JP2006328918A - 片引き掃出し窓 - Google Patents

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Abstract

【課題】 下枠自身の汎用性を損なうことなく、ガイド溝の見込み方向の位置を調整可能とする片引き掃出し窓を提供することを課題する。
【解決手段】 枠体2と、上吊り形式の引き戸障子3とから成り、枠体2に四周に亘って装着したシール部材90により、引き戸障子3の屋内外をシールすると共に、枠体2の下枠12の上端面を、下枠12に接する屋内床面Aおよび屋外床面Bと面一に配設した片引きの掃出し窓1において、下枠12に形成した下凹部46に装着され、引き戸障子3に垂設したガイド突起117の移動をガイドする下ガイドアタッチメント54を備え、下ガイドアタッチメント54は、屋内外方向において、ガイド突起117をガイドするガイド溝部56と、下枠12の上端面の一部を構成する足着突部57と、を有している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、下枠の上端面を屋内床面および屋外床面と面一に構成した上吊り式の片引き掃出し窓に関するものである。
下枠の上端面を屋内床面および屋外床面と面一に構成したバリアフリー設計ではないが、窓枠にスライディング障子およびフィクス障子を組み込んだ上吊り式の片引き掃出し窓が知られている(特許文献1参照)。この片引き掃出し窓は、断面略逆「U」字状に形成した上枠の内側に、内向きガイド片および外向きガイド片から成る上ガイド部を一体に形成すると共に、下枠の上部に、上向きあり溝形状の下ガイド部を一体に形成している。
一方、スライディング障子の上端部には一対の吊り車が設けられ、下端部には一対のガイド突起が設けられており、スライディング障子は、吊り車に設けた上ガイドローラを上記の上ガイド部に、ガイド突起に設けた下ガイドローラを上記の下ガイド部に、それぞれ案内されるようにして開閉動作される。
特開2004−346582号公報
ところで、このような従来の片引き掃出し窓を、下枠の上端面を屋内床面および屋外床面と面一に構成したバリアフリー設計とした場合、その下枠に、障子に設けたシール部材用の密接片が臨む溝(溝条)、および下ガイドローラが臨む溝(下ガイド部)をそれぞれ形成する必要があるため、断面形状が複雑になり下枠の汎用性(例えばスウィング障子と兼用)が損なわれると共に、これら溝を下枠一体構造(形材)とすることにより、使用するシール部材の突出寸法や下ガイドローラの見込み方向の取付け位置精度に対する、ガイド溝の見込み方向の位置調整が不可能となることが想定される。
本発明は、下枠自身の汎用性を損なうことなく、ガイド溝の見込み方向の位置を調整可能とする片引き掃出し窓を提供することをその課題としている。
本発明の片引きの掃出し窓は、枠体と、枠体に開閉自在に装着した上吊り形式の引き戸障子とから成り、枠体に四周に亘って装着したシール部材により、引き戸障子の屋内外をシールすると共に、枠体の下枠の上端面を、下枠に接する屋内床面および屋外床面と面一に配設した片引きの掃出し窓において、下枠に形成した下凹部に装着され、引き戸障子に垂設したガイド突起の移動をガイドする下ガイドアタッチメントを備え、下ガイドアタッチメントは、屋内外方向において、ガイド突起をガイドするガイド溝部と、下枠の上端面の一部を構成する足着突部と、を有していることを特徴とする。
この構成によれば、下枠の下凹部に装着した下ガイドアタッチメントにより、引き戸障子のガイド突起をガイドするようにしているため、下枠にガイド突起のためのガイド部分を一体に成形する必要がなく、下枠を単純な断面形状とすることができる。また、下枠に対する下ガイドアタッチメントの取付け位置を見込み方向に微調整することで、使用するシール部材の突出寸法や下ガイドローラの見込み方向の取付け位置精度に対応させることができる。さらに、下ガイドアタッチメントのガイド溝部を最小幅とすることで、足着突部を幅広とすることがき、下枠上における車椅子等の走行を円滑にすることができる。
なお、下枠の上端面を、屋内床面および屋外床面と「面一」に配設とは、下枠の上端面と、屋内床面および屋外床面との間に、段差が全く無い場合はもちろん、車椅子等の走行の障害とならない程度の段差(例えば20mm程度)がある場合も含む概念である。
この場合、下枠の下凹部の屋外側内面には、シール部材の下シール部が装着され、引き戸障子の下端部には、下シール部に密接する密接片が取り付けられていることが、好ましい。
この構成によれば、引き戸障子の框体の汎用性を損なうことなく、引き戸障子の下端部におけるシール性を維持することができる。
これらの場合、枠体の上枠に形成した上凹部に装着され、引き戸障子に立設した吊り車の移動をガイドする上ガイドアタッチメントを、更に備えることが好ましい。
この構成によれば、上枠においても、断面形状の単純化と汎用性を達成することができ、且つ上ガイドアタッチメントの取付け調整が可能となる。
この場合、引き戸障子の上端部には、戸先側および戸尻側にそれぞれ吊り車が設けられ、且つ下端部には、戸先側および戸尻側にガイド突起がそれぞれ設けられており、閉塞直前位置から閉塞完了位置に移動する引き戸障子を、屋外側に微小移動させる引寄せ機構を、更に備え、引寄せ機構は、上ガイドアタッチメントに連なると共に一対の吊り車に対応して設けられ、引き戸障子の屋外側に微小移動を案内する戸先上ガイドブロックおよび戸尻上ガイドブロックと、下ガイドアタッチメントに連なると共に一対のガイド突起に対応して設けられ、引き戸障子の屋外側に微小移動を案内する戸先下ガイドブロックおよび戸尻下ガイドブロックと、を有していることが、好ましい。
この構成によれば、引寄せ機構により、引き戸障子の摺接によるシール部材の損傷や変形を防止することができると共に、引き戸障子のシール性を向上させることができる。また、上記4種のガイドブロックと上下のガイドアタッチメントにより、下枠および上枠への切欠き加工が不要となる。
なお、上ガイドアタッチメント、戸先上ガイドブロックおよび戸尻上ガイドブロック、並びに下ガイドアタッチメント、戸先下ガイドブロックおよび戸尻下ガイドブロックを、それぞれ樹脂等で一体に成形してもよい。
この場合、引寄せ機構は、引き戸障子の戸先端部に設けた複数の戸先引寄せ部材、およびこれに対応して枠体の戸先側縦枠に設けた複数の戸先引寄せ受け部材と、引き戸障子の戸尻端部に設けた複数の戸尻引寄せ部材、およびこれに対応して枠体の戸尻側縦枠に設けた複数の戸尻引寄せ受け部材と、を更に有していることが、好ましい。
この構成によれば、閉塞状態の引き戸障子が、四周に亘ってシール部材に均一に且つ強く押し付けられるため、より一層、引き戸障子のシール性を向上させることができる。
これらの場合、吊り車は、少なくとも一対のホイールと、一対のホイールをその軸端部に回転自在に軸支する吊り車軸と、吊り車軸に対し軸方向にスライド自在に係合するホイールベースと、ホイールベースと引き戸障子とを連結する吊設部材と、を有し、吊り車軸に対するホイールベースのスライドストロークは、引き戸障子の屋外側への微小移動における移動距離に対応していることが、好ましい。
この構成によれば、引寄せ機構による引き戸障子の屋外側への微小移動に対し、ホイールベースが吊り車軸上を軸方向に無理なく移動するため、吊り車のホイールにスラスト力が作用することがなく、引寄せ動作を円滑に行うことができると共に、吊り車の寿命を延ばすことができる。
以上のように、本発明の片引き掃出し窓によれば、下枠を単純な断面形状とすることができるため、下枠の汎用性を高めることができる。また、下枠に対する下ガイドアタッチメントの取付け位置を見込み方向に微調整することで、ガイド溝部の位置を調整することができ、使用するシール部材の突出寸法や下ガイドローラの見込み方向の取付け位置に精度良く対応させることができる。さらに、下枠に生ずる見込み方向の間隙を極力狭くすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係る上吊り式の片引き掃出し窓について説明する。図1の屋内側姿図に示すように、この片引き掃出し窓1は、共通の窓枠2に、片引き形式の上吊りスライディング障子3と、開放状態の上吊りスライディング障子3と重なるフィックス障子4(図5参照)と、を組み込んで構成されている。屋内側から見て、フィックス障子4は窓枠2の右半部に組み込まれ、上吊りスライディング障子3は窓枠2の左半部に組み込まれている。上吊りスライディング障子3の左端部(戸先側)には、屋内側に開閉ハンドル5が設けられ、且つその内部には開閉ハンドル5により操作される錠ユニット6が組み込まれている。なお、以降の説明では、屋内側から見て右を単に「右」とし、左を単に「左」とする。
図2ないし図5に示すように、窓枠2は、上枠11、下枠12、左側の戸先縦枠13および右側の戸尻縦枠14を四周枠組みすると共に、上枠11と下枠12との間において、戸先縦枠13および戸尻縦枠14の中間位置に中骨15を組み込んで、構成されている。そして、これら窓枠2の各構成枠材はいずれもアルミニウムの押出し形材等で構成されている。下枠12の上端面は、屋内側の居室床Aおよび屋外側のバルコニーに設けたデッキ床Bと面一に配設されており、いわゆるバリアフリーの窓を構成している。
上枠11、下枠12、戸先縦枠13および戸尻縦枠14で区画された屋内側部分には、上吊りスライディング障子3がスライド自在に装着され、上枠11、下枠12、中骨15および戸尻縦枠14で区画された屋外側部分には、フィックス障子4が装着されている。また、上枠11、下枠12、戸先縦枠13および中骨15で区画された屋外側部分には、フィックス障子4と見付け方向に横並びとなるように可動網戸7が、開閉自在に装着されている。
図2および図3に示すように、上枠11は、水切り用の傾斜面を有する上枠中空部22と、上枠中空部22の下側にあって屋外側に配設した固定障子上支持部23と、上枠中空部22の見込み方向の屋内側に配設した可動障子上支持部24と、可動障子上支持部24の上側に連なると共に上面が開放された上アンカー固定部25と、で一体に形成された上枠本体21を備えると共に、可動障子上支持部24の屋内側に添設するようにねじ止めした天井見切り片26を備えている。
固定障子上支持部23は、逆略「U」字状に形成されており、その右半部には下側からフィックス障子4の上端部が水密に装着され、左半部には上網戸ベース106を介して可動網戸7の上端部が装着されている。
可動障子上支持部24は、上下中間位置に対向するように突設した前後一対のレール片31,31を有すると共に、一対のレール片31,31の下方に位置して、内向き水平片部32およびに内向き水平片部32と段違い対峙する外向き水平片部33とを有している。そして、一対のレール片31,31上には、後述する上吊りスライディング障子3の吊り車116が転動するようになっている。また、内向き水平片部32には外ガイドアタッチメント35がねじ止めされ、外向き水平片部33には内ガイドアタッチメント36がねじ止めされている。
一対のレール片31,31の間隙にはスリット開口37が構成され、また上ガイドアタッチメント34を構成する外ガイドアタッチメント35と内ガイドアタッチメント36との間隙にはガイド開口38が構成されている。そして、スリット開口37には、後述する吊り車116のホイールベース133から下方に延びる吊設部材134が臨み、ガイド開口38には、吊設部材134(の上ガイドローラ135)が摺接するように臨んでいる。すなわち、吊り車116は、吊設部材134を介して外ガイドアタッチメント35および内ガイドアタッチメント36に案内され、一対のレール片31,31上を転動する。
詳細は後述するが、上ガイドアタッチメント34の見付け方向の両外側には、上戸先ガイドブロック141および上戸尻ガイドブロック146が連続するように配設されており(図6および図7参照)、この両ガイドブロック141,146に案内されて、閉塞直前位置から閉塞完了位置に移動する上吊りスライディング障子3は、その上端部において屋外側に僅かに引き寄せられる(微小移動)ようになっている。そして、この引寄せ動作により、上吊りスライディング障子3の上端部(上框)は、可動障子上支持部24の屋外側内面に装着した上シール部材91に密接する。
下枠12は、底面を傾斜面とするクランク状の主中空部42と、主中空部42の下側に連なる小さな副中空部43と、主中空部42の屋内側に連なると共に下面が開放された下アンカー固定部44と、主中空部42の上側にあって屋外側に配設した固定障子下支持部45と、主中空部42および下アンカー固定部44の上側にあって屋内側に配設した可動障子下支持部46と、で一体に形成された下枠本体41を備えると共に、可動障子下支持部46の屋内側に添設するようにねじ止めした床見切り片47を備えている。
固定障子下支持部45の底面および可動障子下支持部46の底面には、それぞれ水抜き孔45a,46aが形成され、両水抜き孔45a,46aは、主中空部42に連通している。また、主中空部42の底面には、主中空部42内の排水(雨水)をバルコニーに流下させる排水孔42aが形成されている。固定障子下支持部45に吹き込んだ雨水は、その水抜き孔45aから主中空部42を通ってバルコニーに排水される。同様に、後述の下シール部材92を越えて可動障子下支持部46に浸入した雨水も、その水抜き孔46aから主中空部42を通ってバルコニーに排水される。
固定障子下支持部45は、上記の固定障子上支持部23に対峙しており、断面略「U」字状に形成されている。固定障子下支持部45の右半部には上側からフィックス障子4の下端部が水密に装着され、左半部には下網戸ベース107を介して可動網戸7の下端部が装着されている。
可動障子下支持部46は、上記の可動障子上支持部24に対峙しており、浅い断面略「U」字状を為している。すなわち、可動障子下支持部46は、水平ベース片部51と、水平ベース片部51の見込み方向の両端部から立ち上がる外立設片52および内立設片53と、を有しており、その内部には、水平ベース片部51にねじ止めするようにして、上記の上ガイドアタッチメント34に対峙する下ガイドアタッチメント54が配設されている。
下ガイドアタッチメント54は、内立設片53側に寄せて配設されており、断面凹状に形成された屋外側のガイド溝部56と、断面凸状に形成された屋内側の足着突部57と、で断面クランク状を為して一体に形成されている。足着突部57の上面は平坦に形成され、上記のデッキ床Bおよび居室床Aと面一に配設した下枠12の上面の一部を構成している。また、ガイド溝部56は、後述する上吊りスライディング障子3のガイド突起117(下ガイドローラ139)が摺接して、その開閉移動をガイドする。
詳細は後述するが、下ガイドアタッチメント54の見付け方向の両外側には、上記の上戸先ガイドブロック141と対を為す下戸先ガイドブロック151、および上戸尻ガイドブロック146と対を為す下戸尻ガイドブロック156が連続するように配設されており(図8および図9参照)、この両ガイドブロック146、156により、閉塞直前位置から閉塞完了位置に移動する上吊りスライディング障子3は、その下端部において屋外側に僅かに引き寄せられる(微小移動)ようになっている。そして、この引寄せ動作により、上吊りスライディング障子3の下端部(下框)は、可動障子下支持部46(外立設片52)の屋外側内面に装着した下シール部材92に密接する。
図4および図5に示すように、戸先縦枠13は、屋外側の網戸収容部62と、網戸収容部62の屋内側に連なる長方形の縦枠中空部63と、縦枠中空部63に背あわせに配設した戸先アンカー固定部64と、縦枠中空部63の屋外側から内向きに延びる縦枠シール取付け部65と、で一体に形成された戸先縦枠本体61を備えると共に、戸先アンカー固定部64の屋内側に添設するようにねじ止めした戸先見切り片66を備えている。そして、縦枠シール取付け部65の屋外側内面には、上記の引寄せ動作により、上吊りスライディング障子3の戸先端部(戸先縦框113)が密接する戸先シール部材93が装着されている。
同様に、戸尻縦枠14は、屋外側の固定障子縦支持部72と、固定障子縦支持部72の屋内側に連なる戸尻アンカー固定部73と、で一体に形成された戸尻縦枠本体71を備えると共に、固定障子縦支持部72に屋内側から係合する縦枠押し縁74、および戸先アンカー固定部64の屋内側に添設するようにねじ止めした戸尻見切り片75を備えている。
中骨15は、正方形の中骨中空部82と、中骨中空部82から内向きに延びる固定障子中支持部83と、中骨中空部82の屋内側の面に突設した中骨シール取付け部84と、中骨中空部82および固定障子中支持部83の端から屋外側に突出した一対のリブ片85,85と、で一体に形成された中骨本体81を備えると共に、固定障子中支持部83に屋内側から係合する中骨押し縁86を備えている。そして、中骨シール取付け部84には、上記の引寄せ動作により、上吊りスライディング障子3の戸尻端部(戸尻縦框114)が密接する戸尻シール部材94が装着されている。なお、シールの面からみると中骨15は、閉塞状態の上吊りスライディング障子3に対し、戸尻側の縦枠として機能する。
なお、後述する上吊りスライディング障子3の戸尻縦框114と中骨15とは、見付け方向に位置ずれして重なるようになっている。これにより、フィックス障子4は、その複層ガラス96の交換を屋内側から押し縁形式で行い得るようになっており、同様に上吊りスライディング障子3は、その複層ガラス115の交換を屋外側から押し縁形式で行い得るようになっている。すなわち、上吊りスライディング障子3を窓枠から外すことなく、その複層ガラス115の交換が可能になっている。
また、後述する上吊りスライディング障子3の框体110と密接する上シール部材91(図2参照)、下シール部材92、戸先シール部材93および戸尻シール部材94は、コーナー部分を折り曲げて装着した一体のもので構成されている。すなわち、実施形態のシール部材90(エアータイト材)は、装着部となる硬質樹脂とシール部となる軟質樹脂と、をいわゆる2色成形により形成した1本ものを、上枠11、下枠12、戸先縦枠13および中骨15から成る四周枠に連続するように装着したものであり、その両端を上枠11の部分で突き合せている。もっとも、この1本もののシール部材90を、生産段階で環状(無端)に形成してもよい。
図3および図4に示すように、フィックス障子4は、断熱および防音を考慮した複層ガラス96で構成されており、上端部を上枠11の固定障子上支持部23に、下端部を下枠12の固定障子下支持部45に、右側端部を戸尻縦枠14に、左側端部を中骨15に、それぞれ気密に且つ押し縁形式で装着されている(ガスケットを介在)。図2および図4に示すように、可動網戸7は、上ガイド枠101、下ガイド枠102、戸先枠103および戸尻枠104に、折込み網体105を組み込んで構成されており、固定障子上支持部23、固定障子下支持部45、戸先縦枠13および中骨15に開閉自在に装着されている。すなわち、可動網戸7は、上下両網戸ベース106,107を用いることで、フィックス障子4を装着するための各構成枠部を利用して、装着されており、且つ開閉状態を含め、見込み方向においてフィックス障子4と同位置に収まっている。
図2および図4に示すように、上吊りスライディング障子3は、上框111、下框112、戸先縦框113および戸尻縦框114を四周框組みした框体110と、これに組み込んだ複層ガラス115と、框体110(上框111)の上端から上方に延びる一対の吊り車116,116と、框体110(下框112)の下端から下方に延びる一対のガイド突起117,117とで構成されている。一対の吊り車116,116は、戸先側と戸尻側とに離間して配設され、これに対応して一対のガイド突起117,117も、戸先側と戸尻側とに離間して配設されている(図1参照)。
上框111には、その上面にねじ止めするようにして上記の上シール部材91に密接する上密接片121が突設されている。上密接片121は、上框111の屋外側に起立する密接片部122と上框111の上面に固定される固定片部123とで、略「L」字状に一体に形成されている。同様に、下框112には、その下面にねじ止めするようにして上記の下シール部材92に密接する下密接片124が突設されている。下密接片124は、下框112の屋外側に下垂する密接片部125と下框112の下面に固定される固定片部126とで、略逆「L」字状に一体に形成されている。この場合、上密接片121の密接片部122は、上枠11の可動障子上支持部24の内部に入り込み、下密接片124の密接片部125は、下枠12の可動障子下支持部46(外立設片52と下ガイドアタッチメント54との間隙部分)の内部に入り込むようになっている。このように、上密接片121および下密接片124を別体とすることにより、同一の形材で構成した上框111および下框112に汎用性を持たせると共に、バリアフリー(床フラット)に対応させ得るようになっている。
戸先縦框113と戸尻縦框114とは同一断面形状を有しており、戸先縦框113にはその上下中間位置に上記の開閉ハンドル5が取り付けられると共に、上記の錠ユニット6が内蔵されている。また、戸尻縦框114の見付け方向の外端面には、突当て部材128がねじ止めされている。そして、上吊りスライディング障子3の框体110は、各コーナー部分を角度45°で接合するようになっており(図6ないし図9参照)、図示では省略したが、内部に収容した「L」字状の補強プレートで接合すると共に、相互の接合端間に樹脂製の接合板を介設するようにしている
各吊り車116は、ベアリングを内蔵した一対2組のホイール131,131と、各一対のホイール131間に渡されホイール131を回転自在に軸支する吊り車軸132と、一対の吊り車軸132,132を回転自在に支持するホイールベース133と、ホイールベース133に吊設した吊設部材134と、吊設部材134の中間位置に回転自在に支持された上ガイドローラ135と、を有しており、吊設部材134の下端部が、スペーサ136を介して上框111にねじ止めされている(図6および図7参照)。吊り車軸132に対するホイールベース133の軸方向におけるスライドストロークは、上記の引寄せ動作により見込み方向に微小移動する上吊りスライディング障子3の移動寸法とほぼ合致しており、上吊りスライディング障子3の屋外側への微小移動に伴って、ホイールベース133が吊り車軸132上を屋外側にスライドする。これにより、上吊りスライディング障子3を無理なく引寄せ動作させることができるようになっている。
各ガイド突起117は、上端部を下框112にねじ止めした軸状部材138と、軸状部材138に回転自在に支持された下ガイドローラ139と、を有している。上吊りスライディング障子3は、上枠11に形成した一対のレール片31,31上を転動する吊り車116により、上吊り形式で開閉され、またその際、上ガイドローラ135は上枠11の上ガイドアタッチメント34(のガイド開口38)に転接するようにしてガイドされ、下ガイドローラ139は下枠12の下ガイドアタッチメント54(のガイド溝部56)に転接するようにしてガイドされる。また、詳細は後述するが、上吊りスライディング障子3に引寄せ力が作用する範囲において、戸先側の上ガイドローラ135は戸先上ガイドブロック141に、戸尻側の上ガイドローラ135は戸尻上ガイドブロック146にそれぞれガイドされ、また戸先側の下ガイドローラ139は戸先下ガイドブロック151に、戸尻側の下ガイドローラ139は戸尻下ガイドブロック156にそれぞれガイドされる。
ここで、図6ないし図9を参照して、上吊りスライディング障子3の引寄せ機構について、詳細に説明する。上述したように、上吊りスライディング障子3は、一対の吊り車116,116を介して見込み方向に微小移動可能に構成され、且つ戸先上ガイドブロック141および戸尻上ガイドブロック146によりその上部を、戸先下ガイドブロック151および戸尻下ガイドブロック156によりその下部を、それぞれガイドされて引き寄せられる。
また、この引寄せ動作は、上吊りスライディング障子3が閉塞直前位置から閉塞完了位置に至る移動範囲で為され、また引寄せ解除動作は、閉塞完了位置から開放直後位置に至る移動範囲でなされる。このため、この移動範囲において、戸先側の上下両ガイドローラ135,139が戸先上下両ガイドブロック141,151に案内され、戸尻側の上下両ガイドローラ135,139が戸尻上下両ガイドブロック146、156にそれぞれガイドされるように、各ガイドブロックが配置されている。具体的には、戸先上下両ガイドブロック141,151は、閉塞状態の上吊りスライディング障子3の戸先縦框113の直上および直下に配設され、戸尻上下両ガイドブロック146、156は、戸尻縦框114の直上および直下に配設されている。
戸先上ガイドブロック141は、上記の可動障子上支持部24に収容するようにして固定したブロック本体142と、ブロック本体142に形成したガイド溝143と、で樹脂一体に形成されており、上ガイドアタッチメント34の戸先側端に連なるように配設されている。ガイド溝143は、上ガイドアタッチメント34のガイド開口38と同幅に且つガイド開口38と連続するように配設されている。そして、ガイド溝143は、延在方向(見付け方向)の略中間位置で屋外側に斜めに屈曲している。すなわち、上ガイドローラ135が、この屈曲位置から終端位置に移動することで、上記の引寄せ動作が行われる。
戸尻上ガイドブロック146は、上記の可動障子上支持部24に収容するようにして固定したブロック本体147と、ブロック本体147に形成したガイド溝148と、で樹脂一体に形成されており、上ガイドアタッチメント34の戸尻側端に連なるように配設されている。ガイド溝148は、上ガイドアタッチメント34のガイド開口38と同幅に且つガイド開口38と連続するように配設されている。そして、ガイド溝148は、延在方向(見付け方向)の略中間位置で屋外側に山形に屈曲している。すなわち、上ガイドローラ135が、この山形の裾野位置から頂位置に移動することで、上記の引寄せ動作が行われる。なお、上ガイドアタッチメント34は、戸尻上ガイドブロック146のさらに先となる、フィックス障子4に面する部分にも設けられている。
同様に、戸先下ガイドブロック151は、上記の可動障子下支持部46に収容するようにして固定したブロック本体152と、ブロック本体152に形成したガイド溝153と、で樹脂一体に形成されており、下ガイドアタッチメント54の戸先側端に連なるように配設されている。ガイド溝153は、下ガイドアタッチメント54のガイド溝部56と同幅に且つガイド溝部56と連続するように配設されている。そして、ガイド溝153は、延在方向(見付け方向)の略中間位置で屋外側に斜めに屈曲している。すなわち、下ガイドローラ139が、この屈曲位置から終端位置に移動することで、上記の引寄せ動作が行われる。
同様に、戸尻下ガイドブロック156は、上記の可動障子下支持部46に収容するようにして固定したブロック本体157と、ブロック本体157に形成したガイド溝158と、で樹脂一体に形成されており、下ガイドアタッチメント54の戸尻側端に連なるように配設されている。ガイド溝158は、下ガイドアタッチメント54のガイド溝部56と同幅に且つガイド溝部56と連続するように配設されている。そして、ガイド溝158は、延在方向(見付け方向)の略中間位置で屋外側に山形に屈曲している。すなわち、下ガイドローラ139が、この山形の裾野位置から頂位置に移動することで、上記の引寄せ動作が行われる。
一方、図1、図4および図5に示すように、上吊りスライディング障子3の戸先縦框113には、その戸先面の上下2箇所に樹脂製の戸先引寄せブロック161が、それぞれ取り付けられている。また、両戸先引寄せブロック161に対応して、戸先縦枠13の縦枠中空部63には、引寄せ受け片162が一体に突設されている。上吊りスライディング障子3が閉塞完了直前位置から閉塞完了位置に移動するときに、引寄せ受け片162に各戸先引寄せブロック161が係合し、戸先引寄せブロック161に形成した傾斜係合面161a(図5参照)の作用により、上吊りスライディング障子3の戸先側が屋外側に僅かに引き寄せられるようになっている。
同様に、上吊りスライディング障子3の戸尻縦框114には、その屋外側見付け面の上下3箇所に樹脂製の戸尻引寄せブロック166が、それぞれ取り付けられている。また、各戸尻引寄せブロック166に対応して、中骨15には、その屋内側見付け面の上下3箇所に樹脂製の引寄せ受けブロック167が、それぞれ取り付けられている。上吊りスライディング障子3が閉塞直前位置から閉塞完了位置に移動するときに、各引寄せ受けブロック167に各戸尻引寄せブロック166が係合し、両ブロック166,167にそれぞれ形成した傾斜係合面(図示省略)の作用により、上吊りスライディング障子3の戸尻側が屋外側に僅かに引き寄せられるようになっている。
このように、各種の引寄せ機構により、閉塞直前位置から閉塞完了位置に移動するときの上吊りスライディング障子3が屋外側に微小移動(引寄せ動作)するため、上吊りスライディング障子3の框体が、上枠11、下枠12、戸先縦枠13および中骨15に連続するように設けたシール部材90に強く密接して、気密性が維持され且つ摺動によるシール部材90の変形や損傷を抑制することができる。また逆に、閉塞完了位置から開放直後位置に移動するときの上吊りスライディング障子3が上記と逆に微小移動(引寄せ動作)するため、摺動によるシール部材90の変形や損傷を抑制することができる。
次に、図10および図11を参照して、錠ユニット6について詳細に説明する。錠ユニット6は、支持フレームを兼ねる錠ケース171と、錠ケース171に収容した錠装置172とを備えると共に、戸先縦枠13に埋め込んだ錠受け173を備えている。
一方、錠装置172を施錠および解錠する上記の開閉ハンドル5は、略「コ」字状に湾曲しており、その基部が戸先縦框113の屋内側の見付け面に回動自在に取り付けられている。また、開閉ハンドル5のハンドル軸176は、断面略正方形に形成され、戸先縦框113の中空内部まで延び錠ケース171(錠装置172)を貫通するように配設されている。そして、開閉ハンドル5は、下向き位置から開放方向に向く横向き位置への回動操作で開操作されると共に、その横向き位置から下向き位置への回動操作で閉操作される。このように、開閉ハンドル5の開操作が下向き位置から開放方向に向く横向き位置への回動操作で行われることで、上吊りスライディング障子3の開放時において、開閉ハンドル5の開操作とこれに続く上吊りスライディング障子3のスライド開放操作とを連続的に行うことができる。
錠受け173は、戸先縦枠13の縦枠中空部63内に収容した袋カバー181と、縦枠中空部63の正面壁63aに形成した縦枠開口部を覆うように設けた枠側フェースプレート182と、袋カバー181内の下部にねじ止めされ、後述する錠装置172のフック部材201を施錠させる係合受け部材186(フック受け)とから成り、袋カバー181と枠側フェースプレート182とは、正面壁63aを挟み込んで相互にねじ止めされている。枠側フェースプレート182には、フック部材201が臨むロック開口183が形成され、ロック開口183は、袋カバー181の内部に連通している。また、係合受け部材186は、断面略「L」字状に形成され、ロック開口183の下開口縁184から袋奥部に向かう下り傾斜面186a(傾斜部)を有している。そして、フック部材201の係合部216は、ロック開口183から袋カバー181の内部に入り込み、ロック開口183の係合受け部材186に係止される。
錠ケース171は、戸先縦框113の中空内部に収容したケース本体191と、戸先縦框113の戸先側端面壁113aに形成した縦框開口部を覆うように設けた框側フェースプレート192とから成り、ケース本体191と框側フェースプレート192とは、戸先側端面壁113aを挟み込んで相互にねじ止めされている。框側フェースプレート192には、フック部材201が突出するフック開口193と、後述する蹴出し部材203が突出する蹴出し開口194とが上下に形成されている。また、フック開口193と上記のロック開口183とは略同位置に配設され、蹴出し開口194は枠側フェースプレート182の下部に対峙している。すなわち、フック開口193から出没するフック部材201は、ロック開口183の係合受け部材186に対し施錠および解錠され、蹴出し開口194(戸先面)から突出した蹴出し部材203は、枠側フェースプレート182の下部に衝突(蹴り出し)するようになっている。
錠装置172は、錠ケース171の上部に、上記の戸先側端面壁113aから出没して戸先縦枠13に対し施錠および解錠するフック部材201と、フック部材201を開閉ハンドル5の開閉操作に連動して施解錠動作させる施錠機構202とを備えると共に、錠ケース171の下部に、上記の戸先側端面壁113aから出没して戸先縦枠13を相対的に押圧する蹴出し部材203と、蹴出し部材203を開閉ハンドル5の開操作に連動して突出させる蹴出し機構204とを備えている。また、錠装置172は、錠ケース171の上下略中心位置に貫通したハンドル軸176に固定され、開閉ハンドル5の正逆回動操作を施錠機構202および蹴出し機構204に伝達する入力部材205を備えている。
さらに、錠装置172には、蹴出し部材203を没入する方向に付勢する戻しばね206と、蹴出し機構204の係脱作動部材231(後述する)を回動付勢する係合ばね207とが備えられている。
入力部材205には、開閉ハンドル5の正逆回動操作を施錠機構202に伝達するクランク突起211と、開閉ハンドル5の正逆回動操作を蹴出し機構204の係脱作動部材231(後述する)に伝達する作動突起212とが一体に形成されている。クランク突起211と作動突起212とは、互いに略90°の角度を為しており、開閉ハンドル5の開操作開始時(閉操作完了時)、すなわち開閉ハンドル5が下向き位置にあるときには、クランク突起211が上向き位置、作動突起が戸先側に向く横向き位置となり(図10参照)、開閉ハンドル5の閉操作開始時(開操作完了時)、すなわち開閉ハンドル5が横向き位置にあるときには、クランク突起211が戸先側に向く横向き位置、作動突起212が下向き位置となる(図13(a)参照)。なお、図11は、開閉ハンドル5の開操作の完了直前における錠装置172の状態を示しており、クランク突起211が略横向き位置、作動突起212が略下向き位置となっている。
フック部材201は、金属プレート等で構成され、上記のロック開口183の係合受け部材186に係合する先端の係合部216と、係合部216から屈曲するように連なる屈曲部217と、屈曲部217に連なり、略中央部にフック支軸215を形成した支軸形成部218とで鎌錠形状に一体形成されており、フック支軸215を中心に、係合受け部材186に係合した施錠位置と、錠ケース171内に完全に収容された解錠位置との間で回動自在に構成されている。
また、フック部材201は、上吊りスライディング障子3がきちんと閉められていない状態であっても、施錠位置に回動するに従って、上記の係合受け部材186の下り傾斜面186aを利用して、すなわち、係合部216が下り傾斜面186aに案内されて回動することで、ロック開口183の係合受け部材186を引き付けるようになっている。すなわち、戸先縦框113と戸先縦枠13との間にある程度の間隙がある状態で、開閉ハンドル5を閉操作してフック部材201を施錠しようとした場合にも、フック部材201が係合受け部材186を引き付けることができるため、上記の間隙が解消され、適切に施錠を行うことができる。なお、係合受け部材186の下り傾斜面186aを、ロック開口183の下開口縁184に連なる水平面と水平面に連なる垂下面とから成る角部に形成してもよい。この場合、フック部材201の屈曲部217の傾斜端面219(傾斜部)を利用して、すなわち、傾斜端面219が係合受け部材186の角部に案内されて回動することで、フック部材201係合受け部材186を引き付けることができる。
施錠機構202は、入力部材205のクランク突起211とフック部材201(支軸形成部218)の尾端部とを連結するリンクバー221と、フック部材201の下方近傍に配設されたフック規制ばね222とを有している。
リンクバー221は、入力部材205の回転軸(ハンドル軸176)からフック部材201のフック支軸215に至るリンク機構を構成しており、フック部材201は、このリンク機構により入力部材205の回動方向とは逆方向に回動するようになっている。
すなわち、開閉ハンドル5の開操作により、入力部材205が回動してクランク突起211が上向き位置から横向き位置になると、フック部材201が施錠位置(フック支軸215に対して係合部216が横向き)から解錠位置(フック支軸215に対して係合部216が上向き)まで回動し(図12参照)、開閉ハンドル5の閉操作により、入力部材205が回動してクランク突起211が横向き位置から上向き位置になると、フック部材201が解錠位置(上向き位置)から施錠位置(横向き位置)まで回動する(図13参照)。したがって、フック部材201は、施錠状態が横向き位置、解錠状態が上向き位置となり、戸先縦枠13に対する衝撃等により施錠状態から解錠状態となることを防止することができる。
フック規制ばね222は、ねじりコイルばねで構成され、その一端は、リンクバー221とフック部材201との連結部と略90°の角度を為すように、フック支軸215の近傍に取り付けられ、他端は、ケース本体191から突設させた取付けピン223に取り付けられている。そして、フック規制ばね222は、両取付け端およびフック支軸215が直線上に並ぶとき、すなわちフック部材201が施錠位置と解錠位置の略中間位置にあるときに、最も圧縮された状態となるように設けられている。
このため、フック規制ばね222は、フック部材201が施錠位置から解錠位置へ回動する際、略中間位置に至るまでは、これを施錠位置に戻そうとする方向に付勢するが、フック部材201が略中間位置を過ぎると、これを解錠位置まで一気に移動するように付勢する。同様に、フック規制ばね222は、フック部材201が解錠位置から施錠位置へ回動する際、略中間位置に至るまでは、これを解錠位置の方向に付勢するが、フック部材201が略中間位置を過ぎると、これを施錠位置の方向に付勢する。
このように、フック部材201の施錠位置と解錠位置との略中間位置でフック支軸215に対する付勢方向が死点越えするフック規制ばね222を備えたことで、開閉ハンドル5を少し回動させただけではフック部材201を解錠あるいは施錠させることがないと共に、施錠操作時には、フック部材201を施錠位置まで確実に回動させることができ、解錠操作時には、フック部材201を解錠位置まで確実に回動させることができる。
一方、蹴出し部材203は、戸先縦枠13への押圧面を有する押圧部226と、押圧部226に連続し、後述する係合溝228を有する溝形成部227とで一体に形成されており、ケース本体191の底面に設置するようにして収納されている。そして、蹴出し開口194の開口縁をガイドにして、突出位置と没入位置との間で進退自在に構成されている。
係合溝228は、溝形成部227の上縁に開口させて、戸先側から戸尻側に斜め下方に形成されており、戸先側の突当て係合面228aと、戸尻側の逃げ面228bとを有している。開閉ハンドル5の開操作により係脱作動部材231が回動すると(詳細は後述する)、係脱作動部材231の尾端部233aが係合溝228の突当て係合面228aと係合することで、蹴出し部材203が突出位置へ前進する。
また、ケース本体191の戸尻側内面下部と、溝形成部227の押圧部226側下部との間には、上記の戻しばね206(コイルばね)が張架されている。このため、蹴出し部材203は、蹴出し機構204により開閉ハンドル5の回動動作が伝達されると、戻しばね206に抗して突出位置へ前進し、係脱作動部材231により蹴出し機構204との係合が解除されると、戻しばね206に付勢されて没入位置へ後退する(詳細は後述する)。
蹴出し機構204は、開閉ハンドル5の開操作で蹴出し部材203に係合すると共に、その開操作の完了直前に蹴出し部材203との係合を解除する係脱作動部材231を有している。係脱作動部材231は、略「L」字形状を有しており、その屈曲部位(長手方向の略中間位置)から延びる短腕232と長腕233とで一体に形成され、屈曲部位に形成された部材支軸234を中心に回動自在に構成されている。また、部材支軸234には、係脱作動部材231を、蹴出し部材203が突出する方向へ回動付勢する係合ばね207(ねじりコイルばね)が組み込まれている。
係脱作動部材231は、係合ばね207に抗して、短腕232の先端部(係脱作動部材231の先端部232a)で、上記の入力部材205の作動突起212に係合すると共に、長腕233の先端部(係脱作動部材231の尾端部233a)で、蹴出し部材203の係合溝228に係合する。
係脱作動部材231は、開閉ハンドル5の開操作に連動して入力部材205が回動すると、その先端部232aが作動突起212の回動方向前端面(クランク突起211から遠い端面)と係合して、蹴出し部材203を突出させる方向に回動する。そして、開閉ハンドル5の開操作の完了直前、すなわち、入力部材205の作動突起212が略下向き位置となる直前には、係脱作動部材231の先端部232aは作動突起212の先端と係合し(図11および図12(c)参照)、さらに入力部材205が回動すると、先端部232aは作動突起212から離反する。
そして、係脱作動部材231の先端部232aと作動突起212とが離反することで、開閉ハンドル5の回動操作(開操作)が係脱作動部材231に伝達されなくなるため、係脱作動部材231と蹴出し機構204との係合が解除される。つまり、蹴出し部材203が突出した後は、開閉ハンドル5の開操作が係脱作動部材231に伝達されないことになる。このため、突出した蹴出し部材203を戻しばね206により自動的且つ即座に没入させることができる。したがって、上吊りスライディング障子3の開放状態において、蹴出し部材203およびフック部材201の双方を没入させておくことができ、通行の邪魔となることがない。
また、このとき、係脱作動部材231が、その尾端部233aが蹴出し部材203の係合溝228に係合しているため、蹴出し部材203の没入により、係合ばね207に抗して蹴出し部材203を突出させる方向(正方向)とは逆方向に回動し、開閉ハンドル5の開操作開始時の位置に戻る。(図12(d)参照)。つまり、係合ばね207が係脱作動部材231を正方向に回動付勢する付勢力よりも、戻しばね206が蹴出し部材203を介して係脱作動部材231を逆方向に回動付勢する付勢力の方が強くなっている。
一方、係脱作動部材231は、開閉ハンドル5の閉操作に連動して入力部材205が回動すると、その先端部232aが作動突起212の回動方向前端面(クランク突起211から近い端面)と係合して、係合ばね207に抗して逆方向に回動する。このとき、係脱作動部材231は、上記したように蹴出し部材203の係合溝228に逃げ面228bが形成されていることで、係脱作動部材231の尾端部233aと係合溝228との係合が解除された状態で回動する。そして、開閉ハンドル5の閉操作の完了直前、すなわち、入力部材205の作動突起212が略横向き位置となる直前には、係脱作動部材231の先端部232aと作動突起212の先端とが係合する(図13(c)参照)。
さらに入力部材205が回動すると、先端部232aは作動突起212から離反し、係脱作動部材231は、係合ばね207に回動付勢されて尾端部233aが係合溝228と係合するまで正方向に回動し、元の位置に戻る(図13(d)参照)。
ここで、図12および図13を参照して、開閉ハンドル5の開操作および閉操作による錠装置172の一連の動作について説明する。まず、開閉ハンドル5を開操作することで、フック部材201を解錠動作させる。すなわち、入力部材205のクランク突起211が上向き位置から横向き位置へと回動し、リンクバー221(リンク機構)を介してその回動がフック部材201へ伝達され、フック部材201は、フック規制ばね222による上記の付勢を受けながら、施錠位置から解錠位置へと回動する。
また、フック部材201の解錠動作に連動して、蹴出し部材203を突出させる。すなわち、入力部材205の作動突起212が横向き位置から下向き位置へと回動し、係脱作動部材231を介してその回動が蹴出し部材203へ伝達されると、蹴出し部材203は、蹴出し開口194から突出すると共に、戻しばね206に付勢されてケース本体191に没入する。そして、開操作の完了直前に、入力部材205の作動突起212が係脱作動部材231の先端部232aから離反することで、蹴出し機構204と蹴出し部材203との係合が解除される。このように、開閉ハンドル5の開操作で、フック部材201の解錠および蹴出し部材203の蹴出しを行うことができる。
一方、開閉ハンドル5を閉操作することで、フック部材201を施錠動作させる。すなわち、解錠動作と同様に、入力部材205のクランク突起211が横向き位置から上向き位置へと回動し、リンクバー221を介してその回動がフック部材201へ伝達され、フック部材201は、フック規制ばね222による上記の付勢を受けながら、解錠位置から施錠位置へと回動する。
ここで、上記のように、開操作の完了直前に、蹴出し機構204と蹴出し部材203との係合が解除されているため、開閉ハンドル5を閉操作することで、開閉ハンドル5の回動が蹴出し部材203に伝達されることがなく、蹴出し部材203を突出させることがない。すなわち、係脱作動部材231が蹴出し部材203との係合が解除された状態で、回動するのみである。このように、開閉ハンドル5の閉操作で、フック部材201の施錠のみを行うことができる。
実施形態に係る上吊り式の片引き掃出し窓の屋内側の姿図である。 片引き掃出し窓の上吊りスライディング障子部分の縦断面図である。 片引き掃出し窓のフィックス障子部分の縦断面図である。 片引き掃出し窓の上吊りスライディング障子を閉塞した状態の横断面図である。 片引き掃出し窓の上吊りスライディング障子を開放した状態の横断面図である。 (a)は上枠の戸先上ガイドブロック廻りの底面図、(b)は上吊り式の片引き掃出し窓の戸先上ガイドブロック廻りの縦断面図である。 (a)は上枠の戸尻上ガイドブロック廻りの底面図、(b)は上吊り式の片引き掃出し窓の戸尻上ガイドブロック廻りの縦断面図である。 (a)は上吊り式の片引き掃出し窓の戸先下ガイドブロック廻りの縦断面図、(b)は下枠の戸先下ガイドブロック廻りの横断面図である。 (a)は上吊り式の片引き掃出し窓の戸尻下ガイドブロック廻りの縦断面図、(b)は下枠の戸尻下ガイドブロック廻りの横断面図である。 (a)は施錠状態における錠装置廻りの横断面図、(b)は施錠状態における錠装置廻りの縦断面図である。 (a)は解錠動作時における錠装置廻りの横断面図、(b)は解錠動作時における錠装置廻りの縦断面図である。 解錠動作時における錠装置の縦断面図である。 施錠動作時における錠装置の縦断面図である。
符号の説明
1…片引き掃出し窓 2…窓枠 3…上吊りスライディング障子 12…下枠 46…可動障子支持部 54…下ガイドアタッチメント 56…ガイド溝部 57…足着突部 90…シール部材 117…ガイド突起 A…居室床 B…デッキ床

Claims (6)

  1. 枠体と、前記枠体に開閉自在に装着した上吊り形式の引き戸障子とから成り、前記枠体に四周に亘って装着したシール部材により、前記引き戸障子の屋内外をシールすると共に、前記枠体の下枠の上端面を、前記下枠に接する屋内床面および屋外床面と面一に配設した片引き掃出し窓において、
    前記下枠に形成した下凹部に装着され、前記引き戸障子に垂設したガイド突起の移動をガイドする下ガイドアタッチメントを備え、
    前記下ガイドアタッチメントは、屋内外方向において、前記ガイド突起をガイドするガイド溝部と、前記下枠の上端面の一部を構成する足着突部と、を有していることを特徴とする片引き掃出し窓。
  2. 前記下枠の下凹部の屋外側内面には、前記シール部材の下シール部が装着され、
    前記引き戸障子の下端部には、前記下シール部に密接する密接片が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の片引き掃出し窓。
  3. 前記枠体の上枠に形成した上凹部に装着され、前記引き戸障子に立設した吊り車の移動をガイドする上ガイドアタッチメントを、更に備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の片引き掃出し窓。
  4. 前記引き戸障子の上端部には、戸先側および戸尻側にそれぞれ前記吊り車が設けられ、且つ下端部には、戸先側および戸尻側に前記ガイド突起がそれぞれ設けられており、
    閉塞直前位置から閉塞完了位置に移動する前記引き戸障子を、屋外側に微小移動させる引寄せ機構を、更に備え、
    前記引寄せ機構は、前記上ガイドアタッチメントに連なると共に一対の前記吊り車に対応して設けられ、前記引き戸障子の屋外側に微小移動を案内する戸先上ガイドブロックおよび戸尻上ガイドブロックと、
    前記下ガイドアタッチメントに連なると共に一対の前記ガイド突起に対応して設けられ、前記引き戸障子の屋外側に微小移動を案内する戸先下ガイドブロックおよび戸尻下ガイドブロックと、を有していることを特徴とする請求項3に記載の片引き掃出し窓。
  5. 前記引寄せ機構は、前記引き戸障子の戸先端部に設けた複数の戸先引寄せ部材、およびこれに対応して前記枠体の戸先側縦枠に設けた複数の戸先引寄せ受け部材と、
    前記引き戸障子の戸尻端部に設けた複数の戸尻引寄せ部材、およびこれに対応して前記枠体の戸尻側縦枠に設けた複数の戸尻引寄せ受け部材と、を更に有していることを特徴とする請求項4に記載の片引き掃出し窓。
  6. 前記吊り車は、少なくとも一対のホイールと、前記一対のホイールをその軸端部に回転自在に軸支する吊り車軸と、前記吊り車軸に対し軸方向にスライド自在に係合するホイールベースと、前記ホイールベースと前記引き戸障子とを連結する吊設部材と、を有し、
    前記吊り車軸に対する前記ホイールベースのスライドストロークは、前記引き戸障子の屋外側への微小移動における移動距離に対応していることを特徴とする請求項4または5に記載の片引き掃出し窓。
JP2005158194A 2005-05-30 2005-05-30 片引き掃出し窓 Active JP4495032B2 (ja)

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