JP3573946B2 - 自動点消灯及びこれを使用した移動体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に二次電池を電源として周囲の光量に応じて自動的に点消灯する自動点消灯に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電池を用いた自動点消式前照灯は自転車用品として知られている。
図14に従来の自動点消式前照灯の構造を示しており、101は光センサ、102は振動センサ、103は点消灯の制御駆動回路、104はランプである。このランプ104が夜間等の暗い環境下で自転車灯に搭載され移動している時は、光センサ101からの信号と振動センサ102からの信号を制御駆動回路103が検出してランプ104を点灯し、それ以外の場合は消灯するように構成されている。
【0003】
しかし、近年二次電池の発達により、使い切り型の一次電池の代わりに、充電により繰り返し使える二次電池を使用することが多くなった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の自動点消式前照灯にあっては、電源として二次電池を使用し、ランプ104を点灯し続ければ、二次電池は放電終止電圧以下になり、更には限りなく0Vに近づき二次電池に大きなダメージを与え、最悪の場合は液漏れ等により再使用不能になる。このように二次電池においては、電池の劣化を防ぐため、予め定められた自己の放電終止電圧近傍より、下回らないようにすることが要求されている。
【0005】
一方、ランプ電源に電池を用いる場合、消費電力を極力低減し、少しでもランプ点灯時間を長くすることも要求される。
そこで、本発明は、上記したように、自動点消灯の電源として二次電池を使用した場合に、その電圧を自己の放電終止電圧近傍電圧より下回らないようにし、併せて消費電力を低減して使い勝手の良い自動点消灯を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る自動点消灯は、周囲の光量を検出する光量検出手段と、所定の移動状態を検出する移動状態検出手段と、所定範囲を照明する主照明手段と、該主照明手段を点消灯駆動する主点消灯駆動手段と、前記移動状態検出手段で所定の移動状態を検出する毎に所定判定時間を再設定する判定時間設定手段を有し、該判定時間設定手段で設定された判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下であるときに前記主照明手段を点灯させるように前記主点消灯駆動手段を制御し、上記以外のときに前記主照明手段を消灯させるように前記主点消灯駆動手段を制御する点消灯制御手段と、上記各手段に電気エネルギを供給する電気エネルギ供給手段とを備え、前記移動状態検出手段には常時電気エネルギを供給し、前記光量検出手段については前記判定時間設定手段で設定された判定時間の間に電気エネルギを供給することを特徴としている。
【0007】
この請求項1に係る発明においては、移動状態検出手段で加速度、振動、移動開始スイッチのスイッチ信号等を検出することにより、移動状態を検出したときに、所定の判定時間の間に光量検出手段の検出値が所定光量以下であるときに照明手段を点灯させ、それ以外のときに照明手段を消灯させる。このとき、光量検出手段には所定の判定時間の間で電気エネルギを供給するので、電気エネルギ供給手段に対する消費電気エネルギを抑制する。したがって、照明手段が消灯時の各手段での消費電気エネルギを少なくして、省電力化を図り、電気エネルギ供給手段の電気エネルギ供給状態を長期化させることができる。
【0008】
請求項2に係る自動点消灯は、請求項1に係る発明において、前記点消灯制御手段は、前記移動状態検出手段で所定の移動状態を検出する毎に所定判定時間を再設定する判定時間設定手段と、前記判定時間設定手段で設定された判定時間の間電気エネルギの供給を許容する給電制御手段と、該給電制御手段から電気エネルギが供給されている間作動状態となって、前記主点消灯駆動手段を、前記光量検出手段の検出値が所定光量以下であるときに前記主照明手段を点灯させるように制御し、それ以外のときに前記主照明手段を消灯させるように制御する作動判別手段とからなり、前記主照明手段を点灯する条件となるアクティブ状態の一番短い前記移動状態検出手段と前記判定時間設定手段及び前記給電制御手段とには常時電気エネルギを供給し、残りの検出手段及び前記作動判別手段に対しては前記判定時間設定手段で設定された判定時間の間に前記給電制御手段により電気エネルギを供給し、前記主照明駆動手段については常時電気エネルギを供給するようにしたことを特徴としている。
【0009】
この請求項2に係る発明においては、作動判別手段には主照明手段を点灯する条件となるアクティブ状態の一番短い移動状態検出手段で所定の移動状態を検出して判定時間設定手段で設定された判定時間の間だけ給電制御手段から電気エネルギが供給されるので、電気エネルギ供給手段の電気エネルギ消費量を必要最小限に抑制することができる。
【0010】
請求項3に係る自動点消灯は、周囲の光量を検出する光量検出手段と、所定の移動状態を検出する移動状態検出手段と、各部に電気エネルギを供給する再充填可能な電気エネルギ供給手段と、該電気エネルギ供給手段の電気エネルギ残量を検出する電気エネルギ残量検出手段と、所定範囲を照明する照明手段と、該照明手段を点消灯駆動する点消灯駆動手段と、前記光量検出手段、前記移動状態検出手段及び前記エネルギ残量検出手段の各検出値が入力されると共に、前記移動状態検出手段で所定の移動状態を検出する毎に所定判定時間を設定する判定時間設定手段を有し、該判定時間設定手段で設定された判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下で且つ前記電気エネルギ残量検出手段の検出値が所定残量レベル以上でとなったときに前記照明手段を点灯させるように前記点消灯駆動手段を制御し、上記以外のときに前記照明手段を消灯させるように前記点消灯駆動手段を制御する点消灯制御手段とを備え、前記移動状態検出手段には常時電気エネルギを供給し、光量検出手段及び電気エネルギ残量検出手段には前記判定時間設定手段で設定された判定時間の間に電気エネルギを供給することを特徴としている。
【0011】
この請求項3に係る発明においては、移動状態検出手段で加速度、振動、移動開始スイッチのスイッチ信号等を検出することにより、移動状態を検出したときに、所定の判定時間の間に光量検出手段の検出値が所定光量以下且つ電気エネルギ検出手段で検出した前記電気エネルギ供給手段の残量が所定残量レベル以上であるときに主照明手段を点灯させ、それ以外のときに主照明手段を消灯させることにより、再充電可能な電気エネルギ供給手段の放電終止電圧以下への低下を防止すると共に、主照明手段の点消灯判断を所定の移動状態となったときに判定時間設定手段で設定された所定の判定時間の間でのみ行うことにより、電気エネルギ供給手段に対する消費電気エネルギを抑制する。
【0012】
請求項4に係る自動点消灯は、周囲の光量を検出する光量検出手段と、所定の移動状態を検出する移動状態検出手段と、各部に電気エネルギを供給する再充填可能な電気エネルギ供給手段と、該電気エネルギ供給手段の電気エネルギ残量を検出する電気エネルギ残量検出手段と、所定範囲を照明する主照明手段と、該主照明手段を点消灯駆動する主照明駆動手段と、警報を発する警報手段と、該警報手段を駆動する警報駆動手段と、前記光量検出手段、前記移動状態検出手段及び前記エネルギ残量検出手段の各検出値が入力されると共に、前記移動状態検出手段で所定の移動状態を検出する毎に所定判定時間を再設定する判定時間設定手段を有し、該判定時間設定手段で設定された判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下で且つ前記電気エネルギ残量検出手段の検出値が所定残量レベル以上であるときに前記主照明手段を点灯させるように前記主照明駆動手段を制御し、前記所定判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下で且つ前記電気エネルギ残量検出手段の検出値が所定の残量レベル未満であるときに前記主照明手段を消灯させるように前記主照明駆動手段を制御すると共に、前記警報手段を作動状態とするように前記警報駆動手段を制御し、上記以外のときに前記主照明手段を消灯させるように前記主点消灯駆動手段を制御すると共に、警報手段を非作動状態とするように前記警報駆動手段を制御する点消灯制御手段とを備え、前記移動状態検出手段には常時電気エネルギを供給し、光量検出手段及び電気エネルギ残量検出手段には前記判定時間設定手段で設定された判定時間の間に電気エネルギを供給することを特徴としている。
【0013】
この請求項4に係る発明においては、照明手段が点灯状態から電気エネルギ供給手段が低電気エネルギ状態となって消灯したときに警報手段で警報を発するので、自動点消灯の携帯者に低電気エネルギ状態を報知することができると共に、周囲の歩行者等に存在を認識させることができる。
【0014】
請求項5に係る自動点消灯は、周囲の光量を検出する光量検出手段と、所定の移動状態を検出する移動状態検出手段と、各部に電気エネルギを供給する再充填可能な電気エネルギ供給手段と、該電気エネルギ供給手段の電気エネルギ残量を検出する電気エネルギ残量検出手段と、所定範囲を照明する主照明手段と、該主照明手段を点消灯駆動する主照明駆動手段と、前記主照明手段に対して省電力形に構成されて任意の範囲を照明する副照明手段と、該副照明手段を点消灯駆動する副照明駆動手段と、前記光量検出手段、前記移動状態検出手段及び前記エネルギ残量検出手段の各検出値が入力されると共に、前記移動状態検出手段で所定の移動状態を検出する毎に所定判定時間を再設定する判定時間設定手段を有し、該判定時間設定手段で設定された判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下であるときに、前記副照明手段を点灯させるように前記副照明駆動手段を制御し、前記所定判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下で且つ前記電気エネルギ残量検出手段の検出値が所定残量レベル以上であるときに前記主照明手段を点灯させるように前記主照明駆動手段を制御し、前記所定判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下で、且つ前記電気エネルギ残量検出手段の検出値が所定の残量レベル未満であるときに前記主照明手段を消灯させるように前記主照明駆動手段を制御し、上記以外のときに前記主照明手段及び副照明手段を消灯させるように前記主照明駆動手段及び副照明駆動手段を制御する点消灯制御手段とを備え、前記移動状態検出手段には常時電気エネルギを供給し、光量検出手段及び電気エネルギ残量検出手段には前記判定時間設定手段で設定された判定時間の間に電気エネルギを供給することを特徴としている。
【0015】
この請求項5に係る発明においては、小消費電力の副照明手段については、光量検出手段の検出値が所定光量以下となったときに点灯制御し、大消費電力の照明手段については光量検出値が所定光量以下となり、且つ電気エネルギ残量検出手段の検出値が所定残量レベル以上であるときに点灯制御することにより、電気エネルギ供給手段の過放電を防止すると共に、副照明手段で後続の車両や歩行者等に存在を視認させることができる。
【0016】
請求項6に係る自動点消灯は、周囲の光量を検出する光量検出手段と、所定の移動状態を検出する移動状態検出手段と、各部に電気エネルギを供給する再充填可能な電気エネルギ供給手段と、該電気エネルギ供給手段の電気エネルギ残量を検出する電気エネルギ残量検出手段と、所定範囲を照明する主照明手段と、該主照明手段を点消灯駆動する主照明駆動手段と、前記主照明手段に対して省電力形に構成されて任意の範囲を照明する副照明手段と、該副照明手段を点消灯駆動する副照明駆動手段と、警報を発する警報手段と、該警報手段を駆動する警報駆動手段と、前記光量検出手段、前記移動状態検出手段及び前記エネルギ残量検出手段の各検出値が入力されると共に、前記移動状態検出手段で所定の移動状態を検出する毎に所定判定時間を再設定する判定時間設定手段を有し、該判定時間設定手段で設定された判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下であるときに、前記副照明手段を点灯させるように前記副照明駆動手段を制御し、前記所定判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下で且つ前記電気エネルギ残量検出手段の検出値が所定残量レベル以上であるときに前記主照明手段を点灯させるように前記主照明駆動手段を制御し、前記所定判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下で、且つ前記電気エネルギ残量検出手段の検出値が所定の残量レベル未満であるときに前記主照明手段を消灯させるように前記主照明駆動手段を制御すると共に、前記警報手段を作動状態とするように前記警報駆動手段を制御し、上記以外のときに前記主照明手段及び副照明手段を消灯させるように前記主照明駆動手段及び副照明駆動手段を制御すると共に、前記警報手段を非作動状態とするように前記警報駆動手段を制御する点消灯制御手段とを備え、前記移動状態検出手段には常時電気エネルギを供給し、光量検出手段及び電気エネルギ残量検出手段には前記判定時間設定手段で設定された判定時間の間に電気エネルギを供給することを特徴としている。
【0017】
この請求項6においては、前述した請求項4における警報作用と、請求項5における副照明作用とを同時に行うことができ、自動点消灯の存在を周囲により確実に認識させることができる。
【0018】
請求項7に係る自動点消灯は、請求項3乃至6の何れかの発明において、前記主照明駆動手段は、前記点消灯制御手段からの制御信号によって主照明手段に対する電気エネルギの供給及び遮断を行うスイッチング手段で構成されていることを特徴とし、主照明手段の点灯状態以外では消費電気エネルギを殆どなくすことができる。
【0019】
請求項8に係る自動点消灯は、請求項4に係る発明において、前記主照明駆動手段及び警報駆動手段は、前記点消灯制御手段からの制御信号によって主照明手段及び警報手段に対する電気エネルギの供給及び遮断を行うスイッチング手段で構成されていることを特徴とし、これら主照明駆動手段及び警報駆動手段で主照明手段及び警報手段を駆動していない状態での消費電気エネルギを殆どなくすことができる。
【0020】
請求項9に係る自動点消灯は、請求項に係る発明において、前記主照明駆動手段及び副照明駆動手段は、前記点消灯制御手段からの制御信号によって主照明手段及び副照明手段に対する電気エネルギの供給及び遮断を行うスイッチング手段で構成されていることを特徴とし、これら主照明駆動手段及び警報駆動手段で主照明手段及び警報手段を駆動していない状態での消費電気エネルギを殆どなくすことができる。
【0021】
請求項10に係る自動点消灯は、請求項に係る発明において、前記主照明駆動手段、前記副照明駆動手段及び前記警報駆動手段は、前記点消灯制御手段からの制御信号によって主照明手段、副照明手段及び警報手段に対する電気エネルギの供給及び遮断を行うスイッチング手段で構成されていることを特徴とし、これら主照明駆動手段、副照明駆動手段及び警報手段で主照明手段、副照明手段及び警報手段を駆動していない状態での消費電気エネルギを殆どなくすることができる。
【0022】
請求項11に係る自動点消灯は、請求項3乃至6の何れかに係る発明において、前記点消灯制御手段は、前記移動状態検出手段で所定の移動状態を検出する毎に所定判定時間を再設定する判定時間設定手段と、前記判定時間設定手段で設定された判定時間の間電気エネルギの供給を許容する給電制御手段と、該給電制御手段から電気エネルギが供給されている間、前記主点消灯駆動手段を、前記光量検出手段の検出値が所定光量以下で、且つ前記電気エネルギ残量検出手段の検出値が所定の残量レベル以上であるときに前記主照明手段を点灯させるように制御し、それ以外のときに前記主照明手段を消灯させるように制御する作動判別手段とで構成されていることを特徴とし、移動状態検出手段以外の検出手段に加えて、点消灯制御手段においても、作動判別手段が判定時間設定手段で設定された判定時間の間だけ給電制御手段から電気エネルギを供給されるので、それ以外の間での電気エネルギ消費を確実に防止することができ、自動点消灯全体の電気エネルギ消費を最小限とすることができる。
【0023】
請求項12に係る自動点消灯は、請求項1乃至11の何れかに係る発明において、前記移動状態検出手段は移動によって発生する振動の加速度を検出する加速度センサで構成されていることを特徴とし、移動時の振動による加速度を検出するので、自動点消灯の移動を確実に検出することができる。
【0024】
請求項13に係る自動点消灯は、請求項1乃至11の何れかの発明において、前記移動状態検出手段が、移動時の振動を検出する振動センサで構成されていることを特徴とし、振動に応じてオン・オフを繰り返すスイッチ信号を出力することができ、移動を判定するための電圧比較器等の比較手段を必要とすることなく、判定時間設定手段を作動させることができる。
【0025】
請求項14に係る自動点消灯は、請求項1乃至11の何れかの発明において、前記移動状態検出手段は走行体の車輪回転を検出する車輪回転センサで構成されていることを特徴とし、自動点消灯を自転車等の走行体に搭載した場合に、その移動を確実に検出することができる。
【0026】
請求項15に係る自動点消灯は、請求項1乃至19の何れかの発明において、前記移動状態検出手段は移動に関与するスイッチ手段で構成されていることを特徴とし、既存のスイッチ手段を使用することができると共に、移動開始前でも照明手段を点灯させることが可能となる。
【0027】
請求項16に係る自動点消灯は、請求項1乃至15の何れかの発明において、前記光量検出手段は半導体光検出素子で構成されていることを特徴とし、消費電気エネルギを少なくすることができる。
【0028】
請求項17に係る自動点消灯は、請求項1乃至16の何れかの発明において、前記判定時間設定手段が前記移動状態検出手段で所定の移動状態を検出したときに再トリガされる再トリガ可能な単安定マルチバイブレータで構成されていることを特徴とし、移動状態検出手段で移動状態を検出する毎に再トリガされて出力信号が自動的に延長され、回路構成を簡易化することができる。
【0029】
請求項18に係る自動点消灯は、請求項1乃至17の何れかの発明において、前記照明手段がランプで構成されていることを特徴とし、大きな照度を得ることができる。
【0030】
請求項19に係る自動点消灯は、請求項18の発明において、前記ランプはその電圧定格が前記電気エネルギ供給手段の電圧定格と略等しく設定されていることを特徴とし、電圧変換回路等を介在させずに点灯制御することができる。
【0031】
請求項20に係る自動点消灯は、請求項乃至17の何れかの発明において、前記主照明手段は赤色、緑色及び青色の発光素子を組み合わせて構成されていることを特徴とし、発光素子による光の三原色の組み合わせから比較的小電流で白色の照明光を得ることができる。
【0032】
請求項21に係る自動点消灯は、請求項5又は6の発明において、前記副照明駆動手段は、前記副照明手段の点灯制御時に点滅駆動することを特徴とし、副照明手段を点滅駆動させることにより、周囲の車両や歩行者に対する視認性を向上させることができる。
【0033】
請求項22に係る自動点消灯は、請求項5又は6の発明において、前記副照明手段は発光ダイオードで構成されていることを特徴とし、電気エネルギ供給手段に対する消費電気エネルギを少なくすることができる。
【0034】
請求項23に係る自動点消灯は、請求項乃至の何れかの発明において、前記再充填可能な電気エネルギ供給手段は燃料電池で構成されていることを特徴とし、環境に優しく長寿命化を図ることができる。
【0035】
請求項24に係る自動点消灯は、請求項1乃至23の何れかの発明において、前記電気エネルギ供給手段は電動アシスト自転車のアシスト用バッテリで構成されていることを特徴とし、自動点消灯自体に電気エネルギ供給手段を備える必要がないので全体構成を簡易軽量化することができる。
【0036】
請求項25に係る自動点消灯は、請求項1乃至11、16乃至24の何れかの発明において、前記移動状態検出手段が電動アシスト自転車におけるアシストコントローラの起動スイッチで構成されていることを特徴とし、自動点消灯自体に移動状態検出手段を設ける必要がなく、全体構成を簡易化することができる。
【0037】
請求項26に係る自動点消灯は、請求項1乃至11、16乃至24の何れかの発明において、前記移動状態検出手段の検出出力が電動アシスト自転車におけるアシストコントローラでのアシスト電源オン出力であるので、自動点消灯自体に移動状態検出手段を設ける必要がなく、全体構成を簡易化することができる。
【0038】
請求項27に係る自動点消灯は、請求項5又は6の発明において、前記副照明手段は、尾灯用照明手段で構成されていることを特徴とし、主照明手段を前照灯として使用したときに後続車両に存在を確実に報知することができる。
【0039】
請求項28に係る自動点消灯は、前記請求項1乃至27に記載された自動点消灯を装着したことを特徴とする移動体であって、移動体の移動と周囲の光量とに応じて自動的に点消灯することが可能となり、移動体の移動時の照明を確実に行うことができる。
【0054】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態である自動点消灯のブロック図を示し、図1において、11は移動状態検出手段としての加速度センサであって、自動点消灯のケース体内に配設され、自動点消灯が移動する際に発生する振動や動きを加速度として検出し、振動や動きの変化の速さに比例した大きさの信号として出力するものである。
【0055】
12は光量検出手段である半導体素子の可視光導電素子であって一般にCdS光センサと称される光量センサである。この光量センサ12は昼間のように光量が多いと抵抗値が小さく、夜間のように光量が少ないとき抵抗値が高くなる特性を持っている。それ故、抵抗器と直列に接続し、直列接続した一方の端子を電源に、他端をグランドに接続し、光量センサ12と抵抗器との接続点より信号を取り出すと、この信号は光量の変化を電圧変化として取り出すことができる。
【0056】
13は電気エネルギ残量検出手段としての電位センサであって分割抵抗器で構成され、入力信号である電源電圧を抵抗分割し、出力する。
14、15及び16は電圧比較器であり、正入力端に夫々加速度センサ11、光量センサ12及び電位センサ13の出力信号が入力され、負入力端に夫々基準電圧が入力されており、基準電圧レベルよりも入力信号電圧が高ければ電圧比較器14、15及び16の出力トランジスタはオフ状態つまり論理値“1”の信号を出力し、低ければ出力トランジスタはオン状態つまり論理値“0”の信号を出力する。
【0057】
17は電圧比較器14の出力信号が入力される判定時間設定手段としての再トリガ可能な単安定マルチバイブレータであり、タイマ動作中に電圧比較器14からの出力信号がトリガ信号として入力されればその時点から再びタイマが開始されるものである。タイマの時定数は電源電圧に依存するため、正確な時間を得たい時は定電圧回路を設け、一定電圧の電源とすることにより実現できる。
【0058】
18は、2入力の論理和(OR)回路であって、一方の入力端に電圧比較器14の出力信号が、他方の入力端に単安定マルチバイブレータ17の出力信号が入力されている。19は3入力の論理積(AND)回路であって、入力端に夫々電圧比較器15,16及び論理和回路18の出力信号が入力され、出力端から制御信号が出力される。ここで、電圧比較器15,16、論理和回路18及び論理積回路19は点消灯を制御する作動判別手段を構成している。
【0059】
20は点消灯制御手段としての点消灯制御器であり、この点消灯制御器20は電圧比較器14、15及び16、再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ17、論理和回路18、論理積回路19等で構成され、再充填可能な二次電池2から直流電力である電気エネルギが供給されている。
【0060】
21は主照明駆動手段としての主照明駆動器であり、点消灯制御器20の出力信号により、オン状態とオフ状態の機能を持つスイッチング素子で構成される。この主照明駆動器21を回路で具現化した例を図2と図3に示す。図2ではベースに点消灯制御器20の論理積回路19から出力される制御信号が入力されるNPN型のトランジスタQ1と、このトランジスタQ1のコレクタがベースにエミッタが再充填可能な二次電池2に、コレクタが主照明手段としてのランプ22を介してグランドに接続されたPNP型のトランジスタQ2とで構成したものであり、図3ではNPN型のトランジスタQ1及びQ2をダーリントン接続し、トランジスタQ1のベースに点消灯制御器20の論理積回路19から出力される制御信号を入力し、トランジスタQ1及びQ2のコレクタを互いに接続してランプ22を介して二次電池2に接続した構成を有するものであり、何れも入力される制御信号が論理値“1”でオン状態になるスイッチング回路であるが図3のトランジスタQ2のコレクタ−エミッタ間の電圧が図2のトランジスタQ2のそれより大きいため電圧利用効率の面では図2の方がよい。
【0061】
図1の2は再充填可能な電気エネルギ供給手段である二次電池であって、回路電源として3ヶの各センサ11、12、13、及び点消灯制御器20に、信号用として電位センサ13に、照明駆動電源として主照明駆動器21に夫々直流電力を供給する。
【0062】
以上のような構成において、次に上記第1の実施形態の動作を説明する。
自動点消灯が移動している時、移動の変移を加速度として加速度センサ11が検出し、その出力であるアナログ信号を電圧比較器14に出力する。電圧比較器14には、移動と認められる加速度センサ11の最低レベルが予め定められており、その値が基準レベル値として設定されている。加速度センサ11の出力がその基準値よりも高い場合は電圧比較器14は論理値“1”、低い場合は論理値“0”のパルス信号となり、その信号を再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ17に出力する。
【0063】
再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ17は電圧比較器14より出力されたパルス信号の立ち上がりをトリガとして時定数τのパルス信号を出力する。この様子を示したものが図4のタイムチャート図である。
【0064】
図4において、タイムチャートAは再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ17の出力を示し、電圧比較器出力のパルス信号1〜7の立ち上がりでトリガされるため、継続した出力が得られるが、タイムチャートBの再トリガされない一般の単安定マルチバイブレータにおいてはパルス2、4、6ではトリガされず、出力が論理値“0”のときにのみトリガされるため、出力は断続した波形になり、このためランプ22が点滅状態となるので、一般の単安定マルチバイブレータを用いるのは好ましくない。
【0065】
おな、速度の変化が継続中のときは加速度センサ11の出力も継続して論理値“1”を出力し、その継続時間が時定数τよりも長い場合は再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ17の出力はτ時間後論理値“0”となる。それを防ぐため、両出力を入力に持つ論理和回路18が設けられ、速度の変化が継続中の時は出力が論理値“0”にならない構成としている。
【0066】
次に、光量センサ12と電圧比較器15との接続関係を詳しく示したのが図5と図6である。今、ランプ22を点灯させたい時の光量における光量センサ12の抵抗値をRkとし、図5の電圧比較器15のコンパレータの負入力端の分割抵抗を夫々Ra,Rbとし、光量センサ12との直列抵抗をRdとする時、
Rb/(Ra+Rb)>Rd/(Rk+Rd)
つまり、Rk/Rd>Ra/Rbの関係となるように抵抗Ra,Rb,Rdを選ぶ。また図6においては、電圧比較器15のコンパレータの正入力端の分割抵抗を夫々Ra,Rbとし、光量センサ12との直列抵抗をRcとする時、
Rb/(Ra+Rb)<Rk/(Rk+Rc)
つまり、Rc/Rk<Ra/Rbの関係となるように抵抗Ra,Rb,Rcを選ぶ。但し、電力消費を少なくするためにRa、Rb、Rc、Rdは大きな値が望ましい。
【0067】
このように抵抗値を設定した状態では、図5と図6から明らかなように、暗くなるとCdS光量センサ12の抵抗値は大きくなり、基準電位との大小関係が逆転し、電圧比較器15の出力は論理値“0”から論理値“1”に反転する。
【0068】
次に、電位センサ13と電圧比較器16との接続関係を詳しく示したのが図7である。二次電池2の電位そのものを比較してもよいが電圧比較器16の電源電圧が二次電池2の電圧であるためにレベル信号としては2次電池の電圧レベルを抵抗分割して電位を下げて用いる。それ故、図7のように電位センサとしては分割抵抗器を用いる。また、比較用基準電圧は二次電池2の変動する電位に依存しないようにツェナーダイオード等で定電圧化する。
【0069】
今、電位センサ13の分割抵抗を図7のようにR1,R2とし、電圧比較器16の基準電圧用のツェナーダイオードのツェナー電圧をVz、また二次電池の放電終止近傍電圧をVdとする時、ツェナー電圧Vzは、
Vz=Vd・R2/(R1+R2)
となるので、R1、R2を適当に定めVzなる電圧特性のツェナーダイオードを用いる。但し、電力消費を少なくする為にR1、R2、R0は大きな値が望ましい。このような構成で2次電池の電圧が放電終止近傍電圧Vdより低くなった時、電圧比較器16の出力は論理値“1”から論理値“0”に反転する。
【0070】
以上のことから、移動状態であり、夜間のように光量が少なく、2次電池の電圧が放電終止近傍電圧Vdより高いとい3つの条件が成立する場合は図1の論理積回路19の3入力は全て論理値"1"であるため出力は論理値"1"となる故、点消灯駆動器21はオン状態となり、ランプ22は点灯する。そして、3つの条件の内1つでも成立しない場合は論理積回路19の出力は論理値"0"であるためランプ22は点灯しない。
【0071】
以上のように第1の実施形態では、電源である二次電池の放電終止近傍電圧以下になったとき、自動的に消灯するために二次電池にダメージを与えず長時間使用できる。
【0072】
次に、本発明の請求項3及び4に対応する第2の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図8は、本発明における第2の実施形態のブロック図である。本実施形態は第1の実施形態と比較し省電力化と二次電池が放電終止電圧以下となったときの警報表示を特徴とする例である。
【0073】
図8において、光量センサ12、電位センサ13、電圧比較器15、及び16、再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ17、点消灯駆動器21、ランプ22、二次電池2については図1に示す第1の実施形態で説明したものと同じであるので、これらの詳細説明は省略する。
【0074】
31は、移動検出手段としての振動センサであって、移動時に発生する振動を検出するものであり、その出力信号が再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ17に入力される。この振動センサには種々の方式があるが、球を台座の上に乗せ球と台座とを導通状態にしておき、振動により台座と球が離れることにより非動通状態を発生させる方式がよく用いられる。球の代わりに水銀を用いたものもある。この振動センサ12の一方の端子を電源に接続し、他端を出力端子とすれば、出力は非動作時つまり振動していない時は論理値“1”、動作時では非導通と導通を繰り返すため論理値“0”と論理値“1”の繰り返しパルス信号となる。
【0075】
32は再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ17の出力信号が制御信号として入力されると共に、電源入力端が二次電池2に接続された給電制御手段としての切替器であり、点消灯駆動器21と同じスイッチング素子で構成され、回路で具現化すると前述した図2及び図3のようになる。
【0076】
33及び34は2入力の論理積回路であって、論理積回路33の一方の入力端には電圧比較器15の出力信号が、他方の入力端には電圧比較器16の出力信号が夫々入力され、論理積回路34の一方の入力端には電圧比較器15の出力信号が、他方の入力端には電圧比較器16の出力信号がインバータ35を介して入力され、論理積回路33の出力端から主照明駆動器21に対する制御信号が出力され、論理積回路34の出力端から出力される出力信号がパルス発振器36に入力される。このパルス発振器36は、論理値“1”の入力信号により予め設定された周波数のパルス信号を出力するものである。
【0077】
37は作動判別手段としての点消警報判別器であり、上述した電圧比較器15,16、論理積回路33,34、インバータ35及びパルス発振器36等で構成され、ランプを点消するか、警報を発するかを判別する。
【0078】
38は点消灯制御手段である点消灯制御器であり、点消灯と警報発生を制御するものであって再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ17、切替器32、点消警報判別器37等で構成される。
【0079】
39は警報駆動手段である警報駆動器であって、主照明駆動器21や切替器32と同じスイッチング機能を持ち、警報器のオン、オフ駆動を行う。40は警報手段である警報表示用LEDであり、主照明手段としてのランプ22に比べ消費電流は格段に少ない。
【0080】
以上のような構成において次に動作説明をする。先ず、第1の実施形態との相違点の一番目は、省電力化であり、2番目は二次電池が放電終止近傍電圧以下になったときに警報表示をすることである。
【0081】
省電力化については、振動センサ31と光量センサ12と電位センサ13の3つのセンサの内、点灯状態となる各センサの出力をアクティブ出力と呼ぶ時、アクティブ出力となる状態の時間の一番短いセンサを選び、そのセンサが動作している時のみ、他の2つのセンサもセンシング状態にすることにより、省電力化を図ろうとするものである。
【0082】
3つのセンサの内、光量センサ12については、昼と夜の時間が略同じであるので、1日の内半分がアクティブ出力状態である。また電位センサ13については、通常の2次電池の電位は放電終止電圧以上であるから、通常の状態では1日の内略100%がアクティブ出力状態である。振動センサ31についてはアクティブ出力状態の時間つまり自動点消灯を持ち運んでいる時間は1日の内せいぜい数時間以内である。それ故、3つのセンサの内、一番アクティブ出力状態の時間の短いのは振動センサ31であり、このセンサがアクティブ出力状態のときのみ切替器32で電源を他の2つのセンサ12、13及び点消警報判別器37に印加し、センシング状態にする構成とした。
【0083】
次に、第1の実施形態との相違点の2番目の警報表示について、この目的は、夜間の移動中に二次電池2の電位が放電終止近傍電圧以下になった時に点灯していたランプ22は消灯されるが、ランプ22が消えたのはランプ切れでなく電池切れであることを使用者に知らせることと、使用者の近隣の人達に使用者の存在を知らしめかつ警報することである。しかし、ここでの警報は、二次電池2の電位が放電終止近傍電圧以下になった時行うため、警報器で消費される電力は、ランプ22で消費される電力に比べ非常に小さいことが要求される。そこで、本実施形態ではLEDを使い、且つそれを点滅させることにより、消費電力の軽減を図った。
【0084】
図8において、先ず、自動点消灯を持ち運ぶ等で移動状態の時、振動センサ31は動作し、振動に呼応してパルス状の信号を再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ17に出力する。再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ17は振動センサ31の出力パルスの立ち下がり又は立ち上がりをトリガとして時定数τのパルス信号を切替器32に出力する。
【0085】
そして、第1の実施形態で説明したように、時定数τの間にパルスを入力すればその時点から再び時定数τのパルスを出力するので、時定数τより短い間隔で振動センサ31からのパルス信号を入力すれば振動センサ31が動作中は常に論理値“1”の信号を切替器32に出力し続ける。
【0086】
切替器32は入力が論理値“1”の時はスイッチング機能が導通状態になり、この切替器32を通して二次電池の電圧が点灯警報判別器37と光量センサ12及び電位センサ13に印加される。
【0087】
この印加されている期間中に、夜間のように光量が少ないと、電圧比較器15の出力は論理値“1”となり、そして二次電池の電位が放電終止近傍電圧より高い時は電圧比較器16の出力も論理値“1”となるので論理積回路33の出力が論理値“1”になり、主照明駆動器21によりランプ22は点灯する。
【0088】
一方、切替器32により電圧が印加されている期間中に、夜間のように光量が少なく、二次電池2の電位が放電終止近傍電圧より低い時は、電圧比較器15の出力は論理値“1”であるが電圧比較器16の出力が論理値“0”となり、論理積回路33の出力は論理値“0”となるのでランプ22は点灯されない。
【0089】
しかし、インバータ35により論理積回路34の出力は論理値“1”となりパルス発振器36を作動させ、予め定められている周波数でパルス信号を警報駆動器39に出力する。警報駆動器39はパルス発振器36の出力に従って警報表示用LED40を点滅させ警報表示をする。一方、振動センサ31が作動中で切替器32が導通状態であっても、昼間のように光量が多い時は電圧比較器15の出力は論理値“0”であるのでランプ22も警報表示用LED40も点灯しない。なお、図8では分かり易くするために論理積回路33、34、インバータ35を個別に設けたが、図9に示すように部品点数を少なくするために、光量センサ12、電圧比較器15、電位センサ13、電圧比較器16、主照明駆動器21、パルス発振器39及び警報駆動器40を接続することにより、論理積回路機能等を電圧比較器と混在させた回路構成とすることもできる。
【0090】
本実施形態では、経済性を重視するために切替器32の容量を小さくし、点消警報判別器37と光量センサ12と電位センサ13とにのみ電力を印加し、主照明駆動器21及び警報駆動器39は電力を常時印加するように構成としたが、切替器32の容量を大きくし、主照明駆動器21及び警報駆動器39も同時に印加する構成としてもよい。なお、主照明駆動器21及び警報駆動器39はスイッチング機能であるため入力される制御信号が論理値“0”の場合は電力は殆ど消費しない。
【0091】
次に、本発明の請求項5及び6に対応する第3の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図10は、本発明の第3の実施形態のブロック図である。本実施例は自転車等に搭載した場合であって、第2の実施例に副照明手段としての尾灯を付加した例を示したものである。図10において図8で示した本発明の第2の実施形態と異なる構成は、点消警報判別器と尾灯駆動部のみであり、図8の構成において、パルス発振器36の入力側に電圧比較器15の出力信号が直接入力され、その出力信号と論理積回路34の出力信号とが論理積回路41に入力され、この論理積回路41から警報駆動器39に対する制御信号が出力されると共に、パルス発振器36の出力信号が副照明駆動手段としての尾灯駆動器43に供給されることを除いては同様の構成を有する。
【0092】
ここで、42は点消警報判別器であり、電圧比較器15、16と論理積回路33、34、41とインバータ35とパルス発振器36等から構成され、ランプと警報と尾灯の点消警報判別をする。尾燈駆動器43は、警報駆動器と同じスイッチング素子で構成されている。44は尾燈用LEDであり警報表示用のLED40と同じように消費電流が小さいものである。また、ランプ22と警報用LED40は前照灯用のケースに、尾燈用LED44は尾灯用ケースに収められ、一般の自転車に装着される。
【0093】
以上のような構成において、次に動作説明をする。自転車が走行中であり、且つ、夜間の時、振動センサ31が働くことにより、切替器32は導通状態となり、電圧比較器15の出力は論理値“1”であるので、パルス発振器36がパルス信号を出力する。パルス発振器36からパルス信号を入力された尾灯駆動器43は入力信号に従ってスイッチング動作を行い尾灯用LED44を点滅する。
【0094】
この状態でさらに二次電池2の電位が放電終止近傍電圧以上の時、電圧比較器16の出力は論理値“1”であるから論理積回路33の出力は論理値“1”となり、主照明駆動器21によりランプ22が点灯される。
【0095】
尾灯用LED44が点滅している状態で二次電池2の電位が放電終止近傍電圧以下になった時、電圧比較器16の出力は論理値“0”となり論理積回路33の出力は論理値“0”となってランプ22が消灯されるが、論理積回路34の出力は論理値“1”となるので論理積回路41の出力はパルス発振器36の出力と同じ信号になり、警報駆動器39により、パルス信号と同期して警報用LED40も点滅する。
【0096】
以上のように、尾灯用LED44は夜間の走行中の時は二次電池2の電位に関係なく点滅を行うが、夜間の走行時という短い期間であり、更に警報用LED40と同様に消費電流が少なく、且つ点滅するので二次電池2の電位が放電終止近傍電圧以下になった場合でも過放電の原因にはなり難い。
【0097】
なお、以上の説明では、一般の自転車に搭載した場合について説明したが、電動アシスト自転車に搭載し、二次電池2を電動アシスト用のバッテリーと兼用した場合にも適用できることは言うまでもない。
【0098】
また、以上の説明では、警報表示を前照灯用ケースに収めた例について説明したが警報表示を前照灯とは別にし、単独又は他の部品と共に視認性のよい場所に設置してもよいことは言うまでもない。
【0099】
さらに、上記第3の実施形態では副照明手段として尾灯を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、任意の方向を照明することが可能な照明手段を適用し得るものである。
【0100】
次に、本発明における請求項1に対応する第4の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図11は本発明の第4の実施形態のブロック図である。本実施形態は自転車等に搭載した場合であって、一次電池を用い省電力化した例である。
【0101】
図11において、光量センサ12、電圧比較器15、再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ17、切替器32、点消灯駆動部21、ランプ22については第1の実施形態及び第2の実施形態で説明したものと同じである。
【0102】
1は電気エネルギ供給手段であって一次電池である。46は移動検出手段としての車輪回転センサであり、磁石又は金属を自転車等の車輪の回転体につけ、ホール素子又は近接センサをホーク足やステー部に取り付け、車輪が回転したときに回転する磁石又は金属を検出し、パルス状の信号を出力することにより移動を検知するものである。47は点消灯制御手段である点消灯制御器であり、電圧比較器15、再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ17、切替器32等からなる。
【0103】
以上のような構成において次に動作説明をする。この自動点消灯は車輪回転センサ46の信号と光量センサ12が夜間であることを検知したときの信号とによりランプが点灯するが、第2の実施形態で説明したように、一般には夜間である時間より、車輪が回転する時間の方が短いので、待機状態では短い時間の方のセンサつまり、車輪回転センサ41側だけを電圧印加状態にすることにより、一次電池1の電力が節約でき長時間使用することができるようにしたものである。
【0104】
先ず、自転車等の車輪が回転すると、車輪回転センサ46からパルス状の信号が出力される。第2の実施形態と同様に、この信号のエッジをトリガとして再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ17が動作し、その出力期間中、切り替え器32により一次電池1の電圧が電圧比較器15と光量センサ12に印加される。この時、夜間等により光量が少ないと、電圧比較器15により、点消灯駆動器21を作動させ、ランプ22が点灯する。
【0105】
以上のように待機状態では車輪回転センサ46と再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ17にのみ一次電池の電圧が印加されるので消費電力を軽減でき、長時間の使用を可能にする。
【0106】
次に、本発明における請求項258に対応する第5の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図12は本発明の第5の実施形態を示すブロック図である。本実施形態は、自動点消灯を電動アシスト自転車等に搭載した場合であって、基本的には第2及び第3の実施形態の自動点消灯を基本とするが、その内、二次電池2をアシスト用バッテリと兼用し、且つ振動センサ31及び再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ17の代わりに、電動アシスト装置のメインスイッチ信号を用いたものであり、ここでは第3の実施形態を電動アシスト自転車に適用した場合について説明する。
【0107】
図12において、光量センサ12、電位センサ13、切り替え器32、点消判別器42、点消灯駆動器21、ランプ22、警報駆動器39、警報用LED40、尾燈駆動器43、尾燈用LED44については第3の実施形態と同様であるがランプ22については駆動効率を良くするためにランプの電圧定格をアシスト用バッテリの電圧定格に略併せたものを用い、電圧変換することなく、バッテリの電圧で直接ランプを駆動する。
【0108】
50は点消灯制御器であり、第3の実施形態における点消灯制御器38の内、再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ17を除いた、切替器32と点消警報判別器42で構成される。51は電動アシスト装置である。52は電動アシスト自転車用のバッテリであり、充電可能な二次電池である。54はアシスト駆動部であるモータである。53は電動アシストコントローラであり、電動アシスト装置内の各センサ等の信号により、アシスト用モータ54を駆動するものである。55は電動アシスト装置用のメインスイッチでありこの例ではアシストコントローラ53の中に電源切り替え器を内蔵しており、このメインスイッチ55のオン信号により、切替器32を作動させると共に、踏力センサ56、速度センサ57及びアシスト駆動部へのバッテリ52の電源を印加するものである。
【0109】
以上のような構成において次に動作説明をする。先ず、電動アシスト自転車に乗るために電動アシスト装置の電源スイッチであるメインスイッチ55をオン状態にするとその信号は点消灯制御器50に入力され、この点消灯制御器50の切替器32を導通状態にする。切替器32が導通状態となるとアシスト用バッテリ52の電源が点消判別器42と光量センサ12及び電位センサ13に印加される。このような状態において、第3の実施形態で説明したように、夜間のように光量が少ないと尾灯用LED44を点滅させる。更に、アシスト用のバッテリ52の電圧が放電終止近傍電圧以上であればランプ22を点灯し、以下であればランプ22を消灯し、且つ警報用LED40を点滅させる。また、昼間のように光量が多い時はランプ22、警報用LED40、尾灯用LED44の全てを消灯状態にする。そして、メインスイッチ55をオフにすれば点消灯制御器50の切替器32は遮断状態になり、自動点消灯の点消判別器42と光量センサ12及び電位センサ13には電圧が印加されなくなる。
【0110】
なお、メインスイッチ55をオン状態にした時アシストコントローラ53より、バッテリ残量表示信号のように電源オン状態信号が出力される場合はこの信号をメインスイッチ55からの信号の代わりに用いることができる。また、電源スイッチがアシスト用バッテリ52と電動アシスト装置59の間に介在し、電源を直接導通、遮断状態にするような構成の場合は、点消灯駆動回路50の切り替え器32を削除し、自動点消灯の全ての電源ラインを電源スイッチから直接取り、自動点消灯の各部に印加する構成にすることにより、自動点消灯の機能を実現することができる。
【0111】
また、以上の説明では、自動点消灯の電池を電動アシスト自転車のアシスト用二次電池と共用した場合について説明したが、自動点消灯の専用の(二次)電池を使用した場合についても同様に実施可能である。
【0112】
なお、以上の実施形態の説明では移動検出手段である振動センサ31と再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ17を用いたが、これを用いずに切替器32の代わりに手動スイッチを設け、走行時のみスイッチをオン状態にすることによっても同じ機能を実現することができる。
【0113】
また、警報器手段をLEDを用いた場合について説明したが他の表示器でもよく、またブザーの様に警報音を発する警報器でもよい。また、警報出力としてパルス発振器36を用いたが、パルス発振器36を設けず論理積回路34の出力をそのまま警報出力としてもよい。
【0114】
更に、光量センサ12はCdSの光量センサの場合について説明したが、フォトトランジスタ、フォトダイオードを使用した場合についてもオペアンプ等で増幅することにより同様に実施可能である。
【0115】
更にまた、上記各実施形態においては、主照明手段としてランプを適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、赤色、緑色及び青色の発光ダイオードを組み合わせて白色光を得るようにすることもでき、この場合にはより省エネルギ化を図ることができる。
【0116】
また、以上の実施形態では電池を直接各部に印加する構成について説明したが、図13に示すように電池と自動点消灯との間にスライドスイッチを設け、スイッチをA側にスライドした時に自動点消灯が作動し、B側にスライドしたときにはランプ22を強制的に点灯し、C側にスライドした時には自動点消灯及びランプには電圧が印加されないような構成にすることもできる。強制的に点灯したいときには、このスライドスイッチの代わりに光量センサ部の光取り入れ窓を開閉式にし、窓を閉じ且つ自動点消灯を移動させるようにすることによっても実現できる。
【0117】
さらに、点消灯駆動器21、警報駆動器40、尾燈駆動器43、切替器32のスイッチング素子としてバイポーラ型トランジスタを用いた場合について説明したか、FETやリレーを用いてもよいことは言うまでもない。
【0118】
さらにまた、上記各実施形態においては、電子回路を使用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図13に示すように、マイクロコンピュータを適用して、ソフトウェア処理するようにしてもよい。
【0119】
すなわち、図14に示すように、マイクロコンピュータ61の入力側に振動センサ31を直接接続すると共に、光量センサ12及び電位センサ13を夫々A/D変換器62及び63を介して接続し、マイクロコンピュータ61の出力側に主照明駆動器21、パルス発振器65、このパルス発振器65の出力信号が入力される論理積回路66を接続し、パルス発振器65の出力を尾灯駆動器43に出力すると共に、論理積回路66の出力を警報駆動器39に出力し、さらに二次電池2と光量センサ12及び電位センサ13との間にマイクロコンピュータ61のスイッチ信号SWによって制御されるアナログスイッチ64を介挿した構成とする。
【0120】
そして、マイクロコンピュータ61で図15に示す点消灯制御処理を所定時間(例えば10msec)毎にメインプログラムに対するタイマ割込処理として実行させる。
【0121】
この点消灯制御処理は、先ず、ステップS1で振動センサ31の出力信号SVを読込み、次いでステップS2に移行して、出力信号SVが論理値“1”であるか否かを判定し、これが論理値“1”であるときには、ステップS3に移行してタイマのカウント値Tを“0”にクリアしてからステップS4に移行する。
【0122】
このステップS4では、アナログスイッチ64に対して、これを導通状態とする論理値“1”のスイッチ制御信号SWを出力し、次いでステップS5に移行して、光量センサ12で検出された光量Lを読込んでからステップS6に移行する。
【0123】
このステップS6では、光量Lが予め設定された基準光量L以下であるか否かを判定し、L>Lであるときには昼間等の光量が多い状態であると判断してステップS7に移行し、主照明駆動器21に対してこれをオフ状態とする論理値“0”の照明制御信号CM、パルス発振器65に対してこれを非作動状態とする論理値“0”の警報制御信号CA及び論理積回路66に対して論理値“0”の尾灯制御信号CTを夫々出力してからタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰し、L≦Lであるときには夜間灯の光量が少ない状態であると判断して、ステップS8に移行し、尾灯駆動器43に対して、尾灯を点灯させる論理値“1”の尾灯制御信号CTを出力してからステップS9に移行する。
【0124】
このステップS9では、電位センサ13で検出した電位Vを読込み、次いでステップS10に移行して、読込んだ電位Vが予め設定した放電終止近傍電圧VTH以下であるか否かを判定し、V≦VTHであるときには二次電池2が放電終止近傍電圧VTH以下に低下したものと判断してステップS11に移行して、主照明駆動器21に対してこれをオフ状態とする論理値“0”の照明制御信号CMを出力すると共に、警報駆動器39に接続されている論理積回路66に対して論理値“1”の警報制御信号CAを出力してからタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰し、V>VTHであるときにはステップS12に移行して、主照明駆動器21に対してこれをオン状態とする論理値“1”の制御信号CMを出力してからタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
【0125】
一方、前記ステップS2の判定結果が、振動センサ31の出力信号が論理値“0”であるときには、ステップS13に移行して、タイマのカウント値Tを“1”だけインクリメントし、次いでステップS14に移行して、タイマのカウント値Tが予め設定した前述した再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ17の時定数τに相当する設定値T以上となったか否かを判定し、T<Tであるときには前記ステップS4に移行し、T≧Tとなったときには、ステップS15に移行し、アナログスイッチ64をオフ状態とする論理値“0”の制御信号SWを出力して前記ステップS7に移行した後タイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
【0126】
この図15の点消灯制御処理において、ステップS1〜ステップS15の処理が点消灯制御手段に対応しており、この点消灯制御処理においても、前述した第3の実施形態と同様に暗くなると尾灯用LED44が点滅駆動され、二次電池2の電位が放電終止近傍電圧VTHを越えているときにはランプ22が点灯し、放電終止近傍電圧VTH未満であるときにはランプ22が消灯すると共に、警報用LED40が点滅駆動される。
【0127】
なお、上記図14では、A/D変換器62,63を使用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、第1〜第3の実施形態と同様に電圧比較器14,15を適用するようにしてもよいことは言うまでもない。
【0128】
また、上記各実施形態においては、自動点消灯を装着する移動体として自転車や電動アシスト自転車を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、三輪車や車椅子等の他の走行体に装着するようにしてもよい。
【0129】
さらに、上記各実施形態においては、電気エネルギ供給手段として一次電池及び二次電池を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、燃料電池や太陽電池を適用するようにしてもよい。
【0130】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る自動点消灯によれば、移動状態検出手段で加速度、振動、移動開始スイッチのスイッチ信号等を検出することにより、移動状態を検出したときに、所定の判定時間の間に光量検出手段の検出値が所定光量以下であるときに主照明手段を点灯させ、それ以外のときに主照明手段を消灯させると共に、移動状態検出手段には常時電気エネルギを供給するが光量検出手段には所定の判定時間の間に電気エネルギを供給するので、電気エネルギ供給手段に対する消費電気エネルギを抑制するようにしたので、主照明手段が消灯時の各手段での消費電気エネルギを少なくして、省電力化を図り、電気エネルギ供給手段の電気エネルギ供給状態を長期化させることができるという効果が得られる。
【0131】
請求項2に係る発明によれば、作動判別手段に移動状態検出手段で所定の以上状態を検出して判定時間設定手段で設定された判定時間の間だけ給電制御手段から電気エネルギが供給されるので、電気エネルギ供給手段の電気エネルギ消費量を必要最小限に抑制することができるという効果が得られる。
【0132】
請求項3に係る発明によれば、移動状態検出手段で加速度、振動、移動開始スイッチのスイッチ信号等を検出することにより、移動状態を検出したときに、所定の判定時間の間に光量検出手段の検出値が所定光量以下且つ電気エネルギ検出手段で検出した前記電気エネルギ供給手段の残量が所定残量レベル以上であるときに主照明手段を点灯させ、それ以外のときに主照明手段を消灯させることにより、再充電可能な電気エネルギ供給手段の放電終止電圧以下への低下を確実に防止すると共に、主照明手段の点消灯判断を所定の移動状態となったときに判定時間設定手段で設定された所定の判定時間の間で行うことにより、電気エネルギ供給手段に対する消費電気エネルギを抑制することができるという効果が得られる。
【0133】
請求項4に係る発明によれば、照明手段が点灯状態から電気エネルギ供給手段が低電気エネルギ状態となって消灯したときに警報手段で警報を発するので、自動点消灯の携帯者に低電気エネルギ状態を報知することができると共に、周囲の歩行者等に存在を認識させることができるという効果が得られる。
【0134】
請求項5に係る発明によれば、小消費電力の副照明手段については、光量検出手段の検出値が所定光量以下となったときに点灯制御し、大消費電力の照明手段については光量検出値が所定光量以下となり、且つ電気エネルギ残量検出手段の検出値が所定残量レベル以上であるときに点灯制御することにより、電気エネルギ供給手段の過放電を防止すると共に、副照明手段で後続の車両や歩行者等に存在を視認させることができるという効果が得られる。
【0135】
請求項6に係る発明によれば、前述した請求項4における警報効果と、請求項5における副照明効果とを同時に行うことができ、自動点消灯の存在を周囲により確実に認識させることができるという効果が得られる。
【0137】
請求項に係る発明によれば、主照明駆動手段が、点消灯制御手段からの制御信号によって主照明手段に対する電気エネルギの供給及び遮断を行うスイッチング手段で構成されているので、主照明手段の状態以外では消費電気エネルギを殆どなくすることができるという効果が得られる。
【0139】
請求項に係る発明によれば、主照明駆動手段及び警報駆動手段は、前記点消灯制御手段からの制御信号によって主照明手段及び警報手段に対する電気エネルギの供給及び遮断を行うスイッチング手段で構成されているので、これら主照明駆動手段及び警報駆動手段で主照明手段及び警報手段を駆動していない状態での消費電気エネルギを殆どなくすることができるという効果が得られる。
【0141】
請求項に係る発明によれば、前記主照明駆動手段及び副照明駆動手段は、前記点消灯制御手段からの制御信号によって主照明手段及び副照明手段に対する電気エネルギの供給及び遮断を行うスイッチング手段で構成されているので、これら主照明駆動手段及び副照明駆動手段で主照明手段及び副照明手段を駆動していない状態での消費電気エネルギを殆どなくすることができるという効果が得られる。
【0143】
請求項1に係る発明によれば、前記主照明駆動手段、副照明駆動手段及び警報駆動手段は、前記点消灯制御手段からの制御信号によって主照明手段、副照明手段及び警報手段に対する電気エネルギの供給及び遮断を行うスイッチング手段で構成されているので、これら主照明駆動手段、副照明駆動手段及び警報駆動手段では主照明手段、副照明手段及び警報駆動手段を駆動していない状態での消費電気エネルギを殆どなくすることができるという効果が得られる。
【0145】
請求項1に係る発明によれば、移動状態検出手段以外の検出手段に加えて、点消灯制御手段においても、作動判別手段が判定時間設定手段で設定された判定時間の間だけ給電制御手段から電気エネルギを供給されるので、それ以外の間での電気エネルギ消費を確実に防止することができ、自動点消灯全体の電気エネルギ消費を最小限とすることができるという効果が得られる。
【0149】
請求項12に係る発明によれば、移動状態検出手段は移動によって発生する振動の加速度を検出する加速度センサで構成されているので、移動時の振動による加速度を検出するので、自動点消灯の移動を確実に検出することができるという効果が得られる。
【0150】
請求項13に係る発明によれば、移動状態検出手段が、移動時の振動を検出する振動センサで構成されていることを特徴とし、振動に応じてオン・オフを繰り返すスイッチ信号を出力することができ、移動を判定するための電圧比較器等の比較手段を必要とすることなく、判定時間設定手段を作動させることができるという効果が得られる。
【0151】
請求項14に係る発明によれば、移動状態検出手段は走行体の車輪回転を検出する車輪回転センサで構成されていることを特徴とし、自動点消灯を自転車等の走行体に搭載した場合に、その移動を確実に検出することができるという効果が得られる。
【0152】
請求項15に係る発明によれば、移動状態検出手段は移動に関与するスイッチ手段で構成されていることを特徴とし、既存のスイッチ手段を使用することができると共に、移動開始前でも照明段を点灯させることが可能となるという効果が得られる。
【0153】
請求項16に係る発明によれば、光量検出手段は半導体光検出素子で構成されていることを特徴とし、消費電気エネルギを少なくすることができるという効果が得られる。
【0154】
請求項17に係る発明によれば、判定時間設定手段が前記移動状態検出手段で所定の移動状態を検出したときに再トリガされる再トリガ可能な単安定マルチバイブレータで構成されているので、移動状態検出手段で移動状態を検出する毎に再トリガされて出力信号が自動的に延長され、回路構成を簡易化することができるという効果が得られる。
【0155】
請求項18に係る発明によれば、照明手段がランプで構成されていることを特徴とし、大きな照度を得ることができるという効果が得られる。
請求項19に係る発明によれば、ランプはその電圧定格が前記電気エネルギ供給手段の電圧定格と略等しく設定されているので、電圧変換回路等を介在させずに点灯制御することができるという効果が得られる。
【0156】
請求項20に係る発明によれば、主照明手段は赤色、緑色及び青色の発光素子を組み合わせて構成されているので、発光素子による光の三原色の組み合わせから比較的小電流で白色の照明光を得ることができ、より少ない消費電気エネルギの主照明手段を得ることができるという効果が得られる。
【0157】
請求項21に係る発明によれば、前記副照明駆動手段は、前記副照明手段の点灯制御時に点滅駆動するようにしたので、副照明手段を点滅駆動させることにより、周囲の車両や歩行者に対する視認性を向上させることができるという効果が得られる。
【0158】
請求項22に係る発明によれば、副照明手段は発光ダイオードで構成されているので、電気エネルギ供給手段に対する消費電気エネルギを少なくすることができるという効果が得られる。
【0165】
請求項23に係る発明によれば、前記再充填可能な電気エネルギ供給手段は燃料電池で構成されているので、環境に優しく長寿命化を図ることができるという効果が得られる。
【0166】
請求項24に係る発明によれば、電気エネルギ供給手段は電動アシスト自転車のアシスト用バッテリで構成されているので、自動点消灯自体に電気エネルギ供給手段を備える必要がないので全体構成を簡易軽量化することができるという効果が得られる。
【0167】
請求項25に係る発明によれば、移動状態検出手段が電動アシスト自転車におけるアシストコントローラの起動スイッチで構成されているので、自動点消灯自体に移動状態検出手段を設ける必要がなく、全体構成を簡易化することができるという効果が得られる。
【0168】
請求項26に係る発明によれば、移動状態検出手段の検出出力が電動アシスト自転車におけるアシストコントローラでのアシスト電源オン出力であるので、自動点消灯自体に移動状態検出手段を設ける必要がなく、全体構成を簡易化することができるという効果が得られる。
【0169】
請求項27に係る発明によれば、副照明手段は、尾灯用照明手段で構成されていることを特徴とし、主照明手段を前照灯として使用したときに後続車両に存在を確実に報知することができるという効果が得られる。
【0170】
請求項28に係る発明によれば、自動点消灯を装着した移動体であるので、移動体の移動と周囲の光量とに応じて自動的に点消灯することが可能となり、移動体の移動時の照明を確実に行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態における点消灯駆動器の一例を示す回路図である。
【図3】第1の実施形態における点消灯駆動器の他の例を示す回路図である。
【図4】第1の実施形態の動作の説明に供するタイムチャートである。
【図5】第1の実施形態における光量センサと電圧比較器との接続関係の一例を示す回路図である。
【図6】第1の実施形態における光量センサと電圧比較器との接続関係の他の例を示す回路図である。
【図7】第1の実施形態における電位センサと電圧比較器との接続関係を示す回路図である。
【図8】本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。
【図9】第2の実施形態における他の具体例を示す回路図である。
【図10】本発明の第3の実施形態を示すブロック図である。
【図11】本発明の第4の実施形態を示すブロック図である。
【図12】本発明の第5の実施形態を示すブロック図である。
【図13】本発明の電源供給形態の他の例を示すブロック図である。
【図14】本発明の他の実施形態を示すブロック図である。
【図15】図14のマイクロコンピュータにおける点消灯制御処理の一例を示すフローチャートである。
【図16】従来の自動点消灯を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 一次電池
2 二次電池
11 加速度センサ(移動状態検出手段)
12 光量センサ(光量検出手段)
13 電位センサ(電気エネルギ残量検出手段)
14〜16 電圧比較器
17 再トリガ可能な単安定マルチバイブレータ(判定時間設定手段)
18 論理和回路
19 論理積回路
20 点消灯制御器(点消灯制御手段)
21 点消灯駆動器(点消灯駆動手段)
22 ランプ(照明手段)
31 振動センサ(移動状態検出手段)
32 切替器(給電制御手段)
36 パルス発振器
37 点消警報判別器(作動判別手段)
39 警報駆動器(警報駆動手段)
40 警報用LED(警報手段)
43 尾灯駆動器(副照明駆動手段)
44 尾灯用LED(副照明手段)
46 車輪回転センサ
51 電動アシスト装置
52 電動アシスト装置用バッテリ
53 電動アシストコントローラ
54 モータ
55 メインスイッチ
60 スライドスイッチ
61 マイクロコンピュータ
62,63 A/D変換器
64 アナログスイッチ
65 パルス発振器
66 論理積回路

Claims (28)

  1. 周囲の光量を検出する光量検出手段と、所定の移動状態を検出する移動状態検出手段と、所定範囲を照明する主照明手段と、該主照明手段を点消灯駆動する主点消灯駆動手段と、前記移動状態検出手段で所定の移動状態を検出する毎に所定判定時間を再設定する判定時間設定手段を有し、該判定時間設定手段で設定された判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下であるときに前記主照明手段を点灯させるように前記主点消灯駆動手段を制御し、上記以外のときに前記主照明手段を消灯させるように前記主点消灯駆動手段を制御する点消灯制御手段と、上記各手段に電気エネルギを供給する電気エネルギ供給手段とを備え、前記移動状態検出手段には常時電気エネルギを供給し、前記光量検出手段については前記判定時間設定手段で設定された判定時間の間に電気エネルギを供給することを特徴とする自動点消灯。
  2. 前記点消灯制御手段は、前記移動状態検出手段で所定の移動状態を検出する毎に所定判定時間を再設定する判定時間設定手段と、前記判定時間設定手段で設定された判定時間の間電気エネルギの供給を許容する給電制御手段と、該給電制御手段から電気エネルギが供給されている間作動状態となって、前記主点消灯駆動手段を、前記光量検出手段の検出値が所定光量以下であるときに前記主照明手段を点灯させるように制御し、それ以外のときに前記主照明手段を消灯させるように制御する作動判別手段とからなり、前記主照明手段を点灯する条件となるアクティブ状態の一番短い前記移動状態検出手段と前記判定時間設定手段及び前記給電制御手段とには常時電気エネルギを供給し、残りの検出手段及び前記作動判別手段に対しては前記判定時間設定手段で設定された判定時間の間に前記給電制御手段により電気エネルギを供給し、前記主照明駆動手段については常時電気エネルギを供給するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の自動点消灯。
  3. 周囲の光量を検出する光量検出手段と、所定の移動状態を検出する移動状態検出手段と、各部に電気エネルギを供給する再充填可能な電気エネルギ供給手段と、該電気エネルギ供給手段の電気エネルギ残量を検出する電気エネルギ残量検出手段と、所定範囲を照明する主照明手段と、該主照明手段を点消灯駆動する主照明駆動手段と、前記光量検出手段、前記移動状態検出手段及び前記エネルギ残量検出手段の各検出値が入力されると共に、前記移動状態検出手段で所定の移動状態を検出する毎に所定判定時間を再設定する判定時間設定手段を有し、該判定時間設定手段で設定された判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下で且つ前記電気エネルギ残量検出手段の検出値が所定残量レベル以上となったときに前記主照明手段を点灯させるように前記主照明駆動手段を制御し、上記以外のときに前記主照明手段を消灯させるように前記主照明駆動手段を制御する点消灯制御手段とを備え、前記移動状態検出手段には常時電気エネルギを供給し、光量検出手段及び電気エネルギ残量検出手段には前記判定時間設定手段で設定された判定時間の間に電気エネルギを供給することを特徴とする自動点消灯。
  4. 周囲の光量を検出する光量検出手段と、所定の移動状態を検出する移動状態検出手段と、各部に電気エネルギを供給する再充填可能な電気エネルギ供給手段と、該電気エネルギ供給手段の電気エネルギ残量を検出する電気エネルギ残量検出手段と、所定範囲を照明する主照明手段と、該主照明手段を点消灯駆動する主照明駆動手段と、警報を発する警報手段と、該警報手段を駆動する警報駆動手段と、前記光量検出手段、前記移動状態検出手段及び前記エネルギ残量検出手段の各検出値が入力されると共に、前記移動状態検出手段で所定の移動状態を検出する毎に所定判定時間を再設定する判定時間設定手段を有し、該判定時間設定手段で設定された判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下で且つ前記電気エネルギ残量検出手段の検出値が所定残量レベル以上であるときに前記主照明手段を点灯させるように前記主照明駆動手段を制御し、前記所定判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下で且つ前記電気エネルギ残量検出手段の検出値が所定の残量レベル未満であるときに前記主照明手段を消灯させるように前記主照明駆動手段を制御すると共に、前記警報手段を作動状態とするように前記警報駆動手段を制御し、上記以外のときに前記主照明手段を消灯させるように前記主点消灯駆動手段を制御すると共に、警報手段を非作動状態とするように前記警報駆動手段を制御する点消灯制御手段とを備え、前記移動状態検出手段には常時電気エネルギを供給し、光量検出手段及び電気エネルギ残量検出手段には前記判定時間設定手段で設定された判定時間の間に電気エネルギを供給することを特徴とする自動点消灯。
  5. 周囲の光量を検出する光量検出手段と、所定の移動状態を検出する移動状態検出手段と、各部に電気エネルギを供給する再充填可能な電気エネルギ供給手段と、該電気エネルギ供給手段の電気エネルギ残量を検出する電気エネルギ残量検出手段と、所定範囲を照明する主照明手段と、該主照明手段を点消灯駆動する主照明駆動手段と、前記主照明手段に対して省電力形に構成されて任意の範囲を照明する副照明手段と、該副照明手段を点消灯駆動する副照明駆動手段と、前記光量検出手段、前記移動状態検出手段及び前記エネルギ残量検出手段の各検出値が入力されると共に、前記移動状態検出手段で所定の移動状態を検出する毎に所定判定時間を再設定する判定時間設定手段を有し、該判定時間設定手段で設定された判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下であるときに、前記副照明手段を点灯させるように前記副照明駆動手段を制御し、前記所定判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下で且つ前記電気エネルギ残量検出手段の検出値が所定残量レベル以上であるときに前記主照明手段を点灯させるように前記主照明駆動手段を制御し、前記所定判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下で、且つ前記電気エネルギ残量検出手段の検出値が所定の残量レベル未満であるときに前記主照明手段を消灯させるように前記主照明駆動手段を制御し、上記以外のときに前記主照明手段及び副照明手段を消灯させるように前記主照明駆動手段及び副照明駆動手段を制御する点消灯制御手段とを備え、前記移動状態検出手段には常時電気エネルギを供給し、光量検出手段及び電気エネルギ残量検出手段には前記判定時間設定手段で設定された判定時間の間に電気エネルギを供給することを特徴とする自動点消灯。
  6. 周囲の光量を検出する光量検出手段と、所定の移動状態を検出する移動状態検出手段と、各部に電気エネルギを供給する再充填可能な電気エネルギ供給手段と、該電気エネルギ供給手段の電気エネルギ残量を検出する電気エネルギ残量検出手段と、所定範囲を照明する主照明手段と、該主照明手段を点消灯駆動する主照明駆動手段と、前記主照明手段に対して省電力形に構成されて任意の範囲を照明する副照明手段と、該副照明手段を点消灯駆動する副照明駆動手段と、警報を発する警報手段と、該警報手段を駆動する警報駆動手段と、前記光量検出手段、前記移動状態検出手段及び前記エネルギ残量検出手段の各検出値が入力されると共に、前記移動状態検出手段で所定の移動状態を検出する毎に所定判定時間を再設定する判定時間設定手段を有し、該判定時間設定手段で設定された判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下であるときに、前記副照明手段を点灯させるように前記副照明駆動手段を制御し、前記所定判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下で且つ前記電気エネルギ残量検出手段の検出値が所定残量レベル以上であるときに前記主照明手段を点灯させるように前記主照明駆動手段を制御し、前記所定判定時間の間に前記光量検出手段の検出値が所定光量以下で、且つ前記電気エネルギ残量検出手段の検出値が所定の残量レベル未満であるときに前記主照明手段を消灯させるように前記主照明駆動手段を制御すると共に、前記警報手段を作動状態とするように前記警報駆動手段を制御し、上記以外のときに前記主照明手段及び副照明手段を消灯させるように前記主照明駆動手段及び副照明駆動手段を制御すると共に、前記警報手段を非作動状態とするように前記警報駆動手段を制御する点消灯制御手段とを備え、前記移動状態検出手段には常時電気エネルギを供給し、光量検出手段及び電気エネルギ残量検出手段には前記判定時間設定手段で設定された判定時間の間に電気エネルギを供給することを特徴とする自動点消灯。
  7. 前記主照明駆動手段は、前記点消灯制御手段からの制御信号によって主照明手段に対する電気エネルギの供給及び遮断を行うスイッチング手段で構成されていることを特徴とする請求項3乃至6の何れかに記載の自動点消灯。
  8. 前記主照明駆動手段及び警報駆動手段は、前記点消灯制御手段からの制御信号によって主照明手段及び警報手段に対する電気エネルギの供給及び遮断を行うスイッチング手段で構成されていることを特徴とする請求項記載の自動点消灯。
  9. 前記主照明駆動手段及び副照明駆動手段は、前記点消灯制御手段からの制御信号によって主照明手段及び副照明手段に対する電気エネルギの供給及び遮断を行うスイッチング手段で構成されていることを特徴とする請求項記載の自動点消灯。
  10. 前記主照明駆動手段、前記副照明駆動手段及び前記警報駆動手段は、前記点消灯制御手段からの制御信号によって主照明手段、副照明手段及び警報手段に対する電気エネルギの供給及び遮断を行うスイッチング手段で構成されていることを特徴とする請求項記載の自動点消灯。
  11. 前記点消灯制御手段は、前記移動状態検出手段で所定の移動状態を検出する毎に所定判定時間を再設定する判定時間設定手段と、前記判定時間設定手段で設定された判定時間の間電気エネルギの供給を許容する給電制御手段と、該給電制御手段から電気エネルギが供給されている間、前記主点消灯駆動手段を、前記光量検出手段の検出値が所定光量以下で、且つ前記電気エネルギ残量検出手段の検出値が所定の残量レベル以上であるときに前記主照明手段を点灯させるように制御し、それ以外のときに前記主照明手段を消灯させるように制御する作動判別手段とで構成されていることを特徴とする請求項3乃至6の何れかに記載の自動点消灯。
  12. 前記移動状態検出手段は移動によって発生する振動の加速度を検出する加速度センサで構成されていることを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の自動点消灯。
  13. 前記移動状態検出手段は、移動時の振動を検出する振動センサで構成されていることを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の自動点消灯。
  14. 前記移動状態検出手段は走行体の車輪回転を検出する車輪回転センサで構成されていることを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の自動点消灯。
  15. 前記移動状態検出手段は移動に関与するスイッチ手段で構成されていることを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の自動点消灯。
  16. 前記光量検出手段は半導体光検出素子で構成されていることを特徴とする請求項1乃至15の何れかに記載の自動点消灯。
  17. 前記判定時間設定手段は前記移動状態検出手段で所定の移動状態を検出したときに再トリガされる単安定マルチバイブレータで構成されていることを特徴とする請求項1乃至16の何れかに記載の自動点消灯。
  18. 前記主照明手段はランプで構成されていることを特徴とする請求項1乃至17の何れかに記載の自動点消灯。
  19. 前記ランプはその電圧定格が前記電気エネルギ供給手段の電圧定格と略等しく設定されていることを特徴とする請求項18記載の自動点消灯。
  20. 前記主照明手段は赤色、緑色及び青色の発光素子を組み合わせて構成されていることを特徴とする請求項1乃至1の何れかに記載の自動点消灯。
  21. 前記副照明駆動手段は、前記副照明手段の点灯制御時に点滅駆動することを特徴とする請求項5又は6に記載の自動点消灯。
  22. 前記副照明手段は発光ダイオードで構成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の自動点消灯。
  23. 前記再充填可能な電気エネルギ供給手段は燃料電池で構成されていることを特徴とする請求項3乃至6の何れかに記載の自動点消灯。
  24. 前記電気エネルギ供給手段は電動アシスト自転車のアシスト用バッテリで構成されていることを特徴とする請求項1乃至23の何れかに記載の自動点消灯。
  25. 前記移動状態検出手段は電動アシスト自転車におけるアシストコントローラの起動スイッチで構成されていることを特徴とする請求項1乃至11、16乃至24の何れかに記載の自動点消灯。
  26. 前記移動状態検出手段の検出出力は電動アシスト自転車におけるアシストコントローラでのアシスト電源オン出力であることを特徴とする請求項1乃至11、16乃至24の何れかに記載の自動点消灯。
  27. 前記副照明手段は、尾灯用照明手段で構成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の自動点消灯。
  28. 前記請求項1乃至27に記載された自動点消灯を装着した移動体
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