JPH0938152A - 寝台の係留装置 - Google Patents

寝台の係留装置

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Publication number
JPH0938152A
JPH0938152A JP7197681A JP19768195A JPH0938152A JP H0938152 A JPH0938152 A JP H0938152A JP 7197681 A JP7197681 A JP 7197681A JP 19768195 A JP19768195 A JP 19768195A JP H0938152 A JPH0938152 A JP H0938152A
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JP
Japan
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bed
mooring
locking
frame
guide
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Application number
JP7197681A
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English (en)
Inventor
Takeo Nakagawa
武男 中川
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KANSAI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
KANSAI SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Publication of JPH0938152A publication Critical patent/JPH0938152A/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C31/00Details or accessories for chairs, beds, or the like, not provided for in other groups of this subclass, e.g. upholstery fasteners, mattress protectors, stretching devices for mattress nets
    • A47C31/002Anti-earthquake means

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 寝台の移動が容易に行うことができながら
も、特に病室内又は診察室内に寝台を位置させている場
合に地震発生等により寝台が不測に移動してしまうこと
を確実に阻止することができるようにする点にある。 【解決手段】 寝台下部の基台フレーム1に、左右一対
のキャスターC1,C2,C3,C4を前後にそれぞれ
配設し、これら前後2組のキャスターC1,C2,C
3,C4のうちの少なくとも1組のキャスターC1,C
2もしくはC3,C4をそれの車輪の旋回が行えるよう
に構成する一方、建物の床面10又は壁面6に寝台を係
留位置に移動案内するガイド7を有する係留部8を設け
るとともに、前記基台フレーム1と前記係留部8とに、
寝台の前後方向及び左右方向の移動を阻止するための互
いに係脱自在な係止機構9を設け、前記係留部8を、建
物の壁面6に水平軸芯周りで揺動自在に取付けるととも
に、前記係留部8を前記壁面6に対して平行となる格納
姿勢と該壁面6に対して垂直となる係止待機姿勢とに切
り替え自在に構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寝台下部の基台フレー
ムに、左右一対のキャスターを前後にそれぞれ配設し
て、寝台の移動が容易に行えるようにするとともに、移
動後の寝台をその位置で係留するための寝台の係留装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、寝台下部の基台フレームに、左右
一対のキャスターを前後にそれぞれ配設し、これら前後
2組のキャスターの車輪の回転は勿論のこと、車輪の旋
回をも行えるように構成するとともに、これら全キャス
ターの車輪の回転と旋回とを同時に不能にするロック状
態とこれを解除するロック解除状態とに切替え可能な制
動装置を設けていた。従って、寝台を例えば病室から診
察室まで移動させるためには、前記制動装置をロック状
態からロック解除状態に切替えて、キャスターの車輪の
回転と旋回とが行える状態にした後、寝台を診察室まで
移動させる。そして、診察終了後病室へ寝台を移動させ
ると、今度は制動装置をロック解除状態からロック状態
に切替えて、キャスターの車輪の回転と旋回とを同時に
不能にして、病室内での寝台をその位置に位置保持でき
るようにしている。尚、診察室において、寝台を位置保
持する場合にも、前記同様に制動装置をロック解除状態
からロック状態に切替えて、キャスターの車輪の回転と
旋回とを同時に不能にすることになる。
【0003】上記寝台の位置保持手段によれば、室内の
どの場所でも寝台を位置保持することができるものの、
キャスターの車輪の回転と旋回とを単に不能にするだけ
の構成であるため、例えば地震が発生したとき等に、キ
ャスターの車輪が床上をスリップして、寝台が病室内又
は診察室内で不測に移動してしまうことがあった。
【0004】特に、病人や療養者が医療器具や医療機器
等を使用している最中に、上記のように寝台が不測に移
動してしまうと、病人や療養者と医療器具や医療機器等
との接続が断たれてしまう等の2次的トラブルを発生す
るものであるが、今まで安全上の何らかの対策が講じら
れていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が前述
の状況に鑑み、解決しようとするところは、寝台の移動
が容易に行うことができながらも、特に病室内又は診察
室内に寝台を位置させている場合に地震発生等により寝
台が不測に移動してしまうことを確実に阻止することが
できるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、寝台下部の基台フレームに、左右一対のキ
ャスターを前後にそれぞれ配設し、これら前後2組のキ
ャスターのうちの少なくとも1組のキャスターをそれの
車輪の旋回が行えるように構成する一方、建物の床面又
は壁面に寝台を係留位置に移動案内するガイドを有する
係留部を設けるとともに、前記基台フレームと前記係留
部とに、寝台の前後方向及び左右方向の移動を阻止する
ための互いに係脱自在な係止機構を設けてある。
【0007】前記係留部を、建物の壁面に水平軸芯周り
で揺動自在に取付けるとともに、前記係留部を前記壁面
に対して平行となる格納姿勢と該壁面に対して垂直とな
る係止待機姿勢とに切り替え自在に構成してある。
【0008】寝台を前記係留位置に左右方向から接当案
内する左右一対のガイド部から前記ガイドを構成し、前
記ガイド部を建物の床面に取付けるとともに、前記ガイ
ド部の接当案内面を前記係留部側ほど内方側に位置する
傾斜面に形成してある。
【0009】
【作用】寝台を例えば病室から診察室等へ移動させる場
合には、基台フレームと係留部との係止を離脱してか
ら、寝台を押したり、引っ張ったりしてキャスターの車
輪を回転させながら寝台をスムーズに移動させることが
できる。そして、必要に応じて、キャスターの車輪を旋
回させて寝台の方向を変更させながら寝台を移動させる
ことができるのである。寝台を診察室又は病室で固定す
る場合には、ガイドにて寝台を移動案内させながら係留
部の係留位置に位置させる。さらに、寝台を移動させる
と、係止機構が係止作用して、寝台の前後方向及び左右
方向の移動を阻止し、寝台をその位置に強固に係留する
ことができる。
【0010】寝台を係留する場合には、係留部を壁面に
対して垂直となる係止待機姿勢に切替えて、寝台を前述
のようにガイドにて移動案内し、係留するのである。ま
た、寝台を係留しない場合、つまり係留部が不用の場合
には、係留部を壁面に対して平行となる格納姿勢に切替
えることによって、係留部が邪魔にならないように室内
空間を極力確保することができるのである。
【0011】ガイドを左右一対のガイド部から構成する
ことによって、寝台が左右一対のガイド部のうちのいず
れか一方に接当するように該寝台を移動させれば、接当
作用するガイド部が寝台を内方側へ傾斜案内しながら係
留位置に確実に移動させるのである。
【0012】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
発明の詳細を説明する。図1及び図2に、寝台を示して
おり、この寝台は、寝台下部を構成する左右一対の基台
フレーム1,1と、前記基台フレーム1,1の前端部同
士及び後端部同士を連結する杆体2,2と、前記基台フ
レーム1と杆体2,2とからなる台枠上に載置した床部
3と、前記基台フレーム1,1の前端部及び後端部に固
定のボス部1aに夫々取り付けたキャスターC1〜C4
とから構成している。
【0013】前記各キャスターC1〜C4に、車輪の回
転と旋回とを同時に不能にするロック状態とこれを解除
するロック解除状態とに切替え可能な制動装置4を内装
するとともに、この各制動装置4を切替え操作する足踏
み操作部材5を前方側に位置する前記ボス部1aに回動
自在に取り付けている。そして、前記足踏み操作部材5
を下方側へ揺動操作することによって、制動装置4をロ
ック状態に切替え、足踏み操作部材5を上方側へ揺動操
作することによって、制動装置4をロック解除状態に切
替えるようにしている。後方側に位置する前記制動装置
4は、前記足踏み操作部材5にリンク機構(図示せず)
により連動連結されており、足踏み操作部材5の足踏み
操作に連動するように構成している。前記4つのキャス
ターC1〜C4全てをそれの車輪の旋回が行えるように
構成する他、前方側のキャスターC1,C2及び後方側
のキャスターC3,C4のうちのいずれか一方のみをそ
れの車輪の旋回が行えるように構成して実施してもよ
い。前記制動装置4を省略して実施してもよい。
【0014】本発明に係る寝台の係留装置について説明
すれば、図1〜図4に示すように、例えば病院の病室内
に、寝台を係留位置に移動案内するガイド7を有する係
留部8を固設するとともに、前記基台フレーム1,1と
前記係留部8とに、寝台の前後方向及び左右方向の移動
を阻止するための互いに係脱自在な係止機構9を設け
て、寝台の係留装置を構成している。
【0015】前記係留部8は、背面が前記壁面6に接当
した状態で床面10にアンカーボルト11により固定さ
れたケーシング12と、このケーシング12の前端側上
部に備えた前記ガイド7と、前記ケーシング12の上蓋
12Aに設けたコンセント13と、前記係止機構9を係
脱操作する後述のペダル14等とから構成している。
【0016】前記ガイド7を、寝台を係留位置に左右方
向から接当案内するために前記ケーシング12の前端側
上部に一体形成した左右一対のガイド部7A,7Aから
構成するとともに、前記ガイド部7A,7Aの接当案内
面7a,7aを係留部側ほど内方側に位置する傾斜面に
形成して、接当案内面7a,7aに接当した寝台を係留
側へ確実に移動案内できるようにしている。
【0017】前記コンセント13を、前記上蓋12Aに
形成の開口部を覆うカバー12aに取付け、前記カバー
12aを上蓋12Aに水平軸芯周りで揺動自在に取付け
るとともに、前記カバー12aをスプリング(図示せ
ず)により図1に示す上方側へ突出する姿勢に付勢して
ある。そして、前記カバー12aの上面のうちの前側の
部位に上側から接当作用するストッパー15を、前記上
蓋12Aにスプリング(図示せず)によりカバー12a
側に移動付勢してある。従って、例えば前記床部3が電
動モータにより昇降可能な寝台の電源プラグ16を前記
コンセント13の差込口に差込む場合には、ストッパー
15をスプリングの付勢力に抗して前方側へ移動操作す
ることによって、カバー12aとの接当作用を解除す
る。このとき、カバー12aがスプリングの付勢力によ
り上蓋12Aの上方側へ突出する姿勢になり、コンセン
ト13の差込口に電源プラグ16を差込むことができる
のである。前記コンセント13が不要な場合には、突出
姿勢のカバー12aをスプリングの付勢力に抗して上蓋
12A内に押し込むことにより、ストッパー15がスプ
リングの付勢力により上蓋12Aの上面に突出する接当
作用姿勢に自動的に切り替わり、コンセント13が上蓋
12A内に位置する格納姿勢に維持されるのである。
【0018】前記係止機構9は、後方側に位置する一対
のボス部1a,1aに溶接されたストッパー受金具1
7,17と、前記ケーシング12内部への前記ストッパ
ー受金具17,17の入り込みを許容するために前記ケ
ーシング12の前側板12Bに形成された孔12b,1
2bと、前記孔12b,12bを通してケーシング12
内部に入り込んだストッパー受金具17,17の係止孔
17a,17aに係止作用する係止部材18,18と、
これら係止部材18,18を係止作用姿勢と係止解除姿
勢とに切替える切替機構19とから構成している。前記
係止部材18,18の係止側一端側を、前記前側板12
Bの内面に溶接等により取付けられた支持部材20に内
嵌するとともに、他端側を後述のスプリング受部材21
Aに貫通支持させて、係止部材18,18を横方向に摺
動自在に構成している。
【0019】前記切替機構19について説明すれば、前
記係止部材18,18を係止作用姿勢に弾性付勢するス
プリング21,21を、該係止部材18,18の中間部
の鍔部18a,18aと該スプリング21,21のスプ
リング受部材21A,21Aとの間に位置させた状態で
該係止部材18,18に外嵌し、前記係止部材18,1
8の非係止側端部と切替機構19操作用ペダル14,1
4とをワイヤー22,22にて連動連結するとともに、
前記ワイヤー22,22を前記前側板12Bの背面に固
定された軸23に遊嵌した一対のプーリ24,24にそ
れぞれ巻回している。前記ペダル14,14の操作部側
を、前記ケーシング12の横側板12C,12Cに形成
の上下方向の長孔12c,12cを通してケーシング1
2外方に突出するとともに、前記ペダル14,14のワ
イヤー22,22側を前記横側板12C,12C内面に
水平軸芯周りで揺動自在に取付けた揺動アーム25,2
5の遊端部に連結してある。そして、前記揺動アーム2
5,25の軸芯側基端部同士をロッド26により連動連
結している。従って、図3にスプリング21,21の付
勢力により係止部材18,18を係止作用側へ移動付勢
して、ストッパー受金具17,17の係止孔17a,1
7aに係止部材18,18の係止部18b,18bを係
止し、寝台が左右方向及び前後方向へ移動することを阻
止できるようにしている。前記寝台が左右方向へ移動す
ることを前記ガイド部7A,7Aによる左右方向からの
接当作用によってさらに強固に阻止できるようにしてい
る。
【0020】従って、前記寝台の係留状態から前記一対
のペダル14,14のうちの一方のペダル14を足で踏
み込む又は手で押し下げることによりロッド26を介し
て他方のペダル14が下方位置まで押し下げられる。こ
れに伴って、ワイヤー22,22が引っ張り操作される
ことになり、係止部材18,18がスプリング21,2
1の付勢力に抗して係合解除姿勢に移動操作される。こ
のとき、寝台を前方側へ移動操作してストッパー受金具
17,17をケーシング12外方に位置させ、寝台の係
留を解除するのである。この状態でペダル14を踏み込
み操作していた足又は押し下げていた手をペダル14か
ら離すことになる。前記ワイヤー22,22が引っ張り
操作される原理は、図4に示すように、前記プーリ2
4,24から前記ペダル14,14までの距離が該ペダ
ル14,14の位置が下方位置になるにしたがって、長
くなることによるものである。前記寝台を係留状態にす
る場合には、まず寝台をケーシング12側へ移動させ
る。このとき、寝台のボス部1a,1aの両方または片
方がガイド部7A,7Aに接当して、ストッパー受金具
17,17が孔12b,12bに接近するように寝台を
ガイド部7A,7Aが移動案内し、さらに寝台をケーシ
ング12側へ移動させると、寝台をケーシング12内方
側へさらに寄せながらボス部1a,1aのストッパー受
金具17,17を孔12b,12bを通してケーシング
12内に入り込ませるとともに、該ストッパー受金具1
7,17の先端が係止部材18,18の先端の係止部1
8b,18bの傾斜案内面に接当作用して、係止部材1
8,18が係止解除位置側に移動操作される。そして、
ストッパー受金具17,17の係止孔17a,17aが
係止部材18,18の先端に差し掛かると、ストッパー
受金具17,17と係止部材18,18との接当が解除
され、ストッパー受金具17,17の係止孔17a,1
7aに係止部材18,18の係止部18b,18bが係
止して、寝台を係留状態に保持するのである。
【0021】前記係留装置を図7〜図9に示すように構
成してもよい。つまり、壁面6に固定された長方形の枠
体27に、この枠体27よりも寸法の小さな長方形のフ
レーム28からなる係留部8を水平軸芯周りで揺動自在
に取付けるとともに、前記フレーム28を前記枠体27
内に収納して前記壁面6に対して平行となる格納姿勢と
前記壁面6に対して垂直となる係止待機姿勢とに切り替
え自在に構成してある。
【0022】前記フレーム28の遊端部に、寝台を係留
位置に移動案内する一対のガイド部7A,7A及びこれ
らガイド部7A,7Aの隣接位置でかつ内方側位置にス
トッパー受金具17入り込み用孔28a,28aをそれ
ぞれ形成するとともに、前記フレーム28に内装した係
止部材18,18と前記枠体27の両横側部に回動自在
に取付けたペダル14,14とをワイヤー29,29に
より連動連結している。前記各係止部材18は、前述同
様にそれの係止側一端側を、前記フレーム28の内面に
溶接等により取付けられた支持部材30に内嵌するとと
もに、他端側をスプリング受部材21Aに貫通支持させ
て、係止部材18を横方向に摺動自在に構成している。
そして、前記係止部材18の中間部の鍔部18aとスプ
リング受部材21Aとの間に位置させた状態で該係止部
材18にスプリング21を外嵌することによって、係止
部材18を係止作用姿勢に弾性付勢するようにしてい
る。前記ワイヤー29は、前記ペダル14と前記係止部
材18とを連結するインナーワイヤー29aと、このイ
ンナーワイヤー29aに外嵌されかつフレーム28内に
固定したブラケット31に固定されるアウターワイヤー
29bとから構成している。前記ペダル14,14同士
をロッド32により連動連結してあり、一方のペダル1
4を下方側へ踏み込み操作することによって、これに連
動して他方のペダル14が下方側へ揺動操作されるよう
にしている。
【0023】寝台を係留する場合には、まず最初にフレ
ーム28を壁面6に対して垂直となる係止待機姿勢に切
替えた後、前述同様に寝台をフレーム28側へ移動させ
る。このとき、寝台のボス部1a,1aの両方または片
方がガイド部7A,7Aに接当して、ストッパー受金具
17,17が孔28b,28bに接近するように寝台を
ガイド部7A,7A移動案内し、さらに寝台をフレーム
28側へ移動させると、寝台をフレーム28内方側へさ
らに寄せながらボス部1a,1aのストッパー受金具1
7,17を孔28b,28bを通してフレーム28内に
入り込ませるとともに、該ストッパー受金具17,17
の先端が係止部材18,18の先端の係止部18b,1
8bの傾斜案内面に接当作用して、係止部材18,18
が係止解除位置側に移動操作される。そして、ストッパ
ー受金具17,17の係止孔17a,17aが係止部材
18,18の先端に差し掛かると、ストッパー受金具1
7,17と係止部材18,18との接当が解除され、ス
トッパー受金具17,17の係止孔17a,17aに係
止部材18,18の係止部18b,18bが係止して、
寝台を係留状態に保持するのである。また、寝台の係留
を解除する場合には、一対のペダル14,14のうちの
一方のペダル14を足で踏み込む又は手で押し下げるこ
とによりロッド32を介して他方のペダル14が下方位
置まで押し下げられる。これに伴って、インナーワイヤ
ー29a,29aが引っ張り操作されることになり、係
止部材18,18がスプリング21,21の付勢力に抗
して係合解除姿勢に移動操作される。このとき、寝台を
前方側へ移動操作してストッパー受金具17,17をフ
レーム28外方に位置させ、寝台の係留を解除するので
ある。この状態でペダル14を踏み込み操作していた足
又は押し下げていた手をペダル14から離すことにな
る。
【0024】前記フレーム28の上部に、壁面6側に突
出する爪部32と、この爪部32を壁面6に形成の係止
孔6aに係止する側に移動付勢するスプリング(図示せ
ず)と、このスプリングの付勢力に抗して前記爪部32
を係止解除側に操作する押しボタン33とを設けてあ
り、フレーム28を格納姿勢に姿勢変更することによっ
て、爪部32の接当傾斜面32Aが係止孔6aの上縁部
に接当して、爪部32を下方へ押し下げる。そして、爪
部32の接当傾斜面32Aと係止孔6aの上縁部との接
当が終わると同時にスプリングの付勢力により爪部32
が係止孔6aに係止して、フレーム28を格納姿勢に位
置保持するのである。前記押しボタン33をスプリング
の付勢力に抗して押し下げることによって、爪部32を
係止解除位置に操作するとともに、フレーム28を上下
姿勢から少し前方側へ傾斜させることによって、フレー
ム28を係止待機姿勢に該フレーム28の自重によって
姿勢変更できるようにしている。前記フレーム28の係
止待機姿勢への姿勢変更時には、フレーム28に手を添
えてフレーム28の一部の重量を支えながらゆっくりと
フレーム28の姿勢変更を行うようにしてもよい。ま
た、電動力を利用して、フレーム28を格納姿勢と係止
待機姿勢とに姿勢変更するようにしてもよい。
【0025】前記係止部材18を、図5に示すように、
上下方向の軸芯X周りで揺動自在に取付けるとともに、
前記係止部材18を係止作用位置に移動付勢するスプリ
ング34と、このスプリング34の付勢力に抗して操作
する操作部材(図示せず)と前記係止部材18とを連動
連結するワイヤー35とを設けて実施してもよい。
【0026】また、図6に示すように、前記係止部材1
8,18の係止部18b,18bをストッパー受金具1
7,17の係止孔17a,17aに下方側から係止する
ために該係止部材18,18を水平軸芯Y周りで揺動自
在に取付けるとともに、前記係止部材18,18を上方
側へ揺動付勢するスプリング36と、このスプリング3
6の付勢力に抗して操作する操作部材(図示せず)と前
記係止部材18とを連動連結するワイヤー37とを設け
て実施してもよい。
【0027】
【発明の効果】請求項1により、キャスターにより寝台
の移動が従来同様に容易に行うことができながらも、寝
台の前後方向及び左右方向の移動を阻止する状態に維持
することができるから、特に病室内又は診察室内に寝台
を位置させている場合に地震発生等により寝台が不測に
移動してしまうことを確実に阻止することができ、2次
的トラブルの発生のない安全面で有利にすることができ
る寝台の係留装置を提供することができた。
【0028】請求項2により、係留部が不用のときに係
留部を格納姿勢にして、係留部が邪魔になる等の不都合
を解消できるとともに、室内空間を極力広く使用するこ
とができるのである。
【0029】請求項3により、寝台を左右のガイド部の
うちのいずれか一方のみに接当作用させるだけで寝台を
係留位置に確実に移動させることができ、寝台を係留部
に対して左右の位置合わせをしながら係止させる操作が
不要となり、係脱操作の容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】係留装置の斜視図
【図2】寝台の係留状態を示す側面図
【図3】係留装置の横断平面図
【図4】係留装置の要部の縦断正面図
【図5】係止部材の別実施例を示す一部切欠き概略平面
【図6】係止部材の別実施例を示す一部切欠き概略平面
【図7】係留装置の別実施例を示す斜視図
【図8】係留装置の別実施例を示す要部の横断平面図
【図9】係留装置の別実施例を示す要部の側面図
【符号の説明】
1 基台フレーム 1a ボス部 2 杆体 3 床部 4 制動装置 5 足踏み操作部材 6 壁面 6a 係止孔 7 ガイド 7A ガイド部 7a 接当案内面 8 係留部 9 係止機構 10 床面 11 アンカーボルト 12 ケーシング 12A 上蓋 12B 前側板 12C 横側板 12a カバー 12b 孔 12c 長孔 13 コンセント 14 ペダル 15 ストッパー 16 電源プラグ 17 ストッパー受金具 17a 係止孔 18 係止部材 18a 鍔部 18b 係止部 19 切替機構 20 支持部材 21 スプリング 21A スプリング受け部材 22 ワイヤー 23 軸 24 プーリ 25 揺動アーム 26 ロッド 27 枠体 28 フレーム 28a 孔 29 ワイヤー 29a インナーワイヤー 29b アウターワイヤー 30 支持部材 31 ブラケット 32 爪部 32A 接当傾斜面 33 押しボタン 34 スプリング 35 ワイヤー 36 スプリング 37 ワイヤー X 軸芯 Y 軸芯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寝台下部の基台フレームに、左右一対の
    キャスターを前後にそれぞれ配設し、これら前後2組の
    キャスターのうちの少なくとも1組のキャスターをそれ
    の車輪の旋回が行えるように構成する一方、建物の床面
    又は壁面に寝台を係留位置に移動案内するガイドを有す
    る係留部を設けるとともに、前記基台フレームと前記係
    留部とに、寝台の前後方向及び左右方向の移動を阻止す
    るための互いに係脱自在な係止機構を設けてある寝台の
    係留装置。
  2. 【請求項2】 前記係留部を、建物の壁面に水平軸芯周
    りで揺動自在に取付けるとともに、前記係留部を前記壁
    面に対して平行となる格納姿勢と該壁面に対して垂直と
    なる係止待機姿勢とに切り替え自在に構成してある請求
    項1記載の寝台の係留装置。
  3. 【請求項3】 寝台を前記係留位置に左右方向から接当
    案内する左右一対のガイド部から前記ガイドを構成し、
    前記ガイド部を建物の床面に取付けるとともに、前記ガ
    イド部の接当案内面を前記係留部側ほど内方側に位置す
    る傾斜面に形成してある寝台の係留装置。
JP7197681A 1995-08-02 1995-08-02 寝台の係留装置 Pending JPH0938152A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102772056A (zh) * 2012-08-14 2012-11-14 葛宜坤 一种防震床
CN103239051A (zh) * 2013-05-06 2013-08-14 陈仁火 一种防地震逃生床
JP2019029354A (ja) * 2017-07-27 2019-02-21 株式会社オリバー ハンドフリー型通電装置

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