JP2001134733A - ラベル - Google Patents

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JP2001134733A
JP2001134733A JP31382799A JP31382799A JP2001134733A JP 2001134733 A JP2001134733 A JP 2001134733A JP 31382799 A JP31382799 A JP 31382799A JP 31382799 A JP31382799 A JP 31382799A JP 2001134733 A JP2001134733 A JP 2001134733A
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Shuji Kobayashi
修司 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共振ラベルの表示部にホログラムパターンを
設け、目視によってもラベルの真偽を判別可能にする。 【解決手段】 本発明のラベルは、少なくともコイルパ
ターン111と誘電体層を介するコンデンサパターン1
22からなり特定の周波数の電波に共振するLC共振回
路を有する共振ラベルにおいて、表示部にホログラムパ
ターン21を設けた層を有することを特徴とする。この
ようなホログラムパターンは、コンデンサパターンを有
しない共振ラベルについても同様にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、共振ラベルに関
する。詳しくはLC共振回路を内臓した共振ラベルであ
って、その表示部にホログラムパターンを有することに
よって、機械および目視の双方で真偽を判定することが
できるラベルに関する。このような共振ラベルは、不正
商品や海賊品の防止目的として、例えば、プリンターの
トナー、インクリボンのカセット等の純正品部材、ビデ
オ、CDなどのパッケージソフト等に貼着し、偽造品の
横行を防止することができる。
【0002】
【従来技術】図3は、共振ラベルの一例を示す分解斜視
図である。共振ラベルは各種の実施形態があり図示のも
のに限られないが、構造が簡明で分かり易いため、まず
図示のものを参照して説明する。図3のように共振ラベ
ルは、渦巻きパターンからなるコイル111とコンデン
サパターン112を有する上層シート11と、同様にコ
イル121とコンデンサパターン122を有する下層シ
ート12とが、誘電体フィルム13を介して積層した構
造となっている。上層シートのコイル111と下層シー
トのコイル121とはその端部t1,t2が、スルーホ
ール131を通じて導通するようにされているがコイル
はいずれか一方のシートにのみ設けるものであっても良
い。コンデンサパターン112と122とは誘電体フィ
ルム13を介して対面するように設けて容量素子を形成
する。共振回路にはマイクロプロセッサ15を回路に並
列に設け、メモリ機能を持たせるようにしても良い。ラ
ベルの最表面には、製品名やメーカーロゴ等の真正品で
あることを保証する印刷141等を設けた表示用紙14
を備え、ラベルの物品貼着面には粘着剤16を塗布して
剥離紙17で保護するのが通常である。
【0003】上記のような共振ラベルは、キャパシタで
あるコンデンサパターン(C回路要素)やコイル(R,
L回路要素)を形成した上層シート、下層シートを、ス
ルーホールを設けた誘電体フィルムを介して積層するこ
とで製造できるが、特開平8−44964号公報のよう
に、上層シートと下層シートを一枚の基材の左右に展開
した形状に設け、共通する表面にポリエチレン等の誘電
体材料をラミネートした後、左右のパターンを中央から
折り曲げて接着し一体のラベルにする形態のものであっ
ても良い。コンデンサやコイルパターンはシート上のア
ルミ箔や銅箔をハーフダイカットやエッチングの手法で
形成する。
【0004】図4は積層後の断面図を示している。図4
のように、コンデンサパターンとコイルは、上下層シー
トの誘電体フィルム側に設けられる。共振回路のQ値を
上げるためには、誘電体フィルムの厚みは薄い方が良
く、コンデンサパターン面積は小さい方が良い。上下層
にコイルを設ける場合はt1,t2の端子部分で導通す
る。これによりLC共振回路が形成され、固有の共振周
波数を有することになる。前記のようにマイクロプロセ
ッセ(ICチップ)15を備える場合は、同様にスルー
ホール132を通じてt3とt4を接続する。
【0005】図5は、共振ラベルの他の例のコイルパタ
ーンを示す図である。この例では、コンデンサーは、マ
イクロプロセッサ(ICチップ)15に内蔵されてお
り、当該コンデンサとコイル20とにより共振回路が形
成されている。従って、ラベルには実質的なコンデンサ
パターンを有しないことになるが、共振ラベルの機能を
果たしている。このラベルの場合もアンテナやICチッ
プの保護を兼ねて表示用紙を設けるが、ICチップの凸
部を吸収するためICチップ形状をくり抜いたバッファ
シート(不図示)を介して積層しても良い。なお、21
は金属による補強部である。図6は、図5のICチップ
部分を拡大して示す図である。コイルパターンはマイク
ロプロセッサ15が搭載される部分のマイクロプロセッ
サ下の基材シート面を細線のパターンとして通過するよ
うに形成され、その両端部のバンプ151,152にお
いてマイクロプロセッサ端子に接続されるため、一般の
場合のようにスルーホールを設けて導通をとる必要がな
い。
【0006】このような共振ラベルはLC共振回路に基
づく一定の周波数の電波を発信することから、不正商品
や海賊品を識別する媒体として有用に使用されてきてい
る。しかし、一度使用された共振ラベルを剥がして不正
目的のために再利用しようとする場合がある。このた
め、特開平10−39758号公報は、共振ラベルを剥
がしたり、改ざんしようとする場合は、ラベルが容易に
層内剥離したり特定の箇所から破れる等して破壊される
ようにしてその機能を発揮できなくする技術を開示して
いる。一方、特開平10−116031号公報にはシー
ルの不正使用を防止するため、ホログラム層を有するシ
ールを提案している。しかし、共振ラベルの判別は、機
械装置が必要であり装置がない場合、目視では判定でき
ない。一方、目視判別のホログラムだけでは偽造手法の
巧妙さから偽造防止効果が万全とはいえない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では、
機械判別が可能な共振ラベルにホログラムパターンを設
けることにより、機械装置および目視の双方から判別可
能にして偽造、変造を一層困難にしようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の要旨の第1は、少なくともコイルパターンと
誘電体層を介するコンデンサパターンからなり特定の周
波数の電波に共振するLC共振回路を有する共振ラベル
において、表示部にホログラムパターンを設けた層を有
することを特徴とするラベル、にある。上記において
は、LC共振回路が、マイクロプロセッサに接続してい
ることもできる。かかるラベルであるため、真偽判別を
確実にして偽造、変造を高度に防止できる。
【0009】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第2は、少なくともコイルパターンを有する共振ラベル
において、表示部にホログラムパターンを設けた層を有
することを特徴とするラベル、にある。かかるラベルで
あるため、真偽判別を確実にして偽造、変造を高度に防
止できる。
【0010】上記のようなラベルは、ホログラムパター
ンを設けた層とコイルパターンを有するラベル層との間
に、反射性薄膜層や印刷を施した表示用紙を設けること
ができ、ラベルの物品貼着面には、剥離紙を有する粘着
剤層を設けることができる。かかるラベルであれば、偽
造・変造が一層困難になる他、使用利便性が高くなる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のラベルは共振回路を有す
るラベルであって、ラベル表示部にホログラムパターン
を持たせることによって、ラベルの真偽判別を機械装置
および目視の双方で可能としたものである。
【0012】以下、本発明のラベルについて、図面を参
照して説明することにする。図1は、本発明のラベルの
第1の実施形態を示す断面図である。第1の実施形態
は、図3、図4に示す共振ラベルの発展形態にかかり、
コンデンサパターンとコイルがそれぞれ形成された上層
シート11と下層シート12とが誘電体フィルム13を
介して積層されている。共振ラベル上には表示用紙14
を備えることができるが、この表示用紙は無くても良
い。また、上層シートが表示用紙を兼ねるものであって
も良い。さらにその上面にはベースフィルム18に形成
したホログラム層20が接着剤層23を介して共振ラベ
ルに積層されている。ホログラム層にはホログラムパタ
ーン21が設けられる。ホログラム層と接着剤層23と
の間には反射性薄膜層または透明反射性薄膜層22を備
える。また、必要な印刷141を表示用紙またはホログ
ラム層面に設ける。共振ラベルの物品貼着面側(下面
側)には粘着剤層16を設け、剥離紙17で保護すれ
ば、物品に貼着でき使用利便性が高くなる。
【0013】図2は、本発明のラベルの第2の実施形態
を示す断面図である。第2の実施形態は、図5に示す共
振ラベルの発展形態にかかり、アンテナコイルが単一の
シート11に形成され、コンデンサを内蔵するICチッ
プがアンテナコイルの接続端子上に装着され、これによ
り共振ラベルを構成している。共振ラベル上には接着剤
層24を介して表示用紙14を備えることができるが、
この表示用紙は無くても良い。さらにその上面にはベー
スフィルム18に形成したホログラム層20が接着剤層
23を介して共振ラベルに積層されている。反射性薄膜
層または透明反射性薄膜層22を備えることは、第1の
実施形態の場合と同様である。印刷141も先の実施形
態の場合と同様に設ける。共振ラベルの物品貼着面側
(下面側)には粘着剤層16が設けられ、剥離紙17で
保護されているのも同様である。
【0014】このような共振ラベルの製造は、通常の共
振ラベルの製造技術で製造でき、例えば、共振回路はア
ルミ箔や銅箔が形成された基材をハーフダイカットやフ
ォトエッチングするか、あるいは基材に導電性インキで
印刷するか、鋳造技術でパターン形成することができ
る。
【0015】アルミ箔等の金属箔の厚みは通常20〜4
0μm程度とされるが、設計上の電気抵抗値、インダク
タンス、加工精度、コスト等により決定される。R,L
回路パターンに使用する場合は電気抵抗値を小さくする
ため厚い箔が好ましい。一方、コンデンサパターンに使
用する金属箔は電極板および導通端子として使用するだ
けであるから薄い方が好ましいが、通常両者の箔は共通
の材料を使うのが経済的であるので双方の機能を満たす
妥当の厚みに設定される。
【0016】誘電体層となるプラスチックフィルムの厚
みは、共振周波数、Q値、ラベルの大きさ、性能、加工
適性等に定められる。Q値を高くするためには誘電体フ
ィルムの厚みは薄い方が良い。ポリエチレンのイクスト
ルージョンでは十数μmの厚みとなり、加工済みの延伸
フィルムでは数μm程度の厚みのものが得られる。誘電
体層を接着剤を兼ねるコーティング材料で形成する場合
はさらに薄層のものとすることができる。
【0017】ホログラム層は、ホログラムパターンの微
小凹凸形状を付与できる樹脂を予めベースフィルムに設
けておく必要がある。この合成樹脂としては、熱可塑性
樹脂、例えばポリ塩化ビニル、アクリル樹脂(例えばポ
リメチルメタクリレート等)、ポリカーボネート、もし
くはスチレン等、または熱硬化性樹脂、例えば不飽和ポ
リエステル、メラミン、エポキシ、ポリエステルアクリ
レート、ポリエステルメタアクリレート、ウレタンアク
リレート、ウレタンメタアクリレート、エポキシアクリ
レート、エポキシメタアクリレート、ポリエーテルアク
リレート、ポリエーテルメタアクリレート、ポリオール
アクリレート、ポリオールメタアクリレート、メラミン
アクリレート、メラミンメタアクリレート、もしくはト
リアジンアクリレート、トリアジンメタアクリレート等
が挙げられる。あるいは、上記熱可塑性樹脂および熱硬
化性樹脂または電子線硬化性樹脂を混合して使用しても
よい。
【0018】ホログラムパターンは、これらの樹脂層を
数μm以下の厚さで設けた面に、ホログラムの形状が凹
凸状に形成されている原版を加圧接触させて、パターン
を樹脂層表面に転写することにより形成することができ
る。樹脂層が熱硬化性樹脂や紫外線硬化性樹脂である場
合は、パターンの転写後に加熱エージングや紫外線など
の電離放射線を照射して樹脂層を完全に硬化させる工程
を設ける。ホログラムパターンには反射層や透明反射性
薄膜層を設けることが通常行われる。反射層の場合は光
を完全に反射するように、アルミやニッケル等の蒸着層
を設けるが、反射層下の表示や図柄を視認することはで
きなくなる。
【0019】ホログラム層20に透明反射性薄膜層22
を設ける場合は、ホログラム効果を発現でき、しかも下
層の表示などを隠蔽しない材質であればいかなるものも
使用でき、例えば、ホログラム層20と屈折率の異なる
透明材料や、厚さが20nm以下の反射性金属薄膜層等
が挙げられる。前者の場合、屈折率はホログラム層より
も大きくても小さくてもよいが、屈折率の差は0.1以
上が好ましく、0.5以上がさらに好ましい。このよう
に屈折率の異なる透明反射性薄膜層を設けることによ
り、ホログラム効果を発現させると共に、下層の表示を
隠蔽させない作用が行われる。また、後者の場合は反射
性金属薄膜層ではあるが、厚さが20nm以下であるた
め光波の透過率が大きく、そのため部分反射によるホロ
グラム効果発現作用と共に、透過による表示非隠蔽作用
を発揮する。
【0020】透明反射性薄膜層22の材質として、例え
ば次のの材質のものが使用できる。 (1)ホログラム層よりも屈折率の大きい透明反射性薄
膜層。 これには、可視領域で透明なものと、赤外または紫外領
域で透明なものとがあり、それぞれ代表的なものの材質
と括弧内にその屈折率(n)を示す。可視領域透明体と
しては、Sb2 5 (3.0)、Fe2 3 (2.
7)、PbO(2.6)、ZnSe(2.6)、CdS
(2.6)、Bi2 3 (2.4)、TiO2 (2.
3)、PbCl2 (2.3)、ZnS(2.1)、Zn
O(2.1)、CdO(2.1)、SiO(2.0)、
TiO(1.9)などが挙げられる。赤外または紫外領
域透明体としては、CdSe(3.5)、CdTe
(2.6)、Ge(4.0〜4.4)、PbTe(5.
6)、Si(3.4)、Te(4.9)、TlCl
(2.9)、ZnTe(2.8)などが挙げられる。
【0021】(2)ホログラム層よりも屈折率の大きい
透明強誘電体。 具体的には、CuCl(2.0)、CuBr(2.
2)、GaP(3.3〜3.5)、KH2 AsO
4 (1.6)、N4 (CH2 4 (1.6)、NH4
2PO4 (1.5)、LiNbO3 (2.3)、BaT
iO3 (2.4)、SrTiO3 (2.4)などが挙げ
られる。
【0022】(3)ホログラム層よりも屈折率の小さい
透明薄膜層。 具体的には、LiF(1.4)、MgF(1.4)、3
NaF・AlF3 (1.4)、AlF3 (1.4)、G
aF2 (1.3)、NaF(1.3)が挙げられる。
【0023】(4)厚さ20nm以下の反射性金属薄膜
層。 この反射性金属薄膜は複素屈折率を有し、該複素屈折率
n*はn*=n−iKで表される。nは屈折率、Kは吸
収係数を示す。具体的には下記の材質を使用でき、それ
ぞれのnおよびKを括弧内に示す。Be(n=2.7,
K=0.9)、Mg(n=0,K=6.1)、Ca(n
=0.3,K=8.1)、Sr(n=0.6,K=3.
2)、Ra(n=0.9,K=1.7)、La(n=
1.8,K=1.9)、Ce(n=1.7,K=1.
4)、Cr(n=3.3,K=1.3)、Mn(n=
2.5,K=1.3)、Cu(n=0.7,K=2.
4)、Ag(n=0.1,K=3.3)、Au(n=
0.3,K=2.4)、Al(n=0.8,K=5.
3)、Sb(n=3.0,K=5.3)、Ni(n=
1.8,K=1.8)などである。その他の材料として
Sn、In、Te、Ti、Fe、Co、Zn、Ge、P
b、Cd、Bi、Se等が使用可能である。また上記に
挙げた金属の酸化物、窒化物等も使用可能であり、さら
に、金属、その酸化物、窒化物等は単独で用いられる他
に、それぞれを2種以上組み合わせて用いることができ
る。
【0024】
【実施例】(実施例1)厚み15μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルムに、厚み30μmのアルミニュウ
ム箔をラミネートした材料を使用し、その面に塩酢ビ系
の印刷レジスト(ザ・インクテック株式会社製)をグラ
ビア印刷するエッチング法によりコンデンサパターンと
渦巻きコイルパターンを形成した。図3のようなラベル
の仕上がりサイズが5cm×7cmとなるようにし、コ
ンデンサパターンが1.5cm×1cm、コイルは5c
m×5cmの枠内に両面合わせて8回巻きとなるように
片面に、それぞれ4回巻きとなるように上下層各フィル
ムに形成した。誘電体フィルムとして厚み10μmのポ
リプロピレンフィルムを使用し上下層のコイルがスルー
ホールを通じて導通するよに接着剤を使用してラミネー
トし、共振回路を備えた原反とした。
【0025】一方、ポリエチレンテレフタレートからな
る厚み50μmのベースフィルム(東レ株式会社製「ル
ミラーT60」)に、ホログラム生成樹脂(三菱化学株
式会社製「ユピマーLZ065S」)を2g/m2 の厚
さにバーコーターで塗工し、乾燥後、熱エンボスにより
ホログラムパターンを転写した。さらに、エンボス面に
蒸着により、透明反射性薄膜層として酸化チタン(Ti
2 )薄膜を厚さ40nmに形成し、黒色顔料(カーボ
ンブラック)を加えた接着剤層をTiO2 蒸着面に塗工
して透明ホロ原反を準備した。
【0026】前記、共振回路を備えた原反に透明ホロ原
反を接着剤を使用して熱ラミネートし、ホログラムパタ
ーン付き共振ラベルを完成した。
【0027】(実施例2)厚み15μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムに、厚み30μmのアルミニュ
ウム箔をラミネートした材料を使用し、その面に塩酢ビ
系フォトレジスト(ザ・インクテック株式会社製)を塗
布するエッチング法により、図6のような渦巻きコイル
パターンを形成した。ラベル仕上がりサイズが4cm×
4cmとなるようにしコイルはラベル枠内に8回巻きと
なるように片面に形成した。なお、コンデンサはICチ
ップに内蔵するものとした。コイルの両端部をICチッ
プのバンプ151,152に異方性導電フィルムを介し
て接続し、共振回路を備えた原反とした。この原反に実
施例1で準備したと同一の透明ホロ原反を接着剤を使用
して熱ラミネートし、ホログラムパターン付き共振ラベ
ルを完成した。
【0028】実施例1および実施例2の共振ラベルのい
ずれも所定周波数の電波に感応して応答するとともに、
ホログラムパターンを目視で判定することができたの
で、機械、目視の双方で判別することができる共振ラベ
ルとして有用に使用することができた。
【0029】
【発明の効果】上述のように、本発明のラベルは、機械
判別が可能な共振ラベルにホログラムパターンを設けて
あるので、機械装置および目視の双方からラベルの真偽
が判別可能となり偽造、変造を一層困難にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のラベルの第1の実施形態を示す図で
ある。
【図2】 本発明のラベルの第2の実施形態を示す図で
ある。
【図3】 共振ラベルの一例を示す分解斜視図である。
【図4】 図3の共振ラベルの積層後の断面図を示して
いる。
【図5】 共振ラベルの他の例のコイルパターンを示す
図である。
【図6】 図5のICチップ部分を拡大して示す図であ
る。
【符号の説明】
10 ラベル 11 上層シート 12 下層シート 13 誘電体フィルム 14 表示用紙 15 マイクロプロセッサ 16 粘着剤層 17 剥離紙 18 ベースフィルム 19 導通部 20 ホログラム層 21 ホログラムパターン 22 反射性薄膜または透明反射性薄膜 23,24 接着剤層 111,121 コイル 112,122 コンデンサパターン 141 印刷

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともコイルパターンと誘電体層を
    介するコンデンサパターンからなり特定の周波数の電波
    に共振するLC共振回路を有する共振ラベルにおいて、
    表示部にホログラムパターンを設けた層を有することを
    特徴とするラベル。
  2. 【請求項2】 LC共振回路が、マイクロプロセッサに
    接続していることを特徴とする請求項1記載のラベル。
  3. 【請求項3】 少なくともコイルパターンを有する共振
    ラベルにおいて、表示部にホログラムパターンを設けた
    層を有することを特徴とするラベル。
  4. 【請求項4】 ホログラムパターンを設けた層とコイル
    パターンを有するラベル層との間に反射性薄膜層を設け
    たことを特徴とする請求項1から請求項3記載のラベ
    ル。
  5. 【請求項5】 ホログラムパターンを設けた層とコイル
    パターンを有するラベル層との間に印刷を施した表示用
    紙を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3記載
    のラベル。
  6. 【請求項6】 ラベルの物品貼着面には、剥離紙を有す
    る粘着剤層が設けられていることを特徴とする請求項1
    から請求項5記載のラベル。
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