JP4228292B2 - 露光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロール状に保存された感光材料を圧着型の供給ローラによってプリントサイズに対応した量だけ搬送してカッターによって切り離し、この切り離された感光材料を圧着型の搬送ローラによって搬送すると同時に、この搬送と同期して露光エンジンにより搬送方向と直交する方向へライン状の露光を行う露光装置に関し、詳しくは、供給ローラ及び搬送ローラの熱膨張に対応して感光材料の搬送量を制御する技術に関する。
上記のように感光材料に対して直接的に感光処理を行うものではないが、本発明の露光装置と関連する技術として以下に示すものが存在する。この従来の技術では、電子写真画像形成装置の定着装置が、ローラ状の加圧ユニットの内部に加熱体を配置し、この加圧ユニットの外周に定着フィルムを形成し、この加圧ユニットの外周に圧接する加圧ローラを配置して構成されている。また、加圧ユニットの温度を検出するサーミスタを備え、このサーミスタを温度検知回路に接続し、この温度検知回路を加圧ローラ制御回路に接続しており、サーミスタで検知する温度によって加圧ローラ駆動モータによる回転数を最適化する制御により、単位時間あたりの搬送量を設定値に維持して、圧着ローラの熱膨張に伴う副搬送方向での印字倍率の拡大の変化を小さく抑えるものにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002‐351241号公報 (段落番号〔0030〕〜〔0050〕)
ここで、冒頭に記載したように圧着型の供給ローラの搬送によりプリントサイズに切断した感光材料を、圧着型の搬送ローラで搬送を行いながら露光エンジンで露光を行うものとして、例えば、感光材料として印画紙を用い、この印画紙をプリントサイズに切断した後にレーザ走査型の露光エンジンで露光を行う構造の装置を想定すると、暗箱構造の筐体の内部に印画紙の搬送経路を形成し、この暗箱構造の筐体の内部に印画紙を搬送するローラを駆動するモータ類や露光エンジンを配置する必要性から、モータ類や露光エンジンで発生した熱が筐体の内部の空気温度を上昇させやすいものとなっていた。また、従来からの供給ローラと搬送ローラとを比較すると、供給ローラは印画紙マガジンに収納されたロール状の印画紙を強力に引き出すためにゴムやプラスチックのようなエラストマーを素材に使用することにより印画紙に対して強いグリップ力を作用させる駆動側のローラと、これに圧着する従動側のローラとを組み合わせたものを用いることが多く、また、搬送ローラは印画紙を設定された速度で精度高く搬送するために金属を素材に使用した駆動側のローラと、これに圧着する従動側のローラとを組み合わせて用いることが多い。
このように、素材が異なるローラでは熱膨張率(熱膨張係数)が異なることが多く、従来からの露光装置では供給ローラの熱膨張率が、搬送ローラの熱膨張率より高いものとなっていた。従って、常温において供給ローラによる印画紙の搬送量と、搬送ローラによる印画紙の搬送量とを適正にセットしたものでも、装置内の温度が上昇した場合には、供給ローラでの印画紙の搬送量が、搬送ローラによる印画紙の搬送量より大きくなり、例えば、大判の印画紙をフチナシの状態でプリントする場合には、露光エンジンで露光される画像情報のサイズより大きいサイズの印画紙が供給ローラで搬送されるものとなり、印画紙の副走査方向での端部に余白が形成され、商品価値をなくすこともあった。
そこで、特許文献1に記載されるもののように、温度情報に基づいて供給ローラの回転量を変更する制御手段を備えることも考えられるが、温度上昇時には搬送ローラによる搬送量も変化するため、供給ローラによる印画紙の搬送量を設定値に維持する制御では余白を発生する現象は解消されず改善の余地があった。
本発明の目的は、温度が変化した際にも高品質のプリントの仕上がりを得る露光装置が合理的に構成する点にある。
本発明の特徴は、ロール状に保存された感光材料を圧着型の供給ローラによってプリントサイズに対応した量だけ搬送してカッターによって切り離し、この切り離された感光材料を圧着型の搬送ローラによって搬送すると同時に、この搬送と同期して露光エンジンにより搬送方向と直交する方向へライン状の露光を行う露光装置において、前記搬送ローラの熱膨張率が前記供給ローラの熱膨張率より小さい値に設定されると共に、この露光装置の内部の温度を計測する温度センサを備え、この温度センサの計測により温度変化を認めた場合には、この温度変化に起因する搬送ローラと供給ローラとの搬送量の差を吸収するよう前記供給ローラの回転量を設定する補正手段を備え、前記プリントサイズのデータに基づいて前記供給ローラの目標回転量を設定する変換データが設定され、前記温度センサで計測される温度に基づき前記供給ローラと前記搬送ローラとにおける搬送量の差だけ供給ローラの搬送量を補正する補正データが設定され、前記補正手段は、前記温度センサで計測される温度データに基づき補正データを求め、前記変換データによって設定される前記供給ローラの目標回転量を前記補正データで補正するよう構成されている点にある。
この構成により、例えば、温度が上昇した場合には、この温度上昇に起因する搬送ローラと供給ローラとの搬送量の差を吸収するよう、補正手段が供給ローラの回転量を低下させることにより、搬送ローラで搬送を行いながら露光エンジンで露光される感光材料の搬送方向での寸法を、露光エンジンによって露光される寸法と一致させことが可能となり、仕上がった感光材料に余白を発生させることがない。その結果、温度変化があっても高品質な仕上がりを得るものとなった。更に、プリントサイズのデータに基づいて変換データから求められた供給ローラの目標回転量を、温度センサで計測される温度から設定された補正データに基づいて補正することで、変換データを補正データで補正すると云う単純な演算処理によって適正な回転量を得るものとなった。
本発明の特徴は、ロール状に保存された感光材料を圧着型の供給ローラによってプリントサイズに対応した量だけ搬送してカッターによって切り離し、この切り離された感光材料を圧着型の搬送ローラによって搬送すると同時に、この搬送と同期して露光エンジンにより搬送方向と直交する方向へライン状の露光を行う露光装置において、前記搬送ローラの熱膨張率が前記供給ローラの熱膨張率より小さい値に設定されると共に、この露光装置の内部の温度を計測する温度センサを備え、この温度センサの計測により温度変化を認めた場合には、この温度変化に起因する搬送ローラと供給ローラとの搬送量の差を吸収するよう前記供給ローラの回転量を設定する補正手段を備え、前記プリントサイズのデータに基づいて前記供給ローラの目標回転量を設定する変換データが設定され、前記温度センサで計測される温度に基づき前記供給ローラと前記搬送ローラとにおける搬送量の差だけ供給ローラの搬送量を補正する補正データが設定され、前記補正手段は、前記温度センサで計測される温度データに基づき補正データを求め、前記変換データによって設定される前記供給ローラの目標回転量を前記補正データで補正する補正処理と、この補正処理による補正量を時間経過に伴って補正特性取得手段で取得した後に、この補正特性取得手段で取得した補正量を時間経過に基づいて参照することにより前記供給ローラの目標回転量を補正する補正処理との何れか一方を実行可能に構成されている点にある。
この構成により、例えば、温度が上昇した場合には、この温度上昇に起因する搬送ローラと供給ローラとの搬送量の差を吸収するよう、補正手段が供給ローラの回転量を低下させることにより、搬送ローラで搬送を行いながら露光エンジンで露光される感光材料の搬送方向での寸法を、露光エンジンによって露光される寸法と一致させことが可能となり、仕上がった感光材料に余白を発生させることがない。その結果、温度変化があっても高品質な仕上がりを得るものとなった。更に、プリントサイズのデータに基づいて変換データから求められた供給ローラの目標回転量を、温度センサで計測される温度から設定された補正データに基づいて補正するものとなり、また、この補正時の補正量を時間経過に伴って補正特性取得手段が取得した後には、時間経過に伴って補正特定取得手段が取得した補正量を参照することにより温度センサを用いずに補正も行え、これらの一方に基づく補正も可能となり、変換データを補正データで補正すると云う単純な演算処理、又は、時間経過に基づいて補正量を読み出す処理によって適正な回転量を得るものとなった。
本発明は、前記温度センサが、前記供給ローラの近傍部位の温度を計測するものと、前記搬送ローラの近傍部位の温度を計測するものとを備え、前記補正データは前記夫々の温度センサの計測結果に基づいて補正データを出力可能に構成されても良い。
この構成により、供給ローラと搬送ローラとの搬送量の差を補正データから精度良く取得できるものとなる。その結果、補正量に基づいて供給ローラを最適な量だけ回転できるものとなった。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施の形態〕
図1に示すように、感光材料としての銀塩印画紙P(以下、印画紙Pと称する)に対して露光を行う露光ブロックExと、このように露光された印画紙Pの現像処理を行う現像処理装置としての現像ブロックDeと、現像処理後の印画紙Pを乾燥する乾燥ブロックDrとを暗箱構造の筐体10に収納すると共に、筐体10の外部には、処理の後に筐体10の上部から水平方向に送り出される印画紙Pをベルト搬送機構11からソータ(図示せず)に送り、オーダ単位で仕分けて集積する写真プリント装置が構成されている。この写真プリント装置はデジタルミニラボと称せられるものであり、図面には示していないが、写真フィルムのコマ画像をフィルムスキャナによって光電変換することにより取り込んだ画像情報、あるいは、デジタルカメラで撮影した画像情報を該写真プリント装置に伝送することにより、露光ブロックExにおいて、その画像情報に基づき印画紙Pに対して露光を行えるものとなっている。
前記露光ブロックEx(本発明の露光装置の一例)は、2つの印画紙マガジンM、Mの一方に収納したロール状の印画紙Pを供給ユニットU1でプリントサイズに切断して上方に搬送し、この供給ユニットU1からの印画紙Pを露光ユニットU2において鉛直姿勢となる搬送経路を下方から上方に向かう方向(副走査方向)に搬送しながら画像情報の露光を行い、この露光ユニットU2から上方に送られる印画紙Pを前部ローラユニットU3において搬送方向を水平方向に変換した後、振分ユニットU4で水平方向に送り、この後、後部ローラユニットU5から前記現像ブロックDeに受け渡すよう構成されている。
図2に示すように、前記供給ユニットU1は、印画紙マガジンMからの印画紙Pを送る駆動型の供給ローラ13と、これに圧着して回転する従動ローラ14とで成る供給搬送系と、印画紙Pをプリントサイズに切断するよう固定刃15Aと可動刃15Bとで成るカッター15と、上方に送られる印画紙Pの裏面に情報をプリントするよう圧着型の送りローラ16とプリントヘッド17とを有したバックプリント機構BPと、印画紙Pを挟持する一対の挟持部材18と、この挟持部材18を上下方向に往復作動させるキャリア19とで成るチャッキング機構CHとを備えている。図3(a)に示すように、前記供給ローラ13は金属製の軸体13Aに対して比較的硬質なエラストマー材料としてハイトレル(登録商標)のローラ部13Bを形成した構造のものを用いることにより印画紙Pに強いグリップ力を作用させるものにしており、ステッピングモータ型の供給モータ13Mの駆動回転力によって印画紙Pに対して確実に搬送力を作用させ、印画紙マガジンMに収納された印画紙Pをスリップさせずに強力に引き出せるよう構成されている。また、前記従動ローラ14は金属製の軸体14Aに対してゴムやプラスチックで成るエラストマー材料でローラ部14Bを形成したものを用いている。
更に、前記カッター15の可動刃15Bはカッターモータ15Mからの駆動力により印画紙Pを切断する作動を行い、前記バックプリント部BPは前記送りローラ16を駆動するモータ及びプリントヘッド17を制御する機構をユニット化したバックプリント作動部BP−Cによって印画紙Pを送りながら、この送り速度と同期したタイミングで印画紙Pの裏面に印字を行う作動を行い、前記チャッキング機構CHは前記挟持部材18の圧着と離間とを行うアクチュエータ及びキャリア19を往復作動させるアクチュエータをユニット化したチャッキング作動部CH−Cによって印画紙Pを挟持して上方に搬送する作動を行うよう構成されている。
前記露光ユニットU2は、前記チャッキング機構CHからの印画紙Pを受け入れる駆動型の導入ローラ21と、これに圧着する位置及び離間する位置に切り換え自在に構成された従動ローラ22と、露光位置を挟む位置に配置された駆動型の搬送ローラ23と、これらに圧着する位置及び離間する位置に切り換え自在に構成された従動ローラ24とを備えると共に、搬送ローラ23によって露光位置に対して副走査方向に搬送される印画紙Pに対して副走査方向と直交する主走査方向にライン状に露光を行うレーザ走査型の露光エンジン25を備えている。ちなみに、露光エンジン25は、ケーシングの内部に収納したR(赤)、G(緑)、B(青)の三原色のレーザ光源からのレーザビームを音響光学式の変調手段によって光量を調節した後、縦軸芯で回転するポリゴンミラーのミラー面で反射させることにより主走査方向に走査する状態で前記露光位置に送り出す構造のものが使用されている。尚、この露光エンジン25として液晶シャッター方式やDMD方式の使用が可能である。
前記導入ローラ21はステッピングモータ型の導入モータ21Mの駆動力によって回転作動し、これに対する圧着ローラ22は圧着作動部22Mからの駆動力によって導入ローラ21に圧着する位置と導入ローラ21から離間する位置とに切り換えられる。前記2つの搬送ローラ23はステッピングモータ型の搬送モータ23Mの駆動力によって回転作動し、これに対する圧着ローラ24は圧着作動部24Mからの駆動力によって搬送ローラ24に圧着する位置と搬送ローラ23から離間する位置とに切り換えられる。更に、前記搬送ローラ23は、図3(b)に示すように、金属製の軸体23Aに対してアルミニウムで成るローラ部23Bを形成した構造のものを用いており、印画紙Pを決まった速度で精度高く搬送できるよう構成されている。また、前記従動ローラ24は金属製の軸体24Aに対してゴムやプラスチックで成るエラストマー材料でローラ部24Bを形成したものを用いている。
前記前部ローラユニットU3は、湾曲状の搬送経路において圧着状態と開放状態とに切り換え自在に配置された複数の搬送ローラ27を備えている。振分ユニットU4は、印画紙Pを挟持して2列の振り分け経路に振り分ける2つのチャッカー28を備えている。前記後部ローラユニットU5は、振分ユニットU4で振り分けられた印画紙Pを2列の振り分け経路に沿って搬送する複数の圧着ローラ29を備えている。
前記現像ブロックDeには、発色現像槽と漂白定着槽と安定槽とで成る複数の現像処理槽を有する現像槽ユニット31と、夫々の現像処理槽に印画紙Pを供給するよう多数の圧着ローラを有した搬送ユニット32を備えて構成されている。また、乾燥ブロックDrは印画紙Pに対してブロワーからの乾燥空気を供給する搬送経路を形成している。
このように構成された写真プリント装置は従来からのものと基本的に変わるものではなく、本発明では、露光ブロックExの内部の温度を計測して前記供給ローラ13による印画紙Pの搬送量を調節する補正手段を備えている点に特徴を有するものである。
つまり、前記供給ローラ13の熱膨張率(厳密にはローラ部13Bの熱膨張率)が搬送ローラ23の熱膨張率(厳密にはローラ部23Bの熱膨張率)より高く、予め想定された温度においてはプリントサイズデータに基づいて供給ローラ13を駆動して印画紙Pを搬送し、この搬送量に等しい量の印画紙Pをカッター15で切り離し、このようにプリントサイズに切り離された印画紙Pを露光ユニットU2において搬送ローラ23で搬送を行いながら露光を行えるよう設計され、これによりフチナシの形態でのプリント時にも適正なプリント処理を実現するものにしている。しかしながら、予め想定された温度より露光ブロックExの内部温度が上昇した場合には、プリントサイズデータに基づいて供給ローラ13を駆動した場合の搬送量が、露光時において搬送ロータ23で搬送する印画紙Pの搬送量より大きくなるので、大判の印画紙Pにフチナシの形態でプリントを行った場合には、副走査方向での端部に露光が行われない余白が形成されることがあった。
具体的には、搬送ローラ23で印画紙Pを搬送し、この搬送と同期して印画紙Pに露光し得る領域を露光エリアとすると、図6(a)に示すように、前記想定された温度(例えば常温〈20℃〉)における露光エリアの副走査方向での寸法X1に対して、印画紙Pの副走査方向での寸法X2は僅かに小さく設定されている。この印画紙Pの副走査方向での寸法は、供給ローラ13によりプリントサイズに対応する長さだけ送られた印画紙Pをカッター15で切断することにより得られるものであり、露光エリアは、このプリントサイズの印画紙Pのサイズに対応して予め設定されるものである。従って、このような相対的な寸法関係の設定によりフチナシの形態でプリントを行う際にも印画紙Pの全面に対して露光を行えるものとなっている。
これに対して、露光ブロックExの内部温度が上昇した場合には、搬送ローラ23が熱膨張することにより、図6(b)に示すように、印画紙Pの搬送量が増大して露光エリアの副走査方向での寸法Y1が前記寸法X1より少し長くなるものであるが、供給ローラ13が熱膨張することにより印画紙Pの搬送量が増大して印画紙Pの副走査方向での寸法Y2が前記寸法Y1より長くなり、同図に示すように寸法Y3だけ露光が行えない領域(露光不能領域)が形成されるものとなる。
これに対して、本発明によると、以下の構成及び以下の処理により露光不能領域に対応する寸法Y3(厳密には寸法Y3より僅かに長い寸法)を減ずるよう供給ローラ13において印画紙Pの搬送を行った後にカッター15で、その印画紙Pを切断する処理を行うことにより、図6(c)に示すように、露光エリアの副走査方向での寸法Y1に対して、印画紙Pの副走査方向でのサイズY4が僅かに小さく設定され、フチナシの形態でプリントを行った場合にも印画紙Pの全面に対して露光を行えるものとなっている。
図4に示すように、供給ユニットU1と露光ユニットU2とにおける制御系が構成されている。つまり、この制御系では、マイクロプロセッサ、半導体メモリ、データの入出力を行うインタフェース(図示せず)を具備した制御装置35を備えると共に、制御装置35に対してサーミスタ等で成る第1温度センサS1、第2温度センサS2からの信号が入力する信号系を形成し、画像データ、プリントサイズデータ、プリント枚数データを入力する信号系を形成し、変換データとしての変換テーブルTA、及び、補正データとしての補正テーブルTBに対するデータのアクセス系を形成している。また、制御装置35から前記露光エンジン25に対して画像データを伝送する信号系、前記搬送モータ23Mを制御する信号系、搬送ローラ23に対する従動ローラ24の圧着作動を行う圧着作動部24Mを制御する信号系、前記導入モータ21Mを制御する信号系、導入ローラ21に対する従動ローラ22の圧着作動を行う圧着作動部22Mを制御する信号系を形成している。更に、前記チャッキング作動部CH−Cを制御する信号系、前記バックプリント作動部BP−Cを制御する信号系、前記カッターモータ15Mを制御する信号系、前記供給モータ15Mを制御する信号系を備えている。
前記変換テーブルTAは、プリントサイズデータ(Size)に対応して供給ローラ13の目標回転量(Ri)のデータを保存した構造を有するものである。前記補正テーブルTBは、前述したように温度上昇時における供給ロータ13と搬送ローラ23との搬送量の差を吸収するために、前記第1温度センサS1で計測した温度データ(T1)と第2温度センサS2で計測した温度データ(T2)とに基づいて供給ローラ13の目標回転量を減ずる補正係数(K)をテーブルデータとして保存した構造を有するものである。
また、前記補正テーブルTBは、第1温度センサS1と第2温度センサS2との温度差がない場合には、予め設定された基準温度(例えば、常温〈20℃〉)を基準にして第1温度センサS1で計測される温度が高温であるほど、供給ローラ13の目標回転量をより大きく減ずる補正係数(K)を得ると共に、第1温度センサS1と第2温度センサS2との温度差が大きくなるほど、この温度差に対応して供給ローラ13と搬送ローラ23との熱膨張率の相違に基づいて修正された補正係数(K)を得る構造となっている。図2に示すように前記第1温度センサS1は、前記供給ローラ13の近傍位置に配置され(供給ローラ13の表面温度を計測する位置に配置しても良い)、前記第2温度センサS2は、前記搬送ローラ23の近傍位置に配置されている(搬送ローラ23の表面温度を計測する位置に配置しても良い)。
前記制御装置35には、プリントサイズデータに基づいて供給ユニットU1の供給ローラ13を駆動することにより印画紙マガジンMからプリントサイズデータに対応した長さの印画紙Pを引き出し、カッター15で印画紙Pを切り離すことにより、プリントサイズの印画紙Pを得る作動を行い、この後、バックプリント機構16で必要な情報の印字を行い、この印画紙Pをチャッキング機構CHから露光ユニットU2の導入ローラ21に受け渡す作動を行い、この受け渡しの後に搬送ローラ23で印画紙Pの搬送を行いながら、この搬送と同期したタイミングで露光エンジン25が、画像データに基づいて主走査方向にライン状の露光を行い、更に、この露光後の印画紙Pを前部ローラユニットU3から振分ユニットU4に送り、後部ローラユニットU5から現像ブロックDeに送る一連の作動を行う基本的なプログラムが設定されている。更に、この制御装置35では、前記プリントサイズデータに基づいて設定される供給ローラ13の目標回転量(Ri)を前記補正テーブルTAからの補正係数(K)に基づいて補正する補正手段がプログラムの形でセットされている。
前記露光ユニットU2においては、以下の制御に従って印画紙Pの搬送が行われる。すなわち、供給ユニットU1のチャッキング機構CHで挟持された印画紙Pを受け入れる際には、導入ローラ21の従動ローラ22を開放位置に設定しておき、印画紙Pの先端が導入された後に、従動ローラ22を圧着位置に設定すると共に、チャック機構CHの挟持部材18を開放位置に切り換え、次に、導入ローラ21の駆動回転により、印画紙Pの導入を開始する。この導入を継続することにより印画紙Pは、下側の搬送ローラ23の側に送られる。
前記一対の搬送ローラ22は印画紙Pの有無に拘わらず決まった速度で駆動回転するよう制御され、導入ローラ21からの印画紙P先端部が下側の搬送ローラ23の部位に達する以前に、この搬送ローラ23の従動ローラ24を開放位置にセットし、印画紙Pの先端が、この搬送ローラ23で搬送が可能な位置に達すると従動ローラ24を圧着位置にセットし、この後、導入ローラ21の従動ローラ22を解除位置にセットすることにより下側の搬送ローラ23の搬送力によって印画紙Pを搬送することになり、この搬送によって露光位置に達した印画紙Pに対して露光が行われる。更に、印画紙Pの先端が送られる以前に上側の搬送ローラ23の従動ローラ24を開放位置にセットし、この搬送ローラ23の部位に印画紙Pの先端が達したタイミングで従動ローラ24を圧着位置にセットし、この後、適当なタイミングで下側の搬送ローラ23の従動ローラ24を開放位置に切り換えることにより、上側の搬送ローラ23の搬送力によって印画紙Pを搬送するのである。
図5のフローチャートには、前述した制御装置35による制御のうち、印画紙Pを送り出す処理を示したものである。つまり、制御の時には、オーダ情報からプリントサイズデータを取得し、このプリントサイズデータに基づき変換テーブルTAからデータを抽出して供給ローラ13の目標回転量(Ri)を設定する(#01、#02ステップ)。次に、前記第1温度センサS1と、第2温度センサS2とで計測された温度データ(T1)、(T2)を取得し、夫々の温度データ(T1)、(T2)に基づいて補正テーブルTBからデータを抽出して補正係数(K)に設定する(#03、#04ステップ)。このように補正係数(K)を設定した後には、変換テーブルTAのデータに基づいて設定した供給ローラ13の目標回転量(Ri)を補正係数(K)で補正して実回転量(Rx)を設定する処理を行い、この後、設定された実回転量(Rx)に対応する量だけ供給ローラ13を回転させて印画紙Pの供給する作動を行った後、カッター15で印画紙Pを切断する作動を行い、更に、バックプリント機構BPでバックプリントを行い、チャッキング機構CHによって印画紙Pを露光ユニットU2に供給する作動を実行するのである(#05、#06ステップ)。
具体的には、供給ローラ13を設定量だけ回転させる作動は、供給ローラ13を駆動するステッピングモータ型の供給モータ13Mに供給する間歇信号のパルスの数によって決まるものであり、前述のように補正係数(K)に基づいて回転量を減ずる場合には供給モータ13Mを駆動する間歇信号のパルスの数が低減されるものとなる。なお、露光ユニットU2においては露光エンジン25による処理可能な最高の速度で印画紙Pを搬送するよう、印画紙Pの搬送速度を決まった速度に維持しており、従って、前述した補正処理を行う際にも搬送ローラ23の単位時間あたりの回転量は設定値に維持されている。
このように構成したことにより、露光ブロックExの内部温度が上昇して供給ローラ13と搬送ロータ23との搬送量に差が発生する場合にも、温度センサS1、S2での計測結果に基づいて供給ローラ13の回転量を減ずる補正処理が行われることにより搬送ローラ23で搬送を行いながら露光エンジン25で露光される印画紙Pの搬送方向での寸法を、露光エンジン25によって露光される寸法(露光領域)と一致させことが可能となり、仕上がった感光材料に余白を発生させることがなく、高品質な仕上がりを得るものとなっている。特に、2つの温度センサS1、S2の計測結果に基づいて補正係数を設定するので、精度の良い補正を実現するものとなっている。
〔第2実施の形態〕
本発明は以下のように構成することも可能である(この第2実施の形態では前記第1実施の形態と同じ機能を有するものには、第1の実施の形態と共通の番号、符号を付している)。
図7に示すように、前述した第1実施の形態における制御系の制御装置35に対して補正特性取得手段として補正特性取得部Cを付加した構造のハードウエアを備えている。この補正特性取得部Cは前述した補正処理による補正係数(補正量)を予め設定されたインターバルで取得して時間経過に従って補正係数を抽出できる構造のデータとして保存する機能を有するものであり、この制御装置35によって印画紙Pを送り出す処理を図8のフローチャートのように示すことが可能である。
つまり、制御の時には、オーダ情報からプリントサイズデータを取得し、このプリントサイズデータに基づき変換テーブルTAからデータを抽出して供給ローラ13の目標回転量(Ri)を設定する(#101、#102ステップ)。次に、処理開始時点を基準とした経過時間(Time)を取得し、この経過時間(Time)情報に基づいて補正特性取得部Cからデータを抽出して補正係数(K)に設定する(#103、#104ステップ)。このように補正係数(K)を設定した後には、変換テーブルTAのデータに基づいて設定した供給ローラ13の目標回転量(Ri)を補正係数(K)で補正して実回転量(Rx)を設定する処理を行い、この後、設定された実回転量(Rx)に対応する量だけ供給ローラ13を回転させて印画紙Pの供給する作動を行った後、カッター15で印画紙Pを切断する作動を行い、更に、バックプリント機構BPでバックプリントを行い、チャッキング機構CHによって印画紙Pを露光ユニットU2に供給する作動を実行するのである(#105、#106ステップ)。
このように本発明によると、温度データに基づいて補正係数(K)が設定された後には、この補正係数(K)を補正特性取得部Cが長期間保存しておき、このように保存した補正係数(K)を処理が開始される毎に、その処理開始を基準とした時間データに基づいて読み出すことにより、温度データを取得することなく、適正な補正係数(K)に基づいて印画紙Pの搬送量を設定して搬送ローラ23で搬送を行いながら露光エンジン25で露光される印画紙Pの搬送方向での寸法を、露光エンジン25によって露光される寸法より僅かに小さくすることが可能となり、仕上がった感光材料に余白を発生させることがなく、高品質な仕上がりを得るものとなっている。
特に、本発明では、第1実施の形態に記載したように装置内の温度上昇に基づいて補正係数(K)を設定して供給ローラ13の送り量を減ずる補正形態と、第2実施の形態に記載したように時間経過に基づいて既に保存している補正係数(K)を読み出して供給ローラ13による印画紙Pの送り量を減ずる補正形態とを任意に選択できるよう制御装置35による処理形態を設定することが可能であり、また、夫々の補正形態を混在させる形態での補正処理を実行することも可能である。また、本発明では温度センサを3つ以上備え、これらの温度センサで計測された温度データに基づいて補正係数を設定するよう実施しても良い。
第1実施の形態の写真プリント装置の縦断側面図 第1実施の形態の供給ユニットと露光ユニットとにおける印画紙の搬送経路を示す模式図 第1実施の形態の供給ローラと搬送ローラとの一部切り欠き側面図 第1実施の形態の制御系のブロック回路図 第1実施の形態の供給ルーチンのフローチャート 第1実施の形態の印画紙の露光エリアと印画紙サイズとの関係を示す図 第2実施の形態の制御系のブロック回路図 第2実施の形態の供給ルーチンのフローチャート
符号の説明
13 供給ローラ
15 カッター
23 搬送ローラ
25 露光エンジン
P 感光材料
S1、S2 温度センサ
TA 変換データ
TB 補正データ
C 補正特性取得手段

Claims (3)

  1. ロール状に保存された感光材料を圧着型の供給ローラによってプリントサイズに対応した量だけ搬送してカッターによって切り離し、この切り離された感光材料を圧着型の搬送ローラによって搬送すると同時に、この搬送と同期して露光エンジンにより搬送方向と直交する方向へライン状の露光を行う露光装置であって、
    前記搬送ローラの熱膨張率が前記供給ローラの熱膨張率より小さい値に設定されると共に、この露光装置の内部の温度を計測する温度センサを備え、この温度センサの計測により温度変化を認めた場合には、この温度変化に起因する搬送ローラと供給ローラとの搬送量の差を吸収するよう前記供給ローラの回転量を設定する補正手段を備え
    前記プリントサイズのデータに基づいて前記供給ローラの目標回転量を設定する変換データが設定され、前記温度センサで計測される温度に基づき前記供給ローラと前記搬送ローラとにおける搬送量の差だけ供給ローラの搬送量を補正する補正データが設定され、
    前記補正手段は、前記温度センサで計測される温度データに基づき補正データを求め、前記変換データによって設定される前記供給ローラの目標回転量を前記補正データで補正するよう構成されている露光装置。
  2. ロール状に保存された感光材料を圧着型の供給ローラによってプリントサイズに対応した量だけ搬送してカッターによって切り離し、この切り離された感光材料を圧着型の搬送ローラによって搬送すると同時に、この搬送と同期して露光エンジンにより搬送方向と直交する方向へライン状の露光を行う露光装置であって、
    前記搬送ローラの熱膨張率が前記供給ローラの熱膨張率より小さい値に設定されると共に、この露光装置の内部の温度を計測する温度センサを備え、この温度センサの計測により温度変化を認めた場合には、この温度変化に起因する搬送ローラと供給ローラとの搬送量の差を吸収するよう前記供給ローラの回転量を設定する補正手段を備え、
    前記プリントサイズのデータに基づいて前記供給ローラの目標回転量を設定する変換データが設定され、前記温度センサで計測される温度に基づき前記供給ローラと前記搬送ローラとにおける搬送量の差だけ供給ローラの搬送量を補正する補正データが設定され、
    前記補正手段は、前記温度センサで計測される温度データに基づき補正データを求め、前記変換データによって設定される前記供給ローラの目標回転量を前記補正データで補正する補正処理と、この補正処理による補正量を時間経過に伴って補正特性取得手段で取得した後に、この補正特性取得手段で取得した補正量を時間経過に基づいて参照することにより前記供給ローラの目標回転量を補正する補正処理との何れか一方を実行可能に構成されている露光装置。
  3. 前記温度センサが、前記供給ローラの近傍部位の温度を計測するものと、前記搬送ローラの近傍部位の温度を計測するものとを備え、前記補正データは前記夫々の温度センサの計測結果に基づいて補正データを出力可能に構成されている請求項1又は2記載の露光装置。
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