメモリに
おける読み出し回路部の概略的な構成を示す図。
【符号の説明】
21…入力回路部、 22…コントロール回路部、 23…メモリセルアレイ、 24…昇圧回路部、 25…Xデコーダ(行デコーダ)、 26…Yデコーダ(列デコーダ)、 27…ソース・ウェルデコーダ部、 28…書き込み回路部、 29…読み出し回路部、 30…出力回路部、 41…分離回路、 42…バイアス回路、 43…負荷回路、 44…増幅回路、 44a…差動増幅器、 44b…データラッチ回路、 45…参照電位発生回路、 46…ビット線初期化回路、 47…センス線初期化回路、 48…バイアス電位発生回路、 49…タイミングパルス発生回路、 51…抵抗素子、 52,53,54,61,62…PチャネルのMOSト
ランジスタ、 55,63,64,65,71,72,73,83,8
5…NチャネルのMOSトランジスタ、 66…バイアススイッチ回路、 74…レベルシフタ、 81…センスビット線初期化回路、 82…バイアス負荷スイッチ回路、 84…セル内ビット線初期化回路、 WL0〜WL3…ワード線、 BL0〜BL3…セル内ビット線、 MC…メモリセル、 BLL…ビット線、 BLS…センスビット線、 SA…センス線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田浦 忠行 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 Fターム(参考) 5B025 AA03 AB01 AC01 AD05 AD06 AD07 AD09 AE05 AE06 AE08

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のセル内ビット線と複数本のワー
    ド線及びこれらセル内ビット線とワード線との各交差部
    に配置されたメモリセルを有するメモリセルアレイと、 前記セル内ビット線における信号電位が伝達されるビッ
    ト線と、 アドレスに応じて前記メモリセルが選択されるアドレス
    選択期間に、アドレス信号に応じて前記メモリセルアレ
    イ内の前記セル内ビット線を前記ビット線に選択的に接
    統するセル内ビット線デコーダ回路と、 前記ビット線における信号電位が伝達されるセンスビッ
    ト線と、 前記センスビット線と前記ビット線との間に接続され、
    前記センスビット線と前記ビット線とを電気的に分離す
    る分離回路と、 前記センスビット線における信号電位が伝達されるセン
    ス線と、 前記センス線と前記センスビット線との間に接続され、
    前記センスビット線の電位を所定電位に設定するバイア
    ス回路と、 前記センス線に接続された負荷回路と、 前記センス線におけるセンス線電位と参照電位とが入力
    され、両電位の差を増幅する増幅回路と、 前記増幅回路が動作する前の所定期間内に活性化され、
    前記センス線における電位を所定電位に設定する第1の
    初期化回路とを具備したことを特徴する半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 前記増幅回路が動作する前の所定期間内
    に活性化され、前記セル内ビット線もしくは前記ビット
    線における電位を所定電位に設定する第2の初期化回路
    をさらに具備したことを特徴とする請求項1に記載の半
    導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記増幅回路が動作する前の所定期間内
    に活性化され、前記センスビット線における電位を所定
    電位に設定する第3の初期化回路をさらに具備したこと
    を特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記負荷回路は、 ソース、ドレインの一方が前記センス線に接続されたP
    チャネルの第1のトランジスタと、 前記第1のトランジスタのソース、ドレインの他方と電
    源ノードとの間に接続され、前記第2の初期化回路が非
    活性化している期間に活性化されるスイッチ回路とを有
    して構成されることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記バイアス回路は、 所定のバイアス電位を発生するバイアス電位発生回路
    と、 ソース、ドレインの一方が前記センス線に接続され、他
    方が前記センスビット線に接続され、ゲートに前記バイ
    アス電位発生回路で発生されるバイアス電位が供給され
    るNチャネルの第2のトランジスタとを有して構成され
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に
    記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記分離回路は、 ソース、ドレインの一方が前記センスビット線に接続さ
    れ、他方が前記ビット線に接続され、ゲートに制御信号
    が供給されるNチャネルの第3のトランジスタを有して
    構成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    か1項に記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記増幅回路は、 前記センス線におけるセンス線電位と参照電位とが入力
    され、両電位の差を増幅する差動増幅回路と、 前記差動増幅回路の出力データをラッチするデータラッ
    チ回路とを有して構成されることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記メモリセルは、浮遊ゲートを有する
    FETMOS構造のトランジスタであることを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれか1項に記載の半導体記憶
    装置。
  9. 【請求項9】 複数本のセル内ビット線と複数本のワー
    ド線及びこれらセル内ビット線とワード線との各交差部
    に配置されたメモリセルを有するメモリセルアレイと、 前記セル内ビット線における信号電位が伝達されるビッ
    ト線と、 アドレスに応じて前記メモリセルが選択されるアドレス
    選択期間に、前記アドレス信号に応じて前記メモリセル
    アレイ内の前記セル内ビット線を前記ビット線に選択的
    に接統するセル内ビット線デコーダ回路と、 前記ビット線における信号電位が伝達されるセンスビッ
    ト線と、 前記センスビット線と前記ビット線との間に接続され、
    前記センスビット線と前記ビット線とを電気的に分離す
    る分離回路と、 前記センスビット線における信号電位が伝達されるセン
    ス線と、 前記センス線と前記センスビット線との間に接続され、
    前記センスビット線の電位を所定電位に設定するバイア
    ス回路と、 前記センス線に接続された負荷回路と、 前記センス線におけるセンス線電位と参照電位とが入力
    され、両電位の差を増幅する増幅回路と、 前記増幅回路が動作する前の所定期間内に活性化され、
    前記センスビット線における電位を所定電位に設定する
    第1の初期化回路とを具備したことを特徴する半導体記
    憶装置。
  10. 【請求項10】 前記増幅回路が動作する前の所定期間
    内に活性化され、前記セル内ビット線もしくは前記ビッ
    ト線における電位を所定電位に設定する第2の初期化回
    路をさらに具備したことを特徴する請求項9に記載の半
    導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記負荷回路は、ソース、ドレインの
    一方が前記センス線に接続されたPチャネルの第1のト
    ランジスタと、 前記第1のトランジスタのソース、ドレインの他方と電
    源ノードとの間に接続され、前記第2の初期化回路が非
    活性化している期間に活性化されるスイッチ回路とを有
    して構成されることを特徴とする請求項9または10に
    記載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記バイアス回路は、 所定のバイアス電位を発生するバイアス電位発生回路
    と、 ソース、ドレインの一方が前記センス線に接続され、他
    方が前記センスビット線に接続され、ゲートに前記バイ
    アス電位発生回路で発生されるバイアス電位が供給され
    るNチャネルの第2のトランジスタとを有して構成され
    ることを特徴とする請求項9または10に記載の半導体
    記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記分離回路は、 ソース、ドレインの一方が前記センスビット線に接続さ
    れ、他方が前記ビット線に接続され、ゲートに制御信号
    が供給されるNチャネルの第3のトランジスタを有して
    構成されることを特徴とする請求項9または10に記載
    の半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記増幅回路は、 前記センス線におけるセンス線電位と参照電位とが入力
    され、両電位の差を増幅する差動増幅回路と、 前記差動増幅回路の出力データをラッチするデータラッ
    チ回路とを有して構成されることを特徴とする請求項9
    または10に記載の半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 前記メモリセルは、浮遊ゲートを有す
    るFETMOS構造のトランジスタであることを特徴と
    する請求項9または10に記載の半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 複数本のセル内ビット線と複数本のワ
    ード線及びこれらセル内ビット線とワード線との各交差
    部に配置されたメモリセルを有するメモリセルアレイ
    と、 前記セル内ビット線における信号電位が伝達されるビッ
    ト線と、 アドレスに応じて前記メモリセルが選択されるアドレス
    選択期間に、アドレス信号に応じて前記メモリセルアレ
    イ内の前記セル内ビット線を前記ビット線に選択的に接
    統するセル内ビット線デコーダ回路と、 前記ビット線における信号電位が伝達されるセンス線
    と、 前記センス線と前記ビット線との間に接続され、ビット
    線の電位を所定電位に設定するバイアス回路と、 前記センス線に接続された負荷回路と、 前記センス線におけるセンス線電位と参照電位とが入力
    され、両電位の差を増幅する増幅回路と、 前記増幅回路が動作する前の所定期間内に、前記センス
    線における電位を所定電位に設定する第1の初期化回路
    とを具備したことを特徴する半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】 前記増幅回路が動作する前の所定期間
    内に、前記セル内ビット線における電位を所定電位に設
    定する第2の初期化回路をさらに具備したことを特徴と
    する請求項16記載の半導体記憶装置。
  18. 【請求項18】 前記増幅回路が動作する前の所定期間
    内に、前記ビット線における電位を所定電位に設定する
    第3の初期化回路をさらに具備したことを特徴とする請
    求項16または17に記載の半導体記憶装置。
  19. 【請求項19】 前記負荷回路は、 ソース、ドレインの一方が前記センス線に接続されたP
    チャネルの第1のトランジスタと、 前記第1のトランジスタのソース、ドレインの他方と電
    源ノードとの間に接続され、前記第2の初期化回路が非
    活性化している期間に活性化されるスイッチ回路とを有
    して構成されることを特徴とする請求項16または17
    に記載の半導体記憶装置。
  20. 【請求項20】 前記バイアス回路は、 所定のバイアス電位を発生するバイアス電位発生回路
    と、 ソース、ドレインの一方が前記センス線に接続され、他
    方が前記センスビット線に接続され、ゲートに前記バイ
    アス電位発生回路で発生されるバイアス電位が供給され
    るNチャネルの第2のトランジスタとを有して構成され
    ることを特徴とする請求項16または17に記載の半導
    体記憶装置。
  21. 【請求項21】 前記増幅回路は、 前記センス線におけるセンス線電位と参照電位とが入力
    され、両電位の差を増幅する差動増幅回路と、 前記差動増幅回路の出力データをラッチするデータラッ
    チ回路とを有して構成されることを特徴とする請求項1
    6または17に記載の半導体記憶装置。
  22. 【請求項22】 複数本のセル内ビット線と複数本のワ
    ード線及びこれらセル内ビット線とワード線との各交差
    部に配置されたメモリセルを有するメモリセルアレイ
    と、 前記セル内ビット線における信号電位が伝達されるビッ
    ト線と、 アドレスに応じて前記メモリセルが選択されるアドレス
    選択期間に、アドレス信号に応じて前記メモリセルアレ
    イ内の前記セル内ビット線を前記ビット線に選択的に接
    統するセル内ビット線デコーダ回路と、 前記ビット線における信号電位が伝達されるセンス線
    と、 前記センス線と前記ビット線との間に接続されたバイア
    ス回路と、 前記センス線に接続された負荷回路と、 前記センス線におけるセンス線電位と参照電位とが入力
    され、両電位の差を増幅する増幅回路と、 前記増幅回路が動作する前の所定期間内に、前記ビット
    線における電位を所定電位に設定する第1の初期化回路
    とを具備したことを特徴する半導体記憶装置。
  23. 【請求項23】 前記増幅回路が動作する前の所定期間
    内に、前記セル内ビット線における電位を所定電位に設
    定する第2の初期化回路をさらに具備したことを特徴と
    する請求項22に記載の半導体記憶装置。
  24. 【請求項24】 前記負荷回路は、 ソース、ドレインの一方が前記センス線に接続されたP
    チャネルの第1のトランジスタと、 前記第1のトランジスタのソース、ドレインの他方と電
    源ノードとの間に接続され、前記第2の初期化回路が非
    活性化している期間に活性化されるスイッチ回路とを有
    して構成されることを特徴とする請求項22または23
    に記載の半導体記憶装置。
  25. 【請求項25】 前記バイアス回路は、 所定のバイアス電位を発生するバイアス電位発生回路
    と、 ソース、ドレインの一方が前記センス線に接続され、他
    方が前記センスビット線に接続され、ゲートに前記バイ
    アス電位発生回路で発生されるバイアス電位が供給され
    るNチャネルの第2のトランジスタとを有して構成され
    ることを特徴とする請求項22または23に記載の半導
    体記憶装置。
  26. 【請求項26】 前記増幅回路は、 前記センス線におけるセンス線電位と参照電位とが入力
    され、両電位の差を増幅する差動増幅回路と、 前記差動増幅回路の出力データをラッチするデータラッ
    チ回路とを有して構成されることを特徴とする請求項2
    2または23に記載の半導体記憶装置。
  27. 【請求項27】 前記メモリセルは、浮遊ゲートを有す
    るFETMOS構造のトランジスタであることを特徴と
    する請求項22または23に記載の半導体記憶装置。
  28. 【請求項28】 複数本のセル内ビット線と複数本のワ
    ード線及びこれらセル内ビット線とワード線との各交差
    部に配置されたメモリセルを有するメモリセルアレイ
    と、 前記セル内ビット線における信号電位が伝達されるビッ
    ト線と、 アドレスに応じて前記メモリセルが選択されるアドレス
    選択期間に、アドレス信号に応じて前記メモリセルアレ
    イ内の前記セル内ビット線を前記ビット線に選択的に接
    統するセル内ビット線デコーダ回路と、 前記ビット線における信号電位が伝達されるセンス線
    と、 電源ノードと前記ビット線との間に接続され、ビット線
    の電位を所定電位に設定するバイアス回路と、 前記ビット線におけるビット線電位と参照電位とが入力
    され、両電位の差を増幅する増幅回路と、 前記増幅回路が動作する前の所定期間内に、前記ビット
    線における電位を所定電位に設定する第1の初期化回路
    とを具備したことを特徴する半導体記憶装置。
  29. 【請求項29】 前記増幅回路が動作する前の所定期間
    内に、前記セル内ビット線における電位を所定電位に設
    定する第2の初期化回路をさらに具備したことを特徴と
    する請求項28に記載の半導体記憶装置。
  30. 【請求項30】 前記バイアス回路は、 所定のバイアス電位を発生するバイアス電位発生回路
    と、 ソース、ドレインの一方が前記ビット線に接続され、ゲ
    ートに前記バイアス電位発生回路で発生されるバイアス
    電位が供給されるNチャネルのトランジスタと、 前記電源ノードと前記トランジスタのソース、ドレイン
    の他方との間に接続され、前記第2の初期化回路が非活
    性化している期間に活性化されるスイッチ回路とを有し
    て構成されることを特徴とする請求項28または29に
    記載の半導体記憶装置。
  31. 【請求項31】 前記増幅回路は、 前記ビット線におけるビット線電位と参照電位とが入力
    され、両電位の差を増幅する差動増幅回路と、 前記差動増幅回路の出力データをラッチするデータラッ
    チ回路とを有して構成されることを特徴とする請求項2
    8または29に記載の半導体記憶装置。
  32. 【請求項32】 前記メモリセルは、浮遊ゲートを有す
    るFETMOS構造のトランジスタであることを特徴と
    する請求項28または29に記載の半導体記憶装置。
  33. 【請求項33】 データを記憶しているメモリセルから
    の読み出し電位が伝達されるビット線と、 第1及び第2の入力ノードを有し、これら第1及び第2
    の入力ノードに前記ビット線における読み出し電位に応
    じた入力電位と参照電位とがれぞれ入力されて、両電位
    の差を増幅する増幅回路と、 電流通路が前記ビット線と前記増幅回路の第1の入力ノ
    ードとの間に挿入され、前記増幅回路の第1の入力ノー
    ドの電位を所定電位に設定するバイアス回路と、 前記増幅回路が動作する前の所定期間内に活性化され、
    前記バイアス回路の電流通路の一端及び他端の少なくと
    もいずれか一方における電位を所定電位に設定する初期
    化回路とを具備したことを特徴する半導体記憶装置。
  34. 【請求項34】 データセンスノードをデータセンス期
    間に所定電位に設定するバイアス回路を予め動作させて
    おき、 メモリセルから読み出されたデータに基づいて前記デー
    タセンスノードの電位を変化させ、 センス期間に増幅回路によって前記データセンスノード
    の電位を参照電位と比較してデータをセンスするように
    した半導体記憶装置において、 データセンス前の所定期間に初期化回路により前記デー
    タセンスノードを所定電位に設定し、 前記増幅回路によってデータのセンスが開始される前
    に、前記初期化回路による前記データセンスノードの設
    定を解除するようにしたことを特徴とする半導体記憶装
    置の制御方法。
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