JP3912755B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技球を発射して遊技を行う弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の弾球遊技機では、遊技球の発射装置の電気的駆動源としてモータやソレノイドを内蔵して備えている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−179000号公報([0010]、第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、遊技機の電気的駆動源を覆うカバー体を電気的駆動源に直接接触させると、電気的駆動源から発する熱がカバー体に伝わり、カバー体自体が熱を持ってしまう。このため、例えば、メンテナンス作業時に、作業者の手がカバー体に触れた場合に、作業者に不快感を与える虞がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、電気的駆動源の熱がカバー体に直に伝わることを防止した弾球遊技機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る弾球遊技機は、遊技球を発射するための電気的駆動源と、電気的駆動源が取り付けられたベース部材と、電気的駆動源を挟んでベース部材に対向配置されて、遊技の制御に関する回路基板を収容した基板収納ケースとを備えた弾球遊技機において、電気的駆動源を覆うように基板収納ケースからベース部材に向かって突出するカバー体と、基板収納ケースからベース部材に向かって突出し、先端部がベース部材に固定される固定用脚部とを備えたところに特徴を有する。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1に記載の弾球遊技機において、固定用脚部は、ベース部材に固定されてカバー体の先端をベース部から離した状態に保持するように構成されたところに特徴を有する。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の弾球遊技機において、固定用脚部の先端部には、ベース部材に凹凸係合する凹凸部係合部が備えられたところに特徴を有する。
【0013】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の弾球遊技機において、カバー体には、遊技球が入球不能な切り欠き部が設けられたところに特徴を有する。
【0014】
請求項5の発明は、請求項4に記載の弾球遊技機において、切り欠き部は、複数設けられたところに特徴を有する。
【0015】
請求項6の発明は、請求項4又は5に記載の弾球遊技機において、カバー体には、電気的駆動源から延びたハーネスが通されるハーネス挿通孔が形成されたところに特徴を有する。
【0016】
請求項7の発明は、請求項6に記載の弾球遊技機において、ハーネス挿通孔は、カバー体の先端側に開放したところに特徴を有する。
【0019】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
請求項1の弾球遊技機では、電気的駆動源を空間を空けて覆うカバー体を設けたので、空間による断熱効果により電気的駆動源の熱がカバー体に伝わることが防がれる。これにより、カバー体及び基板収容ケースに人の手が触れる作業も快適に行うことができる。また、カバー体により電気的駆動源を遊技球の衝突から保護することもできる。
なお、請求項1の発明においては、電気的駆動源を覆う空間がその電気的駆動源とカバー体との間に設けられていればよく、電気的駆動源の一部(例えば、コネクタやハーネス)にカバー体の一部が接触したものも本発明に含まれる。
【0022】
なお、電気的駆動源は、モータ又はソレノイドで構成することが可能である。また、カバー体は、基板収納ケースに一体形成したものであってもよいし、基板収納ケースとは別体に設けられて基板収納ケースに一体的に組み付けられるものであってもよい。さらに、カバー体を基板収納ケースに一体形成すれば、部品点数の削減とカバー体と基板収納ケースとの組み付け作業の削減を図ることができる。
【0024】
また、本発明の弾球遊技機では、基板収納ケースからベース部材に向かって突出した固定用脚部の先端部がベース部材に固定されるので、ベース部材と基板収納ケースとの相対位置関係のばらつきが抑えられ、カバー体を電気的駆動源に対する設計通りの位置に配置することが可能になる。
【0025】
<請求項2の発明>
請求項2の弾球遊技機では、固定用脚部をベース部材に固定したときには、カバー体の先端がベース部から離されているので、固定用脚部とカバー体の長さにばらつきがあっても、確実に固定用脚部がベース部材に当接して固定される。
【0026】
<請求項3の発明>
請求項3の弾球遊技機では、固定用脚部の先端部には、ベース部材に凹凸係合する凹凸部係合部が備えられているので、固定用脚部と共に基板収納ケースがベース部材に対して位置決めされ、カバー体を電気的駆動源に対する設計通りの位置に配置することが可能になる。
【0027】
<請求項4及び5の発明>
請求項4の弾球遊技機では、カバー体に、遊技球が入球不能な切り欠き部を設けたので、電気的駆動源への遊技球の衝突を防ぎつつ、電気的駆動源の熱をカバーの外に効率的に逃がすことができる。ここで、切り欠き部は、複数であることが放熱を効率良く行う上で好ましい(請求項5の発明)。
【0028】
<請求項6の発明>
請求項6の弾球遊技機では、ハーネス挿通孔を通して電気的駆動源から延びたハーネスをカバーの外に延ばすことができる。また、ハーネス挿通孔は、電気的駆動源の熱をカバーの外に効率的に逃がす効果も奏する。
【0029】
<請求項7の発明>
請求項7の弾球遊技機では、ハーネス挿通孔は、カバー体の先端側に開放しているので、カバー体をベース部材に突き合わせて、ハーネスをハーネス挿通孔に通すことができ、作業性が向上する。
【0030】
<請求項12の発明>
請求項12の弾球遊技機では、回路基板には電気的駆動源を駆動するための回路を実装され、その回路基板が基板収納ケースに収納されているので、その回路基板と電気的駆動源とを接近させて配置することができる。
【0031】
<請求項13の発明>
請求項13の弾球遊技機では、カバー体は、電気的駆動源を囲む筒状をなしているので、電気的駆動源への遊技球の衝突をより確実に防ぐと共に、人の手が電気的駆動源へ触れることを防止できる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機に係る一実施形態を、図1〜図9に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機の遊技盤11には、ガイドレール12で囲まれたほぼ円形の遊技領域R1が形成され、中央部には、表示装置13が備えられている。遊技領域R1のうち表示装置13の下方には、始動入賞口14、大入賞口15及び外れ球受け入れ口16が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。また、遊技領域R1のうち表示装置13等を挟んだ左右の両側には、上から順に、ランプ風車17、始動ゲート18、風車19、一般入賞口20,21が設けられ、遊技領域R1全体に亘って、図示しない複数の障害釘が起立している。また、ガイドレール12に沿った両側端部には、サイドランプ22,22が設けられている。
【0033】
図1に示すように、パチンコ遊技機のうち、遊技盤11より上方には、遊技盤11の前面側に張り出した装飾ランプ35が設けられている。パチンコ遊技機のうち遊技盤11より下方には、上皿27A及び下皿27Bが上下2段にして設けられている。上皿27Aの両側には、スピーカ59Sが備えられており、上皿27Aに備えたボタン29を押せば、上皿27Aから下皿27Bに遊技球が移動して収容される。そして、下皿27Bの右端部に設けた操作ノブ28を操作することで、上皿27Aに収容された遊技球が遊技盤11に向けて弾き出される。
【0034】
ここで、操作ノブ28には、発射停止スイッチ61(図9を参照)が備えられている。発射停止スイッチ61は、操作ノブ28が回動されてないときにはオンされ、回動されたときにオフされる。そして、発射停止スイッチ61がオンされると遊技球の発射が停止される。なお、操作ノブ28を回動したままで発射停止スイッチ61を操作することで、遊技球を所望のタイミングで発射させることができる。
【0035】
操作ノブ28のうち、遊技者が触れる部分は、例えば表面に金属メッキが施された樹脂部材で構成されている。そして、この部分に流れる電流の変化によって操作ノブ28に遊技者が触れているか否かが判断され、発射停止スイッチ61がオフでかつ操作ノブ28に遊技者が触れていた場合に、遊技球が遊技盤11に向けて弾き出される。なお、樹脂部材に流れる電流の変化は、操作ノブ28の内側に備えたハンドルアース60(図9を参照)によって検出される。
【0036】
次に所要の各部位についてさらに詳説する。
始動ゲート18は、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなし、通過した遊技球は、その始動ゲート18に内蔵した普通図柄始動センサー30(図9参照)によって検出される。そして、その検出信号に基づいて、後述する普通図柄表示領域24の図柄が変動表示される。
【0037】
始動入賞口14は、所謂、ポケット構造をなして上方に向かって開口しており、その開口の両側部には可動翼片14C,14Cが備えられている。これら両可動翼片14C,14Cは、常には起立状態になっており、両可動翼片14C,14Cに挟まれた始動入賞口14の開口幅は、遊技球が約1つ入る大きさになっている。そして、普通図柄始動センサー30への遊技球の通過を起因に遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動されると、可動翼片14C,14Cが横に倒され、遊技球が可動翼片14Cに案内されて始動入賞口14に入り得る状態になる。
【0038】
始動入賞口14に遊技球が入賞すると、始動入賞口14内に設けた特別図柄始動センサー31(図9参照)が遊技球を検出し、その検出信号に基づいて表示装置13が後述するように図柄を変動表示する。なお、表示装置13が図柄を変動表示している間に、始動入賞口14に入賞した入賞球は、4個まで保留記憶される。
【0039】
大入賞口15は、横長に形成されて、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、後述する所定条件の成立によって、パチンコ遊技機が「大当たり状態」になると、遊技盤11の裏に設けたソレノイド15S(図9参照)が駆動され、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒れる。これにより、大入賞口15が開放され、可動扉15Tを案内にして、大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能になる。ここで、可動扉15Tが、開放してから閉じるまでの間を「ラウンド」と称すると、1つのラウンドは、可動扉15Tの開放時間が29秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したか、の何れかの条件が先に満たされた場合に終了する。
【0040】
大入賞口15の内部には、継続入賞口と計数入賞口とが設けられており、これら継続入賞口及び計数入賞口が開放される。より詳細には、可動扉15Tが開いたときには、継続入賞口は開放しており、継続入賞口に入賞後、ソレノイド15S(図9を参照)が駆動されて、継続入賞口が閉鎖される一方、計数入賞口は開放されたままとなる。そして、継続入賞口内に設けた特定領域センサ32(図9を参照)が遊技球の入賞を検出すると継続権利が発生して、前述した終了条件(可動扉15Tの開放時間が29秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したか)を満たしてラウンドが終了した後で、連続して次のラウンドが実行される。また、計数入賞口内に設けたカウントセンサ33(図9参照)が遊技球の入賞を検出すると、前記継続入賞口への入賞球と合わせて、大入賞口15への入賞球がカウントされ、これらが前記したように計10個に達したか否かがチェックされる。
【0041】
表示装置13は、全体として枠形構造をなした表示枠体23の後端面に、図示しない液晶モジュール(詳細には、TFT−LCDモジュール)を組み付けてなる。液晶モジュールのうち表示枠体23によって取り囲まれた前面部分は、表示部34となっており、遊技者は、表示枠体23を通して表示部34に表示された画像を見ることができる。
【0042】
表示部34には、図1に示すように、通常は、3つの左、中、右の特別図柄80,81,82が、横並びに表示されている。これら各特別図柄80,81,82は、例えば、「0」〜「11」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄80,81,82ごと、所定の種類のものが、表示部34に確定表示されている。そして、始動入賞口14に遊技球が入賞したときに当否判定し、各特別図柄80,81,82が、上下方向にスクロールして変動表示され、所定時間後に、例えば、左、中、右の順で各特別図柄80,81,82が停止表示される。このとき、例えば、当否判定の結果が当たりで全ての特別図柄80,81,82が同じ図柄、即ち、ぞろ目になった場合に、遊技が「大当たり状態」になり、可動扉15Tが開かれる。
【0043】
表示部34のうち、特別図柄80,81,82の表示領域の左下隅には、普通図柄表示領域24が設けられている。この普通図柄表示領域24は、始動ゲート18内に設けた普通図柄始動センサー30(図9参照)が遊技球の通過を検出したときに当否判定して、例えば、「0」〜「9」までの数字を所定期間に亘って変動表示した後、所定の数字を確定表示する。そして、確定表示された数字が、例えば、奇数の場合に、遊技盤11の裏に設けた始動入賞口用ソレノイド14S(図9参照)が駆動されて始動入賞口14に設けた可動翼片14C,14Cが所定期間(例えば、0.4秒)に亘って横に倒される。なお、普通図柄表示領域24で表示する図柄は、数字に限るものではなく、アルファベットや記号等でもよい。
【0044】
前記した上皿27A、下皿27B及び装飾ランプ35(図1を参照)等は、図2に示した前面枠90に組み付けられており、その前面枠90の後面側に、遊技盤11が固定されている。そして、前面枠90に設けた遊技窓90Wを通して、遊技盤11面を見ることが可能となっている。
【0045】
前面枠90の後面のうち、下端側の一角部には、発射装置40が取り付けられている。また、前面枠90のうち発射装置40と対向した部分には、開口部90Sが貫通形成され、前面枠90の前側からこの開口部90Sを通して操作ノブ28が発射装置40の一端に連結される。さらに、前面枠90の前面には、開口部90Sから斜め上方に向かって延びた発射レール63が取り付けられている。
【0046】
発射装置40は、図4に示すように、台板65(本発明の「ベース部材」に相当する)に、本発明の「電気的駆動源」に相当する発射モータ68、打撃槌67等の種々の部品を組み付けて備える。
【0047】
打撃槌67は、略帯板状の本体の先端から打撃部67Sを突出させた構造をなし、打撃部67Sには、打撃用コイルバネが固定されている。また、打撃槌67は、台板65の後面側に配されており、打撃槌67の基端寄り位置には、台板65を貫通した回動軸69が固定されている。さらに、打撃部67Sは、発射レール63に形成された打撃窓63W(図3を参照)に臨んでいる。そして、回転軸69が、図示しないベアリングにより台板65に回転可能に軸支されることで、打撃槌67が回動し、打撃部67Sが打撃窓63Wに進退する。
【0048】
なお、台板65の後面には、図5に示すように、ストッパ77,77が備えられており、これらストッパ77,77により、打撃槌67の回動範囲が規制されている。
【0049】
図4に示すように、台板65の前面には、回転軸69が貫通した弾発エレメント66Eが取り付けられている。弾発エレメント66Eは、台板65の前面に敷設された回動円板74と、回転軸69の先端に固定された円筒キャップ70との間に、ねじりバネ66を挟んでなる。ねじりバネ66は、円筒キャップ70又は回動円板74から延びた図示しない筒部の周りに巻回されている。そして、ねじりバネ66の一方の端部が円筒キャップ70に係止されかつ、他方の端部が回動円板74に係止されている。
【0050】
回動円板74は、回転軸69に対して回動可能となっており、回動円板74の周面には図示しないギヤが形成されている。そして、台板65の前面に固定された操作ノブ装着部28Tに操作ノブ28(図2参照)を装着すると、図4に示されたラックギヤ75及びアイドルギヤ76を含むギヤ機構によって、操作ノブ28と回動円板74が連結されて、操作ノブ28の回動操作に応じて回動円板74が回動するようになっている。これにより、ねじりバネ66の一方の端部の位置を変更することができる。
【0051】
円筒キャップ70からは、操作ノブ装着部28T側に向かってレバー71が突出しており、レバー71の先端から台板65に向かって摺動ボス71Bが突出している。そして、台板65のうち弾発エレメント66Eと操作ノブ装着部28Tとの間に設けた回転盤73Bとこの摺動ボス71Bとが摺動する。具体的には、回転盤73Bは、歯車72の前面にカム73を一体形成してなり、台板65に回転可能に取り付けられている。また、台板65の裏面に固定された発射モータ68の回転軸が、台板65の前面のうち歯車72の近傍に突出しており、その発射モータ68の回転軸に固定された小ギヤ(図示せず)が、歯車72に噛合している。そして、発射モータ68を駆動することで、回転盤73B全体が一方に回転するようになっている。
【0052】
また、カム73は、半円形をなして歯車72に偏在しており、回転盤73Bが回転することで、カム73の曲面とレバー71の摺動ボス71Bとが摺接し、ねじりバネ66に抗して円筒キャップ70が一方向に回転される。そして、カム73の曲面が摺動ボス71Bを通過したときに、ねじりバネ66の弾発力によって円筒キャップ70が逆方向に一気に回転する。これにより、円筒キャップ70と共に打撃槌67が往復回動し、発射レール63にセットされた遊技球と打撃槌67とが打撃窓63Wにて衝突して、遊技球が遊技領域R1へ弾き出される。
【0053】
なお、本実施形態の発射モータ68は、1分間に100回転するように構成されている。つまり、1分間に100球の遊技球を打ち出すことができる。
【0054】
前記した発射モータ68は、略円柱状をなした本体の一端から1対のフランジ部68F(図5を参照)を相異なる方向に張り出して備え、このフランジ部68Fが台板65に螺子止めされている。また、図6に示すように、金属で構成される発射モータ68の本体の周面には、樹脂製のコネクタ接続部78が突出して備えられており、このコネクタ接続部78にハーネス48の一端が接続されている。
【0055】
台板65のうち、図5における発射モータ68の左側には、貫通孔65Wが形成され、操作ノブ28に備えられた発射停止スイッチ61及びハンドルアース60からの配線が台板65の後側に通されている。
【0056】
さて、図4に示すように、発射装置40の後面には、基板収納ケース42が設けられている。基板収納ケース42は、扁平の箱形状をなし、その箱の扁平方向の途中部分で、基体部86と蓋部87に分解可能となっている。そして、基体部86の内部に発射モータ68を駆動制御する発射制御基板59(本発明の「回路基板」に相当する)を収納してから蓋部87を基体部86に係着させてある。また、発射制御基板59は、基体部86と蓋部87との間に縁部を挟まれて、基板収納ケース42の内部に固定されている。
【0057】
さらに、蓋部87のうち、図5における左側辺には、上下の2箇所に段差部88,88が形成されており、この段差部88,88の形成された部分で基板収納ケース42が開放している。そして、この開放部分から、前述した発射停止スイッチ61やハンドルアース60からの配線及び発射モータ68に接続されたハーネス48が発射制御基板59に接続されている。
【0058】
図3に示すように、基板収納ケース42の基体部86からは、台板65に向けて複数の固定用脚部85が延設されている。本実施形態では、固定用脚部85は3つ設けられており、1つの固定用脚部85は、基体部86の一側部に配されて、台板65に向かって直立し、台板65のうち貫通孔65Wの上方位置に突き当てられている(図5を参照)。また、残り2つの固定用脚部85,85は、前記一側部と反対側の側部から外側に広がるように傾斜して延び、台板65のうち打撃槌67の回動領域の近傍に突き当てられている。また、各固定用脚部85の内側にはリブ85Rが設けられ、固定用脚部85の補強がなされている。
【0059】
各固定用脚部85の先端部には側方に向って屈曲した螺子取付部85Fが備えられている。螺子取付部85Fの台板65との当接面には凹所83(本発明の「凹凸係合部」に相当する)が形成され、この凹所83を台板65に形成されたボス部65B(図7を参照)に嵌合させることで、台板65に対する基板収納ケース42の取付位置が決定されている。そして、螺子取付部85Fとボス部65Bとが嵌合した状態で螺子取付部85Fを貫通して螺子を台板65に螺合することで、基板収納ケース42が台板65に固定されている。ここで、固定用脚部85は、図8に示すように、基体部86が発射モータ68の後端面68Bから離れた状態(即ち、非接触の状態)に保持される長さになっている。
【0060】
さて、基板収納ケース42には、発射モータ68を覆うカバー体45が一体形成されている。図3に示すように、カバー体45は、基体部86のうち台板65と対向した面から台板65に向かって起立している。カバー体45は、発射モータ68に対応した略円筒形状をなしている。詳細には、円筒体の周面の一部を発射モータ68に備えたコネクタ接続部78に対応させて外側に膨出した形状をなす(図5を参照)。ここで、カバー体45は、発射モータ68を非接触状態で収容可能な大きさをなしている。これにより、カバー体45が樹脂製であった場合には、発射モータ68の熱によるカバー体45の変形を防止することができる。そして、本実施例では、カバー体45及び基板収容ケース42が、少なくとも金属で構成された発射モータ68の外面と非接触となっている。よって、熱の伝わりにくい樹脂製のコネクタ接続部78やビニール製のハーネス48にカバー体45や基板収容ケース42が接触していても特に問題はない。また、図8に示すように、カバー体45は、その先端が台板65及び発射モータ68のフランジ部68Fに接触しない長さになっている。これにより、固定用脚部85とカバー体45の長さにばらつきがあっても、確実に固定用脚部85を台板65に固定することができる。また、カバー体45の先端と台板65及び発射モータ68のフランジ部68Fとの間の隙間は、例えば、遊技球の半径よりも小さくなっている。これにより、台板65とカバー体45との隙間から遊技球が進入不可能となっている。さらに、図6に示すように、カバー体45の先端部のうち、フランジ部68Fに付き合わされた部分には、発射モータ68を固定した螺子46Nとの接触を避けるための矩形凹所46が形成されている。
【0061】
図3に示すように、カバー体45の周面には、縦長のスリット47(本発明の「切欠き部」に相当する)形成されている。これらスリット47はカバー体45を4等配した位置に形成されており、カバー体45の先端部分で開放している。また、これらスリット47の幅は、例えば遊技球の半径とほぼ同じ大きさとなっており、遊技球がカバー体45の内側に進入できないようになっている。これにより、発射モータ68への遊技球の衝突を防止しつつ、発射モータ68の熱をカバー体45の外に効率的に逃がすことができる。これらスリット47のうち、カバー体45の膨出部分、つまり発射モータ68に備えたコネクタ接続部78が収容される部分に形成されたスリット47A(本発明の「ハーネス挿通孔」に相当する、図6を参照)は他の3つのスリット47よりも若干幅広となっており、コネクタ接続部78に接続されたハーネス48が挿通可能な大きさとなっている。つまり、スリット47Aは、発射モータ68の熱をカバー体45の外に逃がすと共に、発射モータ68に接続されたハーネス48をカバー体45の外側に引き出すことが可能となっている。また、スリット47Aは、カバー体45の先端側で開放されているので、ハーネス48をスリット47Aに通す場合には、基板収納ケース42を台板65に固定する際に、スリット47Aの先端開放部分からハーネス48を通せばよく、作業性が向上する。
【0062】
次いで、図9を参照しつつ本実施形態のパチンコ遊技機の電気的な構成について説明する。主制御基板50は、CPU51AとROM51B及びRAM51Cを合わせてパッケージしてなるワンチップマイコン51を主要部として備える。
【0063】
主制御基板50には、定期リセット回路53が備えられ、周期的(例えば、2msecごと)に割り込みパルスをワンチップマイコン51に出力する。ワンチップマイコン51は、割り込みパルスを受ける度に、ROM51Bに記憶した種々のプログラムをランする。
【0064】
ワンチップマイコン51は、インターフェース54を介して、前述した入賞球を検出するためのセンサー30,31,32,33等から信号を受けると共に、ランした種々のプログラムに従って、ランプ制御基板55、音声制御基板56、表示制御基板57、払出制御基板58、発射制御基板59等に制御信号を出力して各部位を制御する。
【0065】
ランプ制御基板55は、左右のサイドランプ22,22や、表示装置13の表示枠体23等への電力供給をオンオフする駆動回路(図示せず)を内蔵して備え、ワンチップマイコン51から受けた信号に基づき、前記駆動回路を作動させて、各ランプ、LEDを駆動制御する。
【0066】
表示制御基板57は、主制御基板50から受けた信号を図示しない表示用CPUで処理すると共に、表示用CPUの処理結果に基づき、VDP(図示せず)が画像データを生成して、これを表示部34へと出力する。
【0067】
音声制御基板56は、ワンチップマイコン51から受けた信号に基づいて、所定の音声信号を図示しないROMから取り出し、これをアナログ信号に変換及び増幅してスピーカ59Sに出力する。
【0068】
払出制御基板58は、主制御基板50のワンチップマイコン51から受けた信号に基づき、所定数の遊技球を賞球として、前記上皿27Aに払い出す。
【0069】
発射制御基板59は、操作ノブ28の操作に応じて発射モータ68を駆動して、遊技領域R1に向けて遊技球を発射する。具体的には、ハンドルアース60によって遊技者が操作ノブ28に触れたことが検出されかつ、操作ノブ28に備えた発射停止スイッチ61がオフされたときに発射モータ68が駆動して遊技球が発射される。また、遊技者が操作ノブ28から手を離したか、発射停止スイッチ61がオンされたかの何れかの状態となると、発射モータ68が停止して遊技球の発射が停止される。
【0070】
電源基板52は、パチンコホールに備えられたAC24V設備電源から受電して、各基板50,55〜59や発射モータ68、各種ソレノイド14S,15S等に給電している。
【0071】
本実施形態のパチンコ遊技機の構成は以上であり、次に上記構成からなるパチンコ遊技機の作用・効果を説明する。
【0072】
基板収納ケース42は以下のようにして台板65に取り付けられる。即ち、基板収納ケース42の固定用脚部85が起立した側を発射装置40の後側から近づけて、固定用脚部85の螺子取付部85Fに形成された凹所83と台板65に形成されたボス部65Bとが嵌合するように、固定用脚部85を台板65の後面に突き当てる。これにより、台板65に対する基板収納ケース42の位置が決定され、台板65の後面に敷設された発射モータ68が基板収納ケース42から起立したカバー体45で覆われる。ここで、基板収納ケース42は、固定用脚部85の凹所83を台板65のボス部65Bに嵌合させて、台板65に固定されているので、台板65と基板収納ケース42との相対位置のばらつきを抑えることができ、カバー体45を発射モータ68に対する設計通りの位置に配置することが可能となっている。
【0073】
さて、本実施形態のパチンコ遊技機による遊技を中断して発射装置40のメンテナンス作業を行う場合には、以下のようである。遊技が行われて発射モータ68が約2時間の連続駆動されると、その発射モータ68の温度が40〜50℃になる。このような状況で、メンテナンスを行うために前面枠90が開放され、発射モータ68の周辺に作業者の手が差し込まれる場合がある。ところが、本実施形態のパチンコ遊技機では、発射モータ68の全周がカバー体45で覆われているので、発射モータ68に作業者の手が直接触れることが防がれる。しかも、発射モータ68とカバー体45及び基板収納ケース42との間には空間が形成され、カバー体45の先端部と台板65及び発射モータ68のフランジ部68Fとの間にも隙間が形成されている。つまり、カバー体45は、発射モータ68に対して非接触状態になっており、発射モータ68の熱がカバー体45に伝わり難くいので、カバー体45に作業者の手が触れる作業も、快適に行うことができる。
【0074】
また、前面枠90を開放した場合に、発射装置40上に遊技球がこぼれ落ちることがあるが、本実施形態のパチンコ遊技機では発射モータ68の周囲がカバー体45によって覆われているので、遊技球が発射モータ68に衝突することがない。なお、カバー体45は、基板収納ケース42に一体に形成されたので、カバー体45と基板収納ケース42とを別体で設けた場合に比較して部品点数及びカバー体45と基板収納ケース42との組み付け作業の削減が図られる。
【0075】
このように、本実施形態によれば、発射モータ68を覆ったカバー体45が発射モータ68に遊嵌されているので、発射モータ68から発する熱が直にカバー体45に伝わり難くなる。これにより、例えばメンテナンス作業時に、発射モータ68に作業者の手が直接触れるのを防止すると共に、作業者の手がカバー体45に触れた場合に作業者に不快感を与えることを防止できる。また、カバー体45の先端部と台板65との間の隙間が遊技球よりも小さいので、この隙間から発射モータ68に遊技球が衝突するのを防止すると共に、人の手が発射モータ68に直接触れることを防止できる。さらに、カバー体45には、遊技球が入球不可能な複数のスリット47が形成されたので、発射モータ68への遊技球の衝突を防止しつつ発射モータ68の熱をカバー体45の外に効率よく逃がすことができる。
【0076】
なお、上記した実施形態には以下の構成が含まれる。
即ち、「遊技球を発射するための電気的駆動源と、電気的駆動源が取り付けられたベース部材と、電気的駆動源を挟んでベース部材に対向配置されて、遊技の制御に関する回路基板を収容した基板収納ケースとを備えた弾球遊技機において、電気的駆動源を覆うように基板収納ケースからベース部材に向かって突出するカバー体を設け、カバー体及び基板収納ケースは、電気的駆動源と非接触」という第1の構成が含まれている。この第1の構成によれば、電気的駆動源を空間を空けて覆うカバー体を設けたので、空間による断熱効果により電気的駆動源の熱がカバー体に伝わることが防がれる。これにより、カバー体及び基板収容ケースに人の手が触れる作業も快適に行うことができる。また、カバー体により電気的駆動源を遊技球の衝突から保護することもできる。
上記実施形態には、「遊技球を発射するための電気的駆動源と、電気的駆動源が取り付けられたベース部材と、電気的駆動源を挟んでベース部材に対向配置されて、遊技の制御に関する回路基板を収容した基板収納ケースとを備えた弾球遊技機において、基板収納ケースからベース部材に向かって突出して、電気的駆動源を空間を空けて覆うカバー体を設けた」という第2の構成が含まれている。この第2の構成によれば、カバー体及び基板収納ケースは、電気的駆動源と非接触となるように構成されているので、電気的駆動源の熱がカバー体及び基板収納ケースに直に伝わることが防がれ、断熱効果が向上する。これにより、カバー体及び基板収容ケースに人の手が触れる作業も快適に行うことができる。また、カバー体により電気的駆動源を遊技球の衝突から保護することもできる。
上記実施形態には、「遊技球を発射するための金属部を少なくとも含む電気的駆動源と、電気的駆動源が取り付けられたベース部材に対向配置されて、遊技の制御に関する回路基板を収容した基板収納ケースとを備えた弾球遊技機において、電気的駆動源を覆うように基板収納ケースからベース部材に向かって突出するカバー体を設け、カバー体及び基板収納ケースは、電気的駆動源のうち金属部と非接触」という第3の構成が含まれている。この第3の構成によれば、カバー体及び基板収容ケースは、電気的駆動源の熱が比較的伝わりやすい電気的駆動源の金属部と非接触となるように構成されているので、電気的駆動源の熱がカバー体及び基板収容ケースに伝わり難く、断熱効果が向上する。これにより、カバー体及び基板収容ケースに人の手が触れる作業も快適に行うことができる。また、カバー体により電気的駆動源を遊技球の衝突から保護することもできる。
上記実施形態には、「第1乃至第3の何れかの構成を備えたものにおいて、カバー体はベース部材に当接する位置又はベース部材との間の隙間が遊技球より小さくなる位置まで延びた」という第4の構成が含まれている。この第4の構成によれば、電気的駆動源を遊技球の衝突からより確実に保護することができる。ここで、一般成人の指は遊技球よりも大きいので、人の指が電気的駆動源に直接触れることがより確実に防止できる。
上記実施形態には、「第1乃至第4の何れかの構成を備えたものにおいて、基板収納ケースからベース部材に向かって突出し、先端部がベース部材に固定される固定用脚部を備えた」という第5の構成が含まれている。この第5の構成によれば、ベース部と基板収納ケースとが相対位置関係のばらつきが抑えられ、カバー体を電気的駆動源に対する設計通りの位置に配置することが可能になる。
上記実施形態には、「第5の構成を備えたものにおいて、固定用脚部は、ベース部材に固定されてカバー体の先端をベース部から離した状態に保持する」という第6の構成が含まれている。この第6の構成によれば、固定用脚部をベース部材に固定したときには、カバー体の先端がベース部から離されているので、固定用脚部とカバー体の長さにばらつきがあっても、確実に固定用脚部がベース部材に当接して固定される。
上記実施形態には、「第5又は第6の構成を備えたものにおいて、固定用脚部の先端部には、ベース部材に凹凸係合する凹凸部係合部が備えられた」という第7の構成が含まれている。この第7の構成によれば、固定用脚部と共に基板収納ケースがベース部材に対して位置決めされ、カバー体を電気的駆動源に対する設計通りの位置に配置することが可能になる。
上記実施形態には、「第1乃至第7の何れかにの構成を備えたものにおいて、カバー体には、遊技球が入球不能な切り欠き部が設けられた」という第8の構成が含まれている。この第8の構成によれば、電気的駆動源への遊技球の衝突を防ぎつつ、電気的駆動源の熱をカバーの外に効率的に逃がすことができる。
上記実施形態には、「第8の構成を備えたものにおいて、切り欠き部は、複数設けられた」という第9の構成が含まれている。この第9の構成のように、切り欠き部は、複数であることが放熱を効率良く行う上で好ましい。
上記実施形態には、「第8又は第9の構成を備えたものにおいて、カバー体には、電気的駆動源から延びたハーネスが通されるハーネス挿通孔が形成された」という第10の構成が含まれている。この第10の構成によれば、ハーネス挿通孔を通して電気的駆動源から延びたハーネスをカバーの外に延ばすことができる。また、ハーネス挿通孔は、電気的駆動源の熱をカバーの外に効率的に逃がす効果も奏する。
上記実施形態には、「第10の構成を備えたものにおいて、ハーネス挿通孔は、カバー体の先端側に開放した」という第11の構成が含まれている。この第11の構成によれば、ハーネス挿通孔は、カバー体の先端側に開放しているので、カバー体をベース部材に突き合わせて、ハーネスをハーネス挿通孔に通すことができ、作業性が向上する。
上記実施形態には、「第1乃至第11の何れかの構成を備えたものにおいて、回路基板には、電気的駆動源を駆動するための回路が実装された」という第12の構成が含まれている。この第12の構成によれば、電気的駆動源を駆動するための回路が実装された回路基板と電気的駆動源とを接近させて配置することができる。
上記実施形態には、「第1乃至第12の何れかの構成を備えたものにおいて、カバー体は、電気的駆動源を囲む筒状をなした」という第13の構成が含まれている。この第13の構成によれば、電気的駆動源への遊技球の衝突をより確実に防ぐと共に、人の手が電気的駆動源へ触れることを防止できる。
【0077】
<他の実施形態>
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を例示したが、本発明はこれに限られず、弾球遊技機であれば、例えばアレンジボール等に本発明を適用してもよい。
【0078】
(2)前記実施形態では、電気的駆動源として発射モータ68を備えていたが、ソレノイドであってもよい。
【補正の内容】
【0079】
(3)前記実施形態では、カバー体45が、基板収納ケース42に一体形成されていたが、カバー体45と基板収納ケース42とを別体で構成して、カバー体45と基板収納ケース42とを一体的に組み付けてもよい。
【0080】
(4)前記実施形態では、スリット47がカバー体45の先端側で開放されていたが、カバー体45の先端側を閉鎖した構成でもよい。
【0081】
(5)前記実施形態では、基板収納ケース42には、発射制御基板59が収納されていたが、他の制御基板であってもよい。
【0082】
(6)前記実施形態では、基板収納ケース42が台板65に取付られた状態において、カバー体45の先端部と台板65との間に隙間が形成されていたが、カバー体45が台板65に突き当てられていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図
【図2】 発射装置及び基板収納ケースの斜視図
【図3】 発射装置及び基板収納ケースの斜視図
【図4】 組み付け状態における発射装置及び基板収納ケースの斜視図
【図5】 基板収納ケースの背面図
【図6】 組み付け状態における基板収納ケースの側面図
【図7】 組み付け状態における基板収納ケースの底面図
【図8】 図5におけるA−A断面図
【図9】 パチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図
【符号の説明】
42 基板収納ケース
45 カバー体
47 スリット(切欠き部)
48 ハーネス
59 発射制御基板
65 台板(ベース部材)
68 発射モータ(電気的駆動源)
83 凹所(凹凸係合部)
85 固定用脚部
Claims (7)
- 遊技球を発射するための電気的駆動源と、
前記電気的駆動源が取り付けられたベース部材と、
前記電気的駆動源を挟んで前記ベース部材に対向配置されて、遊技の制御に関する回路基板を収容した基板収納ケースとを備えた弾球遊技機において、
前記基板収納ケースから前記ベース部材に向かって突出して、前記電気的駆動源を空間を空けて覆うカバー体と、
前記基板収納ケースから前記ベース部材に向かって突出し、先端部が前記ベース部材に固定される固定用脚部とを備えたことを特徴とする弾球遊技機。 - 前記固定用脚部は、前記ベース部材に固定されて前記カバー体の先端を前記ベース部から離した状態に保持するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
- 前記固定用脚部の先端部には、前記ベース部材に凹凸係合する凹凸部係合部が備えられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
- 前記カバー体には、前記遊技球が入球不能な切り欠き部が設けられたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の弾球遊技機。
- 前記切り欠き部は、複数設けられたことを特徴とする請求項4に記載の弾球遊技機。
- 前記カバー体には、前記電気的駆動源から延びたハーネスが通されるハーネス挿通孔が形成されたことを特徴とする請求項4又は5に記載の弾球遊技機。
- 前記ハーネス挿通孔は、前記カバー体の先端側に開放したことを特徴とする請求項6に記載の弾球遊技機。
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