JP2001117175A - 画像露光装置 - Google Patents

画像露光装置

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JP2001117175A
JP2001117175A JP29931499A JP29931499A JP2001117175A JP 2001117175 A JP2001117175 A JP 2001117175A JP 29931499 A JP29931499 A JP 29931499A JP 29931499 A JP29931499 A JP 29931499A JP 2001117175 A JP2001117175 A JP 2001117175A
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JP
Japan
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exposure
roller
photographic paper
pressure
eccentric cam
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JP29931499A
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English (en)
Inventor
Keiji Morimoto
桂司 森本
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】露光中での第1搬送ローラユニットから第2露
光搬送ローラユニットへの印画紙の引き渡し過程におい
て露光むらを生じさせるような負荷変動を抑制した画像
露光装置を提供する。 【解決手段】露光ヘッド5aの印画紙搬送方向上流側に
配置された第1露光駆動ローラ81と第1露光圧着ロー
ラ82を含む第1露光搬送ローラユニットと、露光ヘッ
ドの印画紙搬送方向下流側に配置された第2露光駆動ロ
ーラ83と第2露光圧着ローラ84とを含む第2露光搬
送ローラユニットと、前記第1露光圧着ローラと前記第
2露光圧着ローラを圧着位置と圧着解除位置との間で変
位させる露光圧着ローラ操作機構とを備えるとともに、
前記露光圧着ローラ操作機構は、印画紙2の露光搬送中
において、一方の圧着力が増大するとき他方の圧着力が
減少する関係になるように前記第1・第2露光圧着ロー
ラを操作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリントサイズに
合わせてカットされた印画紙に画像をライン露光する主
走査方向に延びた露光ヘッドと、前記印画紙を挟持搬送
するため前記露光ヘッドの印画紙搬送方向上流側に配置
された第1露光駆動ローラと第1露光圧着ローラを含む
第1露光搬送ローラユニットと、前記印画紙を挟持搬送
するため前記露光ヘッドの印画紙搬送方向下流側に配置
された第2露光駆動ローラと第2露光圧着ローラとを含
む第2露光搬送ローラユニットと、前記第1露光圧着ロ
ーラを前記第1露光駆動ローラに接当する圧着位置と前
記第1露光駆動ローラから離間した圧着解除位置との間
で変位させるとともに、前記第2露光圧着ローラを前記
第2露光駆動ローラに接当する圧着位置と前記第2露光
駆動ローラから離間した圧着解除位置との間で変位させ
る露光圧着ローラ操作機構とを備えた画像露光装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像露光装置では、光源からの照
明光を写真フィルムに照射し、写真フィルムを透過した
透過光で印画紙を露光することで写真フィルムに撮像さ
れた画像を印画紙に焼き付けており、この露光済みの印
画紙を現像処理することで写真プリントを得ていた。最
近、このような投影露光式の画像露光装置に代えて、フ
ィルム画像を光電変換することで取得したデジタル画像
データに適当な画像処理を施してプリントデータを生成
し、このプリントデータに基づいてデジタル露光ヘッド
が印画紙を露光する、いわゆるデジタル露光式の画像露
光装置が登場している。
【0003】このようなデジタル露光式は、取得したデ
ジタル画像データを画像処理技術を用いて自由に加工す
ることができるため、画像合成や部分修正などの作業が
容易となる利点があるが、投影露光式に匹敵する高い解
像度を得るためには、主走査方向に延びた露光ヘッドを
用い、この露光ヘッドの両側(印画紙搬送方向上流側と
下流側)に配置された、それぞれ露光駆動ローラと露光
圧着ローラとからなる第1露光搬送ローラユニットと第
2露光搬送ローラユニットによって露光ヘッドの主走査
方向に直交する副走査方向に印画紙を搬送し、順次ライ
ン露光を行い、画像全体の面露光を完成させている。
【0004】例えば特開平9−15768号公報から知
られているような、従来の画像露光装置では、印画紙が
第1露光搬送ローラユニットに達する前は、第1露光圧
着ローラは印画紙を受け入れる準備態勢を取るためにば
ね力によって第1露光駆動ローラに圧着した状態を維持
しており、印画紙が進入してくると、この印画紙の進入
圧によって第1露光圧着ローラはばね力に抗して変位さ
せられ、そのまま印画紙を第2露光搬送ローラユニット
の方へ挟持圧着搬送する。同様に、第2露光圧着ローラ
も、印画紙が第2露光搬送ローラユニットに達する前
は、印画紙を受け入れる準備態勢としてばね力によって
第2露光駆動ローラに接当した状態を維持しており、第
1露光搬送ローラユニットから印画紙を受け渡される
と、この印画紙の進入圧によって第2露光圧着ローラが
ばね力に抗して変位させられ、そのまま印画紙を挟持圧
着搬送する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような画像露光装置では、印画紙に無駄な余白を残さ
ずに画像を形成するには、印画紙の先端が露光部に達す
るやいなや、露光を開始する必要があり、露光を受けて
いる印画紙の先端が次に第2露光駆動ローラと第2露光
圧着ローラの間に突入していくことになる。この露光中
印画紙が第2露光搬送ローラユニットへの突入時に印画
紙搬送に関して無視できない負荷変動が生じ、印画紙の
搬送に影響を与え、露光むらを生じさせていることがよ
く観察された。
【0006】このような突入を避けるために、例えば、
特開昭62−135064号公報などで知られていると
ころの、印画紙搬送方向下流側の第2露光搬送ローラユ
ニットの第2露光圧着ローラを第2露光駆動ローラに対
して遠近変位可能とし、露光中のカット印画紙が第2露
光搬送ローラユニットを通過してから初めて第2露光圧
着ローラを変位させて駆動ローラとの間でカット印画紙
を挟むようにする技術も採用されたが、やはり第2露光
圧着ローラの圧着前と圧着後との間で生じる微妙な印画
紙搬送に関する負荷変動が印画紙の搬送に影響を与え、
露光むらを生じさせていた。上記実状に鑑み、本発明の
課題は、露光中での第1搬送ローラユニットから第2露
光搬送ローラユニットへの印画紙の引き渡し過程におい
て露光むらを生じさせるような負荷変動を抑制した画像
露光装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明による画像露光装置では、プリントサイズに
合わせてカットされた印画紙に画像をライン露光する主
走査方向に延びた露光ヘッドと、前記印画紙を挟持搬送
するため前記露光ヘッドの印画紙搬送方向上流側に配置
された第1露光駆動ローラと第1露光圧着ローラを含む
第1露光搬送ローラユニットと、前記印画紙を挟持搬送
するため前記露光ヘッドの印画紙搬送方向下流側に配置
された第2露光駆動ローラと第2露光圧着ローラとを含
む第2露光搬送ローラユニットと、前記第1露光圧着ロ
ーラを前記第1露光駆動ローラに接当する圧着位置と前
記第1露光駆動ローラから離間した圧着解除位置との間
で変位させるとともに、前記第2露光圧着ローラを前記
第2露光駆動ローラに接当する圧着位置と前記第2露光
駆動ローラから離間した圧着解除位置との間で変位させ
る露光圧着ローラ操作機構とを備えるとともに、前記露
光圧着ローラ操作機構は、前記印画紙の露光搬送中にお
いて、前記第1露光駆動ローラに対する前記第1露光圧
着ローラの圧着力と前記第2露光駆動ローラに対する前
記第2露光圧着ローラの圧着力が、一方の圧着力が増大
するとき他方の圧着力が減少する関係になるように、前
記第1・第2露光圧着ローラを操作するように構成され
ている。
【0008】この構成によれば、露光されるべき印画紙
は最初に第1露光搬送ローラユニットだけで挟持搬送さ
れるとともに最後は第2露光搬送ローラユニットだけで
挟持搬送されるが、第1露光搬送ローラユニットから第
2露光搬送ローラユニットにこの印画紙の露光搬送が引
き継がれていく際、第1露光圧着ローラが印画紙及び第
1露光駆動ローラを押し付ける力を徐々に弱めていくと
同時に第2露光圧着ローラが印画紙及び第2露光駆動ロ
ーラを押し付ける力を徐々に強めていくことで両露光圧
着ローラが印画紙及び第1・第2露光駆動ローラを押し
付けるトータルの力を露光中に大きく変動させない。こ
れにより、露光時に印画紙及び第1・第2露光駆動ロー
ラに及ぼされる両露光圧着ローラによる押し付け力が大
きく変動することが回避され、印画紙搬送に関する負荷
変動が抑制され、露光ムラのない画像露光が実現する。
【0009】好適な実施形態としては、前記露光圧着ロ
ーラ操作機構が、前記印画紙の露光搬送中において、前
記第1露光駆動ローラに対する前記第1露光圧着ローラ
の圧着力と前記第2露光駆動ローラに対する前記第2露
光圧着ローラの圧着力の和が一定となるように前記第1
・第2露光圧着ローラを操作することであり、露光時に
印画紙及び第1・第2露光駆動ローラに及ぼされる両露
光圧着ローラによる押し付け力が一定となり、より印画
紙搬送に関する負荷変動が抑制され、露光ムラのない画
像露光が実現する。
【0010】さらに、第1・第2露光駆動ローラの正確
に同期駆動するため、及びそれらの駆動系をコンパクト
にするため、本発明の好適な実施形態として、第1露光
駆動ローラと第2露光駆動ローラが同一の駆動源により
駆動されるように構成されている場合でも、露光中にお
いて第1・第2駆動ローラを駆動するために必要な動力
が一定しているため、動力源として必要最低限のトルク
を有するモータを使用しても、印画紙の搬送速度を変動
させるような搬送負荷が生じることがないので、高い精
度で印画紙を露光搬送することができる。
【0011】前記露光圧着ローラ操作機構の好適な実施
形態として、本発明では、前記第1露光圧着ローラの前
記第1露光駆動ローラに対する圧着力を決定する第1偏
芯カム体と前記第2露光圧着ローラの前記第2露光駆動
ローラに対する圧着力を決定する第2偏芯カム体とを含
むカム機構と、前記第1・第2偏芯カム体の回転角を制
御するカム制御手段とから構成することを提案する。つ
まり、第1・第2偏芯カム体の回転角を制御すること
で、第1・第2露光駆動ローラのそれぞれに対する第1
・第2露光圧着ローラの押し付け量を連続的にかつ任意
の増減比率でもって迅速かつ正確に設定することができ
る。
【0012】第1・第2露光駆動ローラのそれぞれに対
する第1・第2露光圧着ローラの押し付け量の実現の仕
方として、例えば、前記第1・第2露光圧着ローラの外
周部を弾性材料によって形成するならば、露光中の印画
紙や前記対応する露光駆動ローラに対する押し付け量は
前記弾性材料の弾性変位量によって調整できるので、第
1・第2偏芯カム体の回転角を制御することで第1・第
2露光圧着ローラの第1・第2露光駆動ローラに対する
遠近位置を調整すればよい。
【0013】また、第1・第2露光駆動ローラのそれぞ
れに対する第1・第2露光圧着ローラの押し付け量の実
現の仕方として、例えば、前記第1・第2露光圧着ロー
ラに対してばねを介して対応する偏芯カム体の作用を受
けさせるならば、露光中の印画紙や前記対応する露光駆
動ローラに対する押し付け量は前記ばねの変位量によっ
て調整できるので、第1・第2偏芯カム体の回転角を制
御することでそれぞれのばねの変位量つまりばねの付勢
力を調整すればよい。
【0014】カム機構の構造をコンパクトにするために
は、前記第1偏芯カム体と前記第2偏芯カム体を同芯状
に設けるとよい。これにより、回転軸や駆動源が兼用さ
れ、カム操作系をコンパクトにできる。このカム操作系
が露光ヘッドの周辺に配置しなければならないことを考
慮すれば、このことは重要な利点となる。
【0015】本発明によるさらに好適な実施形態の1つ
では、前記第2露光圧着ローラが圧着解除位置から圧着
位置に変位して挟持露光搬送を開始する際に、前記第2
露光圧着ローラは、露光中の印画紙との接触箇所での移
動の向きが印画紙搬送方向となるように回転させられる
ように構成されている。このような構成を採用すると、
第2露光圧着ローラは印画紙搬送方向に回転させられな
がら露光中の印画紙に接当するので、静止した第2露光
圧着ローラが露光搬送中の印画紙に接当する瞬間に生じ
る印画紙に対する搬送抵抗のような悪影響を防ぐことが
できる。本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図
面を用いた実施例の説明により明らかになるだろう。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明による画像露光装置を搭載
した写真処理装置の概略ブロック図が図1に示されてい
る。この写真処理装置はデジタル露光式を採用してお
り、ここでは図示されていないフィルム現像機によって
現像処理された写真フィルム(以後単にフィルムと称
す)1のコマ画像をデジタル画像データとして取得する
フィルムスキャナー3と、フィルムスキャナ3を通じて
読み取られたデジタル画像データを処理してプリントデ
ータを作成するコントローラ7と、このプリントデータ
に基づいて印画紙2にコマ画像に対応する画像を露光す
る露光ヘッド5aを有するデジタルプリント部5と、露
光された印画紙2を現像処理する現像処理部6とを備え
ている。現像処理部6で現像された印画紙2は、乾燥工
程を経て仕上がりプリントとして排出される。
【0017】フィルムスキャナ3は、主な構成要素とし
て、照明光学系30、撮像光学系40、光電変換素子と
してラインCCDセンサ51を用いた光電変換部50、
フィルム1に対する光の照射範囲を決定するとともにフ
ィルム1をラインCCDセンサによるスキャニングのた
めに副走査方向に搬送するオートフィルムマスク10を
備えている。
【0018】照明光学系30は、白色光源としてのハロ
ゲンランプ31、調光フィルタ32、ミラートンネル3
3などから構成され、光源からの光ビームの色分布や強
度分布を整えてフィルム1を照射する。フィルム2から
の透過光ビームを処理する撮像光学系40は、レンズユ
ニット41と光の方向を変えるミラー42とから構成さ
れている。
【0019】撮像光学系40によって導かれた光ビーム
を光電変換する光電変換部50は、ラインCCDセンサ
51としてRGBの各色を検出するために割り当てられ
た3つのCCDセンサ51a、51b、51cを備えて
おり、各CCDセンサは多数(例えば5000個)のC
CD素子が主走査方向、つまりフィルム1の幅方向に配
列されている。赤色用CCDセンサ51aの撮像面には
フィルム1を透過した光の赤色成分のみを通過させるカ
ラーフィルタが、緑色用CCDセンサ51bの撮像面に
はフィルム1を透過した光の緑色成分のみを通過させる
カラーフィルタが、青色用CCDセンサ51cの撮像面
にはフィルム1を透過した光の青色成分のみを通過させ
るカラーフィルタが設けられており、それぞれ、青色成
分、赤色成分、緑色成分のみを光電変換する。
【0020】フィルム1のコマ画像がオートフィルムマ
スク10に設定されているスキャン位置に位置決めされ
ると、コマ画像の読取処理が開始され、コマ画像の透過
光は、フィルム搬送機構9によるフィルム1の送りによ
り、順次3つのCCDセンサ51a、51b、51cに
よって読み取られるが、各CCDセンサがフィルム1の
搬送方向に沿って数画素分の間隔を隔てて配置されてい
るので、同一の画素におけるR、G、Gの各成分色の検
出タイミングには時間差が生じるが、これは光電変換部
50の後段での信号処理により同一の画素のR、G、B
画像信号が対応づけられてコントローラ7の所定のメモ
リに格納される。このような、フィルムスキャナー3の
照明光学系30、撮像光学系40、光電変換部50の各
制御はコントローラ7によって行われる。
【0021】デジタルプリント部5には、この実施形態
では、PLZTシャッター方式が採用されている。つま
り、露光ヘッド5aとして、PLZT素子からなるシャ
ッタアレイを採用したものである。このPLZT素子か
らなるシャッタアレイは、チタン酸ジルコン酸鉛にラン
タンを添加することにより得られる透明強誘電性セラミ
ックス材料から構成され、その材料の有する電気光学効
果を利用したもので、各シャッターには光源5bから多
数の光ファイバを介してR、G、B各色の光が導入され
る。このシャッタアレイは印画紙2の幅方向、つまり搬
送方向の横断方向に沿って延びている。各シャッターに
所定レベルの電圧が印加されると、光透過状態になり、
その電圧の印加が停止されると光遮断状態となる。従っ
て、コントローラ7からプリントデータに基づいて各画
素に対応するシャッターに駆動電圧が印加されると、そ
のシャッターが開いて光源から導入されている色の光が
印画紙2に照射される。光源5bには、R、G、Bの3
色の光学フィルタからなる回転フィルタが備えられてお
り、この回転フィルタを回転位相制御することにより、
R、G、Bの内の1つが選択的に光源に対向し、その色
のフィルタを介して選択色の光が光ファイバーを通じて
シャッターに送られる。デジタルプリント部の方式とし
ては、このPLZTシャッター方式以外に液晶シャッタ
ー方式、蛍光ビーム方式、FOCRT方式、DMD(デ
ジタルマイクロミラーデバイス)方式などが知られてお
り、設計時に露光仕様に応じて選択することができる。
【0022】このデジタルプリント部5は、2列に並ん
だカット印画紙2のそれぞれを同時に露光できるので、
印画紙搬送ライン8は、カット印画紙2を単列で搬送す
る印画紙供給ライン8Aと、カット印画紙2を2列で搬
送可能な露光搬送ライン8Bと現像搬送ライン8Cとに
区分けされ、印画紙供給ライン8Aと露光搬送ライン8
Bとの間に、印画紙供給ライン8Aから順次送られてく
る印画紙2を露光搬送ライン8Bの各列に振り分ける振
り分け装置4が設けられている。
【0023】印画紙供給ライン8Aは、乳剤面を外側に
して印画紙2をロール状に収納している2つの印画紙マ
ガジン2Aと2Bのいずれか一方から選択的に印画紙2
を引き出す引き出しローラ群からなる引き出し搬送部
と、振り分け装置4に印画紙2を受け渡す振り分け前搬
送部とから構成されている。
【0024】振り分け前搬送部の上流端には、印画紙マ
ガジン2A又は2Bから引き出された印画紙2をプリン
トサイズに合わせてカットするペーパーカッター12が
設けられており、このペーパーカッター12の下流側に
位置するバックプリント部13が設けられている。バッ
クプリント部13は、印画紙2の裏面(非乳剤面)に、
フィルムIDやコマ番号、さらにプリントデータ作成時
に行われた画像処理を示す補正情報などを印字するもの
であり、通常ドットインパックトプリンタが用いられて
いる。
【0025】振り分け装置4は、ペーパーカッター12
によってカットされた印画紙2を受け取って、中間搬送
ローラユニット80Cの左右の列位置に交互に移載する
チャッカー式のX−Y移動機構から構成されている。も
ちろん、幅広の大型印画紙2を取り扱う場合は1列での
露光となるので、単に印画紙供給ライン8Aから受け取
った印画紙2をそのまま中間搬送ローラユニット80C
に引き渡すだけである。
【0026】露光搬送ライン8Bは、搬送方向の順で、
露光搬送ライン8Bの2列の搬入エリアを構成する中間
搬送ローラユニット80C、デジタルプリント部5の露
光ヘッド5aを挟むように配置された入り口側の第1露
光搬送ローラユニット80Aと出口側の第2露光搬送ロ
ーラユニット80Bとを備えているが、特に露光品質に
大きな影響を与える第1露光搬送ローラユニット80A
と出口側の第2露光搬送ローラユニット80Bは、露光
用印画紙搬送装置80として一体的なユニットとして高
精度に製作されている。この露光用印画紙搬送装置80
に露光ヘッド5aを組み込むことによって画像露光装置
が作り上げられる。
【0027】図2に示すように、第1露光搬送ローラユ
ニット80Aはカット印画紙2の非乳剤面側に接当する
第1露光駆動ローラ81とこの第1露光駆動ローラ81
に対して遠近変位可能な第1露光圧着ローラ82を、そ
して第2露光搬送ローラユニット80Bはカット印画紙
2の非乳剤面側に接当する第2露光駆動ローラ83とこ
の第2露光駆動ローラ83に対して遠近変位可能な第2
露光圧着ローラ84を有している。第1・第2露光駆動
ローラ81、83はモータに接続された1つの駆動プー
リ89によってベルト伝動機構89aを介して同期駆動
される。第1・第2露光圧着ローラ82、84は、カム
機構60によって、対向する露光駆動ローラ81、83
に対してそれぞれ独立的に遠近変位し、その結果、第1
露光搬送ローラユニット80Aのみで、又は第2露光搬
送ローラユニット80Bのみで、さらには第1・第2露
光搬送ローラユニット80A、80Bの両方で印画紙2
を搬送することができる。
【0028】第1露光圧着ローラ82の外周部82aと
第2露光圧着ローラ84の外周部84aは、一定の力に
対する弾性変形量の大きい発泡ゴムのような弾性材料で
形成されており、第1・第2露光圧着ローラ82、84
を印画紙2を挟んで第1・第2露光駆動ローラ81、8
3に押し付けていくとそれぞれの外周部82a、84a
が弾性変形し、印画紙2や第1・第2露光駆動ローラ8
1、83に対する圧着力を強めていくことになる。
【0029】次に、図3、図4、図5、図6を用いて、
印画紙搬送装置80、特にカム機構60を詳しく説明す
る。第1露光圧着ローラ82が第1露光駆動ローラ81
に対して遠近変位できるように、第1露光圧着ローラ8
2の回転軸85aの両端は揺動軸芯87a周りで揺動可
能にハウジング80aに支持されている揺動アーム86
aに軸受けされている。同様に、第2露光圧着ローラ8
4の回転軸85bの両端は揺動軸芯87b周りで揺動可
能にハウジング80aに支持されている揺動アーム86
bに軸受けされている。この揺動により、第1・第2露
光圧着ローラ82、84は第1・第2露光駆動ローラ8
1、83との間を通過する印画紙2を押し付ける圧着位
置から印画紙2から完全に離脱した完全圧着解除位置ま
で変位することができる。なお、揺動アーム86a、8
6bは、いずれもばね88によって第1・第2露光圧着
ローラ82、84を圧着方向に変位するように付勢され
ている。
【0030】この第1・第2露光圧着ローラ82、84
の揺動変位させるカム機構60は、第1露光圧着ローラ
82用の第1偏芯カム体61と、第2露光圧着ローラ8
4用の第2偏芯カム体62と、これらの偏芯カム体を遊
転可能に支持する支持軸65を備えている。図5に示す
ように、図番なしのベアリングが支持軸65と各偏芯カ
ム体61、62の間に介装されている。さらに、図4に
示すように、第1偏芯カム体61の周面に形成されたカ
ム面を転動しながら偏芯カムとしての第1偏芯カム体6
1の動きに追従する第1カムフォロア63が回転軸85
aの一方側に延びた延長部の端部にベアリング91を介
して取り付けられている。従って、第1カムフォロア6
3は回転軸85a回りで遊転できる。これに対して、第
2偏芯カム体62の周面に形成されたカム面を転動しな
がら偏芯カムとしての第2偏芯カム体62の動きに追従
する第2カムフォロア64が第2露光圧着ローラ84の
回転軸85bの一方側に延びた延長部の端部にワンウエ
イクラッチ92を介して取り付けられている。
【0031】このワンウエイクラッチ92は、第2カム
フォロア64側から回転軸85bを時計方向に(図6に
おいて矢印B方向に)回転させる時には伝動状態とな
り、回転軸85b側から第2カムフォロア64を時計方
向に(図6において矢印B方向に)回転させる時には非
伝動状態、つまり遊転状態となるように設定されてい
る。つまり、第2露光駆動ローラ83と第2露光圧着ロ
ーラ84が印画紙2を圧着して挟持搬送している時は、
第2露光圧着ローラ84の回転軸85bは第2カムフォ
ロア64とは非伝動状態で遊転ローラとして回転し、も
し第2カムフォロア64が第2偏芯カム体62と接触し
ていても、そこから受ける負荷を十分に抑制できる。逆
に、第2露光圧着ローラ84を圧着解除位置から圧着位
置に変位させるため第2偏芯カム体62が矢印A方向に
回転し、第2カムフォロア64が第2偏芯カム体62の
カム面を転動するときには、この第2カムフォロア64
の矢印B方向の回転は、ワンウエイクラッチ92によっ
て回転軸85bに伝動され、結果的に第2露光圧着ロー
ラ84を矢印B方向、つまり印画紙搬送方向に回転させ
ることになる。
【0032】第1偏芯カム体61と第2偏芯カム体62
は軸方向に並んで配置されており、連結手段68、ここ
ではピン68aとこのピン68aを受け入れる凹部68
bによって互いに連結されている。つまり、ピン68a
は第1カム体61の第2カム体62に面している側面に
立設されており、このピン68aの自由端部が入り込む
ことができるように、第2カム体62の側面に凹部68
bが形成されている。この凹部68bは、支持軸65の
軸芯を中心とする円弧状に延びた溝であり、約270度
の中心角をもつ長さを有している。
【0033】第1偏芯カム体61の第2偏芯カム体62
とは反対側の側部にはタイミングベルト用のギヤ部66
が形成されており、カム機構60と共働して露光圧着ロ
ーラ操作機構を作り出すためにコントローラ7に構築さ
れているカム制御手段70によって制御されるカム操作
用パルスモータ67の回転変位がタイミングベルト伝動
機構69を介してギヤ部66に伝達される。凹部68b
は、支持軸65の軸芯を中心とする円弧であるので、ピ
ン68aがその凹部68bを内を移動する範囲だけ第1
偏芯カム体61と第2偏芯カム体62との相対回転を許
すようになっている。第1偏芯カム体61が一方方向
に、通常図3で反時計方向(矢印A方向)に回転してい
る限り、ピン68aは凹部68の端部に接当することで
常に第1偏芯カム体61と第2偏芯カム体62は一体的
に連動回転するので、第1偏芯カム体61と第2偏芯カ
ム体62の回転角度位置がずれることはないが、必要に
応じて第1偏芯カム体61が一方方向の回転から凹部6
8bの長さ以下の所定量だけ逆方向の回転を行うと、第
1偏芯カム体61と第2偏芯カム体62の相対位置が変
化し、前述した一方回転時には実現しなかった第1偏芯
カム体61と第2偏芯カム体62の回転角度位置の組み
合わせパターン、結果的には第1・第2露光圧着ローラ
82、84の印画紙2に対する遠近位置の組み合わせパ
ターンを実現することができる。そのような第1偏芯カ
ム体61の逆回転時に第2偏芯カム体62が連れ回りし
ないように、支持軸65と第2偏芯カム体62との間で
わずかな力の摩擦連結を実現する押さえばねユニット6
5aが設けられている。
【0034】つぎに、図7〜図11の動作模式図と図1
2の回転角チャート図を用いて、露光されるべき印画紙
2の搬送位置にともなう第1・第2偏芯カム体61、6
2の回転角変化と第1・第2露光圧着ローラ82、84
の遠近変位の様子を説明するとともに、図13のタイム
チャート図を用いて印画紙2の露光搬送中における前記
第1露光駆動ローラ81に対する前記第1露光圧着ロー
ラ82の圧着力と前記第2露光駆動ローラ83に対する
前記第2露光圧着ローラ84の圧着力の変化を説明す
る。なお、図12の回転角チャート図は、第1偏芯カム
体61と第2偏芯カム体62において、所定のカム面の
位置をリファレンスポジションR. Pと定め、このリフ
ァレンスポジションR. Pに第1・第2カムフォロア6
3、64が向き合うところを回転角度を0°とし、回転
にともなって変化する偏芯カムとしての第1・第2偏芯
カム体61、62の径の変化及び、対応する露光駆動ロ
ーラに対する変位量(圧着状態から完全圧着解除状態ま
での範囲)を示している。
【0035】まず、露光工程が開始されると、露光され
るべき印画紙2は中間搬送ローラユニット80Cによっ
て搬送されてくるが、この印画紙2の先端を受け入れる
ため第1露光圧着ローラ82は第1露光駆動ローラ81
との間隔を数ミリあけた完全圧着解除位置となるが、こ
れは第1偏芯カム体61のリファレンスポジションR.
Pが第1カムフォロア63と接触する回転角度関係で実
現する。図7ではこの回転角度を0°としている。同様
にこの時点では、第2偏芯カム体62のリファレンスポ
ジションR. Pが第2カムフォロア64と対向してお
り、第2露光圧着ローラ84は第1露光駆動ローラ83
と接触する圧着位置となっている(図7参照)。ここ
で、第2偏芯カム体62と第2カムフォロア64が接触
していても、第2露光駆動ローラ83から第2露光圧着
ローラ84、回転軸85bに伝達された回転はワンウエ
イクラッチ92によって第2カムフォロア64には伝達
されない。図13の時間ポイント:T1 に示すように、
この状態では、第1露光駆動ローラ81に対する第1露
光圧着ローラ82の圧着力はゼロとなっているが、第2
露光駆動ローラ83に対する第2露光圧着ローラ84の
圧着力は最大値となっている。なお、第1・第2露光圧
着ローラ82、84の圧着力の最大値は同じになるよう
に設計されている。
【0036】印画紙2の先端が第1露光搬送ローラユニ
ット80Aに進入すると、第1偏芯カム61が反時計方
向に回転し、その回転角度が45°に達すると、第1露
光圧着ローラ82が圧着位置に変位して、第1露光駆動
ローラ81に対して印画紙2を押しつけて印画紙2を挟
持搬送する。同様に、第2偏芯カム体62も回転する
が、この回転角度範囲では第2偏芯カム体62の径が変
化しないので、第2カムフォロア64、結果的には第2
露光圧着ローラ84は変位せず、圧着位置のままである
(図8参照)。従って、この状態では、図13の時間ポ
イント:T2 に示すように、印画紙2及び第1露光駆動
ローラ81に対する第1露光圧着ローラ82の圧着力と
第2露光駆動ローラ83に対する第2露光圧着ローラ8
4の圧着力はともに最大となっているが、まだ印画紙2
の先端が露光ポイントに達しておらず、ここでの搬送負
荷の最大化は露光品質には影響しない。この時点で、中
間搬送ローラユニット80Cはその印画紙2の搬送の役
目を終えて圧着解除状態となる。
【0037】さらに、第1・第2偏芯カム体61、62
が回転し、その回転角度が90°に達すると、第2露光
圧着ローラ84が完全圧着解除位置に変位して、第1露
光搬送ローラユニット80Aから第2露光搬送ローラユ
ニットへの印画紙の搬送受け渡しに備える。この回転角
度範囲では第1偏芯カム体61の径が変化しないので、
第1露光圧着ローラ82は変位せず、圧着位置のままで
ある(図9参照)。この状態では、図13の時間ポイン
ト:T3 に示すように、印画紙2及び第1露光駆動ロー
ラ81に対する第1露光圧着ローラ82の圧着力は最大
となっているが、第2露光駆動ローラ83に対する第2
露光圧着ローラ84の圧着力はゼロとなっている。第1
露光搬送ローラユニット80Aによって搬送されながら
の露光ヘッド5aによる印画紙2への露光は、図13の
時間ポイント:T4 で開始される。
【0038】印画紙2の先端が第2露光搬送ローラユニ
ット80Bを通過すると、第2露光圧着ローラ84を圧
着位置方向に変位させるとともに第1露光圧着ローラ8
2を圧着解除方向に変位させるために、第1・第2偏芯
カム体61、62がさらに回転する。図12から明らか
なように、第1偏芯カム体61は回転角度範囲135°
から290°の範囲にかけてその径を緩やかな傾斜をも
って増加させており、第2偏芯カム体62は回転角度範
囲135°から290°の範囲にかけてその径を緩やか
な傾斜をもって減少させている。そのような第1・第2
偏芯カム体61、62の傾斜の度合いは同じになるよう
に設計されているので、印画紙2及び第1露光駆動ロー
ラ81に対する第1露光圧着ローラ82の圧着力は所定
の割合で減少するとともに、印画紙2及び第2露光駆動
ローラ83に対する第2露光圧着ローラ84の圧着力は
前記所定の割合で増加していき、この過程において、印
画紙2及び第1露光駆動ローラ81に対する第1露光圧
着ローラ82の圧着力と第2露光駆動ローラ83に対す
る第2露光圧着ローラ84の圧着力の和は一定となる。
例えば、図13の時間ポイント:T5 に示すように、印
画紙2及び第1露光駆動ローラ81に対する第1露光圧
着ローラ82の圧着力は最大値の60%となっており、
第2露光駆動ローラ83に対する第2露光圧着ローラ8
4の圧着力は最大値の40%となっている。さらに、こ
の過程において、第2偏芯カム体62のカム面を転動す
る第2カムフォロア64は矢印B方向に回転するが、そ
の回転はワンウエイクラッチ92によって回転軸85b
に伝達され、第2露光圧着ローラ84を矢印B方向に回
転させる。つまり、第2露光圧着ローラ84は印画紙搬
送方向に回転しながら印画紙2に接当することになり、
露光搬送中の印画紙2に悪影響を与えるような抵抗とな
らないように工夫されている(図10参照)。
【0039】第1・第2偏芯カム体61、62の回転角
度が290°に達すると、第1露光圧着ローラ82は圧
着解除位置となるとともに第2露光圧着ローラ84は圧
着位置となり、第2露光圧着ローラ84は印画紙2の搬
送速度に対応する周速度で回転するが、その場合はワン
ウエイクラッチ92の働きで回転軸84bは第2カムフ
ォロア64に対して相対回転することになる(図11参
照)。この状態では、図13の時間ポイント:T6 に示
すように、第1露光駆動ローラ81に対する第1露光圧
着ローラ82の圧着力はゼロとなっているが、印画紙2
及び第2露光駆動ローラ83に対する第2露光圧着ロー
ラ84の圧着力は最大値となっている。
【0040】このまま印画紙2の露光搬送が続行された
後、図13の時間ポイント:T6 で、印画紙2の露光が
終了する。印画紙2の後端が第2露光搬送ローラユニッ
ト80Bを通過すると、第1・第2偏芯カム体61、6
2が回転角度が360°に達するまで回転し、つまりリ
ファレンスポジションR. Pがそれぞれのカムフォロア
63、64に接触する元の状態に戻り、印画紙露光搬送
のワンサイクルが終了する。続いて、次の露光すべき印
画紙2が中間搬送ローラユニット80Cから搬送されて
くる場合は、再び上述した手順を繰り返して新たな印画
紙露光搬送を行う。上述した説明から明らかなように、
この画像露光装置では、時間ポイント:T4 から時間ポ
イント:T6 に至る露光時には、印画紙2や第1露光駆
動ローラ81に対する第1露光圧着ローラ82の圧着力
と、印画紙2や第2露光駆動ローラ83に対する第2露
光圧着ローラ84の圧着力との和は一定となるように第
1・第2露光圧着ローラ82、84は露光圧着ローラ操
作機構によって制御されている。
【0041】上記の実施の形態では、第1・第2露光圧
着ローラ82、84のそれぞれの外周部82a、84a
を高い弾性を有する材料で形成して、それらの外周部8
2a、84aが弾性変形によって印画紙2や第1・第2
露光駆動ローラ81、83に対する圧着力を調節する構
造を採用していたが、この構成に代えて、第1・第2露
光圧着ローラ82、84の外周部を変形しにくい材料で
形成し、第1・第2露光圧着ローラ82、84がばねを
介して偏芯カム体の作用を受けるようにし、このばねの
変位量によって印画紙2や第1・第2露光駆動ローラ8
1、83に対する圧着力を調節する構成を採用しても良
い。そのような構成をもつ露光圧着ローラ操作機構の一
例が図14に模式的に示めされている。つまり、第1・
第2偏芯カム体61、62の動きに従動するカムフォロ
ア101を一端に備えた変位伝達体100の他端を第1
・第2露光圧着ローラ82、84の揺動アーム102に
枢支連結している。この変位伝達体100はばね100
aを内蔵しており、カムフォロア101の動きがばね1
00aを介して揺動アーム102との枢支連結点に伝達
される。第1・第2偏芯カム体61、62を回転制御す
ることにより、カムフォロア101が第1・第2露光駆
動ローラ81、83の方に移動すると第1・第2露光圧
着ローラ82、84が対応する第1・第2露光駆動ロー
ラ81、83に接当し、さらにカムフォロア101が移
動するとばね100aが圧縮され、対応する第1・第2
露光駆動ローラ81、83への圧着力を増加する。第1
・第2偏芯カム体61、62とカムフォロア101との
関係を適切に設定することにより、露光搬送時におい
て、印画紙2や第1露光駆動ローラ81に対する第1露
光圧着ローラ82の圧着力と、印画紙2や第2露光駆動
ローラ83に対する第2露光圧着ローラ84の圧着力と
の和を一定とすることができる。
【0042】また、上記の実施の形態では、2列露光可
能な印画紙搬送装置を例としていたが、本発明による印
画紙搬送装置はこの形態に限定されるわけではなく、1
列露光のための印画紙搬送装置としても、あるいは3列
以上の印画紙搬送装置としても構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のよる印画紙搬送装置を搭載したプリン
タプロセッサの概略ブロック図
【図2】印画紙搬送ラインを説明する説明図
【図3】印画紙搬送装置の側面図
【図4】印画紙搬送装置の部分断面正面図
【図5】第1・第2偏芯カム体の断面図
【図6】印画紙搬送装置の概略斜視図
【図7】第1・第2偏芯カム体の回転角変化と第1・第
2露光圧着ローラの変位変化を説明する動作模式図
【図8】第1・第2偏芯カム体の回転角変化と第1・第
2露光圧着ローラの変位変化を説明する動作模式図
【図9】第1・第2偏芯カム体の回転角変化と第1・第
2露光圧着ローラの変位変化を説明する動作模式図
【図10】第1・第2偏芯カム体の回転角変化と第1・
第2露光圧着ローラの変位変化を説明する動作模式図
【図11】第1・第2偏芯カム体の回転角変化と第1・
第2露光圧着ローラの変位変化を説明する動作模式図
【図12】回転角チャート図
【図13】タイムチャート図
【図14】露光圧着ローラ操作機構の別実施例を示す模
式図
【符号の説明】
2 印画紙 5 デジタルプリント部 5a 露光ヘッド 6 現像処理部 7 コントローラ 70 カム制御手段 8 印画紙搬送装置 8A 印画紙供給ライン 8B 露光搬送ライン 8C 現像搬送ライン 60 カム機構 61 第1偏芯カム体 62 第2偏芯カム体 63 第1カムフォロア 64 第2カムフォロア 65 支持軸 67 カム操作用パルスモータ 80A 第1露光搬送ローラユニット 80B 第2露光搬送ローラユニット 81 第1露光駆動ローラ 82 第1露光圧着ローラ 83 第2露光駆動ローラ 84 第2露光圧着ローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリントサイズに合わせてカットされた印
    画紙に画像をライン露光する主走査方向に延びた露光ヘ
    ッドと、 前記印画紙を挟持搬送するため前記露光ヘッドの印画紙
    搬送方向上流側に配置された第1露光駆動ローラと第1
    露光圧着ローラを含む第1露光搬送ローラユニットと、 前記印画紙を挟持搬送するため前記露光ヘッドの印画紙
    搬送方向下流側に配置された第2露光駆動ローラと第2
    露光圧着ローラとを含む第2露光搬送ローラユニット
    と、 前記第1露光圧着ローラを前記第1露光駆動ローラに接
    当する圧着位置と前記第1露光駆動ローラから離間した
    圧着解除位置との間で変位させるとともに、前記第2露
    光圧着ローラを前記第2露光駆動ローラに接当する圧着
    位置と前記第2露光駆動ローラから離間した圧着解除位
    置との間で変位させる露光圧着ローラ操作機構と、を備
    えた画像露光装置において、 前記露光圧着ローラ操作機構は、前記印画紙の露光搬送
    中において、前記第1露光駆動ローラに対する前記第1
    露光圧着ローラの圧着力と前記第2露光駆動ローラに対
    する前記第2露光圧着ローラの圧着力が、一方の圧着力
    が増大するとき他方の圧着力が減少する関係になるよう
    に、前記第1・第2露光圧着ローラを操作することを特
    徴とする画像露光装置。
  2. 【請求項2】前記露光圧着ローラ操作機構は、前記印画
    紙の露光搬送中において、前記第1露光駆動ローラに対
    する前記第1露光圧着ローラの圧着力と前記第2露光駆
    動ローラに対する前記第2露光圧着ローラの圧着力の和
    が一定となるように前記第1・第2露光圧着ローラを操
    作することを特徴とする請求項1に記載の画像露光装
    置。
  3. 【請求項3】前記露光圧着ローラ操作機構が、前記第1
    露光圧着ローラの前記第1露光駆動ローラに対する圧着
    力を決定する第1偏芯カム体と前記第2露光圧着ローラ
    の前記第2露光駆動ローラに対する圧着力を決定する第
    2偏芯カム体とを含むカム機構と、前記第1・第2偏芯
    カム体の回転角を制御するカム制御手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載の画像露光装
    置。
  4. 【請求項4】前記第1・第2露光圧着ローラの外周部は
    弾性材料によって形成されており、前記対応する露光駆
    動ローラに対する圧着力は前記弾性材料の弾性変位量に
    よって調整されることを特徴とする請求項3に記載の画
    像露光装置。
  5. 【請求項5】前記第1・第2露光圧着ローラはばねを介
    して対応する偏芯カム体の作用を受けており、前記対応
    する露光駆動ローラに対する圧着力は前記ばねの変位量
    によって調整されることを特徴とする請求項3に記載の
    画像露光装置。
  6. 【請求項6】前記第1偏芯カム体と前記第2偏芯カム体
    は同芯状に設けられていることを特徴とする請求項3〜
    5のいずれかに記載の画像露光装置。
  7. 【請求項7】前記第2露光圧着ローラが圧着解除位置か
    ら圧着位置に変位して挟持露光搬送を開始する際に、前
    記第2露光圧着ローラは、露光中の印画紙との接触箇所
    での移動の向きが印画紙搬送方向となるように回転させ
    られることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
    の画像露光装置。
  8. 【請求項8】前記第1露光駆動ローラと第2露光駆動ロ
    ーラが同一の駆動源により駆動されていることを特徴と
    する請求項1〜7のいずれかに記載の画像露光装置。
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