JP2005103806A - 感光材料の搬送装置及び感光材料の搬送方法 - Google Patents

感光材料の搬送装置及び感光材料の搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ロール状の印画紙に必要とする大きさのループを形成した状態で露光ユニットに供給する。
【解決手段】 印画紙マガジンMの印画紙Pを導入ローラ13、カッター15、送出しローラ16夫々を介して、キャリア19に送り、このキャリア19の挟持部材18で挟持した印画紙Pの先端を露光ユニットU2に受け渡すよう供給ユニットU1を構成し、この供給ユニットU1を制御する制御装置が、キャリア19で印画紙Pの先端を露光ユニットU2の側に移動させた後に、導入ローラ13から印画紙Pを送り出すことによりループ形成部Lに充分な弛みを形成し、この弛みの形成の後に印画紙Pの先端を露光ユニットU1に受け渡すよう処理形態を設定した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ロール状の感光材料を送り出し、この送り出し量がプリントサイズに達するとカッターで感光材料の切り離しを行う供給部を備え、この供給部から送られる感光材料を搬送しながら、この搬送方向と直交する主走査方向にライン状に露光を行う露光部を備えている感光材料の搬送装置、及び、供給部から送り出したロール状の感光材料の先端部を露光部に受け渡し、この供給部での感光材料の送り出し量がプリントサイズに達するとカッターで切り離し、前記露光部において前記供給部から受け渡された感光材料に対して搬送方向と直交する主走査方向にライン状に露光を行いながら、その感光材料の搬送を行う感光材料の搬送方法に関し、詳しくは、露光部に供給する感光材料にループを形成する技術に関する。
上記のように構成された感光材料の搬送装置に関連する技術として、長尺の感光材料に対して露光を行うものであるが、以下の特許文献1及び特許文献2に記載されるものが存在する。つまり、露光処理部においてマガジンからの感光材料を搬送するよう複数のニップローラを有した搬送機構、感光材料に露光開始位置を示す孔を形成するホールパンチ、レーザ光によって走査露光を行う露光ユニット、露光後の感光材料を一時的にループ状に保存するリザーバー部等を備え、露光ユニットによる露光位置の上流側と下流側とにループの形成を実現するガイド部材を配置している。そして、露光位置の上流側にループを形成する場合には、ガイドを開放して送り込む感光材料の量を制御することにより、ガイドの開放部位から感光材料を送り出して必要とする大きさのループを作り出せるものが存在する(例えば、特許文献1参照)。
また、画像記録部においてロール状の感光材料を複数のニップローラ対によって送る供給路に対して、感光材料に穴を形成するパンチを有する画像位置情報形成部、光ビームにより走査露光を行う露光部、印字装置を有したバックプリント部、感光材料を一時的にループ状に保存するリザーバ夫々を備え、露光部の上流側と下流側とにループ形成部を配置し、夫々のループ形成部においてループを作り出せるよう構成すると共に、このループのループ量を検出するループ量検出センサを配置したものが存在する(例えば、特許文献2参照)。
特開2001‐281767号公報 (段落番号〔0010〕〜〔0017〕、図1、図2、図4) 特開2003‐84374号公報 (段落番号〔0024〕〜〔0052〕、図2、図3)
特許文献1及び特許文献2に記載されたもののように、露光部の上流側に配置されたループ形成部は露光部に供給される感光材料に対して外部から作用する張力や振動を取り除くために機能するものである。また、ミニラボと称されるプリント装置を考えた場合、装置全体の小型化が進んでおり、印画紙マガジンからの印画紙をプリントサイズに切り離して露光部に供給する搬送系を備えたものでは、感光材料を切り離すカッターと露光部との相対的な位置関係も短縮する傾向にある。このことから、大きいサイズの感光材料に対する露光を行う場合には、露光部において露光が開始された後に、その感光材料をカッターによって切り離す処理を行われ、この切り離し作動時における感光材料の振動が露光部で露光される感光材料に伝わり、露光される画像の画質を低下させる不都合(バンディングと称される現象)を招来することもあった。
このような不都合を考慮すると、感光材料をプリントサイズに切り離して露光を行う構造のプリント装置においても、特許文献1あるいは特許文献2に示されたものと同様に、露光部に供給する感光材料にループを形成することによりカッターからの振動を感光材料に伝え難い搬送形態が望まれているのである。
また、大きいサイズの感光材料に露光を行う場合には、露光部でのみ感光材料に搬送力を作用させて感光材料の搬送を行うことが、感光材料に無用な張力を作用させない点で理想であるが、例えば、大きいサイズの感光材料を鉛直姿勢の搬送経路に対して上方に搬送する構造の露光部では、搬送力不足を補うためにも搬送方向での上流側において感光材料に対して搬送力を作用させることも必要となる。しかしながら、感光材料の搬送を補助するために搬送ローラ等の搬送手段を備えた場合には、搬送ローラ等の振動を露光部の感光材料に伝えることや、感光材料に無用な張力を作用させる不都合を招来することもあり、この不都合を解消する観点からも露光部に供給する感光材料にループを形成する搬送装置が望まれている。
そこで特許文献1や特許文献2に示されるように、感光材料の先端部を露光部に供給した後に、この露光部に対する感光材料の供給量を増大させてループを形成する搬送形態を採用することも考えられるが、このような搬送形態を採用した場合には、露光部に導入された感光材料の先端部に対する露光が開始された後に、ループを形成する作動が開始されることもあり、プリントサイズによっては、充分な大きさのループが形成されないうちにカッターによる切り離しが行われることもあり改善の余地があった。
近年、広告や店内のディスプレイ用に大きいサイズの画像が求められることも多く、例えば、1つの大きいサイズのプリントを得るために、複数のプリントを継ぎ合わせる形態でのプリントも必要とされている。このように継ぎ合わせによって大きいサイズの画像を得る目的から複数の画像をプリントすることを考えた場合、ミニラボと称される一般的なプリント装置でも規格とするサイズを超えたサイズ、特に、ロールペーパの長手方向に大きい寸法となるプリントを要求されるものとなり、前述したように露光を行う感光材料に対してループを形成する技術の重要性を認識する必要がある。因みに、ミニラボと称される一般的なプリント装置では、最大幅として300mm程度の幅(主走査方向での幅)のロールペーパの処理を行え、また、規格されたプリントサイズでも長手方向の寸法(副走査方向での寸法)が450mm程度であるが、この長さを越えた寸法のプリントも望まれているのである。
本発明の目的は、感光材料に必要とする大きさのループを形成した状態で、その感光材料を露光部に供給し得る搬送装置を合理的に構成する点にある。
本発明の特徴は、ロール状の感光材料を送り出し、この送り出し量がプリントサイズに達するとカッターで感光材料の切り離しを行う供給部を備え、この供給部から送られる感光材料を搬送しながら、この搬送方向と直交する主走査方向にライン状に露光を行う露光部を備えている感光材料の搬送装置において、前記供給部が、前記感光材料を前記カッターに導入する導入搬送機構と、カッターが配置された部位を通過した感光材料を前記露光部に供給する供給搬送機構とで構成され、前記供給搬送機構は、この供給搬送機構に送られる感光材料に弛みを作り出すループ形成部を備えると共に、この供給搬送機構に送られる感光材料に対して前記ループ形成部において弛みを作り出した後、この感光材料の先端部を前記露光部に対して受け渡すよう、この供給搬送機構を制御する制御手段を備えている点にある。
この構成により、露光部に感光材料の先端部を供給する以前にループ形成部において感光材料に充分な大きさの弛みを形成するものとなり、例えば、この感光材料の先端部を露光部に供給した後にカッターによる切り離しが行われる場合でも、カッターの作動に起因する振動がループ形成部における感光材料の弛みによって減衰させ得るものとなり、しかも、露光部に供給された感光材料に対して外部から張力を作用させず、感光材料の搬送時の振動を露光部の感光材料に伝えることがない。その結果、感光材料に露光された画像の画質を低下させることがない搬送装置が構成されたのである。
本発明は、前記供給搬送機構は、カッターが配置された部位を通過した感光材料を送る圧着型の送出しローラと、この送出しローラからの感光材料の先端部を挟持して前記露光部に供給するキャリアとを備えて構成され、前記制御手段は、キャリアが挟持した感光材料の先端部を前記露光部に受け渡し可能な位置まで移動させた後において、前記送出しローラで感光材料を送り出すことによって弛みを作り出し、次に、キャリアで挟持した感光材料の先端部を前記露光部に受け渡し、この後、前記ループ形成部に形成された感光材料の弛みを維持する速度で前記送出しローラを駆動するよう制御形態が設定されても良い。
この構成により、印画紙の先端部をキャリアが挟持して露光部に受け渡し可能な位置まで移動させた後には、送出しローラを継続的に駆動する等の制御を行うことによりループ形成部に弛みを作り出すことが可能となり、このように弛みを作り出し、感光材料を露光部に受け渡した後には、露光部で感光材料の搬送速度と等しい速度で送出しローラを駆動することにより弛み量が増減することがない。つまり、制御手段での制御形態の設定だけで、露光部に供給する以前の感光材料に必要とする弛みを作り出し得るものとなった。
本発明は、記ループ形成部は、前記キャリアの作動領域において感光材料の通過領域の一方の側部にのみガイド部材を配置した空間によって構成されても良い。
この構成により、ガイド部材が配置された側と反対側に感光材料の弛みが作り出されるものとなる。つまり、ガイド部材を備えることにより弛みが作り出される方向を設定できるのである。
本発明は、前記露光部に対して先端部を受け渡した感光材料の後端側を前記カッターで切り離す際には、前記送出しローラを一時的に停止させるよう前記制御手段の制御形態を設定しても良い。
この構成により、カッターによって感光材料を切り離す際には感光材料が停止しているので適正なサイズでの切り離しが可能となる。
本発明の特徴は、供給部から送り出したロール状の感光材料の先端部を露光部に受け渡し、この供給部での感光材料の送り出し量がプリントサイズに達するとカッターで切り離し、前記露光部において前記供給部から受け渡された感光材料に対して搬送方向と直交する主走査方向にライン状に露光を行いながら、その感光材料の搬送を行う感光材料の搬送方法において、前記感光材料の先端部を前記露光部に受け渡す以前に、前記供給部において感光材料に弛みを作り出し、この感光材料の先端部を前記露光部に受け渡した後には、前記供給部において前記弛みが形成された部位より上流側の感光材料の搬送速度を、前記弛みの量の維持が可能な速度に設定する点にある。
この構成により、露光部に対して感光材料の先端部を受け渡す以前に、この露光部の上流側に弛みを作り出し、感光材料の先端部を露光部に受け渡した後には、前記弛みが形成された部位より上流側の感光材料の搬送速度を、感光材料の弛み量の維持が可能な速度に設定することにより、感光材料の弛み量を維持できるものとなる。また、露光部で感光材料に対する露光が開始された後にカッターで、その感光材料の切り離しを行う場合にも、カッターの作動に起因する振動を感光材料の弛みの部位で減衰させ得るものとなり、しかも、露光部に受け渡された感光材料に対して外部から張力を作用させず、この感光材料の搬送時の振動を露光部に伝えることもない。その結果、感光材料に露光された画像の画質を低下させることがない。
本発明は、前記弛みを作り出すループ形成部と、このループ形成部に感光材料を送り出す送出しローラとが前記供給部に形成され、前記露光部に前記感光材料の先端部を受け渡した後には、前記送出しローラでの感光材料の搬送速度と、前記露光部での感光材料の搬送速度とを同期させても良い。
この構成により、送出しローラによる感光材料の搬送速度と、露光部での感光材料の搬送速度を同期させることにより、感光材料に形成された弛み量を維持できる。つまり、送出しローラを駆動するモータ類と、露光部で感光材料を搬送するためのモータ類とを同期信号によって駆動する等、比較的簡単な制御方法を採用することにより弛み量を高精度で維持できるのである。
本発明は、前記弛みを作り出すループ形成部と、このループ形成部に感光材料を送り出す送出しローラとが前記供給部に形成されると共に、前記送出しローラによる前記感光材料の搬送速度を計測する第1センサと、前記露光部での前記感光材料の搬送速度を計測する第2センサとを備え、前記露光部に前記感光材料の先端部を受け渡した後には、前記第1センサの計測結果と前記第2センサの計測結果との差を小さくするように、前記送出しローラの搬送速度を制御しても良い。
この構成により、送出しローラによる感光材料の搬送速度と、露光部における感光材料の搬送速度との速度差を小さくして、ループ形成部に形成された感光材料の弛み量を維持することが可能となる。つまり、ループ形成部の上流側と下流側とにおける感光材料の搬送速度の速度差を第1センサと、第2センサとの計測結果に基づいて小さくする制御を行うことにより弛み量を容易に維持できるのである。
本発明は、前記弛みを作り出すループ形成部と、このループ形成部に感光材料を送り出す送出しローラとが前記供給部に形成されると共に、前記ループ形成部における前記感光材料の弛み量を計測する弛み量センサが前記供給部に形成され、前記露光部に前記感光材料の先端部を受け渡した後には、前記弛み量センサで計測される弛み量を目標値に維持するように、前記送出しローラの搬送速度を制御しても良い。
この構成により、弛み量センサで計測される感光材料の弛み量を目標値に維持するよう送出しローラの搬送速度を制御することにより、感光材料の弛み量を目標値に維持することが可能となる。つまり、ループ形成部に現実に形成されている感光材料の弛み量を、弛み量センサで計測し、この計測結果に基づいて送出しローラの搬送速度を制御するので、弛み量をリアルタイムでフィードバックする形態での制御により弛み量を確実に維持できるのである。
図1に示すように、感光材料としての銀塩印画紙P(以下、印画紙Pと称する)に対して露光を行う露光ブロックExと、この露光ブロックExで露光された印画紙Pの現像処理を行う現像ブロックDeと、現像処理後の印画紙Pを乾燥する乾燥ブロックDrとを暗箱構造の筐体10に収納すると共に、乾燥処理の後に筐体10の上部から水平方向に送り出される印画紙Pをベルト搬送機構11からソータ(図示せず)に送り、オーダ単位で仕分けて集積する写真プリント装置が構成されている。この写真プリント装置はデジタルミニラボと称せられるものであり、図面には示していないが、写真フィルムのコマ画像をフィルムスキャナによって光電変換することにより取り込んだ画像情報、あるいは、デジタルカメラで撮影した画像情報を該写真プリント装置に伝送することにより、前記露光ブロックExにおいて、その画像情報を印画紙Pに対して露光できるものとなっている。
前記露光ブロックExは、2つの印画紙マガジンM、Mの一方に収納したロール状の印画紙Pを供給ユニットU1(本発明の供給部の一例)でプリントサイズに切り離して上方に搬送し、この供給ユニットU1からの印画紙Pを露光ユニットU2(本発明の露光部の一例)において鉛直姿勢となる搬送経路を下方から上方に向かう方向(副走査方向)に搬送しながら画像情報の露光を行い、この露光ユニットU2から上方に送られる印画紙Pを前部ローラユニットU3において搬送方向を水平方向に変換した後、振分ユニットU4で水平方向に送り、この後、後部ローラユニットU5から前記現像ブロックDeに受け渡すよう構成されている。
図2に示すように、前記供給ユニットU1は、印画紙マガジンMからの印画紙Pをカッター15に導入する導入搬送機構と、このカッター15が配置された部位を通過した印画紙Pを前記露光ユニットU2に供給する供給搬送機構を備えている。
つまり、前記導入搬送機構は、印画紙マガジンMからの印画紙Pを送る駆動型の導入ローラ13と、これに圧着して回転する従動ローラ14とを備えている。前記カッター15は、前記導入搬送機構からの印画紙Pをプリントサイズに切り離すために固定刃15Aと可動刃15Bとを有するカッター15を備えている。前記供給搬送機構は、このカッター15が配置された部位を通過した印画紙Pを搬送する圧着型の一対の送出しローラ16、16を備え、これらの送出しローラ16で上方に送られる印画紙Pの裏面に情報をプリントするドットインパクト型のプリントヘッド17を備えると共に、前記送出しローラ16から送り出された印画紙Pを挟持して上方に搬送する一対の挟持部材18、18と、この挟持部材18、18を支持するキャリア19と、このキャリア19を上下方向に往復作動させるよう一対のプーリ20、20に巻回した無端ベルト21とで成る挟持搬送系を備えている。尚、前記一対の挟持部材18、18は、一方のものが他方にものに対して圧着する状態と、開放する状態とに切換えられるものを想定しているが、夫々の挟持部材18、18が同時に逆方向に作動するものであっても良い。
前記導入ローラ13は、ステッピングモータ型の導入モータ13Mからの駆動力によって回転することにより、印画紙マガジンMに収納された印画紙Pを引き出す作動を行う。前記カッター15の可動刃15Bはカッターモータ15Mからの駆動力により印画紙Pを切り離す作動を行い、前記送出しローラ16はステッピングモータ型の送出しモータ16Mからの駆動力により印画紙Pに送出し力を作用させ、前記挟持部材18は挟持操作部18Aからの駆動力によって圧着する圧着状態と開放する開放状態に切換え作動を行い、前記プーリ20は昇降モータ20Mの正転駆動及び逆転駆動により上下方向に往復作動を行う。
前記一対の挟持部材18、18は、柔軟な樹脂材料のように印画紙Pを滑動させず確実に挟持できる素材を用いており、この一対の挟持部材18、18は、E版やL版などの小さいサイズの印画紙Pも挟持できるよう印画紙Pの搬送経路の中心位置に配置されるものである。また、これらの挟持部材18を支持するキャリア19を基準として、印画紙Pの幅方向での両側部位置で、印画紙Pの基材側にのみガイド部材22を配置している。このガイド部材22が配置された部位がループ形成部Lであり、この部位に送り込まれた印画紙Pは図2において仮想線で示すようにループ状となる弛みを形成し得るものとなっている。
前記露光ユニットU2は、前記挟持搬送系の挟持部材18からの印画紙Pを受け入れる駆動型の受入れローラ25と、これに圧着する圧着位置及び離間する開放位置に切り換え自在な従動ローラ26と、露光位置を挟む位置に配置された駆動型の搬送ローラ27、27と、これらに圧着する圧着位置及び離間する開放位置に切り換え自在な従動ローラ28、28とを備えると共に、搬送ローラ27によって露光位置に対して副走査方向に搬送される印画紙Pに対して副走査方向と直交する主走査方向にライン状に露光を行うレーザ走査型の露光エンジン29を備えている。
前記露光エンジン29は、ケーシングの内部に収納したR(赤)、G(緑)、B(青)の三原色のレーザ光源からのレーザビームを音響光学式の変調手段によって光量を調節した後、縦軸芯で回転するポリゴンミラーのミラー面で反射させることにより主走査方向に走査する状態で前記露光位置に送り出す構造のものが使用されている。尚、この露光エンジン29として液晶シャッター方式やDMD方式の使用が可能である。
前記受入れローラ25はステッピングモータ型の受入れモータ25Mからの駆動力によって回転作動し、これに対する従動ローラ26は第1圧着操作部C1からの駆動力によって受入れローラ25に圧着する位置と受入れローラ25から離間する位置とに切り換えられる。前記2つの搬送ローラ27、27はステッピングモータ型の搬送モータ27Mからの駆動力が駆動ベルト27Vを介して伝えられることによって同期して等速回転し、これに対する従動ローラ28、28のうち、上流側のものは第2圧着操作部C2からの駆動力によって対応する搬送ローラ27に圧着する圧着位置と搬送ローラ27から離間する開放位置とに切り換えられ、また、従動ローラ28、28のうち、下流側のものは第3圧着操作部C3からの駆動力によって対応する搬送ローラ27に圧着する位置と搬送ローラ27から離間する位置とに切り換えられる。
前記搬送ローラ27は、金属製の軸体に対してアルミニウムで成るローラ部を形成し、このローラ部の外周面にセラミックコーティングを施した構造のものを用いており、前記従動ローラ28は金属製の軸体に対してゴムやプラスチックで成るエラストマー材料でローラ部を形成したものを用いている。
前記前部ローラユニットU3は、湾曲状の搬送経路において圧着状態と開放状態とに切り換え自在に配置された複数の搬送ローラ31を備えている。振分ユニットU4は、印画紙Pを挟持して2列の振り分け経路に振り分ける作動を行う2つのチャッカーCHを備えている。前記後部ローラユニットU5は、振分ユニットU4で振り分けられた印画紙Pを2列の振り分け経路に沿って搬送する複数の圧着ローラ33を備えている。
前記現像ブロックDeには、発色現像槽と漂白定着槽と安定槽とで成る複数の現像処理槽を有する現像槽ユニット35と、夫々の現像処理槽に印画紙Pを供給するよう多数の圧着ローラを有した搬送ユニット36を備えて構成されている。また、乾燥ブロックDrは印画紙Pに対してブロワー37からの乾燥空気を供給する搬送経路を形成している。
本発明は、前記供給ユニットU1から露光ユニットU2に印画紙Pを供給する際の制御形態に特徴を有するものであり、供給ユニットU1から露光ユニットU2に印画紙Pを供給する部位を合わせたものが、本発明の搬送装置に対応する。
図3に示すように、供給ユニットU1と露光ユニットU2とにおける制御系が構成されている。つまり、この制御系では、マイクロプロセッサ、半導体メモリ、データの入出力を行うインタフェース(図示せず)を具備した制御装置40(制御手段の一例)を備えると共に、露光エンジン29によって印画紙Pに対して露光すべき画像データを入力する信号系、この画像データの露光時において設定される補正値やプリント枚数等を含むプリント処理データを入力する信号系、プリントすべき印画紙Pのサイズを設定するプリントサイズデータを入力する信号系、供給ユニットU1と露光ユニットU2とにおいて搬送される印画紙Pの先端位置を検出する非接触型のセンサで検出されたペーパ端部位置データを入力する信号系が形成されれ、また、前記第1圧着操作部C1、第2圧着操作部C2、第3圧着操作部C3、導入モータ13M、カッターモータ15M、送出しモータ16M、プリントヘッド17、挟持操作部18A、昇降モータ20M、受入れモータ25M、搬送モータ27M、露光エンジン29、夫々に対して制御信号を出力する信号系が形成されている。
前記制御装置40は、供給ユニットU1において、プリントサイズデータに基づいて印画紙Pを切り離して送り出す印画紙供給ルーチンと、露光ユニットU2において、画像情報に基づき露光エンジン29により印画紙Pに画像情報を露光する露光処理ルーチンとがプログラムの形でハードディスクや半導体メモリ等の記憶部Sにセットされている。また、前記露光処理ルーチンは、図4に示すように、処理可能な印画紙Pの幅(主走査方向での幅)より大きい幅の画像Gを形成する際において、その画像Gを、処理可能な幅の印画紙Pを用い、規格外の長さ(副走査方向での長さ)となるプリントサイズの複数の画像G1、G2、G3、G4に分割してプリントする処理を実現できるようにも構成されている。そして、このように分割してプリントされた複数の画像画像G1、G2、G3、G4は継ぎ合わせる形態で使用される。
この写真プリント装置では、供給ユニットU1から露光ユニットU2に対して印画紙Pを送る搬送経路が比較的短い寸法に設定されていることから、大きいサイズの印画紙Pを露光ユニットU2に対して直線的に送り込んだ場合には、露光が開始された後に印画紙Pをカッター15で切り離す状況も発生するものであり、このカッター15の作動時の振動を印画紙Pの先端側に伝え難くする目的、及び、先端部において露光が開始された印画紙Pに対して供給ユニットU1で印画紙Pを搬送する際の振動を抑制する目的から、供給ユニットU1から露光ユニットU2に対して送り込む印画紙Pにループを形成するよう、前記印画紙供給ルーチンの処理形態が設定されている。
前記印画紙供給ルーチンのうち、大きいサイズの印画紙Pを露光ユニットU2に供給する際の処理に基づく印画紙Pの搬送形態を図5(a)〜図5(e)のように示すことが可能である。
つまり、送出しローラ16から印画紙Pの先端部が設定量だけ送り出されたタイミングで送り出しを停止して挟持部材18で印画紙Pの先端部を挟持し(a)、この挟持の後には、前記従動ローラ26を開放位置に設定した状態で、キャリア19を露光ユニットU2の側に移動させる制御と同時に、この移動速度で印画紙Pを送り出すように送出しローラ16、16と導入ローラ13とを同期駆動する制御を行うことによって、挟持部材18で挟持された印画紙Pの先端部を受入れローラ25の部位まで送り込み、この位置でキャリア19を停止させる(b)。
このように、キャリア19を停止させた後には、送出しローラ16、16と導入ローラ13とを同期駆動して前記ループ形成部Lに対して印画紙Pの弛み(ループ)を作り出す制御を実行する(c)。この制御によって予め設定された量の弛みを作り出した後には、従動ローラ26を圧着位置に設定し、かつ、挟持部材18の挟持を解除することによって、この従動ローラ26と受入れローラ25とで印画紙Pの先端部を圧着し、露光ユニットU2において印画紙Pの搬送を開始する。また、このように露光ユニットU2で印画紙Pの搬送が開始された場合には、この搬送と同期した速度で送出しローラ16、16と導入ローラ13とを同期駆動することによりループ形成部Lに形成された印画紙Pの弛み量を維持する制御が行われる(d)。因みに、プリントヘッド17は印画紙Pの搬送速度と同期してプリントを実行する構造のものが用いられているため、キャリア19が移動する際、あるいは、弛みを形成する際等において印画紙Pの裏面にプリントが行われる。
露光ユニットU2での印画紙Pの搬送速度と比較して供給ユニットU1での印画紙Pの搬送速度は高速であるが、印画紙Pの先端部が露光ユニットU2に送り込まれた後には、供給ユニットU1においても低速で印画紙Pが搬送されるものとなる。また、この搬送時に印画紙Pを切り離す処理が必要となった場合には、送出しローラ16、16と導入ローラ13とを一時的に停止させ、この停止時にカッター15によって印画紙Pを切り離す制御が行われる(e)。尚、印画紙Pがプリントサイズに達したことを判別する処理は、前記導入ローラ13を駆動する導入モータ13Mの駆動信号(パルス信号)を計数し、この計数値と予めプリントサイズに対応して設定された数値とを比較することで実現するが、送出しローラ16の回転量に基づいて送出した印画紙Pがプリントサイズに達したことを判別するよう処理形態を設定しても良い。
また、露光ユニットU2では、印画紙Pに対して露光エンジン29で露光を行う際には、前記一対の搬送ローラ27、27のうち上流側に位置するものに対応する従動ローラ28を開放位置に設定した状態で、印画紙Pを受け入れ、この上流側の搬送ローラ27で搬送可能な位置まで印画紙Pが送られたタイミングで従動ローラ28を圧着位置に切り換える制御を行うことにより、この上流側の搬送ローラ27から印画紙Pに対して搬送力を作用させ、このように上流側の搬送ローラ27で印画紙Pの搬送を行いながら、この搬送速度と同期したタイミングでメモリに保存した画像データを読み出し、露光エンジン29が主走査方向に露光を行う形態となる制御が実行される。そして、このように上流側の搬送ローラ27で印画紙Pの搬送を開始した後には、受入れローラ25に対応する従動ローラ26を開放位置に設定することにより、この受入れローラ25から印画紙Pに対して張力を作用させないものにしている。そして、搬送ローラ27によって印画紙Pを搬送する際にも、この搬送ローラ27の搬送速度と同期した速度で前記送出しローラ16、16と導入ローラ13とを駆動することによりループ形成部Lに形成された印画紙Pの弛み量を維持している(eを参照)。
また、印画紙Pがプリントサイズに切り離された後にも、露光ユニットU2での搬送速度と同期した速度で送出しローラ16、16と導入ローラ13とを同期駆動するものとなるが、前述のように上流側の搬送ローラ27で印画紙Pの搬送を開始した後には、前記一対の搬送ローラ27、27のうち下流側に位置するものに対応する従動ローラ28を開放位置に設定した状態で、印画紙Pを受け入れ、この下流側の搬送ローラ27で搬送可能な位置に印画紙Pが送られたタイミングで従動ローラ28を圧着位置に切り換えることにより、この下流側の搬送ローラ27から印画紙Pに対して搬送力を作用させ、この直後、前記一対の搬送ローラ27、27のうち上流側に位置するものに対応する従動ローラ28を開放位置に設定することにより、上流側に位置する搬送ローラ27から印画紙Pに対して張力を作用させないものにしている。尚、前記導入ローラ13を駆動する導入モータ13M、前記送出しローラ16を駆動する送出しモータ16M、前記受入れローラ25を駆動する受入れモータ25M、前記搬送ローラ27、27を駆動する搬送モータ27M夫々はステッピングモータ型のものが用いられているので、前述したように印画紙Pに弛みを作り出した後には、夫々を同期信号で駆動することにより、印画紙Pの弛み量を維持するよう前記制御装置40によって制御が実行される。
このように、本発明では、小さいサイズの印画紙Pを供給ユニットU1から露光ユニットU2に受け渡す場合には、挟持部材18、18で挟持した印画紙Pを単純に受け渡す処理が行われるものであるが、大きいサイズの印画紙Pを供給ユニットU1から露光ユニットU2に受け渡す場合には、印画紙Pの先端部を露光ユニットU2に受け渡す以前に振動を抑制するに充分なサイズの弛みを印画紙Pに形成し、しかも、印画紙Pを露光ユニットU2に受け渡した後には、弛みを維持するように露光ユニットU2での印画紙Pの搬送速度と同期した速度で送出しローラ16、16と導入ローラ13とを駆動することにより、供給ユニットU1のカッター15の作動時の振動や、供給ユニットU1の搬送系の振動を印画紙Pに伝える不都合を解消して、露光によって形成される画像の画質を高く維持できるものにしているのである。また、露光ユニットU2に受け渡した印画紙Pの後端部に搬送力を作用させているので、例えば、印画紙Pを垂れ下げる形態となるものと比較して、露光ユニットU2での搬送力の不足を補えるものにしている。特に、キャリア19が移動する空間の一方の側部にのみガイド部材22を配置することにより、簡単な構造でありながら、このガイド部材22が配置された側と反対側に印画紙Pを弛ませて決まった方向にループを形成できるものとなっている。
〔別実施の形態〕
本発明は、印画紙Pを露光ユニットU2に受け渡した後において、ループ形成部Lにおいて印画紙Pの弛み量を維持するための制御を、以下のように設定することが可能である(この別実施の形態では前記実施の形態と同じ機能を有するものには、実施の形態と共通の番号、符号を付している)。
(イ)図6に示すように、露光ユニットU2の搬送ローラ27を駆動するステッピングモータ型の搬送モータ27Mに対してパルス信号を供給するドライバ45を備え、このドライバ45からのパルス信号を計数することにより搬送ローラ27の搬送速度を計測するソフトウエアで成る第1センサS1を備え、供給ユニットU1の送出しローラ25を駆動する直流モータ型の送出しモータ25Mに対して電力を供給する電力供給部46を備え、送出しモータ25Mの回転速度から送出しローラ25の搬送速度を計測するようピックアップ型やタコジェネレータ型の第2センサS2を備え、第1センサS1で計測される搬送ローラ27の搬送速度と、第2センサS2で計測される送出しローラ25の搬送速度との差を判定するソフトウエアで成る速度差判定部47と、この速度差判定部46の判定結果に基づいて前記電力供給部46から導入モータ25Mに供給する電力を制御するソフトウエアで成る電力設定部48とを備え、更に、ドライバ45及び電力供給部46を制御する主コントローラ49を備えて搬送制御系を構成する。前記速度差判定部47は、搬送ローラ27と導入ローラ25との搬送速度の差を小さくするよう前記電力設定部48に制御信号を出力するものであり、この速度差判定部47の制御形態として、偏差(速度差)の比例値から電力を制御する比例制御を行うこと以外に、前記比例値、偏差の単位時間内の積分値、及び、偏差の単位時間内の微分値から電力値を制御するPID制御を行うことが考えられる。
この構成により、ループ形成部Lに印画紙Pの弛みが形成された後には、搬送ローラ27と導入ローラ25との搬送速度の差を小さくする制御が行われるため、ループ形成部Lに形成される印画紙Pの弛み量が決まった量に維持されるものとなり、印画紙Pに形成される画像の画質を高品質なものに維持できるのである。ちなみに、この別実施の形態は、前記実施の形態と同様に露光ユニットU2に受入れローラ25を備えた構成であっても良い。また、この別実施の形態では、搬送モータ27Mによる印画紙Pの搬送速度を維持した状態で導入モータ25Mによる印画紙Pの搬送速度を調節する制御形態を採用しているが、これとは逆に、導入モータ25Mによる印画紙Pの搬送速度を維持した状態で搬送モータ27Mによる印画紙Pの搬送速度を調節する制御形態であって良く、夫々のモータ27M、25Mを同時に制御する制御形態を採用しても良い。
(ロ)図7に示すように、露光ユニットU2の搬送ローラ27を駆動するステッピングモータ型の搬送モータ27Mにパルス信号を供給するドライバ45を備え、供給ユニットU2の送出しローラ25を駆動する直流モータ型の送出しモータ25に電力を供給する電力供給部46を備えると共に、ループ形成部Lに印画紙Pの弛み量を計測するよう複数の光源X1、X2、X3と複数の受光素子Y1、Y2、Y3とで成る光線遮断型の弛み量センサを備え、この弛み量センサからの信号に基づいて印画紙Pの弛み量を判定するソフトウエアで成る弛み量判定部50を備え、この判定結果に基づいて前記電力供給部46から導入モータ25Mに供給する電力を制御するソフトウエアで成る電力設定部48とを備え、更に、ドライバ45及び電力供給部46を制御する主コントローラ49を備えて搬送制御系を構成する。前記弛み量センサは同図から明らかなように光源X1、X2、X3からの光線が印画紙Pに遮断されることにより印画紙Pの弛み量を判別できるよう構成したものであるため、前記弛み量判定部50では、受光素子Y1、Y2、Y3からの信号に基づいて弛み量が目標値より減少したことを判定した場合には、導入モータ25Mを高速駆動し、弛み量が目標値より増大したことを判定した場合には、導入モータ25Mを低速駆動するよう前記電力設定部48に対して制御信号を出力するよう構成されている。
この構成により、ループ形成部Lに印画紙Pの弛みが形成された後には、ループ形成部Lに対して現実に形成される印画紙Pの弛み量を計測し、この計測結果から弛み量を維持する制御が行われるため、印画紙Pに形成される画像の画質を高品質なものに維持できるのである。ちなみに、この別実施の形態は、前記実施の形態と同様に露光ユニットU2に受入れローラ25を備えた構成であっても良い。また、この別実施の形態では、搬送モータ27Mによる印画紙Pの搬送速度を維持した状態で導入モータ25Mによる印画紙Pの搬送速度を調節する制御形態を採用しているが、これとは逆に、導入モータ25Mによる印画紙Pの搬送速度を維持した状態で搬送モータ27Mによる印画紙Pの搬送速度を調節する制御形態であって良く、夫々のモータ27M、25Mを同時に制御する制御形態を採用しても良い。また、モータ27M、25Mによる印画紙Pの搬送速度を制御する手段としてモータ27M、25Mを間歇駆動自在に構成し、この間歇駆動を行う際のON時間とOFF時間との比率の設定により任意の搬送速度を得るよう構成しても良い。
写真プリント装置の縦断側面図 供給ユニットから露光ユニットへの印画紙の搬送経路を示す模式図 制御系のブロック回路図 画像の分割形態を示す模式図 印画紙の搬送形態を連続的に示す図 別実施の形態(イ)の構成を示す模式図 別実施の形態(ロ)の構成を示す模式図
符号の説明
15 カッター
16 送出しローラ
19 キャリア
22 ガイド部材
40 制御手段
L ループ形成部
P 感光材料
U1 供給部
U2 露光部
S1 第1センサ
S2 第2センサ

Claims (8)

  1. ロール状の感光材料を送り出し、この送り出し量がプリントサイズに達するとカッターで感光材料の切り離しを行う供給部を備え、この供給部から送られる感光材料を搬送しながら、この搬送方向と直交する主走査方向にライン状に露光を行う露光部を備えている感光材料の搬送装置であって、
    前記供給部が、前記感光材料を前記カッターに導入する導入搬送機構と、カッターが配置された部位を通過した感光材料を前記露光部に供給する供給搬送機構とで構成され、
    前記供給搬送機構は、この供給搬送機構に送られる感光材料に弛みを作り出すループ形成部を備えると共に、この供給搬送機構に送られる感光材料に対して前記ループ形成部において弛みを作り出した後、この感光材料の先端部を前記露光部に対して受け渡すよう、この供給搬送機構を制御する制御手段を備えている感光材料の搬送装置。
  2. 前記供給搬送機構は、カッターが配置された部位を通過した感光材料を送る圧着型の送出しローラと、この送出しローラからの感光材料の先端部を挟持して前記露光部に供給するキャリアとを備えて構成され、前記制御手段は、キャリアが挟持した感光材料の先端部を前記露光部に受け渡し可能な位置まで移動させた後において、前記送出しローラで感光材料を送り出すことによって弛みを作り出し、次に、キャリアで挟持した感光材料の先端部を前記露光部に受け渡し、この後、前記ループ形成部に形成された感光材料の弛みを維持する速度で前記送出しローラを駆動するよう制御形態が設定されている請求項1記載の感光材料の搬送装置。
  3. 前記ループ形成部は、前記キャリアの作動領域において感光材料の通過領域の一方の側部にのみガイド部材を配置した空間によって構成されている請求項1又は2記載の感光材料の搬送装置。
  4. 前記露光部に対して先端部を受け渡した感光材料の後端側を前記カッターで切り離す際には、前記送出しローラを一時的に停止させるよう前記制御手段の制御形態を設定してある請求項2に記載の感光材料の搬送装置。
  5. 供給部から送り出したロール状の感光材料の先端部を露光部に受け渡し、この供給部での感光材料の送り出し量がプリントサイズに達するとカッターで切り離し、前記露光部において前記供給部から受け渡された感光材料に対して搬送方向と直交する主走査方向にライン状に露光を行いながら、その感光材料の搬送を行う感光材料の搬送方法であって、
    前記感光材料の先端部を前記露光部に受け渡す以前に、前記供給部において感光材料に弛みを作り出し、この感光材料の先端部を前記露光部に受け渡した後には、前記供給部において前記弛みが形成された部位より上流側の感光材料の搬送速度を、前記弛みの量の維持が可能な速度に設定する感光材料の搬送方法。
  6. 前記弛みを作り出すループ形成部と、このループ形成部に感光材料を送り出す送出しローラとが前記供給部に形成され、前記露光部に前記感光材料の先端部を受け渡した後には、前記送出しローラでの感光材料の搬送速度と、前記露光部での感光材料の搬送速度とを同期させている請求項5記載の感光材料の搬送方法。
  7. 前記弛みを作り出すループ形成部と、このループ形成部に感光材料を送り出す送出しローラとが前記供給部に形成されると共に、前記送出しローラによる前記感光材料の搬送速度を計測する第1センサと、前記露光部での前記感光材料の搬送速度を計測する第2センサとを備え、前記露光部に前記感光材料の先端部を受け渡した後には、前記第1センサの計測結果と前記第2センサの計測結果との差を小さくするように、前記送出しローラの搬送速度を制御する請求項5記載の感光材料の搬送方法。
  8. 前記弛みを作り出すループ形成部と、このループ形成部に感光材料を送り出す送出しローラとが前記供給部に形成されると共に、前記ループ形成部における前記感光材料の弛み量を計測する弛み量センサが前記供給部に形成され、前記露光部に前記感光材料の先端部を受け渡した後には、前記弛み量センサで計測される弛み量を目標値に維持するように、前記送出しローラの搬送速度を制御する請求項5記載の感光材料の搬送方法。
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