JP5035506B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
即ち、第1ケース及び第2ケースを有して内部に回路基板が設けられた基板ユニットであって、前記第1ケース側に設けられる複数の第1封止部と、前記第2ケース側に設けられる複数の第2封止部と、その第1封止部と第2封止部とを順次連結する複数の封止部材とを有し、その封止部材によって、少なくとも一つの前記第1封止部と第2封止部とが連結されている場合に前記回路基板を取り出すときには基板ユニットを破壊するか或いは所定の部位を切断することを必要とする。
第1ケース及び第2ケースを有して内部に回路基板が設けられた基板ユニットであって、前記第1ケースに設けられた封止部と、前記第1ケースに設けられ、当該封止部と構造が異なる特別封止部と、前記第2ケースに設けられた封止部と、前記第2ケースに設けられ、当該封止部と構造が異なる特別封止部と、前記第1ケースの封止部と前記第2ケースの封止部とを連結可能な封止部材と、前記第1ケースの特別封止部と前記第2ケースの特別封止部とを連結可能な特別封止部材とを有し、前記封止部材による前記第1ケースの封止部と前記第2ケースの封止部との連結と前記特別封止部材による前記第1ケースの特別封止部と前記第2ケースの特別封止部との連結との少なくとも一方の連結により前記基板ユニットが封止されている場合であって前記回路基板を取り出す場合には、所定部位を破壊するか或いは所定の部位を切断することを必要とする基板ユニットを備えた遊技機において、
前記封止部材は、前記基板ユニットを封止するように前記第1ケースの特別封止部と前記第2ケースの特別封止部とを連結できない構造であり、
前記基板ユニットは、前記特別封止部材により前記第1ケースの特別封止部と前記第2ケースの特別封止部とが連結されており、前記封止部材によっては前記第1ケースの特別封止部と前記第2ケースの特別封止部とが連結されておらず、
前記特別封止部材は、前記第1ケースの特別封止部と前記第2ケースの特別封止部とを前記特別封止部材で連結して前記基板ユニットを封止した場合に、塑性変形するように構成されており、当該塑性変形した場合には前記基板ユニットを封止するように前記第1ケースの特別封止部と前記第2ケースの特別封止部とを再度に連結することができなくなる構成である、
ことを特徴としている。
特別封止構造に適合する特別封止部材とは、第1封止部と第2封止部とを連結させた状態で外部から取り外すことのできないように各封止部により保持される形状を有するものを言う。
複数の封止部は、通常4〜5回の開封封止を繰り返すことができるようにするために、5個乃至6個設けられるものであるが、2個以上であれば、適宜の数のものが含まれる。
基板ユニットの封止においては、初回の封止において、2個の封止部を使用する場合もあり、この場合には、3個以上の封止部が必要である。
そして、このような初回の封止に2個の封止部を使用する場合には、この2個が他の封止部(及び封止部材)と異なる構造のものとなる。
更に、この2個の封止部(及び封止部材)同士も更に異なる構造のものとすることも可能であり、3種、4種の封止部、封止部材を用いるようにすることも可能である。
本発明にかかる遊技機は、手段1として、
第1ケース及び第2ケースを有して内部に回路基板が設けられた基板ユニットであって、前記第1ケース側に設けられる複数の第1封止部と、前記第2ケース側に設けられる複数の第2封止部と、その第1封止部と第2封止部とを連結する封止部材とを有し、その封止部材によって、少なくとも一対の前記第1封止部と第2封止部とが連結されている場合に前記回路基板を取り出すときには基板ユニットを破壊するか或いは所定の部位を切断することを必要とする基板ユニットを備えた遊技機において、
前記複数の第1封止部と複数の第2封止部の内の初回使用となる少なくとも一対の第1封止部及び第2封止部を、他の第1封止部及び第2封止部の封止構造とは異なる特別封止構造で構成し、
前記第1封止部と第2封止部とを連結する前記封止部材の内、少なくとも一つを前記特別封止構造に適合する特別封止部材で構成し、
前記特別封止部材によって前記特別封止構造の前記第1封止部と第2封止部とを連結して基板ユニットの封止を行うように構成してあることを特徴とする。
本発明によれば、少なくとも一対の第1封止部及び第2封止部が、他の第1封止部及び第2封止部の封止構造とは異なる特別封止構造で構成され、且つ、少なくとも一つを前記特別封止構造に適合する特別封止部材で構成してあることで、万一、基板ケース自体を不正に成型し、これを用いて、他の廃棄さられた或いは破壊された基盤ケースの封止部材を利用して、恰も、初回封止が破られていない状態の偽装を行おうとしても、その初回封止の封止部材が特殊な構造のものであり、容易に入手できないものであれば、このようなケースの成型を前提とする高度の偽装を未然に回避することができる。
初回封止に2対の第1封止部及び第2封止部が使用される場合において、その2対が他の第1封止部及び第2封止部と異なる構造とされることを特徴とする。
このように、初回封止に2対の第1封止部及び第2封止部を用いることで、封止を確実なものすることができると共にこれらに対応した封止部材を2個準備しなければ、ケースを偽装成型しても、初回封止状態を現出させることがでず、より確実に不正を防止することができる。
初回封止に2対の第1封止部及び第2封止部が使用される場合において、その2対が他の第1封止部及び第2封止部と異なる構造である共にそれぞれ1対が互いに異なる構造とされていることを特徴とする。
このように、2対の第1封止部及び第2封止部が使用されると共にそれらが他の複数の第1封止部及び第2封止部の構造と異なるのみならず、互いに異なる構造であることで、不正行為者は、特殊な2種の封止部材を準備しなければならず、こうした模倣は殆ど不可能に近いものとなり、ケースの不正成型によっても、初回封印が解除されていないと見せかける不正行為はより確実に防止できる。
前記初回封止に用いられる封止部材が、弾性を備えた合成樹脂成型の封止ピンで構成され、前記第1封止部及び第2封止部が、該封止ピンを収納して解除不能に係合するように構成されていることを特徴とする。
このように、特殊成型の封止ピンを用いることで、この封止ピンを事前に入手しない限り、基板ケースの偽装成型による初回封止を偽装した不正行為を行うことはできず、より一層防止を確実なものとすることができる。
前記初回封止に用いられる封止部材が、スプリングを備えた機械要素の封止ピンで構成され、前記第1封止部及び第2封止部が、該封止ピンを収納して解除不能に係合するように構成されていることを特徴とする。
このように、スプリングを備えた機械要素を有する特殊の封止ピンを用いることで、この封止ピン自体の偽装製作を殆ど不可能にすることができ、異なる封止部材が偽装ケースに収容されて初回封止が破られていないように見せようとしても、このような特殊な機械的封止ピンであれば、これが使用されていない場合に、外部から容易に発見可能である。
前記初回封止に用いられる封止部材が、塑性変形可能な部材で構成され、該部材を塑性変形させて前記第1封止部及び第2封止部を解除不能に係合するように構成されていることを特徴とする。
このように、塑性変形可能な部材は特異な部品であると共に一旦封止が行われると塑性変形は復元しないので、例えば、廃棄された基板ユニットからその封止部材を転用しようとしても再使用不能であり、こうした事態を回避できる。
前記初回封止に用いられる封止部材が、塑性変形可能な金属製の管状部材で構成され、且つ、前記第1封止部及び第2封止部が、該管状部材を収納するように構成され、該管状部材へのネジの螺合によって、該管状部材を塑性変形させて前記第1封止部及び第2封止部を解除不能に係合するように構成されていることを特徴とする。
このように、塑性変形可能な金属製の管状の部材は特異な部品であるので、これを事前に準備することは難しく、従って、基板ケースの偽装成型による初回封止を偽装した不正行為を行うことはできず、より一層防止を確実なものとすることができる。
第1ケース及び第2ケースを有して内部に回路基板が設けられた基板ユニットであって、前記第1ケース側に設けられる複数の第1封止部と、前記第2ケース側に設けられる複数の第2封止部と、を有するとともに、前記第1封止部及び前記第2封止部を連結させる封止部材を複数備え、少なくとも一対の前記第1封止部と第2封止部とが前記封止部材により連結されている場合に前記回路基板を取り出すときには、基板ユニットを破壊するか或いは所定の部位を切断することを必要とする基板ユニットを備えた遊技機において、
前記基板ユニットは、内部への接触が困難な閉状態において前記第1封止部と前記第2封止部とが対向する位置となり当該第1封止部と当該第2封止部とによって挿入部が形成されるとともに、前記封止部が当該挿入部に挿入されることにより前記第1封止部及び前記第2封止部が連結されるものであり、
前記複数の第1封止部及び前記複数の第2封止部のうち、少なくとも一対の第1封止部及び第2封止部を、他の第1封止部及び第2封止部の封止構造とは異なる特別封止構造で構成し、
前記封止部のうち、前記特別封止構造の第1及び第2封止部の組み合わせに対応した数の前期封止部材を、当該特別封止構造の第1及び第2封止部により形成される前記挿入部に挿入され、かつ、この封止部材自体を塑性変形させると外部からの取り出しが規制され第1及び第2封止部の連結を維持するものである、特別封止部材とし、
前記封止部材のうち、前記特別封止部材以外の前記封止部材は、前記特別封止構造の第1及び第2封止部に対して係合しない形状に構成し、
少なくとも前記特別封止構造の第1及び第2封止部は、前記特別封止部材により連結状態とされ、当該特別封止部材が塑性変形した状態で当該第1及び第2封止部により形成された挿入部内に収容されている、
ことを特徴とする。
従って、予備の封止部材が余ったとしても、偽造品の基板ユニットのうち、特別封止構造の第1及び第2封止部に対し、挿入できない又は挿入しても挿入部に保持されずに外れてしまうために封止できないものである。
また、特別封止部材は、封止部を連結させた時に変形し、復元が困難(又は不能)なため、二度と使用できなくなり、例えば、廃棄処分となった基盤ユニットから使用されていた特別封止部材を流用するなどといった不都合を回避できる。
図1は本実施形態のパチンコ機10の正面図であり、図2は外枠11に対して内枠12と前面枠セット14とを開放した状態を示す斜視図である。但し、図2では便宜上、下皿ユニット13が内枠12から取り外された状態を示している。
次に、パチンコ機10の背面の構成を詳しく説明する。図6はパチンコ機10の背面図であり、図7はパチンコ機10の背面構成を主要部品毎に分解して示す分解斜視図である。先ず、パチンコ機10の背面構成について全体の概要を説明する。パチンコ機10にはその背面(実際には内枠12および遊技盤30の背面)において、各種制御基板が上下左右に並べられるようにしてまたは前後に重ねられるようにして配置されており、さらに、遊技球を供給するための遊技球供給装置(払出機構)や樹脂製の保護カバー等が取り付けられている。本実施形態では、各種制御基板を2つの取付台に分けて搭載して2つの制御基板ユニットを構成し、それら制御基板ユニットを個別に内枠12または遊技盤30の裏面に装着するようにしている。この場合、主制御基板と音声ランプ制御基板とを一方の取付台に搭載してユニット化すると共に、払出制御基板、発射制御基板および電源基板を他方の取付台に搭載してユニット化している。ここでは便宜上、前者のユニットを「第1制御基板ユニット201」と称し、後者のユニットを「第2制御基板ユニット202」と称することとする。
また、電源制御装置313にはRAM消去スイッチ323が設けられている。
そこで、先ず、図20乃至図23に基づいて、普通構造の第1封止部及び第2封止部及びその封止部材について説明するが、かかる、普通構造の第1封止部及び第2封止部及びその封止部材は、それ自体公知の構造のものである。
そして、本体側封止部401と蓋体側封止部501とを連結する封止部材として、ここでは、封止ピン700が、第1封止金具700Aと第2封止金具700Bとから構成され、第1封止金具700Aは、本体側封止部401の側にセットされ、第2封止金具700Bは、蓋体側封止部501から挿入されて前記第1封止金具700Aに係合するように構成されている。
図21において、85は、第2封止部である蓋体側封止部501について3箇所設けられた切り取り部であり、89は、蓋体側封止部501と蓋体部500とを繋ぐ板状部材防である。
かかる構成について、図24乃至図31に基づいて以下説明する。図24は基板ケース263の要部の斜視図であり、図25は、要部の側面図、図26は、要部の一封止操作状態を示す斜視図、図27は、封止ピンの前面斜視図、図28は、その背面斜視図である。また、図29は、封止ピンの予備収納姿勢を示す要部の縦断側面図であり、図30は、封止ピンの封止姿勢を示す要部の縦断側面図であり、図31は、封止ピンの封止姿勢で、封止が開始される前の状態を示す要部の縦断側面図である。
尚、ケース本体部400(第1ケース),及び蓋体部500(第2ケース)の称呼について、既に、上記において言及した通り、蓋は、ベースとなる本体に対して閉蓋するものであるが、蓋をベースとして、これに対して本体で閉蓋することもあり、相対的なものとして認識されてよい。従って、何れをケース本体部400、第1ケースと呼称し、蓋体部500、第2ケースと呼称するかは、制御基板収納の機能或いは構造の観点から任意に選定してよいものであって、本発明においては、上記の通りに呼称することにしている。
そして、前記ケース本体部400も蓋体部500も共に透明樹脂乃至半透明樹脂(ここでは、淡黄緑色だが、その他、黒色、白色、赤色、青色、黄色など)で成型されている。
即ち、前記一方のケース構成体であるケース本体部400の両横側面壁の開口縁(箱状ボックスの開口)の外側に沿って嵌合用突条体511,511が夫々外側に向けて突設され、前記他方のケース構成体である蓋体部500の両横側面壁の開口縁(箱状カバーの開口)に、前記両横側面壁よりも外側に突出するように、断面コの字型の係合溝411,411が設けられ、前記嵌合用突条体511,511が、前面壁側から後面壁側に向けて、前記コの字型の係合溝411,411にスライド嵌合できる構成とされている。
更に、図24乃至図26に示すように、前記ケース本体部400の本体側封止部401の両外側部に、また、前記蓋体部500の蓋体側封止部501の両外側部に、互いに嵌合する凹溝を備えた突起体とこれに嵌合する突起状体の封止用嵌合部505,405が夫々一体的に形成されている。
この封止ピン700は、弾性のある合成樹脂、ここでは、ポリアセタールが用いられて成型によって製作されている。この封止ピン700は、弾性を発揮する一対の湾曲状(外向き)に形成された帯状連結部材706により先端係合部702と基端部703とを一体的に連結することによって構成されている。そして、前記封止ピン700の先端係合部702は、その一側面側に、前記蓋体側封止部501の内面側(先端部の下面のアール)に接当するカム斜面701に形成され、その他側面側が平坦な係止面704に形成され、全体として側面視において略楔形に構成されている。
このようにして、前記ピン収納スペース410の底部の段部421の溝幅W2を前記封止ピン700の基端部703の幅W1よりも小さく構成するという簡単な構造によって、封止ピン700の予備収納姿勢と封止姿勢とを使い分けることができるようにされている。
初回封印に使用する封止部材を他の複数回使用の封止部材と異ならしめることが肝要であるので、先の実施例の樹脂成型の封止部材700とは異なり、ここでは、機構的要素のある封止部材700Cを採用し、不正行為者が更に容易に真似ることが出来ないようにしている。勿論、他の複数の封止部、封止部材については、上記の実施例の封止封部の構造及び封止部材(第1封止金具700A及び第2封止金具700B)が用いられている。
図32乃至図33に示すように、この変形例においては、封止ピン700Cは、上記実施例とは異なり、その先端係合部722が基端部723に対して伸縮変位自在となるように、先ず、両者間にスプリング726を設けることによって構成している点が異なる。このコイルスプリング726は、ハウジング727と台座となる基端部723により形成されるスペースに多少圧縮した状態で収められ、先端係合部722は、このコイルスプリング726の一端部に接当し、常時、上方に附勢されている。尚、スプリング726は、コイルスプリングでなく、板バネ、ピアノ線等の均等物を代用して用いることが可能である。
即ち、封止ピン700Cの所定位置に形成された係合部7530の、その封止ピン700Cの基端部723からの長さL1が、先端係合部722からの長さL2よりも短く設定され、これに合わせて、ピン収納スペース751の所定位置に形成された支持部752の位置も、底部から支持部752まで距離L3が封止ピン700C先端係合部722からの長さL2よりも僅かに長く、上部開口から持部752まで距離L4が、前記基端部723からの長さL1より僅かに長く、これにより、封止ピン700Cを、図33に示すように、下向き姿勢、即ち、予備収納姿勢でピン収納スペース410に挿入した場合には完全埋没状態(予備収納姿勢)となるが、図32に示すように、反転させて装填すると、その先端係合部722がピン収納スペース7530から突出、露出した状態となる(封止姿勢)。
更に、初回封印に使用する特別の封止部材を他の複数回使用の封止部材と異ならしめる為に、先の実施例の樹脂成型の封止部材700、機械要素封止部材700Cとは異なり、ここでは、特殊な金属製チューブ(管状部材)を採用し、不正行為者が更に容易に真似ることが出来ないようにしている。勿論、他の複数の封止部、封止部材については、上記の実施例の封止封部の構造及び封止部材(第1封止金具700A及び第2封止金具700B)が用いられている。
この封止部材700Dについて、図34に基づいて説明する。
図34(A)は、封止部材700Dが第1ケース側封止部401の保持部405に仮留めされた状態を示している。この状態から爪部405A,405Aの傾斜に沿って封止部材700Dを押し込むと、舌片404,404が徐々に拡開して、封止部材700Dが第1ケース側封止部401の奥に押し込まれる。第1ケース側封止部401の内周形状を封止部材700Dのフランジ711の輪郭形状に対応させて形成してあるので、封止部材700Dは第1ケース側封止部401の内周面に沿って案内され、筒状部712が第1ケース側封止部401及び第2ケース側封止部501の挿通孔403,503に差し込まれる。
以上、本発明の一実施形態につき説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなくその要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、複数個の第1封止部材及び第2封止部材のうち、少なくとも一対が初回封印に使用される場合、また、2対が初回封印に使用される場合、1個又は2個が他と異なる構造である必要性があるが、更に、2番目の封印に使用される第1封止部材及び第2封止部材及び封止部材と3番手以降に使用される第1封止部材及び第2封止部材及び封止部材についても、初回、2番手、その他の番手のものとその構造を異なるようにしてもよい。
要するに、廃棄されたり、破壊されたことによって入手可能な初回封止以外の内蔵封止部材が、新たに偽造成型された基板ユニットのケースに代用されることがないようすることができれば、本発明の目的は達成されるのであり、かかる目的のための種々の組み合わせは本発明の対象となる
400:第1ケース
401:第1封止部
470:封止機構
410:ピン収納スペース
420:ピン位置規制部
500:第2ケース
501:第2封止部
700:封止ピン
700A:第1封止金具
700B:第2封止金具
Claims (3)
- 第1ケース及び第2ケースを有して内部に回路基板が設けられた基板ユニットであって、前記第1ケースに設けられた封止部と、前記第1ケースに設けられ、当該封止部と構造が異なる特別封止部と、前記第2ケースに設けられた封止部と、前記第2ケースに設けられ、当該封止部と構造が異なる特別封止部と、前記第1ケースの封止部と前記第2ケースの封止部とを連結可能な封止部材と、前記第1ケースの特別封止部と前記第2ケースの特別封止部とを連結可能な特別封止部材とを有し、前記封止部材による前記第1ケースの封止部と前記第2ケースの封止部との連結と前記特別封止部材による前記第1ケースの特別封止部と前記第2ケースの特別封止部との連結との少なくとも一方の連結により前記基板ユニットが封止されている場合であって前記回路基板を取り出す場合には、所定部位を破壊するか或いは所定の部位を切断することを必要とする基板ユニットを備えた遊技機において、
前記封止部材は、前記基板ユニットを封止するように前記第1ケースの特別封止部と前記第2ケースの特別封止部とを連結できない構造であり、
前記基板ユニットは、前記特別封止部材により前記第1ケースの特別封止部と前記第2ケースの特別封止部とが連結されており、前記封止部材によっては前記第1ケースの特別封止部と前記第2ケースの特別封止部とが連結されておらず、
前記特別封止部材は、前記第1ケースの特別封止部と前記第2ケースの特別封止部とを前記特別封止部材で連結して前記基板ユニットを封止した場合に、塑性変形するように構成されており、当該塑性変形した場合には前記基板ユニットを封止するように前記第1ケースの特別封止部と前記第2ケースの特別封止部とを再度に連結することができなくなる構成である、
ことを特徴とする遊技機。 - 前記封止部材は、前記第1ケースの封止部と前記第2ケースの封止部とを連結して前記基板ユニットを封止する場合に、塑性変形しないように構成されている、
請求項1に記載の遊技機。 - 前記基板ユニットは、前記第1ケースに設けられ、前記第1ケースの特別封止部と構造の異なる1以上の所定数の他の封止部と、前記第2ケースに設けられ、前記第2ケースの特別封止部と構造の異なる前記所定数と同数の他の封止部と、前記特別封止部材と構造が異なり、前記第1ケースに設けられる前記所定数の他の封止部と前記第2ケースに設けられる前記所定数と同数の他の封止部とを連結可能な前記所定数と同数の他の封止部材とを有し、前記他の封止部材による前記第1ケースの他の封止部と前記第2ケースの他の封止部との連結により前記基板ユニットが封止されている場合において前記回路基板を取り出す場合には、所定部位を破壊するか或いは所定の部位を切断することを必要とする構成であり、
前記所定数と同数の他の封止部材の各々は、前記基板ユニットを封止するように前記第1ケースの特別封止部と前記第2ケースの特別封止部とを連結できない構造である、
請求項1に記載の遊技機。
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