JP2001134732A - ラベル - Google Patents

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JP2001134732A
JP2001134732A JP31378799A JP31378799A JP2001134732A JP 2001134732 A JP2001134732 A JP 2001134732A JP 31378799 A JP31378799 A JP 31378799A JP 31378799 A JP31378799 A JP 31378799A JP 2001134732 A JP2001134732 A JP 2001134732A
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coil
heating
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Shuji Kobayashi
修司 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱により導電性となる材料を塗布した無効
化サイトを有し、容易に無効または特性を変化させて再
使用を防止できるラベルを提供する。 【解決手段】 本発明のラベル10は、少なくともコイ
ルパターン111と誘電体層を介するコンデンサパター
ン112からなり特定の周波数の電波に共振するLC共
振回路を有する共振ラベルにおいて、コイルパターン上
に加熱により導電性となる材料を塗布した無効化サイト
18を有することを特徴とする。このような無効化サイ
トは2層のコイルパターン間あるいはコンデンサパター
ン間に設けることもでき、コイルパターンとコンデンサ
を有するICチップからなる共振ラベルのコイルパター
ンにおいても設けることができる。また、無効化サイト
は、加熱により導電性となる導電性ポリマーを使用した
カプセルあるいはクリーム半田を使用することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、共振ラベルに関
する。詳しくはLC共振回路を内臓した共振ラベルにお
いて、無効化サイトを設けることによって、回路のショ
ートを簡便に行って無効または特性を変化させることが
できるラベルに関する。このような共振ラベルは、不正
商品や海賊品の防止目的として、例えば、プリンターの
トナー、インクリボンのカセット等の純正品部材、ビデ
オ、CDなどのパッケージソフト等に貼着して使用し、
その後の再使用を防止することができる。
【0002】
【従来技術】図4は、共振ラベルの一例を示す分解斜視
図である。共振ラベルは各種の実施形態があり図示のも
のに限られないが、構造が簡明で分かり易いため、まず
図示のものを参照して説明する。図4のように共振ラベ
ルは、渦巻きパターンからなるコイル111とコンデン
サパターン112を有する上層シート11と、同様にコ
イル121とコンデンサパターン122を有する下層シ
ート12とが、誘電体フィルム13を介して積層した構
造となっている。上層シートのコイル111と下層シー
トのコイル121とはその端部t1,t2が、スルーホ
ール131を通じて導通するようにされている。図示の
例ではコイルが上下層のシートに形成されているが、コ
イルはいずれか一方のシートにのみ形成するものであっ
て良い。コンデンサパターン112と122とは誘電体
フィルム13を介して対面するように設けて容量素子を
形成する。共振回路にはマイクロプロセッサ15を回路
に並列に設け、メモリ機能や処理機能を持たせるように
しても良い。ラベルの最表面には、製品名やメーカーロ
ゴ等の真正品であることを保証する印刷141、あるい
は偽造を防止するためのホログラムパターン142等を
設けた表示用紙14を備えることができる。ラベルの物
品貼着面には、粘着剤16を塗布して剥離紙17で保護
するのが通常である。
【0003】上記のような共振ラベルは、キャパシタで
あるコンデンサパターン(C回路要素)やコイル(R,
L回路要素)を形成した上層シート、下層シートを、ス
ルーホールを設けた誘電体フィルムを介して積層するこ
とで製造できるが、特開平8−44964号公報のよう
に、上層シートと下層シートを一枚の基材の左右に展開
した形状に設け、共通する表面にポリエチレン等の誘電
体材料をラミネートした後、左右のパターンを中央から
折り曲げて接着し一体のラベルにする形態のものであっ
ても良い。コンデンサやコイルパターンはシート上のア
ルミ箔や銅箔をハーフダイカットの方法やエッチングの
手法で形成する。
【0004】図5は、積層後の断面図を示している。図
5のように、コンデンサパターンとコイルは、上下層シ
ートの誘電体フィルム面側に設けられる。共振回路のQ
値を上げるためには、誘電体フィルムの厚みは薄い方が
良く、コンデンサパターン面積は小さい方が良い。上下
層にコイルを設ける場合はt1,t2の端子部分で導通
する。これによりLC共振回路が形成され、固有の共振
周波数を有することになる。前記のようにマイクロプロ
セッセ(ICチップ)を備える場合は、同様にスルーホ
ール132を通じてt3とt4を接続する。
【0005】図6は、共振ラベルの他の例のコイルパタ
ーンを示す図である。この例では、コンデンサーは、マ
イクロプロセッサ(ICチップ)15に内蔵されてお
り、当該コンデンサとコイル20とにより共振回路が形
成されている。従って、ラベルには実質的なコンデンサ
パターンを有しないことになるが、共振ラベルの機能を
果たしている。このラベルの場合もアンテナやICチッ
プの保護を兼ねて表示用紙を設けるが、ICチップの凸
部を吸収するためICチップ形状をくり抜いたバッファ
シート(不図示)を介して積層しても良い。なお、21
は金属による補強部である。図7は、図6のパターンの
ICチップ部分を拡大して示す図である。コイルパター
ンはマイクロプロセッサ15が搭載される部分のマイク
ロプロセッサ下の基材シート面を細線のパターンとして
通過するように形成され、その両端部のバンプ151,
152においてマイクロプロセッサ端子に接続されるた
め、一般の場合のようにスルーホールを設けて導通をと
る必要がない。
【0006】このような共振ラベルはLC共振回路に基
づく一定の周波数の電波を発信することから、物品に貼
着して不正商品や海賊品を識別する媒体として有用に使
用されてきている。しかし、一度使用された共振ラベル
を剥がして不正目的のために再利用しようとする場合が
あり、この場合は却って識別が困難となる。このため、
特開平10−39758号公報は、共振ラベルを剥がし
たり、改ざんしようとする場合は、ラベルが容易に層内
剥離したり特定の箇所から破れる等して破壊されるよう
にしてその機能を発揮できなくする技術を開示してい
る。しかし、同公報の技術は、共振ラベルの破壊を前提
とするものであって、判別装置内で無効化を完結しよう
とするものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、ラベ
ルの破壊を前提としないで、簡易な構成と方法により共
振ラベルの無効化を判別装置内で完結すべく検討しなさ
れたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の要旨の第1は、少なくともコイルパターンと
誘電体層を介するコンデンサパターンからなり特定の周
波数の電波に共振するLC共振回路を有する共振ラベル
において、コイルパターン上に加熱により導電性となる
材料を塗布した無効化サイトを設けたことを特徴とする
ラベル、にある。本発明の要旨の第2は、少なくとも2
層に積層されたコイルパターンと誘電体層を介するコン
デンサパターンからなり特定の周波数の電波に共振する
LC共振回路を有する共振ラベルにおいて、2層のコイ
ルパターン間に加熱により導電性となる材料を塗布した
無効化サイトを設けたことを特徴とするラベル、にあ
る。本発明の要旨の第3は、少なくともコイルパターン
と誘電体層を介するコンデンサパターンからなり特定の
周波数の電波に共振するLC共振回路を有する共振ラベ
ルにおいて、2層のコンデンサパターン間に加熱により
導電性となる材料を塗布した無効化サイトを設けたこと
を特徴とするラベル、にある。かかるラベルであるた
め、無効化を容易にでき再使用を防止できる。
【0009】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第4は、少なくともコイルパターンを有する共振ラベル
において、コイルパターン上に加熱により導電性となる
材料を塗布した無効化サイトを設けたことを特徴とす
る。かかるラベルであるため、実質的にコンデンサパタ
ーンを有しないラベルにおいても無効化を容易にでき再
使用を防止できる。
【0010】上記のようなラベルは、加熱により導電性
となる材料を導電性ポリマーをマイクロカプセル化した
材料とすることができ、あるいはまたクリーム半田を使
用することもできる。また、ラベル表示面にホログラム
パターンを設けておけば、偽造防止に顕著な効果を奏す
ることができ、ラベル貼着面に、剥離紙を有する粘着剤
層を設けておけば、使用に便利である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のラベルは共振回路を有す
るラベルであって、共振回路中に無効化サイトを加える
ことによって、回路の短絡を簡便に行うことができるよ
うにしたラベルである。かかる無効化サイトは、微粉
の導電性ポリマーが封入されたマイクロカプセルを主材
料とし、コイルまたはコンデンサと接する適当な箇所に
配し、加熱してマイクロカプセルを溶融させるような簡
易な方法で導通化させることによって、導電性ポリマー
の導通によって回路を無効化させるものである。また同
様に、クリーム状半田をコイルまたはコンデンサと接
する適当な箇所に配し、加熱して導通させ、無効化させ
ることもできる。
【0012】以下、本発明のラベルについて、図面を参
照して説明することにする。図1は、本発明のラベルの
第1の実施形態を示す断面図である。第1の実施形態で
は、加熱導電性材料がコイルの渦巻き状の線間のいずれ
かの部分に塗布されて無効化サイト18を形成してい
る。この場合、加熱導電性材料はコイルの全面に塗布す
る必要はない。通常の場合、コイルの捲線数は数巻きか
ら十数巻き程度であるから2〜3本の線間を導通させる
だけでも共振周波数は大きく変化し短絡のないラベルと
識別することができる。この実施形態では、無効化部分
の誘電体フィルムに予めスルーホールを設けておく必要
はない。また、前述した図6に示すような実質的にコン
デンサパターンの無い共振ラベル形態においても実施可
能である。
【0013】図2は、本発明のラベルの第2の実施形態
を示す断面図である。第2の実施形態では、マイクロカ
プセル層またはクリーム状半田(加熱導電性材料)から
なる材料が上下のコイル間に塗布されて無効化サイト1
8を形成している。加熱導電性材料はコイルの全面に塗
布する必要はなく渦巻きコイルのいずれかの一部を短絡
させれば十分である。この場合は誘電体フィルムに予め
加熱導電性材料が上下コイル間に通じるようなスルーホ
ールを設けておくことが必要になる。
【0014】図3は、本発明のラベルの第3の実施形態
を示す断面図である。第3の実施形態では、加熱導電性
材料がコンデンサパターン間に塗布されて無効化サイト
18を形成している。この場合も加熱導電性材料はコン
デンサの全面に塗布する必要はないが、無効化部分の誘
電体フィルムには予めスルーホールを設けておく必要が
ある。
【0015】このような共振ラベルの製造は、通常の共
振ラベルの製造技術で製造でき、例えば、共振回路はア
ルミ箔や銅箔が形成された基材をハーフダイカットやフ
ォトエッチングするか、あるいは基材に導電性インキで
印刷するか、パターンを電解液中から析出させる鋳造技
術でパターン形成することができる。
【0016】アルミ箔等の金属箔の厚みは通常10〜5
0μm程度とされるが、設計上の電気抵抗値、インダク
タンス、加工精度、コスト等により決定される。R,L
回路パターンに使用する場合は電気抵抗値を小さくする
ため厚い箔が好ましく、コンデンサパターンに使用する
金属箔は電極板および導通端子として使用するだけであ
るから薄い方が好ましいが、通常両者の箔は共通の材料
を使うのが経済的であるので双方の機能を満たす妥当の
厚みに設定される。
【0017】誘電体層となるプラスチックフィルムの厚
みは、共振周波数、Q値、ラベルの大きさ、性能、加工
適性等に定められる。Q値を高くするためには誘電体フ
ィルムの厚みは薄い方が良い。ポリエチレンのイクスト
ルージョンでは十数μmの厚みとなり、加工済みの延伸
フィルムでは数μm程度の厚みのものが得られる。誘電
体層を接着剤を兼ねるコーティング材料で形成する場合
はさらに薄層のものとすることができる。
【0018】無効化サイトを形成する導電性ポリマーの
マイクロカプセルは、ポリピロール、ポリアニリン、ポ
リチオフェン、ポリアセチレン、ポリ(p−フェニレ
ン)、ポリ(p−フェニレンスルフィド)等の導電性ポ
リマーを1〜30μm程度の粒径の粉体としたものをコ
ア材料として、その周囲を囲むようにマイクロカプセル
化材料でカプセル化したものをポリエチレンワックス等
の媒体に分散したものを使用することができる。マイク
ロカプセル化材料にはポリスチレン、アクリル樹脂、メ
ラミン/ホルマリン、ポリウレタン、ポリアミド、ゼラ
チン等を使用することができる。これらの導電性ポリマ
ーは、高融点のものもあるが、300°C以上になるサ
ーマルヘッドや熱ピンの熱量で溶融可能であることが確
認されている。
【0019】クリーム半田は、金属粉末状の半田をロジ
ン等からなる粘性の高いフラックスに少量の有機溶剤を
混ぜ合わせて粘性のクリーム状にしたものである。金属
粉末としては、例えば63Sn/37Pb組成の共晶は
んだが広く使用されているが、数%のビスマスを添加し
たものも市販されている。室温では粘性の高いフラック
ス中に粒径20〜30μm程度の粉末状半田が分散して
いる状態であるため抵抗値は、1KΩ/m以上ありかな
り高いが、短絡化した後は実質的に抵抗は0(ゼロ)に
なる。
【0020】ラベル表面の表示紙等に、ホログラムを設
ける場合は、ホログラムパターンの微小凹凸形状を付与
できる樹脂を予め表示紙に設けておく必要がある。この
合成樹脂としては、熱可塑性樹脂、例えばポリ塩化ビニ
ル、アクリル樹脂(例えばポリメチルメタクリレート
等)、ポリカーボネート、もしくはスチレン等、または
熱硬化性樹脂、例えば不飽和ポリエステル、メラミン、
エポキシ、ポリエステルアクリレート、ポリエステルメ
タアクリレート、ウレタンアクリレート、ウレタンメタ
アクリレート、エポキシアクリレート、エポキシメタア
クリレート、ポリエーテルアクリレート、ポリエーテル
メタアクリレート、ポリオールアクリレート、ポリオー
ルメタアクリレート、メラミンアクリレート、メラミン
メタアクリレート、もしくはトリアジンアクリレート、
トリアジンメタアクリレート等が挙げられる。あるい
は、上記熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂又は電離放射
線硬化性樹脂を混合して使用してもよい。
【0021】ホログラムパターンは、これらの樹脂層を
数μm以下の厚さで設けた面に、ホログラムの形状が凹
凸状に形成されている原版を加圧接触させて、パターン
を樹脂層表面に転写することにより形成することができ
る。樹脂層が熱硬化性樹脂や電離放射線硬化性樹脂であ
る場合は、パターンの転写後加熱エージングや紫外線な
どの電離放射線を照射して樹脂層を完全に硬化させる工
程を設ける。さらにホログラム凹凸パターン上に蒸着法
で反射層を設ける。これにはアルミ、銀などが用いられ
る。反射層上に透明性のある樹脂で保護層を設けても良
い。
【0022】
【実施例】(実施例1)厚み15μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルムに、厚み30μmのアルミニュウ
ム箔をラミネートした材料を使用し、その面に塩酢ビ系
の印刷レジスト(ザ・インクテック株式会社製)をグラ
ビア印刷するエッチング法によりコンデンサパターンと
渦巻きコイルパターンを形成した。図4のようなラベル
の仕上がりサイズが5cm×7cmとなるようにし、コ
ンデンサパターンが3cm×1cm、コイルは5cm×
5cmの枠内に両面合わせて8回巻きとなるように片面
に、それぞれ4回巻きとなるように形成した。
【0023】一方、次の組成のバインダーにカプセルを
混合し、少量の水を加えて練り、ペースト状の無効化サ
イト形成材料を準備した。なお、コア部の導電性ポリマ
ーは粒径1〜30μmの粉体樹脂のものである。 バインダー:ポリエチレンワックス 10部 (三井石油化学株式会社製「ケミパールW−300」) カプセル :導電性ポリマー入りマイクロカプセル 50部 セル部;ポリスチレン樹脂 コア部;導電性ポリマー(バイエルン社製「バイトロン」)
【0024】上記で準備した無効化サイト形成材料を、
上層のコイル線間に塗布した場合、上下層のコイル
線間に塗布した場合、上下層のコンデンサパターン間
に塗布した場合、の3種の試験品を作成し、厚み10μ
mのポリプロピレンフィルムからなる誘電体材料を介し
て接着した。なお、上下のコイルを接続する部分と無効
化サイト形成材料塗布部分のポリプロピレンフィルムに
は予めスルーホールを設けておいた。上下のアンテナが
スルーホールで接続する部分は半田を溶融して接続し
た。
【0025】(実施例2)厚み15μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムに、厚み30μmのアルミニュ
ウム箔をラミネートした材料を使用し、その面に塩酢ビ
系フォトレジスト(ザ・インクテック株式会社製)を塗
布するエッチング法により図6のような渦巻きコイルパ
ターンを形成した。図6のようなラベルの仕上がりサイ
ズが4cm×4cmとなるようにしコイルはラベル枠内
に8回巻きとなるように片面に形成した。なお、コンデ
ンサはICチップに内蔵するものとした。コイルの両端
部をICチップのバンプ151,152に異方性導電フ
ィルムを介して接続した。そのコイル線間に、Pb32
%、Sn63%の粉末状半田を松脂、接着剤、アルコー
ル等からなるフラックスに分散したクリーム半田(千住
金属工業株式会社製「RMタイプ」)を厚み25μmに
塗布して無効化サイトに使用した。この基材上にICチ
ップを収納する開口を設けたバッファ層を介して表示用
紙を接着した。
【0026】上記、実施例1、実施例2の無効化サイト
部分をサーマルヘッドを通過させ、また熱ピンで加熱し
て短絡化したところ、短絡前の共振周波数とは周波数が
変化し、処置済のものであることを容易に判別すること
ができた。従って判別装置がサーマルヘッドや熱ピンを
備えれば判別装置内で処置を完結することができる。
【0027】
【発明の効果】上述のように、本発明のラベルは、コイ
ル間またはコンデンサパターン間に無効化サイトを設け
ているので、加熱により容易に短絡化され、共振回路の
特性を変化させることができる。従って、ラベルが正規
に使用された後は、短絡化により共振周波数を変化させ
るか正常な機能をしないようにすることがでるため、当
該処理をした後の再使用を防止して、商品の真正を保証
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のラベルにおける無効化サイトの第1
の実施形態を示す図である。
【図2】 本発明のラベルにおける無効化サイトの第2
の実施形態を示す図である。
【図3】 本発明のラベルにおける無効化サイトの第3
の実施形態を示す図である。
【図4】 共振ラベルの一例を示す分解斜視図である。
【図5】 図4の共振ラベルの積層後の断面図を示して
いる。
【図6】 共振ラベルの他の例のコイルパターンを示す
図である。
【図7】 図6のパターンのICチップ部分を拡大して
示す図である。
【符号の説明】
10 ラベル 11 上層シート 12 下層シート 13 誘電体フィルム 14 表示用紙 15 マイクロプロセッサ 16 粘着剤層 17 剥離紙 18 無効化サイト 19 導通部 20 コイル 21 金属補強部 111,121 コイル 112,122 コンデンサパターン 141 印刷 142 ホログラムパターン 151,152 バンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 27/00 H01F 15/00 D

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともコイルパターンと誘電体層を
    介するコンデンサパターンからなり特定の周波数の電波
    に共振するLC共振回路を有する共振ラベルにおいて、
    コイルパターン上に加熱により導電性となる材料を塗布
    した無効化サイトを設けたことを特徴とするラベル。
  2. 【請求項2】 少なくとも2層に積層されたコイルパタ
    ーンと誘電体層を介するコンデンサパターンからなり特
    定の周波数の電波に共振するLC共振回路を有する共振
    ラベルにおいて、2層のコイルパターン間に加熱により
    導電性となる材料を塗布した無効化サイトを設けたこと
    を特徴とするラベル。
  3. 【請求項3】 少なくともコイルパターンと誘電体層を
    介するコンデンサパターンからなり特定の周波数の電波
    に共振するLC共振回路を有する共振ラベルにおいて、
    2層のコンデンサパターン間に加熱により導電性となる
    材料を塗布した無効化サイトを設けたことを特徴とする
    ラベル。
  4. 【請求項4】 LC共振回路が、マイクロプロセッサに
    接続していることを特徴とする請求項1から請求項3記
    載のラベル。
  5. 【請求項5】 少なくともコイルパターンを有する共振
    ラベルにおいて、コイルパターン上に加熱により導電性
    となる材料を塗布した無効化サイトを設けたことを特徴
    とするラベル。
  6. 【請求項6】 加熱により導電性となる材料が導電性ポ
    リマーをマイクロカプセル化した材料であることを特徴
    とする請求項1から請求項5記載のラベル。
  7. 【請求項7】 加熱により導電性となる材料がクリーム
    半田であることを特徴とする請求項1から請求項5記載
    のラベル。
  8. 【請求項8】 ラベル表示面にホログラムパターンが設
    けられていることを特徴とする請求項1から請求項7記
    載のラベル。
  9. 【請求項9】 ラベル貼着面には、剥離紙を有する粘着
    剤層が設けられていることを特徴とする請求項1から請
    求項7記載のラベル。
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