JP2001134542A - 集合的メモリを共有する複数のプロセッサの配列 - Google Patents

集合的メモリを共有する複数のプロセッサの配列

Info

Publication number
JP2001134542A
JP2001134542A JP2000257870A JP2000257870A JP2001134542A JP 2001134542 A JP2001134542 A JP 2001134542A JP 2000257870 A JP2000257870 A JP 2000257870A JP 2000257870 A JP2000257870 A JP 2000257870A JP 2001134542 A JP2001134542 A JP 2001134542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
data
access
collective
request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000257870A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4531223B2 (ja
Inventor
Thierry Nouvet
ヌベ、ティエリ
Perthuis Hugues De
ユーグ、ド、ペルテュイ
Stephane Mutz
ステファンヌ、ミュッツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
Publication of JP2001134542A publication Critical patent/JP2001134542A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4531223B2 publication Critical patent/JP4531223B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/16Handling requests for interconnection or transfer for access to memory bus
    • G06F13/1668Details of memory controller
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/16Handling requests for interconnection or transfer for access to memory bus
    • G06F13/1605Handling requests for interconnection or transfer for access to memory bus based on arbitration
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/16Handling requests for interconnection or transfer for access to memory bus
    • G06F13/1605Handling requests for interconnection or transfer for access to memory bus based on arbitration
    • G06F13/1652Handling requests for interconnection or transfer for access to memory bus based on arbitration in a multiprocessor architecture
    • G06F13/1663Access to shared memory

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に高速処理の実行を、比較的低コストにお
いて可能とするデータ処理配列を提供する。 【解決手段】 複数のプロセッサから構成されるデータ
処理配列。これらのプロセッサは、集合的メモリを共有
する。この配列は、プライベート・バスから構成され
る。プライベート・バスは、もっぱらプロセッサと集合
的メモリの間でのデータ通信を可能とする。メモリ・イ
ンターフェースは、データ・バーストにおいて集合的メ
モリへのアクセスを供給し、同時に、プライベート・バ
ス上で実質的に定常的なデータ・ストリームを生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、集合的メモリを
共有する複数のプロセッサから構成されるデータ処理方
式に関するものである。本発明は、MPEGデータ・ス
トリームをデコードできる集積回路などに応用すること
ができる。
【0002】
【従来の技術】文献WO 95/32579は、MPE
Gデコーダーについて記述している。MPEGデコーダ
ーは、外部DRAMメモリを持つ。制御装置は、外部D
RAMメモリおよび内部双方向バスをコントロールす
る。外部DRAMメモリと内部装置との間のデータ伝送
は、すべて、この双方向バス経由で処理される。
【0003】
【発明の概要】本発明の目的は、特に高速処理の実行
を、比較的低コストにおいて可能とすることである。
【0004】本発明は、次の諸点を考慮している。プロ
セッサとメモリとの間のデータ通信は、一般に、バス経
由で処理される。このデータ通信のためには、バスは、
単位時間あたりのビット数で表される所定の通過帯域を
持つ必要がある。データのメモリからの読み出し、およ
びメモリへの書き込みにおけるプロセッサのデータ授受
速度は、必要とされる通過帯域によって決まる。たとえ
ば、ビデオデータをリアルタイム処理するプロセッサで
は、通過帯域は相当に大きい必要がある。
【0005】原則として、バスの通過帯域は、次の2つ
の要因に左右される。第1の要因として、通過帯域は、
バスを構成する回路の電気的特性に依存する。たとえ
ば、キャパシタンスが相当に大きい回路では、単位時間
に伝送できるビット数はかなり少なくなる。第2の要因
として、通過帯域は、バスを構成する回路数に依存す
る。たとえば、最大伝送速度が1Mbpsの回路では、
10本の信号線で構成されるバス(バス幅=10ビッ
ト)の通過帯域は10Mbpsとなる。100本の信号
線(バス幅=100ビット)のバスでは、通過帯域は1
00Mbpsとなる。
【0006】一般に、集合的バスを介して複数のプロセ
ッサが集合的メモリにアクセスできるように配列されて
いる。従来の技術に関する資料では、その例について記
している。集合的バスは、複数のプロセッサが集合的メ
モリにアクセスできるようにするため、一般に、相当の
長さを持つことになる。このことは、このバス回路は、
キャパシタンスが比較的大きくなることを意味する。し
たがって、特にビデオ処理などの高速処理が要求される
場合に適切な通過帯域を確保するためには、比較的大型
のバスが必要となる。大型のバス、特に集積回路用のバ
スは、回路基板で占める面積が大きいために高価なもの
となる。
【0007】本発明によって、冒頭の段落に定義された
タイプの配列は、つぎのように構成されることになる。
【0008】−プライベート・バス。プライベート・バ
スは、あるプロセッサと集合的メモリの間だけでデータ
通信を可能にする。
【0009】−プライベート・バスを介して実質的に定
常的なデータ・ストリームを維持するためのメモリ・イ
ンターフェース。集合的メモリへのアクセスはバースト
・モードで行われる。
【0010】この構成によって、個々のプライベート・
バスについて、通過帯域が関連するプロセッサに正確に
適合するようにバス幅を最適化できるようになる。メモ
リ・インターフェースによって、バスは実質的に定常的
なデータ・ストリームを仲介することが保証されるた
め、プライベート・バスの通過帯域の効率的利用が可能
となる。さらに、プライベート・バスは、1個のプロセ
ッサを集合的メモリに接続するだけでよくなるため、バ
ス回路は比較的短くなる。結果として、1つのバス回路
の単位時間あたりのビット数が比較的大きくなる。こう
した諸要因が複合した結果、多数の実装において、プラ
イベート・バスが占める表面積の合計は、従来の技術に
おいて用いられた集合的バスの場合よりも小さくてすむ
ことになる。したがって、本発明は、比較的低コストで
実装を実現可能とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明、および本発明の実用化に
あたって活用可能な付加的な特徴について、以下、図を
添えて詳しく説明する。
【0012】以下は、参照記号についての説明である。
すべての図で、類似物には同一の参照文字を当ててい
る。複数のものも、図では単数表示している場合があ
る。この場合、類似物の間の区別のため、参照文字に数
字を接尾辞としてつけている。接尾辞の数字は、便宜
上、省略されている場合もある。以上は、記述と請求項
ともに当てはまる。
【0013】図1は、本発明のデータ処理の配列であ
る。配列は、集合的メモリSDRAM、メモリ・インタ
ーフェースINT、3つのデータ処理装置(B1、B
2、B3)から構成される。データ処理装置は、以下、
単に「装置」と称す。装置Bは、おのおの、プライベー
ト・読み出しバスBBRおよびプライベート書き込みバ
スBBWを介して、メモリ・インターフェースINTに
接続されている。個々のプライベート読み出しバスBB
Rとプライベート書き込みバスBBWは、おのおの、装
置Bに1対1対応している。メモリ・インターフェース
INTは、集合的バスBMを介して、集合的メモリSD
RAMに接続されている。装置B、プライベート読み出
しバスBBR、プライベート書き込みバスBBW、およ
びメモリ・インターフェースINTは、一つの集積回路
の一部分となる可能性もあるが、集合的メモリSDRA
Mは外部装置である。
【0014】このデータ処理配列の一般的な操作は次の
通りである。装置Bは、要求に応じて、データを受け取
って、処理し、集合的メモリSDRAMに格納する。デ
ータを処理した後、装置Bは、処理済みデータを、メモ
リ・インターフェースINTを介して集合的メモリSD
RAMに入力する。メモリ・インターフェースINT
は、さまざまな装置Bによる集合的メモリSDRAMへ
のアクセスを制御する。
【0015】メモリ・インターフェースINTは、二つ
の基本的な機能を持つ。第1の機能は、集合的メモリS
DRAMへのアクセスのレベルにおいて装置Bの間のア
ービトレーションを実行することである。一つの装置B
の集合的メモリSDRAMへの1回のアクセスでは、読
み出しか書き込みのいずれかが実行できる。このこと
は、装置Bは、バースト・モードにおいてのみ、メモリ
にアクセスできることを意味している。第2の機能は、
読み出しの場合、メモリ・インターフェースINTは、
集合的メモリSDRAMから入ってくるデータ・バース
トを変換し、実質的に定常的なデータ・ストリームに変
えて装置Bに送るというものである。このデータ・スト
リームは、したがって、個々のプライベート読み出しバ
スBBRを介して装置Bに伝送される。書き込みの場
合、メモリ・インターフェースINTは、任意の装置B
から入ってくる実質上定常的なデータ・ストリームをデ
ータ・バーストに変換して、集合的メモリSDRAMに
書き出す。
【0016】図2は、メモリ・インターフェースINT
の動作を示す概略図である。T(BM)は、集合的メモ
リSDRAMとメモリ・インターフェースINTとの間
の、集合的バスBMを介したデータ転送を表す。T(B
BR1)、T(BBR2)、T(BBR3)は、メモリ
・インターフェースINTと、装置B1、B2、および
B3の間の、対応するプライベート読み出しバスBBR
1、BBR2、およびBBR3を介したデータ転送を表
す。T(BBW1)、T(BBW2)、T(BBW3)
は、メモリ・インターフェースINTと、装置B1、B
2、およびB3の間の、対応するプライベート書き込み
バスBBW1、BBW2、BBW3を介したデータ転送
を表す。
【0017】データ転送T(BM)は、データ・バース
トDBから構成される。おのおののデータ・バーストD
Bは、集合的メモリSDRAMの、装置Bによる書き込
みモードまたは読み出しモードのいずれかにおける1つ
のアクセス操作に対応する。DBのあとのカッコのなか
の参照符は、バースト状態のデータが装置Bのどれに属
するかを示し、またアクセスのタイプ:書き込み(W)
または読み出し(R)を示す。たとえば、DB1(B1
/R)は、データ・バーストDB1は、B1による読み
出しモードにおける集合的メモリSDRAMへのアクセ
スであることを示す。
【0018】図2は、メモリ・インターフェースINT
は、集合的メモリSDRAMから入ってくる所定の装置
Bに属するデータ・バーストの「スムージング」を実行
することを示している。この図は、逆に、メモリ・イン
ターフェースINTは、上記のデータをバーストとして
(データ圧縮)集合的メモリSDRAMに書き込むため
に、装置Bから受け取るデータの時間短縮(time
concentration)を実行することも示して
いる。したがって、プライベート読み出しバスBBRお
よびプライベート書き込みバスBBWを介したデータ転
送は、比較的低速度で実施される。結果として、このこ
とによって、プライベート読み出しバスBBRとプライ
ベート書き込みバスBBWは、比較的狭い通過帯域を持
つことが可能となり、結果的にバス幅が比較的小さくな
る。この点については、バスのサイズは、必ずしも、バ
スによって転送されるデータに含まれるビット数に対応
しない点に注意する必要がある。たとえば、16ビット
データは、4ビット語に分割できるため、4ビット・バ
スを介して4語のシーケンスの形で転送できる。
【0019】図3は、装置Bを示している。装置Bは、
プロセッサPおよび一般アドレッシング回路AGAから
構成される。プロセッサPは、論理要求LRQを出す。
装置Bはビデオデータを処理すると想定されており、こ
の場合、論理要求LRQは、たとえば所定の行のピクセ
ルをカレント・イメージとして要求することであるかも
しれない。一般アドレッシング回路AGAは、論理要求
LRQを、物理要求PRQに変換する。物理要求PRQ
は、要求されたデータの集合的メモリSDRAMの中で
の保管場所である物理的アドレスを定義する。物理的要
求PRQは、開始アドレス、この開始アドレスを起点と
してサーチするアドレスの数、ならびに場合によって
は、データのサーチ中に使用するスキーマのいずれかの
形をとる。このスキーマは、読み出す連続するアドレス
の数、ジャンプするアドレスの数、ならびに「読み出し
およびジャンプ」反復の数のいずれかの形をとる。論理
要求LRQから物理的要求PRQへのトランスレーショ
ンはトランスレーション・パラメーターによって定義さ
れるが、AGAは、同じ方法でプログラム可能となる場
合がある。このことで、データを集合的メモリSDRA
Mの中にフレキシブルに格納できる。
【0020】図4は、メモリ・インターフェースINT
である。メモリ・インターフェースINTは、アービタ
ーARB、アクセス・インターフェースSIF、バッフ
ァ・メモリ配列BUF、ならびにアドレッシングおよび
マクロ命令回路AGBから構成される。アドレッシング
およびマクロ命令回路AGBは、個々の装置Bに対して
存在する。
【0021】全体として、メモリ・インターフェースI
NTの内部操作は、次の通りである。個々のアドレッシ
ングおよびマクロ命令回路AGBは、装置Bからの物理
要求を、関連するマクロ命令を規準として分割する。マ
クロ命令は、メモリーの中の任意の列へのアクセス要求
を表す。マクロ命令がアービターARBに対して提出さ
れる前に、アドレッシングおよびマクロ命令回路AGB
は、バッファ・メモリ配列BUFのなかに十分な余地が
存在することを検証する。この目的のため、最初に、マ
クロ命令をバッファ・メモリ配列BUFに対して適用す
る。バッファ・メモリ配列BUFが、マクロ命令によっ
て定義されたデータ数の格納のための余地が存在するこ
とを確認した場合は、アドレッシングおよびマクロ命令
回路AGBは、アービターARBに対してマクロ命令を
提出する。アービターARBは、さまざまなアドレッシ
ングおよびマクロ命令回路AGBからのマクロ命令を受
け取り、アクセス・インターフェースSIFに対して適
用されるマクロ命令を選択する。この選択は、後述する
アービトレーション・スキーマに従って行われる。アク
セス・インターフェースSIFは、アービターARBか
ら受け取ったマクロ命令を、受け取った順番に処理す
る。したがって、アクセス・インターフェースSIF
は、集合的メモリSDRAMに対するアクセスを提供
し、アクセス操作は、処理されるマクロ命令によって定
義される。
【0022】マクロ命令は、Y個のアドレスから構成さ
れるX個のアドレス・グループへのアクセスを可能と
し、アドレス・グループは、Z語ずつ分割される。ここ
で、X、Y、Zは整数である。したがって、マクロ命令
は、次の情報を含む。
【0023】−アクセスする最初のアドレス −アドレス・グループのなかの最初のアドレスに続いて
アクセスされるアドレス数(Y−1); −連続するアドレスの2つのグループの間のスキップす
るアドレスの数(Z); −最初のグループに加えてアクセスされるアドレス・グ
ループの数(X−1); −アクセスのタイプ:読み出し、または書き込み。
【0024】ビットレベルにおけるマクロ命令の例は、
次の通りである。集合的メモリSDRAMに格納されて
いるデータは、幅32ビット、集合的メモリSDRAM
の最大容量は256メガビットであるものとする。この
ことから1個のアドレスは、23ビットで表されること
になる。さらに、アクセス操作の最大アドレス数は16
に限定されるものとする。こうした制限は、回転待ち時
間(latency)という点から設けられる。したが
って、X−1およびY−1は大部分は15となり、した
がって4ビットでコーディングできる。最後に、集合的
メモリSDRAMの構成から、1つの列に含まれる最大
アドレス数は512である。結果として、ジャンプする
アドレス数は511を超えることはないことから、ジャ
ンプするアドレス数は9ビットでコーディングできる。
以上から、マクロ命令のサイズは、23+2×4+9+
1=41ビットとなる。このアドレスは、40〜18ビ
ットで、アクセス・タイプは17ビットで、読み出し語
数(Y−1)は16〜13ビットで、ジャンプする語数
(Z)は12〜4ビットで、語のグループ数(X−1)
は3〜0ビットでコーディングできる。
【0025】図5は、任意の装置Bによる読み出しモー
ドにおける集合的メモリSDRAMへのアクセスの処理
の概略図である。横軸は時間を示す。縦軸には、関係す
る各種機能要素が配されている。この図の矢印は、イン
ターフェース・メモリSRAMへのアクセスの処理にお
けるさまざまなステップSを示している。
【0026】S1=関連する装置BのプロセッサPは、
一般アドレッシング回路AGAに対して、論理要求LR
Qを提出する。論理要求LRQは、たとえば、画像のた
めのデータセットの中のある行の処理対象となる輝度ピ
クセルなど、データのサブセットを規定する。
【0027】S2=一般アドレッシング回路AGAは、
論理要求LRQを、物理要求PRQに変換する。
【0028】S3=一般アドレッシング回路AGAは、
物理要求PRQを、マクロ命令アドレッシング回路AG
Bに提出する。
【0029】S4=マクロ命令アドレッシング回路AG
Bは、物理要求PRQをマクロ命令に変換する。
【0030】S5=マクロ命令アドレッシング回路AG
Bは、物理要求PRQから変換された最初のマクロ命令
を、バッファ・メモリ配列BUFに提出する。
【0031】S6=バッファ・メモリ配列BUFは、マ
クロ命令によって指定されたデータ数を格納する余地の
有無を検証する。
【0032】S7=バッファ・メモリ配列BUFは、マ
クロ命令アドレッシング回路AGBに対して、余地があ
るという承認を出す。
【0033】S8=任意の遅延を示す。
【0034】S9=マクロ命令アドレッシング回路AG
Bは、アービターARBに対してマクロ命令を提出す
る。
【0035】S10=アービターARBは、装置による
集合的メモリSDRAMへの任意のアクセス(読み出し
モードまたは書き込みモード)に対して適用されるアー
ビトレーション・スキーマに従って、マクロ命令を集合
的メモリSDRAMへのアクセス要求として処理する。
【0036】S11=アービターARBは、マクロ命令
をアクセス・インターフェースSIFに提出する。
【0037】S11a=アービターARBは、バッファ
・メモリ配列BUFに対して、マクロ命令がアクセス・
インターフェースSIFに提出されたという承認を出
す。
【0038】S12=マクロ命令は、アクセス・インタ
ーフェースSIFの中で待ち行列となり、アクセス・イ
ンターフェースSIFは先に受け取ったマクロ命令を最
初に処理する。
【0039】S13=アクセス・インターフェースSI
Fは、マクロ命令に基づいて、集合的メモリSDRAM
に対する制御信号を生成する。この制御信号は、マクロ
命令によって指定されたアドレスにおいてデータの読み
出しを引き起こす。
【0040】S14=集合的メモリSDRAMから読み
出されたデータは、バッファ・メモリ配列BUFに転送
される。
【0041】S15=バッファ・メモリ配列BUFは、
一時的にデータを格納する。
【0042】S16=バッファ・メモリ配列BUFは、
実質的に定常的なデータ・ストリームとしてデータをプ
ロセッサPに転送する。
【0043】ステップS1において作成された論理要求
LRQに続く個々のマクロ命令について、ステップS5
〜S15が繰り返される。
【0044】これから先のステップは、図5には示して
いない。ステップS1の時点で、一般アドレッシング回
路AGAは、プロセッサPに対して承認信号を送る。こ
の信号は、論理要求LRQが受理され、処理されること
を示している。承認信号への応答として、プロセッサP
は新しい論理要求を作成し、改めて通知されるまで保持
している。マクロ命令アドレッシング回路AGBが、論
理要求LRQへの応答として最後のマクロ命令を提出し
た時点で、論理要求LRQの処理は終了する。この場
合、マクロ命令アドレッシング回路AGBは、一般アド
レッシング回路AGAに対して、論理要求LRQの処理
が完了したことを伝える承認信号を送る。この信号への
応答として、一般アドレッシング回路AGAは、ステッ
プS1によって開始された論理要求LRQの処理と同様
の方法において、新しい論理要求LRQの処理を開始す
る。すなわち、処理が繰り返される。
【0045】図6aおよび6bは、アービターARBに
関するアービトレーション・スキーマである。図6aで
は、8通りの状態ST1〜ST8は、環状に配列されて
いる。この状態STは、次々と起こり、円環を描く。一
つ一つの状態STは、マクロ命令をアクセス・インター
フェースSIFに送信する可能性を示す。したがって、
個々の状態は、メモリへのアクセスの可能性を示してい
る。個々の状態は、任意のプロセッサPに対応する。任
意の状態と対応するプロセッサPは、状態を表す円環の
なかで規定されている。
【0046】図6bは、図6aに対応するアービトレー
ション・プロセスを示す。このプロセスは、複数のステ
ップSA1〜SA8から構成されており、図6aに示し
た個々の状態STに対して実行される。ステップSA1
は、状態のジャンプの後に実行される最初のステップで
ある。ステップSA1においては、アービターARB
は、マクロ命令アドレッシング回路AGBから提出され
たマクロ命令と、状態S[i]に対応するプロセッサP
[j]からのその後の論理要求LRQが一時停止状態に
あるか否かを検証する。マクロ命令が一時停止状態の
時、ステップSA1の後には、ステップSA2が続く。
ステップSA2において、アービターARBは、アクセ
ス・インターフェースSIFに対して、対応するマクロ
命令を送る。アクセス・インターフェースSIFからの
マクロ命令送出によって、任意の遅延の後、マクロ命令
によって定義されたとおりに対応するプロセッサPが集
合的メモリSDRAMにアクセスすることになる。マク
ロ命令が送出された後、アービターは次の状態にジャン
プし、図6bに示したプロセスが繰り返される。
【0047】しかしながら、ステップS1において、ア
ービターARBが状態S[i]と対応するプロセッサP
に関連する一時停止中のマクロ命令が存在しないことを
検出した場合には、ステップSA1からステップSA3
になる。ステップSA3において、アービターARB
は、待ち状態となっている他のマクロ命令の有無を検証
する。待ち状態の他のマクロ命令が存在しないとき、ア
ービターARBは、次の状態にジャンプし、図6bに示
されたプロセスが繰り返される。他の待ち状態のマクロ
命令が存在するときは、アービターARBは、ステップ
SA4を実行する。ステップSA4においては、アービ
ターARBは、優先度に従ってマクロ命令を選択する。
すべてのマクロ命令には、優先度レベルが付されてい
る。優先度レベルは、マクロ命令を出すプロセッサPが
決定する。したがって、アービターARBは、最高の優
先度を持つマクロ命令を選択して、このマクロ命令をア
クセス・インターフェースSIFに送信する。マクロ命
令の送信後、ARBは次の状態にジャンプし、図6bの
プロセスが繰り返される。
【0048】図6aおよび6bについては、すべての状
態がプロセッサPと対応している必要はない点に注意す
る必要がある。1つまたは2つ以上の状態が対応するプ
ロセッサPを持たないことも可能であり、この場合には
自由状態となる。自由状態においては、アービターAR
Bは、優先度だけを規準としてマクロ命令を選択する。
こうした自由状態は、データ処理配列のなかに回転待ち
時間および集合的メモリSDRAMへのアクセスのレベ
ルにおける通過帯域という点での制約が比較的軽度なプ
ロセッサPが含まれる場合には有用性がある。したがっ
て、このプロセッサPへのアクセスが不十分となる状況
を回避するために、自由状態にしておくことができる。
プロセッサPは、この自由状態を活用して、集合的メモ
リSDRAMにアクセスすることができる。
【0049】図7は、アクセス・インターフェースSI
Fの例である。アクセス・インターフェースSIFは、
マクロ命令バッファ・メモリFIFO_MC、コラム・
ジェネレーターCAGU、命令ジェネレーターCGU、
制御信号ジェネレーターIF_SDRAM、データ・バ
ッファ・メモリIF_Dから構成される。
【0050】アクセス・インターフェースSIFの一般
的なオペレーションは次の通りである。マクロ命令バッ
ファ・メモリFIFO_MCは、アービターARBから
マクロ命令を受け取る。このメモリは、一時的に、これ
らのマクロ命令を格納し、これらを、到着順にコラム・
ジェネレーターCAGUに送り出す。マクロ命令バッフ
ァ・メモリFIFO_MCが満杯になり、それ以上新し
いマクロ命令を受け入れられなくなった時点で、マクロ
命令バッファ・メモリFIFO_MCはそのことをアー
ビターARBに報告する。「FIFOが満杯である」こ
とを示すアクセス・インターフェースSIFからの信号
の結果として、アービターARBは、その時点で選択さ
れているマクロ命令の転送を、マクロ命令バッファ・メ
モリFIFO_MCから新しいマクロ命令受け取り可能
という報告が出されるまで延期する。「FIFOが満杯
である」というアクセス・インターフェースSIFから
の信号は、アービターARBをある時間の間「フリー
ズ」させるのである。
【0051】コラム・ジェネレーターCAGUは、前の
マクロ命令に従ってメモリ・アクセス・オペレーション
が実施された時点で、マクロ命令バッファ・メモリFI
FO_MCに新しいマクロ命令を送るよう要求する。実
際、コラム・ジェネレーターCAGUは、コマンド・ジ
ェネレーターCGUとの組み合わせで、マクロ命令を一
連のアドレスにトランスレートする。集合的メモリSD
RAMのアドレスは、集合的メモリSDRAMのバンク
数、列数、および桁数によって定義される。マクロ命令
が、1列のインターフェース・メモリSRAMへのアク
セスと関連することについては前述したが、このことか
ら自動的に、このアクセスは1つのバンクにおいて生じ
ることが暗示される。したがって、コラム・ジェネレー
ターCAGUは、マクロ命令に従って一連のアドレスを
定義するためには、マクロ命令に基づいて一連のコラム
を生成すればよい。このコラム・ジェネレーターCAG
Uの実装(implementation)は、たとえ
ば、いくつかのカウンターと論理回路から構成される可
能性がある。こうした実装においては、マクロ命令の内
容が、プログラムに対してカウンターとして機能する。
【0052】命令ジェネレーターCGUは、集合的メモ
リSDRAMの別のコラム番号を受け取ることができ
る。命令ジェネレーターCGUは、さらに、マクロ命令
バッファ・メモリFIFO_MCから、バンク数、およ
びマクロ命令によって定義されたアドレスの列数を受け
取る。この情報によって、コラム・ジェネレーターCA
GUは、集合的メモリSDRAMへのアクセスのための
一連の命令を定義することができ、1個のコマンドが1
個のアドレスを定義することができる。さらに、命令ジ
ェネレーターCGUは、マクロ命令によって定義された
アクセス・オペレーションを実行できるよう、集合的メ
モリSDRAMを正しい状態に設定するために必要な命
令を生成する。これらの命令は、プリロードやアクチベ
ートなど、集合的メモリSDRAMに関する所定の処理
と関連する。さらに、命令ジェネレーターCGUは、集
合的メモリSDRAMが定期的にリフレッシュされるよ
う保証し、リフレッシュ・オペレーションの実行に必要
な命令を生成する。
【0053】制御信号ジェネレーターIF_SDRAM
は、命令ジェネレーターCGUから受け取った命令に基
づいて制御信号を生成する。たとえば、制御信号ジェネ
レーターIF_SDRAMは、RAS、CASといった
頭文字で参照される信号を生成する。制御信号ジェネレ
ーターIF_SDRAMは、一連の制御信号に集合的メ
モリSDRAMのための所定の待ち時間が確保されるよ
うに保証する。こうした待ち時間は、使用される集合的
メモリSDRAMのタイプによって異なる可能性があ
る。結果として、制御信号ジェネレーターIF_SDR
AMは、使用される集合的メモリSDRAMのタイプに
特異的なものとなる。別のタイプの集合的メモリSDR
AMを使用するときは、制御信号ジェネレーターIF_
SDRAMを変更、すなわちプログラムし直せばよい。
原則として、アクセス・インターフェースの他の要素に
ついては変更は不要である。
【0054】データ・バッファ・メモリIF_Dは、読
み出しの場合は図4に示すとおり集合的メモリSDRA
Mからバッファ・メモリへのデータ転送、書き込みの場
合はバッファ・メモリBUFから集合的メモリSDRA
Mへのデータ転送にかかわる。このため、データ・バッ
ファ・メモリIF_Dは、集合的メモリSDRAMから
供給されたデータ(読み出し)、または集合的メモリS
DRAMに適用されたデータ(書き込み)を同期化す
る。さらに、データ・バッファ・メモリIF_Dは、単
位深さを持つFIFOを形成する。すなわち、任意のク
ロック・パルスによって、集合的メモリSDRAMから
のデータ読み出しが引き起こされるとき、このデータ
は、次のクロック・パルスに際してバッファ・メモリ配
列BUFに転送されることになる。書き出しの場合は、
反対方向に処理が進む。
【0055】図8は、図4に示したメモリ・インターフ
ェースINTの一部分を構成するバッファ・メモリ配列
BUFの例である。バッファ・メモリ配列BUFは、読
み出しバッファ・メモリ配列BUFRと書き込みバッフ
ァ・メモリ配列BUFW、ならびに承認信号のためのバ
ッファ・メモリFIFO_ACKから構成される。読み
出しバッファ・メモリ配列BUFRと書き込みバッファ
・メモリ配列BUFWは、図1に示すとおり、アクセス
・インターフェースSIFおよび集合的バスBM経由で
集合的メモリSDRAMに接続する。読み出しバッファ
・メモリ配列BUFRは、プライベート読み出しバスB
BR1、BBR2、BBR3を介して、おのおの装置B
1、B2、B3に接続する。書き込みバッファ・メモリ
配列BUFWは、プライベート書き込みバスBBW1、
BBW2、BBW3を介して、装置B1、B3、B3に
接続する。承認信号バッファ・メモリFIFO_ACK
は、アービターARBに接続する。
【0056】バッファ・メモリ配列BUFの一般的なオ
ペレーションは次の通りである。読み出しバッファ・メ
モリ配列BUFRは、集合的メモリSDRAMから受け
取ったデータを一時的に格納し、書き込みバッファ・メ
モリ配列BUFWは、集合的メモリSDRAMに書き込
むデータ、および他の装置Bから受け取ったデータを格
納する。承認信号バッファ・メモリFIFO_ACK
は、アービターARBから入ってきた承認信号を受け取
る。承認信号は、アービターARBがアクセス・インタ
ーフェースSIFに対してマクロ命令を適用したことを
示している。
【0057】承認信号バッファ・メモリFIFO_AC
Kは、図7に示すアクセス・インターフェースSIFの
マクロ命令バッファ・メモリFIFO_MCと同じ深さ
を持つ。こうして、マクロ命令がマクロ命令バッファ・
メモリFIFO_MCから出た時点で、マクロ命令に従
ったメモリアクセスが有効になった結果として、このマ
クロ命令に対応する承認信号は、承認信号バッファ・メ
モリFIFO_ACKから出ることになる。この信号
は、対応するアクセス・オペレーションが読み出しアク
セスか書き込みアクセスかを示す。読み出しアクセスの
場合、読み出しバッファ・メモリ配列BUFRが活性化
し、集合的メモリSDRAMからデータを受け取る。書
き込みアクセスの場合は、書き込みバッファ・メモリ配
列BUFWが活性化し、集合的メモリSDRAMにデー
タを送出する。承認信号バッファ・メモリFIFO_A
CKによって供給された承認信号は、その他、マクロ命
令によって定義されたアクセス・オペレーションに関係
するデータ数をも示す。バッファ・メモリ配列BUF
は、読み出しや書き込みに際して「データをどこに格納
するか、または、どこからデータを取ってくるか」とい
う内部管理に、この関係データ数情報を利用する。
【0058】図9は、読み出しバッファ・メモリ配列B
UFRの例である。読み出しバッファ・メモリ配列BU
FRは、入力バッファ・メモリIB、インタフェース・
メモリSRAM、複数の出力バッファ・メモリOBから
構成される配列、制御回路CONの配列、ならびにイン
タフェース・メモリ・アクセス・アービターARBBR
から構成される。入力バッファ・メモリIBは、図4に
示したとおり、アクセス・インターフェースSIFを介
して集合的メモリSDRAMに接続する。出力バッファ
・メモリOB1、OB2、OB3は、プライベート読み
出しバスBBR1、BBR2、BBR3を介して、プロ
セッサP1、P2、P3に接続する。この部分は、図2
および図3に示されている。制御回路CON1、CON
2、CON3は、マクロ命令アドレッシング回路AGB
1、マクロ命令アドレッシング回路AGB2、およびマ
クロ命令アドレッシング回路AGB3、ならびにアクセ
ス・インターフェースSIFに接続している。
【0059】読み出しバッファ・メモリ配列BUFR
は、次のように動作する。集合的メモリSDRAMから
受け取ったデータは、幅Nビット(Nは整数)を持ち、
到着時の周波数はFである。インタフェース・メモリS
RAMは、幅が2Nビットであり、したがって1個のア
ドレスには2Nビットが含まれ、周波数Fにおいて動作
することになる。入力バッファ・メモリIBは、集合的
メモリSDRAMから入ってくる2個の連続するデータ
のペアを形成し、これらのペアをインタフェース・メモ
リSRAMにロードする。1個のペアの作成に要する時
間は、2クロック・サイクルである。集合的メモリSD
RAMから受け取る連続データのすべてをペアにするこ
とができると仮定すると、インタフェース・メモリSR
AMへの書き込みアクセスは、2クロック・サイクルに
1回の割合で実行開始されることになる。1個のアドレ
スへのアクセスに要する時間は、1クロック・サイクル
であり、したがって、2回の書き込みアクセス・オペレ
ーションの間に、集合的メモリSDRAMから読み出し
たデータを装置Bに転送するためにインタフェース・メ
モリSRAMが読み出しアクセスに利用できるのは1ク
ロック・サイクルである。したがって、原則として、イ
ンタフェース・メモリSRAMからの書き込み/読み出
しアクセスは、交互に実行開始することができる。イン
タフェース・メモリSRAMへのアクセスに関する詳細
は後述する。
【0060】インタフェース・メモリSRAMは、実際
に、Z1、Z2、Z3の3ゾーンに分かれている。ゾー
ンZ1、Z2、Z3には、プロセッサP1、P2、P3
向けのデータが含まれている。集合的メモリSDRAM
からのデータは、入力バッファ・メモリIBを介して、
カレント・マクロ命令を作成するプロセッサPに応じ
て、ゾーンZ1、Z2、またはZ3に書き込まれる。ゾ
ーンZ1、Z2、Z3に存在するデータは、実質的に固
定されたスキーマにしたがって、実質的に定常的に、出
力バッファ・メモリOB1、OB2、OB3に転送され
る。出力バッファ・メモリOBは、実際に、データを複
数の部分に分割し、関連するデータを、部分ごとに対応
するプロセッサPに適用する。たとえば、出力バッファ
・メモリOBは、16ビット・データを4ビット部分に
分割することができる。したがって、データを1クロッ
ク・サイクルで転送する(この場合、16ビット・バス
が必要となる)代わりに、部分に分けて4クロック・サ
イクルで転送すると、必要となるバスは4ビット・バス
ですむことになる。
【0061】制御回路CON1、CON2、CON3
は、ゾーンZ1、Z2、Z3を制御する。この目的のた
め、個々の制御回路CONは、一群のパラメーターを制
御する。これらのパラメーターには、書き込みポイン
タ、読み出しポインタ、ゾーン占有値が含まれる。書き
出しポインタは、集合的メモリSDRAMからのデータ
を書き込むアドレスを定義する。読み出しポインタは、
対応する出力バッファ・メモリOBに転送するデータの
アドレスを定義する。占有値は、集合的メモリSDRA
Mから受け取ったデータの格納のために利用できるアド
レス数を示す。制御回路CON1、CON2、CON3
は、その他、出力バッファ・メモリOB1、OB2、O
B3の制御も行う。この目的上、個々の制御回路CON
は、対応するOBの占有状態を表すパラメーターを制御
する。
【0062】制御回路CONによって実行される制御プ
ロセスについて、以下に説明する。ここでは、集合的メ
モリSDRAMは図5に示すとおりにアクセスされると
想定する。ステップS5においては、マクロ命令アドレ
ッシング回路AGBは、バッファ・メモリ配列BUFに
対してマクロ命令を提出する。このマクロ命令は、マク
ロ命令を作成したプロセッサPに対応する制御回路CO
Nによって処理される。制御回路CONは、マクロ命令
によって定義されたデータ数と、占有値を比較する。し
たがって、制御回路CONは、関連するゾーンZに、望
ましいデータを格納するための十分な余地があるか否か
を検証する。十分な余地があるときは、制御回路CON
は、その旨をマクロ命令アドレッシング回路AGBに報
告し、さらに、占有パラメーターを更新する。このこと
は、制御回路CONは、実際には格納が実行されていな
いにもかかわらず、データがすでに関連するゾーンに格
納されているとみなしていることを意味する。したがっ
て、占有パラメーターの更新は、対応ゾーンにおける予
約とみなされる可能性がある。
【0063】図5のステップS12における処理につい
て以下に説明する。このステップS12は、関連のマク
ロ命令に従った集合的メモリSDRAMの読み出しを表
す。アクセス・インターフェースSIFがマクロ命令の
処理を開始した時点、すなわち読み出しの開始時点で、
関連のマクロ命令に付随する承認信号が承認信号バッフ
ァ・メモリFIFO_ACKを出ることは、図7に示す
とおりであり、すでに説明した。この承認信号は、アク
セスが書き込みオペレーションであることを示し、さら
に、この信号は、マクロ命令を作成するプロセッサPを
指定する。したがって、このプロセッサPに対応する制
御回路CONは、集合的メモリSDRAMのなかでデー
タを格納するアドレスを供給しなければならないことを
了解している。さらに、制御回路CONは、マクロ命令
に従ったアクセス・オペレーションに関係するデータ数
についての情報を受け取る。この情報は、承認信号の一
部である。
【0064】集合的メモリSDRAMからのデータ・ペ
アが関係するゾーンZに書き込まれるたびに、制御回路
CONは、書き込みポインタの増分を実行する。さら
に、占有値を更新する。制御回路CONは、マクロ命令
によって定義された集合的メモリSDRAMへの読み出
しアクセスが完了するまで、この作業を続ける。制御回
路CONは、アクセス・オペレーションに関係するデー
タ数を補助手段として、アクセス・オペレーションの終
了を検出する。このデータ数に関する情報は、承認信
号、およびインタフェース・メモリSRAMに書き込ま
れたデータの計数によって得られる。
【0065】任意のゾーンZからのデータ・ペアの読み
出しのたびに、このゾーンを制御する制御回路CON
は、読み出しポインタを増分し、占有値を更新する。
【0066】インタフェース・メモリ・アクセス・アー
ビターARBBRは、インタフェース・メモリSRAM
へのアクセスを制御する。アクセスには、(1)アクセ
ス・インターフェースSIFによる、集合的メモリSD
RAMからのデータをインタフェース・メモリSRAM
に書き込むためのアクセス、(2)出力バッファ・メモ
リOB1によるアクセス・オペレーション、(3)出力
バッファ・メモリOB2によるアクセス・オペレーショ
ン、(4)出力バッファ・メモリOB3によるアクセス
・オペレーションの4種類がある。(2)、(3)、
(4)の3種類のアクセス・オペレーションは、インタ
フェース・メモリSRAMに含まれるデータを、プロセ
ッサP1、P2、P3に転送する機能を果たす。
【0067】インタフェース・メモリSRAMへのアク
セスは、インタフェース・メモリ・アクセス・アービタ
ーARBBRに提出された要求への応答として実行開始
される。インタフェース・メモリ・アクセス・アービタ
ーARBBRは、カレント要求から、優先度が最高の要
求を選択する。優先度は、書き込みアクセス要求(アク
セス・インターフェースSIFを介したアクセス)が最
も高い。データ・ペアの書き出しが行われた結果、前述
したとおり、この種の要求は一般に2クロック・サイク
ルに1回の頻度で発生することになる。書き出しオペレ
ーションに必要な時間は1クロック・サイクルのみであ
る。このため、読み出しモードのインタフェース・メモ
リSRAMが、プロセッサPへのデータ転送のためにア
クセスするチャンスが十分に存在する。
【0068】任意の出力バッファ・メモリOBによる読
み出しアクセス要求は、出力バッファ・メモリOBと装
置Bの間のプライベート読み出しバスBBRのサイズに
左右される。たとえば、バスがN/2ビットのサイズで
あると想定すると、N/2ビット部分は、出力バッファ
・メモリOBから装置Bに、1クロック・サイクルに1
回の頻度で転送できることになる。インタフェース・メ
モリSRAMの読み出しは、データ・ペアにおいて実行
開始される。1個のデータ・ペアは、2Nビットから構
成される。したがって、1個のデータ・ペアを装置Bに
送出するためには、4クロック・サイクルが必要とな
る。1個のデータ・ペアの転送には、読み出しモードの
インタフェース・メモリSRAMへのアクセス要求が関
係する。したがって、この例では、OBは、4クロック
・サイクルに1回の頻度でアクセス要求を提出すること
になる。この例は、装置Bに対するバスのサイズは、さ
まざまな出力バッファ・メモリOBのアクセス要求の頻
度を決定することを示している。プライベート読み出し
バスBBRのサイズがN/4ビットのときは、8クロッ
ク・サイクルに1回の頻度でアクセス要求が出されるこ
とになる。
【0069】次の説明は、インタフェース・メモリSR
AMへのアクセスに関するアービトレーションの例であ
る。プライベート読み出しバスBBR1のサイズはN/
2ビットであり、プライベート読み出しバスBBR2の
サイズおよびプライベート読み出しバスBBR3のサイ
ズは、N/4ビットであるとする。アクセス・インター
フェースSIFのアクセス・オペレーションが最高の優
先度を持ち、優先度の高い方から、出力バッファ・メモ
リOB1、OB2、OB3のアクセス・オペレーション
が続く。最後に、すべてのアクセス・タイプ(SIF、
OB1、OB2、OB3)に対する要求は、最初のクロ
ック・サイクルに同時に提出されるものとする。
【0070】サイクル1:すべての要求は、同時に出さ
れる; 一時停止要求:アクセス・インターフェースSIF、出
力バッファ・メモリOB1、OB2、OB3; サイクル2:最高優先度のアクセス・インターフェース
SIFが主導権(lead)を持ち、要求を棄却する;
出力バッファ・メモリOB1、OB2、OB3は要求を
維持する; 一時停止要求:出力バッファ・メモリOB1、OB2、
OB3; サイクル3:第2の優先度を持つ出力バッファ・メモリ
OB1が主導権を持ち、要求を棄却する;アクセス・イ
ンターフェースSIFが新しい要求を提出する; 一時停止要求:アクセス・インターフェースSIF、出
力バッファ・メモリOB2、OB3; サイクル4:最高優先度のアクセス・インターフェース
SIFが主導権を持ち、要求を棄却する;出力バッファ
・メモリOB2、OB3は要求を維持する; 一時停止要求:出力バッファ・メモリOB2、OB3; サイクル5:第3の優先度を持つ出力バッファ・メモリ
OB2が主導権を持ち、要求を棄却する;アクセス・イ
ンターフェースSIFが新しい要求を提出する; 一時停止要求:アクセス・インターフェースSIF、出
力バッファ・メモリOB3; サイクル6:最高優先度のアクセス・インターフェース
SIFが主導権を持ち、要求を棄却する;出力バッファ
・メモリOB1は、バッファ容量がゼロになり、再度、
要求を提出する; 一時停止要求:アクセス・インターフェースSIF、出
力バッファ・メモリOB1、OB3; サイクル7:第2の優先度を持つ出力バッファ・メモリ
OB1が主導権を持ち、要求を棄却する;アクセス・イ
ンターフェースSIFが新しい要求を提出する; 一時停止要求:アクセス・インターフェースSIF、出
力バッファ・メモリ、OB3; サイクル8:最高優先度のアクセス・インターフェース
SIFが主導権を持ち、要求を棄却する;出力バッファ
・メモリOB3は要求を維持する; 一時停止要求:出力バッファ・メモリOB3; サイクル9:第4の優先度を持つ出力バッファ・メモリ
OB3が主導権を持ち、要求を棄却する;アクセス・イ
ンターフェースSIFが新しい要求を提出する; 一時停止要求:アクセス・インターフェースSIF; サイクル10:最高優先度のアクセス・インターフェー
スSIFが主導権を持ち、要求を棄却する;出力バッフ
ァ・メモリOB1は、バッファ容量がゼロになり、再
度、要求を提出する; 一時停止要求:出力バッファ・メモリOB1; サイクル11:第2の優先度を持つ出力バッファ・メモ
リOB1が主導権を持ち、要求を棄却する;アクセス・
インターフェースSIFが新しい要求を提出する; 一時停止要求:アクセス・インターフェースSIF; サイクル12:最高優先度のアクセス・インターフェー
スSIFが主導権を持ち、要求を棄却する;出力バッフ
ァ・メモリOB2は、バッファ容量がゼロになり、再
度、要求を提出する; 一時停止要求:出力バッファ・メモリOB2; サイクル13:第3の優先度を持つ出力バッファ・メモ
リOB2が主導権を持ち、要求を棄却する;アクセス・
インターフェースSIFが新しい要求を提出する; 一時停止要求:アクセス・インターフェースSIF; サイクル14:最高優先度のアクセス・インターフェー
スSIFが主導権を持ち、要求を棄却する;出力バッフ
ァ・メモリOB1は、バッファ容量がゼロになり、再
度、要求を提出する; 一時停止要求:出力バッファ・メモリOB1; サイクル15:第2の優先度を持つ出力バッファ・メモ
リOB1が主導権を持ち、要求を棄却する;アクセス・
インターフェースSIFが新しい要求を提出する; 一時停止要求:アクセス・インターフェースSIF; サイクル16:最高優先度のアクセス・インターフェー
スSIFが主導権を持ち、要求を棄却する;出力バッフ
ァ・メモリOB3は、バッファ容量がゼロになり、再
度、要求を提出する; 一時停止要求:出力バッファ・メモリOB3; サイクル17:第4の優先度を持つ出力バッファ・メモ
リOB3が主導権を持ち、要求を棄却する;アクセス・
インターフェースSIFが新しい要求を提出する; 一時停止要求:アクセス・インターフェースSIF; サイクル18:最高優先度のアクセス・インターフェー
スSIFが主導権を持ち、要求を棄却する;出力バッフ
ァ・メモリOB1は、バッファ容量がゼロになり、再
度、要求を提出する; 一時停止要求:出力バッファ・メモリOB1; サイクル19:第2の優先度を持つ出力バッファ・メモ
リOB1が主導権を持ち、要求を棄却する;アクセス・
インターフェースSIFが新しい要求を提出する; 一時停止要求:アクセス・インターフェースSIF; サイクル20:最高優先度のアクセス・インターフェー
スSIFが主導権を持ち、要求を棄却する;出力バッフ
ァ・メモリOB2は、バッファ容量がゼロになり、再
度、要求を提出する; 一停止要求:出力バッファ・メモリOB2; サイクル21:第3の優先度を持つ出力バッファ・メモ
リOB2が主導権を持ち、要求を棄却する;アクセス・
インターフェースSIFが新しい要求を提出する: 一時停止要求:アクセス・インターフェースSIF; サイクル22:最高優先度のアクセス・インターフェー
スSIFが主導権を持ち、要求を棄却する;出力バッフ
ァ・メモリOB1は、バッファ容量がゼロになり、再
度、要求を提出する; 一時停止要求:出力バッファ・メモリOB1; サイクル23:第2の優先度を持つ出力バッファ・メモ
リOB1が主導権を持ち、要求を棄却する;アクセス・
インターフェースSIFが新しい要求を提出する。
【0071】一時停止要求:アクセス・インターフェー
スSIF; サイクル24:最高優先度のアクセス・インターフェー
スSIFが主導権を持ち、要求を棄却する;出力バッフ
ァ・メモリOB3は、バッファ容量がゼロになり、再
度、要求を提出する; 一時停止要求:出力バッファ・メモリOB3; サイクル25:第4の優先度を持つ出力バッファ・メモ
リOB3が主導権を持ち、要求を棄却する;アクセス・
インターフェースSIFが新しい要求を提出する; 一時停止要求:アクセス・インターフェースSIF; サイクル26:最高優先度のアクセス・インターフェー
スSIFが主導権を持ち、要求を棄却する;出力バッフ
ァ・メモリOB1は、バッファ容量がゼロになり、再
度、要求を提出する。
【0072】一時停止要求:出力バッファ・メモリOB
1;など。
【0073】上記のアクセス・オペレーションの周期は
8サイクルである。アービトレーションは、8通りの状
態を持つ周期性のあるマシンによって実行開始されたよ
うにみえるが、これは、例においては、すべての装置B
が各自のデータを定まった方法で処理するものと想定さ
れているからである。
【0074】さらに、アクセス・インターフェースSI
Fによるアクセス要求は、2クロック・サイクルに1回
の頻度で定期的に提出されていると想定されているが、
実際には、必ずしもこの想定どおりではない。したがっ
て、インタフェース・メモリSRAMへのアクセス制御
は、周期性マシンを補助とするよりも、アービターを補
助手段として順番に実施するほうが適切である。アービ
ターは、インタフェース・メモリSRAMへのアクセス
に関してある程度の柔軟性を許容するため、データ転送
に利用できる帯域幅が効率的に活用できることになる。
【0075】以下は、インタフェース・メモリSRAM
への書き込みアクセス(アクセス・インターフェースS
IFによるアクセス)は2クロック・サイクルに1回の
みとする想定に従った規則の例外である。この例外は、
奇数のデータが関与するマクロ命令への応答としての集
合的メモリSDRAMに対するアクセスの場合に発生す
る。このアクセスに関係するデータはすべて、最後のデ
ータ要素を除いて、パートナーを持ち、したがって、ペ
アの形でインタフェース・メモリSRAMに書き込まれ
る。最後のデータ要素は、パートナーがない。別のアク
セス・オペレーションの第1データであり、したがって
別のプロセッサPが使用されることになるため、ペアの
相手となる次のデータ要素を使えない。結果として、こ
の別のアクセス・オペレーションの第1のデータ要素
は、インタフェース・メモリSRAMの別のゾーンZに
格納されることになる。したがって、奇数のデータ要素
が関係するアクセスの最後のデータ要素が入力バッファ
・メモリIBに到着した時点で、このデータは、パート
ナーなしに、アクセス・オペレーションにおいて構成さ
れた最後のデータ・ペアのための書き込みオペレーショ
ンに続くクロック・サイクル中に、インタフェース・メ
モリSRAMにロードされることになる。このため、1
クロック・サイクルの途切れなしに(本来であれば、こ
の途切れの間に、別の読み出しアクセス・オペレーショ
ンが実行できる)2個の書き込みアクセス・オペレーシ
ョンが連続することになる。
【0076】図5および9は、読み出しモードにおける
メモリ・インターフェースINTのオペレーションに関
するものである。書き込みモードにおけるオペレーショ
ンは、ほぼ対称的なものとなる。すなわち、書き込みバ
ッファ・メモリ配列BUFWは、前述した読み出しバッ
ファ・メモリ配列BUFRと類似性がある。したがっ
て、書き込みバッファ・メモリ配列BUFWは、装置B
と1対1に対応するゾーンに分かれたインタフェース・
メモリを構成する。装置Bは、データの格納場所を指示
するマクロ命令の前後を問わず、データを供給し集合的
メモリに書き込むことができる。実際、対応する装置B
から集合的メモリに格納するデータが供給された直後
に、ゾーンにデータが入り、このオペレーションはゾー
ンがデータで満杯になるまで続く。ゾーンが満杯になる
と、メモリ・インターフェースINTは、対応する装置
Bに、もはや新しいデータを格納する余地がないことを
伝える。この報告によって、装置Bは、対応するゾーン
にデータを格納する余地が生まれるまで、新しいデータ
の供給を停止することになる。ゾーンZから集合的メモ
リへのデータ転送の結果として、ゾーンにはデータを格
納する余地が生じる。こうしたデータ転送は、マクロ命
令がアービターARBによって受理され、アクセス・イ
ンターフェースSIFによって処理された後、速やかに
実行できる。同様に、装置Bがデータを供給するよりも
前にマクロ命令を発行することも可能である。いずれの
場合にも、ゾーンに新しいデータを入れる余地があるこ
とを伝える情報が書き込みバッファ・メモリ配列BUF
Wから出されない限りは、マクロ命令はアービターAR
Bに適用されない。
【0077】図1〜9によって説明したデータ処理配列
は、「本発明の概要」において説明した発明の実装例で
ある。図1については、プライベート読み出しバスBB
R1およびプライベート書き込みバスBBW1は、もっ
ぱら装置B1と集合的メモリSDRAMの間でのデータ
通信を可能にする。プライベート読み出しバスBBR2
とプライベート書き込みバスBBW2は、もっぱら装置
B2と集合的メモリSDRAMの間でのデータ通信を可
能にする。また、プライベート読み出しバスBBR3と
プライベート書き込みバスBBW3は、もっぱら装置B
3と集合的メモリSDRAMの間でのデータ通信を可能
にする。メモリ・インターフェースINTは、各装置B
のデータ・バーストにおける集合的メモリSDRAMへ
のアクセスを可能とし、同時に、プライベート読み出し
バスBBRおよびプライベート書き込みバスBBWにお
ける実質的に定常的なデータ・ストリームを生成する。
実際、個々の装置Bについて、メモリ・インターフェー
スINTは、集合的メモリSDRAMから読み出され、
装置Bに送られるデータ・バーストのスムージングを実
行する。言い換えると、個々の装置Bについて、メモリ
・インターフェースINTは、バーストにおいて集合的
メモリSDRAMにデータを書き込むために装置Bから
受け取ったデータの時間的濃縮(time conce
ntration)を実行する。
【0078】前述の図と説明は、むしろ本発明の制約に
ついて明らかにしている。追加請求に該当する多数の代
替案が存在することは明らかである。下記の結語は、こ
の点に触れている。
【0079】本発明に沿ったデータ処理配列の実装に
は、さまざまな方法がある。図1に示したデータ処理配
列は、3個のプロセッサから構成されているが、4個以
上または2個以下のプロセッサから構成される場合も考
えられる。さらに、すべてのプロセッサが対応するプラ
イベート・バスを持つ必要もない。一部のプロセッサは
共有バスを持ち、共有バスを介して集合的メモリにアク
セスすることができる。たとえば、図1に示したデータ
処理配列は、図示されているプロセッサの外に、図示さ
れていない2個以上のプロセッサを持つ可能性があり、
この場合、図示されていないプロセッサは共有バスを介
して集合的メモリSDRAMや他の集合的メモリにもア
クセスできる。
【0080】プライベート・バスについては、多種の実
装方法がある。図1に示したデータ処理配列は、プライ
ベート読み出しバスBBRと、プライベート書き込みバ
スBBWから構成されているが、双方向のプライベート
・バスから構成される実装も可能である。この種の実装
例においては、プロセッサは、双方向プライベート・バ
スを介して、集合的メモリからデータを読み出し、か
つ、集合的メモリにデータを書き込むことができる。こ
の種の双方向バスでは、読み出しデータ・ストリームと
書き込みデータ・ストリームは、ともに実質的に定常流
となり、インターリーブ関係にある。
【0081】メモリ・インターフェースの実装には、多
種の方法がある。図4に示したメモリ・インターフェー
スは、アービトレーションに基づいて集合的メモリへの
アクセスを確保する。その他の実装例としては、固定ス
キーマを基盤とする集合的メモリへのアクセス確保が考
えられる。固定スキーマは、個々のプロセッサのために
少なくとも1個のタイム・スロットにおいて構成される
反復アクセス・パターンとなる可能性がある。
【0082】ハードウェアとソフトウェアの双方、また
はいずれか一方による実装機能には多種の方法がある。
この点について、図は概略を示すにとどまっており、各
図は、本発明の多数の可能な具体化方法の1通りを示し
たにすぎない。したがって、図では、ブロックごとに異
なる機能が示されているが、実際には、1個のハードウ
ェアやソフトウェアが複数の機能を実行する可能性を排
除しているものではない。また、ハードウェアとソフト
ウェアの組み合わせで機能を実行する方式も排除されて
はいない。
【0083】たとえば、図4は、組み合わせにおいて集
合的メモリへのアクセスを制御し、メモリ・インターフ
ェースに含まれたメモリ回路を制御する多数のブロック
から構成されるメモリ・インターフェースである。原則
として、これらのブロックは、適切にプログラムされた
コンピュータ回路によって実装することができる。プロ
グラム・メモリにロードされた一連の命令は、コンピュ
ータ回路に、図1〜9に記述された各種の制御オペレー
ションを実行開始させる。一連の命令は、たとえばディ
スクなど、一連の命令を含む媒体(carrier)の
読み出しによって、プログラム・メモリにローディング
されるであろう。媒体の読み出しは、インターネットな
どの通信ネットワーク経由で実行開始することも可能で
あろう。すなわち、サービス・プロバイダは、通信ネッ
トワーク経由で利用できる一連の命令を作成することが
できる。
【0084】本請求のなかで用いられた参照符は、請求
事項を制約するものとして解釈してはならない。「構成
する(comprising)」という語は、請求には
リストされていない他の要素やステップの存在を排除す
るものではない。要素やステップの前の「一つの(aや
an)」という前置詞は、要素やステップが複数である
可能性を排除するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に沿ったデータ処理方式を示す図。
【図2】本発明のデータ処理方式のメモリ・インターフ
ェースの動作を示す図。
【図3】本発明のデータ処理方式のデータ処理装置を示
す図。
【図4】本発明のデータ処理方式のメモリ・インターフ
ェースを示す図。
【図5】装置への読み出しアクセスを示す図。
【図6】(a)および(b)は集合的メモリへの任意ア
クセスを示す図。
【図7】メモリ・インターフェースのアクセス・インタ
ーフェースを示す図。
【図8】メモリ・インターフェースのバッファ・メモリ
配列を示す図。
【図9】読み出しのためのバッファ・メモリ配列を示す
図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands (72)発明者 ユーグ、ド、ペルテュイ フランス国ガルセル、リュ、ド、ラ、クル ートデル、3 (72)発明者 ステファンヌ、ミュッツ フランス国カーン、リュ、フレスネル、3

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集合的メモリと協調するように配列された
    複数のプロセッサから構成されるデータ処理配列におい
    て、 プロセッサと集合的メモリの間でのデータ通信を可能と
    するプロセッサと、 データ・バーストにおいて集合的メモリへのアクセスを
    提供し、同時に、プライベート・バス上での実質的に定
    常的なデータ・ストリームを生成するメモリインタフェ
    ースと、を備えることを特徴とするデータ処理配列。
  2. 【請求項2】集合的バッファ・メモリと、 異なるプロセッサに属する集合的メモリの中のゾーンを
    制御するための制御装置と、を備えることを特徴とする
    請求項1に記載のデータ処理配列。
  3. 【請求項3】集合的バッファ・メモリへのアクセスを制
    御するためのアービターから構成されるメモリ・インタ
    ーフェースを備えることを特徴とする請求項2に記した
    データ処理配列。
  4. 【請求項4】プロセッサと集合的メモリの間でのデータ
    通信を可能とするプライベート・バス経由で集合的メモ
    リと協調するように配列された複数のプロセッサによる
    データ処理法において、 データ・バーストにおいて集合的メモリへのアクセスを
    提供し、同時に、プライベート・バス上で実質的に定常
    的なデータ・ストリームを生成するステップを備える。
  5. 【請求項5】メモリ・インターフェースおよびプライベ
    ート・バス経由で集合的メモリと協調するように配列さ
    れた複数のプロセッサから構成されるデータ処理配列の
    ためのコンピュータ・プログラム製品において、 データ処理配列にローディングされた時点でメモリ・イ
    ンターフェースにデータ・バーストにおける集合的メモ
    リへのアクセスを供給し、同時に、プライベート・バス
    上で実質的に定常的なデータ・ストリームを生成する一
    連の命令から構成されることを特徴とするコンピュータ
    ・プログラム製品。
JP2000257870A 1999-08-31 2000-08-28 集合的メモリを共有する複数のプロセッサを備えたデータ処理装置 Expired - Fee Related JP4531223B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9910954 1999-08-31
FR9910954A FR2797969A1 (fr) 1999-08-31 1999-08-31 Dispositif a plusieurs processeurs partageant une memoire collective

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001134542A true JP2001134542A (ja) 2001-05-18
JP4531223B2 JP4531223B2 (ja) 2010-08-25

Family

ID=9549452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000257870A Expired - Fee Related JP4531223B2 (ja) 1999-08-31 2000-08-28 集合的メモリを共有する複数のプロセッサを備えたデータ処理装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6647439B1 (ja)
EP (1) EP1081598B1 (ja)
JP (1) JP4531223B2 (ja)
KR (1) KR100676981B1 (ja)
CN (1) CN1199120C (ja)
DE (1) DE60009817T2 (ja)
FR (1) FR2797969A1 (ja)
TW (1) TW571197B (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7328314B2 (en) * 2002-06-19 2008-02-05 Alcatel-Lucent Canada Inc. Multiprocessor computing device having shared program memory
US7106326B2 (en) * 2003-03-03 2006-09-12 Sun Microsystems, Inc. System and method for computing filtered shadow estimates using reduced bandwidth
US8065493B2 (en) * 2005-06-09 2011-11-22 Nxp B.V. Memory controller and method for coupling a network and a memory
US7426607B2 (en) * 2005-08-05 2008-09-16 Infineon Technologies Ag Memory system and method of operating memory system
US7725609B2 (en) * 2005-08-05 2010-05-25 Qimonda Ag System memory device having a dual port
CN100395696C (zh) * 2006-08-11 2008-06-18 华为技术有限公司 静态存储器接口装置及其数据传输方法
CN101290592B (zh) * 2008-06-03 2010-10-13 浙江大学 一种mpsoc上多道程序共享spm的实现方法
US9117032B2 (en) * 2011-06-01 2015-08-25 International Business Machines Corporation Facilitating routing by selectively aggregating contiguous data units
KR101665611B1 (ko) 2012-05-08 2016-10-12 마벨 월드 트레이드 리미티드 컴퓨터 시스템 및 메모리 관리의 방법
US9582442B2 (en) * 2014-05-30 2017-02-28 International Business Machines Corporation Intercomponent data communication between different processors
US9563594B2 (en) 2014-05-30 2017-02-07 International Business Machines Corporation Intercomponent data communication between multiple time zones
US10275379B2 (en) 2017-02-06 2019-04-30 International Business Machines Corporation Managing starvation in a distributed arbitration scheme
CN110688331B (zh) * 2018-07-05 2021-08-17 珠海全志科技股份有限公司 一种SoC芯片及读取数据的方法
CN109542830B (zh) * 2018-11-21 2022-03-01 北京灵汐科技有限公司 一种数据处理系统及数据处理方法

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63165948A (ja) * 1986-12-27 1988-07-09 Pfu Ltd 複合計算機システム
JPH01303543A (ja) * 1988-05-31 1989-12-07 Fujitsu Ltd メモリアクセス制御装置
JPH0268650A (ja) * 1988-09-05 1990-03-08 Nec Corp 拡張記憶転送制御方式
JPH0315963A (ja) * 1989-04-18 1991-01-24 Nec Corp データ転送装置
JPH0484258A (ja) * 1990-07-26 1992-03-17 Fujitsu Ltd 共用記憶制御システム
JPH0484241A (ja) * 1990-07-26 1992-03-17 Fujitsu Ltd 共用記憶制御システムのリードバッファ制御方式
JPH04267464A (ja) * 1990-11-13 1992-09-24 Internatl Business Mach Corp <Ibm> スーパーコンピユータシステム
JPH0764849A (ja) * 1993-08-30 1995-03-10 Nippon Denki Musen Denshi Kk プロセッサの共有メモリ制御装置
JPH07262110A (ja) * 1994-03-18 1995-10-13 Fujitsu Ltd 記憶制御装置および通信命令制御システム
JPH08190536A (ja) * 1995-01-12 1996-07-23 Fujitsu Ltd クラスタ間通信命令制御方式
WO1997006489A1 (en) * 1995-08-07 1997-02-20 Mmc Networks, Inc. Memory interface unit, shared memory switch system and associated method

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5072420A (en) 1989-03-16 1991-12-10 Western Digital Corporation FIFO control architecture and method for buffer memory access arbitration
EP0477595A3 (en) * 1990-09-26 1992-11-19 Siemens Aktiengesellschaft Cache memory device with m bus connections
US5448264A (en) * 1991-03-15 1995-09-05 Hewlett-Packard Company Method and apparatus for separate window clipping and display mode planes in a graphics frame buffer
US5485586A (en) * 1992-01-10 1996-01-16 Digital Equipment Corporation Queue based arbitration using a FIFO data structure
US5293621A (en) * 1993-01-11 1994-03-08 Unisys Corporation Varying wait interval retry apparatus and method for preventing bus lockout
EP0608663B1 (en) * 1993-01-25 1999-03-10 Bull HN Information Systems Italia S.p.A. A multi-processor system with shared memory
JPH0793274A (ja) * 1993-07-27 1995-04-07 Fujitsu Ltd データ転送方式及びデータ転送装置
US5557538A (en) 1994-05-18 1996-09-17 Zoran Microelectronics Ltd. MPEG decoder
KR100255551B1 (ko) * 1994-12-08 2000-05-01 피터 엔. 데트킨 프로세서가전용버스또는공유버스를통해외부구성요소를액세스할수있도록해주는방법및장치
US5873119A (en) * 1996-02-09 1999-02-16 Intel Corporation Method for parallel processing of dram read request in a memory-cache controller system
US6470436B1 (en) * 1998-12-01 2002-10-22 Fast-Chip, Inc. Eliminating memory fragmentation and garbage collection from the process of managing dynamically allocated memory
US6314500B1 (en) * 1999-01-11 2001-11-06 International Business Machines Corporation Selective routing of data in a multi-level memory architecture based on source identification information
US6446169B1 (en) * 1999-08-31 2002-09-03 Micron Technology, Inc. SRAM with tag and data arrays for private external microprocessor bus

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63165948A (ja) * 1986-12-27 1988-07-09 Pfu Ltd 複合計算機システム
JPH01303543A (ja) * 1988-05-31 1989-12-07 Fujitsu Ltd メモリアクセス制御装置
JPH0268650A (ja) * 1988-09-05 1990-03-08 Nec Corp 拡張記憶転送制御方式
JPH0315963A (ja) * 1989-04-18 1991-01-24 Nec Corp データ転送装置
JPH0484258A (ja) * 1990-07-26 1992-03-17 Fujitsu Ltd 共用記憶制御システム
JPH0484241A (ja) * 1990-07-26 1992-03-17 Fujitsu Ltd 共用記憶制御システムのリードバッファ制御方式
JPH04267464A (ja) * 1990-11-13 1992-09-24 Internatl Business Mach Corp <Ibm> スーパーコンピユータシステム
JPH0764849A (ja) * 1993-08-30 1995-03-10 Nippon Denki Musen Denshi Kk プロセッサの共有メモリ制御装置
JPH07262110A (ja) * 1994-03-18 1995-10-13 Fujitsu Ltd 記憶制御装置および通信命令制御システム
JPH08190536A (ja) * 1995-01-12 1996-07-23 Fujitsu Ltd クラスタ間通信命令制御方式
WO1997006489A1 (en) * 1995-08-07 1997-02-20 Mmc Networks, Inc. Memory interface unit, shared memory switch system and associated method

Also Published As

Publication number Publication date
EP1081598A1 (fr) 2001-03-07
CN1199120C (zh) 2005-04-27
KR100676981B1 (ko) 2007-01-31
EP1081598B1 (fr) 2004-04-14
DE60009817D1 (de) 2004-05-19
DE60009817T2 (de) 2005-03-31
CN1286442A (zh) 2001-03-07
KR20010050236A (ko) 2001-06-15
US6647439B1 (en) 2003-11-11
TW571197B (en) 2004-01-11
JP4531223B2 (ja) 2010-08-25
FR2797969A1 (fr) 2001-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7707328B2 (en) Memory access control circuit
JP2569323B2 (ja) コプロセツサア−キテクチヤ
JPS60246460A (ja) デジタルコンピユ−タ−システムで交信路の制御を割当てる調停機構
JP2001134542A (ja) 集合的メモリを共有する複数のプロセッサの配列
JPH07311751A (ja) 共用メモリを有するマルチプロセッサ・システム
JP2002132701A (ja) メモリ制御装置
JP2004252960A (ja) メモリ制御装置
JPH0728758A (ja) ダイナミックタイムループ調停及び装置
JP2001125826A (ja) 集合メモリ用のインタフェースを有する複数のプロセッサを備える装置
JP5911548B1 (ja) 共有メモリへのアクセス要求をスケジューリングするための装置、方法およびコンピュータプログラム
JP2001216279A (ja) リアルタイム・システム用時分割多重メモリーを用いた、複数のプロセッサーのインターフェース及び、同期化及びアービトレーション方法
JP2000020451A (ja) 情報処理装置および方法、並びに提供媒体
JPH0793274A (ja) データ転送方式及びデータ転送装置
JP2004029898A (ja) データプロセッサ
US6785795B1 (en) Data processing device for use in cooperation with a memory
CN100422978C (zh) 具有多个互相通信的数字信号处理器的集成电路
KR100678784B1 (ko) 기능 시스템 및 그의 관리 방법, 데이터 처리 시스템 및 컴퓨터 판독 가능 저장 매체
JP4684577B2 (ja) 高速の帯域幅のシステムバスを仲裁するためのバスシステム及びその方法
JP3618249B2 (ja) データ転送装置
JPH0544238B2 (ja)
JPH0775015B2 (ja) データ通信及び処理システム並びにデータ通信処理方法
JP3038257B2 (ja) 電子計算機
JP3235578B2 (ja) メモリアクセス制御方式
JP3698912B2 (ja) マルチプロセッサシステムの制御装置および方法
JP2000066946A (ja) メモリコントローラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070827

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080826

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081125

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20081128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees