JPH10255492A - 不揮発性メモリの温度検出装置 - Google Patents

不揮発性メモリの温度検出装置

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JPH10255492A
JPH10255492A JP5517097A JP5517097A JPH10255492A JP H10255492 A JPH10255492 A JP H10255492A JP 5517097 A JP5517097 A JP 5517097A JP 5517097 A JP5517097 A JP 5517097A JP H10255492 A JPH10255492 A JP H10255492A
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JP
Japan
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nonvolatile memory
ambient temperature
transistors
cell current
reference current
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Pending
Application number
JP5517097A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Osawa
博 大澤
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲温度の変動に対し、不揮発性メモリの読
み出し精度を良好とする。 【解決手段】 1チップマイクロコンピュータの初期化
時及びその後のタイマー割り込み要求の発生時、信頼性
の低いセルのセル電流Icell’の低下の度合いを測
定する。ROM6には、セル電流Icell’の値に対
応した制御データがテーブルデータとして書き込まれて
いる為、セル電流Icell’が測定されると、当該セ
ル電流Icell’に対応した制御データが制御レジス
タ5にセットされ、Nチャンネル型MOSトランジスタ
4−1,4−2,・・・4−nがオンオフ制御される。
従って、周囲温度Taが低下した時、基準電流Iref
の入力線のインピーダンスを可変として基準電流Ire
fを低下させることができ、EEPROMの読み出し精
度を良好とできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性メモリ
(EEPROM等)の読み出し精度の向上を図るのに好
適な、不揮発性メモリの温度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の1チップマイクロコンピュータ
は、マスクROMの代わりにEEPROMを内蔵する傾
向が高くなりつつある。これは、EEPROMがプログ
ラムデータを容易に書き換えでき、開発期間の短縮及び
開発費用の低減等を可能とする特徴に起因する。
【0003】図3はEEPROMのセル部分(一例とし
て2ビット分)の構造を示す回路ブロック図である。図
3において、(1)(2)はフローティングゲート付の
MOSトランジスタである。当該MOSトランジスタ
(1)(2)は、各々1ビットセルに相当し、ゲートは
ワードラインWL1、WL2と接続され、ドレインはビ
ットラインBLと共通接続され、ソースはソースライン
SL(常時0ボルト)と共通接続されている。(3)は
センスアンプであり、基準電流とビットラインBLの電
流(セル電流)とを比較し、論理値「1」又は「0」を
出力するものである。
【0004】例えば、ワードラインWL1に制御電圧V
H(例えば4ボルト)が印加された場合、MOSトラン
ジスタ(1)が消去状態であればオンし、当該MOSト
ランジスタ(1)に電流が流れてセル電流が基準電流よ
り大きくなる為、センスアンプ(3)から論理値「1」
が出力される。一方、ワードラインWL1に制御電圧V
Hが印加された場合、MOSトランジスタ(1)がプロ
グラム状態であればオフし、当該MOSトランジスタ
(1)に電流が流れなくなってセル電流が基準電流より
小さくなる為、センスアンプ(3)から論理値「0」が
出力される。尚、MOSトランジスタ(2)も同様に動
作する。即ち、選択されたMOSトランジスタ(1)
(2)が消去状態であれば各ビット値は論理値「1」と
なり、選択されたMOSトランジスタ(1)(2)がプ
ログラム状態であれば各ビット値は論理値「0」となる
様に、EEPROMは構成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、図4は、センス
アンプ(3)を正常動作させる為の、1チップマイクロ
コンピュータの周囲温度Taと電源電圧Vddとの関係
を表す特性図である。当該特性図を見ると、EEPRO
Mは、1チップマイクロコンピュータの周囲温度Taが
Txより低くなるに従い、電源電圧Vddを急激に上昇
させないと、センスアンプ(3)から正常な論理値を得
られないことが判る。従来の1チップマイクロコンピュ
ータはその周囲温度を検出する機能を持っていない為、
図5に示す様に、周囲温度TaがTxより低くなったに
も関わらず、電源電圧Vddが一定のままであると、セ
ル電流Icellが減少して基準電流Irefに近づい
てしまい、センスアンプ(3)が論理値「1」を判定で
きなくなってしまう問題があった。
【0006】そこで、本発明は、1チップマイクロコン
ピュータの周囲温度が所定温度より低下した場合、セン
スアンプの基準電流を低下させて不揮発性メモリの読み
出しを確実とできる不揮発性メモリの温度検出装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決する為に成されたものであり、既存データを電気消
去した後に新データに書き換えでき、各ビットのセル電
流と基準電流とを比較して「1」又は「0」の論理値を
出力するセンスアンプを有する不揮発性メモリにおい
て、前記不揮発性メモリの周囲温度に応じて前記基準電
流を可変とする可変手段を設けたことを特徴とする。
【0008】また、前記可変手段は、前記基準電流が流
れる前記センスアンプの入力線のインピーダンスを可変
とする為の複数のトランジスタを有し、前記複数のトラ
ンジスタを選択的にオンオフすることで前記基準電流を
可変とすることを特徴とする。また、前記可変手段は、
前記不揮発性メモリの周囲温度に相当する選択データで
前記複数のトランジスタを選択的にオンオフ制御するこ
とを特徴とする。
【0009】また、前記可変手段は、前記不揮発性メモ
リの周囲温度の変化に応答して変化するセル電流を検出
し、該セル電流に相当する選択データで前記複数のトラ
ンジスタを選択的にオンオフ制御することを特徴とす
る。また、セル電流の検出は、前記不揮発性メモリの中
で信頼性の低いセルを用いて行うことを特徴とする。
【0010】また、前記複数のトランジスタは、前記セ
ンスアンプの入力線と電源との間に並列接続されている
ことを特徴とする。また、前記複数のトランジスタは、
サイズが異なることを特徴とする。また、前記不揮発性
メモリ及び前記可変手段は、マイクロコンピュータに内
蔵されたことを特徴とする。
【0011】また、前記不揮発性メモリの周囲温度検出
は、前記マイクロコンピュータの初期化時及び/又は初
期化後の所定周期毎に行うことを特徴とする。また、前
記マイクロコンピュータの初期化後、タイマ割り込み要
求に基づいて、前記不揮発性メモリの周囲温度検出を所
定周期毎に行うことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に従って具体
的に説明する。図1は本発明の不揮発性メモリの温度検
出装置を示す回路ブロック図である。図1において、
(3)はEEPROM(不揮発性メモリ)の一部を構成
するセンスアンプであり、図3と同一であり、セル電流
Icell及び基準電流Irefを比較し、セル電流I
cellが基準電流Irefより多い時はビットデータ
として論理値「1」を出力し、セル電流Icellが基
準電流Irefより少ない時はビットデータとして論理
値「0」を出力するものである。尚、前記EEPROM
は、1チップマイクロコンピュータを動作制御する為の
プログラムメモリとして読み出し動作が行われる。尚、
セル電流Icellとしては、センスアンプ(3)から
遠いビットラインBL及びワードラインWLの交差位置
に配置された、浮遊容量等の影響を受ける信頼性の低い
セルのセル電流Icell’を選択する。これは、周囲
温度TaがTx以下となった時、当該セル電流Icel
l’及び基準電流Irefとの比較結果の信頼性が最も
低下し、基準電流Irefを可変とする動作が最も早く
働く為である。
【0013】(4−1)(4−2)〜(4−n)はNチ
ャンネル型MOSトランジスタであり、各ドレインソー
ス路はセンスアンプ(3)の基準電流Irefの入力端
子と接地との間に並列接続されている。Nチャンネル型
MOSトランジスタ(4−1)(4−2)〜(4−n)
のインピーダンスの比は2↑0〜2↑(n−1)に設定
されている。但し、↑はべき乗を表す。これは、Nチャ
ンネル型MOSトランジスタ(4−1)(4−2)〜
(4−n)の選択の組み合わせに応じて、1インピーダ
ンス単位の設定を可能とする為である。即ち、基準電流
Irefは、Nチャンネル型MOSトランジスタ(4−
1)(4−2)〜(4−n)を選択して基準電流Ire
fの入力線のインピーダンスを変えることで2↑n通り
可変とできる。
【0014】(5)はnビットの制御レジスタであり、
nビットの出力端子はNチャンネル型MOSトランジス
タ(4−1)(4−2)〜(4−n)のゲートと接続さ
れ、nビットデータの値に応じてNチャンネル型MOS
トランジスタ(4−1)(4−2)〜(4−n)をオン
オフ制御し、基準電流Irefの入力線のインピーダン
スを可変とするものである。
【0015】(6)はROMであり、1チップマイクロ
コンピュータの周囲温度Taを検出し、前記EEPRO
Mを構成するセンスアンプ(3)の基準電流Irefを
可変とする為のプログラムデータが書き込まれている。
(7)はプログラムカウンタPCであり、前記EEPR
OM又はROM(6)をアドレス指定するものである。
プログラムカウンタ(7)は、1チップマイクロコンピ
ュータの初期化時及び当該1チップマイクロコンピュー
タの初期化後における割り込み要求の発生時はROM
(6)をアドレス指定し、それ以外の時は前記EEPR
OMをアドレス指定してメインルーチンを実行させる。
【0016】(8)はインストラクションレジスタIR
であり、ROM(6)の読み出しデータを保持するもの
である。(9)はインストラクションデコーダIDEC
であり、インストラクションレジスタ(8)の保持デー
タを解読して1チップマイクロコンピュータを動作させ
る為の制御信号を出力するものである。勿論、プログラ
ムカウンタ(7)が前記EEPROMをアドレス指定し
ている時は、インストラクションレジスタ(8)及びイ
ンストラクションデコーダ(9)は前記EEPROMの
読み出しデータの保持及び解読を行う。
【0017】以下、図1の動作を図2のフローチャート
を用いて説明する。まず、1チップマイクロコンピュー
タが初期化されると、プログラムカウンタ(7)がRO
M(6)をアドレス指定し、インストラクションデコー
ダ(9)がROM(6)の読み出しデータを解読して得
られる制御信号に従って、セル電流Icell’の大き
さが測定される(S1)。1チップマイクロコンピュー
タの電源電圧Vddが一定である為、図6に示す様に、
周囲温度TaがTx以下まで下降すると、セル電流Ic
ell’は下降し始める。従って、当該セル電流Ice
ll’の下降の度合いが測定される。尚、制御レジスタ
(5)には全ビット共論理値「1」の制御データが初期
化と同時にセットされ、Nチャンネル型MOSトランジ
スタ(4−1)(4−2)〜(4−n)が全てオンして
基準電流Irefの入力線のインピーダンスが最小とな
り、即ち、基準電流Irefは最初は最大値に設定され
る。
【0018】ROM(6)には、セル電流Icell’
の下降の度合いに応じて基準電流Irefを下降させる
為の複数の制御データがテーブルデータとして格納され
ている。例えば、周囲温度TaがTx以上のセル電流I
cell’をA、周囲温度TaがTx以下の2点のセル
電流Icell’をB、Cとする。セル電流Icel
l’がAのまま下降しない場合(S2:A)、基準電流
Irefはそのままで変更しない(S3)。また、セル
電流Icell’がBまで下降した場合(S2:B)、
当該セル電流Bに応じた制御データに従ってNチャンネ
ル型MOSトランジスタ(4−1)(4−2)〜(4−
n)の何れかがオフする。よって、基準電流Irefの
入力線のインピーダンスが大きくなり、基準電流Ire
fは減少(元の基準電流Irefの80%程度)する
(S4)。また、セル電流Icell’がCまで下降し
た場合(S2:C)、当該セル電流Cに応じた制御デー
タに従ってNチャンネル型MOSトランジスタ(4−
1)(4−2)〜(4−n)の何れかがオフする。よっ
て、基準電流Irefの入力線のインピーダンスが大き
くなり、基準電流Irefは減少(元の基準電流Ire
fの50%程度)する(S5)。基準電流Irefの設
定が終了すると、プログラムカウンタ(7)は前記EE
PROMをアドレス指定し、メインルーチンが実行され
る(S6)。この時、1チップマイクロコンピュータの
周囲温度Taに応じて基準電流Irefを適切な値に変
更する様にした為、前記EEPROMから正しい論理値
を読み出すことができる。尚、基準電流Irefの設定
動作は、1チップマイクロコンピュータの初期化時のみ
ならず、その後、内部タイマーがオーバーフローしてタ
イマー割り込み要求が発生した時も実行される。
【0019】以上より、1チップマイクロコンピュータ
の周囲温度Taが変動しても、前記EEPROMの読み
出し精度を良好とできる為、誤動作を防止できる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、不揮発性メモリの周囲
温度が変動しても、センスアンプの基準電流入力を可変
とでき、不揮発性メモリの読み出し精度を良好とできる
利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不揮発性メモリの温度検出装置を示す
回路ブロック図である。
【図2】図1の動作を示すフローチャートである。
【図3】EEPROMの構造の一部を示す回路ブロック
図である。
【図4】セル電流が一定の条件の下で1チップマイクロ
コンピュータの電源電圧とその周囲温度との関係を示す
特性図である。
【図5】周囲温度変化に対するセル電流と基準電流との
関係を示す図である。
【図6】電源電圧が一定の条件の下で1チップマイクロ
コンピュータの周囲温度とセル電流との関係を示す特性
図である。
【符号の説明】
(1)(2) Nチャンネル型MOSトランジスタ (3) センスアンプ (4−1)(4−2)〜(4−n) Nチャンネル型M
OSトランジスタ (5) 制御レジスタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既存データを電気消去した後に新データ
    に書き換えでき、各ビットのセル電流と基準電流とを比
    較して「1」又は「0」の論理値を出力するセンスアン
    プを有する不揮発性メモリにおいて、 前記不揮発性メモリの周囲温度に応じて前記基準電流を
    可変とする可変手段を設けたことを特徴とする不揮発性
    メモリの温度検出装置。
  2. 【請求項2】 前記可変手段は、前記基準電流が流れる
    前記センスアンプの入力線のインピーダンスを可変とす
    る為の複数のトランジスタを有し、前記複数のトランジ
    スタを選択的にオンオフすることで前記基準電流を可変
    とすることを特徴とする請求項1記載の不揮発性メモリ
    の温度検出装置。
  3. 【請求項3】 前記可変手段は、前記不揮発性メモリの
    周囲温度に相当する選択データで前記複数のトランジス
    タを選択的にオンオフ制御することを特徴とする請求項
    2記載の不揮発性メモリの温度検出装置。
  4. 【請求項4】 前記可変手段は、前記不揮発性メモリの
    周囲温度の変化に応答して変化するセル電流を検出し、
    該セル電流に相当する選択データで前記複数のトランジ
    スタを選択的にオンオフ制御することを特徴とする請求
    項3記載の不揮発性メモリの温度検出装置。
  5. 【請求項5】 セル電流の検出は、前記不揮発性メモリ
    の中で信頼性の低いセルを用いて行うことを特徴とする
    請求項4記載の不揮発性メモリの温度検出装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のトランジスタは、前記センス
    アンプの入力線と電源との間に並列接続されていること
    を特徴とする請求項2記載の不揮発性メモリの温度検出
    装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のトランジスタは、サイズが異
    なることを特徴とする請求項6記載の不揮発性メモリの
    温度検出装置。
  8. 【請求項8】 前記不揮発性メモリ及び前記可変手段
    は、マイクロコンピュータに内蔵されたことを特徴とす
    る請求項1記載の不揮発性メモリの温度検出装置。
  9. 【請求項9】 前記不揮発性メモリの周囲温度検出は、
    前記マイクロコンピュータの初期化時及び/又は初期化
    後の所定周期毎に行うことを特徴とする請求項8記載の
    不揮発性メモリの温度検出装置。
  10. 【請求項10】 前記マイクロコンピュータの初期化
    後、タイマ割り込み要求に基づいて、前記不揮発性メモ
    リの周囲温度検出を所定周期毎に行うことを特徴とする
    請求項9記載の不揮発性メモリの温度検出装置。
JP5517097A 1997-03-10 1997-03-10 不揮発性メモリの温度検出装置 Pending JPH10255492A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6233189B1 (en) 1999-06-10 2001-05-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device
US6535427B1 (en) 1999-11-12 2003-03-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device with initialization circuit and control method thereof
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