JP2001130314A - 自転車用照明制御装置 - Google Patents
自転車用照明制御装置Info
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Landscapes
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自転車の照明装置を車輪に接触して発電する
発電用ダイナモで駆動する場合に、低速走行時に照度不
足を生じることがない自転車用照明制御装置を提供す
る。 【解決手段】 自転車の発電用ブロックダイナモ7の発
電電力を半波形の倍電圧回路22で整流倍電圧化して照
明装置8に供給すると共に、一次電池24の出力電圧を
倍電圧出力が所定電圧以下でオン状態となるスイッチン
グトランジスタQ1及びダイオードD4を介して照明装
置8に供給する。照明装置8は走行開始直後又は停止直
前の低速走行時にブロックダイナモ7の発電電力不足を
一次電池24で補って定格電圧で明るく点灯される。停
止時及び倍電圧出力が所定電圧を越えたときにスイッチ
ングトランジスタQ1がオフ状態となって、一次電池の
電力消費が抑制される。
発電用ダイナモで駆動する場合に、低速走行時に照度不
足を生じることがない自転車用照明制御装置を提供す
る。 【解決手段】 自転車の発電用ブロックダイナモ7の発
電電力を半波形の倍電圧回路22で整流倍電圧化して照
明装置8に供給すると共に、一次電池24の出力電圧を
倍電圧出力が所定電圧以下でオン状態となるスイッチン
グトランジスタQ1及びダイオードD4を介して照明装
置8に供給する。照明装置8は走行開始直後又は停止直
前の低速走行時にブロックダイナモ7の発電電力不足を
一次電池24で補って定格電圧で明るく点灯される。停
止時及び倍電圧出力が所定電圧を越えたときにスイッチ
ングトランジスタQ1がオフ状態となって、一次電池の
電力消費が抑制される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪の外周面に接
触する発電用ダイナモで発電した電力によって前照灯等
の照明装置を点灯制御する自転車用照明制御装置に関す
る。
触する発電用ダイナモで発電した電力によって前照灯等
の照明装置を点灯制御する自転車用照明制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の自転車用照明制御装置としては、
例えば特開平8−164787号公報に記載されたもの
がある。この従来例には、車輪の回転により発電する発
電機と、電力を発生する電源となる電池と、前記発電機
及び電池の発電電力によって点灯する照明灯と、前記発
電機と照明灯との間に接続された第1のスイッチ手段
と、前記電池と照明灯との間に接続された第2のスイッ
チと、周囲の明るさに応じて前記第1のスイッチ手段を
切換る自動点灯消灯回路と、夜間の通常速度での走行時
には前記第1のスイッチ手段により前記発電機と照明灯
とを接続し、且つ夜間の低速走行時及び夜間停止後一定
時間に前記第2のスイッチ手段により前記電池と照明灯
とを接続するように切替を制御する切替制御手段とを具
える自転車用照明装置が記載されている。
例えば特開平8−164787号公報に記載されたもの
がある。この従来例には、車輪の回転により発電する発
電機と、電力を発生する電源となる電池と、前記発電機
及び電池の発電電力によって点灯する照明灯と、前記発
電機と照明灯との間に接続された第1のスイッチ手段
と、前記電池と照明灯との間に接続された第2のスイッ
チと、周囲の明るさに応じて前記第1のスイッチ手段を
切換る自動点灯消灯回路と、夜間の通常速度での走行時
には前記第1のスイッチ手段により前記発電機と照明灯
とを接続し、且つ夜間の低速走行時及び夜間停止後一定
時間に前記第2のスイッチ手段により前記電池と照明灯
とを接続するように切替を制御する切替制御手段とを具
える自転車用照明装置が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、自転車の夜間における低速走行時及び
走行停止後一定時間は、電池の電力を照明灯に供給して
これを点灯し、通常速度での走行状態となると、電池に
代えて発電機の発電力を照明灯に供給してこれを点灯す
るようにしているので、低速走行時には電池の電力のみ
によって照明灯を点灯させるので、電池の電力から発電
機の電力に切替える設定電圧を低く設定すると、発電機
の電力が脈流であることにより、照明灯がちらつくと共
に、電池による発光量に対して発電機による発光量が低
下することにより違和感を与えることになるため、電力
を切替える設定電圧を高めに設定する必要があり、電池
の消費電力が大きくなって電池寿命が低下するという未
解決の課題がある。
来例にあっては、自転車の夜間における低速走行時及び
走行停止後一定時間は、電池の電力を照明灯に供給して
これを点灯し、通常速度での走行状態となると、電池に
代えて発電機の発電力を照明灯に供給してこれを点灯す
るようにしているので、低速走行時には電池の電力のみ
によって照明灯を点灯させるので、電池の電力から発電
機の電力に切替える設定電圧を低く設定すると、発電機
の電力が脈流であることにより、照明灯がちらつくと共
に、電池による発光量に対して発電機による発光量が低
下することにより違和感を与えることになるため、電力
を切替える設定電圧を高めに設定する必要があり、電池
の消費電力が大きくなって電池寿命が低下するという未
解決の課題がある。
【0004】また、上記従来例にあっては、自転車の前
輪に組込まれたハブ内蔵型発電機の出力電流を整流用ダ
イオードで半波整流して電球に供給するようにしている
ので、電球に供給される電圧はハブ内蔵型発電機の発電
電圧の半分程度となり、発電電圧の有効利用効率が低い
という未解決の課題もある。そこで、本発明は、上記従
来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、低
速走行時には発電用ブロックダイナモの発電力の不足分
を電池等の直流電力源の電力で補充することにより、照
明装置で所定の光量を維持しながら一次電池の寿命を長
寿命化させることができる自転車用照明制御装置を提供
することを目的としている。
輪に組込まれたハブ内蔵型発電機の出力電流を整流用ダ
イオードで半波整流して電球に供給するようにしている
ので、電球に供給される電圧はハブ内蔵型発電機の発電
電圧の半分程度となり、発電電圧の有効利用効率が低い
という未解決の課題もある。そこで、本発明は、上記従
来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、低
速走行時には発電用ブロックダイナモの発電力の不足分
を電池等の直流電力源の電力で補充することにより、照
明装置で所定の光量を維持しながら一次電池の寿命を長
寿命化させることができる自転車用照明制御装置を提供
することを目的としている。
【0005】また、本発明は、発電用ダイナモの発電電
力を有効利用することができる自転車用照明制御装置を
提供することを他の目的とし、さらに既存のブロックダ
イナモとランプとが一体化されたブロックダイナモラン
プにも容易に適用することができる自転車用照明制御装
置を提供することを更に他の目的としている。
力を有効利用することができる自転車用照明制御装置を
提供することを他の目的とし、さらに既存のブロックダ
イナモとランプとが一体化されたブロックダイナモラン
プにも容易に適用することができる自転車用照明制御装
置を提供することを更に他の目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る自転車用照明制御装置は、自転車の
車輪外周面に接触して発電する発電用ダイナモと、該発
電用ダイナモで発電された電圧で照明装置を点灯制御す
る制御手段とを備えた自転車用照明制御装置において、
前記制御手段は、前記発電用ダイナモの発電電力を半波
整流する整流手段と、直流電力を供給する直流電力源
と、前記整流手段の整流出力を前記直流電力源の直流電
力で補充して前記照明装置を所定照度で点灯させる電力
調整手段とを備えていることを特徴としている。
に、請求項1に係る自転車用照明制御装置は、自転車の
車輪外周面に接触して発電する発電用ダイナモと、該発
電用ダイナモで発電された電圧で照明装置を点灯制御す
る制御手段とを備えた自転車用照明制御装置において、
前記制御手段は、前記発電用ダイナモの発電電力を半波
整流する整流手段と、直流電力を供給する直流電力源
と、前記整流手段の整流出力を前記直流電力源の直流電
力で補充して前記照明装置を所定照度で点灯させる電力
調整手段とを備えていることを特徴としている。
【0007】この請求項1に係る発明においては、自転
車を走行状態として、車輪の外周面に接触する発電用ダ
イナモで発電を開始すると、この発電電力が整流手段で
半波整流されて照明装置に供給される。このとき、低車
速で発電用ダイナモの発電電力が小さいときには、電力
調整手段で、発電電力の不足分を例えば一次電池で構成
される直流電力源の直流電力で補充することにより、照
明装置を所定照度で点灯させる。その後、車速が増加し
て、発電用ダイナモの発電電力で照明装置の消費電力を
賄える状態となると、直流電力源の直流電力の補充を停
止して、発電用ダイナモの発電電力のみによって照明装
置を点灯させる。
車を走行状態として、車輪の外周面に接触する発電用ダ
イナモで発電を開始すると、この発電電力が整流手段で
半波整流されて照明装置に供給される。このとき、低車
速で発電用ダイナモの発電電力が小さいときには、電力
調整手段で、発電電力の不足分を例えば一次電池で構成
される直流電力源の直流電力で補充することにより、照
明装置を所定照度で点灯させる。その後、車速が増加し
て、発電用ダイナモの発電電力で照明装置の消費電力を
賄える状態となると、直流電力源の直流電力の補充を停
止して、発電用ダイナモの発電電力のみによって照明装
置を点灯させる。
【0008】また、請求項2に係る自転車用照明制御装
置は、請求項1に係る発明において、前記電力調整手段
が、前記照明装置の通電路に前記整流手段及び前記直流
電力源を並列に介装し、前記直流電力源の出力側に前記
整流手段の整流出力電圧が当該照明装置の定格電圧に近
い所定電圧未満であるときにオン状態となり、所定電圧
以上であるときにオフ状態となるスイッチング手段を備
えていることを特徴としている。
置は、請求項1に係る発明において、前記電力調整手段
が、前記照明装置の通電路に前記整流手段及び前記直流
電力源を並列に介装し、前記直流電力源の出力側に前記
整流手段の整流出力電圧が当該照明装置の定格電圧に近
い所定電圧未満であるときにオン状態となり、所定電圧
以上であるときにオフ状態となるスイッチング手段を備
えていることを特徴としている。
【0009】この請求項2に係る発明においては、発電
用ダイナモの発電電力が小さく、整流手段の整流出力電
圧が照明装置の定格電圧に近い所定電圧未満であるとき
にスイッチング手段がオン状態となって、直流電力源の
直流電力を整流手段の整流出力に加えて照明装置に供給
し、所定電圧以上となると、スイッチング手段がオフ状
態となって、照明装置に対する直流電力源の直流電力の
供給が遮断される。
用ダイナモの発電電力が小さく、整流手段の整流出力電
圧が照明装置の定格電圧に近い所定電圧未満であるとき
にスイッチング手段がオン状態となって、直流電力源の
直流電力を整流手段の整流出力に加えて照明装置に供給
し、所定電圧以上となると、スイッチング手段がオフ状
態となって、照明装置に対する直流電力源の直流電力の
供給が遮断される。
【0010】さらに、請求項3に係る自転車用照明制御
装置は、請求項1又は2に係る発明において、前記スイ
ッチング手段と整流手段との間に直流電力源への逆流を
阻止する逆流阻止手段が介装されていることを特徴とし
ている。この請求項3に係る発明においては、例えばダ
イオードで構成される逆流阻止手段によって、整流手段
から出力される整流出力が直流電力源に逆流することを
を確実に防止する。
装置は、請求項1又は2に係る発明において、前記スイ
ッチング手段と整流手段との間に直流電力源への逆流を
阻止する逆流阻止手段が介装されていることを特徴とし
ている。この請求項3に係る発明においては、例えばダ
イオードで構成される逆流阻止手段によって、整流手段
から出力される整流出力が直流電力源に逆流することを
を確実に防止する。
【0011】さらにまた、請求項4に係る自転車用照明
制御装置は、請求項1乃至3の何れかの発明において、
前記整流手段が、倍電圧回路を備えていることを特徴と
している。この請求項4に係る発明においては、整流手
段が倍電圧回路を備えているので,整流手段の整流出力
を照明装置の定格電圧に増加させて発電用ブロックダイ
ナモで発電された発電電力を有効利用することが可能と
なる。
制御装置は、請求項1乃至3の何れかの発明において、
前記整流手段が、倍電圧回路を備えていることを特徴と
している。この請求項4に係る発明においては、整流手
段が倍電圧回路を備えているので,整流手段の整流出力
を照明装置の定格電圧に増加させて発電用ブロックダイ
ナモで発電された発電電力を有効利用することが可能と
なる。
【0012】なおさらに、請求項5に係る自転車用照明
制御装置は、請求項1乃至4の何れかの発明において、
前記照明装置は自転車の前照灯であることを特徴として
いる。この請求項5に係る発明においては、照明装置が
前照灯であるので、車両の走行開始直後の低速時で発電
用ブロックダイナモの発電量が少ない状態でも、自転車
の前方を規定照度で照明することができる。
制御装置は、請求項1乃至4の何れかの発明において、
前記照明装置は自転車の前照灯であることを特徴として
いる。この請求項5に係る発明においては、照明装置が
前照灯であるので、車両の走行開始直後の低速時で発電
用ブロックダイナモの発電量が少ない状態でも、自転車
の前方を規定照度で照明することができる。
【0013】また、請求項6に係る自転車用照明制御装
置は、請求項1乃至5の何れかの発明において、前記制
御手段が、導電性ケース体内にアース接続されて内装さ
れ、該導電性ケース体が自転車の前ホークに取付けた発
電用ダイナモと前照灯とが一体化された発電照明体を支
持する支持ブラケットに装着されるように構成されてい
ることを特徴としている。
置は、請求項1乃至5の何れかの発明において、前記制
御手段が、導電性ケース体内にアース接続されて内装さ
れ、該導電性ケース体が自転車の前ホークに取付けた発
電用ダイナモと前照灯とが一体化された発電照明体を支
持する支持ブラケットに装着されるように構成されてい
ることを特徴としている。
【0014】この請求項6に係る発明においては、制御
手段が導電性ケース体内にアース接続されて内装され、
この導電性ケース体が発電照明体を支持する支持ブラケ
ットに固定されるので、発電用ダイナモとランプとの間
を結ぶ接続導線の一端例えばランプ側を外して導電性ケ
ース体の入力端子に接続し、導電性ケース体の出力端子
をランプに接続するだけで、通電路を構成することがで
き、既存の発電照明体にも容易に適用することができ
る。
手段が導電性ケース体内にアース接続されて内装され、
この導電性ケース体が発電照明体を支持する支持ブラケ
ットに固定されるので、発電用ダイナモとランプとの間
を結ぶ接続導線の一端例えばランプ側を外して導電性ケ
ース体の入力端子に接続し、導電性ケース体の出力端子
をランプに接続するだけで、通電路を構成することがで
き、既存の発電照明体にも容易に適用することができ
る。
【0015】さらに、請求項7に係る自転車用照明制御
装置は、請求項1乃至5の何れかの発明において、前記
制御手段が、導電性ケース体内にアース接続されて内装
され、該導電性ケース体が自転車の前ホークのハブ位置
に装着されていることを特徴としている。この請求項7
に係る発明においては、導電性ケース体を前ホークのハ
ブ位置に装着することにより、車輪回転時に車輪に付着
している汚泥等が撥ね飛ばされたときに、これが付着す
ることを防止することができる。
装置は、請求項1乃至5の何れかの発明において、前記
制御手段が、導電性ケース体内にアース接続されて内装
され、該導電性ケース体が自転車の前ホークのハブ位置
に装着されていることを特徴としている。この請求項7
に係る発明においては、導電性ケース体を前ホークのハ
ブ位置に装着することにより、車輪回転時に車輪に付着
している汚泥等が撥ね飛ばされたときに、これが付着す
ることを防止することができる。
【0016】さらにまた、請求項8に係る自転車用照明
制御装置は、請求項6又は7に係る発明において、前記
導電性ケース体と前記発電用ダイナモ及び前照灯との間
を接続する接続線が剛性を有する案内体で案内されてい
ることを特徴としている。この請求項8に係る発明にお
いては、導電性ケース体と発電用ダイナモ及び前照灯と
の間を接続する接続線が剛性を有する案内体で案内され
るので、接続線が車輪のスポークに接触して断線等の損
傷を受けることを確実に回避することができると共に、
導電性ケースの取付け時の配線作業を簡易化することが
できる。
制御装置は、請求項6又は7に係る発明において、前記
導電性ケース体と前記発電用ダイナモ及び前照灯との間
を接続する接続線が剛性を有する案内体で案内されてい
ることを特徴としている。この請求項8に係る発明にお
いては、導電性ケース体と発電用ダイナモ及び前照灯と
の間を接続する接続線が剛性を有する案内体で案内され
るので、接続線が車輪のスポークに接触して断線等の損
傷を受けることを確実に回避することができると共に、
導電性ケースの取付け時の配線作業を簡易化することが
できる。
【0017】なおさらに、請求項9に係る自転車用照明
制御装置は、請求項8に係る発明において、案内体が接
続線を覆うチューブで構成されているので、接続線を纏
めてこれらのフラツキを防止することができる。また、
請求項10に係る自転車用照明制御装置は、請求項1乃
至9の何れかの発明において、前記制御手段が、自転車
の走行状態を検出する走行状態検出手段を有し、前記電
力調整手段が、前記走行状態検出手段で走行状態を検出
したときに前記直流電力源による整流出力の補充を行う
ようにしたことを特徴としている。
制御装置は、請求項8に係る発明において、案内体が接
続線を覆うチューブで構成されているので、接続線を纏
めてこれらのフラツキを防止することができる。また、
請求項10に係る自転車用照明制御装置は、請求項1乃
至9の何れかの発明において、前記制御手段が、自転車
の走行状態を検出する走行状態検出手段を有し、前記電
力調整手段が、前記走行状態検出手段で走行状態を検出
したときに前記直流電力源による整流出力の補充を行う
ようにしたことを特徴としている。
【0018】この請求項10に係る発明においては、走
行状態検出手段で自転車の走行状態を検出し、走行状態
であるときに電力調整手段で直流電力源による整流出力
の補充を行うことにより、直流電力源の不必要な電力消
費を抑制することができる。さらに、請求項11に係る
自転車用照明制御装置は、請求項10に係る発明におい
て、前記走行状態検出手段は、前記発電用ダイナモの出
力電圧が設定電圧以上となったときに走行状態であるこ
とを検出するように構成されていることを特徴としてい
る。
行状態検出手段で自転車の走行状態を検出し、走行状態
であるときに電力調整手段で直流電力源による整流出力
の補充を行うことにより、直流電力源の不必要な電力消
費を抑制することができる。さらに、請求項11に係る
自転車用照明制御装置は、請求項10に係る発明におい
て、前記走行状態検出手段は、前記発電用ダイナモの出
力電圧が設定電圧以上となったときに走行状態であるこ
とを検出するように構成されていることを特徴としてい
る。
【0019】この請求項11に係る発明においては、発
電用ダイナモの出力電圧が設定電圧以上となったとき
に、走行状態であると判断するので、別途振動センサ等
の走行状態検出手段を設けることなく、走行状態を検出
することができる。さらにまた、請求項12に係る自転
車用照明制御装置は、請求項1乃至11の何れかに係る
発明において、前記制御手段が、周囲の光量を検出する
光量検出手段を有し、前記電力調整手段が、前記光量検
出手段で検出した光量が設定値以下であるときに前記直
流電力源による整流出力の補充を行うようにしたことを
特徴としている。
電用ダイナモの出力電圧が設定電圧以上となったとき
に、走行状態であると判断するので、別途振動センサ等
の走行状態検出手段を設けることなく、走行状態を検出
することができる。さらにまた、請求項12に係る自転
車用照明制御装置は、請求項1乃至11の何れかに係る
発明において、前記制御手段が、周囲の光量を検出する
光量検出手段を有し、前記電力調整手段が、前記光量検
出手段で検出した光量が設定値以下であるときに前記直
流電力源による整流出力の補充を行うようにしたことを
特徴としている。
【0020】この請求項12に係る発明においては、光
量検出手段で検出する周囲の光量が小さいとき即ち暗い
場合に電力調整手段で直流電力源による整流出力の補充
を行うようにしたので、昼間等の照明を必要としない状
態での直流電力源の電力消費を抑制する。また、請求項
13に係る自転車用照明制御装置は、請求項1乃至12
の何れかの発明において、前記電力調整手段は、発電用
ダイナモの出力電圧を監視し、当該出力電圧が前記照明
装置の定格電圧以上であるときに定格電圧に維持する過
電圧防止手段を有することを特徴としている。
量検出手段で検出する周囲の光量が小さいとき即ち暗い
場合に電力調整手段で直流電力源による整流出力の補充
を行うようにしたので、昼間等の照明を必要としない状
態での直流電力源の電力消費を抑制する。また、請求項
13に係る自転車用照明制御装置は、請求項1乃至12
の何れかの発明において、前記電力調整手段は、発電用
ダイナモの出力電圧を監視し、当該出力電圧が前記照明
装置の定格電圧以上であるときに定格電圧に維持する過
電圧防止手段を有することを特徴としている。
【0021】この請求項13に係る発明においては、発
電用ダイナモの出力電圧が照明装置の定格電圧以上であ
るときに照明装置に対する印加電圧を定格電圧に維持し
て、ランプ寿命を長期化させる。さらに、請求項14に
係る自転車用照明制御装置は、請求項1乃至13の何れ
かの発明において、直流電力源は、一次電池、二次電
池、太陽電池及びコンデンサの何れかで構成されている
ことを特徴としている。
電用ダイナモの出力電圧が照明装置の定格電圧以上であ
るときに照明装置に対する印加電圧を定格電圧に維持し
て、ランプ寿命を長期化させる。さらに、請求項14に
係る自転車用照明制御装置は、請求項1乃至13の何れ
かの発明において、直流電力源は、一次電池、二次電
池、太陽電池及びコンデンサの何れかで構成されている
ことを特徴としている。
【0022】この請求項14に係る発明においては、直
流電力源を小型に構成することができ、制御装置全体の
構成を小型軽量化することができる。さらにまた、請求
項15に係る自転車用照明制御装置は、請求項1乃至1
4の何れかの発明において、前記直流電力源が、充電可
能な二次電池で構成され、前記電力調整手段が、前記発
電用ダイナモ及び二次電池間に充電用スイッチング手段
を有し、前記整流手段の出力電圧が設定電圧以上である
ときに、前記充電用スイッチング手段を作動状態とし
て、当該二次電池を充電するように構成されていること
を特徴としている。
流電力源を小型に構成することができ、制御装置全体の
構成を小型軽量化することができる。さらにまた、請求
項15に係る自転車用照明制御装置は、請求項1乃至1
4の何れかの発明において、前記直流電力源が、充電可
能な二次電池で構成され、前記電力調整手段が、前記発
電用ダイナモ及び二次電池間に充電用スイッチング手段
を有し、前記整流手段の出力電圧が設定電圧以上である
ときに、前記充電用スイッチング手段を作動状態とし
て、当該二次電池を充電するように構成されていること
を特徴としている。
【0023】この請求項15に係る発明においては、直
流電力源として二次電池を使用し、発電用ダイナモの出
離幾電圧が設定電圧以上であるときに、余剰電力を充電
用スイッチング手段を介して二次電池に供給して充電す
る。なおさらに、請求項16に係る自転車用照明制御装
置は、請求項2記載の発明において、前記制御手段が、
発電用ダイナモの周波数に基づいて車速を検出する車速
検出手段を有し、前記電力調整手段が、前記車速検出手
段で検出した車速が設定車速以下となる低車速域である
ときに前記スイッチング手段を作動状態として、前記直
流電力源の電力を前記照明装置に供給するように構成さ
れていることを特徴としている。
流電力源として二次電池を使用し、発電用ダイナモの出
離幾電圧が設定電圧以上であるときに、余剰電力を充電
用スイッチング手段を介して二次電池に供給して充電す
る。なおさらに、請求項16に係る自転車用照明制御装
置は、請求項2記載の発明において、前記制御手段が、
発電用ダイナモの周波数に基づいて車速を検出する車速
検出手段を有し、前記電力調整手段が、前記車速検出手
段で検出した車速が設定車速以下となる低車速域である
ときに前記スイッチング手段を作動状態として、前記直
流電力源の電力を前記照明装置に供給するように構成さ
れていることを特徴としている。
【0024】この請求項16に係る発明においては、車
速検出手段で検出した車速が低車速域であるときに、直
流電力源の電力を照明装置に供給して、整流手段の整流
出力を補充するようにしたので、電圧変動に影響される
ことなく、正確な電力調整制御を行うことができる。ま
た、請求項17に係る自転車用照明制御装置は、請求項
16の発明において、前記電力調整手段が、前記スイッ
チング手段を車速に応じたデューティ比でデューティ制
御するように構成されていることを特徴としている。
速検出手段で検出した車速が低車速域であるときに、直
流電力源の電力を照明装置に供給して、整流手段の整流
出力を補充するようにしたので、電圧変動に影響される
ことなく、正確な電力調整制御を行うことができる。ま
た、請求項17に係る自転車用照明制御装置は、請求項
16の発明において、前記電力調整手段が、前記スイッ
チング手段を車速に応じたデューティ比でデューティ制
御するように構成されていることを特徴としている。
【0025】この請求項17に係る発明においては、直
流電力源から補充する電圧を必要量に制御することがで
き、電池を使用した場合の消費電力を抑制して、高寿命
化させることができる。さらに、請求項18に係る自転
車用照明制御装置は、請求項16又は17の発明におい
て、前記制御手段は、前記照明装置の点灯モードを設定
する点灯設定手段を有し、前記電力調整手段は、前記車
速検出手段で検出される車速が零であり、且つ前記点灯
設定手段で点灯モードが設定されたときに、前記照明装
置を前記直流電力源の電力で点灯制御するように構成さ
れていることを特徴としている。
流電力源から補充する電圧を必要量に制御することがで
き、電池を使用した場合の消費電力を抑制して、高寿命
化させることができる。さらに、請求項18に係る自転
車用照明制御装置は、請求項16又は17の発明におい
て、前記制御手段は、前記照明装置の点灯モードを設定
する点灯設定手段を有し、前記電力調整手段は、前記車
速検出手段で検出される車速が零であり、且つ前記点灯
設定手段で点灯モードが設定されたときに、前記照明装
置を前記直流電力源の電力で点灯制御するように構成さ
れていることを特徴としている。
【0026】この請求項18に係る発明においては、点
灯モードを設定したときに、照明装置を直流電力源の電
力で点灯制御することができるので、夜間等の停車状態
で、所望時に照明装置を点灯させることができ、鍵の解
除や駐輪等を容易に行うことができる。さらにまた、請
求項19に係る自転車用照明制御装置は、請求項1乃至
18の何れかの発明において、前記発電用ダイナモが、
タイヤの外周面に接触するブロックダイナモ及びローラ
ダイナモの何れかで構成されていることを特徴としてい
る。
灯モードを設定したときに、照明装置を直流電力源の電
力で点灯制御することができるので、夜間等の停車状態
で、所望時に照明装置を点灯させることができ、鍵の解
除や駐輪等を容易に行うことができる。さらにまた、請
求項19に係る自転車用照明制御装置は、請求項1乃至
18の何れかの発明において、前記発電用ダイナモが、
タイヤの外周面に接触するブロックダイナモ及びローラ
ダイナモの何れかで構成されていることを特徴としてい
る。
【0027】この請求項19に係る発明においては、発
電用ダイナモをブロックダイナモ又はローラダイナモで
構成するので、車体フレームをアースとして、制御装置
と発電用ダイナモ及び照明装置との接続線を1本とする
ことができる。なおさらに、請求項20に係る自転車用
照明制御装置は、請求項1乃至19の何れかの発明にお
いて、前記制御手段は、前記直流電源からの電力供給を
停止して発電用ダイナモの発電電力にのみにより照明装
置を点灯する状態となったときに、その旨を報知する報
知手段を備えていることを特徴としている。
電用ダイナモをブロックダイナモ又はローラダイナモで
構成するので、車体フレームをアースとして、制御装置
と発電用ダイナモ及び照明装置との接続線を1本とする
ことができる。なおさらに、請求項20に係る自転車用
照明制御装置は、請求項1乃至19の何れかの発明にお
いて、前記制御手段は、前記直流電源からの電力供給を
停止して発電用ダイナモの発電電力にのみにより照明装
置を点灯する状態となったときに、その旨を報知する報
知手段を備えていることを特徴としている。
【0028】この請求項20に係る発明においては、発
電用ダイナモの発電電力が不足してその不足分を直流電
力源の直流電力で補充しているハイブリッド状態から直
流電力源の直流電力の補充を停止する状態となったとき
に、この旨を報知手段で報知することができるので、乗
り手がハイブリッド状態であるかこれを脱却したかを確
実に認識することができる。
電用ダイナモの発電電力が不足してその不足分を直流電
力源の直流電力で補充しているハイブリッド状態から直
流電力源の直流電力の補充を停止する状態となったとき
に、この旨を報知手段で報知することができるので、乗
り手がハイブリッド状態であるかこれを脱却したかを確
実に認識することができる。
【0029】さらに、請求項21に係る自転車用照明制
御装置は、請求項1乃至20の何れかの発明において、
前記制御手段は、前記直流電力源の残容量を監視し、残
容量が所定値以下となったときにその旨を報知する報知
手段を備えていることを特徴としている。この請求項2
1に係る発明においては、直流電力源の残容量が低下し
たときに報知手段で報知されるので、乗り手が直流電力
の交換や充電の必要性を確実に認識することができる。
御装置は、請求項1乃至20の何れかの発明において、
前記制御手段は、前記直流電力源の残容量を監視し、残
容量が所定値以下となったときにその旨を報知する報知
手段を備えていることを特徴としている。この請求項2
1に係る発明においては、直流電力源の残容量が低下し
たときに報知手段で報知されるので、乗り手が直流電力
の交換や充電の必要性を確実に認識することができる。
【0030】さらにまた、請求項22に係る自転車用照
明制御装置は、請求項1乃至21の何れかの発明におい
て、前記制御手段が、照明装置以外の補機に対する電力
を供給する外部出力端子を有することを特徴としてい
る。この請求項22に係る発明においては、照明装置以
外のスピードメータ、ブザー、液晶表示装置等の補機に
発電用ダイナモの発電量にかかわらず安定した直流電力
を供給することができる。
明制御装置は、請求項1乃至21の何れかの発明におい
て、前記制御手段が、照明装置以外の補機に対する電力
を供給する外部出力端子を有することを特徴としてい
る。この請求項22に係る発明においては、照明装置以
外のスピードメータ、ブザー、液晶表示装置等の補機に
発電用ダイナモの発電量にかかわらず安定した直流電力
を供給することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態に
おける機械的構成を示す構成図である。図中、1は自転
車の非駆動輪となる前輪を支持するフロントフォークで
あって、このフロントフォーク1の右前側に前方に突出
して支持ブラケット2が配設されている。この支持ブラ
ケット2は、フロントフォーク1に固定された水平板部
3と、この水平板部3の先端に上方に僅かに延長する垂
直板部4とでL字状に形成され、水平板部3に略水平方
向に延長する取付長穴5が形成されていると共に、垂直
板部4にも略垂直方向に延長する取付長穴6が形成され
ている。
に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態に
おける機械的構成を示す構成図である。図中、1は自転
車の非駆動輪となる前輪を支持するフロントフォークで
あって、このフロントフォーク1の右前側に前方に突出
して支持ブラケット2が配設されている。この支持ブラ
ケット2は、フロントフォーク1に固定された水平板部
3と、この水平板部3の先端に上方に僅かに延長する垂
直板部4とでL字状に形成され、水平板部3に略水平方
向に延長する取付長穴5が形成されていると共に、垂直
板部4にも略垂直方向に延長する取付長穴6が形成され
ている。
【0032】そして、垂直板部4の取付長穴6には、発
電用ダイナモとしてのブロックダイナモ7と照明装置と
しての前照灯8とを一体化した発電照明体としてのブロ
ックダイナモランプ9が取付けられており、水平板部3
の取付長穴5には、ブロックダイナモ7で発電した電力
が入力され、これに基づいて前照灯9を点灯制御する照
明制御装置10を内蔵した導電性のケース体11がその
側面に形成された回り止めリブ12を水平板部3の上面
に係合させた関係で装着されている。したがって、発電
用ブロックダイナモ7、前照灯8及びケース体11が共
通の支持ブラケット2にアースされている。
電用ダイナモとしてのブロックダイナモ7と照明装置と
しての前照灯8とを一体化した発電照明体としてのブロ
ックダイナモランプ9が取付けられており、水平板部3
の取付長穴5には、ブロックダイナモ7で発電した電力
が入力され、これに基づいて前照灯9を点灯制御する照
明制御装置10を内蔵した導電性のケース体11がその
側面に形成された回り止めリブ12を水平板部3の上面
に係合させた関係で装着されている。したがって、発電
用ブロックダイナモ7、前照灯8及びケース体11が共
通の支持ブラケット2にアースされている。
【0033】ここで、ブロックダイナモ7は、その支持
ブラケット2への取付部に配設された操作レバー(図示
せず)によって、前輪外周面における側面から離間した
非作動位置と、前輪外周面における側面に接触して発電
する作動位置とを手動選択可能に構成されている。ま
た、ケース体11は、既存のブロックダイナモランプ9
における前照灯8の取付部を回避して支持ブラケット2
に取付可能な形状に構成されている。
ブラケット2への取付部に配設された操作レバー(図示
せず)によって、前輪外周面における側面から離間した
非作動位置と、前輪外周面における側面に接触して発電
する作動位置とを手動選択可能に構成されている。ま
た、ケース体11は、既存のブロックダイナモランプ9
における前照灯8の取付部を回避して支持ブラケット2
に取付可能な形状に構成されている。
【0034】そして、ケース体11に内蔵された照明制
御装置10から色の異なる2本の接続コード10a及び
10bが導出され、このうちの一方の接続コード10a
の先端をブロックダイナモ7のコード取付端子7aに接
続し、他方の接続コード10bの先端を前照灯8から導
出されている接続コード8aと絡めて圧着端子13で圧
着され、さらに接続コード10a及び10bが案内体と
しての比較的肉厚の例えば塩化ビニール製の透明チュー
ブ14によって覆われ、この透明チューブ14がケース
体11に設けられた案内ピン15よってケース体11に
沿うようにガイドされている。このように、接続コード
10a及び10bが剛性を有する透明チューブ14によ
って覆われていることにより、不用意にばらけて前輪の
スポークに接触して破損することを確実に防止すること
ができると共に、ケース体11を取付ける際に、接続コ
ード10a及び10bの接続作業を容易に行うことがで
きる。
御装置10から色の異なる2本の接続コード10a及び
10bが導出され、このうちの一方の接続コード10a
の先端をブロックダイナモ7のコード取付端子7aに接
続し、他方の接続コード10bの先端を前照灯8から導
出されている接続コード8aと絡めて圧着端子13で圧
着され、さらに接続コード10a及び10bが案内体と
しての比較的肉厚の例えば塩化ビニール製の透明チュー
ブ14によって覆われ、この透明チューブ14がケース
体11に設けられた案内ピン15よってケース体11に
沿うようにガイドされている。このように、接続コード
10a及び10bが剛性を有する透明チューブ14によ
って覆われていることにより、不用意にばらけて前輪の
スポークに接触して破損することを確実に防止すること
ができると共に、ケース体11を取付ける際に、接続コ
ード10a及び10bの接続作業を容易に行うことがで
きる。
【0035】一方、ケース体11に内蔵された照明制御
装置10は、図2に示す電気的接続構成を有する。すな
わち、ブロックダイナモ7の一端が支持ブラケット2に
アースされ、他端が接続コード10aを介して照明制御
装置の入力端子21に接続されている。この入力端子2
1に入力される入力電圧は、半波整流を行う倍電圧回路
22で昇圧されて出力端子23に出力され、この出力端
子23に接続コード10bを及び圧着端子13を介して
6Vのランプでなる前照灯8の一方の接続線8aが接続
され、この前照灯8の他方の接続線8bが支持ブラケッ
ト2にアースされている。
装置10は、図2に示す電気的接続構成を有する。すな
わち、ブロックダイナモ7の一端が支持ブラケット2に
アースされ、他端が接続コード10aを介して照明制御
装置の入力端子21に接続されている。この入力端子2
1に入力される入力電圧は、半波整流を行う倍電圧回路
22で昇圧されて出力端子23に出力され、この出力端
子23に接続コード10bを及び圧着端子13を介して
6Vのランプでなる前照灯8の一方の接続線8aが接続
され、この前照灯8の他方の接続線8bが支持ブラケッ
ト2にアースされている。
【0036】ここで、倍電圧回路22は、入力端子21
及び出力端子23間にアノードを入力端子21にカソー
ドを出力端子23に夫々接続する関係でダイオードD1
が介挿され、と、このダイオードD1のアノード側がコ
ンデンサC1と逆方向のダイオードD2を介してケース
体11にアースされ、コンデンサC1及びダイオードD
2の接続点とダイオードD1のカソードとの間にダイオ
ードD3が順方向に接続され、ダイオードD1及びD3
の接続点がコンデンサC2を介してケース体11にアー
スされた構成を有する。
及び出力端子23間にアノードを入力端子21にカソー
ドを出力端子23に夫々接続する関係でダイオードD1
が介挿され、と、このダイオードD1のアノード側がコ
ンデンサC1と逆方向のダイオードD2を介してケース
体11にアースされ、コンデンサC1及びダイオードD
2の接続点とダイオードD1のカソードとの間にダイオ
ードD3が順方向に接続され、ダイオードD1及びD3
の接続点がコンデンサC2を介してケース体11にアー
スされた構成を有する。
【0037】一方、ケース体11内には、直流電力源と
して例えば6Vの一次電池24が配設され、この一次電
池24の正極側がスイッチング手段としてのPNP型の
スイッチングトランジスタQ1を介し、さらにダイオー
ドD4を順方向に介して出力端子23に接続され、負極
側がケース体11にアースされている。そして、スイッ
チングトランジスタQ1が電力調整手段としての電力調
整回路25によってオンオフ制御される。
して例えば6Vの一次電池24が配設され、この一次電
池24の正極側がスイッチング手段としてのPNP型の
スイッチングトランジスタQ1を介し、さらにダイオー
ドD4を順方向に介して出力端子23に接続され、負極
側がケース体11にアースされている。そして、スイッ
チングトランジスタQ1が電力調整手段としての電力調
整回路25によってオンオフ制御される。
【0038】この電力調整回路25は、ブロックダイナ
モ7の出力電圧が入力される走行状態検出回路26と、
倍電圧回路23の出力電圧が入力される電力監視回路2
7と、走行状態検出回路26及び電力監視回路27の出
力に基づいてスイッチングトランジスタQ1を制御する
スイッチング制御回路28とを備えている。走行状態検
出回路26は、ブロックダイナモ7から出力される出力
電圧が入力されこれを半波整流するダイオードD5を有
し、このダイオードD5のカソードの出力側が直列に接
続された抵抗R1及びR2を介してNPN型のスイッチ
ングトランジスタQ2のベースに接続され、このトラン
ジスタQ2のコレクタにブロックダイナモ7の出力電圧
がダイオードD6及び抵抗R4を介して供給されると共
に、一次電池24の出力電圧がダイオードD7及び抵抗
R4を介して供給され、エミッタがケース体11にアー
スされ、さらに抵抗R1及びR2の接続点が充電用コン
デンサC3を介してケース体11にアースされ、この充
電用コンデンサC3と平行に高抵抗値の抵抗R3が接続
された構成を有する。なお、ダイオードD6及びD7の
接続点が充電用コンデンサD4を介してケース体11に
アースされている。
モ7の出力電圧が入力される走行状態検出回路26と、
倍電圧回路23の出力電圧が入力される電力監視回路2
7と、走行状態検出回路26及び電力監視回路27の出
力に基づいてスイッチングトランジスタQ1を制御する
スイッチング制御回路28とを備えている。走行状態検
出回路26は、ブロックダイナモ7から出力される出力
電圧が入力されこれを半波整流するダイオードD5を有
し、このダイオードD5のカソードの出力側が直列に接
続された抵抗R1及びR2を介してNPN型のスイッチ
ングトランジスタQ2のベースに接続され、このトラン
ジスタQ2のコレクタにブロックダイナモ7の出力電圧
がダイオードD6及び抵抗R4を介して供給されると共
に、一次電池24の出力電圧がダイオードD7及び抵抗
R4を介して供給され、エミッタがケース体11にアー
スされ、さらに抵抗R1及びR2の接続点が充電用コン
デンサC3を介してケース体11にアースされ、この充
電用コンデンサC3と平行に高抵抗値の抵抗R3が接続
された構成を有する。なお、ダイオードD6及びD7の
接続点が充電用コンデンサD4を介してケース体11に
アースされている。
【0039】電力監視回路27は、倍電圧回路22の出
力電圧がカソード側に入力され且つ降伏電圧が前照灯8
の定格電圧より僅かに高い電圧に設定されたツェナーダ
イオードZDを有し、このツェナーダイオードZDのア
ノード側が抵抗R4及びダイオードD8を介してスイッ
チングトランジスタQ3のベースに接続され、このトラ
ンジスタQ3のコレクタが前記走行状態検出回路26の
スイッチングトランジスタQ2のベースに接続され、エ
ミッタがケース体11にアースされ、さらにダイオード
D8とトランジスタQ3のベースとの間が充電用コンデ
ンサC5を介してケース体11にアースされ、この充電
用コンデンサ11と並列に放電用抵抗R5が接続された
構成を有する。
力電圧がカソード側に入力され且つ降伏電圧が前照灯8
の定格電圧より僅かに高い電圧に設定されたツェナーダ
イオードZDを有し、このツェナーダイオードZDのア
ノード側が抵抗R4及びダイオードD8を介してスイッ
チングトランジスタQ3のベースに接続され、このトラ
ンジスタQ3のコレクタが前記走行状態検出回路26の
スイッチングトランジスタQ2のベースに接続され、エ
ミッタがケース体11にアースされ、さらにダイオード
D8とトランジスタQ3のベースとの間が充電用コンデ
ンサC5を介してケース体11にアースされ、この充電
用コンデンサ11と並列に放電用抵抗R5が接続された
構成を有する。
【0040】スイッチング制御回路28は、走行状態検
出回路26のトランジスタQ2のコレクタ電圧が抵抗R
6を介してベースに入力され、エミッタがダイオードD
6及びD7の接続点に、コレクタが抵抗R7を介してケ
ース体11にアースされたPNP型のスイッチングトラ
ンジスタQ4と、このトランジスタQ4のコレクタ電圧
が抵抗R8を介してベースに入力され、コレクタが抵抗
R9を介して前記スイッチングトランジスタQ1のベー
スに、エミッタがケース体11にアースされたNPN型
のスイッチングトランジスタQ5とを備えた構成を有す
る。なお、スイッチングトランジスタQ1のベース−エ
ミッタ間にトランジスタQ5がオフ状態であるときにト
ランジスタQ1を確実にオフ状態に維持するバイアス抵
抗R10が接続されている。次に、上記実施形態の動作
を説明する。
出回路26のトランジスタQ2のコレクタ電圧が抵抗R
6を介してベースに入力され、エミッタがダイオードD
6及びD7の接続点に、コレクタが抵抗R7を介してケ
ース体11にアースされたPNP型のスイッチングトラ
ンジスタQ4と、このトランジスタQ4のコレクタ電圧
が抵抗R8を介してベースに入力され、コレクタが抵抗
R9を介して前記スイッチングトランジスタQ1のベー
スに、エミッタがケース体11にアースされたNPN型
のスイッチングトランジスタQ5とを備えた構成を有す
る。なお、スイッチングトランジスタQ1のベース−エ
ミッタ間にトランジスタQ5がオフ状態であるときにト
ランジスタQ1を確実にオフ状態に維持するバイアス抵
抗R10が接続されている。次に、上記実施形態の動作
を説明する。
【0041】今、昼間で自転車の走行を開始する場合に
は、前照灯8を必要としないので、ブロックダイナモラ
ンプ9のブロックダイナモ7を前輪に対して非接触状態
となる非作動位置に保持することにより、ブロックダイ
ナモ7が非発電状態に維持される。この状態では、ブロ
ックダイナモ7の出力電圧が零であるので、倍電圧回路
22の半波整流出力も零でとなり、前照灯8にブロック
ダイナモ7の出力電圧は供給されない状態にある。
は、前照灯8を必要としないので、ブロックダイナモラ
ンプ9のブロックダイナモ7を前輪に対して非接触状態
となる非作動位置に保持することにより、ブロックダイ
ナモ7が非発電状態に維持される。この状態では、ブロ
ックダイナモ7の出力電圧が零であるので、倍電圧回路
22の半波整流出力も零でとなり、前照灯8にブロック
ダイナモ7の出力電圧は供給されない状態にある。
【0042】この状態では、走行状態検出回路26の充
電用コンデンサC3が放電状態にあり、スイッチングト
ランジスタQ2のベース電圧が低レベルとなることによ
り、このトランジスタQ2がオフ状態を維持する。この
ため、スイッチング制御回路28のスイッチングトラン
ジスタQ4はそのベースに一次電池24の出力電圧がダ
イオードD7、抵抗R4及びR6を介して供給されて高
レベルとなるので、オフ状態を維持し、これに応じてス
イッチングトランジスタQ5もそのベースが抵抗R8及
びR7を介してケース体11にアースされるので低レベ
ルとなることにより、オフ状態を維持する。
電用コンデンサC3が放電状態にあり、スイッチングト
ランジスタQ2のベース電圧が低レベルとなることによ
り、このトランジスタQ2がオフ状態を維持する。この
ため、スイッチング制御回路28のスイッチングトラン
ジスタQ4はそのベースに一次電池24の出力電圧がダ
イオードD7、抵抗R4及びR6を介して供給されて高
レベルとなるので、オフ状態を維持し、これに応じてス
イッチングトランジスタQ5もそのベースが抵抗R8及
びR7を介してケース体11にアースされるので低レベ
ルとなることにより、オフ状態を維持する。
【0043】このため、スイッチングトランジスタQ1
は、そのベースに抵抗R10を介して一次電池24の出
力電圧が供給されて高レベルとなるため、オフ状態を維
持し、一次電池24の出力電圧が前照灯8に供給される
ことを確実に阻止しており、前照灯8は消灯状態を維持
する。この状態で、自転車を走行開始させると、ブロッ
クダイナモ7が前輪から離間しているので、走行抵抗と
なることがなく、軽いペダル踏込で自転車を走行させる
ことができる。
は、そのベースに抵抗R10を介して一次電池24の出
力電圧が供給されて高レベルとなるため、オフ状態を維
持し、一次電池24の出力電圧が前照灯8に供給される
ことを確実に阻止しており、前照灯8は消灯状態を維持
する。この状態で、自転車を走行開始させると、ブロッ
クダイナモ7が前輪から離間しているので、走行抵抗と
なることがなく、軽いペダル踏込で自転車を走行させる
ことができる。
【0044】一方、照明を必要とする夕方や夜間で自転
車を走行開始する場合には、予めブロックダイナモ7の
操作レバーを操作して、ブロックダイナモ7を前輪に接
触状態として発電可能な状態としてから自転車の走行を
開始する。このように自転車が走行を開始すると、その
前輪の回転に伴ってブロックダイナモ7が回転すること
により、その回転数に応じた周波数の交流電圧が出力さ
れ、これが倍電圧回路22に供給されることにより、こ
の倍電圧回路22から半波整流された倍電圧として前照
灯8に出力される。しかしながら、走行開始直後では、
倍電圧回路22の出力電圧も低い状態を維持するので、
この出力電圧のみでは前照灯8の照度が規定照度より遥
かに低い照度で点灯することになり、効果的な照明を得
ることができない。
車を走行開始する場合には、予めブロックダイナモ7の
操作レバーを操作して、ブロックダイナモ7を前輪に接
触状態として発電可能な状態としてから自転車の走行を
開始する。このように自転車が走行を開始すると、その
前輪の回転に伴ってブロックダイナモ7が回転すること
により、その回転数に応じた周波数の交流電圧が出力さ
れ、これが倍電圧回路22に供給されることにより、こ
の倍電圧回路22から半波整流された倍電圧として前照
灯8に出力される。しかしながら、走行開始直後では、
倍電圧回路22の出力電圧も低い状態を維持するので、
この出力電圧のみでは前照灯8の照度が規定照度より遥
かに低い照度で点灯することになり、効果的な照明を得
ることができない。
【0045】このとき、倍電圧回路22から出力される
半波整流された倍電圧が電力監視回路27に供給される
が、倍電圧回路22から出力される倍電圧が低く、ツェ
ナーダイオードZDの降伏電圧未満であるので、このツ
ェナーダイオードZDで遮断されて、充電用コンデンサ
C5を充電することはなく、この充電用コンデンサC5
が放電状態を維持することからスイッチングトランジス
タQ3がオフ状態を維持している。
半波整流された倍電圧が電力監視回路27に供給される
が、倍電圧回路22から出力される倍電圧が低く、ツェ
ナーダイオードZDの降伏電圧未満であるので、このツ
ェナーダイオードZDで遮断されて、充電用コンデンサ
C5を充電することはなく、この充電用コンデンサC5
が放電状態を維持することからスイッチングトランジス
タQ3がオフ状態を維持している。
【0046】一方、自転車が走行を開始することによ
り、ブロックダイナモ7の出力電圧が走行状態検出回路
26に供給され、そのダイオードD5で半波整流されて
充電用コンデンサC3に充電される。そして、充電用コ
ンデンサC3の充電電圧がスイッチングトランジスタQ
2の閾値電圧を越えると、上述したようにスイッチング
トランジスタQ3がオフ状態を維持しているので、トラ
ンジスタQ2が走行状態を表すようにオン状態となり、
そのコレクタ電位がアース電位となる。
り、ブロックダイナモ7の出力電圧が走行状態検出回路
26に供給され、そのダイオードD5で半波整流されて
充電用コンデンサC3に充電される。そして、充電用コ
ンデンサC3の充電電圧がスイッチングトランジスタQ
2の閾値電圧を越えると、上述したようにスイッチング
トランジスタQ3がオフ状態を維持しているので、トラ
ンジスタQ2が走行状態を表すようにオン状態となり、
そのコレクタ電位がアース電位となる。
【0047】このため、スイッチング制御回路28のス
イッチングトランジスタQ4のベースがアース電位とな
るので、このトランジスタQ4がオン状態となり、これ
によってスイッチングトランジスタQ5のベースが高レ
ベルとなって、これがオン状態となることにより、スイ
ッチングトランジスタQ1がオン状態となり、一次電池
24の出力電圧がダイオードD4を介して前照灯8に供
給され、倍電圧回路22から出力される整流出力の不足
分を補充して、前照灯8に定格電圧が供給され、この前
照灯8が定格照度で点灯することになり、自転車の走行
開始直後から自転車の前方を規定照度で照明することが
できる。
イッチングトランジスタQ4のベースがアース電位とな
るので、このトランジスタQ4がオン状態となり、これ
によってスイッチングトランジスタQ5のベースが高レ
ベルとなって、これがオン状態となることにより、スイ
ッチングトランジスタQ1がオン状態となり、一次電池
24の出力電圧がダイオードD4を介して前照灯8に供
給され、倍電圧回路22から出力される整流出力の不足
分を補充して、前照灯8に定格電圧が供給され、この前
照灯8が定格照度で点灯することになり、自転車の走行
開始直後から自転車の前方を規定照度で照明することが
できる。
【0048】この一次電池24で電圧補充する低速走行
状態から車速が増加して、ブロックダイナモ7の周波数
が高くなることにより、倍電圧回路22から出力される
半波整流の倍電圧が前照灯8の定格電圧より僅かに高い
ツェナーダイオードZDの降伏電圧以上となると、電力
監視回路27のツェナーダイオードZDから電流が出力
され、これが抵抗R4及びダイオードD8を介して充電
用コンデンサC5に供給されることにより、これが充電
され、その充電電圧がスイッチングトランジスタQ3の
閾値電圧以上の高レベルとなると、このトランジスタQ
3がオン状態となる。
状態から車速が増加して、ブロックダイナモ7の周波数
が高くなることにより、倍電圧回路22から出力される
半波整流の倍電圧が前照灯8の定格電圧より僅かに高い
ツェナーダイオードZDの降伏電圧以上となると、電力
監視回路27のツェナーダイオードZDから電流が出力
され、これが抵抗R4及びダイオードD8を介して充電
用コンデンサC5に供給されることにより、これが充電
され、その充電電圧がスイッチングトランジスタQ3の
閾値電圧以上の高レベルとなると、このトランジスタQ
3がオン状態となる。
【0049】このため、走行状態検出回路26のスイッ
チングトランジスタQ2のベースがアース電位となるこ
とにより、これがオフ状態となり、スイッチング制御回
路28の各トランジスタQ4及びQ5もオフ状態となる
ことにより、スイッチングトランジスタQ1がオフ状態
となって、一次電池24の出力電圧の前照灯8に対する
通電路が遮断されることにより、一次電池24の電力消
費が停止され、倍電圧回路22から出力される倍電圧に
よって前照灯8が定格照度で点灯制御され、前方の明る
い照明状態を継続する。
チングトランジスタQ2のベースがアース電位となるこ
とにより、これがオフ状態となり、スイッチング制御回
路28の各トランジスタQ4及びQ5もオフ状態となる
ことにより、スイッチングトランジスタQ1がオフ状態
となって、一次電池24の出力電圧の前照灯8に対する
通電路が遮断されることにより、一次電池24の電力消
費が停止され、倍電圧回路22から出力される倍電圧に
よって前照灯8が定格照度で点灯制御され、前方の明る
い照明状態を継続する。
【0050】その後、自転車を赤信号等で減速させる状
態となり、倍電圧回路22の出力電圧が電力監視回路2
7のツェナーダイオードZDの降伏電圧以下となると、
このダイオードZDから電流が出力されなくなるため、
充電用コンデンサC5が充電状態から抵抗R5を介する
放電状態に移行し、その充電電圧がスイッチングトラン
ジスタQ3の閾値電圧を下回ると、これがオフ状態とな
り、自転車が低速走行状態となっているが、走行状態検
出回路26の充電用コンデンサC3の充電を継続してい
るので、スイッチングトランジスタQ2がオン状態に復
帰し、これに応じてスイッチング制御回路28のスイッ
チングトランジスタQ4及びQ5もオン状態に復帰する
ことから、スイッチングトランジスタQ1がオン状態に
復帰して、一次電池24による前照灯8に対する電圧補
充状態に復帰し、前照灯8の照度が低下することなく規
定照度を維持して、明るい前方照明状態を維持すること
ができる。
態となり、倍電圧回路22の出力電圧が電力監視回路2
7のツェナーダイオードZDの降伏電圧以下となると、
このダイオードZDから電流が出力されなくなるため、
充電用コンデンサC5が充電状態から抵抗R5を介する
放電状態に移行し、その充電電圧がスイッチングトラン
ジスタQ3の閾値電圧を下回ると、これがオフ状態とな
り、自転車が低速走行状態となっているが、走行状態検
出回路26の充電用コンデンサC3の充電を継続してい
るので、スイッチングトランジスタQ2がオン状態に復
帰し、これに応じてスイッチング制御回路28のスイッ
チングトランジスタQ4及びQ5もオン状態に復帰する
ことから、スイッチングトランジスタQ1がオン状態に
復帰して、一次電池24による前照灯8に対する電圧補
充状態に復帰し、前照灯8の照度が低下することなく規
定照度を維持して、明るい前方照明状態を維持すること
ができる。
【0051】その後、自転車が停車して、ブロックダイ
ナモ7の発電が停止されると、倍電圧回路22の出力電
圧も零となるが、前照灯8が一次電池24の出力電圧に
よって定格照度に維持される。この状態では、走行状態
検出回路26の充電用コンデンサC3の充電が停止さ
れ、大抵抗値の抵抗R3を通じて比較的ゆっくりと放電
されることになる。このため、数十秒程度経過して、充
電用コンデンサC3の充電電圧がスイッチングトランジ
スタQ2の閾値電圧未満となるまでの間は、一次電池2
4による前照灯8の点灯状態を保持し、充電用コンデン
サC3の充電電圧がトランジスタQ2の閾値電圧未満と
なると、このトランジスタQ2がオフ状態となり、スイ
ッチング制御回路28の各トランジスタQ4及びQ5も
オフ状態となることにより、スイッチングトランジスタ
Q1がオフ状態となって、一次電池24の前照灯8に対
する通電路が遮断されることにより、前照灯8に対する
通電が解除されて、これが消灯される。
ナモ7の発電が停止されると、倍電圧回路22の出力電
圧も零となるが、前照灯8が一次電池24の出力電圧に
よって定格照度に維持される。この状態では、走行状態
検出回路26の充電用コンデンサC3の充電が停止さ
れ、大抵抗値の抵抗R3を通じて比較的ゆっくりと放電
されることになる。このため、数十秒程度経過して、充
電用コンデンサC3の充電電圧がスイッチングトランジ
スタQ2の閾値電圧未満となるまでの間は、一次電池2
4による前照灯8の点灯状態を保持し、充電用コンデン
サC3の充電電圧がトランジスタQ2の閾値電圧未満と
なると、このトランジスタQ2がオフ状態となり、スイ
ッチング制御回路28の各トランジスタQ4及びQ5も
オフ状態となることにより、スイッチングトランジスタ
Q1がオフ状態となって、一次電池24の前照灯8に対
する通電路が遮断されることにより、前照灯8に対する
通電が解除されて、これが消灯される。
【0052】このように、上記実施形態によると、自転
車が低速走行していて、ブロックダイナモ7による発電
量が少なく、倍電圧回路22の出力電圧では前照灯8の
定格電圧を賄いきれずに電力不足状態となる状態では、
一次電池24の出力電圧を補充することにより、前照灯
8に定格電圧を供給して、規定照度を確保することがで
き、前方を明るく照明することにより、安全走行を確保
することができる。
車が低速走行していて、ブロックダイナモ7による発電
量が少なく、倍電圧回路22の出力電圧では前照灯8の
定格電圧を賄いきれずに電力不足状態となる状態では、
一次電池24の出力電圧を補充することにより、前照灯
8に定格電圧を供給して、規定照度を確保することがで
き、前方を明るく照明することにより、安全走行を確保
することができる。
【0053】また、照明制御装置10が導電性のケース
体11に内蔵され、このケース体11がブロックダイナ
モランプ9と共に支持ブラケット2に支持されるので、
既存のブロックダイナモランプ9のみを装着した自転車
にあっても、そのブロックダイナモ7及び前照灯8間の
接続線の一方例えば前照灯8側を外し、これを導電性ケ
ース体11内の入力端子21に接続し、新たな接続線を
ケース体11の出力端子23と前照灯8の入力端子との
間に接続する事により、ブロックダイナモランプを容易
にハイブリッド化することができ。
体11に内蔵され、このケース体11がブロックダイナ
モランプ9と共に支持ブラケット2に支持されるので、
既存のブロックダイナモランプ9のみを装着した自転車
にあっても、そのブロックダイナモ7及び前照灯8間の
接続線の一方例えば前照灯8側を外し、これを導電性ケ
ース体11内の入力端子21に接続し、新たな接続線を
ケース体11の出力端子23と前照灯8の入力端子との
間に接続する事により、ブロックダイナモランプを容易
にハイブリッド化することができ。
【0054】なお、上記第1の実施形態においては、ス
イッチングトランジスタとしてバイポーラトランジスタ
を適用した場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、電界効果形トランジスタを適用すること
もでき、さらにはサイリスタ等のスイッチング素子も適
用することができる。また、上記実施形態においては、
照明装置として前照灯8を適用した場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、尾灯や自転車の
側面側に光を照射する側面灯を適用することもでき、こ
れらと前照灯8との双方を点灯制御することもできる。
イッチングトランジスタとしてバイポーラトランジスタ
を適用した場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、電界効果形トランジスタを適用すること
もでき、さらにはサイリスタ等のスイッチング素子も適
用することができる。また、上記実施形態においては、
照明装置として前照灯8を適用した場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、尾灯や自転車の
側面側に光を照射する側面灯を適用することもでき、こ
れらと前照灯8との双方を点灯制御することもできる。
【0055】さらに、上記第1の実施形態においては、
直流電力源として一次電池24を適用した場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、ニッケル
−カドミウム電池等の充電が可能な二次電池や他の電池
を適用することもできる。さらにまた、上記実施形態に
おいては、電力監視回路27でツェナーダイオードZD
を適用して倍電圧回路22の出力電圧を監視する場合に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、一
次電池24の出力電圧と倍電圧回路の出力電圧とを比較
器で比較し、倍電圧出力が一次電池24の出力電圧を越
えたときに高レベルの比較出力を充電用コンデンサC5
に出力するようにしてもよい。
直流電力源として一次電池24を適用した場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、ニッケル
−カドミウム電池等の充電が可能な二次電池や他の電池
を適用することもできる。さらにまた、上記実施形態に
おいては、電力監視回路27でツェナーダイオードZD
を適用して倍電圧回路22の出力電圧を監視する場合に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、一
次電池24の出力電圧と倍電圧回路の出力電圧とを比較
器で比較し、倍電圧出力が一次電池24の出力電圧を越
えたときに高レベルの比較出力を充電用コンデンサC5
に出力するようにしてもよい。
【0056】なおさらに、上記第1の実施形態において
は、走行状態検出回路26及び電力監視回路27で充電
用コンデンサC3及びC5を適用した場合について説明
したが、これら充電用コンデンサに代えて平滑用コンデ
ンサを適用するようにしてもよい。次に、本発明の第2
の実施形態を図3及び図4について説明する。
は、走行状態検出回路26及び電力監視回路27で充電
用コンデンサC3及びC5を適用した場合について説明
したが、これら充電用コンデンサに代えて平滑用コンデ
ンサを適用するようにしてもよい。次に、本発明の第2
の実施形態を図3及び図4について説明する。
【0057】この第2の実施形態は、マイクロコンピュ
ータを使用して照明制御処理を行うようにしたものであ
る。すなわち、第2の実施形態は、図3の電気的接続関
係を示す回路図に示すように、上述した第1の実施形態
と同様に、入力端子21に入力されるブロックダイナモ
7から出力される出力電圧が半波整流型の倍電圧回路2
2を介して出力端子23に出力され、この出力端子23
に接続された照明装置としての前照灯8の一方の接続線
8aに供給され、この前照灯8の他方の接続線8bが前
照灯8の通電を制御する通電制御素子としてのNPN型
のスイッチングトランジスタQ11を介してケース体1
1にアースされている。
ータを使用して照明制御処理を行うようにしたものであ
る。すなわち、第2の実施形態は、図3の電気的接続関
係を示す回路図に示すように、上述した第1の実施形態
と同様に、入力端子21に入力されるブロックダイナモ
7から出力される出力電圧が半波整流型の倍電圧回路2
2を介して出力端子23に出力され、この出力端子23
に接続された照明装置としての前照灯8の一方の接続線
8aに供給され、この前照灯8の他方の接続線8bが前
照灯8の通電を制御する通電制御素子としてのNPN型
のスイッチングトランジスタQ11を介してケース体1
1にアースされている。
【0058】また、倍電圧回路22の出力側とケース体
11のアースとの間には、前照灯8及びスイッチングト
ランジスタQ1と並列にアルカリマンガン蓄電池、アル
カリ蓄電池等の充電可能な二次電池31と放電用スイッ
チング手段としてのNPN型のスイッチングトランジス
タQ2との直列回路が接続され、このスイッチングトラ
ンジスタQ2と並列に充電用スイッチング手段としての
PNP型のスイッチングトランジスタQ3が接続されて
いる。
11のアースとの間には、前照灯8及びスイッチングト
ランジスタQ1と並列にアルカリマンガン蓄電池、アル
カリ蓄電池等の充電可能な二次電池31と放電用スイッ
チング手段としてのNPN型のスイッチングトランジス
タQ2との直列回路が接続され、このスイッチングトラ
ンジスタQ2と並列に充電用スイッチング手段としての
PNP型のスイッチングトランジスタQ3が接続されて
いる。
【0059】さらに、一端が、倍電圧回路22の出力側
にダイオードD11を介して接続されていると共に、直
流電力源としての二次電池31にメインスイッチSWM
及びダイオードD12を介して接続され、他端がケース
体11にアースされた充電用コンデンサCと、この充電
用コンデンサCの両端と並列に接続された定電圧用ツェ
ナーダイオードZD1とで構成される制御電源回路32
が設けられ、この制御電源回路32の出力電力が点灯制
御回路としてのマイクロコンピュータ40に動作電源と
して供給されている。
にダイオードD11を介して接続されていると共に、直
流電力源としての二次電池31にメインスイッチSWM
及びダイオードD12を介して接続され、他端がケース
体11にアースされた充電用コンデンサCと、この充電
用コンデンサCの両端と並列に接続された定電圧用ツェ
ナーダイオードZD1とで構成される制御電源回路32
が設けられ、この制御電源回路32の出力電力が点灯制
御回路としてのマイクロコンピュータ40に動作電源と
して供給されている。
【0060】このマイクロコンピュータ40には、前述
したブロックダイナモ7の出力電圧を半波整流してパル
ス信号を形成するパルス形成回路41のパルス信号が入
力されると共に、自転車の周囲の光量を検出する光量検
出手段としての光量検出回路42の光量検出信号と、マ
ルチプレクサ43で選択された倍電圧回路22から出力
されるダイナモ電圧VH 及び二次電池31の出力電圧V
B の何れかをデジタル信号に変換するA/D変換器44
の出力信号とが入力され、さらに各スイッチングトラン
ジスタQ11〜Q13を制御する制御信号CS1 〜CS
3 が出力される。
したブロックダイナモ7の出力電圧を半波整流してパル
ス信号を形成するパルス形成回路41のパルス信号が入
力されると共に、自転車の周囲の光量を検出する光量検
出手段としての光量検出回路42の光量検出信号と、マ
ルチプレクサ43で選択された倍電圧回路22から出力
されるダイナモ電圧VH 及び二次電池31の出力電圧V
B の何れかをデジタル信号に変換するA/D変換器44
の出力信号とが入力され、さらに各スイッチングトラン
ジスタQ11〜Q13を制御する制御信号CS1 〜CS
3 が出力される。
【0061】ここで、パルス形成回路路41は、ブロッ
クダイナモ7の出力電圧を半波整流するダイオードD1
3と、このダイオードD13のカソード側とケース体1
1のアースとの間に接続された抵抗R11と、これらダ
イオードD13及び抵抗R11の接続点がベースに接続
され、コレクタが抵抗R12を介して倍電圧回路22の
出力側に接続され、エミッタがケース体11にアースさ
れたNPN型のスイッチング用トランジスタQ14とで
構成され、ブロックダイナモ7の半波出力電圧が所定電
圧未満であるときには、スイッチング用トランジスタQ
14がオフ状態を維持して、そのコレクタ電圧が倍電圧
回路22と二次電池31とによって形成される前照灯8
の点灯電圧となる高レベルに維持され、この状態からブ
ロックダイナモ7の半波出力電圧が所定電圧以上となる
と、スイッチング用トランジスタQ4がオン状態に切換
わって、そのコレクタ電圧がアースレベルなり、ブロッ
クダイナモ7の半波出力の周波数に対応した周期のパル
ス信号PSがマイクロコンピュータ40に入力される。
クダイナモ7の出力電圧を半波整流するダイオードD1
3と、このダイオードD13のカソード側とケース体1
1のアースとの間に接続された抵抗R11と、これらダ
イオードD13及び抵抗R11の接続点がベースに接続
され、コレクタが抵抗R12を介して倍電圧回路22の
出力側に接続され、エミッタがケース体11にアースさ
れたNPN型のスイッチング用トランジスタQ14とで
構成され、ブロックダイナモ7の半波出力電圧が所定電
圧未満であるときには、スイッチング用トランジスタQ
14がオフ状態を維持して、そのコレクタ電圧が倍電圧
回路22と二次電池31とによって形成される前照灯8
の点灯電圧となる高レベルに維持され、この状態からブ
ロックダイナモ7の半波出力電圧が所定電圧以上となる
と、スイッチング用トランジスタQ4がオン状態に切換
わって、そのコレクタ電圧がアースレベルなり、ブロッ
クダイナモ7の半波出力の周波数に対応した周期のパル
ス信号PSがマイクロコンピュータ40に入力される。
【0062】また、光量検出回路42は、エミッタが接
地され、且つコレクタがコレクタ抵抗R15を介して制
御電源回路32の電力が供給される端子VDDに接続され
たNPN型のフォトトランジスタPTと、このトランジ
スタPTのコレクタ及びエミッタ間に接続された充放電
用コンデンサC12とで構成され、フォトトランジスタ
PTのコレクタから周囲が明るいときに低レベル、逆に
暗いときに高レベルとなる光量検出信号SLがマイクロ
コンピュータ40に出力される。
地され、且つコレクタがコレクタ抵抗R15を介して制
御電源回路32の電力が供給される端子VDDに接続され
たNPN型のフォトトランジスタPTと、このトランジ
スタPTのコレクタ及びエミッタ間に接続された充放電
用コンデンサC12とで構成され、フォトトランジスタ
PTのコレクタから周囲が明るいときに低レベル、逆に
暗いときに高レベルとなる光量検出信号SLがマイクロ
コンピュータ40に出力される。
【0063】また、マイクロコンピュータ40には、ハ
ンドル(図示せず)の近傍に設けられた照明装置の点灯
モードを設定する点灯設定手段としての点灯設定スイッ
チ51のスイッチ信号SSが入力されると共に、二次電
池に対する充電を行うか否かを選択する充電選択スイッ
チ52のスイッチ信号SCが入力される。さらに、マイ
クロコンピュータ40には、ハンドル(図示せず)の近
傍に設けられた小型液晶表示装置53が接続され、この
小型液晶表示装置53に、車速データ、走行距離デー
タ、電池交換警告等を表示するようにしている。
ンドル(図示せず)の近傍に設けられた照明装置の点灯
モードを設定する点灯設定手段としての点灯設定スイッ
チ51のスイッチ信号SSが入力されると共に、二次電
池に対する充電を行うか否かを選択する充電選択スイッ
チ52のスイッチ信号SCが入力される。さらに、マイ
クロコンピュータ40には、ハンドル(図示せず)の近
傍に設けられた小型液晶表示装置53が接続され、この
小型液晶表示装置53に、車速データ、走行距離デー
タ、電池交換警告等を表示するようにしている。
【0064】そして、マイクロコンピュータ40では、
パルス形成回路41からのパルス信号PSに基づいて車
速を検出し、光量センサ42からの光量検出値が少なく
前照灯3を点灯制御する必要性があるものと判断したと
きに、検出した車速に基づいて設定車速より低い低車速
域では、ブロックダイナモ7による電力不足分を二次電
池31の電力で補って前照灯8に供給することにより、
前照灯8を走行開始時点から定格照度で点灯させ、この
状態から車速の増加によってハブダイナモ1による発電
量が増加するに応じて二次電池31の補充分を少なく
し、設定車速以上では二次電池31による補充を停止
し、これに応じて必要に応じて二次電池31を充電する
と共に、前照灯8への供給電力が定格以上となることを
抑制し、さらに走行状態から停車状態となったときに、
前照灯8の点灯状態を所定時間継続させる等の点灯制御
を行う。
パルス形成回路41からのパルス信号PSに基づいて車
速を検出し、光量センサ42からの光量検出値が少なく
前照灯3を点灯制御する必要性があるものと判断したと
きに、検出した車速に基づいて設定車速より低い低車速
域では、ブロックダイナモ7による電力不足分を二次電
池31の電力で補って前照灯8に供給することにより、
前照灯8を走行開始時点から定格照度で点灯させ、この
状態から車速の増加によってハブダイナモ1による発電
量が増加するに応じて二次電池31の補充分を少なく
し、設定車速以上では二次電池31による補充を停止
し、これに応じて必要に応じて二次電池31を充電する
と共に、前照灯8への供給電力が定格以上となることを
抑制し、さらに走行状態から停車状態となったときに、
前照灯8の点灯状態を所定時間継続させる等の点灯制御
を行う。
【0065】次に、上記実施形態の動作をマイクロコン
ピュータ40で実行される図4に示す点灯制御処理を伴
って説明する。すなわち、マイクロコンピュータ40で
は、メインスイッチSWM が投入されて制御電源回路3
2から直流電力が供給されることにより動作状態となっ
て、図4の点灯制御処理をメインプログラムとして実行
し、先ず、ステップS1で、光量センサ42で検出した
自転車周囲の光量検出信号SLを読込み、次いでステッ
プS2に移行して読込んだ光量検出信号SLが高レベル
であるか否かを判定し、低レベルであるときには、周囲
が明るく前照灯3を点灯させる必要がないものと判断し
てステップS3に移行して、マルチプレクサ43に対し
て、例えば論理値“1”の制御信号SM を出力して、二
次電池31からの電池電圧VB をA/D変換器44を介
して読込み、次いでステップS4に移行して電池電圧V
B が予め設定した電池容量不足となる閾値電圧VBS未満
であるか否かを判定し、VB <VBSであるときには、電
池容量不足であると判断してステップS5に移行して、
液晶表示装置53に対して電池容量不足のメッセージを
出力してからステップS6に移行し、VB ≧VBSである
ときには電池容量が十分であると判断してそのままステ
ップS6に移行する。
ピュータ40で実行される図4に示す点灯制御処理を伴
って説明する。すなわち、マイクロコンピュータ40で
は、メインスイッチSWM が投入されて制御電源回路3
2から直流電力が供給されることにより動作状態となっ
て、図4の点灯制御処理をメインプログラムとして実行
し、先ず、ステップS1で、光量センサ42で検出した
自転車周囲の光量検出信号SLを読込み、次いでステッ
プS2に移行して読込んだ光量検出信号SLが高レベル
であるか否かを判定し、低レベルであるときには、周囲
が明るく前照灯3を点灯させる必要がないものと判断し
てステップS3に移行して、マルチプレクサ43に対し
て、例えば論理値“1”の制御信号SM を出力して、二
次電池31からの電池電圧VB をA/D変換器44を介
して読込み、次いでステップS4に移行して電池電圧V
B が予め設定した電池容量不足となる閾値電圧VBS未満
であるか否かを判定し、VB <VBSであるときには、電
池容量不足であると判断してステップS5に移行して、
液晶表示装置53に対して電池容量不足のメッセージを
出力してからステップS6に移行し、VB ≧VBSである
ときには電池容量が十分であると判断してそのままステ
ップS6に移行する。
【0066】ステップS6では、別途メインプログラム
に対する割込み処理として実行される車速検出処理で、
パルス発生回路7から入力されるパルス信号PSの単位
時間当たりのパルス数又は1のパルスから次のパルスが
得られるまでの経過時間に基づいて検出された車速VSP
を読込み、次いでステップS7に移行して、車速VSPデ
ータを液晶表示装置53に出力してから前記ステップS
1に戻る。このように、ブロックダイナモ7で発電され
た電力に基づいて車速VSPを検出することができるの
で、別途車速センサを設ける必要がなく、正確な車速を
検出することができる。
に対する割込み処理として実行される車速検出処理で、
パルス発生回路7から入力されるパルス信号PSの単位
時間当たりのパルス数又は1のパルスから次のパルスが
得られるまでの経過時間に基づいて検出された車速VSP
を読込み、次いでステップS7に移行して、車速VSPデ
ータを液晶表示装置53に出力してから前記ステップS
1に戻る。このように、ブロックダイナモ7で発電され
た電力に基づいて車速VSPを検出することができるの
で、別途車速センサを設ける必要がなく、正確な車速を
検出することができる。
【0067】一方、ステップS2の判定結果が、光量検
出信号が高レベルであるときには、周囲が暗く前照灯8
を点灯させる必要があるものと判断してステップS8に
移行し、前述したステップS6と同様に、車速VSPを読
込み、次いでステップS9に移行して、車速VSPが
“0”であるか否かを判定し、VSP=0であるときには
自転車が停車中であると判断してステップS10に移行
する。
出信号が高レベルであるときには、周囲が暗く前照灯8
を点灯させる必要があるものと判断してステップS8に
移行し、前述したステップS6と同様に、車速VSPを読
込み、次いでステップS9に移行して、車速VSPが
“0”であるか否かを判定し、VSP=0であるときには
自転車が停車中であると判断してステップS10に移行
する。
【0068】このステップS10では、点灯設定スイッ
チ11のスイッチ信号SSを読込み、次いでステップS
11に移行して、スイッチ信号SSがオン状態であるか
否かを判定し、これがオン状態であるときには、前照灯
8を点灯する意志があるものと判断して、ステップS1
2に移行して、スイッチング用トランジスタQ11,Q
12をオン状態に制御し、且つスイッチング用トランジ
スタQ13をオフ状態に制御してから前記ステップS1
に戻り、スイッチ信号SSがオフ状態であるときには、
前照灯8を点灯する意志がないものと判断して、ステッ
プS13に移行して、各スイッチング用トランジスタQ
11〜Q13を共にオフ状態に制御してから前記ステッ
プS1に戻る。
チ11のスイッチ信号SSを読込み、次いでステップS
11に移行して、スイッチ信号SSがオン状態であるか
否かを判定し、これがオン状態であるときには、前照灯
8を点灯する意志があるものと判断して、ステップS1
2に移行して、スイッチング用トランジスタQ11,Q
12をオン状態に制御し、且つスイッチング用トランジ
スタQ13をオフ状態に制御してから前記ステップS1
に戻り、スイッチ信号SSがオフ状態であるときには、
前照灯8を点灯する意志がないものと判断して、ステッ
プS13に移行して、各スイッチング用トランジスタQ
11〜Q13を共にオフ状態に制御してから前記ステッ
プS1に戻る。
【0069】また、ステップS9の判定結果が、VSP>
0であるときには、自転車が走行中であると判断して、
ステップS14に移行し、車速VSPが予め設定した倍電
圧回路22から出力されるダイナモ電圧VH が二次電池
31の電池電圧VB を越えるに十分な電圧に相当する設
定車速VSET 以下であるか否かを判定し、VSP≦VSE T
であるときには、ダイナモ電圧VH が前照灯3を定格照
度で点灯させる電圧より低いものと判断して、ステップ
S15に移行し、車速VSPに対応するデューティ比D2
を例えば予めメモリに記憶された車速VSPとデューティ
比D2 との関係を表すデューティ比算出マップを参照し
て算出し、次いで、ステップS16に移行して、トラン
ジスタQ11に対してデューティ比D1 が100%即ち
オン状態となる制御信号を出力すると共に、トランジス
タQ12に対してステップS15で算出されたデューテ
ィ比D2 の制御信号を出力してから後述するステップS
25に移行する。
0であるときには、自転車が走行中であると判断して、
ステップS14に移行し、車速VSPが予め設定した倍電
圧回路22から出力されるダイナモ電圧VH が二次電池
31の電池電圧VB を越えるに十分な電圧に相当する設
定車速VSET 以下であるか否かを判定し、VSP≦VSE T
であるときには、ダイナモ電圧VH が前照灯3を定格照
度で点灯させる電圧より低いものと判断して、ステップ
S15に移行し、車速VSPに対応するデューティ比D2
を例えば予めメモリに記憶された車速VSPとデューティ
比D2 との関係を表すデューティ比算出マップを参照し
て算出し、次いで、ステップS16に移行して、トラン
ジスタQ11に対してデューティ比D1 が100%即ち
オン状態となる制御信号を出力すると共に、トランジス
タQ12に対してステップS15で算出されたデューテ
ィ比D2 の制御信号を出力してから後述するステップS
25に移行する。
【0070】一方、前記ステップS14の判定結果が、
VSP>VSET であるときには、倍電圧回路22から出力
されるダイナモ電圧VH が前照灯8を点灯するに十分な
電圧であると判断してステップS17に移行する。この
ステップS17では、マルチプレクサ43に対して論理
値“0”の選択信号SM を出力して倍電圧回路22から
出力されるダイナモ電圧VH をA/D変換器44を介し
て読込み、次いでステップS18に移行して、読込んだ
ダイナモ電圧VH が予め設定した前照灯8の許容電圧に
相当す設定電圧VHS以上であるか否かを判定し、VH <
VHSであるときには、ハブダイナモ電圧VH が適正電圧
であると判断してステップS19に移行し、トランジス
タQ11及びQ12に対してデューティ比D1 =100
%即ちオン状態及びD2 =0%即ちオフ状態とする制御
信号を出力してからステップS21に移行し、VH ≧V
HSであるときには、ダイナモ電圧VH が高過ぎるものと
判断して、ステップS20に移行して、ダイナモ電圧V
H が設定電圧VHS未満となるようにトランジスタQ11
に対して所定デューティ比D1 の制御信号を出力してか
らステップS21に移行する。
VSP>VSET であるときには、倍電圧回路22から出力
されるダイナモ電圧VH が前照灯8を点灯するに十分な
電圧であると判断してステップS17に移行する。この
ステップS17では、マルチプレクサ43に対して論理
値“0”の選択信号SM を出力して倍電圧回路22から
出力されるダイナモ電圧VH をA/D変換器44を介し
て読込み、次いでステップS18に移行して、読込んだ
ダイナモ電圧VH が予め設定した前照灯8の許容電圧に
相当す設定電圧VHS以上であるか否かを判定し、VH <
VHSであるときには、ハブダイナモ電圧VH が適正電圧
であると判断してステップS19に移行し、トランジス
タQ11及びQ12に対してデューティ比D1 =100
%即ちオン状態及びD2 =0%即ちオフ状態とする制御
信号を出力してからステップS21に移行し、VH ≧V
HSであるときには、ダイナモ電圧VH が高過ぎるものと
判断して、ステップS20に移行して、ダイナモ電圧V
H が設定電圧VHS未満となるようにトランジスタQ11
に対して所定デューティ比D1 の制御信号を出力してか
らステップS21に移行する。
【0071】ステップS21では、充電選択スイッチ1
2のスイッチ信号SCを読込み、次いでステップS22
に移行して、スイッチ信号SCがオン状態であるか否か
を判定し、これがオフ状態であるときには直接後述する
ステップS25に移行し、オン状態であるときには、二
次電池31を充電するものと判断してステップS23に
移行して、ハブダイナモ電圧VH が前記設定電圧VSET
より高い二次電池31を充電するに十分な設定電圧VHC
以上であるか否かを判定し、VH ≧VHCであるときには
ステップS24に移行して、トランジスタQ13をオン
状態とする制御信号を出力してから後述するステップS
25に移行し、VH <VHCであるときには電圧が不安定
であると判断して直接ステップS25に移行する。
2のスイッチ信号SCを読込み、次いでステップS22
に移行して、スイッチ信号SCがオン状態であるか否か
を判定し、これがオフ状態であるときには直接後述する
ステップS25に移行し、オン状態であるときには、二
次電池31を充電するものと判断してステップS23に
移行して、ハブダイナモ電圧VH が前記設定電圧VSET
より高い二次電池31を充電するに十分な設定電圧VHC
以上であるか否かを判定し、VH ≧VHCであるときには
ステップS24に移行して、トランジスタQ13をオン
状態とする制御信号を出力してから後述するステップS
25に移行し、VH <VHCであるときには電圧が不安定
であると判断して直接ステップS25に移行する。
【0072】ステップS25では、前述したステップS
1と同様に光量センサ42の光量検出信号SLを読込
み、次いでステップS26に移行して、前述したステッ
プS2と同様に、光量検出信号SLが高レベルであるか
否かを判定し、これが低レベルであるときには、周囲が
明るくなって、前照灯8を点灯維持する必要がないもの
と判断してステップS27に移行する。
1と同様に光量センサ42の光量検出信号SLを読込
み、次いでステップS26に移行して、前述したステッ
プS2と同様に、光量検出信号SLが高レベルであるか
否かを判定し、これが低レベルであるときには、周囲が
明るくなって、前照灯8を点灯維持する必要がないもの
と判断してステップS27に移行する。
【0073】このステップS27では、トランジスタQ
11に対して例えば前述したデューティ比D1 の周期よ
り長い周期でオン・オフを繰り返す制御信号を所定時間
(例えば1分間)出力することにより、前照灯8を点滅
駆動してから前記ステップS1に戻る。また、ステップ
S26の判定結果が、光量検出信号SLが高レベルであ
るときに前照灯8の点灯制御を継続するものと判断して
ステップS28に移行して、車速VSPが“0”であるか
否かを判定し、これが“0”であるときには停車状態で
あると判断して前記ステップS27に移行し、“0”で
ないときには、走行中であると判断して前記ステップS
14に戻る。
11に対して例えば前述したデューティ比D1 の周期よ
り長い周期でオン・オフを繰り返す制御信号を所定時間
(例えば1分間)出力することにより、前照灯8を点滅
駆動してから前記ステップS1に戻る。また、ステップ
S26の判定結果が、光量検出信号SLが高レベルであ
るときに前照灯8の点灯制御を継続するものと判断して
ステップS28に移行して、車速VSPが“0”であるか
否かを判定し、これが“0”であるときには停車状態で
あると判断して前記ステップS27に移行し、“0”で
ないときには、走行中であると判断して前記ステップS
14に戻る。
【0074】したがって、今、昼間にメインスイッチS
WM をオフ状態として自転車が停止しているものとする
と、この状態では、非駆動輪となる前輪が停止している
ので、ハブダイナモ1は発電停止状態にあり、交流信号
は出力されない状態となっており、従って倍電圧回路2
2からも直流出力電圧は得られない状態となっている。
WM をオフ状態として自転車が停止しているものとする
と、この状態では、非駆動輪となる前輪が停止している
ので、ハブダイナモ1は発電停止状態にあり、交流信号
は出力されない状態となっており、従って倍電圧回路2
2からも直流出力電圧は得られない状態となっている。
【0075】この状態では、メインスイッチSWM がオ
フ状態であるので、二次電池31の出力電圧は制御電源
回路32に供給されず、この制御電源回路32の出力電
圧が“0”であるので、マイクロコンピュータ40、A
/D変換器44、液晶表示装置53等に制御電源が供給
されず、これらが作動停止状態にあり、当然前照灯8も
消灯状態にある。
フ状態であるので、二次電池31の出力電圧は制御電源
回路32に供給されず、この制御電源回路32の出力電
圧が“0”であるので、マイクロコンピュータ40、A
/D変換器44、液晶表示装置53等に制御電源が供給
されず、これらが作動停止状態にあり、当然前照灯8も
消灯状態にある。
【0076】この停車状態で、メインスイッチSWM を
オン状態とすると、制御電源回路32に二次電池31の
出力電圧が供給されることにより、コンデンサCが充電
され、ツェナーダイオードZD1で定電圧化されて、マ
イクロコンピュータ40、A/D変換器44、液晶表示
装置53等に制御電源が供給される。このため、マイク
ロコンピュータ40が動作状態となり、図2の点灯制御
処理が実行される。このとき、昼間であるので、光量検
出回路42のフォトトランジスタPTがオン状態となっ
て光量検出信号SLも低レベルを維持しているので、図
4の点灯制御処理で、ステップS2からステップS3に
移行し、電池電圧VBを読込み、これが閾値電圧VBS未
満であるか否かを判定し、VB ≧VBSであるときには、
二次電池31の電圧が十分であると判断して、“0”の
車速VSPを液晶表示装置53に表示する(ステップS
6,S7)。
オン状態とすると、制御電源回路32に二次電池31の
出力電圧が供給されることにより、コンデンサCが充電
され、ツェナーダイオードZD1で定電圧化されて、マ
イクロコンピュータ40、A/D変換器44、液晶表示
装置53等に制御電源が供給される。このため、マイク
ロコンピュータ40が動作状態となり、図2の点灯制御
処理が実行される。このとき、昼間であるので、光量検
出回路42のフォトトランジスタPTがオン状態となっ
て光量検出信号SLも低レベルを維持しているので、図
4の点灯制御処理で、ステップS2からステップS3に
移行し、電池電圧VBを読込み、これが閾値電圧VBS未
満であるか否かを判定し、VB ≧VBSであるときには、
二次電池31の電圧が十分であると判断して、“0”の
車速VSPを液晶表示装置53に表示する(ステップS
6,S7)。
【0077】このとき、ステップS4での判定結果がV
B <VBSであるときには、ステップS5に移行して、液
晶表示装置53に電池電圧不足を表す警告表示が行わ
れ、乗り手に喚起することができ、この警告表示を視認
した乗り手が二次電池31を充電するための充電選択ス
イッチ52をオン状態とすると、後述するように、車速
VSPが設定車速VHC以上となったときに、スイッチング
用トランジスタQ13がオン状態となって、倍電圧回路
22から出力されるダイナモ電圧VH によって二次電池
31が充電される。
B <VBSであるときには、ステップS5に移行して、液
晶表示装置53に電池電圧不足を表す警告表示が行わ
れ、乗り手に喚起することができ、この警告表示を視認
した乗り手が二次電池31を充電するための充電選択ス
イッチ52をオン状態とすると、後述するように、車速
VSPが設定車速VHC以上となったときに、スイッチング
用トランジスタQ13がオン状態となって、倍電圧回路
22から出力されるダイナモ電圧VH によって二次電池
31が充電される。
【0078】この結果、トランジスタQ11及びQ12
がオフ状態を維持することから、前照灯8が消灯状態を
継続する。この停止状態から自転車を走行させると、こ
れに応じてブロックダイナモ7から走行速度に応じた発
電電力が出力され、これが倍電圧回路22で整流且つ倍
電圧化されてハブダイナモ電圧VH が上昇する。
がオフ状態を維持することから、前照灯8が消灯状態を
継続する。この停止状態から自転車を走行させると、こ
れに応じてブロックダイナモ7から走行速度に応じた発
電電力が出力され、これが倍電圧回路22で整流且つ倍
電圧化されてハブダイナモ電圧VH が上昇する。
【0079】しかしながら、この状態でも光量検出回路
42の光量検出信号SLが低レベルを維持していること
から、ステップS1〜ステップS7を繰り返し、液晶表
示装置53で車速が表示され、且つトランジスタQ11
及びQ12がオフ状態を維持し、前照灯8が消灯状態を
維持する。この昼間の走行状態でトンネルや随道等の光
量の少ない場所を走行する状態となると、これに応じ
て、光量検出回路42のフォトトランジスタPTがオフ
状態となることにより、充電用コンデンサC2が充電状
態となり、その充電電圧が高くなって光量検出信号SL
が高レベルとなると、図4の点灯制御処理において、ス
テップS2からステップS8に移行し、車速VSPが
“0”より大きいので、ステップS14に移行する。
42の光量検出信号SLが低レベルを維持していること
から、ステップS1〜ステップS7を繰り返し、液晶表
示装置53で車速が表示され、且つトランジスタQ11
及びQ12がオフ状態を維持し、前照灯8が消灯状態を
維持する。この昼間の走行状態でトンネルや随道等の光
量の少ない場所を走行する状態となると、これに応じ
て、光量検出回路42のフォトトランジスタPTがオフ
状態となることにより、充電用コンデンサC2が充電状
態となり、その充電電圧が高くなって光量検出信号SL
が高レベルとなると、図4の点灯制御処理において、ス
テップS2からステップS8に移行し、車速VSPが
“0”より大きいので、ステップS14に移行する。
【0080】このとき、自転車が閾値速度VSET (例え
ば8km/h)を上回る速度で走行しているときには、
ブロックダイナモ7の発電電力が前照灯8を点灯させる
に充分であるので、ステップS14からステップS17
に移行して、ダイナモ電圧V H を読込み、これが設定電
圧VHS未満であるときには、適正電圧であるとして、ス
テップS19に移行して、トランジスタQ11に対する
制御信号がデューティ比D1 が100%となって、トラ
ンジスタQ11がオン状態に制御され、トランジスタQ
12に対する制御信号がデューティ比D2 が0%となる
オフ状態に制御されることにより、トランジスタQ12
がオフ状態に制御される。
ば8km/h)を上回る速度で走行しているときには、
ブロックダイナモ7の発電電力が前照灯8を点灯させる
に充分であるので、ステップS14からステップS17
に移行して、ダイナモ電圧V H を読込み、これが設定電
圧VHS未満であるときには、適正電圧であるとして、ス
テップS19に移行して、トランジスタQ11に対する
制御信号がデューティ比D1 が100%となって、トラ
ンジスタQ11がオン状態に制御され、トランジスタQ
12に対する制御信号がデューティ比D2 が0%となる
オフ状態に制御されることにより、トランジスタQ12
がオフ状態に制御される。
【0081】このため、前照灯8の通電路が形成される
と共に、二次電池31から前照灯8への通電路が遮断さ
れて、ダイナモ電圧VH が前照灯8に供給されることに
より、これが点灯される。また、車速VSPが設定車速V
SET 未満であるときには、ダイナモ電圧VH では前照灯
8で必要とする電力を賄い切れないものと判断して、ス
テップS15に移行し、車速VSPに対応するデューティ
比D2 が算出され、次いでステップS16に移行して、
デューティ比D1 が100%に制御されてトランジスタ
Q1がオン状態となると共に、デューティ比D2 がステ
ップS15で算出された値に制御されて、車速VSPに応
じて不足する電圧分が二次電池31から補充されて、前
照灯8が定格照度で明るく点灯される。
と共に、二次電池31から前照灯8への通電路が遮断さ
れて、ダイナモ電圧VH が前照灯8に供給されることに
より、これが点灯される。また、車速VSPが設定車速V
SET 未満であるときには、ダイナモ電圧VH では前照灯
8で必要とする電力を賄い切れないものと判断して、ス
テップS15に移行し、車速VSPに対応するデューティ
比D2 が算出され、次いでステップS16に移行して、
デューティ比D1 が100%に制御されてトランジスタ
Q1がオン状態となると共に、デューティ比D2 がステ
ップS15で算出された値に制御されて、車速VSPに応
じて不足する電圧分が二次電池31から補充されて、前
照灯8が定格照度で明るく点灯される。
【0082】一方、夜間で自転車の走行を開始する場合
には、自転車の停止状態では、光量検出回路42の光量
検出信号SLが高レベルとなっても車速VSPが“0”で
あるので、ステップS9からステップS10に移行し
て、点灯設定スイッチ51のスイッチ信号SSを読込
み、これがオン状態であるときには、乗り手が前照灯8
を点灯する意志があるものと判断して、ステップS12
に移行し、トランジスタQ11及びQ12をオン状態に
制御することにより、二次電池31の電池電圧VBで前
照灯8が明るく点灯される。
には、自転車の停止状態では、光量検出回路42の光量
検出信号SLが高レベルとなっても車速VSPが“0”で
あるので、ステップS9からステップS10に移行し
て、点灯設定スイッチ51のスイッチ信号SSを読込
み、これがオン状態であるときには、乗り手が前照灯8
を点灯する意志があるものと判断して、ステップS12
に移行し、トランジスタQ11及びQ12をオン状態に
制御することにより、二次電池31の電池電圧VBで前
照灯8が明るく点灯される。
【0083】一方、点灯設定スイッチ51がオフ状態で
あるときには、トランジスタQ11〜Q13がオフ状態
に制御されて、前照灯8の消灯状態が継続される。この
停止状態から、乗り手がペダルをこぐことにより、走行
開始すると、車速VSPが増加することから、ステップS
9からステップS14に移行して、前述したトンネル等
の走行状態と同様に、車速VSPが設定車速VSE以下であ
るときには、ダイナモ電圧VH が低い状態となるので、
車速VSPの増加に応じて小さくなるデューティ比D2 が
算出され、これがトランジスタQ2に供給されるので、
ハブダイナモ電圧VH の不足分を二次電池31の電池電
圧VB で補って、前照灯8を明るく点灯させることがで
き、自転車前方の視認性を前述した従来例に比較して格
段に向上させることができ、安全走行を確保することが
できる。
あるときには、トランジスタQ11〜Q13がオフ状態
に制御されて、前照灯8の消灯状態が継続される。この
停止状態から、乗り手がペダルをこぐことにより、走行
開始すると、車速VSPが増加することから、ステップS
9からステップS14に移行して、前述したトンネル等
の走行状態と同様に、車速VSPが設定車速VSE以下であ
るときには、ダイナモ電圧VH が低い状態となるので、
車速VSPの増加に応じて小さくなるデューティ比D2 が
算出され、これがトランジスタQ2に供給されるので、
ハブダイナモ電圧VH の不足分を二次電池31の電池電
圧VB で補って、前照灯8を明るく点灯させることがで
き、自転車前方の視認性を前述した従来例に比較して格
段に向上させることができ、安全走行を確保することが
できる。
【0084】その後、車速の増加と共にブロックダイナ
モ7の発電電力も増加することにより、これに応じて二
次電池31の電池電圧VB による補充電圧も減少し、車
速V SPが設定車速VSET 以上を上回る状態となると、ス
テップS14からステップS17を経てステップS18
に移行して、ダイナモ電圧VH が許容電圧VHS未満であ
るときにはステップS19にトランジスタQ11がオン
状態となり、トランジスタQ12がオフ状態となること
により、二次電池32から前照灯8への通電路が遮断さ
れ、ダイナモ電圧VH のみが前照灯8に供給されて、そ
の点灯制御が継続されることになり、二次電池31の電
力消費を防止して電池寿命を長くすることができる。
モ7の発電電力も増加することにより、これに応じて二
次電池31の電池電圧VB による補充電圧も減少し、車
速V SPが設定車速VSET 以上を上回る状態となると、ス
テップS14からステップS17を経てステップS18
に移行して、ダイナモ電圧VH が許容電圧VHS未満であ
るときにはステップS19にトランジスタQ11がオン
状態となり、トランジスタQ12がオフ状態となること
により、二次電池32から前照灯8への通電路が遮断さ
れ、ダイナモ電圧VH のみが前照灯8に供給されて、そ
の点灯制御が継続されることになり、二次電池31の電
力消費を防止して電池寿命を長くすることができる。
【0085】この高速走行状態で、下り坂を走行する等
してさらに車速VSPが増加し、倍電圧回路22から出力
されるダイナモ電圧VH が閾値電圧VHS以上となると、
ステップS18からステップS20に移行して、トラン
ジスタQ11のデューティ比D1 がダイナモ電圧VH が
閾値電圧VHS未満となるように制御されて、前照灯8に
対して定格電圧を越える過電圧が印加されることを防止
し、ランプ切れを確実に防止する。
してさらに車速VSPが増加し、倍電圧回路22から出力
されるダイナモ電圧VH が閾値電圧VHS以上となると、
ステップS18からステップS20に移行して、トラン
ジスタQ11のデューティ比D1 がダイナモ電圧VH が
閾値電圧VHS未満となるように制御されて、前照灯8に
対して定格電圧を越える過電圧が印加されることを防止
し、ランプ切れを確実に防止する。
【0086】その後、交差点での赤信号等によって、自
転車の車速を低下させて停止させると、車速の低下によ
ってハブダイナモ1の発電電力が低下し、車速VSPが設
定車速VSET 以下となると、二次電池31による電圧補
助状態に復帰し、停止間際でも前照灯8を明るい状態に
維持することができる。その後、車速VSPが“0”とな
ると、ステップS28からステップS27に移行して、
前照灯8が1分間点滅制御状態となり、交差点周囲の自
動車等の他の車両に自転車の存在をより確実に視認させ
ることができ、車両の左折時の巻き込み事故や右折時の
事故を未然に防止することができ、安全性を向上させる
ことができる。
転車の車速を低下させて停止させると、車速の低下によ
ってハブダイナモ1の発電電力が低下し、車速VSPが設
定車速VSET 以下となると、二次電池31による電圧補
助状態に復帰し、停止間際でも前照灯8を明るい状態に
維持することができる。その後、車速VSPが“0”とな
ると、ステップS28からステップS27に移行して、
前照灯8が1分間点滅制御状態となり、交差点周囲の自
動車等の他の車両に自転車の存在をより確実に視認させ
ることができ、車両の左折時の巻き込み事故や右折時の
事故を未然に防止することができ、安全性を向上させる
ことができる。
【0087】この状態から青信号によって走行を開始す
ると、上述した場合と同様に走行開始直後は、二次電池
31によってブロックダイナモ1の発電電力を補充する
ことにより、前照灯8を明るく点灯させることができ、
その後自転車の走行を停止させたときには、1分間程度
前照灯8の点灯状態を継続することができるので、駐輪
設備等への自転車の格納などの作業を容易に行うことが
でき、さらに照明が必要な場合には、点灯設定スイッチ
51をオン状態とすることにより、前照灯8を点灯させ
ることができる。
ると、上述した場合と同様に走行開始直後は、二次電池
31によってブロックダイナモ1の発電電力を補充する
ことにより、前照灯8を明るく点灯させることができ、
その後自転車の走行を停止させたときには、1分間程度
前照灯8の点灯状態を継続することができるので、駐輪
設備等への自転車の格納などの作業を容易に行うことが
でき、さらに照明が必要な場合には、点灯設定スイッチ
51をオン状態とすることにより、前照灯8を点灯させ
ることができる。
【0088】また、自転車が設定車速VSET を上回る車
速VSPで走行している状態で、充電選択スイッチ52が
オン状態となっているときには、ステップS22からス
テップS23に移行して、ダイナモ電圧VH が設定電圧
VHC以上であるときに、トランジスタQ13がオン状態
に制御されて、ダイナモ電圧VH が二次電池31に供給
されることにより、充電が開始されて、電池電圧不足を
解消することができる。
速VSPで走行している状態で、充電選択スイッチ52が
オン状態となっているときには、ステップS22からス
テップS23に移行して、ダイナモ電圧VH が設定電圧
VHC以上であるときに、トランジスタQ13がオン状態
に制御されて、ダイナモ電圧VH が二次電池31に供給
されることにより、充電が開始されて、電池電圧不足を
解消することができる。
【0089】このように、上記実施形態によると、マイ
クロコンピュータ40で、ブロックダイナモ7の出力電
圧に基づくパルス形成回路41からのパルス信号PSに
基づいて車速VSPを検出し、この車速VSPに基づいて二
次電池31からの電圧補充を行うか否かを判定するよう
にしたので、ブロックダイナモ7の回転に応じた正確な
車速VSPを検出することができ、二次電池31の電圧補
充を正確に行って、前照灯8に適正な電圧を供給するこ
とができ、前照灯8のちらつきや電圧変動による照度変
化を確実に防止することができる。
クロコンピュータ40で、ブロックダイナモ7の出力電
圧に基づくパルス形成回路41からのパルス信号PSに
基づいて車速VSPを検出し、この車速VSPに基づいて二
次電池31からの電圧補充を行うか否かを判定するよう
にしたので、ブロックダイナモ7の回転に応じた正確な
車速VSPを検出することができ、二次電池31の電圧補
充を正確に行って、前照灯8に適正な電圧を供給するこ
とができ、前照灯8のちらつきや電圧変動による照度変
化を確実に防止することができる。
【0090】因みに、整流回路2から出力されるダイナ
モ電圧VH を監視することにより、二次電池31で電圧
補充を行うか否かを判定することもできるが、この場合
には、倍整流回路22から出力されるダイナモ電圧VH
の変動が比較的大きく、安定した判定を行うことができ
ず、前照灯8へ供給する電圧が変動して、ちらつきや照
度変化を生じるという問題点があるが、本発明では、ブ
ロックダイナモの出力電圧の周波数に基づいて車速を検
出して、これに基づいて二次電池31での電圧補充判断
を行うので、正確な判断を行うことができる。
モ電圧VH を監視することにより、二次電池31で電圧
補充を行うか否かを判定することもできるが、この場合
には、倍整流回路22から出力されるダイナモ電圧VH
の変動が比較的大きく、安定した判定を行うことができ
ず、前照灯8へ供給する電圧が変動して、ちらつきや照
度変化を生じるという問題点があるが、本発明では、ブ
ロックダイナモの出力電圧の周波数に基づいて車速を検
出して、これに基づいて二次電池31での電圧補充判断
を行うので、正確な判断を行うことができる。
【0091】また、上記実施形態では、二次電池31で
の補充電圧をスイッチング用トランジスタQ12をデュ
ーティ制御することにより、前照灯8に供給するように
しているので、車速に応じた必要な電圧分だけ補充する
ことができ、二次電池31の消費電力を極力低減するこ
とができる。なお、上記第2の実施形態では、周囲が明
るいときに電池電圧を監視するようにした場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、表示装置
として、バックライト付き液晶表示装置、発光ダイオー
ド等の光輝性を有する表示装置を使用する場合には、夜
間等の暗いときでも視認できるので、前照灯8の点灯制
御中に電池電圧を監視するようにしてもよく、さらに
は、二次電池を使用している場合には、電池電圧が低い
ときには自動的に充電モードに設定するようにしてもよ
く、電池容量低下の警告はブザー等により報知音を発生
するようにしてもよい。
の補充電圧をスイッチング用トランジスタQ12をデュ
ーティ制御することにより、前照灯8に供給するように
しているので、車速に応じた必要な電圧分だけ補充する
ことができ、二次電池31の消費電力を極力低減するこ
とができる。なお、上記第2の実施形態では、周囲が明
るいときに電池電圧を監視するようにした場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、表示装置
として、バックライト付き液晶表示装置、発光ダイオー
ド等の光輝性を有する表示装置を使用する場合には、夜
間等の暗いときでも視認できるので、前照灯8の点灯制
御中に電池電圧を監視するようにしてもよく、さらに
は、二次電池を使用している場合には、電池電圧が低い
ときには自動的に充電モードに設定するようにしてもよ
く、電池容量低下の警告はブザー等により報知音を発生
するようにしてもよい。
【0092】また、上記第2の実施形態においては、前
照灯8の点灯制御状態で自転車を停止させたときに、前
照灯8を1分程度点滅制御させる場合について説明した
が、その継続時間及び点滅周期は任意に設定することが
でき、点滅制御にかかわらず、点灯状態を維持したり、
前照灯8への供給電圧を低下させて、多少暗めに点灯さ
せるようにしてもよい。
照灯8の点灯制御状態で自転車を停止させたときに、前
照灯8を1分程度点滅制御させる場合について説明した
が、その継続時間及び点滅周期は任意に設定することが
でき、点滅制御にかかわらず、点灯状態を維持したり、
前照灯8への供給電圧を低下させて、多少暗めに点灯さ
せるようにしてもよい。
【0093】さらに、上記第2の実施形態においては、
前照灯8を点灯制御する場合について説明したが、これ
に限定されるものではなく、自転車の側方や後方を照ら
す発光ダイオード等の補助照明装置を設けて、これらを
前照灯と同時に又は個別に点灯制御するようにしてもよ
い。さらにまた、上記第2の実施形態においても、制御
素子としてバイポーラトランジスタを適用した場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、電界
効果トランジスタ等の他の制御素子を適用することがで
きることは言うまでもない。
前照灯8を点灯制御する場合について説明したが、これ
に限定されるものではなく、自転車の側方や後方を照ら
す発光ダイオード等の補助照明装置を設けて、これらを
前照灯と同時に又は個別に点灯制御するようにしてもよ
い。さらにまた、上記第2の実施形態においても、制御
素子としてバイポーラトランジスタを適用した場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、電界
効果トランジスタ等の他の制御素子を適用することがで
きることは言うまでもない。
【0094】なおさらに、上記第2の実施形態において
は、光量検出回路42をフォトトランジスタPTを含ん
で構成した場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、フォトダイオードやCdS等の光センサ
を適用することができる。また、上記第2の実施形態に
おいては、電池として充電可能な二次電池31を適用し
た場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、大容量のコンデンサを適用することもできる他、
充電が不可能なアルカリ電池、マンガン電池等の一次電
池を適用することもでき、この場合には、充電選択スイ
ッチ11及び充電用トランジスタQ13を省略でき、さ
らには太陽電池も適用することができる。
は、光量検出回路42をフォトトランジスタPTを含ん
で構成した場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、フォトダイオードやCdS等の光センサ
を適用することができる。また、上記第2の実施形態に
おいては、電池として充電可能な二次電池31を適用し
た場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、大容量のコンデンサを適用することもできる他、
充電が不可能なアルカリ電池、マンガン電池等の一次電
池を適用することもでき、この場合には、充電選択スイ
ッチ11及び充電用トランジスタQ13を省略でき、さ
らには太陽電池も適用することができる。
【0095】さらに、上記第2の実施形態においては、
昼間時に車速VSPを液晶表示装置53に表示する場合に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、バ
ックライト付き液晶表示装置や発光ダイオードを使用し
た表示装置を使用することにより、夜間にも車速表示を
行うようにしてもよい。さらにまた、上記第2の実施形
態においては、ブロックダイナモ7の出力電圧に基づい
て車速を検出する場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、車輪の回転を検出して車速を検出
するようにしてもよい。
昼間時に車速VSPを液晶表示装置53に表示する場合に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、バ
ックライト付き液晶表示装置や発光ダイオードを使用し
た表示装置を使用することにより、夜間にも車速表示を
行うようにしてもよい。さらにまた、上記第2の実施形
態においては、ブロックダイナモ7の出力電圧に基づい
て車速を検出する場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、車輪の回転を検出して車速を検出
するようにしてもよい。
【0096】なおさらに、上記第2の実施形態において
は、車速VSPが設定車速VSET を越えたときに二次電池
31の電力供給を停止してハイブリット状態からブロッ
クダイナモ7の発電力のみによる前照灯8の点灯制御に
自動的に移行するようにしたが、このブロックダイナモ
7の発電力のみによる点灯制御状態に移行する際、即ち
図4の点灯制御処理におけるステップS14からステッ
プS17に移行したタイミングで液晶表示装置53にハ
イブリット状態が解消されたことを表す報知表示を行う
か又はブザー等で報知音を発生することにより、乗り手
にハイブリット状態の解消を報知するようにしてもよ
い。
は、車速VSPが設定車速VSET を越えたときに二次電池
31の電力供給を停止してハイブリット状態からブロッ
クダイナモ7の発電力のみによる前照灯8の点灯制御に
自動的に移行するようにしたが、このブロックダイナモ
7の発電力のみによる点灯制御状態に移行する際、即ち
図4の点灯制御処理におけるステップS14からステッ
プS17に移行したタイミングで液晶表示装置53にハ
イブリット状態が解消されたことを表す報知表示を行う
か又はブザー等で報知音を発生することにより、乗り手
にハイブリット状態の解消を報知するようにしてもよ
い。
【0097】また、上記第1及び第2の実施形態におい
ては、車輪の外周面に接触する発電用ダイナモとしてブ
ロックダイナモ7を適用した場合について説明したが、
これに限定されるものではなく、車輪の接地面に接触し
て発電するローラダイナモを適用することもでき、また
発電用ダイナモの設置位置は前輪側に限らず後輪側に設
置するようにしてもよい。
ては、車輪の外周面に接触する発電用ダイナモとしてブ
ロックダイナモ7を適用した場合について説明したが、
これに限定されるものではなく、車輪の接地面に接触し
て発電するローラダイナモを適用することもでき、また
発電用ダイナモの設置位置は前輪側に限らず後輪側に設
置するようにしてもよい。
【0098】さらに、上記第1及び第2の実施形態にお
いては、照明制御装置10を内蔵したケース体11をブ
ロックダイナモランプ9を支持する支持ブラケット2に
取付けた場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、照明制御装置10を内蔵したケース体11
をフロントホーク1の下端のハブ位置に配設するように
してもよく、この場合には雨天等で前輪のタイヤに付着
した汚泥等が飛散するときに、飛散した汚泥等が付着す
ることを防止することができる。
いては、照明制御装置10を内蔵したケース体11をブ
ロックダイナモランプ9を支持する支持ブラケット2に
取付けた場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、照明制御装置10を内蔵したケース体11
をフロントホーク1の下端のハブ位置に配設するように
してもよく、この場合には雨天等で前輪のタイヤに付着
した汚泥等が飛散するときに、飛散した汚泥等が付着す
ることを防止することができる。
【0099】さらにまた、上記第1及び第2の実施形態
においては、ケース体11とブロックダイナモ7及び前
照灯8との間を接続する接続コード10a及び10bを
透明チューブ14で覆うようにした場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、アルミニューム
パイプ、熱収縮チューブや樋状案内体等を適用すること
ができ、要は接続コード10a及び10bが前輪のスポ
ークで損傷しないように保護できればよい。
においては、ケース体11とブロックダイナモ7及び前
照灯8との間を接続する接続コード10a及び10bを
透明チューブ14で覆うようにした場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、アルミニューム
パイプ、熱収縮チューブや樋状案内体等を適用すること
ができ、要は接続コード10a及び10bが前輪のスポ
ークで損傷しないように保護できればよい。
【0100】なおさらに、上記第1及び第2の実施形態
においては、照明制御装置10で前照灯8を点灯制御す
る場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、ケース体11に外部接続端子を設け、これにスピ
ードメータ、警報器、ブザー等の直流電力を必要とする
補機を接続するようにしてもよい。また、上記第1及び
第2の実施形態においては、発電用ダイナモの出力を半
波整流して直流電力に変換する場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、直流電力源の直流
電力をインバータで交流に変換して、これを発電用ダイ
ナモの出力に重畳して、前照灯8の点灯を交流制御する
ようにしてもよい。
においては、照明制御装置10で前照灯8を点灯制御す
る場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、ケース体11に外部接続端子を設け、これにスピ
ードメータ、警報器、ブザー等の直流電力を必要とする
補機を接続するようにしてもよい。また、上記第1及び
第2の実施形態においては、発電用ダイナモの出力を半
波整流して直流電力に変換する場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、直流電力源の直流
電力をインバータで交流に変換して、これを発電用ダイ
ナモの出力に重畳して、前照灯8の点灯を交流制御する
ようにしてもよい。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、自転車を走行状態として、発電用ダイナモ
で発電を開始すると、この発電電力が整流手段で半波整
流されて照明装置に供給される。このとき、低車速で発
電用ダイナモの発電電力が小さいときには、電力調整手
段で、発電電力の不足分を例えば一次電池で構成される
直流電力源の直流電力で補充することにより、照明装置
を所定照度で点灯させる。その後、車速が増加して、発
電用ダイナモの発電電力で照明装置の消費電力を賄える
状態となると、直流電力源の直流電力の補充を停止し
て、発電用ダイナモの発電電力のみによって照明装置を
点灯させることができ、低車速で発電用ダイナモの発電
電力で照明装置の定格電圧を賄えないときでも照明装置
を明るく点灯させることができると共に、発電用ダイナ
モの発電電力と電池等の直流電力源の電力とを併用して
いるので、直流電力源の電力消費量を抑制して寿命を長
期化させることができという効果が得られる。
明によれば、自転車を走行状態として、発電用ダイナモ
で発電を開始すると、この発電電力が整流手段で半波整
流されて照明装置に供給される。このとき、低車速で発
電用ダイナモの発電電力が小さいときには、電力調整手
段で、発電電力の不足分を例えば一次電池で構成される
直流電力源の直流電力で補充することにより、照明装置
を所定照度で点灯させる。その後、車速が増加して、発
電用ダイナモの発電電力で照明装置の消費電力を賄える
状態となると、直流電力源の直流電力の補充を停止し
て、発電用ダイナモの発電電力のみによって照明装置を
点灯させることができ、低車速で発電用ダイナモの発電
電力で照明装置の定格電圧を賄えないときでも照明装置
を明るく点灯させることができると共に、発電用ダイナ
モの発電電力と電池等の直流電力源の電力とを併用して
いるので、直流電力源の電力消費量を抑制して寿命を長
期化させることができという効果が得られる。
【0102】また、請求項2に係る発明によれば、発電
用ダイナモの発電電力が小さく、整流手段の整流出力電
圧が照明装置の定格電圧に近い所定電圧未満であるとき
にスイッチング手段がオン状態となって、直流電力源の
直流電力を整流手段の整流出力に加えて照明装置に供給
し、所定電圧以上となると、スイッチング手段がオフ状
態となって、照明装置に対する直流電力源の直流電力の
供給が遮断されるので、直流電力源の消費電力をより確
実に抑制することができるという効果が得られる。
用ダイナモの発電電力が小さく、整流手段の整流出力電
圧が照明装置の定格電圧に近い所定電圧未満であるとき
にスイッチング手段がオン状態となって、直流電力源の
直流電力を整流手段の整流出力に加えて照明装置に供給
し、所定電圧以上となると、スイッチング手段がオフ状
態となって、照明装置に対する直流電力源の直流電力の
供給が遮断されるので、直流電力源の消費電力をより確
実に抑制することができるという効果が得られる。
【0103】さらに、請求項3に係る発明によれば、例
えばダイオードで構成される逆流阻止手段によって、整
流手段から出力される整流出力が直流電力源に逆流する
ことを確実に防止することができ、直流電力源を安定化
させることができるという効果が得られる。さらにま
た、請求項4に係る発明によれば、整流手段が倍電圧回
路を備えているので,整流手段の整流出力を照明装置の
定格電圧に増加させて発電用ブロックダイナモで発電さ
れた発電電力を有効利用することが可能となるという効
果が得られる。
えばダイオードで構成される逆流阻止手段によって、整
流手段から出力される整流出力が直流電力源に逆流する
ことを確実に防止することができ、直流電力源を安定化
させることができるという効果が得られる。さらにま
た、請求項4に係る発明によれば、整流手段が倍電圧回
路を備えているので,整流手段の整流出力を照明装置の
定格電圧に増加させて発電用ブロックダイナモで発電さ
れた発電電力を有効利用することが可能となるという効
果が得られる。
【0104】なおさらに、請求項5に係る発明によれ
ば、照明装置が前照灯であるので、車両の走行開始直後
の低速時で発電用ブロックダイナモの発電量が少ない状
態でも、自転車の前方を規定照度で照明することがで
き、安全走行を行うことができるという効果が得られ
る。また、請求項6に係る発明によれば、制御手段が導
電性ケース体内にアース接続されて内装され、この導電
性ケース体が発電用ダイナモとランプを一体化した発電
照明体を支持する支持ブラケットに固定されるので、発
電用ダイナモとランプとの間を結ぶ接続導線の一端例え
ばランプ側を外して導電性ケース体の入力端子に接続
し、導電性ケース体の出力端子をランプに接続するだけ
で、通電路を構成することができ、既存のブロックダイ
ナモランプにも容易に適用することができるという効果
が得られる。
ば、照明装置が前照灯であるので、車両の走行開始直後
の低速時で発電用ブロックダイナモの発電量が少ない状
態でも、自転車の前方を規定照度で照明することがで
き、安全走行を行うことができるという効果が得られ
る。また、請求項6に係る発明によれば、制御手段が導
電性ケース体内にアース接続されて内装され、この導電
性ケース体が発電用ダイナモとランプを一体化した発電
照明体を支持する支持ブラケットに固定されるので、発
電用ダイナモとランプとの間を結ぶ接続導線の一端例え
ばランプ側を外して導電性ケース体の入力端子に接続
し、導電性ケース体の出力端子をランプに接続するだけ
で、通電路を構成することができ、既存のブロックダイ
ナモランプにも容易に適用することができるという効果
が得られる。
【0105】さらに、請求項7に係る発明によれば、導
電性ケース体を前ホークのハブ位置に装着することによ
り、車輪回転時に車輪に付着している汚泥等が撥ね飛ば
されたときに、これが付着することを確実に防止するこ
とができるという効果が得られる。さらにまた、請求項
8に係る発明によれば、導電性ケース体と発電用ダイナ
モ及び前照灯との間を接続する接続線が剛性を有する案
内体で案内されるので、接続線が車輪のスポークに接触
して断線等の損傷を受けることを確実に回避することが
できると共に、導電性ケースの取付け時の配線作業を簡
易化することができるという効果が得られる。
電性ケース体を前ホークのハブ位置に装着することによ
り、車輪回転時に車輪に付着している汚泥等が撥ね飛ば
されたときに、これが付着することを確実に防止するこ
とができるという効果が得られる。さらにまた、請求項
8に係る発明によれば、導電性ケース体と発電用ダイナ
モ及び前照灯との間を接続する接続線が剛性を有する案
内体で案内されるので、接続線が車輪のスポークに接触
して断線等の損傷を受けることを確実に回避することが
できると共に、導電性ケースの取付け時の配線作業を簡
易化することができるという効果が得られる。
【0106】なおさらに、請求項9に係る発明によれ
ば、案内体が接続線を覆うチューブで構成されているの
で、接続線を纏めてこれらのフラツキを防止することが
できるという効果が得られる。また、請求項10に係る
発明によれば、走行状態検出手段で自転車の走行状態を
検出し、走行状態であるときに電力調整手段で直流電力
源による整流出力の補充を行うことにより、直流電力源
の不必要な電力消費を抑制することができるという効果
が得られる。
ば、案内体が接続線を覆うチューブで構成されているの
で、接続線を纏めてこれらのフラツキを防止することが
できるという効果が得られる。また、請求項10に係る
発明によれば、走行状態検出手段で自転車の走行状態を
検出し、走行状態であるときに電力調整手段で直流電力
源による整流出力の補充を行うことにより、直流電力源
の不必要な電力消費を抑制することができるという効果
が得られる。
【0107】さらにまた、請求項11に係る発明によれ
ば、発電用ダイナモの出力電圧が設定電圧以上となった
ときに、走行状態であると判断するので、別途振動セン
サ等の走行状態検出手段を設けることなく、走行状態を
検出することができるという効果が得られる。なおさら
に、請求項12に係る発明によれば、光量検出手段で検
出する周囲の光量が小さいとき即ち暗い場合に電力調整
手段で直流電力源による整流出力の補充を行うようにし
たので、昼間等の照明を必要としない状態での直流電力
源の電力消費を抑制することができるという効果が得ら
れる。
ば、発電用ダイナモの出力電圧が設定電圧以上となった
ときに、走行状態であると判断するので、別途振動セン
サ等の走行状態検出手段を設けることなく、走行状態を
検出することができるという効果が得られる。なおさら
に、請求項12に係る発明によれば、光量検出手段で検
出する周囲の光量が小さいとき即ち暗い場合に電力調整
手段で直流電力源による整流出力の補充を行うようにし
たので、昼間等の照明を必要としない状態での直流電力
源の電力消費を抑制することができるという効果が得ら
れる。
【0108】また、請求項13に係る発明によれば、発
電用ブロックダイナモの出力電圧が照明装置の定格電圧
以上であるときに定格電圧に維持して、ランプ寿命を長
期化させることができるという効果が得られる。さら
に、請求項14に係る発明によれば、直流電力源として
一次電池、二次電池、太陽電池及びコンデンサの何れか
で構成するので、直流電力源を小型に構成することがで
き、制御装置全体の構成を小型軽量化することができる
という効果が得られる。
電用ブロックダイナモの出力電圧が照明装置の定格電圧
以上であるときに定格電圧に維持して、ランプ寿命を長
期化させることができるという効果が得られる。さら
に、請求項14に係る発明によれば、直流電力源として
一次電池、二次電池、太陽電池及びコンデンサの何れか
で構成するので、直流電力源を小型に構成することがで
き、制御装置全体の構成を小型軽量化することができる
という効果が得られる。
【0109】さらにまた、請求項15に係る発明によれ
ば、直流電力源として二次電池を使用し、発電用ブロッ
クダイナモの出離幾電圧が設定電圧以上であるときに、
余剰電力を充電用スイッチング手段を介して二次電池に
供給して充電するので、二次電池の充電を適正に行っ
て、電池容量の低下を確実に防止することができるとい
う効果が得られる。
ば、直流電力源として二次電池を使用し、発電用ブロッ
クダイナモの出離幾電圧が設定電圧以上であるときに、
余剰電力を充電用スイッチング手段を介して二次電池に
供給して充電するので、二次電池の充電を適正に行っ
て、電池容量の低下を確実に防止することができるとい
う効果が得られる。
【0110】さらにまた、請求項16に係る発明によれ
ば、車速検出手段で検出した車速が低車速域であるとき
に、直流電力源の電力を照明装置に供給して、整流手段
の整流出力を補充するようにしたので、電圧変動に影響
されることなく、正確な電力調整制御を行うことができ
るという効果が得られる。なおさらに、請求項17に係
る発明によれば、前記スイッチング手段を車速に応じた
デューティ比でデューティ制御するようにしたので、電
池から補充する電池電圧を必要量に制御することがで
き、電池の消費電力を抑制して、高寿命化させることが
できるという効果が得られる。
ば、車速検出手段で検出した車速が低車速域であるとき
に、直流電力源の電力を照明装置に供給して、整流手段
の整流出力を補充するようにしたので、電圧変動に影響
されることなく、正確な電力調整制御を行うことができ
るという効果が得られる。なおさらに、請求項17に係
る発明によれば、前記スイッチング手段を車速に応じた
デューティ比でデューティ制御するようにしたので、電
池から補充する電池電圧を必要量に制御することがで
き、電池の消費電力を抑制して、高寿命化させることが
できるという効果が得られる。
【0111】また、請求項18に係る発明によれば、点
灯モードを設定したときに、照明装置を直流電力源の電
力で点灯制御することができるので、夜間等の停車状態
で、所望時に照明装置を点灯させることができ、鍵の解
除や駐輪等を容易に行うことができるという効果が得ら
れる。さらに、請求項19に係る発明によれば、発電用
ダイナモをブロックダイナモ又はローラダイナモで構成
するので、車体フレームをアースとして、制御装置と発
電用ダイナモ及び照明装置との接続線を1本とすること
ができ、制御装置との接続を容易に行うことができると
いう効果が得られる。
灯モードを設定したときに、照明装置を直流電力源の電
力で点灯制御することができるので、夜間等の停車状態
で、所望時に照明装置を点灯させることができ、鍵の解
除や駐輪等を容易に行うことができるという効果が得ら
れる。さらに、請求項19に係る発明によれば、発電用
ダイナモをブロックダイナモ又はローラダイナモで構成
するので、車体フレームをアースとして、制御装置と発
電用ダイナモ及び照明装置との接続線を1本とすること
ができ、制御装置との接続を容易に行うことができると
いう効果が得られる。
【0112】さらにまた、請求項20に係る発明によれ
ば、発電用ダイナモの発電電力が不足してその不足分を
直流電力源の直流電力で補充しているハイブリッド状態
から直流電力源の直流電力の補充を停止する状態となっ
たときに、この旨を報知手段で報知することができるの
で、乗り手がハイブリッド状態であるかこれを脱却した
かを確実に認識することができるという効果が得られ
る。
ば、発電用ダイナモの発電電力が不足してその不足分を
直流電力源の直流電力で補充しているハイブリッド状態
から直流電力源の直流電力の補充を停止する状態となっ
たときに、この旨を報知手段で報知することができるの
で、乗り手がハイブリッド状態であるかこれを脱却した
かを確実に認識することができるという効果が得られ
る。
【0113】なおさらに、請求項21に係る発明によれ
ば、直流電力源の残容量が低下したときに報知手段で報
知されるので、乗り手が直流電力の交換や充電の必要性
を確実に認識することができるという効果が得られる。
また、請求項22に係る発明によれば、照明装置以外の
スピードメータ、警報器、ブザー、液晶表示装置等の補
機に発電用ダイナモの発電量にかかわらず安定した直流
電力を供給することができるという効果が得られる。
ば、直流電力源の残容量が低下したときに報知手段で報
知されるので、乗り手が直流電力の交換や充電の必要性
を確実に認識することができるという効果が得られる。
また、請求項22に係る発明によれば、照明装置以外の
スピードメータ、警報器、ブザー、液晶表示装置等の補
機に発電用ダイナモの発電量にかかわらず安定した直流
電力を供給することができるという効果が得られる。
【図1】本発明の第1の実施形態を示す概略構成図であ
る。
る。
【図2】本発明の第1の実施形態の電気的接続関係を示
す回路図である。
す回路図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の電気的接続関係を示
す回路図である。
す回路図である。
【図4】本発明の第2の実施形態における照明制御処理
の一例を示すフローチャートである。
の一例を示すフローチャートである。
1 フロントフォーク 2 支持ブラケット 7 発電用ブロックダイナモ 8 前照灯 9 ブロックダイナモランプ 10 照明制御回路 10a,10b 接続コード 11 導電性ケース体 13 圧着端子 14 透明チューブ 15 案内ピン 22 倍電圧回路 24 一次電池(直流電力源) 25 電力調整回路 26 走行状態検出回路 27 電力監視回路 28 スイッチング制御回路 31 二次電池(直流電力源) 32 制御電源回路 40 マイクロコンピュータ 41 波形整形回路 42 光量検出回路 51 点灯設定スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 37/02 B60Q 1/04 E (72)発明者 関本 力 神奈川県茅ヶ崎市下町屋1−1−1 宮田 工業株式会社内 Fターム(参考) 3K039 AA07 BA01 CC01 DA02 DC02 3K073 AA16 AA27 AA54 BA27 CL04 CL07
Claims (22)
- 【請求項1】 自転車の車輪外周面に接触して発電する
発電用ダイナモと、該発電用ダイナモで発電された電圧
で照明装置を点灯制御する制御手段とを備えた自転車用
照明制御装置において、前記制御手段は、前記発電用ダ
イナモの発電電力を半波整流する整流手段と、直流電力
を供給する直流電力源と、前記整流手段の整流出力を前
記直流電力源の直流電力で補充して前記照明装置を所定
照度で点灯させる電力調整手段とを備えていることを特
徴とする自転車用照明制御装置。 - 【請求項2】 前記電力調整手段は、前記照明装置の通
電路に前記整流手段及び前記直流電力源を並列に介装
し、前記直流電力源の出力側に前記整流手段の整流出力
電圧が当該照明装置の定格電圧に近い所定電圧未満であ
るときにオン状態となり、所定電圧以上であるときにオ
フ状態となるスイッチング手段を備えていることを特徴
とする請求項1に記載の自転車用照明制御装置。 - 【請求項3】 前記スイッチング手段と整流手段との間
に直流電力源への逆流を阻止する逆流阻止手段が介装さ
れていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自転
車用照明制御手段。 - 【請求項4】 前記整流手段は、倍電圧回路を備えてい
ることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の自
転車用照明制御装置。 - 【請求項5】 前記照明装置は自転車の前照灯であるこ
とを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の自転車
用照明制御装置。 - 【請求項6】 前記制御手段は、導電性ケース体内にア
ース接続されて内装され、該導電性ケース体が自転車の
前ホークに取付けた発電用ダイナモと前照灯とが一体化
された発電照明体を支持する支持ブラケットに装着され
るように構成されていることを特徴とする請求項1乃至
5の何れかに記載の自転車用照明制御装置。 - 【請求項7】 前記制御手段は、導電性ケース体内にア
ース接続されて内装され、該導電性ケース体が自転車の
前ホークのハブ位置に装置されていることを特徴とする
請求項1乃至5の何れかに記載の自転車用照明制御装
置。 - 【請求項8】 前記導電性ケース体と前記発電用ダイナ
モ及び前照灯との間を接続する接続線が剛性を有する案
内体で案内されていることを特徴とする請求項6又は7
に記載の自転車用照明制御装置。 - 【請求項9】 前記案内体は接続線を覆うチューブで構
成されていることを特徴とする請求項8記載の自転車用
照明制御装置。 - 【請求項10】 前記制御手段は、自転車の走行状態を
検出する走行状態検出手段を有し、前記電力調整手段
は、前記走行状態検出手段で走行状態を検出したときに
前記直流電力源による整流出力の補充を行うようにした
ことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の自転
車用照明制御装置。 - 【請求項11】 前記走行状態検出手段は、前記発電用
ダイナモの出力電圧が設定電圧以上となったときに走行
状態であることを検出するように構成されていることを
特徴とする請求項10に記載の自転車用照明制御装置。 - 【請求項12】 前記制御手段は、周囲の光量を検出す
る光量検出手段を有し、前記電力調整手段は、前記光量
検出手段で検出した光量が設定値以下であるときに前記
直流電力源による整流出力の補充を行うようにしたこと
を特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の自転車
用照明制御装置。 - 【請求項13】 前記電力調整手段は、発電用ダイナモ
の出力電圧を監視し、当該出力電圧が前記照明装置の定
格電圧以上であるときに定格電圧に維持する過電圧防止
手段を有することを特徴とする請求項1乃至12の何れ
かに記載の自転車用照明制御装置。 - 【請求項14】 前記直流電力源は、一次電池、二次電
池、太陽電池及びコンデンサの何れかで構成されている
ことを特徴とする請求項1乃至13の何れかに記載の自
転車用照明制御装置。 - 【請求項15】 前記直流電力源は、充電可能な二次電
池で構成され、前記電力調整手段は、前記発電用ダイナ
モ及び二次電池間に充電用スイッチング手段を有し、前
記整流手段の出力電圧が設定電圧以上であるときに、前
記充電用スイッチング手段を作動状態として、当該二次
電池を充電するように構成されていることを特徴とする
請求項1乃至14の何れかに記載の自転車用照明制御装
置。 - 【請求項16】 前記制御手段は、発電用ダイナモの周
波数に基づいて車速を検出する車速検出手段を有し、前
記電力調整手段は、前記車速検出手段で検出した車速が
設定車速以下となる低車速域であるときに前記スイッチ
ング手段を作動状態として、前記直流電力源の電力を前
記照明装置に供給するように構成されていることを特徴
とする請求項2記載の自転車用照明制御装置。 - 【請求項17】 前記電力調整手段は、前記スイッチン
グ手段を車速に応じたデューティ比でデューティ制御す
るように構成されていることを特徴とする請求項16に
記載の自転車用照明制御装置。 - 【請求項18】 前記制御手段は、前記照明装置の点灯
モードを設定する点灯設定手段を有し、前記電力調整手
段は、前記車速検出手段で検出される車速が零であり、
且つ前記点灯設定手段で点灯モードが設定されたとき
に、前記照明装置を前記直流電力源の電力で点灯制御す
るように構成されていることを特徴とする請求項16又
は17に記載の自転車用照明制御装置。 - 【請求項19】 前記発電用ダイナモは、タイヤの外周
面に接触するブロックダイナモ及びローラダイナモの何
れかで構成されていることを特徴とする請求項1乃至1
8の何れかに記載の自転車用照明制御装置。 - 【請求項20】 前記制御手段は、前記直流電力源から
の電力供給を停止して発電用ダイナモの発電電力にのみ
により照明装置を点灯する状態となったときに、その旨
を報知する報知手段を備えていることを特徴とする請求
項1乃至19の何れかに記載の自転車用照明制御装置。 - 【請求項21】 前記制御手段は、前記直流電源の残容
量を監視し、残容量が所定値以下となったときにその旨
を報知する報知手段を備えていることを特徴とする請求
項1乃至20の何れかに記載の自転車用照明制御装置。 - 【請求項22】 前記制御手段は、照明装置以外の補機
に対する電力を供給する外部出力端子を有することを特
徴とする請求項1乃至21の何れかに記載の自転車用照
明制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25952999A JP2001130314A (ja) | 1999-08-20 | 1999-09-13 | 自転車用照明制御装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-234082 | 1999-08-20 | ||
JP23408299 | 1999-08-20 | ||
JP25952999A JP2001130314A (ja) | 1999-08-20 | 1999-09-13 | 自転車用照明制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001130314A true JP2001130314A (ja) | 2001-05-15 |
Family
ID=26531356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25952999A Pending JP2001130314A (ja) | 1999-08-20 | 1999-09-13 | 自転車用照明制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001130314A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002343587A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-29 | Toa Corp | 発光ダイオード点灯回路及び発光ダイオード点灯方法 |
US7045910B2 (en) | 2003-04-01 | 2006-05-16 | Shimano, Inc. | Bicycle power supply with reduced battery leakage |
JP2006156376A (ja) * | 2004-11-19 | 2006-06-15 | Matsushita Electric Works Ltd | 高輝度放電ランプ安定器及び高輝度放電ランプを動作するための方法 |
JP2010537877A (ja) * | 2007-08-29 | 2010-12-09 | オスラム シルヴェニア インコーポレイテッド | 給電電圧を供給する電源装置からランプに電力を供給するための安定器及びリモートイネーブル信号の状態に応じて電源装置からランプに電力を選択的に供給するための方法 |
WO2012147552A1 (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-01 | 新電元工業株式会社 | 制御回路、及び制御方法 |
WO2016189581A1 (ja) * | 2015-05-22 | 2016-12-01 | 新電元工業株式会社 | 車両用ledランプ点灯回路、車両用ledランプ点灯装置、および車両用ledランプ点灯回路の制御方法 |
-
1999
- 1999-09-13 JP JP25952999A patent/JP2001130314A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4527316B2 (ja) * | 2001-05-18 | 2010-08-18 | ティーオーエー株式会社 | 発光ダイオード点灯回路及び発光ダイオード点灯方法 |
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EP2665345A1 (en) * | 2011-04-28 | 2013-11-20 | Shindengen Electric Manufacturing Co., Ltd. | Control circuit and control method |
CN103959906A (zh) * | 2011-04-28 | 2014-07-30 | 新电元工业株式会社 | 控制电路以及控制方法 |
EP2665345A4 (en) * | 2011-04-28 | 2014-11-26 | Shindengen Electric Mfg | CONTROLLER AND CONTROL PROCEDURE |
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WO2016189581A1 (ja) * | 2015-05-22 | 2016-12-01 | 新電元工業株式会社 | 車両用ledランプ点灯回路、車両用ledランプ点灯装置、および車両用ledランプ点灯回路の制御方法 |
JPWO2016189581A1 (ja) * | 2015-05-22 | 2017-08-17 | 新電元工業株式会社 | 車両用ledランプ点灯回路、車両用ledランプ点灯装置、および車両用ledランプ点灯回路の制御方法 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090115 |
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A02 | Decision of refusal |
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