JPH1124180A - 原稿載置台 - Google Patents

原稿載置台

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Publication number
JPH1124180A
JPH1124180A JP17491697A JP17491697A JPH1124180A JP H1124180 A JPH1124180 A JP H1124180A JP 17491697 A JP17491697 A JP 17491697A JP 17491697 A JP17491697 A JP 17491697A JP H1124180 A JPH1124180 A JP H1124180A
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JP
Japan
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platen
platen glass
original
image
cover
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Pending
Application number
JP17491697A
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English (en)
Inventor
Atsushi Yamazaki
敦 山崎
Tsutomu Kusakari
努 草苅
Takashi Hirakawa
孝志 平川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿がプラテンガラスに過度に密着すること
を防止して良質の画像データを得ることができる原稿載
置台を提供する。 【解決手段】 スキャナ部SCNの原稿載置台では、プ
ラテンガラス202上に配置されたプラテンカバー20
4の両端部に、略直角に屈曲されて保持カバー保持部2
52が一体に設けられている。カバー保持部252は、
プラテンカバー204の閉止状態においてケーシング2
00の上面に当接することにより、それ以上のプラテン
カバー204の閉止移動を制限する。これにより、プラ
テンカバー204(スポンジ250)がプラテンガラス
202上に載置された原稿を押圧する押圧力を所定値以
下に制限することができる。したがって、写真等の平面
性の良い原稿であっても、原稿がプラテンガラスに過度
に密着してニュートンリングが発生することがなく、良
質の画像データを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原稿が載置されるプ
ラテンガラスとこのプラテンガラス上に載置された原稿
をその上方から押圧保持するプラテンカバーとを有した
原稿載置台に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿画像に光を照射し、その反射又は透
過光をCCDセンサによって撮像する画像読取光学系を
備えた画像読取/記録装置が知られている。
【0003】この種の画像読取/記録装置では、原稿を
載置するための原稿載置台が設けられている。この原稿
載置台は、原稿が載置されるプラテンガラスと、このプ
ラテンガラス上に載置された原稿をその上方から押圧保
持するプラテンカバーを備えている。プラテンカバーの
裏面側(プラテンガラスの側)にはスポンジ等の弾性押
圧材が設けられており、プラテンガラス上に載置された
原稿は、プラテンカバー(スポンジ)によって被覆され
て押圧保持される。さらにこの状態で、ハロゲンランプ
等の光源がプラテンガラス(原稿)に沿って移動するの
に伴ってハロゲンランプから光が照射され、原稿からの
画像光(反射又は透過光)が反射ミラーによって反射さ
れて所定の光路でレンズへ案内され、レンズを透過した
画像光はCCDセンサによって撮像されて画像データが
記録される構成である。
【0004】ところで、このような従来の原稿載置台を
備えた画像読取/記録装置では、前述の如くプラテンガ
ラス上に載置された原稿には、スポンジを介してプラテ
ンカバーの全重量が作用する構成であったため、例えば
写真等の平面性の良い原稿をプラテンガラス上に載置し
てプラテンカバーを閉じた場合に、その写真原稿がプラ
テンガラスに過度に密着し、ニュートンリング(密着マ
ーク)が発生することがあった。このようなニュートン
リング(密着マーク)は、画質を阻害する原因となるた
め、これを防止する対策が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮し、原稿がプラテンガラスに過度に密着することを
防止して良質の画像データを得ることができる原稿載置
台を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の原
稿載置台は、原稿が載置されるプラテンガラスと、該プ
ラテンガラス上に載置された原稿をその上方から押圧保
持するプラテンカバーと、を備えた原稿載置台におい
て、前記プラテンカバーは、内部に弾性部材が設けられ
前記原稿を該弾性部材を介して押圧する構成とされ、か
つ、前記原稿載置台の本体に当接して前記プラテンカバ
ーの前記プラテンガラスへの接近移動を所定位置で阻止
して前記弾性部材による前記原稿の押圧力を所定値以下
に制限するカバー保持部が設けられたことを特徴として
いる。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、プラテン
ガラス上に載置された原稿は、プラテンカバーによって
上方から被覆されて弾性部材を介して押圧保持される。
この場合、プラテンカバー(弾性部材)がプラテンガラ
スすなわち原稿を押圧する押圧力が所定値に達すると、
プラテンカバーに設けられたカバー保持部が原稿載置台
の本体に当接して、プラテンカバーのプラテンガラスへ
の接近移動が阻止される。これにより、プラテンカバー
(弾性部材)がプラテンガラスすなわち原稿を押圧する
押圧力が所定値以下に制限される。
【0008】したがって、例えば写真等の平面性の良い
原稿であってもその写真原稿がプラテンガラスに過度に
密着することがなく、ニュートンリング(密着マーク)
が発生することがない。これにより、良質の画像データ
を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施の形態に
係る原稿載置台が適用された画像読取/記録装置10の
概略全体構成図が示されている。
【0010】この画像読取/記録装置10は、画像読取
部であるスキャナ部SCNと、読み取った画像データに
基づいて画像を記録するプリンタ部PRTと、によって
構成されており、機台12上にスキャナ部SCNが配設
されている。また、プリンタ部PRTは、機台12の内
部に配設されている。 (スキャナ部SCN)図1には、本実施の形態に係るス
キャナ部SCNが示されている。
【0011】スキャナ部SCNは箱型のケーシング20
0によって被覆されており、上面中央部には、矩形の開
口部が設けられ、透明のプラテンガラス202が嵌め込
まれている。プラテンガラス202は平面原稿載置台と
しての機能を有し、その上には、平面画像を記録した原
稿が下向きに載置されるようになっている。
【0012】ここで、図3乃至図5に示す如く、プラテ
ンガラス202は、ケーシング200に4箇所設けられ
た支持部240A、240B、240C、240Dによ
って支持されている。これらの支持部240A、240
B、240C、240Dは、プラテンガラス202の長
辺(すなわち、図3において上辺及び下辺、図5におい
て左右辺)にそれぞれ対応しており、これによりプラテ
ンガラス202の平面性が確保できるように構成されて
いる。また、支持部240Aと支持部240Bとの間、
及び支持部240Cと支持部240Dとの間には、それ
ぞれ補助支持部242が設けられている。この補助支持
部242は、支持部240A、240B、240C、2
40Dよりも低い高さに設定されており、通常はプラテ
ンガラス202の裏面から離間しているが、プラテンガ
ラス202の中央部分に大きな力が作用して撓んだ場合
には、プラテンガラス202に当接することによりプラ
テンガラス202のそれ以上の撓みを制限する役目を有
している。さらに、このプラテンガラス202は、図3
及び図5に示す如く、ケーシング200に設けられた基
準板244に一辺(図3において上辺、図5において右
辺)が当接して位置決めされ、この状態で他の一辺(図
3において下辺、図5において左辺)が押付け板246
によって押し付けられて固定されている。
【0013】また、プラテンガラス202には、図3に
おいて上辺及び左辺にそれぞれ原稿基準板248が貼付
けられており、これにより、プラテンガラス202上に
載置される原稿の位置決めが行われるようになってい
る。
【0014】一方、図2に示す如く、プラテンガラス2
02上には、開閉可能なプラテンカバー204が設けら
れている。このプラテンカバー204は、ケーシング2
00の奥側においてケーシング200にヒンジ止めされ
ており、このヒンジを中心に回動可能となっている。ま
た、プラテンカバー204の裏面側(プラテンガラス2
02の側)には、弾性部材としてのスポンジ250が設
けられている。これにより、プラテンカバー204の閉
止状態では、プラテンガラス202上に載置された原稿
は、プラテンカバー204(スポンジ250)によって
被覆されて押圧保持される構成である。
【0015】また、プラテンカバー204の両端部に
は、カバー保持部252が設けられている。カバー保持
部252は、プラテンカバー204の両端部からプラテ
ンガラス202へ向けて略直角に屈曲されて一体に設け
られており、さらに、その先端にはゴム等の防音材25
4が設けられている。このカバー保持部252は、プラ
テンカバー204の閉止状態においてケーシング200
の上面に当接することにより、それ以上のプラテンカバ
ー204のプラテンガラス202への閉止(接近)移動
を阻止する役目を有している。すなわち、このカバー保
持部252がケーシング200の上面に当接することに
より、プラテンカバー204(スポンジ250)がプラ
テンガラス202上に載置された原稿を押圧する押圧力
を所定値以下に制限する(所定値を越えないようにす
る)ことができる構成である。
【0016】ケーシング200の上面手前側には、図示
しない操作/表示パネルが配設され、各種の機能の指
示、また装置内の動作状態の表示等がなされるようにな
っている。
【0017】ケーシング200内には、走査部208が
配設されている。走査部208は、コントローラ209
によって制御される。この走査部208は、第1のキャ
リッジ214と、第2のキャリッジ220と、固定ユニ
ット228と、で構成されている。
【0018】第1のキャリッジ214は、原稿画像の幅
方向(主走査方向)に延出されたハロゲンランプ211
及びリフレクタ213を備えた光源210が設けられる
と共に、この光源210と同様に原稿画像の幅方向に延
出され上方へ向いて配置された反射ミラーとしての第1
のミラー212が組み込まれている。この第1のキャリ
ッジ214は、プラテンガラス202の下方で原稿面に
沿って副走査方向に往復移動し、この際に光源210か
らの光をプラテンガラス202面上に載置された原稿に
照射し、その反射光(垂下する光軸の光)を第1のミラ
ー212で90°偏向し、第2のキャリッジ220へ案
内する役目を有している。
【0019】第2のキャリッジ220には、第2のミラ
ー216及び第3のミラー218が組み込まれている。
第2のミラー216は、反射面が前記第1のミラー21
2と対向しかつ平行な状態とされており、第1のミラー
212から光を受けると、第2のミラー216で90°
偏向し、さらに第3のミラー218で90°偏向する。
この第3のミラー218で最終的にプラテンガラス20
2の面と平行とされた光は、固定ユニット228へと至
るようになっている。
【0020】一方、固定ユニット228は、絞り22
2、色調整フィルタ及びNDフィルタ等で4枚構成とさ
れるフィルタ群224、及び結像のためのレンズ226
によって構成されている。この固定ユニット228で
は、絞り222(可変絞り機構部)やフィルタ群224
のNDフィルタによって光量の調整が行われ、さらにフ
ィルタ群224の色調整フィルタによって各色バランス
の調整が行われる。さらに、レンズ226によって、原
稿画像を固体撮像素子としてのCCDラインセンサ23
0の受光面上で結像する構成となっている。
【0021】以上の構成の走査部208における第1の
キャリッジ214及び第2のキャリッジ220は、プラ
テンガラス202の下方で原稿面に沿って副走査方向に
往復移動するが、このとき、原稿反射位置からCCDラ
インセンサ230の受光部までの光路長を常に一定に維
持するべく、第2のキャリッジ220が第1のキャリッ
ジ214の1/2の搬送速度で同一方向へ移動するよう
になっている。この第1のキャリッジ214及び第2の
キャリッジ220の1往復動作が1画像分の走査であり
(往路時に画像読取)、これにより、プラテンガラス2
02上の原稿画像をCCDラインセンサ230によって
撮像することができ、原稿画像が画像データとして読み
取られる構成である。
【0022】一方、ケーシング200上面には、プラテ
ンガラス202の上を所定の隙間を持って主走査方向へ
移動するプルーフ用光源ユニット232が配設されてい
る。このプルーフ用光源ユニット232は、プラテンガ
ラス202上に透過原稿が載置された場合の光源として
適用されるものである。
【0023】すなわち、このプルーフ用光源ユニット2
32は、その一端部(装置奥側)が光源ユニット駆動部
234と連結されており、この光源ユニット駆動部23
4の駆動力により、前記第1のキャリッジ214と同等
の動作を行う。
【0024】ここで、透過原稿を走査する場合には、第
1のキャリッジ214と同期がとられてプルーフ用光源
ユニット232が動作する。このとき、第1のキャリッ
ジ214の光源210は消灯しておき、プルーフ用光源
ユニット232内の光源(図示省略)が点灯することに
より、第1のミラー212で透過原稿画像を得ることが
できる。その後の動作は、反射原稿の場合と同様であ
る。 (プリンタ部PRT)図1には、画像読取/記録装置1
0の機台12内のプリンタ部PRTが示されている。
【0025】機台12の内部には、感光材料16を収納
する感材マガジン14が配置されており、感材マガジン
14から引き出されたこの感光材料16の感光(露光)
面が左方へ向くように感光材料16が感材マガジン14
にロール状に巻き取られている。
【0026】感材マガジン14の感光材料取出し口の近
傍には、ニップローラ18およびカッタ20が配置され
ており、感材マガジン14から感光材料16を所定長さ
引き出した後に切断することができる。カッタ20は、
例えば固定刃と移動刃から成るロータリータイプのカッ
タとされており、移動刃を回転カム等によって上下に移
動させて固定刃と噛み合わせ感光材料16を切断するこ
とができる。
【0027】カッタ20の側方には、複数の搬送ローラ
24、26、28、30、32、34が順に配置されて
おり、各搬送ローラの間には図示しないガイド板が配設
されている。所定長さに切断された感光材料16は、ま
ず搬送ローラ24、26の間に設けられた露光部22へ
搬送される。
【0028】この露光部22の左側には露光装置38が
設けられている。露光装置38には、3種のLD、レン
ズユニット、ポリゴンミラー、ミラーユニットが配置さ
れており(何れも、図示省略)、露光装置38から光線
Cが露光部22に送られて、感光材料16が露光される
ようになっている。
【0029】なお、LDをポリゴンミラーで振り子の如
く走査する構成を用いず、LEDを主走査方向に配列し
て1ラインを同時に露光する構成であってもよい。
【0030】さらに、露光部22の上方には、感光材料
16をU字状に湾曲させて搬送するUターン部40及び
画像形成用溶媒を塗布する為の水塗布部50が設けられ
ている。尚、本実施の形態において画像形成用溶媒とし
ては水が用いられる。
【0031】感材マガジン14から上昇し露光部22に
て露光された感光材料16は、搬送ローラ28、30に
よりそれぞれ挟持搬送されてUターン部40の上側寄り
の搬送経路を通過しつつ水塗布部50へ送り込まれる。
【0032】一方、機台12内の図1左上端部には受像
材料108を収納する受材マガジン106が配置されて
いる。この受像材料108の画像形成面には媒染剤を有
する色素固定材料が塗布されており、受材マガジン10
6から引き出された受像材料108の画像形成面が下方
へ向くように受像材料108が受材マガジン106にロ
ール状に巻き取られている。
【0033】受材マガジン106の受像材料取出し口の
近傍には、ニップローラ110が配置されており、受材
マガジン106から受像材料108を引き出すと共にそ
のニップを解除することができる。
【0034】ニップローラ110の側方にはカッタ11
2が配置されている。カッタ112は前述の感光材料用
のカッタ20と同様に、例えば固定刃と移動刃から成る
ロータリータイプのカッタとされており、移動刃を回転
カム等によって上下に移動させて固定刃と噛み合わせる
ことにより、受材マガジン106から引き出された受像
材料108を感光材料16よりも短い長さに切断するよ
うになっている。
【0035】カッタ112の側方には、搬送ローラ13
2、134、136、138及び図示しないガイド板が
配置されており、所定長さに切断された受像材料108
を熱現像転写部120側に搬送できるようになってい
る。
【0036】熱現像転写部120は、それぞれ複数の巻
き掛けローラ140に巻き掛けられて、それぞれ上下方
向を長手方向としたループ状にされた一対の無端ベルト
122、124を有している。従って、これらの巻き掛
けローラ140のいずれかが駆動回転されると、これら
の巻き掛けローラ140に巻き掛けられた一対の無端ベ
ルト122、124がそれぞれ回転される。
【0037】これら一対の無端ベルト122、124の
内の図上、右側の無端ベルト122のループ内には、上
下方向を長手方向とした平板状に形成された加熱板12
6が、無端ベルト122の左側の内周部分に対向しつつ
配置されている。この加熱板126の内部には、図示し
ない線状のヒータが配置されており、このヒータによっ
て加熱板126の表面を昇温して所定の温度に加熱でき
るようになっている。
【0038】従って、感光材料16は、搬送経路の最後
の搬送ローラ34により熱現像転写部120の一対の無
端ベルト122、124間に送り込まれる。また、受像
材料108は感光材料16の搬送に同期して搬送され、
感光材料16が所定長さ先行した状態で、搬送経路の最
後の搬送ローラ138により熱現像転写部120の一対
の無端ベルト122、124間に送り込まれて、感光材
料16に重ね合わせられる。
【0039】この場合、受像材料108は感光材料16
よりも幅方向寸法および長手方向寸法がいずれも小さい
寸法となっているため、感光材料16の周辺部は四辺と
も受像材料108の周辺部から突出した状態で重ね合わ
せられることになる。
【0040】以上より、一対の無端ベルト122、12
4によって重ね合わされた感光材料16及び受像材料1
08は、重ね合わせられた状態のままで一対の無端ベル
ト122、124によって挟持搬送されるようになる。
さらに、重ね合わされた感光材料16と受像材料108
が、一対の無端ベルト122、124間に完全に収まっ
た時点で、一対の無端ベルト122、124は回転を一
旦停止し、挟持した感光材料16と受像材料108を加
熱板126で加熱する。感光材料16は、この挟持搬送
時及び停止時において無端ベルト122を介して加熱板
126により加熱されることとなり、加熱に伴って、可
動性の色素を放出し、同時にこの色素が受像材料108
の色素固定層に転写されて、受像材料108に画像が得
られる構成である。
【0041】さらに、一対の無端ベルト122、124
に対して材料供給方向下流側には、剥離爪128が配置
されており、この剥離爪128が一対の無端ベルト12
2、124間で挟持搬送される感光材料16と受像材料
108のうち、感光材料16の先端部のみに係合し、一
対の無端ベルト122、124間より突出したこの感光
材料16の先端部を受像材料108から剥離させること
ができる。
【0042】剥離爪128の左方には感材排出ローラ1
48が配置されており、剥離爪128に案内されながら
左方へ移動される感光材料16を、更に廃棄感光材料収
容部150側へ搬送し得るようになっている。
【0043】この廃棄感光材料収容部150は、感光材
料16が巻き付けられるドラム152及び、このドラム
152に一部が巻き掛けられているベルト154を有し
ている。さらに、このベルト154は複数のローラ15
6に巻き掛けられており、これらローラ156の回転に
よって、ベルト154が廻され、これに伴ってドラム1
52が回転するようになっている。
【0044】従って、ローラ156の回転によりベルト
154が廻された状態で、感光材料16が送り込まれる
と、感光材料16がドラム152の周りに集積できるよ
うになっている。
【0045】他方、一対の無端ベルト122、124の
下方から左方に向かって受像材料108を搬送し得るよ
うに受材排出ローラ162、164、166、168、
170が順に配置されており、一対の無端ベルト12
2、124から排出された受像材料108は、これら受
材排出ローラ162、164、166、168、170
によって搬送されて、トレイ172へ排出される構成で
ある。
【0046】以下に本実施の形態の作用を説明する。ま
ず、スキャナ部SCNにおける原稿画像の読取制御につ
いて説明する。
【0047】画像の記録処理が開始される以前の状態に
おいては、第1のキャリッジ214及び第2のキャリッ
ジ220は画像記録領域を外れた待機位置(ホームポジ
ション)に位置している。
【0048】画像の記録処理を行うためにプラテンガラ
ス202面上に原稿を載置し、プラテンカバー204を
閉じ、操作/表示パネルのキー操作によって読取開始が
指示されると、スキャニングが開始される。
【0049】このスキャニングでは、反射原稿の場合は
光源210を点灯し、第1のキャリッジ214及び第2
のキャリッジ220を同期させて動作を開始する。すな
わち、第1のキャリッジ214及び第2のキャリッジ2
20が原稿面に沿って副走査方向に往復移動する。この
際には、第1のキャリッジ214の搬送速度V1 と、第
2のキャリッジ220の搬送速度V2 との関係は、V1
=2V2 である。これを維持することによって、原稿画
像面からCCDラインセンサ230の受光面までの光路
長を常に一定に維持することができる。
【0050】スキャニングによってCCDラインセンサ
230が撮像した画像光は、デジタル信号に変換され
て、原稿画像が画像データとして得られる。さらに、こ
の得られた画像データは、パソコン等のRAMメモリや
ハードディスクに記録され、所定の画像処理が施された
後、プリンタ部PRTへ送られる。
【0051】ここで、この画像読取/記録装置10のス
キャナ部SCNでは、プラテンカバー204の両端部に
カバー保持部252が設けられており、プラテンカバー
204(スポンジ250)がプラテンガラス202上に
載置された原稿を押圧する押圧力が所定値に達すると、
このカバー保持部252がケーシング200の上面に当
接して、プラテンカバー204のプラテンガラス202
への接近移動が阻止される。すなわち、プラテンカバー
204(スポンジ250)が原稿を押圧する押圧力が所
定値以下に制限される。
【0052】したがって、例えば写真等の平面性の良い
原稿であってもその写真原稿がプラテンガラス202に
過度に密着することがなく、ニュートンリング(所謂、
密着マーク)が発生することがない。これにより、良質
の画像データを得ることができる。
【0053】また、スキャナ部SCNでは、プラテンガ
ラス202が4箇所の支持部240A、240B、24
0C、240Dによって支持された構成であり、またプ
ラテンガラス202の過度の撓みは補助支持部242に
よって制限される構成であるため、プラテンガラス20
2の平面性を確保することができる。さらに、このプラ
テンガラス202はケーシング200に設けられた基準
板244によって位置決めされて固定された構成である
ため、仮にプラテンガラス202の部品寸法にバラツキ
があってもこれを吸収(補正)して、正確にケーシング
200に位置決め固定することができる。さらに、正確
に位置決めされたこのプラテンガラス202に原稿基準
板248が貼付けられた構成であるため、プラテンガラ
ス202上に載置される原稿の位置決めを正確に行うこ
とができる。
【0054】次に、プリンタ部PRTの動作を説明す
る。感材マガジン14がセットされた後には、ニップロ
ーラ18が作動され、感光材料16がニップローラ18
によって引き出される。感光材料16が所定長さ引き出
されると、カッタ20が作動して、感光材料16が所定
長さに切断されると共に、その感光(露光)面を左方へ
向けた状態で露光部22へ搬送される。そして、この感
光材料16の露光部22の通過と同時に露光装置38が
作動し、露光部22に位置する感光材料16へ画像が走
査露光される。露光装置38には、前述したスキャナS
CN部で読み取った画像データがパソコンで画像処理さ
れて入力されており、この入力されたデータに基づいて
光源の光量が制御され、画像が走査露光される。光源と
しては、レーザ(半導体レーザ)を用いる場合には、デ
ューティ制御によって光量が制御されたレーザビームの
光軸を振り子の如く往復移動させることにより主走査を
行い、感光材料16の移動を副走査とすればよい。
【0055】また、光源として、LED等の主走査方向
に配列してLEDアレイを用いる場合には、LED光源
を電流又は電圧制御して光量を制御し、1主走査を同時
期に行うようにすればよい。
【0056】露光が終了すると、露光後の感光材料16
は、水塗布部50に送られる。水塗布部50において画
像形成用溶媒としての水が塗布された感光材料16は、
搬送ローラ34によって熱現像転写部120の一対の無
端ベルト122、124間へ送り込まれる。
【0057】他方、感光材料16へ走査露光されるに伴
って、受像材料108も受材マガジン106からニップ
ローラ110によって引き出されて搬送される。受像材
料108が所定長さ引き出されると、カッタ112が作
動して受像材料108が所定長さに切断される。
【0058】カッタ112の作動後は、切断された受像
材料108がガイド板によって案内されながら搬送ロー
ラ132、134、136、138によって搬送され
る。受像材料108の先端部が搬送ローラ138によっ
て挟持されると、受像材料108は熱現像転写部120
の直前で待機状態となる。
【0059】そして、前述のように感光材料16が搬送
ローラ34によって一対の無端ベルト122、124間
へ送り込まれるのに伴って、受像材料108の搬送が再
開されて、一対の無端ベルト122、124間へ受像材
料108が感光材料16と一体的に送り込まれる。
【0060】この結果、感光材料16と受像材料108
が重ねられ、感光材料16と受像材料108とが加熱板
126により加熱されつつ挟持搬送されて、熱現像転写
を行って画像が受像材料108に形成される。
【0061】さらに、一対の無端ベルト122、124
からこれらが排出されると、受像材料108よりも所定
長さ先行して搬送される感光材料16の先端部に剥離爪
128が係合し、感光材料16の先端部を受像材料10
8から剥離する。この感光材料16は、さらに感材排出
ローラ148によって搬送され、廃棄感光材料収容部1
50内に集積される。この際、感光材料16はすぐに乾
燥するので、感光材料16を乾燥させる為に、ヒータ類
をさらに設ける必要はない。
【0062】一方、一対の無端ベルト122、124に
挟まれて熱現像転写処理されて所定の画像が形成(記
録)された受像材料108は、一対の無端ベルト12
2、124から排出された後に、複数の受材排出ローラ
162、164、166、168、170によって挟持
搬送されて装置外のトレイ172へ排出される。
【0063】そして、複数枚の画像記録処理を実施する
場合には、以上の工程が順次連続して行なわれる。
【0064】以上の如く、本実施の形態に係る画像読取
/記録装置10では、プラテンカバー204に設けられ
たカバー保持部252によって原稿がプラテンガラス2
02に過度に密着することを防止することができ、ニュ
ートンリング(密着マーク)が発生することがなく、良
質の画像データを得ることができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る原稿載置
台では、原稿がプラテンガラスに過度に密着することを
防止して良質の画像データを得ることができるという優
れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る原稿載置台が適用さ
れた画像読取/記録装置の概略全体構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像読取/記録装置
のプラテンガラス及びプラテンカバーの構成を示す断面
図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像読取/記録装置
のプラテンガラス及び周辺部品の平面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像読取/記録装置
のプラテンガラス及び周辺部品の構成を示す図3の4−
4線に沿った断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像読取/記録装置
のプラテンガラス及び周辺部品の構成を示す図3の5−
5線に沿った断面図である。
【符号の説明】
10 画像読取/記録装置 SCN スキャナ部 PRT プリンタ部 200 ケーシング 202 プラテンガラス 204 プラテンカバー 240A 支持部 244 基準板 246 押付け板 248 原稿基準板 250 スポンジ(弾性部材) 252 カバー保持部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿が載置されるプラテンガラスと、該
    プラテンガラス上に載置された原稿をその上方から押圧
    保持するプラテンカバーと、を備えた原稿載置台におい
    て、 前記プラテンカバーは、内部に弾性部材が設けられ前記
    原稿を該弾性部材を介して押圧する構成とされ、かつ、
    前記原稿載置台の本体に当接して前記プラテンカバーの
    前記プラテンガラスへの接近移動を所定位置で阻止して
    前記弾性部材による前記原稿の押圧力を所定値以下に制
    限するカバー保持部が設けられたことを特徴とする原稿
    載置台。
JP17491697A 1997-06-30 1997-06-30 原稿載置台 Pending JPH1124180A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014021456A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 Sharp Corp 画像読取装置及び画像形成装置並びに原稿押さえ装置
JP2017134431A (ja) * 2017-04-25 2017-08-03 シャープ株式会社 画像読取装置及び画像形成装置
JP2019120067A (ja) * 2018-01-09 2019-07-22 三菱日立パワーシステムズ株式会社 ボイラ構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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