JP4600525B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
従来、遊技機の遊技盤には、発射装置から発射された遊技球を遊技部に誘導する金属製の外側レールと内側レールとが敷設されており、遊技球はこれらの内側レールと外側レールとの間を通って遊技部に放出される。ここで、遊技球が遊技部から発射装置に戻らないようにするため、内側レールの端部に遊技球戻り防止部材が取り付けられる。この種の遊技球戻り防止部材として、図16に示すように、実開平6−11779号公報に開示されたものが知られている。なお、同図は、遊技球戻り防止部材1を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。
図において、遊技球戻り防止部材1は、概略、金属製ばね板材からなる戻り防止片2と、合成樹脂材で形成された取付具3とから構成されている。戻り防止片2は、内側レール4の端部4aに遊技球戻り防止部材1が取り付けられたとき、先端2aが基部2bから外側レールに向けて延出するように形成されている。取付具3には、戻り防止片2の基部2bを差し込んで保持するための凹部3aや、フランジ付きビス5,5が螺着される筒部3b,3bや、内側レール4の端部4aを差し込む微小幅のスリット3cが形成されている。基部2bを凹部3aに差し込んでフランジ付きビス5,5を筒部3b,3bに螺着すると、戻り防止片2は取付具3に基部2bを固定される。そして、端部4aにスリット3cをはめ合わせると、遊技球戻り防止部材1は内側レール4の端部4aに取り付けられる。このとき、戻り防止片2は内側レール4から外側レールに向けて先端2aが延出しているので、遊技部から戻ろうとする遊技球は戻り防止片2により跳ね返される。
上述した従来の遊技球戻り防止部材においては、以下のような課題があった。すなわち、発射装置から発射された多数の遊技球が戻り防止片に衝突すると、電荷が戻り防止片に蓄積されて静電気が生じることがある。すると、電気ノイズが発生するため、遊技機に設けられた電子機器の動作に影響を与える可能性があった。また、実開平8−570号公報に開示されたように、戻り防止片を直接内側レールに取り付けようとすると、内側レールに戻り防止片を係止させる穴を加工する必要が生じる。本発明は、上記例示した課題にかんがみてなされたもので、戻り防止片に生じる静電気を防ぐことが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、
遊技盤と、
該遊技盤に敷設された内側レールと、
該内側レールの外側に敷設された外側レールと、
遊技球戻り防止部材とを備え、
該遊技球戻り防止部材は、前記内側レールの先端部に取り付けられる取付具と、この取付具に基部を固定されるとともに同基部とは反対側の先端を前記外側レールに向けて延出した弾性体からなる戻り防止片とを備える遊技機であって、
上記戻り防止片は、導電性素材よりなるとともに、
上記戻り防止片の基部には、上記内側レールに接触する接触部が設けられ、上記基部から上記内側レールへと導通するように構成されており、
前記取付具は、前記戻り防止片が取付けられる被取付部と、前記内側レールの先端部に対応して形成されたスリットとを有し、
前記取付具の被取付部に前記戻り防止片が取付けられた状態で、前記取付具のスリットに前記内側レールの先端部がその延設方向に沿って嵌め込まれるようにして前記取付具が取付けられていることを特徴とする。
また、前記基部は、板状をなし、
前記接触部は、前記基部の遊技盤面側の端縁に対し直交方向に延びる連結部を介して前記基部と並行に延びるようにして板状に形成されているとともに、前記内側レールの内側面に面で当接していてもよい。
発明によれば、戻り防止片に生じる静電気を防ぐことが可能な遊技を提供することができる
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の第一の実施形態にかかる遊技球戻り防止部材30が取り付けられた遊技機を正面から見て示している。同図において、遊技機の正面には、略長方形の枠状に形成された前面枠11が装着され、この前面枠11の内側に略長方形の枠状に形成された金枠12が設けられている。金枠12の上方側には平板形状のガラス扉13が取り付けられ、下方側には平板形状の前面板14が取り付けられている。ガラス扉13の後方には遊技盤15が配置され、ガラス扉13を介して視認可能となっている。遊技盤15の前面には金属製のガイドレール16が敷設されており、このガイドレール16で囲まれる遊技部17に、複数の風車17aや普通入賞口17b、遊技球が入賞する入口の大きさが変化する可変入賞口17c、遊技球が入賞する入口が開閉される大入賞口17d等が設けられている。また、遊技部17の略中央部に開口が設けられ、大当たり状態等の状態を表示する表示装置17eが取り付けられている。
前面板14の前面には、上皿14aが取り付けられ、打球される遊技球が収容されるようになっている。また、金枠12の下方には、上皿14aから供給される遊技球を打球する強さを変えるハンドル18や、余剰球を収容する下皿19が取り付けられている。なお、前面枠11の後側には、図示しない景品玉タンクや各種のパチンコ球の処理機構が取り付けられている。
ガイドレール16は、内側レール21と、この内側レール21の外側に敷設された外側レール22とから構成されている。遊技部17の左上となる内側レール21の端部には、外側レール22との間で放出口23が形成されている。この内側レール21の端部に、本発明にいう遊技球戻り防止部材30が取り付けられている。そして、遊技球戻り防止部材30の戻り防止片31は、内側レール21の端部から外側レール22に向けて略上方に先端が延出しているので、遊技球が通過しないときには放出口23を閉じた状態にさせている。図示しない発射装置から発射された遊技球は、これらの内側レール21と外側レール22との間を移動し、遊技球戻り防止部材30の戻り防止片31を通過して遊技部17に放出される。戻り防止片31は金属製の弾性体であり、遊技球が衝突した際に内側レール21方向に撓んで遊技球を通過させる。なお、戻り防止片31を通過した遊技球は、速度が大きいとき、遊技部17の右上に設けられた返しゴム24に衝突して進行方向を変えられる。一方、遊技部17から放出口23に向かって移動する遊技球は、内側レール21と外側レール22との間を塞ぐように配置された戻り防止片31により跳ね返される。したがって、遊技部17に放出された遊技球は発射装置に戻らない。
図2は、本発明の第一の実施形態にかかる遊技球戻り防止部材30を分解状態にて遊技盤15側から見て示した分解斜視図である。すなわち、図の上側が遊技盤15側であり、下側がガラス扉13側となる。なお、遊技盤15については図示を省略している。また、本実施形態では、遊技盤15の内側方向を単に内側方向、遊技盤15の外側方向を単に外側方向として記載する。図において、遊技球戻り防止部材30は、概略、金属製ばね板材すなわち導電性を有する弾性体からなる戻り防止片31と、合成樹脂材で形成された取付具32とから構成されている。戻り防止片31は、内側レール21の端部21aの所定位置とされたとき、先端31aが基部31bから外側レール22に向けて延出するように形成されている。取付具32は、内側レール21よりも若干幅広に形成され、遊技盤15と対向する側の両端部にはそれぞれフランジ部32a,32aが張り出している。同フランジ部32a,32aには、遊技盤15に形成された穴にはめ合わせて取付具32を仮止めするための突起32b,32bや、遊技盤15にビス止めにて取付具32を固定するための貫通孔32c,32cが形成されている。また、取付具32には、戻り防止片31の基部31bを差し込んで保持するための凹部32dや、フランジ付きビス33が螺着される筒部32eや、内側レール21の端部21aを差し込む微小幅のスリット32fが形成されている。このスリット32fの先端には、内側レール21に対する差し込み位置を規定するためのストッパ凸部32gが同スリット32fと直交する方向に沿って形成されている。
凹部32dは、遊技盤15側の方向に開口するとともに、遊技球を放出する側の面にも開口32hが形成されている。この開口32hは、戻り防止片31が必要な撓み変形十分に許容する開口幅に設定されている。戻り防止片31は、凹部32d内に差し込まれる基部31bの先端31aとは反対側の端部31cがほぼ直角に内側方向に折り曲げられている。基部31bを凹部32dに差し込むと、端部31cは、凹部32dの側面における開口32hとは反対側に形成された掛止部32iに掛止される。その後、凹部32dの開口に蓋34を被せ、蓋34に形成された貫通孔34aにフランジ付きビス33のねじ部33aを貫通させ、フランジ付きビス33を筒部32eに螺着すると、戻り防止片31は取付具32に基部31bを固定される。そして、取付具32を若干ガラス扉13側の位置から端部21aの方向へと移動させ、同端部21aにスリット32fをはめ合わせると、図1で示したように、遊技球戻り防止部材30は内側レール21の端部21aに取り付けられる。
このときの遊技球戻り防止部材30の状態を図3の斜視図に示している。なお、遊技盤15の図示は省略している。同図において、戻り防止片31の先端31a側は、開口32hより突出する部分から放出口23を塞ぐ方向へ緩やかに折れ曲がっている。すなわち、戻り防止片31は、放出口23が閉じた状態となるように組み付けられている。なお、戻り防止片31は、発射された遊技球の通過に支障を来さない程度の低い剛性のものが使用されているが、遊技盤15からの戻り球が当たったときの衝撃には十分に抗することができる程度の剛性とされている。
ところで、発射装置から発射された多数の遊技球が戻り防止片31に衝突すると、電荷が戻り防止片31に蓄積されて静電気が生じることがある。蓄積される電荷は、遊技盤15の材質等により、正電荷の場合もあれば、負電荷の場合もある。すると、電気ノイズが発生するため、遊技機に設けられた図示しない電子機器の動作に影響を与える可能性がある。一方、戻り防止片31を直接内側レール21に取り付けようとすると、内側レール21に戻り防止片を係止させる穴を加工する必要が生じる。そこで、本実施形態では、金属製の内側レール21をグランドに接続するとともに、戻り防止片31の基部31bから内側レール21へと導通するように同基部31bに接触部31dを形成している。
この接触部31dは、戻り防止片31の基部31bにおける遊技盤15側の縁部31eを外側、すなわち、内側レール21側に折り返している。戻り防止片31を取付具32に固定すると、図4の斜視図に示すように、接触部31dは凹部32dにおける内側レール21側の縁部32jを乗り越えた状態となる。そして、図3で示したように取付具32を内側レール21の端部21aに取り付けると、図5の断面図に示すように、戻り防止片31の基部31bに形成された接触部31dは内側レール21の内側面21bに当接する。なお、図5は、内側レール21の端部21aに取り付けられた遊技球戻り防止部材30の状態を図3のA−Aの位置から見て示した断面図である。すなわち、簡易な構造にて、戻り防止片31の基部31bから内側レール21へと導通可能となる。
ここで、グランドに接続された内側レール21は導電性を有しており、戻り防止片31も導電性を有する部材で形成されている。すると、図6の矢印に示すように、戻り防止片31に存在する電荷は、同戻り防止片31の内部を先端31aから基部31bの方向へ移動し、接触部31dから内側レール21の内側面21bに引き渡された後、内側レール21の内部を端部21aからグランドの接続部へと移動し、グランドへと流れる。すなわち、戻り防止片31に発生する電荷は内側レール21を介してグランドへと流れ出ていく。なお、図6は、内側レール21の端部21aに取り付けられた遊技球戻り防止部材30を取付具32等を透視して遊技盤15側から垂直方向に見て示している。したがって、戻り防止片31に電荷が発生しても、蓄積されず、静電気は生じない。その結果、電気ノイズの発生を防ぐことができ、遊技機に設けられた電子機器の動作に影響を与えない。また、戻り防止片31は取付具32を介して内側レール21の端部21aに取り付けられるので、内側レール21に特別な加工を行う必要はない。さらに、接触部31dは内側レール21に引っかからない向きに折り返して形成されているので、遊技球戻り防止部材30を内側レール21に取り付けやすい。
ところで、内側レール21は遊技盤15上でカーブを描くように敷設されているので、戻り防止片31の基部31bにおける遊技盤15側の縁部31eを折り返して接触部31dとする場合、接触部分が点となることがある。そこで、図7に示す戻り防止片41のように、基部41bにおける先端41aとは反対側の縁部41eを内側レール21側に折り返して接触部41dとしてもよい。なお、図示しない取付具32の縁部32jには、縁部41eの形状に対応した切り欠き部が形成されている。この場合、接触部分が線となり、より確実に戻り防止片の電荷を内側レールへ移動させることができる。むろん、図2の戻り防止片31を用いる場合であっても、戻り防止片31に存在する電荷を内側レール21へと移動させる作用があることに変わりはない。
また、図8に示す遊技球戻り防止部材50のように、戻り防止片51の基部51bにおける先端51aとは反対側の縁部51eを延出して接触部51dとしてもよい。なお、取付具52の縁部52jには、戻り防止片51における縁部51eから接触部51dへ繋がる中間部51fの形状に合わせた切り欠き部52kが形成されている。戻り防止片51を取付具52に固定すると、接触部51dは縁部52jよりも内側レール21側となる。そして、取付具52を内側レール21の端部21aに取り付けると、戻り防止片51の基部51bに形成された接触部51dは内側レール21の内側面21bに当接する。この場合も、接触部分が線となり、より確実に戻り防止片の電荷を内側レールへ移動させることができる。
ここで、図9に示す戻り防止片61のように、接触部61dを内側レール21の内側面21bと略一致する曲面形状に形成してもよい。すると、接触部61dと内側レール21との接触面積が大きくなるので、より確実に戻り防止片の電荷を内側レールへ移動させることができ、戻り防止片に生じる静電気を防ぐことができる。
また、図10に示す戻り防止片71のように、接触部を基部71bにおける先端71aとは反対側の縁部71eを延出した複数の突出片71d(図では、3本)で構成してもよい。戻り防止片71が内側レール21の端部21aの所定位置に取り付けられたとき、複数の突出片71dが内側レール21の内側面21bに当接する。すなわち、接触箇所は複数あり、より確実に戻り防止片の電荷を内側レールへ移動させることができ、戻り防止片に生じる静電気を防ぐことができる。
ところで、戻り防止片の基部から内側レールへと導通させるには、上述した種々の接触部を設ける以外にも可能である。図11は、本発明の第二の実施形態にかかる遊技球戻り防止部材80を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。図において、戻り防止片81には接触部が設けられておらず、代わりに、取付具82に固定されて戻り防止片81の基部81bを内側レール21に導通させる導通部材85が設けられている。導通部材85は、ガラス扉13側に開口部を向けて断面が略コ字形となるように金属製ばね板材から形成されている。この導通部材85は、取付具82に固定されたとき、内側の接触面85aにて基部81bの外側に接触する。また、遊技球戻り防止部材80が内側レール21の端部21aに取り付けられたとき、接触面85aにおける遊技盤15側の縁部85bが内側レール21側に折り返されて形成された当接面85cが内側レール21の内側面21bに当接する。
戻り防止片31の基部81bと導通部材85の接触面85aを凹部82dに差し込み、凹部82dの開口に蓋84を被せ、フランジ付きビス83を筒部82eに螺着すると、戻り防止片81と導通部材85とは取付具82に基部81bや接触面85aが固定される。そして、取付具82のスリット82fを内側レール21の端部21aにはめ合わせると、遊技球戻り防止部材80は同端部21aに取り付けられる。このときの遊技球戻り防止部材80の外観は、概略、図4で示した遊技球戻り防止部材30と同様になる。
すなわち、取付具82に固定された導通部材85は、戻り防止片81の基部81bを内側レール21に導通させる。すると、戻り防止片に発生した電荷は、簡易な構造ながら、導通部材を介して内側レールへと移動可能である。この場合も、戻り防止片は取付具を介して内側レールの端部に取り付けられるので、内側レールに特別な加工を行う必要はない。
なお、導通部材は様々な構成が可能である。例えば、図12に示す遊技球戻り防止部材90のように、戻り防止片91の先端91aとは反対側に開口部を向けて断面が略コ字形となるように金属製ばね板材から形成された導通部材95を用いてもよい。取付具92の縁部92jには、導通部材95の閉口側の基底部95dの形状に対応した切り欠き部92kが形成されている。戻り防止片91と導通部材95とを取付具92に固定し、取付具92を内側レール21の端部21aに取り付けると、導通部材95は外側の当接面95cにて内側レール21の内側面21bに当接する。この場合も、取付具92に固定された導通部材95は、戻り防止片91の基部91bを内側レール21に導通させる。
また、図13に示す遊技球戻り防止部材130のように、導通部材として、戻り防止片131の基部131bを内側レール21に導通させる変形可能な導電性弾性部材135を用いてもよい。なお、導電性弾性部材135として略平板形状に形成された導電ゴムを使用している。図では、便宜上、導電性弾性部材135の表面に多数の点を付している。ここで、導電性弾性部材135としては、導電ゴム以外にも、導電性ポリアセチレン、導電性ポリピロール、導電性ポリチオフェン等の導電性高分子を使用してもよいし、多孔質の導電スポンジを使用してもよい。

戻り防止片131には、基部131bにおける先端131aとは反対側の縁部131eを延出して導電性弾性部材135と接触する接触面131dが形成されている。なお、取付具132の縁部132jには、戻り防止片131における縁部131eから接触面131dへ繋がる中間部131fの形状に合わせた切り欠き部132kが形成されている。また、切り欠き部132kから開口132hとは反対側であって内側レール21側の面を導電性弾性部材135の形状に合わせて切削した切削部132lも形成されている。戻り防止片131を取付具132に固定し、導電性弾性部材135を切削部132lにはめ込んで取付具132を内側レール21の端部21aに取り付けると、戻り防止片131の接触面131dと内側レール21の内側面21bとの間に導電性弾性部材135が挟まれた状態となる。
すると、戻り防止片131に発生した電荷は、基部131bに形成された接触面131dから導電性弾性部材135を介して内側レール21へと移動する。ここで、導電性弾性部材135は変形可能であるので、戻り防止片131や内側レール21との接触面積が大きい。したがって、より確実に戻り防止片の電荷を内側レールへ移動させることができ、戻り防止片に生じる静電気を防ぐことができる。
また、戻り防止片から内側レールへと移動する電荷を用いて発光させる構成としてもよい。図14は、第三の実施形態にかかる遊技球戻り防止部材140を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。図において、導通部材として、ネオンランプ145を使用している。このネオンランプ145は、発光部145aが遊技盤15の内側方向に向けられるとともに、略L字形の電極145b,145cが外側方向に突出して戻り防止片141の先端141a方向に折れ曲がっている。取付具142には開口142hとは反対側面に電極挿入口142lが形成されており、ネオンランプ145において遊技盤15の内側となる電極145bが電極挿入口142lに挿入されて戻り防止片141の基部141bに接触するようになっている。一方、外側となる電極145cは取付具142と内側レール21の内側面21bとの間に挟まれて同内側面21bに接触するようになっている。
電極挿入口142lに電極145bを挿入し、戻り防止片141の基部141bを凹部142dに差し込み、凹部142dの開口に蓋144を被せ、フランジ付きビス143にてねじ止めを行うと、電極145bは基部141bに接触して取付具142に固定される。そして、取付具142を内側レール21の端部21aに取り付けると、電極145cは内側レール21の内側面21bに接触して同内側面21bと取付具142との間で固定される。すると、戻り防止片141に発生した電荷は、ネオンランプ145を介して内側レール21に移動可能となる。すなわち、戻り防止片141に電荷が発生すると、ネオンランプ145に電流が流れ、発光部145aから光が発せられる。したがって、本遊技球戻り防止部材140が設けられる遊技盤の見た目を向上させることができる。
ところで、戻り防止片の基部を固定して内側レールの端部に取り付ける取付具を利用して、戻り防止片に生じる静電気を防ぐ構成としてもよい。図15は、第四の実施形態にかかる遊技球戻り防止部材150を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。図において、取付具152は、戻り防止片151の基部151bを内側レール21に導通させる導電性高分子である導電性ポリアセチレン(導通部材)で形成されている。この導電性ポリアセチレンは、例えば特公昭48−32581号公報に開示されているように、遷移金属化合物と有機金属化合物を含む重合触媒溶液とアセチレン気体とを用い、自由表面近傍の界面において高重合反応を行うことにより直接作成された繊維状アセチレン高重合体を成形したものである。
すると、戻り防止片151に発生した電荷は、戻り防止片151の基部151bを固定した取付具152を介して内側レール21へと移動する。ここで、導電性ポリアセチレンは弾性を有するので、取付具152と戻り防止片151や内側レール21との接触面積は大きい。したがって、より確実に戻り防止片の電荷を内側レールへ移動させることができ、戻り防止片に生じる静電気を防ぐことができる。なお、取付具152には、導電性ポリアセチレンのような導電性高分子の他、上述のように、導電ゴムや導電スポンジ等を適用することができる。
本発明の第一の実施形態にかかる遊技球戻り防止部材が取り付けられた遊技機を正面から見て示す正面図である。 遊技球戻り防止部材を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。 内側レールの端部に取り付けられた遊技球戻り防止部材の状態を示す斜視図である。 取付具に戻り防止片を固定したときの遊技球戻り防止部材の状態を示す斜視図である。 内側レールの端部に取り付けられた遊技球戻り防止部材の状態を図3のA−Aの位置から見て示した断面図である。 内側レールの端部に取り付けられた遊技球戻り防止部材を取付具等を透視して遊技盤側から垂直方向に見て示した部分透視図である。 変形例にかかる遊技球戻り防止部材の戻り防止片の外観を示す斜視図である。 別の変形例にかかる遊技球戻り防止部材を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。 別の変形例にかかる遊技球戻り防止部材の戻り防止片の外観を示す斜視図である。 別の変形例にかかる遊技球戻り防止部材の戻り防止片の外観を示す斜視図である。 第二の実施形態にかかる遊技球戻り防止部材を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。 変形例にかかる遊技球戻り防止部材を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。 別の変形例にかかる遊技球戻り防止部材を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。 第三の実施形態にかかる遊技球戻り防止部材を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。 第四の実施形態にかかる遊技球戻り防止部材を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。 従来例にかかる遊技球戻り防止部材を分解状態にて遊技盤側から見て示した分解斜視図である。
21…内側レール
21a…端部
21b…内側面
22…外側レール
22a…外側面
23…放出口
24…返しゴム
30…遊技球戻り防止部材
31…戻り防止片
31a…先端
31b…基部
31c…端部
31d…接触部
31e…縁部
32…取付具
41d,51d,61d…接触部
71d…複数の突出片
85,95…導通部材
135…導電性弾性部材
145…ネオンランプ
152…取付具

Claims (2)

  1. 遊技盤と、
    該遊技盤に敷設された内側レールと、
    該内側レールの外側に敷設された外側レールと、
    技球戻り防止部材とを備え、
    該遊技球戻り防止部材は、前記内側レールの先端部に取り付けられる取付具と、この取付具に基部を固定されるとともに同基部とは反対側の先端を前記外側レールに向けて延出した弾性体からなる戻り防止片とを備える遊技機であって、
    上記戻り防止片は、導電性素材よりなるとともに、
    上記戻り防止片の基部には、上記内側レールに接触する接触部が設けられ、上記基部から上記内側レールへと導通するように構成されており、
    前記取付具は、前記戻り防止片が取付けられる被取付部と、前記内側レールの先端部に対応して形成されたスリットとを有し、
    前記取付具の被取付部に前記戻り防止片が取付けられた状態で、前記取付具のスリットに前記内側レールの先端部がその延設方向に沿って嵌め込まれるようにして前記取付具が取付けられていることを特徴とする遊技機
  2. 前記基部は、板状をなし、
    前記接触部は、前記基部の遊技盤面側の端縁に対し直交方向に延びる連結部を介して前記基部と並行に延びるようにして板状に形成されているとともに、前記内側レールの内側面に面で当接していることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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