JP2001137449A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001137449A
JP2001137449A JP32583899A JP32583899A JP2001137449A JP 2001137449 A JP2001137449 A JP 2001137449A JP 32583899 A JP32583899 A JP 32583899A JP 32583899 A JP32583899 A JP 32583899A JP 2001137449 A JP2001137449 A JP 2001137449A
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ball
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preventing member
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ball return
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JP32583899A
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English (en)
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Mutsumi Tsuboi
睦 坪井
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Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球検出機能を有する球戻り防止装置の構造を
簡単化し、部品点数や組付工数を軽減する。 【解決手段】 遊技盤10の遊技領域11に向けて球B
を発射案内する球発射通路40と、その球発射通路40
の出口近傍に装着された球戻り防止装置60とを備えた
遊技機であって、球戻り防止装置60は、遊技領域から
球発射通路40に向かう球Bの逆流を阻止する閉じ位置
から球発射通路40に発射された球Bの接触によって球
Bの打ち出しを許容する開き位置とに変位する球戻り防
止部材70と、球戻り防止部材70が閉じ位置から開き
位置まで変位したときに所要とする電圧を発生して球B
の打ち出しを検出する圧電部とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技盤の遊技領
域に向けて球を発射案内する球発射通路と、その球発射
通路の出口近傍に装着された球戻り防止装置とを備えた
遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機(アレンジボール機、
雀球機等も含む)のような遊技機において、遊技盤の前
面には、外側レールと内側レールを備えた球案内レール
が装着されている。そして、遊技盤の前面の球案内レー
ルの内側には、遊技領域が区画形成されるとともに、球
案内レールの外側レールと内側レールとの間には、球発
射装置から発射された球を遊技領域に向けて案内する球
発射通路が形成されている。この球発射通路の出口近傍
には、遊技領域から球発射通路に向かう球の逆流を阻止
するための球戻り防止部材が回動可能に装着されてい
る。このような遊技機において、例えば、定められた個
数(例えば、16個前後)の球で1ゲームの遊技が行わ
れるアレンジボール機、雀球機等においては、球発射通
路から遊技領域内に打ち出された球の個数をカウントす
る必要がある。また、アレンジボール機、雀球機以外の
パチンコ機においても、球管理等の理由によって球発射
通路から遊技領域内に打ち出された球の個数をカウント
する必要が生じる場合がある。
【0003】このようなことから、従来、球の打ち出し
個数と同数だけ回動する球戻り防止部材を利用して球の
打出個数をカウントするように構成した遊技機が、例え
ば実公平7−24149号公報に開示されている。これ
においては、球発射通路の出口近傍において、外側レー
ルの外側に支持金具が固着されている。この支持金具の
上部の取付片にはリードスイッチが設けられ、同支持金
具の下部の軸受け部にはゲート部材(球戻り防止部材)
が、その下部において軸を中心として回動可能に組み付
けられている。一方、ゲート部材の上部に対応する外側
レールのレール部分には、ゲート部材の上部のガイド突
条が進退可能に嵌挿される溝が形成されている。そし
て、ゲート部材が自重によって回動し、そのガイド突条
が外側レールの溝を通して球発射通路内に突出すること
で、遊技領域に打ち出され球の逆流を阻止するようにな
っている。また、球発射通路に発射された球がゲート部
材のガイド突条に接触すると、その球の発射力によって
ゲート部材が軸を中心として遊技領域に向けて回動され
る。これによって球が遊技領域に打ち出されるようにな
っている。
【0004】ゲート部材の上部には、支持金具の取付片
に設けられたリードスイッチに対応する位置において永
久磁石が設けられている。そして、ゲート部材の回動に
よってその上部の永久磁石が、リードスイッチに作用す
ることによって発射球信号を発生するようになってい
る。また、実公平7−24149号公報には、球発射通
路の出口近傍の遊技領域(内側レール)側にゲート部材
が回動可能に装着され、そのゲート部材の回動中心をな
す軸を遊技盤の裏面側に突出し、その軸回りに対し、錘
や永久磁石が設けられる一方、その永久磁石に対するリ
ードスイッチが遊技盤の裏面側に配設された構造のもの
も開示されている(実公平7−24149号公報の第5
図〜第7図参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来の遊技機においては、球戻り防止部材として機能する
ゲート部材に対し、永久磁石を組み付ける一方、その永
久磁石の磁力が作用可能な位置にリードスイッチを配設
しなければならない。このため、球戻り防止装置の構造
が複雑化するとともに、部品点数や組付工数が多くなる
という問題点があった。
【0006】この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、球検出機能を有する球戻り防止装置の構造を簡単化
し、部品点数や組付工数を軽減することができる遊技機
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明は、請求項1に記載のとおりの構成を要
旨とする。したがって、球発射通路に発射された球が球
戻り防止部材に接触し、その球戻り防止部材が閉じ位置
から開き位置まで変位して球が遊技領域に打ち出される
際、圧電部が所要とする電圧を発生し、これによって球
の打ち出しが検出される。このため、球戻り防止部材の
軸を遊技盤の裏面側に突出し、その軸回りに対し、錘や
永久磁石を設ける一方、リードスイッチを遊技盤の裏面
側に配設する従来と異なり、構造が極めて簡単となる。
【0008】また、第2の発明は、請求項2に記載のと
おりの構成を要旨とするもので、球発射通路に発射され
た球に接触によって圧電シートが所定位置まで弾性変形
するとともに、球戻り防止部材が閉じ位置から開き位置
まで変位し、球が遊技領域に打ち出される。圧電シート
が所定位置まで弾性変形すると、所要とする電圧を発生
し、これによって遊技領域に打ち出される球が検出され
る。また、球発射通路から遊技領域に打ち出された球が
球発射通路に向けて逆流した場合、その球は、閉じ位置
にある球戻り防止部材に当たって遊技領域に導かれる。
この際、圧電シートに対しては前記球が当たることが防
止される。このため、球の打ち出しを誤って検出するこ
とを確実に防止することができる。
【0009】第3の発明は、請求項3に記載のとおりの
構成を要旨とするもので、圧電シートが球戻り防止部材
及び球検出器として機能するため、部品点数や組付工数
を最少限にすることができ、コスト低減に効果が大き
い。
【0010】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)この発明の実施
の形態1を図1〜図4にしたがって説明する。遊技機と
してのパチンコ機の遊技盤を正面から表した図4におい
て、遊技盤10の前面には、外側レール51と内側レー
ル52とを備えた球案内レール50が装着されている。
外側レール51と内側レール52はそれぞれ平帯状の金
属板が略円弧状に屈曲されて形成され、止着釘によって
遊技盤10の前面に装着されている。そして、遊技盤1
0の前面の球案内レール50の内側には、略円形をなす
遊技領域11が区画形成されている。
【0011】遊技盤10の遊技領域11の略中央部に
は、センタ役物装置20が配設されている。このセンタ
役物装置20は、装飾枠体21と、その装飾枠体21の
中央部の開口窓に組み付けられた表示装置23とを備
え、表示装置23の表示面には所望とする図柄が変動表
示されるようになっている。また、遊技盤10の遊技領
域11には、センタ役物装置20上部の左右両側部に位
置して風車器24が配設されるとともに、センタ役物装
置20下部の左右両左右に位置して、風車器25がそれ
ぞれ配設されている。さらに、遊技盤10の遊技領域1
1には、センタ役物装置20の直下に位置して始動入賞
口を有する始動入賞器28が配設され、その始動入賞器
28の下方に位置してアタッカ装置30が装着されてい
る。このアタッカ装置30には開閉扉33によって開閉
される大入賞口32が設けられている。また、遊技盤1
0の遊技領域11の両側部には、アタッカ装置30の左
右上方に連続してサイドランプ部材35が装着され、そ
のサイドランプ部材35の所定位置にはサイド入賞口3
6が設けられている。また、遊技盤10の遊技領域11
には、その遊技領域11の上部に打ち出された球Bを誘
導案内するための多数の誘導釘が打ち付けられている。
さらに、遊技領域11の下端部には、球を機外に排出す
るアウト口38が設けられている。
【0012】遊技盤10の前面の片側(図4に向かって
左側)には、外側レール51と内側レール52との間に
おいて、球発射装置(図示しない)から発射された球B
を遊技領域11に向けて案内する球発射通路40が形成
されている。また、遊技盤10の前面には、その球発射
通路40の出口近傍の遊技領域11側(内側レール52
の先端寄り部分の内側)に位置して球戻り防止装置60
が装着されている。
【0013】図1〜図3に示すように、球戻り防止装置
60は、ケース体61と、そのケース体61に対し組み
付けられる球戻り防止部材70とを備えかつ1つのユニ
ットをなして構成されている。前記ケース体61は、合
成樹脂材料よりなり、内側レール52の先端寄り部分の
内側面に沿って遊技盤10の前面に装着されている。こ
のケース体61は、遊技盤10の前面にネジや釘等によ
って装着される取付部を上下部に備えた底板部63と、
その底板部63の内側レール52側の部分を除く周縁部
からガラス扉のガラス板15に向けて突設されかつ内側
レール52側が開口された側壁部64と、その側壁部6
4の前端部を覆うようにして設けられた前板部65とを
備えている。そして、ケース体61の内部空間を収納室
66としている(図3参照)。
【0014】ケース体61の収納室66の内面(側壁部
64内面)には支持壁68が形成され、その支持壁68
には、遊技領域11から球発射通路40に向かう球Bの
逆流を阻止する閉じ位置から球発射通路40に発射され
た球Bの接触によって球Bの打ち出しを許容する開き位
置とに変位する球戻り防止部材70が装着されている。
この実施の形態1において、球戻り防止部材70は、合
成樹脂、ゴム等の高分子材料に圧電セラミック粒子が配
合されてシート状に形成されかつ圧電性及び弾性を有す
る圧電シートによって構成されている。すなわち、球戻
り防止部材70は、その一端部においてネジ88等によ
って支持壁68に片持ち状に装着されている。この球戻
り防止部材70は、球発射通路40の出口を閉じるよう
にして内側レール52の先端側から外側レール51に向
けて延出され、同球戻り防止部材70の先端部は外側レ
ール51の内面に弾性的に接して球発射通路40の出口
を閉じるようになっている。
【0015】また、図1に示すように、球戻り防止部材
70は、その先端部が外側レール51の内面に弾性的に
圧接して球発射通路40の出口を閉じる閉じ位置から、
図2に示すように、球発射通路40に発射された球Bの
接触によって球Bの打ち出しを許容する開き位置まで湾
曲状に弾性変形可能に形成されている。そして、球戻り
防止部材70が開き位置まで弾性変形したときには所要
とする電圧を発生して球Bの打ち出しを検出するように
なっている。また、球戻り防止部材70の一端部寄りに
設けられた電極から接続線85が延出されている。この
接続線85の先端部は、ケース体61の底板部63の孔
及び遊技盤10に貫設された配線孔10aを通して遊技
盤10の裏面側に向けて延出されている。そして接続線
85の他端部は遊技盤10の裏面側に配設された図示し
ない制御装置(制御基板とも呼ばれている)に接続され
ている。
【0016】この実施の形態1に係る遊技機は上述した
ように構成される。したがって、球発射装置(図示しな
い)から発射された球Bは球発射通路40に案内されて
同球発射通路40の出口から遊技領域11の上部に向け
て打ち出される。この際、球発射通路40の球Bがその
出口近傍に達すると、その球Bが、閉じ位置にある球戻
り防止部材70に接触しその球戻り防止部材70を図2
に示す開き位置まで湾曲状に弾性変形させながら遊技領
域11に向けて打ち出される。
【0017】図2に示すように、球戻り防止部材70
が、球Bの打ち出しを許容する開き位置まで湾曲状に弾
性変形すると、所要とする電圧を発生し、その電圧が遊
技盤10の裏面側の制御装置に出力される。そして、球
戻り防止部材70から出力される電圧が所要とする電圧
である場合、遊技領域11に打ち出される球Bの個数と
して制御装置においてカウントされる。また、球戻り防
止部材70が開き位置まで弾性変形し、その球戻り防止
部材70を越えて球Bが遊技領域11に打ち出される
と、球戻り防止部材70は、その弾性変形による復元力
によって元の閉じ位置に復帰する(図1参照)。
【0018】また、球発射通路40に発射された球Bの
発射力が通常よりも弱く、球戻り防止部材70が球Bの
打ち出しを許容する開き位置の直前位置まで弾性変形し
た後、元の閉じ位置に復帰すると、前記球発射通路40
に発射された球Bは遊技領域11に打ち出されることな
く戻される。この際、球戻り防止部材70に発生する電
圧は所要とする電圧よりも小さくなる。このため、制御
装置において球Bの打ち出し個数として誤ってカウント
されることがない。また、球発射通路40から遊技領域
11に打ち出された後、誘導釘等に当たって跳ね返った
球が球発射通路40に向けて逆流した場合、その球B
は、閉じ位置にある球戻り防止部材70に当たって遊技
領域11に導かれる。また、誘導釘等に当たって跳ね返
った球が閉じ位置にある球戻り防止部材70に当たった
ときの球Bの荷重は、通常の球発射通路40に発射され
た球Bが閉じ位置にある球戻り防止部材70に当たった
ときの球Bの荷重よりも小さい。このため、誘導釘等に
当たって跳ね返った球が閉じ位置にある球戻り防止部材
70に当たった際に球戻り防止部材70に発生する電圧
は所要とする電圧よりも小さくなり、制御装置において
球Bの打ち出し個数として誤ってカウントされることが
ない。
【0019】前記したように、球発射通路40に球Bが
発射され、これにともなって球戻り防止部材70が開き
位置に変位されて球Bが遊技領域11に打ち出される度
毎に、その球戻り防止部材70に所要とする電圧が発生
し、制御装置に出力されてカウントされる。これによっ
て、球発射通路40の出口から遊技領域11に打ち出さ
れた球Bの打ち出し個数が過不足なく正確にカウントさ
れ、所要とする処理が誤りなく正確になされる。
【0020】この実施の形態1の球戻り防止装置60に
おいて、内側レール52の先端寄り部分の内側面に沿っ
て遊技盤10の前面に装着されるケース体61と、その
ケース体61の支持壁68に片持ち状に装着された球戻
り防止部材70とを備えて1つのユニットをなして構成
されている。このため、従来において球戻り防止部材の
軸を遊技盤の裏面側に突出し、その軸回りに対し、錘や
永久磁石を設ける一方、リードスイッチを遊技盤の裏面
側に配設する構造と異なり、遊技盤10の前面の所定位
置(球発射通路40の出口近傍の遊技領域11側)に対
し、1つのユニットの本体部をなすケース体61を装着
することで、ケース体61及び球戻り防止部材70の装
着が容易になされ、装着性の向上を図ることができる。
【0021】特に、この実施の形態1において、球戻り
防止部材70は、球戻り防止機能と球検出機能とをそれ
ぞれ有しているため、部品点数や組付工数を削減するこ
とができ、コスト低減に効果が大きい。また、ケース体
61によって球戻り防止部材70の一端部の電極部分を
覆って保護することができるとともに、ケース体61の
表面に装飾性をもたせて内側レール52のレール飾りと
して機能させることもでき、装飾性の向上を図ることが
可能となる。
【0022】(実施の形態2)次に、この発明の実施の
形態2を図5〜図6にしたがって説明する。この実施の
形態2においては、1つのユニットをなして構成される
球戻り防止装置60の構造を変更したものであり、その
他の構成は実施の形態1と略同様にして構成される。こ
の実施の形態2の球戻り防止装置60は、ケース体6
1、球戻り防止部材71及び圧電シート81をそれぞれ
備えている。球戻り防止部材71及び圧電シート81
は、遊技領域11から球発射通路40に向かう球Bの逆
流を阻止する閉じ位置から球発射通路40に発射された
球Bの接触によって球Bの打ち出しを許容する開き位置
とにそれぞれ変位するようにケース体61にそれぞれ隣
接して装着されている。
【0023】すなわち、前記圧電シート81は、その一
端部においてケース体61の収納室66の開口部近傍に
設けられた挟持片69に差し込まれて片持ち状に装着さ
れている。この圧電シート81は、球発射通路40の出
口を閉じるようにして内側レール52の先端側から外側
レール51に向けて延出され、同圧電シート81の先端
部は外側レール51の内面に当接して球発射通路40の
出口を閉じるようになっている。また、図5と図6に示
すように、前記圧電シート81は、その先端部が外側レ
ール51の内面に当接して球発射通路40の出口を閉じ
る閉じ位置から球発射通路40に発射された球Bの接触
によって球Bの打ち出しを許容する開き位置まで湾曲状
に弾性変形可能に形成されている。そして、圧電シート
81が開き位置まで弾性変形したときには所要とする電
圧を発生して球Bの打ち出しを検出するようになってい
る。また、圧電シート81の電極から延出された接続線
85は、実施の形態1と略同様にして遊技盤の配線孔を
通して制御装置に接続されている。
【0024】前記ケース体61の収納室66の開口部近
傍には前記圧電シート81の下流側に隣接して球戻り防
止部材71が装着されている。この球戻り防止部材71
は、合成樹脂材料よりなり、その略中央部のボス部72
においてケース体61の収納室66の開口部近傍に軸8
0を中心として回動可能に装着されている。球戻り防止
部材71には、そのボス部72の外周面の一側から球発
射通路40の出口に向けて球戻り防止片73が延出さ
れ、ボス部72の外周面の反対側から収納室66に向け
て錘部74が形成されている。そして、球戻り防止部材
71はその錘部74の一部が収納室66の内壁面の所定
位置に形成されたストッパ部79に当接する位置まで自
重によって回動し、球発射通路40の出口近傍を閉じる
閉じ位置に配置される(図5参照)。また、球戻り防止
部材71は、球発射通路40に発射された球Bの接触に
よって圧電シート81が弾性変形する際にその圧電シー
ト81に押されて球Bの打ち出しを許容する開き位置ま
で軸80を中心として回動するようになっている(図6
参照)。
【0025】この実施の形態2に係る遊技機は上述した
ように構成される。したがって、球発射通路40に発射
された球Bが、閉じ位置にある圧電シート81に接触
し、その圧電シート81を、開き位置まで湾曲状に弾性
変形させながら、球戻り防止部材71を開き位置まで軸
を中心として回動させて遊技領域11に向けて打ち出さ
れる。前記圧電シート81が、球Bの打ち出しを許容す
る開き位置まで湾曲状に弾性変形すると、所要とする電
圧を発生し、その電圧が制御装置に出力される。そし
て、圧電シート81から出力される電圧が所要とする電
圧である場合、遊技領域11に打ち出される球Bの個数
として制御装置においてカウントされる。また、圧電シ
ート81及び球戻り防止部材71が開き位置まで変位
し、その球戻り防止部材71を越えて球Bが遊技領域1
1に打ち出されると、圧電シート81は、その弾性変形
による復元力によって元の閉じ位置に復帰し、球戻り防
止部材71は自重によって元の閉じ位置に復帰する(図
5参照)。
【0026】また、球発射通路40に発射された球Bの
発射力が通常よりも弱く、その球Bが遊技領域11に打
ち出されることなく戻された場合、圧電シート81に発
生する電圧は所要とする電圧よりも小さくなる。このた
め、制御装置において球Bの打ち出し個数として誤って
カウントされることがない。また、球発射通路40から
遊技領域11に打ち出された後、誘導釘等に当たって跳
ね返った球が球発射通路40に向けて逆流した場合、そ
の球Bは、閉じ位置にある球戻り防止部材71の球戻り
防止片73に当たって遊技領域11に導かれる。この
際、閉じ位置にある圧電シート81に対しては前記球B
が当たることが殆どないため、制御装置において球Bの
打ち出し個数として誤ってカウントされることが確実に
防止される。
【0027】(実施の形態3)次に、この発明の実施の
形態3を図7と図8にしたがって説明する。この実施の
形態3においても、1つのユニットをなして構成される
球戻り防止装置60の構造を変更したものであり、その
他の構成は実施の形態1と略同様にして構成される。す
なわち、この実施の形態3において、球戻り防止部材7
1は、合成樹脂材料よりなり、その略中央部にはボス部
72が形成されている。そして、球戻り防止部材71
は、ボス部72においてケース体61の収納室66の開
口部近傍に軸90を中心と回動可能に装着されている。
球戻り防止部材71には、そのボス部72の外周面の一
側から球発射通路40の出口に向けて球戻り防止片73
が延出され、ボス部72の外周面の反対側から収納室6
6に向けて錘部74が形成されている。そして、球戻り
防止部材71はその錘部74の一部が、ケース体61の
収納室66の内壁面の所定位置に形成されたストッパ部
79に当接する位置まで自重によって回動し、球発射通
路40の出口近傍を閉じる閉じ位置に配置される。ま
た、球戻り防止部材71は、その球戻り防止片73にお
いて球発射通路40に発射された球Bの接触によって球
Bの打ち出しを許容する開き位置まで軸90を中心とし
て回動するようになっている。
【0028】前記球戻り防止部材71の球戻り防止片7
3の一側面(球発射通路40に指向する面)には圧電層
82が設けられている。この圧電層82は、合成樹脂、
ゴム等の高分子材料に圧電セラミック粒子が配合されて
シート状に形成されて球戻り防止片73の一側面に接着
剤等によって貼り付けられている。また、前記圧電層8
2は、球発射通路40に発射された球Bが当たったとき
の圧縮荷重によって所要とする電圧を発生し、球Bの打
ち出しを検出するようになっている。また、圧電層82
の一端部寄りに設けられた電極から延出された接続線8
5は、軸90の中心に貫設された孔及び遊技盤の配線孔
を通して遊技盤10の裏面側に配設された制御装置に接
続されている。
【0029】この実施の形態3に係る遊技機は上述した
ように構成される。したがって、球発射通路40に発射
された球Bが、閉じ位置にある球戻り防止部材71の圧
電層82に当たり、その球戻り防止部材71を図8に示
す開き位置まで軸90を中心として回動させながら遊技
領域11に向けて打ち出される。球発射通路40に発射
された球Bが圧電層82に当たってその圧電層82に所
要とする圧縮荷重が付加されると所要とする電圧を発生
し、その電圧が制御装置に出力される。そして、圧電層
82から出力される電圧が所要とする電圧である場合、
遊技領域11に打ち出される球Bの個数として制御装置
においてカウントされる。また、球戻り防止部材71が
開き位置まで回動し、その球戻り防止部材71を越えて
球Bが遊技領域11に打ち出されると、球戻り防止部材
71は自重によって軸90を中心として回動し、元の閉
じ位置に復帰する(図7参照)。
【0030】また、球発射通路40に発射された球Bの
発射力が通常よりも弱く、球戻り防止部材71が開き位
置の直前位置まで回動した後、元の閉じ位置に復帰し、
球Bが遊技領域11に打ち出されることなく戻され場合
がある。この場合、球Bの当接によって球戻り防止部材
71の圧電層82に付加される圧縮荷重が小さく、その
圧電層82に発生する電圧も所要とする電圧よりも小さ
くなる。このため、制御装置において球Bの打ち出し個
数として誤ってカウントされることがない。また、球発
射通路40から遊技領域11に打ち出された後、誘導釘
等に当たって跳ね返った球が球発射通路40に向けて逆
流した場合、その球Bは、閉じ位置にある球戻り防止部
材71の球戻り防止片73に当たって遊技領域11に導
かれる。この際、圧電層82には圧縮荷重が殆ど付加さ
れることがないため、制御装置において球Bの打ち出し
個数として誤ってカウントされることが確実に防止され
る。
【0031】なお、この発明は前記実施の形態1〜3に
限定するものではない。例えば、実施の形態1の球戻り
防止部材70をなす圧電シート、あるいは、実施の形態
2の圧電シート81、あるいは実施の形態3の圧電層8
2において、合成樹脂、ゴム等の高分子材料に圧電セラ
ミック粒子が配合されてシート状に形成された主体部の
表裏両面のうち、少なくとも片側面、あるいは表裏両面
に対し強靱性の合成樹脂シートを層状に設けて積層シー
ト状(ラミネート状)に構成することが望ましい。この
場合、実施の形態1の球戻り防止部材70、あるいは実
施の形態2の圧電シート81、あるいは実施の形態3の
圧電層82が長期間の使用に耐えることができ、耐久性
に優れたものとなる。また、遊技機としては、第1種、
第2種、第3種等のパチンコ機の他、アレンジボール
機、雀球機等であっても実施可能である。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
球戻り防止部材が閉じ位置から開き位置まで変位して球
が遊技領域に打ち出される際、圧電部が所要とする電圧
を発生し、これによって球の打ち出しを検出することが
できるため、球検出機能を有する球戻り防止装置の構造
を簡単化することができ、部品点数や組付工数を軽減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る球戻り防止装置
における球戻り防止部材が閉じ位置に配置された状態を
示す破断正面図である。
【図2】同じく球戻り防止部材が開き位置に配置され球
が遊技領域に打ち出される状態を示す破断正面図であ
る。
【図3】同じく図1のIII−III線に基づく断面図
である。
【図4】同じく遊技機の遊技盤全体を示す正面図であ
る。
【図5】この発明の実施の形態2に係る球戻り防止装置
の球戻り防止部材と圧電シートとが閉じ位置に配置され
た状態を示す破断正面図である。
【図6】同じく球戻り防止部材と圧電シートが開き位置
に配置され球が遊技領域に打ち出される状態を示す破断
正面図である。
【図7】この発明の実施の形態3に係る球戻り防止装置
の球戻り防止部材が閉じ位置に配置された状態を示す破
断正面図である。
【図8】同じく球戻り防止部材が開き位置に配置され球
が遊技領域に打ち出される状態を示す破断正面図であ
る。
【符号の説明】
10 遊技盤 11 遊技領域 40 球発射通路 50 球案内レール 51 外側レール 52 内側レール 60 球戻り防止装置 61 ケース体 70、71 球戻り防止部材 81 圧電シート(圧電部) 82 圧電層(圧電部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の遊技領域に向けて球を発射案内
    する球発射通路と、その球発射通路の出口近傍に装着さ
    れた球戻り防止装置とを備えた遊技機であって、 前記球戻り防止装置は、前記遊技領域から前記球発射通
    路に向かう球の逆流を阻止する閉じ位置から前記球発射
    通路に発射された球の接触によって前記球の打ち出しを
    許容する開き位置とに変位する球戻り防止部材と、 前記球戻り防止部材が前記閉じ位置から前記開き位置ま
    で変位したときに所要とする電圧を発生して前記球の打
    ち出しを検出する圧電部とを備えている遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機であって、圧電
    部は、圧電性及び弾性を有するシート状の圧電シートに
    よって構成され、 前記圧電シートは、球戻り防止部材の上流側に隣接しか
    つ球発射通路に発射された球の接触によって所定位置ま
    で弾性変形したときに所要とする電圧を発生して球の打
    ち出しを検出する構成にしてある遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の遊技機であって、球戻
    り防止部材は、圧電性及び弾性を有するシート状の圧電
    シートによって構成され、 前記圧電シートは閉じ位置から開き位置まで弾性変形し
    たときに所要とする電圧を発生して球の打ち出しを検出
    する構成にしてある遊技機。
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