JP4352200B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に関し、内側レールの端部に取り付けられる取付具と、この取付具に基部を固定されるとともに同基部とは反対側の先端を外側レールに向けて延出した弾性体からなる戻り防止片とを有する戻り防止部材を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機の遊技盤には、発射装置から発射された遊技球を遊技部に誘導する金属製の外側レールと内側レールとが敷設されており、遊技球はこれらの内側レールと外側レールとの間を通って遊技部に放出される。ここで、遊技球が遊技部から発射装置に戻らないようにするため、内側レールの端部に遊技球戻り防止部材が取り付けられる。この種の遊技球戻り防止部材として、図12に示すように、実開平6−11779号公報に開示されたものが知られている。なお、同図は、遊技球戻り防止部材1を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。
【0003】
図において、遊技球戻り防止部材1は、概略、金属製ばね板材からなる戻り防止片2と、合成樹脂材で形成された取付具3とから構成されている。戻り防止片2は、内側レール4の端部4aに遊技球戻り防止部材1が取り付けられたとき、先端2aが基部2bから外側レールに向けて延出するように形成されている。取付具3には、戻り防止片2の基部2bを差し込んで保持するための凹部3aや、フランジ付きビス5,5が螺着される筒部3b,3bや、内側レール4の端部4aを差し込む微小幅のスリット3cが形成されている。基部2bを凹部3aに差し込んでフランジ付きビス5,5を筒部3b,3bに螺着すると、戻り防止片2は取付具3に基部2bを固定される。そして、端部4aにスリット3cをはめ合わせると、遊技球戻り防止部材1は内側レール4の端部4aに取り付けられる。このとき、戻り防止片2は内側レール4から外側レールに向けて先端2aが延出しているので、遊技部から戻ろうとする遊技球は戻り防止片2により跳ね返される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の遊技球戻り防止部材においては、以下のような課題があった。
すなわち、発射装置から発射された多数の遊技球が戻り防止片に衝突すると、電荷が戻り防止片に蓄積されて静電気が生じることがある。すると、電気ノイズが発生するため、遊技機に設けられた電子機器の動作に影響を与える可能性があった
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、戻り防止片に生じる静電気を防ぐことが可能な遊技機の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、遊技球を発射する発射装置と、該発射装置によって発射された遊技球を上方へ誘導する通路と、該通路の放出口を通過した遊技球が入る遊技部と、該遊技部に放出された遊技球が前記通路に戻ることを防止する戻り防止部材とを備えた遊技機において、前記通路は、前記遊技部側に敷設される金属製の内側レールと、該内側レールより前記遊技部反対側に敷設される金属製の外側レールとにより形成され、前記発射装置から発射された遊技球を前記外側レールに沿って前記放出口へ誘導する通路とされ、前記戻り防止部材は、前記内側レールの端部に取り付けられる取付具と、該取付具に固定されるとともに前記内側レールから前記遊技部側へ離間して設けられる部分を有する基部及び該部分を前記遊技部に沿う方向へ前記外側レールに向けて延出して形成された先端部を有する戻り防止片とを備え、該戻り防止片は、金属製の板材により形成され、且つ、前記基部において前記遊技部側へ離間して設けられる部分より前記遊技部の反対側に曲折した部分の縁部から延出して形成され前記内側レールと前記外側レールとに架け渡される架け渡し部と、該架け渡し部から延出して形成され前記外側レールに当接する第一の接触部と、前記基部のうち前記曲折した部分により形成され前記内側レールに当接する第二の接触部とを有し、前記架け渡し部の両側に形成された前記第一の接触部と前記第二の接触部との間に前記外側レール及び前記内側レールを配置した状態で前記戻り防止片の先端部及び前記外側レールを前記内側レールと導通させる構成としてある。
【0006】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、戻り防止片に生じる静電気を防ぐことが可能な遊技機を提供することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
手段1として、遊技盤に敷設された内側レールの端部に取り付けられる取付具と、この取付具に基部を固定されるとともに同基部とは反対側の先端を同内側レールの外側に敷設された外側レールに向けて延出した弾性体からなる戻り防止片とを備える遊技球戻り防止部材であって、上記戻り防止片は、導電性を有する部材とされるとともに、上記基部から上記内側レールと外側レールとを架け渡されて同外側レールへと導通するように形成されてもよい。
上記手段1においては、取付具に基部を固定される戻り防止片は、導電性を有している。この戻り防止片は、基部から内側レールと外側レールとを架け渡されて同外側レールへと導通するように形成されている。すると、戻り防止片に存在する電荷は、同戻り防止片の内部を通って基部から外側レールへと導通可能である。
ここで、外側レールを導電性を有する部材としてグランドに接続しておくと、電荷は戻り防止片から外側レールを通してグランドへと流れる。したがって、戻り防止片に電荷が発生しても、蓄積されず、静電気は生じない。その結果、遊技機に設けられた電子機器の動作に影響を与える可能性のある電気ノイズの発生を防ぐことができる。また、戻り防止片は取付具を介して内側レールの端部に取り付けられるので、内側レールに特別な加工を行う必要はない。
ここで、戻り防止片に適用可能な導電性を有する部材は様々である。例えば、板状の金属ばねを適用してもよいし、弾性ゴムや半導体等を適用してもよい。
また、戻り防止片を基部から外側レールへと導通するように形成するのは様々可能であり、手段2として、上記手段1に記載の遊技球戻り防止部材において、上記戻り防止片の基部には、上記内側レールから架け渡して上記外側レールに接触する接触部が形成されてもよい。
上記手段2においては、戻り防止片の基部に形成された接触部が外側レールに接触する。すると、戻り防止片に発生した電荷は、接触部から外側レールへと移動可能である。したがって、簡易な構成で、戻り防止片に生じる静電気を防ぐことができる。その際、外側レールにも特別な加工を行う必要はない。
【0008】
上記接触部の構成は様々可能であり、手段3として、上記手段2に記載の遊技球戻り防止部材において、上記基部には、上記遊技盤とは反対側の縁部から上記外側レール方向に延出した架け渡し部が形成され、上記接触部は、上記架け渡し部における上記外側レール側の縁部から上記遊技盤方向に延出して形成されるとともに、同外側レールの外側面に当接してもよい。
上記手段3においては、接触部は、戻り防止片の基部の縁部から架け渡し部を介して形成され、外側レールの外側面に当接する。すなわち、簡易な構造で接触部が形成される。
【0009】
むろん、上記架け渡し部における外側レール側の縁部から遊技盤方向に延出して接触部とするのは一例に過ぎず、接触部の構成は様々可能である。例えば、基部における遊技盤側の縁部を内側レール側に折り返し、折り返し部分における遊技盤とは反対側の縁部から外側レール方向に延出した架け渡し部を形成し、この架け渡し部における外側レール側の縁部から遊技盤方向に延出して接触部を形成してもよい。また、外側レールはカーブを描くように遊技盤に敷設されているので、外側レールとの接触箇所を増やすために、架け渡し部における外側レール側の縁部から遊技盤方向に複数の突出片を形成してもよい。
【0010】
ここで、戻り防止片の基部に接触部を形成するときの取付具の構成例である手段4として、上記手段2または手段3に記載の遊技球戻り防止部材において、上記取付具は、上記内側レールから上記外側レールへと架け渡されて上記接触部を固定してもよい。
上記手段4においては、接触部は、内側レールから外側レールへと架け渡された取付具にて固定される。すなわち、より確実に接触部を外側レールに接触させることができ、戻り防止片に生じる静電気を防ぐことができる。
【0011】
また、敷設する遊技盤によって内側レールと外側レールとの間隔が異なる場合でも、接触部を外側レールに接触させることができれば好都合である。そこで、手段5として、上記手段4に記載の遊技球戻り防止部材において、上記接触部は、上記外側レールの外側面に当接し、上記取付具は、上記外側レールの外側面に当接した上記接触部を同外側レール方向に付勢する付勢機構を備えていてもよい。
上記手段5においては、付勢機構は、外側レールの外側面に当接した接触部を外側レール方向に付勢する。すなわち、内側レールと外側レールとの間隔が異なる場合でも、同じ遊技球戻り防止部材にて接触部を外側レールに接触させて、戻り防止片に発生する電荷を外側レールに移動させることができる。
ここで、付勢機構の構成は様々可能である。例えば、接触部の外側レールとは反対側にばねを設けて同接触部を外側レール方向に付勢する構成としてもよいし、ばねの代わりにゴムを設けた構成としてもよい。
【0012】
ところで、戻り防止片の基部から外側レールへと導通させるには、上述した種々の接触部を設ける以外にも可能であり、手段6として、上記手段1に記載の遊技球戻り防止部材において、上記取付具に固定されるとともに、上記戻り防止片の基部を上記外側レールに導通させる導通部材が設けられてもよい。
上記手段6においては、取付具に固定された導通部材は、戻り防止片の基部を外側レールに導通させる。すなわち、戻り防止片に発生した電荷は、導通部材を介して外側レールへと移動可能である。したがって、戻り防止片に生じる静電気を防ぐことができる。この場合も、戻り防止片は取付具を介して内側レールの端部に取り付けられるので、内側レールに特別な加工を行う必要はない。
【0013】
ここで、上記手段6に記載の遊技球戻り防止部材において、上記導通部材を、変形可能であるとともに、上記戻り防止片の基部と上記外側レールとの間に介装された導電性弾性部材で構成してもよい。この場合、戻り防止片に発生した電荷は、戻り防止片の基部と外側レールとの間に介装された導電性弾性部材を介して外側レールへと移動可能である。ここで、導電性弾性部材は変形可能であるので、戻り防止片や外側レールとの接触面積が大きくなる。したがって、より確実に戻り防止片の電荷を外側レールへ移動させることができ、戻り防止片に生じる静電気を防ぐことができる。
【0014】
なお、導電性弾性部材には、例えば、導電ゴム、導電スポンジ、導電性高分子等、様々な素材を採用することができる。むろん、導通部材に導電性弾性部材を用いなくても戻り防止片の電荷を外側レールへ移動させることができることには変わりがないため、例えば、金属板、発光体、半導体、ブザー等を導通部材としてもよい。
また、取付具を導通部材とし、戻り防止片の基部を外側レールに導通させるように形成してもよい。
【0015】
ところで、戻り防止片に発生した電荷が十分に外側レールへ移動しない場合、内側レールへ移動させることができると好都合である。そこで、手段7として、上記手段1〜手段6のいずれかに記載の遊技球戻り防止部材において、上記戻り防止片の基部には、上記内側レールに接触する第二の接触部が形成されてもよい。
上記手段7においては、戻り防止片の基部に形成された第二の接触部は、内側レールに接触している。すると、戻り防止片に発生した電荷は、第二の接触部から内側レールへと移動可能である。ここで、内側レールを導電性を有する部材としてグランドに接続しておくと、電荷は戻り防止片から内側レールを通してグランドへと流れる。したがって、戻り防止片に発生した電荷が十分に外側レールへ移動しない場合でも、確実に戻り防止片に生じる静電気を防ぐことができる。
【0016】
上記第二の接触部の構成は様々可能である。例えば、上記手段7に記載の遊技球戻り防止部材において、上記第二の接触部を、上記基部の縁部を上記内側レール側に折り返して形成するとともに、上記内側レールの内側面に当接させる構成としてもよい。この場合、戻り防止片の基部の縁部を内側レール側に折り返して形成された接触部が内側レールの内側面に当接する。すなわち、簡易な構造で第二の接触部が形成される。
【0017】
ここで、戻り防止片の基部における遊技盤側の縁部を内側レール側に折り返して第二の接触部としてもよいし、基部における遊技盤とは反対側の縁部を内側レール側に折り返して第二の接触部としてもよい。また、基部における先端とは反対側の縁部を内側レール側に折り返して第二の接触部としてもよい。
むろん、基部の縁部を内側レール側に折り返して第二の接触部とするのは一例に過ぎず、第二の接触部の構成は上記以外にも様々可能である。例えば、基部の縁部を戻り防止片の先端とは反対側に延出して内側レールの内側面に当接するように第二の接触部を形成してもよい。その際、カーブを描くように遊技盤に敷設された内側レールに対する接触面積を大きくするために第二の接触部を内側レールの内側面と略一致する曲面形状に形成してもよいし、接触箇所を多くするために基部の縁部を戻り防止片の先端とは反対側に延出した複数の突出片としてもよい。
【0018】
上述のように、戻り防止片の静電気を防止する際の手法は、必ずしも実体のある遊技球戻り防止部材に限られる必要もない。そこで、手段8として、遊技盤に敷設された内側レールの端部に取り付けられる取付具と、この取付具に基部を固定されるとともに同基部とは反対側の先端を同内側レールの外側に敷設された外側レールに向けて延出した弾性体からなる戻り防止片とを有する遊技球戻り防止部材が設けられた戻り防止片の静電気防止方法であって、上記戻り防止片を導電性を有する部材で形成するとともに上記基部から上記内側レールと外側レールとを架け渡されて同外側レールへと導通するように形成し、同戻り防止片の静電気を防止してもよい。
すなわち、必ずしも実体のある遊技球戻り防止部材に限らず、戻り防止片の静電気防止方法としても有効であり、手段2〜手段7に記載された構成を当該方法に対応させることが可能であることは言うまでもない。
【0019】
なお、上記手段2によれば、簡易な構成で、戻り防止片に生じる静電気を防ぐことが可能となる。
さらに、上記手段3によれば、簡易な構造で接触部を形成することができる。
【0020】
さらに、上記手段4によれば、より確実に戻り防止片に生じる静電気を防ぐことが可能となる。
さらに、上記手段5によれば、敷設する遊技盤によって内側レールと外側レールとの間隔が異なる場合でも、同じ遊技球戻り防止部材にて接触部を外側レールに接触させて、確実に戻り防止片に生じる静電気を防ぐことが可能となる。
さらに、上記手段6によれば、内側レールに特別な加工を行う必要がなく、戻り防止片に生じる静電気を防ぐことが可能な遊技球戻り防止部材の別の一例を提供することができる。
【0021】
さらに、上記手段7によれば、戻り防止片に発生した電荷が十分に外側レールへ移動しない場合でも、確実に戻り防止片に生じる静電気を防ぐことが可能となる。
【0022】
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態にかかる遊技球戻り防止部材30が取り付けられた遊技機を正面から見て示している。
同図において、遊技機の正面には、略長方形の枠状に形成された前面枠11が装着され、この前面枠11の内側に略長方形の枠状に形成された金枠12が設けられている。金枠12の上方側には平板形状のガラス扉13が取り付けられ、下方側には平板形状の前面板14が取り付けられている。ガラス扉13の後方には遊技盤15が配置され、ガラス扉13を介して視認可能となっている。遊技盤15の前面には金属製のガイドレール16が敷設されており、このガイドレール16で囲まれる遊技部17に、複数の風車17aや普通入賞口17b、遊技球が入賞する入口の大きさが変化する可変入賞口17c、遊技球が入賞する入口が開閉される大入賞口17d等が設けられている。また、遊技部17の略中央部に開口が設けられ、大当たり状態等の状態を表示する表示装置17eが取り付けられている。
【0023】
前面板14の前面には、上皿14aが取り付けられ、打球される遊技球が収容されるようになっている。また、金枠12の下方には、上皿14aから供給される遊技球を打球する強さを変えるハンドル18や、余剰球を収容する下皿19が取り付けられている。
なお、前面枠11の後側には、図示しない景品玉タンクや各種のパチンコ球の処理機構が取り付けられている。
【0024】
ガイドレール16は、内側レール21と、この内側レール21の外側に敷設された外側レール22とから構成されている。遊技部17の左上となる内側レール21の端部には、外側レール22との間で放出口23が形成されている。この内側レール21の端部に、本発明にいう遊技球戻り防止部材30が取り付けられている。そして、遊技球戻り防止部材30の戻り防止片31は、内側レール21の端部から外側レール22に向けて略上方に先端が延出しているので、遊技球が通過しないときには放出口23を閉じた状態にさせている。
図示しない発射装置から発射された遊技球は、これらの内側レール21と外側レール22との間を移動し、遊技球戻り防止部材30の戻り防止片31を通過して遊技部17に放出される。戻り防止片31は金属製の弾性体であり、遊技球が衝突した際に内側レール21方向に撓んで遊技球を通過させる。なお、戻り防止片31を通過した遊技球は、速度が大きいとき、遊技部17の右上に設けられた返しゴム24に衝突して進行方向を変えられる。
一方、遊技部17から放出口23に向かって移動する遊技球は、内側レール21と外側レール22との間を塞ぐように配置された戻り防止片31により跳ね返される。したがって、遊技部17に放出された遊技球は発射装置に戻らない。
【0025】
図2は、本発明の第一の実施形態にかかる遊技球戻り防止部材30を分解状態にて遊技盤15側から見て示した分解斜視図である。すなわち、図の上側が遊技盤15側であり、下側がガラス扉13側となる。なお、遊技盤15については図示を省略している。また、本実施形態では、遊技盤15の内側方向を単に内側方向、遊技盤15の外側方向を単に外側方向として記載する。
図において、遊技球戻り防止部材30は、概略、金属製ばね板材すなわち導電性を有する弾性体からなる戻り防止片31と、合成樹脂材で形成された取付具32とから構成されている。戻り防止片31は、内側レール21の端部21aの所定位置とされたとき、先端31aが基部31bから外側レール22に向けて延出するように形成されている。取付具32は、内側レール21よりも若干幅広に形成され、遊技盤15と対向する側の両端部にはそれぞれフランジ部32a,32aが張り出している。同フランジ部32a,32aには、遊技盤15に形成された穴にはめ合わせて取付具32を仮止めするための突起32b,32bや、遊技盤15にビス止めにて取付具32を固定するための貫通孔32c,32cが形成されている。また、取付具32には、戻り防止片31の基部31bを差し込んで保持するための凹部32dや、フランジ付きビス33が螺着される筒部32eや、内側レール21の端部21aを差し込む微小幅のスリット32fが形成されている。このスリット32fの先端には、内側レール21に対する差し込み位置を規定するためのストッパ凸部32gが同スリット32fと直交する方向に沿って形成されている。
【0026】
凹部32dは、遊技盤15側の方向に開口するとともに、遊技球を放出する側の面に開口32hが形成されている。開口32hは、戻り防止片31が必要な撓み変形十分に許容する開口幅に設定されている。また、内側レール21側の縁部32jからストッパ凸部32gとは反対側の略半分が切り欠かれて開口32kが形成されている。開口32kは、後述する戻り防止片31の架け渡し部31fよりも若干広い幅とされている。この開口32kのガラス扉13側から外側へ架け渡し部32lが延出し、架け渡し部32lの外側の縁部から遊技盤15方向に延出部32mが延出している。架け渡し部32lは内側レール21と外側レール22の間隔よりも若干長くしてあり、端部21aに遊技球戻り防止部材30を取り付けたときに延出部32mが外側レール22よりも外側に配置される。延出部32mの内側面は、戻り防止片31が取付具32に取り付けられたときに、同戻り防止片31の接触部31dの外側面と密接するようになっている。すなわち、取付具32は、内側レール21から外側レール22へと架け渡されて接触部31dを固定する。
【0027】
戻り防止片31は、凹部32d内に差し込まれる基部31bの先端31aとは反対側の端部31cがほぼ直角に内側方向に折り曲げられている。基部31bを凹部32dに差し込むと、端部31cは、凹部32dの側面における開口32hとは反対側に形成された掛止部32iに掛止される。その後、凹部32dの開口に蓋34を被せ、蓋34に形成された貫通孔34aにフランジ付きビス33のねじ部33aを貫通させ、フランジ付きビス33を筒部32eに螺着すると、戻り防止片31は取付具32に基部31bを固定される。そして、取付具32を若干ガラス扉13側の位置から端部21aの方向へと移動させ、同端部21aにスリット32fをはめ合わせると、図1で示したように、遊技球戻り防止部材30は内側レール21の端部21aに取り付けられる。
【0028】
このときの遊技球戻り防止部材30の状態を図3の斜視図に示している。なお、遊技盤15の図示は省略している。
同図において、戻り防止片31の先端31a側は、開口32hより突出する部分から放出口23を塞ぐ方向へ緩やかに折れ曲がっている。すなわち、戻り防止片31は、放出口23が閉じた状態となるように組み付けられている。
なお、戻り防止片31は、発射された遊技球の通過に支障を来さない程度の低い剛性のものが使用されているが、遊技盤15からの戻り球が当たったときの衝撃には十分に抗することができる程度の剛性とされている。
【0029】
ところで、発射装置から発射された多数の遊技球が戻り防止片31に衝突すると、電荷が戻り防止片31に蓄積されて静電気が生じることがある。蓄積される電荷は、遊技盤15の材質等により、正電荷の場合もあれば、負電荷の場合もある。すると、電気ノイズが発生するため、遊技機に設けられた図示しない電子機器の動作に影響を与える可能性がある。一方、戻り防止片31を直接内側レール21に取り付けようとすると、内側レール21に戻り防止片を係止させる穴を加工する必要が生じる。
そこで、本実施形態では、金属製の外側レール22をグランドに接続するとともに、戻り防止片31の基部31bから内側レール21と外側レール22とを架け渡して外側レール22へと導通するように接触部31dを基部31bに形成している。
【0030】
この接触部31dは、戻り防止片31の基部31bにおけるガラス扉13側の縁部31eから架け渡し部31fが外側方向に延出するとともに同架け渡し部31fの外側の縁部31gから遊技盤15方向に延出して形成されている。架け渡し部31fは内側レール21と外側レール22の間隔よりも若干長くしてあり、端部21aに遊技球戻り防止部材30を取り付けたときに接触部31dは取付具32の延出部32mの内側面と外側レール22の外側面22aとの間で当接しながら挟まれる。すなわち、戻り防止片31の基部31bに形成された接触部31dは、内側レール21から架け渡して外側レール22に接触する。
なお、本実施形態では、架け渡し部31fと内側レール21のガラス扉13側の縁部との間に若干の間隔が生じるが、同架け渡し部31fは内側レール21の縁部に接触していてもよい。
【0031】
戻り防止片31を取付具32に固定すると、図4の斜視図に示すように、架け渡し部31fのガラス扉13側の面が取付具32の架け渡し部32lに密接し、接触部31dの外側面が取付具32の延出部32mに密接した状態となる。そして、図3で示したように取付具32を内側レール21の端部21aに取り付けると、図5の断面図に示すように、戻り防止片31の基部31bに形成された接触部31dは、内側レール21から外側レール22へとガラス扉13側において架け渡されて外側レール22の外側面22aに当接する。なお、図5は、内側レール21の端部21aに取り付けられた遊技球戻り防止部材30の状態を図3のA−Aの位置から見て示した断面図である。すなわち、簡易な構造にて、戻り防止片31の基部31bから外側レール22へと導通可能となる。
【0032】
ここで、グランドに接続された外側レール22は導電性を有しており、戻り防止片31も導電性を有する部材で形成されている。すると、図6の矢印に示すように、戻り防止片31に存在する電荷は、同戻り防止片31の内部を先端31aから基部31bの方向へ移動し、さらに架け渡し部31fの内部を外側方向に移動する。そして、接触部31dから外側レール22の外側面22aに引き渡された後、外側レール22の内部をグランドの接続部の方向へと移動し、グランドへと流れる。すなわち、戻り防止片31に発生する電荷は外側レール22を介してグランドへと流れ出ていく。なお、図6は、内側レール21の端部21aに取り付けられた遊技球戻り防止部材30を取付具32等を透視して遊技盤15側から垂直方向に見て示している。
したがって、戻り防止片31に電荷が発生しても、蓄積されず、静電気は生じない。その結果、電気ノイズの発生を防ぐことができ、遊技機に設けられた電子機器の動作に影響を与えない。また、戻り防止片31は取付具32を介して内側レール21の端部21aに取り付けられるので、内側レール21に特別な加工を行う必要はない。接触部31dは外側レール22の外側面22aに当接するように形成されているので、外側レール22にも特別な加工を行う必要はない。さらに、内側レール21から外側レール22へと架け渡された取付具32にて接触部31dが固定されるので、確実に接触部31dを外側レール22に接触させることができ、戻り防止片31に生じる静電気を防ぐことができる。
【0033】
ところで、戻り防止片の基部から内側レールへと導通させるには、上述した接触部を設ける以外にも可能である。
図7は、本発明の第二の実施形態にかかる遊技球戻り防止部材40を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。図において、戻り防止片41には接触部が設けられておらず、代わりに、取付具42に固定されて戻り防止片41の基部41bを外側レール22に導通させる導通部材45が設けられている。導通部材45は、遊技盤15側に開口部を向けて断面が略コ字形となるように金属製ばね板材から形成されている。この導通部材45は、取付具42に固定されたとき、最も内側となる接触面45aにて基部41bの外側面に接触する。また、接触面45aにおけるガラス扉13側の縁部45eから架け渡し部45fが外側方向に延出するとともに、同架け渡し部45fの外側の縁部45gから当接面45dが遊技盤15方向に延出している。
【0034】
戻り防止片41の基部41bと導通部材45の接触面45aを凹部42dに差し込み、凹部42dの開口に蓋44を被せ、フランジ付きビス43を筒部42eに螺着すると、戻り防止片41と導通部材45とは取付具42に基部41bや接触面45aが固定される。そして、取付具42のスリット42fを内側レール21の端部21aにはめ合わせると、遊技球戻り防止部材40は同端部21aに取り付けられる。このときの遊技球戻り防止部材40の外観は、若干異なるものの、概略、図4で示した遊技球戻り防止部材30と同様になる。そして、導通部材45の当接面45dが外側レール22の外側面22aに当接する。
【0035】
すなわち、取付具42に固定された導通部材45は、戻り防止片41の基部41bを外側レール22に導通させる。すると、戻り防止片に発生した電荷は、簡易な構造ながら、導通部材を介して外側レールへと移動可能である。この場合も、戻り防止片は取付具を介して内側レールの端部に取り付けられるので、内側レールに特別な加工を行う必要はない。
【0036】
なお、導通部材は様々な構成が可能である。例えば、図8に示す遊技球戻り防止部材50のように、導通部材として、戻り防止片51の基部51bを外側レール22に導通させる変形可能な導電性弾性部材55を用いてもよい。なお、導電性弾性部材55として、ガラス扉13側に開口部を向けて断面が略コ字形に形成された導電ゴムを使用している。図では、便宜上、導電性弾性部材55の表面に多数の点を付している。ここで、導電性弾性部材55としては、導電ゴム以外にも、導電性ポリアセチレン、導電性ポリピロール、導電性ポリチオフェン等の導電性高分子を使用してもよいし、多孔質の導電スポンジを使用してもよい。
【0037】
戻り防止片51は、基部51bにおけるガラス扉13側の縁部51eから架け渡し部51fが外側方向に延出するとともに、同架け渡し部51fの外側の縁部51gから延出部51dが遊技盤15方向に延出している。この延出部51dは、導電性弾性部材55の相対向する両翼辺部に挟まれた凹部55aに差し込むことが可能である。
戻り防止片51を取付具52に固定し、延出部51dを凹部55aに差し込んで取付具52を内側レール21の端部21aに取り付けると、戻り防止片51の基部51bに形成された延出部51dと外側レール22の外側面22aとの間に導電性弾性部材55が介装された状態となる。
【0038】
すると、戻り防止片51に発生した電荷は、基部51bに形成された延出部51dから導電性弾性部材55を介して外側レール22へと移動する。ここで、導電性弾性部材55は変形可能であるので、戻り防止片51や外側レール22との接触面積が大きい。したがって、より確実に戻り防止片の電荷を外側レールへ移動させることができ、戻り防止片に生じる静電気を防ぐことができる。
なお、図7の導通部材45を金属製ばね板材の代わりに導電ゴム等の導電性弾性部材としても、同様の効果が得られる。
【0039】
この他、導通部材を発光体とし、戻り防止片から外側レールへと移動する電荷を用いて発光させる構成としてもよい。発光体には、ネオンランプ、発光ダイオード等、様々なものを採用することが可能である。また、発光体に電流を流すために一定の電圧を必要とする場合、戻り防止片を通過した遊技球の数に応じて発光体を点滅させることができる。むろん、導通部材を発光体で構成するのは一例に過ぎない。例えば、導通部材を発光しないダイオードやその他の半導体で構成してもよいし、ブザーで構成してもよく、様々な構成が可能である。これらの場合でも、戻り防止片に生じる静電気を防ぐことができる。
【0040】
ところで、外側レールをグランドに接続することができない等の理由で、戻り防止片に発生した電荷が十分に外側レールへ移動しない場合、この電荷を内側レールへ移動させることができると好都合である。
図9は、第三の実施形態にかかる遊技球戻り防止部材60を分解状態にて遊技盤15側から見て示した分解斜視図である。なお、本実施形態では、内側レール21、外側レール22ともにグランドに接続している。また、基部61bから外側レール22へと導通するように同基部61bに接触部61dが形成されるとともに、戻り防止片61の基部61bから内側レール21へと導通するように第二の接触部61hも形成されている。
すなわち、基部61bにおける遊技盤15側の縁部61eが内側レール21側に折り返されて第二の接触部61hが形成され、さらに第二の接触部61hのガラス扉13側の縁部から架け渡し部61fが外側方向に延出するとともに同架け渡し部61fの外側の縁部から遊技盤15方向に延出して接触部61dが形成されている。
【0041】
一方、取付具62には、凹部62dの内側レール21側に開口が形成されておらず、戻り防止片61を取付具62に固定するとき、第二の接触部61hが内側レール21側の縁部62jを乗り越えるようになっている。そして、取付具62は、戻り防止片61の架け渡し部61fの形状に合わせてガラス扉13側から外側へ架け渡し部62lが延出し、戻り防止片61の接触部61dの形状に合わせて架け渡し部62lの外側の縁部から遊技盤15方向に延出部62mが延出している。取付具62が内側レール21の端部21aに取り付けられたとき、取付具62は、架け渡し部62lにて内側レール21から外側レール22へと架け渡され、延出部62mにて接触部61dを固定する。
【0042】
戻り防止片61を取付具62に固定すると、第二の接触部61hは内側レール21側の縁部62jを乗り越えた状態となるとともに、接触部61dは延出部62mの内側面に当接した状態となる。そして、取付具62を内側レール21の端部21aに取り付けると、戻り防止片61の基部61bに形成された接触部61dは外側レール22の外側面22aに当接するとともに、同基部61bに形成された第二の接触部61hは内側レール21の内側面21bに当接する。
【0043】
すると、図10の矢印に示すように、戻り防止片61に存在する電荷は、接触部61dから外側レール22を介してグランドへと流れる以外にも、第二の接触部61hから内側レール21の内側面21bに引き渡された後、内側レール21の内部を通ってグランドへと流れる。すなわち、戻り防止片61に発生する電荷は内側レール21を介してもグランドへと逃げていく。したがって、戻り防止片に発生した電荷が十分に外側レールへ移動しない場合でも、確実に戻り防止片に生じる静電気を防ぐことができる。
なお、第二の接触部61hの縁部から架け渡し部61fを介して接触部61dを形成するのは一例に過ぎず、第二の接触部の構成は様々可能である。例えば、接触部31dが形成された図2の戻り防止片31において、基部31bにおける遊技盤15側の縁部を延出し、内側レール21側に折り返して第二の接触部としてもよい。
【0044】
また、内側レールと外側レールとの間隔が異なる場合でも、上述の接触部を外側レールの外側面に接触させることができれば好都合である。
図11は、第四の実施形態にかかる遊技球戻り防止部材70を分解状態にて遊技盤15側から見て示した分解斜視図である。図において、戻り防止片71は導電性弾性部材である導電ゴムで形成されている。この戻り防止片71は、やや肉厚である点を除いて、図9の戻り防止片61と略同形状に形成されている。一方、延出部72mの内側面には、コイルスプリング72n,72nを介して付勢板72oが延出部72mと略平行に取り付けられている。そして、戻り防止片71が取付具72に固定されたとき、付勢板72oは接触部71dを内側方向に付勢する。すなわち、延出部72m、コイルスプリング72n,72n、付勢板72oは、外側レールの外側面に当接した接触部を同外側レール方向に付勢する、本発明にいう付勢機構を構成している。
【0045】
戻り防止片71を取付具72に固定し、付勢板72oを外側に引っ張りながら取付具72を内側レール21の端部21aに取り付けると、戻り防止片71の基部71bに形成された接触部71dは外側レール22の外側面22aに当接する。ここで、接触部71dは付勢板72oにより外側レール22方向に付勢されるので、内側レールと外側レールとの間隔が異なる場合でも接触部を外側レールに接触させることができる。したがって、内側レールと外側レールとの間隔が異なる場合でも接触部を外側レールに接触させることが可能となる。
【0046】
以上説明したように、本発明の一実施形態によると、戻り防止片に存在する電荷は、同戻り防止片の内部を通って基部から外側レールや内側レールへと流れ出ていく。その際、戻り防止片は取付具を介して内側レールの端部に取り付けられるので、内側レールに特別な加工を行う必要はない。したがって、内側レールに特別な加工を行う必要がなく、戻り防止片に生じる静電気を防ぐことが可能な遊技球戻り防止部材および戻り防止片の静電気防止方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施形態にかかる遊技球戻り防止部材が取り付けられた遊技機を正面から見て示す正面図である。
【図2】 遊技球戻り防止部材を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。
【図3】 内側レールの端部に取り付けられた遊技球戻り防止部材の状態を示す斜視図である。
【図4】 取付具に戻り防止片を固定したときの遊技球戻り防止部材の状態を示す斜視図である。
【図5】 内側レールの端部に取り付けられた遊技球戻り防止部材の状態を図3のA−Aの位置から見て示した断面図である。
【図6】 内側レールの端部に取り付けられた遊技球戻り防止部材を取付具等を透視して遊技盤側から垂直方向に見て示した部分透視図である。
【図7】 第二の実施形態にかかる遊技球戻り防止部材を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。
【図8】 変形例にかかる遊技球戻り防止部材を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。
【図9】 第三の実施形態にかかる遊技球戻り防止部材を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。
【図10】 内側レールの端部に取り付けられた遊技球戻り防止部材を取付具等を透視して遊技盤側から垂直方向に見て示した部分透視図である。
【図11】 第四の実施形態にかかる遊技球戻り防止部材を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。
【図12】 従来例にかかる遊技球戻り防止部材を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。
【符号の説明】
21…内側レール
21a…端部
21b…内側面
22…外側レール
22a…外側面
23…放出口
24…返しゴム
30…遊技球戻り防止部材
31…戻り防止片
31a…先端
31b…基部
31c…端部
31d…接触部
31e…縁部
31f…架け渡し部
31g…縁部
32…取付具
32l…架け渡し部
32m…延出部
45…導通部材
55…導電性弾性部材
61d,71d…接触部
61h…第二の接触部
72m…延出部
72n…コイルスプリング
72o…付勢板

Claims (1)

  1. 遊技球を発射する発射装置と、該発射装置によって発射された遊技球を上方へ誘導する通路と、該通路の放出口を通過した遊技球が入る遊技部と、該遊技部に放出された遊技球が前記通路に戻ることを防止する戻り防止部材とを備えた遊技機において、
    前記通路は、前記遊技部側に敷設される金属製の内側レールと、該内側レールより前記遊技部反対側に敷設される金属製の外側レールとにより形成され、前記発射装置から発射された遊技球を前記外側レールに沿って前記放出口へ誘導する通路とされ、
    前記戻り防止部材は、前記内側レールの端部に取り付けられる取付具と、該取付具に固定されるとともに前記内側レールから前記遊技部側へ離間して設けられる部分を有する基部及び該部分を前記遊技部に沿う方向へ前記外側レールに向けて延出して形成された先端部を有する戻り防止片とを備え、
    該戻り防止片は、金属製の板材により形成され、且つ、前記基部において前記遊技部側へ離間して設けられる部分より前記遊技部の反対側に曲折した部分の縁部から延出して形成され前記内側レールと前記外側レールとに架け渡される架け渡し部と、該架け渡し部から延出して形成され前記外側レールに当接する第一の接触部と、前記基部のうち前記曲折した部分により形成され前記内側レールに当接する第二の接触部とを有し、前記架け渡し部の両側に形成された前記第一の接触部と前記第二の接触部との間に前記外側レール及び前記内側レールを配置した状態で前記戻り防止片の先端部及び前記外側レールを前記内側レールと導通させることを特徴とする遊技機。
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