JP2001130205A - 車輪装置 - Google Patents

車輪装置

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JP2001130205A
JP2001130205A JP31615199A JP31615199A JP2001130205A JP 2001130205 A JP2001130205 A JP 2001130205A JP 31615199 A JP31615199 A JP 31615199A JP 31615199 A JP31615199 A JP 31615199A JP 2001130205 A JP2001130205 A JP 2001130205A
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JP
Japan
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wheel
lock
posture
panel body
unlocking
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JP31615199A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Wada
典之 和田
Tetsuya Kuroki
哲也 黒木
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪ロック手段の操作体はロック操作時の姿
勢を強固に維持でき、操作体をロック解除側の姿勢に切
り換えたとき、ロック解除姿勢も強固に維持できる車輪
装置を提供する。 【解決手段】 本体9側に取付けたブラケット54と、
ブラケット54に車輪軸58を介して設けた車輪59か
らなる。ブラケット54に車輪59の回転を阻止する車
輪ロック手段60を設け、車輪ロック手段60の操作体
65は、ロック操作時とロック解除時との両姿勢を維持
する。ロック解除時の姿勢維持は、ロック操作側付勢手
段85に抗して操作体65をロック解除限まで操作する
ことで行う。ロック解除時には、ロック操作側付勢手段
85の付勢力によりオーバーロックがしっかりとかか
り、操作体65のロック解除時の姿勢維持(ロック解除
時の固定)を強固に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として商店など
で取扱われることの多い多数の物品を収納保管し、必要
に応じて、トラックなどに積み込んで搬送する物品搬送
具などに使用される車輪装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の物品搬送具としては、た
とえば実開昭56−63666号公報に開示された簡易
物品搬送具が提供されている。すなわち簡易物品搬送具
は、中央の縦枠(バックパネル体)と、この縦枠の左右
両側部で前方において対向位置する二枚の側枠(サイド
パネル体)とが平面視コ字状に配設され、左右の側枠間
に方形の物載せ枠(ベースパネル体)が配設されるとと
もに、左右の側枠に移動用車輪が設けられることで構成
されている。そして、物載せ枠ならびに左右両側枠は、
縦枠の前面側に重ね合わせた折畳み姿勢に揺動切換え可
能な状態で、縦枠の前面ならびに左右両端部に枢支連結
されるとともに、一方の側枠と縦枠との枢支連結部に
は、側枠を所定の展張姿勢において固定保持ならびに固
定解除自在なロック機構が設けられている。
【0003】この従来構成によると、両側枠を所定の展
張姿勢にすることで使用可能にし得、以て押し引き力を
作用させることで、移動用車輪を介して走行し得る。ま
た、物載せ枠ならびに他方の側枠を、縦枠の前面側に重
ね合わせた折畳み姿勢に揺動させることで、全体をL字
状に折畳んだ保管姿勢とし得、以てL字状の簡易物品搬
送具を走行させることで、複数の簡易物品搬送具は、前
後左右において重ね合わした状態でコンパクトに整列で
き、この整列状態で、室内のコーナー部分に保管した
り、トラックの荷台に積み付けたりできる。
【0004】そして移動用車輪群が遊転形式であること
から、前述した使用走行の停止時や保管姿勢時におい
て、簡易物品搬送具の停止位置が不測に乱れることがあ
る。そのために従来では、移動用車輪の部分に足踏み式
の車輪ロック手段が設けられている。その際に車輪ロッ
ク手段は、その足踏み操作体のロック操作時の姿勢のみ
が維持(固定)されるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、足踏み操作体のロック解除時の姿勢は強
固に維持(固定)されないことから、走行中の振動や他
物接触などによる少しの衝撃で、足踏み操作体が不測に
してロック操作時の姿勢に切り換わることがある。そし
て切り換わった足踏み操作体は元に戻らず、中途半端に
ロックしたままとなる。したがって、特にL字状に折畳
んだ簡易物品搬送具を走行させているときに足踏み操作
体が不測にしてロック操作時の姿勢に切り換わったと
き、この簡易物品搬送具は倒れる恐れがある。
【0006】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、車輪ロック手段の操作体はロック操作時の姿勢を強
固に維持し得、そして操作体をロック解除側の姿勢に切
り換えたとき、そのロック解除姿勢も強固に維持し得る
車輪装置を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の車輪装置は、本
体の下部に設けられる車輪装置であって、本体側に取付
けられるブラケットと、このブラケットに車輪軸を介し
て回転自在に設けられた車輪とからなり、前記ブラケッ
トに車輪の回転を阻止する車輪ロック手段が設けられ、
この車輪ロック手段の操作体は、ロック操作時とロック
解除時との両姿勢が維持され、そのうちロック解除時の
姿勢維持は、ロック操作側付勢手段に抗して操作体をロ
ック解除限まで操作することで行われるように構成され
ていることを特徴としたものである。
【0008】したがって請求項1の発明によると、本体
の停止時に、操作体をロック操作動させることで、まず
ロック操作となり、次いでロック操作限で操作体のロッ
ク操作姿勢の維持を行う。これにより、停止時における
不測な走行を防止し得る。このような停止時から本体を
走行させる時には、操作体をロック解除動させるととも
に、操作体のロック解除姿勢の維持を行う。その際に、
ロック解除時の姿勢維持は、ロック操作側付勢手段の付
勢力に抗して操作体をロック解除限まで操作することで
行える。したがってロック解除時には、ロック操作側付
勢手段の付勢力によりオーバーロックがしっかりとかか
ることになって、操作体のロック解除時の姿勢維持(ロ
ック解除時の固定)を強固に行える。
【0009】また本発明の請求項2記載の車輪装置は、
上記した請求項1記載の構成において、車輪ロック手段
は、ブラケット側に昇降自在に設けられその下降動によ
り車輪の弾力に抗してこの車輪に圧接自在なロック体
と、車輪軸に回動自在に設けられた操作体とからなり、
前記ブラケットの下向き面とロック体の上向き面との間
にロック操作側付勢手段が設けられていることを特徴と
したものである。
【0010】したがって請求項2の発明によると、本体
の停止時に、操作体をロック操作方向に回動させること
で、ロック体を下降動させて車輪の弾力に抗してこの車
輪に対して圧接させ、以てロック操作となり、次いで操
作体をロック解除限に回動させることで、車輪の弾力に
よってロック体の下降姿勢の維持を行う。また本体を走
行させる時には、操作体をロック解除方向に回動させる
ことで、まず車輪の弾力を利用してロック体を上昇動さ
せて車輪に対して離間させ、以てロック解除になるとと
もに、ロック操作側付勢手段によってロック解除姿勢を
維持し得る。そして操作体がロック操作とロック解除と
の中間姿勢になったとき、車輪の弾力に抗して下降し難
いことにより、この操作体がロック操作姿勢の方向に切
り換わることを防止し得る。
【0011】そして本発明の請求項3記載の車輪装置
は、上記した請求項1または2記載の構成において、ロ
ック操作側付勢手段は、ロック解除時に圧縮される弾性
体からなることを特徴としたものである。したがって請
求項3の発明によると、ロック操作側付勢手段を簡単か
つ安価に構成し得るとともに、容易に取付け得る。
【0012】さらに本発明の請求項4記載の車輪装置
は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の構成にお
いて、本体は、バックパネル体と二枚のサイドパネル体
とベースパネル体とからなり、バックパネル体と二枚の
サイドパネル体とは平面視門形状に配設されるととも
に、少なくとも一方のサイドパネル体はバックパネル体
に対して折り畳み自在に連結され、一枚のパネル体の下
部に、その近接端をしてベースパネル体が起立横倒自在
に取付けられ、このベースパネル体に、他のパネル体側
に作用するベースパネル体ロック手段が設けられ、少な
くとも一方のサイドパネル体の下部に車輪装置のブラケ
ットが取付けられていることを特徴としたものである。
【0013】したがって請求項4の発明によると、本体
は、バックパネル体に対して両サイドパネル体を直角状
に開動させ、そしてベースパネル体を水平状に横倒させ
るとともに、ベースパネル体ロック手段をロック作用さ
せることで、使用可能な状態になる。また本体は、ベー
スパネル体ロック手段をロック解除させ、ベースパネル
体を上方へ起立させてパネル体に沿わせたのち、ベース
パネル体ロック手段をパネル体側にロック動させ、そし
てサイドパネル体を回動させて、バックパネル体側に沿
わせることにより、平面視でL字形状やI字形状に折り
畳んで保管し得る。その際に、たとえばL字状に折り畳
んだ本体を走行させているときに、操作体が不測にして
ロック操作姿勢に切り換わることはない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1の実施の形
態を、図1〜10に基づいて説明する。図8、図9に示
すように物品搬送具1の本体9は、一枚のバックパネル
体10と二枚のサイドパネル体20と一枚のベースパネ
ル体30とからなる。すなわち、前記バックパネル体1
0と、このバックパネル体10の左右両側部で前方にお
いて対向位置される二枚のサイドパネル体20とは平面
視門形状に配設され、前記バックパネル体10と両サイ
ドパネル体20との下部間にベースパネル体30が配設
される。前記ベースパネル体30の後端はヒンジ具2を
介してバックパネル体10の下端に連結され、以てバッ
クパネル体10に沿わせた起立姿勢と水平状の横倒姿勢
とに揺動自在である。またバックパネル体10と両サイ
ドパネル体20との近接部間は連結具3により連結され
ており、その際に少なくとも一方、すなわち右側のサイ
ドパネル体20はバックパネル体10に沿うように回動
自在(折り畳み自在)とされている。
【0015】前記ベースパネル体30の前端の両側に
は、水平状の横倒姿勢としたベースパネル体30、なら
びに起立姿勢としたベースパネル体30をサイドパネル
体20に固定するためのベースパネル体ロック手段40
が設けられる。そして、前記バックパネル体10の下端
で左右両端部に後部の車輪装置50が、また両サイドパ
ネル体20の下端で前端部に前部の車輪装置51がそれ
ぞれ設けられている。
【0016】次に各部の詳細を説明する。バックパネル
体10は、パイプなどを折り曲げて形成した門形状の外
枠11と、この外枠11の下端間を連結した下枠12
と、前記外枠11の天杆部11aと下枠12との間に配
設した複数本のパイプ状の縦材13と、前記外枠11の
縦杆部11b間に配設した複数本の横材14などから構
成される。前記下枠12の両端部で下面には、後述する
後部の車輪装置50が取付けられる。
【0017】サイドパネル体20は、パイプなどを折り
曲げて形成した門形状の外枠21と、この外枠21の下
端間を連結した下枠22と、前記外枠21の天杆部21
aと下枠22との間に配設した複数本のパイプ状の縦材
23と、前記外枠21の縦杆部21b間に配設した複数
本の横材24などから構成される。前記下枠22の前端
部で下面には、後述する前部の車輪装置51を取付ける
ための取付け板25が内側に突出する状態で設けられて
いる。
【0018】前記ベースパネル体30の枠組本体31
は、窓枠状の外枠体32と、この外枠体32の左右一対
の前後枠32a間に設けられた複数の左右材33と、前
記外枠体32の前後一対の左右枠32bや左右材33間
に設けられた複数の前後材34などから平枠状に構成さ
れている。そして、多数の貫通部35を有する状態で樹
脂36によりモールドされることで、ベースパネル体3
0が構成される。なお横倒したベースパネル体30は、
各下枠12,22の水平板部によって受け止められ、以
てその上面により載置面37が形成される。
【0019】前記ベースパネル体30の前部で両側に
は、起立姿勢のときにサイドパネル体20の奥側縦杆部
21bに作用し、そして横倒姿勢のときにサイドパネル
体20側に作用する前記ベースパネル体ロック手段40
が設けられる。すなわち、ベースパネル体ロック手段4
0の本体部材41は、前記ベースパネル体30に当接さ
れたのち、リベットを打ち込むなどすることで、このベ
ースパネル体30側に固定される。前記本体部材41に
挿通されて左右方向に摺動自在なロックピン42が設け
られ、そしてロックピン42の操作部42aに対向され
て、前記ベースパネル体30には操作用孔38が形成さ
れている。
【0020】両サイドパネル体20の前端間には、間隔
保持や荷崩れ防止などを行うためのステー4が設けられ
る。すなわち、たとえば左側のサイドパネル体20の前
位の縦杆部21bにはステー4の第1保持具5が設けら
れ、そして右側のサイドパネル体20の前位の縦杆部2
1bにはステー4の遊端が係脱自在な第2保持具6が設
けられる。
【0021】本体9の下部複数箇所に設けられる車輪装
置、すなわち、後部の車輪装置50や前部の車輪装置5
1は同様な構成であって、以下に、図1〜図8に基づい
て説明する。車輪装置50,51はキャスター形式であ
って、本体9側、すなわち、バックパネル体10におけ
る下枠12の両端部やサイドパネル体20における取付
け板25に、ボルト・ナットなどの固定具45により取
付けられる取付け座52を有し、この取付け座52に対
して、縦ピン53などを介してブラケット54が旋回自
在に設けられる。このブラケット54は門形枠状であっ
て、その脚板間に挿通される車輪軸58を介して車輪5
9が回転自在に設けられる。ここで車輪軸58として
は、ボルト・ナット形式が採用されている。
【0022】そして、少なくとも一部の車輪装置となる
前部の車輪装置51には、そのブラケット54に、車輪
59の回転を阻止する車輪ロック手段60が設けられ
る。すなわち、車輪ロック手段60は、ブラケット54
側に昇降自在に設けられその下降動により車輪59に圧
接離間自在なロック体61と、車輪軸58に回動自在に
設けられた操作体65などからなる。その際にロック体
61の車輪59に対する圧接は、車輪59の弾力に抗し
て行われるように構成されている。
【0023】前記ロック体61は、逆L字状の板材から
なり、その上位の横板部61Aはブラケット54内の上
部に位置して車輪59に上方から対向される。そしてロ
ック体61の縦板部61Bの中間は下位ほど外側への傾
斜部分に形成され、この傾斜部分が、ブラケット54の
一方の脚板部に形成された上下方向の長方形孔55に挿
通されて位置されている。これによりロック体61の縦
板部61Bの下部は、一方の脚板部の外側に位置され、
そして下部には、前記車輪軸58が挿通される上下方向
の長孔62が形成されている。
【0024】これによりロック体61は、長方形孔55
と車輪軸58とに案内されて昇降自在に構成される。そ
してロック体61の下降により横板部61Aが車輪59
の上部に対して、その弾力に抗して当接(圧接)される
ことで、ロック操作時となる。またロック体61の上昇
により横板部61Aが車輪59の上部に対して離間され
ことで、ロック解除時となる。
【0025】前記操作体65は、その前後方向の中間部
に形成された貫通孔66を介して前記車輪軸58に外嵌
され、以て車輪軸58の周りで回動自在(シーソー動自
在)に設けられる。この操作体65の上部には、足踏み
形式のロック操作部67とロック解除部68とが、前後
に振り分けて設けられている。前記ロック体61と前記
操作体65との間に、この操作体65をロック解除方向
Aに回動させたとき、ロック体61を上昇動させたのち
その上昇姿勢の維持を行う上位カム手段70と、操作体
65をロック操作方向Bに回動させたときロック体61
を下降動させ、そして操作体65をロック操作方向Bの
限度(ロック操作動の動作限)に回動させたときの係合
と車輪59の弾力とにより、ロック体61の下降姿勢の
維持を行う下位カム手段75とが設けられる。
【0026】すなわち、前記ロック体61における一方
の脚板部の外側に位置される部分の上部には、上位カム
体71が切り起しにより外側に向けて突出され、この上
位カム体71の下端外面は円状面71aに形成されてい
る。そして操作体65の前後方向における中間部でかつ
上部には、ロック操作部67側ほど、車輪軸軸心58
A、すなわち貫通孔66の軸心に対して次第に離間され
る上位円弧状カム面72が形成され、この上位円弧状カ
ム面72は、前記上位カム体71の円状面71aに対し
て下方から対向されかつ当接自在とされる。
【0027】その際に、上位円弧状カム面72の離間側
カム面72aは、車輪軸58の挿通部に対して離間側に
位置された円弧中心73aの周りでの円弧面であり、ま
た接近側カム面72bは、車輪軸58の挿通部と前記円
弧中心73aとの間に位置された円弧中心73bの周り
での円弧面である。そして離間側カム面72aは接近側
カム面72bに対して半径が大とされ、さらに両カム面
72a,72b間は適宜の円弧面で接続されている。な
お、前記上位円弧状カム面72の離間側カム面72aに
おける離間側端部には、前記円状面71aが係止される
浅い凹状の上位係止面74が形成されている。
【0028】したがって、操作体65をロック解除方向
Aに回動させたとき、上位円弧状カム面72により上位
カム体71を押し上げてロック体61を上昇動させ、そ
して操作体65をロック解除方向Aの限度に回動させた
とき、上位係止面74に円状面71aを係止させて、ロ
ック体61の上昇姿勢の維持を行うよう構成されてい
る。これら上位カム体71、上位円弧状カム面72、上
位係止面74などによって、上位カム手段70の一例が
構成される。
【0029】また、前記ロック体61の下部である、一
方の脚板部の外側に位置される部分の下端には、板状の
下位カム体76が外側に向けて突出され、この下位カム
体76の上面は山状面76aに形成されている。そして
操作体65の前後方向における中間部でかつ下部には、
ロック操作部67側ほど、車輪軸軸心58A、すなわち
貫通孔66の軸心に対して次第に離間される下位円弧状
カム面77が形成され、この下位円弧状カム面77は、
前記下位カム体76の山状面76aに対して上方から対
向されかつ当接自在とされる。
【0030】その際に、下位円弧状カム面77の離間側
カム面77aは、車輪軸58の挿通部に対して離間側に
位置された円弧中心78aの周りでの円弧面であり、ま
た接近側カム面77bは、前記円弧中心78aに対して
さらに離間側に位置された円弧中心78bの周りでの円
弧面である。そして離間側カム面77aは接近側カム面
77bに対して半径が大とされ、さらに両カム面77
a,77b間は適宜の円弧面で接続されている。なお、
前記下位円弧状カム面77の離間側カム面77aにおけ
る離間側端部には、前記山状面76aが係止される浅い
凹状の下位係止面79が形成されている。
【0031】したがって、操作体65をロック操作方向
Bに回動させたとき、下位円弧状カム面77により下位
カム体76を押し下げてロック体61を下降動させ、そ
して操作体65をロック操作方向Bの限度に回動させた
とき、下位係止面79に山状面76aを係止させて、ロ
ック体61の下降姿勢の維持を行うよう構成されてい
る。これら下位カム体76、下位円弧状カム面77、下
位係止面79などによって、下位カム手段75の一例が
構成される。
【0032】なお、操作体65には、その下位円弧状カ
ム面77の離間側端部にロック操作時ストッパー面80
が形成されるとともに、下位円弧状カム面77の接近側
端部にロック解除時ストッパー面81が形成され、これ
らストッパー面80,81は下位カム体76に当接自在
に構成されている。以上のように、上位カム手段70と
下位カム手段75とは、それぞれの円弧状カム面72,
77が操作体65に形成されるとともに、それぞれのカ
ム体71,76がロック体61に形成されることにな
る。その際に両円弧状カム面72,77は、車輪軸軸心
58Aを通るカム面間距離Lが、どの位置においても同
等状になるように形成されている。
【0033】上記のように、車輪ロック手段60の操作
体65は、ロック操作時とロック解除時との両姿勢が維
持されるように構成されている。そして、そのうちロッ
ク解除時の姿勢維持は、ロック操作側付勢手段に抗して
操作体65をロック解除限まで操作することで行われる
ように構成されている。すなわち、前記ブラケット54
の下向き面54aと、ロック体61における横板部61
Aの上向き面61aとの間に、ロック操作側付勢手段の
一例でありかつロック解除時に圧縮される弾性体である
ゴムブロック85が設けられている。その際にゴムブロ
ック85はブラケット54の下向き面54aに固定さ
れ、その下端面85aに対して、横板部61Aの上向き
面61aが当接離間自在に構成されている。以上の61
〜85などにより、車輪ロック手段60の一例が構成さ
れる。
【0034】以下に、上記した第1の実施の形態におけ
る作用を説明する。上記のようにして組み立てられた物
品搬送具1は、バックパネル体10に対して右側のサイ
ドパネル体20を直角状に開動させ、そしてヒンジ具2
を介してベースパネル体30を水平状に横倒揺動して、
サイドパネル体20の下枠22上に載置させるととも
に、ベースパネル体ロック手段40をロック作用させる
ことで、図8、図9に示すように使用可能な状態にな
る。
【0035】これにより、載置面37に対して荷の積み
込みを行えるのであるが、その際にロック作用をし忘れ
ていたとき、荷の積み込みを行う作業者は、ロックピン
42の操作部42aなどを目視することで、アンロック
状態であること、すなわちロック作用のし忘れであるこ
となどを容易に確認し得、以てロック動が行われる。荷
を積み込んで所期の運搬を行ったのち、荷を降ろして不
使用状態になった物品搬送具1は、まずステー4が第2
保持具6から外される。次いで載置面37側から、操作
部42aを介してロックピン42を抜出動させたのち、
ベースパネル体30を、ヒンジ具2を介して上方へ回動
(起立)させてバックパネル体10に沿わせる。
【0036】そして、ベースパネル体30の裏面側に露
出しているロックピン42を再び外側に移動させて、後
位の縦杆部21bの後方に突出させることで、ロック動
し得る。次いで右側のサイドパネル体20を、連結具3
などを介してピン軸心の周りに回動させ、バックパネル
体10側に沿わせる。これにより物品搬送具1を、図1
0に示すように、平面視でL字形状に折りたたんで保管
し得る。なお、逆操作によりロックピン42を内側に移
動させることでアンロック動し得、以て前述したように
ベースパネル体30を水平状に横倒揺動し得る。
【0037】図1、図3実線、図4に示すように、車輪
ロック手段60がロック解除状態で、前述したように物
品搬送具1の停止時に、操作体65をロック操作方向B
に回動させたとき、下位カム手段75によって、ロック
体61を下降動させたのちその下降姿勢の維持を行う。
すなわち、操作体65のロック操作部67を足踏みし
て、操作体65を車輪軸58の周りでロック操作方向B
に回動させる。すると、まず下位カム体76の山状面7
6aに対して下位円弧状カム面77が、車輪軸軸心58
Aに対する接近側カム面77bから離間側カム面77a
へと次第に移動され、以て山状面76aを介して下位カ
ム体76を押し下げることになり、これと同時に、上位
カム体71の円状面71aに対して上位円弧状カム面7
2が、車輪軸軸心58Aに対する離間側カム面72aか
ら接近側カム面72bへと次第に移動されて、円状面7
1aを介しての上位カム体71の受け止めレベルを下げ
ることになる。
【0038】これによりロック体61を、長方形孔55
と車輪軸58とにより案内しながら下降動させ、図3の
仮想線に示すように、その横板部61Aを車輪59の上
部に対して、車輪59の弾力に抗して圧接させ、以てロ
ック操作となる。次いで、操作体65の回動に伴って移
動してきた下位円弧状カム面77の離間側端部における
下位係止面79を山状面76aに係止させるととも、下
位円弧状カム面77の離間側端部におけるロック操作時
ストッパー面80を下位カム体76に当接させ、以て図
2に示すように、ロック体61の下降姿勢の維持を行
う。
【0039】これにより、下位カム体76や下位円弧状
カム面77などからなる下位カム手段75によって、ロ
ック操作時における操作体65のロック操作姿勢を維持
し得、停止時における不測な走行を防止し得る。このよ
うな停止時から物品搬送具1を走行させる時には、操作
体65をロック解除方向Aに回動させ、上位カム手段7
0によって、ロック体61を上昇動させたのちその上昇
姿勢の維持を行う。
【0040】すなわち、操作体65のロック解除部68
を足踏みして、操作体65を車輪軸58の周りでロック
解除方向Aに回動させる。すると、まず上位カム体71
の円状面71aに対して上位円弧状カム面72が、車輪
軸軸心58Aに対する接近側カム面72bから離間側カ
ム面72aへと次第に移動され、以て円状面71aを介
して上位カム体71を押し上げることになり、これと同
時に、下位カム体76の山状面76aに対して下位円弧
状カム面77が、車輪軸軸心58Aに対する離間側カム
面77aから接近側カム面77bへと次第に移動され
て、山状面76aを介しての下位カム体76の受け止め
レベルを上げることになる。
【0041】これによりロック体61を、長方形孔55
と車輪軸58とにより案内しながら上昇動させて、その
横板部61Aを車輪59の上部に対して上方へ離間さ
せ、以て図3の実線に示すように、ロック解除となる。
その際に、車輪59の弾力(弾性復元力)により、横板
部61Aを介してロック体61に上昇力が付与される。
そして、操作体65をロック解除方向Aの限度近くに回
動させることで、操作体65の回動に伴って移動してき
た上位円弧状カム面72の離間側端部における上位係止
面74を円状面71aに係止させるととも、下位円弧状
カム面77の接近側端部におけるロック解除時ストッパ
ー面81を下位カム体76に当接させ、以て図1、図4
に示すように、ロック体61の上昇姿勢の維持を行う。
【0042】その際に、横板部61Aを車輪59の上部
に対して上方へ離間させたとき、その上向き面61aが
ゴムブロック85の下端面85aに当接したのち、この
ゴムブロック85をその弾性付勢力に抗して圧縮させる
ことになる。すなわち、ロック解除時の姿勢維持は、ゴ
ムブロック85の弾性付勢力に抗して操作体65をロッ
ク解除限まで操作することで行われることになる。
【0043】したがって、上位係止面74に対して円状
面71aを係止させたときには、ゴムブロック85の弾
性復元力(弾性反発力)によってロック体61に下降力
が働くことになり、以てオーバーロックがしっかりとか
かることになって、操作体65のロック解除時の姿勢維
持(ロック解除時の固定)を強固に行えることになる。
これにより、上位カム手段70とゴムブロック85とに
よって、ロック解除時における操作体65のロック解除
姿勢を強固に維持し得、このロック解除姿勢の車輪ロッ
ク手段60が、走行中の振動や他物接触などによる少し
の衝撃でロック操作姿勢側へ切り換わることを防止し得
る。
【0044】また操作体65のロック解除方向Aへの回
動が不十分であったとき、すなわち、円状面71aが離
間側カム面72aや接近側カム面72b上に位置して上
位係止面74に係止されていないときには、中途まで圧
縮したゴムブロック85の弾性復元力によってロック体
61を下降させ、操作体65をロック操作方向Bに自動
的に回動させることになる。したがって、作業者にロッ
ク解除操作が不十分であったことを知らせることがで
き、以て作業者は再度、操作体65のロック解除部68
を足踏みして、操作体65をロック解除方向Aに回動さ
せればよい。
【0045】なお、前述したロック操作姿勢の操作体6
5が不測にしてロック解除姿勢の方向に切り換わったり
したとき、すなわち、たとえば図5に示すように、ゴム
ブロック85が復元し操作体65がロック操作とロック
解除との中間姿勢になったとき、この操作体65が車輪
59の弾力に抗して下降し難いことと、下位カム手段7
5における山状面76aに対する接近側カム面77bの
当接角度による摩擦作用とにより、この操作体65がロ
ック操作姿勢の方向に切り換わることを防止し得る。
【0046】したがって、たとえばL字形状に折り畳ん
だ物品搬送具1を走行させているときに、操作体65が
他物に接触したり振動などにより、ロック解除姿勢から
ロック操作姿勢へは簡単に切り換わることもなく、この
物品搬送具1が倒れる恐れもない。上述したようなロッ
ク解除時の姿勢とロック操作時の姿勢とに切り換えるに
際して、両円弧状カム面72,77は、車輪軸軸心58
Aを通るカム面間距離Lが、どの位置においても同等状
になるように形成されていることで、上記機能の車輪ロ
ック手段60を構造簡単ならびに操作容易にして提供し
得るとともに、操作体65をロック体61側の両円弧状
カム面72,77により挟むことになって、確実な動作
をガタ付くようなことなく円滑に行える。
【0047】次に、本発明の第2の実施の形態を、図1
1、図12に基づいて説明する。ブラケット54の側板
部分を内側に切り起して当て材86を形成している。そ
して、この当て材86の下端面86aを、ロック体61
の上向き面61aに上方から対向させている。ここで横
板部61Aがロック操作側付勢手段の一例となる。
【0048】この第2の実施の形態によると、図11、
図12実線に示すロック操作時の姿勢から、操作体65
のロック解除部68を足踏みして、操作体65を車輪軸
58の周りでロック解除方向Aに回動させると、横板部
61Aの上向き面61aが当て材86の下端面86aに
当接したのち、図12の仮想線に示すように、横板部6
1Aをその弾性力に抗して下方へと変形させることにな
る。すなわち、ロック解除時の姿勢維持は、横板部61
Aの弾性付勢力に抗して操作体65をロック解除限まで
操作することで行われることになる。
【0049】したがって、上位係止面74に対して円状
面71aを係止させたときには、横板部61Aの弾性復
元力(弾性反発力)によってロック体61の下降力が働
くことになり、以てオーバーロックがしっかりとかかる
ことになって、操作体65のロック解除時の姿勢維持
(ロック解除時の固定)を強固に行えることになる。次
に、本発明の第3の実施の形態を、図13、図14に基
づいて説明する。
【0050】横板部61Aの上向き面61a上にS字状
(横向きU字状や蛇行状などでもよい。)のばね板体8
7を固定している。このばね板体87はロック操作側付
勢手段の一例であって、その上端面87aをブラケット
54の下向き面54aに下方から対向させている。この
第3の実施の形態によると、図13、図14実線に示す
ロック操作時の姿勢から、操作体65のロック解除部6
8を足踏みして、操作体65を車輪軸58の周りでロッ
ク解除方向Aに回動させると、ばね板体87の上端面8
7aがブラケット54の下向き面54aに当接したの
ち、図14の仮想線に示すように、このばね板体87を
その弾性付勢力に抗して圧縮変形させることになる。す
なわち、ロック解除時の姿勢維持は、ばね板体87の弾
性付勢力に抗して操作体65をロック解除限まで操作す
ることで行われることになる。
【0051】したがって、上位係止面74に対して円状
面71aを係止させたときには、ばね板体87の弾性復
元力(弾性反発力)によってロック体61の下降力が働
くことになり、以てオーバーロックがしっかりとかかる
ことになって、操作体65のロック解除時の姿勢維持
(ロック解除時の固定)を強固に行えることになる。上
記した各実施の形態では、ロック操作側付勢手段として
ゴムブロック85、係止片86、ばね板体87が示され
ているが、これは圧縮ばね、ウエイトなどであってもよ
い。なお、ゴムブロック85やばね板体87などは、そ
の両端をブラケット54とロック体61とに振分けて固
定してもよい。
【0052】上記した各実施の形態では、前部の両車輪
装置51に車輪ロック手段60が設けられた形式が示さ
れているが、これは前部のいずれか片側の車輪装置51
に車輪ロック手段60が設けられた形式であってもよ
い。さらには、後部の車輪装置50の両側や片側に車輪
ロック手段60が設けられた形式や、全ての車輪装置5
0,51に車輪ロック手段60が設けられた形式であっ
てもよい。
【0053】上記した各実施の形態では、一側に操作体
65が設けられた車輪ロック手段60としているが、こ
れは両側に操作体65が設けられた車輪ロック手段60
であってもよい。また、図1に示される走行姿勢におい
て、図3に示されるように右側に操作体65が設けられ
た車輪ロック手段60としているが、これは左側に操作
体65が設けられた車輪ロック手段60であってもよ
い。
【0054】上記した各実施の形態では、本体9として
L字形状に折り畳み得る形式が示されているが、これは
両サイドパネル体20を回動自在としてI字形状に折り
畳み得る形式であってもよい。また本体9としては、た
とえば上面開放の箱状形式や、両サイドパネル体20が
固定でバックパネル体10が省略された形式など、固定
化されて折畳みを行えない形式であってもよい。
【0055】上記した各実施の形態では、バックパネル
体10の下部に対してベースパネル体30を起立横倒自
在に取付けているが、これは、左右いずれかのサイドパ
ネル体20の下部に対してベースパネル体30を起立横
倒自在に取付けた形式であってもよい。上記した各実施
の形態では、ベースパネル体30の構成部材として、樹
脂モールドされたメッシュ形式を示しているが、これは
貫通部35を形成していない形式のベース板、すなわち
鉄板や樹脂板などにより形成されたベース板を使用して
もよい。
【0056】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、本
体の停止時に操作体をロック操作動させることで、まず
ロック操作にでき、そして、ロック操作動の動作限で操
作体のロック操作姿勢を維持でき、これにより、停止時
における不測な走行を防止できる。また、本体を走行さ
せる際に、操作体をロック解除動させることで、操作体
のロック解除姿勢を維持でき、その際にロック解除時の
姿勢維持は、ロック操作側付勢手段の付勢力に抗して操
作体をロック解除限まで操作することで行うことができ
る。したがってロック解除時には、ロック操作側付勢手
段の付勢力によりオーバーロックがしっかりとかかるこ
とになって、操作体のロック解除時の姿勢維持(ロック
解除時の固定)を強固に行うことができる。これによ
り、ロック解除姿勢の車輪ロック手段が、走行中の振動
や他物接触などによる少しの衝撃で、不測にしてロック
操作姿勢側へ切り換わることを防止できる。
【0057】また上記した本発明の請求項2によると、
本体の停止時に操作体をロック操作方向に回動させるこ
とで、ロック体を下降動させて車輪の弾力に抗してこの
車輪に対して圧接させてロック操作にでき、そして操作
体をロック解除限に回動させることで、車輪の弾力によ
ってロック体の下降姿勢を維持できる。また本体を走行
させる際に、操作体をロック解除方向に回動させること
で、車輪の弾力を利用してロック体を上昇動させて車輪
に対して離間でき、以てロック解除にできるとともに、
ロック操作側付勢手段によってロック解除姿勢を維持で
きる。そして操作体がロック操作とロック解除との中間
姿勢になったとき、車輪の弾力に抗して下降し難いこと
により、この操作体がロック操作姿勢の方向に切り換わ
ることを防止できる。さらにロック操作側付勢手段は、
ブラケットとロック体との間の空間を利用して容易に配
設できる。
【0058】そして上記した本発明の請求項3による
と、ロック操作側付勢手段を簡単かつ安価に構成できる
とともに、容易に取付けることができる。さらに上記し
た本発明の請求項4によると、本体は、バックパネル体
に対して両サイドパネル体を直角状に開動させ、そして
ベースパネル体を水平状に横倒させるとともに、ベース
パネル体ロック手段をロック作用させることで、使用可
能な状態にできる。また本体は、ベースパネル体ロック
手段をロック解除させ、ベースパネル体を上方へ起立さ
せてパネル体に沿わせたのち、ベースパネル体ロック手
段をパネル体側にロック動させ、そしてサイドパネル体
を回動させて、バックパネル体側に沿わせることによ
り、平面視でL字形状やI字形状に折り畳んで保管でき
る。その際に、たとえばL字状に折り畳んだ本体を走行
させているとき、操作体が不測にしてロック操作姿勢に
切り換わることもなく、この本体は、倒れる恐れもなく
走行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、車輪装置に
おけるロック解除時の側面図である。
【図2】同車輪装置におけるロック操作時の一部切り欠
き側面図である。
【図3】同車輪装置におけるロック解除時の一部切り欠
き正面図である。
【図4】同車輪装置におけるロック解除時の要部の側面
図である。
【図5】同車輪装置における中間時の要部の側面図であ
る。
【図6】同車輪装置におけるロック解除時の要部の一部
切り欠き正面図である。
【図7】同車輪装置におけるカム手段部分の側面図であ
る。
【図8】同車輪装置付き物品搬送具の使用形態での斜視
図である。
【図9】同車輪装置付き物品搬送具の使用形態での平面
図である。
【図10】同車輪装置付き物品搬送具の折畳み形態での
平面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態を示し、車輪装置
におけるロック操作時の一部切り欠き側面図である。
【図12】同車輪装置におけるロック解除時の要部の正
面図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態を示し、車輪装置
におけるロック操作時の一部切り欠き側面図である。
【図14】同車輪装置におけるロック解除時の要部の正
面図である。
【符号の説明】
1 物品搬送具 9 本体 10 バックパネル体 20 サイドパネル体 30 ベースパネル体 40 ベースパネル体ロック手段 50 後部の車輪装置 51 前部の車輪装置 52 取付け座 54 ブラケット 54a 下向き面 58 車輪軸 58A 車輪軸軸心 59 車輪 60 車輪ロック手段 61 ロック体 61A 横板部 61a 上向き面 61B 縦板部(ロック操作側付勢手段) 65 操作体 67 ロック操作部 68 ロック解除部 70 上位カム手段 71 上位カム体 74 上位係止面 75 下位カム手段 76 下位カム体 79 下位係止面 85 ゴムブロック(ロック操作側付勢手段) 85a 下端面 86 係止片 86a 下端面 87 ばね板体(ロック操作側付勢手段) 87a 上端面 A ロック解除方向 B ロック操作方向 L カム面間距離

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の下部に設けられる車輪装置であっ
    て、本体側に取付けられるブラケットと、このブラケッ
    トに車輪軸を介して回転自在に設けられた車輪とからな
    り、前記ブラケットに車輪の回転を阻止する車輪ロック
    手段が設けられ、この車輪ロック手段の操作体は、ロッ
    ク操作時とロック解除時との両姿勢が維持され、そのう
    ちロック解除時の姿勢維持は、ロック操作側付勢手段に
    抗して操作体をロック解除限まで操作することで行われ
    るように構成されていることを特徴とする車輪装置。
  2. 【請求項2】 車輪ロック手段は、ブラケット側に昇降
    自在に設けられその下降動により車輪の弾力に抗してこ
    の車輪に圧接自在なロック体と、車輪軸に回動自在に設
    けられた操作体とからなり、前記ブラケットの下向き面
    とロック体の上向き面との間にロック操作側付勢手段が
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の車輪装
    置。
  3. 【請求項3】 ロック操作側付勢手段は、ロック解除時
    に圧縮される弾性体からなることを特徴とする請求項1
    または2記載の車輪装置。
  4. 【請求項4】 本体は、バックパネル体と二枚のサイド
    パネル体とベースパネル体とからなり、バックパネル体
    と二枚のサイドパネル体とは平面視門形状に配設される
    とともに、少なくとも一方のサイドパネル体はバックパ
    ネル体に対して折り畳み自在に連結され、一枚のパネル
    体の下部に、その近接端をしてベースパネル体が起立横
    倒自在に取付けられ、このベースパネル体に、他のパネ
    ル体側に作用するベースパネル体ロック手段が設けら
    れ、少なくとも一方のサイドパネル体の下部に車輪装置
    のブラケットが取付けられていることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の車輪装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203797A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Hammer Caster Kk キャスター
CN102777514A (zh) * 2011-05-09 2012-11-14 海洋王照明科技股份有限公司 一种灯具车架的制动装置及灯具

Cited By (3)

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