JP2000356821A - 画像露光装置 - Google Patents

画像露光装置

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JP2000356821A
JP2000356821A JP11167817A JP16781799A JP2000356821A JP 2000356821 A JP2000356821 A JP 2000356821A JP 11167817 A JP11167817 A JP 11167817A JP 16781799 A JP16781799 A JP 16781799A JP 2000356821 A JP2000356821 A JP 2000356821A
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JP
Japan
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photographic paper
transport
roller
exposure
discharge
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11167817A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Muranaka
孝義 村中
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印画紙を搬送しながら露光を行う際に印画紙
に対する外力の作用を排除して異常露光を解消し得る画
像露光装置を合理的に構成する。 【解決手段】 供給搬送部Fの排出ローラ25が搬送す
る印画紙2の搬送下手側への移動を許す方向への排出ロ
ーラ25の回転を許す一方向クラッチ31を備え、この
供給搬送部Fから印画紙2が送られる露光搬送部Mの搬
送ローラ34の搬送速度を供給搬送部Fの排出ローラ2
5の搬送速度より少し高速に設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリントサイズに
切断されて印画紙を送り出す供給搬送部と、この供給搬
送部からの印画紙を主走査方向に延びた露光ヘッドが配
置された部位で露光ヘッドの副走査方向に向けて搬送す
る露光搬送部とを備えた画像露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像露光装置では、光源からの照
明光を写真フィルムに透過させ、この透過光の画像情報
を光学レンズを介して印画紙に結像させて焼付けを行う
ものとなっており、この露光によって潜像が形成された
印画紙を現像処理することで写真プリントを得ていた。
ところが、最近、このような投影露光式の画像露光装置
に代えて、フィルム画像を光電変換することで取得した
デジタル画像データを画像処理することでプリントデー
タを生成し、このプリントデータに基づいてデジタル露
光ヘッドを駆動して印画紙に対して露光を行う、所謂、
デジタル露光式の画像露光装置が登場している。
【0003】このようなデジタル露光式の装置では取得
したデジタル画像データを画像処理技術を用いて自由に
加工することができるため、画像合成や、部分修正など
の作業が容易となる利点があるが、投影露光方式に匹敵
する高い解像度を得るためには、主走査方向に延びた露
光ヘッドを用い、この露光ヘッドに対して印画紙を主走
査方向に直交する副走査方向に搬送することにより、フ
ィルム画像全体の露光を行うリニア露光方式を採用して
いる。このため、高い仕上がり品質を得るために、高い
精度で製作された露光搬送部において、この副走査方向
への搬送を高い精度で行うものとなっている。そして、
このように高い精度で印画紙を搬送するよう供給搬送
部、露光搬送部、及び、露光後搬送部には高精度で速度
制御されるローラを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、露光搬送部で
印画紙を高精度で搬送する搬送系の一例を挙げると、露
光搬送部には印画紙を挟み込んで搬送する一対のローラ
を備え、このローラを駆動するためステッピングモータ
やシンクロナスモータのように搬送速度を高精度で制御
できるモータを備え、露光ヘッドでの露光時にはモータ
を駆動する信号と同期した信号に基づいてフレームメモ
リに保存したデジタル画像データを主走査方向に沿う1
ライン分のデータを連続的に読み出して順次露光ヘッド
に転送する処理を行うものとなっており、この搬送時に
は露光開始から露光終了まで設定された速度で印画紙を
送ることが肝要となる。しかし、印画紙を複数のローラ
で搬送する構造のものではローラからローラへの印画紙
の受け渡し時に僅かに速度が異なってもカット印画紙を
振動させたり歪ませて、露光むら等の異常露光に繋がる
ものとなり改善の余地がある。特に、複数のローラを異
なる駆動源(モータ)で駆動するものでは夫々のローラ
の搬送速度に差を生じやすいものであり、速度差に起因
した印画紙の歪みによる露光むら等の異常露光を生じ難
い装置が望まれている。
【0005】本発明の目的は、供給搬送部から露光搬送
部に印画紙を送り込み露光を行う際の異常露光をなくし
得る画像露光装置を合理的に構成する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、プリントサイズに切断された印画紙を送
り出す供給搬送部と、この供給搬送部からの印画紙を主
走査方向に延びた露光ヘッドが配置された部位で露光ヘ
ッドの副走査方向に向けて搬送する露光搬送部とを備え
た画像露光装置において、前記供給搬送部が、印画紙を
挟持状態で送り出す排出ローラと、この排出ローラを駆
動する排出駆動手段とを備えて構成され、前記露光搬送
部が、前記排出ローラからの印画紙を挟持状態で搬送す
る搬送ローラと、この搬送ローラを駆動する搬送駆動手
段とを備えて構成され、排出駆動手段から排出ローラへ
の伝動系に、排出ローラの搬送下手側への搬送駆動方向
での遊転を許す一方クラッチを備え、この搬送ローラに
よる印画紙の搬送速度より、搬送ローラによる印画紙の
搬送速度を高速化してある。
【0007】この構成によれば、供給搬送部の排出ロー
ラから搬送ローラに受け渡された印画紙は、搬送ローラ
の搬送速度が排出ローラの搬送速度より高速なので、搬
送ローラから印画紙に対して引く方向に搬送力が作用す
るものとなり、この力によって一方向クラッチが機能し
て排出ローラを遊転させるものとなる。このように一方
向クラッチによって排出ローラが遊転する状態で印画紙
が搬送される場合には排出ローラから印画紙に対して搬
送力が作用しないので、例えば、搬送系同士の間の速度
差によって外力を作用させて印画紙に振動や歪みを発生
させたり、露光搬送部での搬送速度を不適正にする等の
不都合を解消して、印画紙を搬送ローラの駆動力だけで
搬送できるものとなり露光ヘッドで露光する際の搬送速
度を、露光に適した速度に設定維持できるものとなる。
その結果、供給搬送部から露光搬送部に印画紙を送り込
み露光を行う際の異常露光が無理なく解消されるものと
なる。
【0008】又、前記搬送ローラが、印画紙を挟み込ん
で搬送する圧着状態と、圧着解除状態とに切換自在に構
成され、排出ローラからの印画紙が搬送可能な位置に達
すると圧着解除状態から圧着状態に切換えるよう構成し
てある。
【0009】この構成によれば、印画紙が排出ローラか
ら搬送ローラに受け渡される場合には、搬送ローラが圧
着解除状態から圧着状態に切換られるので、印画紙の端
部が搬送ローラに衝突するする如き衝撃を受けることが
なく、この搬送ローラを圧着状態に切換えると、直ちに
搬送ローラの駆動速度で印画紙を搬送できるものとな
る。
【0010】又、前記排出ローラが、前記排出駆動手段
からの動力で駆動されるローラ体と、このローラ体に常
時圧着する遊転型のローラ体とで構成されている。
【0011】この構成によれば、夫々のローラ体が圧着
しているので、印画紙を挟み込み排出駆動手段で駆動す
ることで特別の制御を行うことなく印画紙を搬送できる
ものとなり、簡単な構造でありながら、前述した一方向
クラッチとの組合せにより円滑に印画紙を送り出せるも
のとなる。
【0012】そして、本発明によるその他の特徴及び利
点は、以下図面を用いた実施の形態により明らかになる
であろう。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明による画像露光装置を搭載
した写真処理装置の概略ブロック図が図1に示されてい
る。この写真処理装置はデジタル露光式を採用してお
り、ここでは図示されていないフィルム現像機によって
現像処理された写真フィルム1(以後単にフィルムと称
す)のコマ画像をデジタル画像データとして取得するフ
ィルムスキャナーAと、取得されたデジタル画像データ
を処理してプリントデータを作成するコントローラB
と、このプリントデータに基づいて印画紙2にコマ画像
に対応する画像を露光するデジタルプリント部Cと、露
光された印画紙2を現像処理する現像処理部Dとを備え
ている。現像処理部Dで現像された印画紙2は、乾燥工
程を経て仕上がりプリントとして排出される。又、この
コントローラBには各種処理情報を表示するモニター3
や各種処理命令を入力するための操作卓4が接続され、
さらに、CD−ROMやMOやFDなどの画像データ記
録メディアから画像データの受け付けや、通信回線を介
して伝送されてくるデジタル画像データを受け付ける外
部画像入力部5が接続されている。尚、このコントロー
ラBはフィルムスキャナーAの制御や現像処理部Dの制
御ばかりでなく、後述するように印画紙2を搬送するた
めに必要な制御と、印画紙2に対する露光に必要な制御
とを行うプログラムがセットされている。
【0014】フィルムスキャナーAは、白色光源として
のハロゲンランプ11、調光フィルタ12、ミラートン
ネル13などを備えることで光源からの光ビームの色分
布や強度分布を整えてフィルム1のコマ画像を照射する
よう構成された照明光学系を備えると共に、フィルム1
を複数のローラで挟み込んだ状態で搬送するフィルム搬
送機構14を備え、又、フィルム1を透過した投射光の
方向を変えるミラー15、レンズユニット16、このレ
ンズユニット16を通過した光ビームを3つの方向に分
光するプリズム17などを備えた撮像光学系を備え、更
に、プリズム17によって分岐された3つの光ビームを
別個に受けるため3つのCCDセンサー18を備えた光
電変換部を備えている。尚、各CCDセンサー18は多
数(例えば5000個)のCCD素子が主走査方向、つ
まり、フィルム1の幅方向に配列されてラインセンサー
として構成され、各CCDセンサー18の撮像面には、
夫々光ビームの青色成分、赤色成分、緑色成分のみを通
過させるカラーフィルタが設けられ、夫々、青色成分、
赤色成分、緑色成分のみを取り出すものとなっている。
【0015】そして、このフィルムスキャナー部Aで光
電変換を行う場合には、フィルム1のコマ画像を所定の
スキャン位置に位置決めし、照明光学系からの光線を照
射する状態でフィルム搬送機構14によって所定のスキ
ャン速度でミラー15を揺動させ、これと連係して、撮
像光学系からの光線を3つのCCDセンサ18から入力
することにより、フィルム1のコマ画像が副走査方向、
つまりフィルム1の長手方向にスキャニングされ、R、
G、Bの色成分の画像信号にCCDセンサー18で光電
変換され、このように光電変換された各画素信号はサン
プルホールドされ各画素信号が連続した画像信号とな
り、更に、所定のビット数(例えば12ビット)のデジ
タル信号に変換されコントローラBのフレームメモリに
保存される。このようなフィルムスキャナーAの照明光
学系、撮像光学系、光電変換部の各制御はコントローラ
Bによって行われる。
【0016】デジタルプリント部Cには、この実施形態
では、静電気力でマイクロミラーを傾斜させるデジタル
マイクロミラーデバイス(DMD)を用いた露光ヘッド
19と、印画紙マガジン2Mからの印画紙2を搬送する
印画紙搬送系とを備えている。つまり、このデジタルマ
イクロミラーデバイス(DMD)は、主走査方向にライ
ン状となるよう多数のマイクロミラーを、R,G,Bに
対応させて、例えば3列配列すると共に、このように配
列されたマイクロミラーを傾斜させた際にR(赤),G
(緑),B(青)の光源からの光線を印画紙2に導くよ
う、印画紙2、デジタルマイクロミラーデバイス(DM
D)、R,G,B光源夫々を相対配置してあり、露光を
行う際には多数のマイクロミラーのうち露光対象となる
ピクセルと対応するマイクロミラーのアドレスを指定し
て傾斜させることで、そのマイクロミラーで反射された
光線が印画紙2に導かれて露光が行われるものとなって
おり、この露光時には印画紙2を副走査方向に移動させ
るものとなっている。尚、このデジタルプリント部の方
式としては、PLZTシャッター方式や液晶シャッター
方式、蛍光ビーム方式、FOCRT方式などが知られて
おり、露光仕様に応じて任意に選択することができる。
【0017】図1、図2に示すように、前記印画紙搬送
系は印画紙マガジン2Mからの印画紙2をプリントサイ
ズに合わせてカットし、カットされたカット印画紙2を
送り出す供給搬送部Fと、このカット印画紙2を前記デ
ジタルプリント部Cに送る露光搬送部Mと、デジタルプ
リント部Cで露光されたカット印画紙2を送り出す露光
後搬送部Rとを備えている。
【0018】同図から明らかなように、前記供給搬送部
Fは、乳剤面を外側にして印画紙2をロール状に収納す
る2つの印画紙マガジン2Mのいずれか一方から印画紙
2を選択的に印画紙2を引き出す供給ローラ群21と、
印画紙マガジン2Mからの印画紙2を切断するペーパカ
ッター22と、このペーパーカッター22の下流側に配
置されたバックプリント部23と、このバックプリント
部23に印画紙2を送る挟持ローラ24とを備えると共
に、4組の排出ローラ25を備えている。又、バックプ
リント部23は、印画紙2の裏面(非乳剤面)に、フィ
ルムIDやコマ番号、さらにプリントデータ作成時に行
われた画像処理を示す補正情報などを印字するものであ
り、通常ドットインパックトプリンタが用いられてい
る。
【0019】又、排出ローラ25は図3、図4に示すよ
うに、固定フレーム26に対して駆動軸25dが支承さ
れたゴム製の駆動ローラ体25Aと、可動フレーム27
に対して支軸25sが支承された金属製の圧接ローラ体
25Bとを備えると共に、駆動ローラ体25Aに圧接ロ
ーラ体25Bを常時圧接する方向に付勢するバネ(図示
せず)を備えており、隣接する一対の駆動軸25d、2
5dに備えたプーリ28、28と、ステッピングモータ
型の排出モータ29(排出駆動手段の一例)の出力軸2
9dに備えたプーリ28とに亘ってタイミングベルト3
0を巻回することで、排出モータ29の駆動力で2組の
排出ローラ25、25を同期して等速で駆動できるよう
構成されている。更に、駆動ローラ体25Aと駆動軸2
5dとの間にはローラ型の一方向クラッチ31を介装し
てあり、排出ローラ25の搬送下手側への搬送駆動方向
での遊転を許し、印画紙6の搬送下手側の移動を許すも
のとなっている。
【0020】前記露光搬送部Mは図2及び図5(イ)、
(ロ)に示すように、2つの搬送ローラ34、34と、
電磁ソレノイド等のアクチュエータ35の駆動力によっ
て、夫々の搬送ローラ34に圧着する圧着状態と圧着が
解除される圧着解除状態とに切り換え自在な一対の圧着
ローラ36、36とを備えると共に、搬送ローラ34の
駆動軸34dに備えたプーリ37と、ステッピングモー
タ型の搬送モータ38(搬送駆動手段の一例)の出力軸
38dに備えたプーリ37とに亘ってタイミングベルト
39を巻回して搬送モータ38の駆動力で夫々の搬送ロ
ーラ34、34を同期して等速で駆動できるよう構成さ
れている。又、この露光搬送部Mには露光ヘッド19と
印画紙搬送経路を挟んで対向する位置に印画紙の反乳剤
面に接するプレート状のガイド40を備えている。
【0021】前記露光後搬送部Rは図2に示すように、
前記供給搬送部Fの排出ローラ25と同様に印画紙2挟
み込んで搬送する4組の移送ローラ41と移送ローラを
駆動する移送モータ42を備えると共に、この下流側に
送出しローラ群43を備えて構成されている。又、4組
の移送ローラ41は搬送上手位置の1つの圧接ローラ体
41Bが電磁ソレノイド等のアクチュエータ44で圧着
状態と解除状態とに切り換えられる点を除いて前記供給
搬送部Fの排出ローラ25と同様の構造を有しており、
この露光後搬送部Rにおいては移送ローラ41と移送モ
ータ42との他に、前記供給搬送部Fと同様にプーリ2
8、タイミングベルト30、一方向クラッチ31を備え
ている。尚、この一方向クラッチ31は印画紙2を搬送
下手側への移動を許すものとなっている。
【0022】又、この搬送系では供給搬送部Fによる印
画紙2の搬送速度より露光搬送部Mによる印画紙2の搬
送速度を僅かに高速化してあり、又、この露光搬送部M
による印画紙2の搬送速度より露光後搬送部Rによる印
画紙2の搬送速度を僅かに低速化してあり。更に、搬送
経路中には印画紙2の存否を判別するフォトインターラ
プト型のセンサSを複数箇所に配置してあり、これらの
センサSからの検出、非検出信号に基づいて印画紙2の
搬送制御を行うことになる。
【0023】次に、供給搬送部F、露光搬送部M、露光
後搬送部Rに対してカットされた印画紙2が搬送される
際の制御形態を説明する。尚、露光ヘッド19で露光を
行う際にはカット印画紙2を所定の間隔で連続的に搬送
するものとなるが、理解を容易にするため1枚の印画紙
2を搬送する形態を図面に示してある。 (1)図5(イ)前述のように排出モータ29の駆動力
によって供給搬送部Fの排出ローラ25から印画紙2が
排出される。このように印画紙2が排出される際には上
手位置(排出ローラ25の側)の搬送ローラ34の圧着
ローラ36、及び、下手位置(移送ローラ41の側)の
搬送ローラ34の圧着ローラ36夫々は離間状態にあ
る。 (2)図5(ロ)印画紙2の先端(搬送下手位置の端
部)が搬送ローラ34と圧着ローラ36とで搬送可能な
位置に達すると、アクチュエータ35を制御して搬送ロ
ーラ34と圧着ローラ36とに印画紙2を挟み込み、搬
送モータ38からの駆動力により排出ローラ25におけ
る搬送速度より僅かに速い速度で印画紙2の搬送を開始
する。このように搬送ローラ34で印画紙2の搬送を開
始した場合には、速度差によって一方向クラッチ31が
排出ローラ25の搬送下手側への搬送駆動方向での遊転
を許して、排出ローラ25から印画紙2が引き出される
ことから、この印画紙2に対して排出ローラ25からの
搬送力(外力)を作用させることなく搬送を行えるもの
となっている。そして、この搬送によって印画紙2の先
端が露光ヘッド19の位置に達すると露光ヘッド19を
駆動して印画紙2に対して露光を開始するものとなって
いる。 (3)図6(ハ)この搬送によって、印画紙2の先端が
搬送下手位置の次の搬送ローラ34と圧着ローラ36と
で搬送可能な位置に達すると、アクチュエータ35を制
御して搬送ローラ34と圧着ローラ36とに印画紙2を
挟み込んで搬送を継続する。又、この搬送時には夫々の
搬送ローラ34、34が1つの搬送モータ38の駆動力
で等速の搬送力を印画紙2に作用させて搬送が継続され
るものとなり、この搬送によって印画紙2の後端が露光
ヘッド19を通過した時点で露光を終了する。 (4)図6(ニ)露光搬送部Mから印画紙2が送り出さ
れる際に露光後搬送部Rの搬送上手位置の圧接ローラ体
41Bは圧着解除状態にあり、この搬送によって、印画
紙2の先端が露光後搬送部Rの搬送上手位置の移送ロー
ラ41で搬送可能な位置に達した場合にアクチュエータ
44の制御で圧接ローラ体41Bを圧接状態に切り換え
るものとなっている。又、この移送ローラ41による印
画紙2の搬送速度が露光搬送部Mの搬送ローラ34によ
る搬送速度より僅かに低い速度で駆動されるので、印画
紙2が移送ローラ41で搬送可能な位置に達しても一方
向クラッチ31によって移送ローラ41からの搬送力
(外力)を印画紙2に作用させることなく露光搬送部M
の搬送ローラ34の速度でも搬送を許すものとなってい
る。 (5)図7(ホ)この搬送によって、印画紙2の搬送下
手位置が搬送下手位置の搬送ローラ34から送り出され
ると、アクチュエータ35を制御して搬送ローラ34か
ら圧着ローラ36を離間させることにより、印画紙2は
移送ローラ41の搬送力で搬送されるものとなり、この
の後、送出しローラ群43の搬送力によって現像処理部
Dに送り込まれるものとなっている。
【0024】尚、印画紙2の搬送時には前記センサSか
らの信号に基づいてコントローラBが印画紙2の位置を
判別すると共に、このコントローラBが排出モータ2
9、搬送モータ38、移送モータ43夫々を必要とする
数のパルス信号で駆動することによって印画紙2を必要
とする距離だけ搬送し、又、パルス信号の単位時間内の
数を制御することでカット印画紙2の搬送速度を制御す
るものとなっている。
【0025】このように、印画紙2を供給搬送部Fから
露光搬送部Mに受け渡す際には、露光搬送部Mの搬送ロ
ーラ34と圧着ローラ36との開放した空間に印画紙2
の端部を送り込み、この印画紙2の端部を搬送ローラ3
4と圧着ローラ36とで挟み込んで露光搬送部Mでの搬
送を開始し、更に、この印画紙の端部が搬送下手位置の
搬送ローラ34の位置に達した場合でも、搬送下手位置
の搬送ローラ34と圧着ローラ36との開放した空間に
印画紙2の端部を送り込み、この後、印画紙2の端部を
搬送ローラ34と圧着ローラ36とで挟み込んで搬送を
行うことになるので、例えば、圧着状態の2つのローラ
の間に印画紙の端部を送り込むもののように印画紙の端
部がローラに接触した際に発生する衝撃を回避できるも
のとなる。そして、この露光搬送部Mで搬送を開始した
際には、この露光搬送部Mでの印画紙の搬送速度が供給
搬送部Fの搬送速度より高速であるので、供給搬送部F
から印画紙を引き出す方向に搬送力が作用し、この引き
出しを一方向クラッチ31が許すものとなって露光搬送
部Mと供給搬送部Fとの間で印画紙を弛ませたり過剰に
緊張させる不都合を回避しながら露光搬送部Mの搬送ロ
ーラ34の搬送速度で印画紙を搬送して露光ヘッド19
によって適正な露光を行うものとなっている。
【0026】更に、この露光搬送部Mより搬送下手(下
流)側に配置された露光後搬送部Rに印画紙2を受け渡
す際にも、2つのローラの間の空間に印画紙2を送り込
むので前述と同様に印画紙2に外力を作用させることが
なく、しかも、移送ローラ41での印画紙2の搬送速度
が露光搬送部Mでの印画紙の搬送速度より低速に設定さ
れているので、露光搬送部Mから送り出された印画紙は
露光後搬送部Rに対して押し込む方向に力が作用し、こ
の押し込みを露光後搬送部Rの一方向クラッチ31が許
す結果、露光搬送部Mと露光後搬送部Rとの間で印画紙
を弛ませたり過剰に緊張させる不都合を回避するものと
なっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像露光装置のブロック図
【図2】露光搬送部の概略図
【図3】排出ローラ部の概略図
【図4】排出ローラ部の断面図
【図5】露光搬送部に対して印画紙が供給される直前と
供給開始時を示す図
【図6】露光搬送部に対して印画紙が搬送される状態と
印画紙が送り出される状態を示す図
【図7】露光搬送部から印画紙が排出された状態を示す
【符号の説明】
2 印画紙 19 露光ヘッド 25 排出ローラ 29 排出駆動手段 31 一方向クラッチ 34 搬送ローラ 38 搬送駆動手段 F 供給搬送部 M 露光搬送部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリントサイズに切断された印画紙を送
    り出す供給搬送部と、この供給搬送部からの印画紙を主
    走査方向に延びた露光ヘッドが配置された部位で露光ヘ
    ッドの副走査方向に向けて搬送する露光搬送部とを備え
    た画像露光装置であって、 前記供給搬送部が、印画紙を挟持状態で送り出す排出ロ
    ーラと、この排出ローラを駆動する排出駆動手段とを備
    えて構成され、前記露光搬送部が、前記排出ローラから
    の印画紙を挟持状態で搬送する搬送ローラと、この搬送
    ローラを駆動する搬送駆動手段とを備えて構成され、排
    出駆動手段から排出ローラへの伝動系に、排出ローラの
    搬送下手側への搬送駆動方向での遊転を許す一方クラッ
    チを備え、この搬送ローラによる印画紙の搬送速度よ
    り、搬送ローラによる印画紙の搬送速度を高速化してあ
    る画像露光装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送ローラが、印画紙を挟み込んで
    搬送する圧着状態と、圧着解除状態とに切換自在に構成
    され、排出ローラからの印画紙が搬送可能な位置に達す
    ると圧着解除状態から圧着状態に切換えるよう構成して
    ある請求項1記載の画像露光装置。
  3. 【請求項3】 前記排出ローラが、前記排出駆動手段か
    らの動力で駆動されるローラ体と、このローラ体に常時
    圧着する遊転型のローラ体とで構成されている請求項1
    又は2記載の画像露光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002370846A (ja) * 2001-06-14 2002-12-24 Canon Inc シート供給搬送装置とこの装置を備えた画像形成装置

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