JP2001123763A - 引き戸の敷居構造 - Google Patents

引き戸の敷居構造

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JP2001123763A
JP2001123763A JP2000053409A JP2000053409A JP2001123763A JP 2001123763 A JP2001123763 A JP 2001123763A JP 2000053409 A JP2000053409 A JP 2000053409A JP 2000053409 A JP2000053409 A JP 2000053409A JP 2001123763 A JP2001123763 A JP 2001123763A
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sill
sliding door
water
divided
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JP2000053409A
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Takushi Murakami
卓志 村上
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障子などの引き戸と敷居の隙間を水密にし、
レールの走り水を防止することのできる引き戸の敷居構
造を提供する。 【解決手段】 洗い場の床面3および脱衣室1Aの床面
とほぼ連続する面上における浴室1と脱衣室1Aとの接
続部に配設され、複数枚の引き戸63を摺動自在に支持
する敷居65であって、敷居65は、下枠本体651
と、この下枠本体651に着脱自在に固定された補助枠
体652と、から構成され、補助枠体652は、複数本
の分割補助枠体652Aを長手方向に接合して形成さ
れ、その長手方向に水密材9が取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片引き戸や引き違
い戸などの引き戸の敷居構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、住宅などには、浴室が設置され
ている。この浴室1は、図4に示すように、浴槽2と、
浴槽2と一体に、もしくは別体に形成され、洗い場31
を有する防水パン3と、これらの浴槽2および防水パン
3を包囲して立設された壁パネル4と、壁パネル4の上
方開口部を覆う天井パネル5と、から構成されている。
そして、浴室1と脱衣室1Aとの接続部には、敷居61
および鴨居62を有する枠体6が配設されており、この
枠体6の鴨居62には、引き戸である障子63が摺動自
在に懸吊されている。また、浴室1の洗い場31の床面
と脱衣室1Aの床面は、高齢者あるいは身体に障害を有
する人が安全に入浴できるように、段差を有することな
くほぼ連続する面上に位置している。この場合、洗い場
31の湯水が枠体6の敷居61を越えて脱衣室1Aに流
れ込むことがないように、敷居61に沿う洗い場31に
は排水溝311(図5参照)が形成されており、この排
水溝311には、洗い場31の床面と略連続する面上に
位置するように、すのこ7が着脱自在に載置されてい
る。
【0003】枠体6を構成する敷居61は、図5にその
断面形状を詳細に示すように、溝部611aおよび該溝
部611aの下方に垂設されたリブ状の脚部611bを
有し、障子63の枚数と同数本の溝形形材611と、ゴ
ムなどで形成されて各溝形形材611の溝部611aに
嵌め込まれた複数本の滑り止め材612と、からなり、
これらの溝形形材611の脚部611bをボルトナット
613によって連結することで形成されている。この場
合、隣接する溝形部材611,611の溝部611a,
611aの間には、鴨居62に摺動自在に懸吊された障
子63の下端部を挿入することのできる隙間が確保され
ている。そして、敷居61は、前述した排水溝311内
の脱衣室1A側長手方向に形成された一方の棚部311
aに載置固定されたアングル材8に着脱自在に固定され
ている。
【0004】一方、すのこ7は、前述した敷居61と同
一の構造を有している。すなわち、すのこ7は、溝部7
1aおよび該溝部71aの下方に垂設されたリブ状の脚
部71bを有する複数本の溝形形材71と、ゴムなどで
形成されて各溝形形材71の溝部71aに嵌め込まれた
複数本の滑り止め材72と、からなり、これらの溝形形
材71の脚部71bをボルトナット73によって連結す
ることで形成されている。この場合、隣接する溝形部材
71,71の溝部71a,71aの間には、排水口7a
となる隙間が形成されている。そして、すのこ7は、排
水溝311に形成された一方の棚部311aに載置固定
されたアングル材8と、一方の棚部311aに対向して
排水溝311内の洗い場31側長手方向に形成された他
方の棚部311bとにわたって着脱自在に載置されてい
る(例えば、実開昭64−53365号公報参照)。
【0005】ここで、すのこ7の滑り止め材72の上面
および敷居61の滑り止め材612の上面は、それぞれ
隣接する防水パン3の洗い場31の床面および脱衣室1
Aの床面とほぼ連続する面上に位置している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、洗い場31
の湯水が枠体6の敷居61を越えて脱衣室1Aに流れ込
むことがないように、敷居61に沿う洗い場31には排
水溝311(図5参照)が形成されているが、体に湯水
をかけたり、シャワーを浴びたりした湯水は排水溝31
1の上にあるすのこ7を越えて障子63にかかり、障子
63の下端部を挿入する敷居61の隙間に入り、溝形形
材611に設けられた排水口(不図示)より、排水溝3
11に排出される。しかしながら、浴槽からオーバーフ
ローした場合のように、湯水の量が多い時には溝形形材
611に貯めることができる水の容量を超えると、その
まま脱衣室1A側に水が溢れだしてしまうことがあっ
た。
【0007】なお、詳細には図示しないが、特開平7−
173945号公報に記載されるように、戸車を備えた
障子に対応して戸車を支持する支持面を有する複数本の
レールによって敷居を形成し、各レールをそれぞれ着脱
自在に固定した発明も知られているが、この発明のレー
ル構造では、レールの走り水があるために下枠レールに
排水口を設けなければならず、そのため、浴槽からの溢
れ水がきた場合、その排水口を水が逆流して脱衣室1A
側へ水が溢れ出る恐れがあった。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、障子などの引き戸と敷居の隙間を水密に
し、レールの走り水を防止することのできる引き戸の敷
居構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、洗
い場の床面および脱衣室の床面とほぼ連続する面上にお
ける浴室と脱衣室との接続部に配設され、複数枚の引き
戸を摺動自在に支持する敷居であって、敷居は、下枠本
体と、この下枠本体に着脱自在に固定された補助枠体
と、から構成され、補助枠体は、複数本の分割補助枠体
を長手方向に接合して形成され、その長手方向に水密材
が取り付けられていることを特徴とするものである。
【0010】そして、前記水密材は、複数の引き戸が閉
められた時の引き戸の位置に洗い場側に沿って、分割補
助枠体に取り付けられていることを特徴とするものであ
る。
【0011】水密材としては、ゴムパッキン、植毛繊
維、樹脂発泡体等が挙げられるが、障子とレール溝との
走行性を低下させず、水密材の障子への当たりを比較的
自由に調整できるゴムパッキンが好ましい。
【0012】請求項2の本発明は、前記水密材は、引き
戸の枚数に合わせて分割した分割補助枠体の洗い場側に
沿って、枠体の長さとほぼ同じ長さに取り付けられるの
が好ましい。例えば、引き戸の枚数が3枚の場合には、
引き戸の枚数に合わせて3個の分割補助枠体が長さ方向
に連続して設けられる。水密材は連続して設けられた分
割補助枠体の引き戸が摺動する3本のレール全体に取り
付けられても良いが、レール溝と障子の抵抗が大きくな
り、障子の走行性に影響するので、各補助枠体の上に引
き戸が閉じられた時の引き戸の位置の長さ分だけ、洗い
場側に水密材が取り付けられるようになされていること
が好ましい。その結果水密材を必要最低限の取付けです
み、障子の走行性にも影響せず好ましい。
【0013】請求項3の本発明は、請求項1又は2記載
の引き戸の敷居構造において、分割補助枠体の両端部に
止水及び/又は水抜き用のカバー材が取り付けられてい
ることを特徴とするものである。
【0014】本発明において、分割補助枠体の両端面に
止水及び/又は水抜き用のカバー板が設けられることが
好ましい。止水及び/又は水抜き用のカバー板が設けら
れていると、分割補助枠体の端面を覆うことができ、分
割補助枠体内から水が外にレールを伝っての走り水を防
止するので、排水口を水が逆流して脱衣室側へ水が溢れ
るのを防止することができる。
【0015】この止水及び/又は水抜き用のカバー板の
材質としては、ジュラコンなどの合成樹脂や、ステンレ
ス鋼材などの金属材料を採用することができる。
【0016】
【作用】本発明の引き戸の敷居構造によれば、敷居を構
成する補助枠体は、複数本の分割補助枠体を長手方向に
接合して形成され、その長手方向に水密材が取り付けら
れ、しかも障子が閉められた時の障子の位置に水密材が
洗い場側に沿って取り付けられているから、洗い場から
溢れた湯水の大部分はすのこ側及び障子のない部分の補
助枠体側から排水され、脱衣室側に湯水が溢れ出る恐れ
がない。また、止水及び/又は水抜き用のカバー材によ
り分割補助枠体は縁切りされているから、補助枠体のレ
ール溝内の走り水を防止でき、脱衣室側に湯水が溢れ出
るのを確実に防止する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の引き戸の敷居構造
の実施形態1を示す断面図、図2(イ)は図1の敷居を
分解して示す断面図、図2(ロ)は本発明の実施形態1
に用いられる水密材の斜視図、図3(イ)は図1の平面
図、図3(ロ)は本発明の実施形態1に用いられるカバ
ー材の平面図である。
【0018】図1乃至図3に示すように、この実施形態
1の敷居65は、アルミニウムの引き抜きによって成形
され、防水パン3の排水溝311内に形成された一方の
棚部311aに載置されるとともに、脱衣室1Aの床面
に固定された下枠本体651と、この下枠本体651に
ネジ654(図1参照)によって固定された補助枠体6
52と、から構成されている。そして、下枠本体651
には、最も脱衣室1A側に配置される引き戸、例えば、
障子63の戸車63aを転動自在に支持するためのレー
ル部651aが形成されている。
【0019】また、補助枠体652は、両端面にカバー
板652B(図3(ロ)参照)を固定した3本の分割補
助枠体652Aからなり、各分割補助枠体652Aは、
下枠本体651の長手方向に順に配置されてネジ654
により各別に固定されている。
【0020】各分割補助枠体652Aには、3本のリブ
652aが上方に向けて延設されており、このうち、最
も洗い場31側に面する1本のリブ652aを除く他の
2本のリブ652aの上端には、レール部652bおよ
び受け部652cが形成されている(図2参照)。この
各分割補助枠体652Aのレール部652bには、他の
2枚の障子63の戸車63aが転動可能に支持され、ま
た、受け部652cには滑り止め部材653が嵌め込ま
れている。
【0021】ここで、下枠本体651のレール部651
aと各分割補助枠体652Aの最も脱衣室1A側に面し
て設けられた受け部652cとの間、各分割補助枠体6
52Aの最も浴室1側に面して設けられたリブ652a
と該リブ652aに隣接するリブ652aに設けられた
レール部652bとの間、各分割補助枠体652Aの最
も浴室1側に面して設けられたリブ652aを除く他の
2本のリブ652aにおいて、一のリブ652aに設け
られた受け部652cと他のリブ652aに設けられた
レール部652bとの間には、それぞれ長手方向に延び
る間隙が形成されており、この間隙には、各障子63の
下端縁が差し込まれている。このため、レール部651
a,652b上を戸車63aが転動する際、障子63が
レール部651a,652bから脱落するのを防止して
いる。
【0022】そして3本のリブ652aにはそれぞれ水
密材9の本体部92を支持する支持部652dが設けら
れている。即ち、水密材9は前記支持部に本体部92を
差し込まれ、ひれ部分91が上記障子63の下端部に接
するように取り付けられている。本発明に用いられる水
密材は図2(ロ)に示すように弾力性のある合成ゴム製
の長尺体であり、分割補助枠体の長さに合わせて、切断
して取り付けられる。本体部92は厚み2mm×巾5m
mであり、ひれ部91は高さ5mm×厚み0.8mmの
長尺体である。ここで、ひれ部の厚みは、厚すぎると障
子の走行性に支障がでてくるし、薄すぎると水密性が不
充分となるので、0.3〜1.0mmの間が好ましい。
【0023】そして、図3(イ)に示すように、水密材
9は浴室1側の障子63(図中左側)の洗い場側に沿っ
て引き戸の長さ分、即ち分割補助枠体652Aと同じ長
さに取り付けられている。また、真ん中の障子63の洗
い場側に沿って同様に水密材9が取り付けられ、図中右
側の障子63の洗い場側に沿って同様に水密材9が取り
付けられ、全体として、3枚の障子63が閉められた時
の障子63の位置に洗い場側に沿って、分割補助枠体6
52Aに取り付けられている。
【0024】また、各分割補助枠体652Aに形成され
たリブ652aの下端部には、排水口652x(図2参
照)が形成されており、敷居65上の湯水は、前述した
排水口652xを通って洗い場31の排水溝311に流
出する。この場合、各リブ652aの排水口652x
は、敷居65の幅方向(図2の上下方向)に一線上に重
ならないように長手方向に位置を変えて形成することが
好ましい。例えば、大量の湯水が洗い場31から敷居6
5に流れ込んできた場合、一線上に排水口652xが形
成されていると、この排水口652xを通して脱衣室1
Aに達するおそれがあるからでる。
【0025】尚、排水口652xは、形成するリブ65
2aを各分割補助枠体652A毎に変えてもよい。即
ち、障子63とリブ652aとの間に取り付けられた水
密材9によって各障子63より脱衣室1A側には湯水が
流れ込まないから、引き戸を閉じたときに、最も脱衣室
1A側に位置する障子63が配設される分割補助枠体6
52Aでは、洗い場31側から順に2本のリブ652a
に排水口652xを形成し、次の障子63が配設される
分割補助枠体652Aでは、最も洗い場31側のリブ6
52aのみに排水口652xを形成し、最も洗い場31
側に位置する障子63が配設される分割補助枠体652
Aでは、排水口652xを形成しないようにしてもよ
い。
【0026】図3(ロ)に示すように、カバー板652
Bは、ジュラコンなどの合成樹脂、アルミやステンレス
などの金属によって分割補助枠体652Aの高さと幅に
相当する大きさに形成された略方形の薄板であり、図3
(イ)に示すように、分割補助枠体652Aの両端面を
露出することなく覆うことができ、各分割補助枠体65
2Aの端面にビスによって固定されている。このため、
分割補助枠体652Aを持ち運びする際、分割補助枠体
652Aの鋭利な端縁が露出せず、思いがけないけがの
発生を確実に防止することができる。
【0027】また、カバー板652Bには、前述した障
子63の下端縁が差し込まれるために分割補助枠体65
2Aに形成された間隙に合わせて切欠部652yが形成
されており、障子63を自由に開閉することができる。
さらに、カバー板652Bにより、分割補助枠体652
A両端面を覆っているので、分割補助枠体652Aのリ
ブ652aの間に浸入した湯水を、隣接する分割補助枠
体652Aへの移動を防止し、リブ652aに形成され
た排水口652xのみを経由して排水溝311に排水す
る。従って障子63が移動するレール下が縁切りされて
いるので、レール下の走り水を防止でき、脱衣室側への
逆流する湯水の流れが無くなり、脱衣室側への水漏れを
防止する。
【0028】なお、各分割補助枠体652Aの各受け部
652cに滑り止め部材653が嵌め込まれた際の敷居
65の上面は、洗い場31の床面および脱衣室1Aの床
面とほぼ連続する面上に位置している。
【0029】なお、前述した実施形態1においては、両
端にカバー板652Bを設けた3本の分割補助枠体65
2Aを長手方向に接合して補助枠体652を形成する場
合を例示したが、分割補助枠体652Aの本数は、3本
に限定するものではなく、障子63の枚数や横幅を考慮
して2本以上の分割補助枠体652Aによって形成して
もよい。
【0030】また、敷居65において、引き戸として障
子63を摺動自在に支持するレール部651a,652
bを形成したものを説明したが、鴨居に懸吊させる引き
戸であってもよい。
【0031】ところで、すのこ75は、前述した敷居6
5の下枠本体651の洗い場側先端部と、排水溝311
内の洗い場31側長手方向に形成された他方の棚部31
1bとにわたって載置され、排水溝311の上方開口部
を覆うものである。
【0032】このすのこ75は、平板状の支持部761
と、該支持部761の裏面の長辺側端縁部近傍に垂設さ
れた一対の脚部762と、支持部761の表面の長手方
向に延設された複数個の受け部763とが一体に形成さ
れたすのこ本体76と、ゴムなどで形成されて、すのこ
本体76の各受け部763に嵌め込まれた複数本の滑り
止め部材77と、から構成されており、隣接する受け部
763,763間の支持部761に排水口761aが形
成されている。そして、すのこ本体76の支持部761
の裏面側には、長手方向に間隔をおいて複数本の補強材
78が対向する脚部762,762間にそれぞれビス止
めされている。
【0033】すのこ75は、すのこ本体76の一方の脚
部762が前述した敷居65の下枠本体651の洗い場
側先端部と、他方の脚部762が排水溝311内の洗い
場31側長手方向に形成された他方の棚部311bとに
わたって載置される。この場合、すのこ75は、排水溝
311の上方開口部を覆うとともに、その上面は、洗い
場31の床面と略連続する面上に位置している。
【0034】図4(イ)は本発明の引き戸の敷居構造の
実施の形態2を示す断面図、図4(ロ)はその平面図、
図4(ハ)及び(ニ)は本発明の実施の形態2に用いら
れる2種類のカバー材の平面図、図5は本発明の引き戸
の敷居構造の実施の形態2のカバー材の取付け個数が異
なる平面図、図6(イ)は分割補助枠体の変形例を示す
断面図、図6(ロ)はその平面図である。実施の形態1
と同様な部分は同番号を付し、説明を省略する。
【0035】図4に示すように、この実施の形態2の引
き戸の敷居構造は実施の形態1の引き戸の敷居構造と比
較すると下枠本体651Eと分割補助枠体652E及び
カバー材652C及び652Dの形状が異なる。分割補
助枠体652Eは両端面の一側に止水用のカバー材65
2Cを取付け、他端を水抜き孔652f付き水抜きカバ
ー材652Dが取付けられている。両カバー材652
C,652D共ビス孔652eによりビスにより補助枠
体652Eに固定される。
【0036】本実施形態2においては、分割補助枠体6
52Eを持ち運びする際、分割補助枠体652Eの鋭利
な端縁が露出せず、思いがけないけがの発生を防止す
る。また、分割補助枠体652Eの両端部に止水用のカ
バー材652Cと水抜きカバー材652Dとが交互に長
手方向に接合されているので、分割補助枠体652Eの
間に浸入した湯水を、隣接する分割補助枠体652Eへ
の移動を防止し、かつ分割補助枠体652Eの間に浸入
した湯水を排水口652x及び水抜き孔652fを経由
して排水溝311に排水する。従って、レール下の走り
水をより確実に防止する。
【0037】また、図5に示すように、レール下の走り
水を防止する機能としては、分割補助枠体652Eを長
手方向に接合する箇所に止水用のカバー材652Cが取
り付けられておればよく、分割補助枠体652Eを3本
接合した両端部には必ずしも止水用のカバー材652C
がなくともよい。
【0038】さらに、図6に示すように、分割補助枠体
652Eの底部に複数の水抜き穴652gが設けられて
いる。複数の水抜き穴652gが設けられることによ
り、分割補助枠体652Eが下枠本体651Eから着脱
が容易になり、また分割補助枠体652Eの内部に汚れ
が溜まりにくくなる。
【発明の効果】以上のように本発明によれば、敷居を構
成する補助枠体は、複数本の分割補助枠体を長手方向に
接合して形成され、その長手方向に水密材が取り付けら
れ、しかも障子が閉められた時の障子の位置に水密材が
洗い場側に沿って取り付けられているから、洗い場から
溢れた湯水の大部分はすのこ側及び障子のない部分の補
助枠体側から排水され、脱衣室側に湯水が溢れ出る恐れ
がない。また、止水及び/又は水抜き用のカバー材によ
り分割補助枠体は縁切りされているから、補助枠体のレ
ール溝内の走り水を防止でき、脱衣室側に湯水が溢れ出
るのを確実に防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の引き戸の敷居構造の一実施形態を示す
断面図である。
【図2】(イ)図1の敷居を分解して示す断面図、
(ロ)本発明に用いられる水密材の斜視図である。
【図3】(イ)図1の敷居の平面図、(ロ)本発明に用
いられるカバー材の平面図である。
【図4】(イ)は本発明の引き戸の敷居構造の実施の形
態2を示す断面図、(ロ)はその平面図、(ハ)及び
(ニ)は本発明の実施の形態2に用いられる2種類のカ
バー材の平面図本発明の引き戸の敷居構造の一実施形態
を示す断面図である。
【図5】本発明の引き戸の敷居構造の実施の形態2のカ
バー材の取付け個数が異なる平面図である。
【図6】(イ)は分割補助枠体の変形例を示す断面図、
図6(ロ)はその平面図である。
【図7】従来の浴室を脱衣室とともに一部省略して示す
斜視図である。
【図8】従来の浴室および脱衣室の接続部を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 浴室 1A 脱衣室 3 防水パン 31 洗い場 311 排水溝 6 枠体 63 障子 65 敷居 651 下枠本体 651a レール部 652 補助枠体 652A,652E 分割補助枠体 652a リブ 652b レール部 652c 受け部 653 滑り止め部材 652B,652C,652D カバー板 75 すのこ 76 すのこ本体 77 滑り止め部材 9 水密材 91 ひれ部 92 本体部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗い場の床面および脱衣室の床面とほぼ
    連続する面上における浴室と脱衣室との接続部に配設さ
    れ、複数枚の引き戸を摺動自在に支持する敷居であっ
    て、敷居は、下枠本体と、この下枠本体に着脱自在に固
    定された補助枠体と、から構成され、補助枠体は、複数
    本の分割補助枠体を長手方向に接合して形成され、その
    長手方向に水密材が取り付けられていることを特徴とす
    る引き戸の敷居構造。
  2. 【請求項2】 前記水密材は、複数の引き戸が閉められ
    た時の引き戸の位置に洗い場側に沿って、分割補助枠体
    に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の
    引き戸の敷居構造。
  3. 【請求項3】 前記分割補助枠体の両端部に止水及び/
    又は水抜き用のカバー材が取り付けられていることを特
    徴とする請求項1又は2記載の引き戸の敷居構造。
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