JP2001122608A - 細孔構造が制御された活性炭およびその製造方法 - Google Patents

細孔構造が制御された活性炭およびその製造方法

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JP2001122608A
JP2001122608A JP30470899A JP30470899A JP2001122608A JP 2001122608 A JP2001122608 A JP 2001122608A JP 30470899 A JP30470899 A JP 30470899A JP 30470899 A JP30470899 A JP 30470899A JP 2001122608 A JP2001122608 A JP 2001122608A
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Yasuhiko Urabe
安彦 浦辺
Kiyoto Inomata
清人 猪俣
Kazuhiro Kanazawa
一弘 金澤
Toshishige Araki
敏成 荒木
Hideyuki Hosono
英之 細野
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Tokyo Gas Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ミクロ孔比表面積、全細孔容量、ミクロ孔容
量、平均ミクロ孔直径等の細孔構造を制御した活性炭を
得る。 【解決手段】炭素を含む材料に対してアルカリ金属の化
合物からなる賦活剤を混合して熱処理し、洗浄すること
により細孔構造が制御された活性炭を製造する方法であ
って、(A)炭素を含む材料に対するアルカリ金属の化
合物からなる賦活剤の混合を乾式混合又は湿式混合によ
り行うとともに、(B)アルカリ金属の化合物としてリ
チウム化合物、ナトリウム化合物、カリウム化合物、ル
ビジウム化合物及びセシウム化合物の何れかを選ぶこと
により細孔構造を制御することを特徴とする細孔構造が
制御された活性炭の製造方法、この製造方法で得られた
活性炭及び該活性炭からなるガス吸着材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、細孔構造が制御さ
れた活性炭の製造方法、この製造方法で得られてなる細
孔構造が制御された活性炭、該活性炭からなるガス吸着
材に関する。
【0002】
【従来の技術】活性炭は、石油ピッチ、石炭、コークス
などの鉱物系原料、木材、ヤシ殻等の果実殻などの植物
系原料を炭化(熱処理)し、あるいはその熱処理に加え
て賦活化して得られる。活性炭は、気体(ガス)や液体
の吸着材、触媒、触媒用の担体などとして用いられてい
る。それをガス吸着材として用いる場合については、ガ
ス吸着量の向上が図られてきたが、ガス吸着、とりわけ
ガス分子サイズの小さいメタン、エタンその他の低級炭
化水素ガスや水素の吸着には一般に比表面積が大きく、
ミクロ孔の容積が大きいものが有利とされ、これらの要
件を指針として、吸着活性を向上させた多種の活性炭が
研究され、開発されている。
【0003】上記吸着活性の向上方法については、原料
に適したガス賦活や薬品賦活などの方法が試されてお
り、同種の原料でも賦活条件を変えることにより、比表
面積などの物性が大きく変わることも知られている。し
かしこれらは、いずれも原料に対して賦活剤が湿式で混
合される。図1は湿式混合法における活性炭の製造方法
を模式的に示す図である。湿式混合法において、原料に
賦活剤を混合する場合、賦活剤を水溶液とし、これを原
料に湿式で混合した後、乾燥する。その後、還元雰囲気
中で熱処理し、得られた熱処理物を洗浄する。
【0004】従来、上記のように専ら湿式混合法を用い
ているのは、原料に対して賦活剤をより均一に混合する
ためのものと解されるが、湿式混合法ではエネルギー的
にも時間的にも大きなコストがかかる。このため多量に
製造することが前提となるガス吸着材では、製造方法が
簡便であり、製造コストが安価であることが要求され
る。しかし、一般にガス吸着能力が優れるものほど製造
コストが上昇する傾向がある。コストに影響を及ぼす他
の要因として原料自体のコストがあるが、比較的安価な
既存活性炭、とりわけヤシ殻活性炭においても、その価
額はほぼその限界にまで達している。
【0005】また、上記のとおり、賦活剤を水溶液と
し、これを原料に湿式混合する湿式混合法で得られる活
性炭は、その構造が様々であり、機能も様々であるが、
主に気体や液体から有害ガスや有害物質を取り除くため
に用いられている。ところが、活性炭は微細構造の制御
が難しく、その製造条件と構造、機能との関係を明らか
した文献はなく、使用する賦活剤を変化させること、あ
るいは熱処理温度如何によって細孔径等の細孔構造が制
御できるという報告も見当らない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、活性炭
に関する以上のような現状に照らし、従来におけるそれ
ら諸問題を解決するため各種多方面から実験、検討を重
ねたところ、賦活剤としてアルカリ金属の化合物を用
い、且つ、原料に対する賦活剤の混合を湿式混合法では
なく、乾式混合法を用いることにより、熱処理後得られ
る活性炭の細孔構造を制御し得ることを見い出し、本発
明に到達するに至ったものである。また、この知見を契
機に、賦活剤としてアルカリ金属の化合物を用いる場合
についてさらに追求したところ、従来法のように湿式混
合法でも熱処理後得られる活性炭の細孔構造を制御し得
ることを見い出した。
【0007】すなわち、本発明は、賦活剤としてアルカ
リ金属の化合物を用い且つ原料に対する賦活剤の混合に
乾式混合法を用いることにより、細孔構造を制御してな
る新規且つ有用な活性炭及びその製造方法を提供するこ
とを目的とし、また本発明は、賦活剤としてアルカリ金
属の化合物を用いることを前提に、賦活剤の混合に湿式
混合法を用いることにより、細孔構造を制御してなる新
規且つ有用な活性炭及びその製造方法を提供することを
目的とする。本発明の活性炭によれば、従来の活性炭と
同等、あるいはそれを凌ぐ量のメタン、エタン等の低級
炭化水素ガスや水素などを吸着することができる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、炭素を含む材
料に対してアルカリ金属の化合物からなる賦活剤を混合
して熱処理し、洗浄することにより細孔構造が制御され
た活性炭を製造する方法であって、(A)炭素を含む材
料に対するアルカリ金属の化合物からなる賦活剤の混合
を乾式混合により行うとともに、(B)アルカリ金属の
化合物としてリチウム化合物、ナトリウム化合物、カリ
ウム化合物、ルビジウム化合物及びセシウム化合物の何
れかを選ぶことにより細孔構造を制御することを特徴と
する細孔構造が制御された活性炭の製造方法を提供す
る。
【0009】また本発明は、炭素を含む材料に対してア
ルカリ金属の化合物からなる賦活剤を混合して熱処理
し、洗浄することにより細孔構造が制御された活性炭を
製造する方法であって、(A)炭素を含む材料に対する
アルカリ金属の化合物からなる賦活剤の混合を湿式混合
により行うとともに、(B)アルカリ金属の化合物とし
てリチウム化合物、ナトリウム化合物、カリウム化合
物、ルビジウム化合物及びセシウム化合物の何れかを選
ぶことにより細孔構造を制御することを特徴とする細孔
構造が制御された活性炭の製造方法を提供する。
【0010】また本発明は、上記両製造方法により得ら
れてなることを特徴とする細孔構造が制御された活性炭
及び上記両製造方法により得られてなることを特徴とす
る細孔構造が制御された活性炭からなるガス吸着材を提
供する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明においては、炭素を含む材
料にリチウム化合物、ナトリウム化合物、カリウム化合
物、ルビジウム化合物及びセシウム化合物から選ばれた
賦活剤を加えて乾式又は湿式で混合した後、熱処理し、
次いで洗浄する。
【0012】本発明における炭素を含む材料としては、
石油ピッチ、亜炭、カッ炭、デイ炭、石炭、コークスな
どの鉱物系原料、木材、ノコギリくず、ヤシ殻、胡桃殻
等の果実殻、コーヒー滓、茶滓、大豆滓、酒粕、杏種、
桃種、とうもろこしの芯、古紙、セルロースその他多糖
類などの植物系原料、パン酵母、ビール酵母、酵母滓な
どの酵母類をが挙げられる。それらの形状には粉末状、
粒状、繊維状その他各種あるが、本発明においてはそれ
ら何れも原料とすることができる。
【0013】本発明においては、賦活剤としてリチウム
(Li)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、ルビ
ジウム(Rb)及びセシウム(Cs)から選ばれたアル
カリ金属の化合物を用いる。その化合物の例としては、
それらアルカリ金属の水酸化物、ハロゲン化物、硝酸
塩、亜硝酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、硫酸塩などが挙げら
れる。例えば炭酸塩の場合、炭酸リチウム(Li2
3)、炭酸ナトリウム(Na2CO3)、炭酸カリウム
(K2CO3)、炭酸ルビジウム(Rb2CO3)及び炭酸
セシウム(Cs2CO3)が用いられる。
【0014】原料に対してそれら賦活剤を乾式混合法に
より混合する場合には、原料に対してそれら賦活剤を直
かに加えて乾式混合法により混合する。原料に対する賦
活剤の混合を乾式混合法で行う場合、上記炭素を含む材
料は乾燥状態でも、水分を含む状態でも入手できるが、
水分を含む場合には予め乾燥して使用する。図2は乾式
混合法を適用する活性炭の製造方法を模式的に示す図で
ある。乾式混合法を実施する装置としては、賦活剤を乾
式により混合できる装置であれば特に限定されないが、
好ましくは回転式遊星ボールミルや回転式ボールミルが
用いられる。
【0015】前述のとおり、従来、賦活剤の混合は専ら
湿式混合法で行われていたが、本発明によれば、乾式混
合法が適用できるので各種効果が得られる。すなわち、
乾式混合法においては、湿式混合法では必要不可決な乾
燥工程が必要でないので、そのための熱エネルギーを低
減できるだけでなく、製造時間を短縮することができる
など、工業的にも非常に有利である。一方、原料に対し
て賦活剤を湿式混合法により混合する場合には、従来の
とおり、図1に示すように、賦活剤を水溶液とした後、
これを原料に湿式で混合し、次いで乾燥する。
【0016】本発明においては、賦活剤の量は、炭素を
含む材料に対して有意な賦活作用を行える範囲で混合す
る。炭素を含む材料が例えば酵母類である場合、酵母類
に対して1×10-4〜5×10-2mol/g程度、好ま
しくは0.0030〜0.015mol/g程度添加す
る。賦活剤は、炭素を含む材料に対して、乾式混合法の
場合には粉末状としてそのまま混合され、湿式混合法の
場合には粉末状のものを水に溶かして混合される。
【0017】本発明においては、Li、Na、K、Rb
及びCsの化合物からなる賦活剤がこれらアルカリ金属
の順序に従い得られた活性炭の特性に関して一定の関係
を有することが分かった。すなわち、これらの賦活剤に
よる賦活効果はLi<Na<K<Rb<Csの順に強力
になり、これらの賦活剤を用いて得られた活性炭の比表
面積、全細孔容量、ミクロ孔容積及び平均細孔径は、と
もにLi<Na<K<Rb<Csの順に大きくなる。本
発明においてはこの事実を基に活性炭の細孔構造を制御
することができる。
【0018】次いで、上記のように乾式混合法又は湿式
混合法で得られた混合物を窒素雰囲気等の還元雰囲気で
熱処理する。熱処理温度は、約400〜1000℃の範
囲で実施できるが、好ましくは550〜850℃程度の
範囲である。得られる活性炭の比表面積、全細孔容量、
ミクロ孔容積及び平均細孔径は、熱処理温度によっても
制御される。熱処理に際して用いる加熱装置としては上
記温度に加熱できる手段であれば何れも使用される。例
えば電気加熱炉、流動層炉、平炉、ブロック炉、その他
適宜の加熱装置が用いられる。熱処理後、熱処理時に生
成された各種反応物、或いはタール類等を溶剤により洗
浄して除去する。溶剤としては水、熱水、酸又はアルカ
リを加えた中和剤水溶液、有機溶剤(ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ヘキサン、石油エーテル、クロロホル
ム、メタノール等)を用い、必要に応じてこれらを組み
合わせて用いてもよい。
【0019】こうして得られた活性炭は、優れたガス吸
着能を有し、ガス吸着材として使用することができ、メ
タン、エタン、エチレン、アセチレン、プロパン、ブタ
ン等の低級炭化水素ガス、水素、これらを含む混合ガ
ス、天然ガスや都市ガス、LPガスを有効に吸着するこ
とができる。すなわち、本発明によれば、賦活剤を選択
すること、またこれに加えて熱処理温度を選定すること
によって、ミクロ孔比表面積、細孔容量、ミクロ孔直径
を制御することができ、これにより吸着されるガスの種
類に応じて各ガスの吸着に適した活性炭とすることがで
きる。
【0020】物理吸着によるガス吸着は吸着材の細孔径
に依存するとされているが、本発明においては活性炭の
細孔構造を制御することにより、ガス吸着材として、メ
タン、エタン、エチレン、プロパン、ブタン、水素、そ
の他ガスの種類に適した活性炭を得ることができる。例
えば、メタン吸着用の場合は、賦活剤としてKの化合
物、Rbの化合物、Csの化合物であるのが好適であ
り、プロパンの場合は、賦活剤としてCsの化合物であ
るのが好適であり、水素の場合は、賦活剤としてKの化
合物、Rbの化合物であるのが好適である。
【0021】しかし、各賦活剤を用いて得られた活性炭
は、それら好適ガス以外のガスに対しても有意の吸着量
を有しているため、それら好適ガスを含む複数種のガス
を含む混合ガス、例えば天然ガス、都市ガス、あるいは
LPガス等の吸着材として用いることができる。また、
この活性炭は、特定のガスの選択的な吸着能を有するこ
とから、ガス分離カラムの充填剤としても用いることが
できる。
【0022】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明がこれら実施例により限定されない
ことはもちろんである。まず各種の炭素を含む材料から
の活性炭の製造例及び諸特性を記載し、次いで各実施例
で得られた各活性炭試料を用いた吸着試験を記載してい
る。
【0023】《炭素材料の製造例1;乾式混合》炭素を
含む材料として粉末状に粉砕した乾燥パン酵母500g
を用い、これに対して賦活剤として無水炭酸カリウム
0.007mol/gを加え、乾式により混合した。乾
式混合は直径10mm(φ10mm)のジルコニアボー
ルを使用した回転遊星ミルを用いて実施した。混合時間
は15分とした。得られた混合物をるつぼに入れ電気炉
で加熱し熱処理した。炉内は予め脱気してから毎分0.
5リットルの流量で窒素を流通させ、毎分10℃の速度
で昇温させた。温度400℃(熱処理温度)に達した時
点で、この状態を1時間保持した後、炉内を室温まで自
然冷却により冷却させた。こうして炭化された材料を軽
く粉砕し、これをフィルター上に載置充填し、蒸留水に
より洗浄した。濾液のpHがほぼ中性になったことを確
認した時点で、フィルター上の炭化材料を回収し、脱水
乾燥させた。こうして粒状の活性炭49gを得た。
【0024】熱処理温度を、それぞれ500℃、600
℃、700℃、800℃、900℃、1000℃とした
以外は上記と同様にして、これら各熱処理温度における
粒状の活性炭49gを得た。表1は、こうして得られた
活性炭のうち熱処理温度600℃〜1000℃で得られ
た活性炭の諸特性を示している。細孔全体の容量(表1
中「全細孔」)の測定方法には、液体窒素温度下におけ
る窒素吸着等温線測定(容量法)を用いた。すなわち、
窒素の吸着等温線より液体窒素蒸気圧とほぼ等しい圧力
(相対圧が約1)の時の窒素吸着量から細孔容積を算出
した。また、ミクロ孔、すなわち直径2nm以下の細孔
容積(表1中「ミクロ孔」)の測定方法には、吸着等温
線を使用し、孔の存在しない基準試料(カーボンブラッ
ク)との比較(tプロット法)で算出した。
【0025】
【表 1】
【0026】表1のとおり、熱処理温度と細孔全体の容
量及びミクロ孔容積との間に一定の関係があることが分
かる。細孔全体の容量は、熱処理温度600℃の0.4
3cc/gから、熱処理温度を高くするに従い増加し、
熱処理温度900℃で1.0720cc/g、熱処理温
度1000℃では1.47cc/gの活性炭が得られて
いる。ミクロ孔容積は、熱処理温度600℃の0.35
cc/gから、熱処理温度を高くするに従い増加し、熱
処理温度900℃で0.945cc/gの活性炭が得ら
れている。
【0027】このようにミクロ孔容積は熱処理温度が高
くなるに従い増加するが、これはおそらく、熱処理温度
が高くなるに従い、ミクロ孔の孔を広げる作用が増加
し、その結果ミクロ孔容積が増加しているものと推認さ
れる。この点、熱処理温度1000℃でのミクロ孔容積
は0.79cc/gであり、熱処理温度900℃でのミ
クロ孔容積0.95cc/gより小さくなっているが、
平均ミクロ孔直径が1.19nmと大きい方にシフトし
ていることからして、直径2nmに近いミクロ孔が広げ
られメソ孔へ移行したためと思われる。
【0028】《活性炭の製造例2〜5;乾式混合》賦活
剤として、それぞれ、無水炭酸リチウム(製造例2)、
無水炭酸ナトリウム(製造例3)、無水炭酸ルビジウム
(製造例4)、無水炭酸セシウム(製造例5を用いた以
外は、炭素材料の製造例1と同様にして、各々炭素材料
49gを得た。表2は、こうして得られた活性炭のうち
熱処理温度700℃で得られた活性炭の諸特性を示して
いる。炭酸カリウムについては表1から転記したもので
ある。図3は各賦活剤(Li、Na、K、Rb及びCs
の各炭酸塩、図3には各元素記号で示している)に対応
する比表面積、全細孔容量、ミクロ孔容量の関係を示
し、図4は平均細孔直径に対する細孔容量の関係を示し
ている。
【0029】
【表 2】
【0030】表2、図3〜4のとおり、賦活剤の種類と
細孔全体の容量及びミクロ孔容積との間に一定の関係が
あることが分かる。細孔全体の容量及びミクロ孔容積は
ともに、用いた賦活剤:炭酸リチウム(Li2CO3)、
炭酸ナトリウム(Na2CO3)、炭酸カリウム(K2
3)、炭酸ルビジウム(Rb2CO3)、炭酸セシウム
(Cs2CO3)の順に大きくなっている。ミクロ孔容積
については、賦活剤がLi2CO3の場合0.12cc/
g、Na2CO3の場合0.19cc/g、K2CO3の場
合0.56cc/g、Rb2CO3の場合0.90cc/
g、Cs2CO3の場合1.45cc/gである。このよ
うにLi、Na、K、Rb、Csの順に一定の関係を有
し、賦活剤としてこれら各金属化合物を選ぶことによ
り、所望の細孔全体の容量及びミクロ孔容積を有する活
性炭を得ることができることを示している。
【0031】《吸着試験》図5は、製造例1〜5におい
て、熱処理温度700℃で得られた各活性炭試料につい
て、30℃における(以下、図6〜8においても同じ)
メタンの平衡圧力に対応する活性炭試料1g当たり吸着
したメタン重量を示すグラフ図である。測定方法として
は精密重量法を用いた。この点、以下で述べる図6〜8
についても同じである。図5中、参照例として、市販の
活性炭試料(市販品1=キャタラー工業社製、試料名:
GA4ー8、市販品2=太平化学産業社製、試料名:ヤ
シコール)による場合を示している。図5のとおり、メ
タンの吸着量は、用いた賦活剤がLi2CO3、Na2
3、K2CO3、Cs2CO3、Rb2CO3の順に多くな
っている。
【0032】図6は、同じく製造例1〜5において、熱
処理温度700℃で得られた各活性炭試料について、プ
ロパンの平衡圧力に対応する活性炭試料1g当たり吸着
したプロパン重量を示すグラフ図である。図6中、参照
例として、市販の活性炭試料(市販品3=大阪ガスケミ
カル社製、試料名:リノベスA20)による場合を示し
ている。図6のとおり、プロパンの吸着量は、用いた賦
活剤がLi2CO3、Na2CO3、K2CO3、Rb2
3、Cs2CO3の順に多くなっている。
【0033】図7は、同じく製造例1〜5において、熱
処理温度700℃で得られた各活性炭試料について、水
素の平衡圧力に対応する活性炭試料1g当たり吸着した
水素重量を示すグラフ図である。図7中、参照例とし
て、市販の活性炭試料(市販品3=大阪ガスケミカル社
製、試料名:リノベスA20)による場合を示してい
る。図7のとおり、水素の吸着量は、用いた賦活剤がC
2CO3、Li2CO3、Na2CO3、Rb2CO3、K2
CO3の順に多くなっている。
【0034】図8は、同じく製造例1〜5において、熱
処理温度700℃で得られた各活性炭試料について、平
衡圧力0.84MPaにおける各活性炭試料1g当たり
のメタン、プロパン、水素の吸着量を示すグラフ図であ
る。なお、図8中、賦活剤は各元素記号で示している。
図8のとおり、メタンの場合は、賦活剤としてKの化合
物、Rbの化合物、Csの化合物であるのが好適であ
り、プロパンの場合は、賦活剤としてCsの化合物であ
るのが好適であり、水素の場合は、賦活剤としてKの化
合物、Rbの化合物であるのが好適であることが明らか
である。
【0035】《活性炭の製造例6;湿式混合》炭素を含
む材料として粉末状に粉砕した乾燥パン酵母500gを
用いた。これに対して賦活剤として無水炭酸カリウム
0.0035mol/gを用意し、蒸留水に溶解して飽
和水溶液とした。この水溶液に上記乾燥パン酵母500
gを加えて十分混合させ、ロータリーエバポレーターで
乾燥した。得られた乾燥混合物をるつぼに入れ電気炉で
熱処理した。炉内は予め脱気してから、毎分0.5リッ
トルの流量で窒素を流通させ、毎分10℃の速度で昇温
させた。温度が400℃に達した時点で、この状態を1
時間保持した後、炉内を室温まで徐々に冷却させた。こ
うして炭化された材料を軽く粉砕し、これをフィルター
上に載置充填し、蒸留水により洗浄した。濾液のpHが
ほぼ中性になったことを確認した時点で、フィルター上
の炭化材料を回収し、脱水乾燥させた。こうして粒状の
活性炭を得た。
【0036】熱処理温度を、それぞれ600℃、800
℃、900℃とした以外は上記と同様にして、これら各
熱処理温度における粒状の活性炭を得た。表3は、こう
して得られた活性炭の諸特性を示たものである。表3の
とおり、熱処理温度とミクロ孔比表面積、細孔全体
の容量、ミクロ孔容積、平均ミクロ孔直径との間に
一定の関係があることが分かる。特に熱処理温度400
〜800℃の間ではこれら〜の何れもが増加してお
り、及びについては熱処理温度400〜900℃の
範囲で増加している。このように湿式混合法を適用した
場合にも熱処理温度を選ぶことにより〜の特性に関
して一定の傾向を有し、所定の値を有する活性炭を得る
ことができることから、例えば吸着されるガスの種類に
応じて好適な活性炭を得ることができる。
【0037】
【表 3】
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、ミクロ孔比表面積、全
細孔容量、ミクロ孔容量、平均ミクロ孔直径等の細孔構
造を制御した活性炭を得ることができる。これにより、
例えば吸着されるガスの種類に応じて好適な活性炭が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】湿式混合法による活性炭の製造方法を模式的に
示す図。
【図2】乾式混合法による活性炭の製造方法を模式的に
示す図。
【図3】本発明で得られた活性炭の各賦活剤に対応する
比表面積、全細孔容量、ミクロ孔容量の関係を示す図。
【図4】本発明で得られた活性炭の平均細孔直径に対す
る細孔容量の関係を示す図。
【図5】製造例1〜5で熱処理温度700℃で得られた
各活性炭試料について、メタンの平衡圧力に対応する活
性炭試料1g当たり吸着したメタン重量を示すグラフ
図。
【図6】製造例1〜5で熱処理温度700℃で得られた
各活性炭試料について、プロパンの平衡圧力に対応する
活性炭試料1g当たり吸着したプロパン重量を示すグラ
フ図。
【図7】製造例1〜5で熱処理温度700℃で得られた
各活性炭試料について、水素の平衡圧力に対応する活性
炭試料1g当たり吸着した水素重量を示すグラフ図。
【図8】本発明で得られた活性炭の各賦活剤に対応する
メタン吸着量、プロパン吸着量、水素吸着量の関係を示
す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 敏成 東京都杉並区桃井1ー20ー10 (72)発明者 細野 英之 埼玉県岩槻市諏訪2ー3ー21 Fターム(参考) 4G046 HA01 HA02 HA05 HA06 HA07 HB05 HC03 4G066 AA05B AA10D AA43D AC02A AC06A AC07A AC08A AC39A BA24 BA25 CA38 CA51 DA04 FA02 FA18 FA22 FA34

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素を含む材料に対してアルカリ金属の化
    合物からなる賦活剤を混合して熱処理し、洗浄すること
    により細孔構造が制御された活性炭を製造する方法であ
    って、(A)炭素を含む材料に対するアルカリ金属の化
    合物からなる賦活剤の混合を乾式混合により行うととも
    に、(B)アルカリ金属の化合物としてリチウム化合
    物、ナトリウム化合物、カリウム化合物、ルビジウム化
    合物及びセシウム化合物の何れかを選ぶことにより細孔
    構造を制御することを特徴とする細孔構造が制御された
    活性炭の製造方法。
  2. 【請求項2】炭素を含む材料に対してアルカリ金属の化
    合物からなる賦活剤を混合して熱処理し、洗浄すること
    により細孔構造が制御された活性炭を製造する方法であ
    って、(A)炭素を含む材料に対するアルカリ金属の化
    合物からなる賦活剤の混合を湿式混合により行うととも
    に、(B)アルカリ金属の化合物としてリチウム化合
    物、ナトリウム化合物、カリウム化合物、ルビジウム化
    合物及びセシウム化合物の何れかを選ぶことにより細孔
    構造を制御することを特徴とする細孔構造が制御された
    活性炭の製造方法。
  3. 【請求項3】炭素を含む材料が、石油ピッチ、亜炭、カ
    ッ炭、デイ炭、石炭、コークスなどの鉱物系原料、木
    材、ノコギリくず、ヤシ殻、胡桃殻等の果実殻、コーヒ
    ー滓、茶滓、大豆滓、酒粕、杏種、桃種、とうもろこし
    の芯、古紙、セルロースその他多糖類などの植物系原
    料、パン酵母、ビール酵母、酵母滓などの酵母類である
    請求項1又は2に記載の細孔構造が制御された活性炭の
    製造方法。
  4. 【請求項4】上記リチウム化合物、ナトリウム化合物、
    カリウム化合物、ルビジウム化合物及びセシウム化合物
    からなる賦活剤がそれぞれ炭酸リチウム、炭酸ナトリウ
    ム、炭酸カリウム、炭酸ルビジウム及び炭酸セシウムで
    ある請求項1〜3の何れか1項に記載の細孔構造が制御
    された活性炭の製造方法。
  5. 【請求項5】上記熱処理温度を400〜1000℃の範
    囲で選ぶことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に
    記載の細孔構造が制御された活性炭の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の製造方法により得られてな
    ることを特徴とする細孔構造が制御された活性炭。
  7. 【請求項7】請求項1〜5の製造方法により得られてな
    ることを特徴とする細孔構造が制御された活性炭からな
    るガス吸着材。
  8. 【請求項8】ガス吸着材によって吸着されるガスが、メ
    タン、エタン、エチレン、アセチレン、プロパン、ブタ
    ン等の低級炭化水素ガス、水素又はこれらを含む混合ガ
    スである請求項7に記載の細孔構造が制御された活性炭
    からなるガス吸着材。
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