JP3587295B2 - 画像プリント装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印画紙に画像を露光するための露光手段と、前記印画紙を、前記露光手段による露光位置に位置させるように搬送する搬送手段とが設けられた画像プリント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる画像プリント装置は、露光手段にて印画紙に画像を露光して、印画紙に画像を形成する装置であり、その後に現像処理することによってプリントとして完成する。
上記露光手段による露光に際しては、印画紙に画像を適正に露光するために、露光手段に対する接近離間方向において印画紙を適正に位置させる必要がある。
従来、この印画紙の位置の規制のために、露光手段による露光位置に備えられている印画紙の搬送ガイドの上記接近離間方向における通過幅を十分に狭くして、案内される印画紙が露光手段に対する接近離間方向に移動するのを抑制する技術が考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来構成では、搬送ガイドの上記接近離間方向における通過幅を十分に狭くしたとしても、印画紙の上記接近離間方向での位置変動の抑制が十分ではなく改善が求められていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、露光手段による露光位置における印画紙の位置を的確に規制する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の特徴構成は、
印画紙に画像を露光するための露光手段と、
前記印画紙を、前記露光手段による露光位置に位置させるように搬送する搬送手段とが設けられた画像プリント装置であって、
前記露光位置において前記露光手段に対する前記印画紙の存在位置を規制するために、前記印画紙の感光面と反対側の面を支持する印画紙受け部材が設けられ、
前記搬送手段は、前記印画紙を挟持搬送するために、印画紙搬送方向における前記露光位置の両側に配置された挟持ローラを有し、
前記挟持ローラの各々を構成する互いに当接する2つのローラの接線方向は前記印画紙受け部材の印画紙受け面から傾斜しており、
前記傾斜のために、前記挟持ローラによって送り出される前記印画紙は、前記印画紙受け面に当て付けられ、前記印画紙受け面にて向きを変えられ、前記印画紙受け面に押し付けられた状態で移動するように構成されている点にある。
すなわち、印画紙は一般にある程度の厚みを有するので、印画紙が印画紙受け部材に押し付けられるように、挟持ローラを傾けて配置するという簡素な構成で印画紙の進路を変更することができ、その結果、印画紙が、印画紙受け部材が存在しない場合の姿勢に復帰しようとする力によって印画紙受け部材に密着するものとなり、露光手段による露光位置における印画紙の位置を的確に規制できるに至った。
さらに、挟持ローラが、印画紙搬送方向における露光位置の両側に配置されているので、両側の挟持ローラの共同作業により一層確実に印画紙を印画紙受け部材に押し付けることができ、より安定的に印画紙の位置を規制できると共に、印画紙の搬送方向前後両端まで確実に印画紙受け部材に押し付けることが可能となる。
【0005】
、印画紙受け部材は、印画紙の感光面と反対側の面を支持する。
従って、印画紙受け部材にて印画紙の感光面側を支持したのでは、押圧力によって感光面を損傷して、印画紙に形成した画像の劣化を引き起こす畏れがあるのに対して、感光面と反対側の面を支持することで、そのような事態を回避できる。
【0006】
又、本発明の第3の特徴構成は、前記露光手段は、印画紙搬送方向と交差する方向において画像の全幅で且つ印画紙搬送方向において画像の幅の一部について、画像を画素毎に露光量を設定した状態で印画紙を露光するように構成されている点にある。
つまり、印画紙に一つの画像を露光するについて、その画像を印画紙搬送方向に複数の領域に分割し、分割した領域毎に順次露光して、印画紙に一つの画像を形成するのである。
露光手段をこのような構成とすると、少なくとも露光位置において印画紙搬送方向で露光手段に占有される幅が小さくなるため、上述のように印画紙を印画紙受け部材に押し付ける幅をも狭くでき、より安定的に印画紙の位置を規制することができる。
【0009】
又、本発明の第4の特徴構成は、各挟持ローラにおける印画紙を挟持する位置が、印画紙受け部材における印画紙受け面に近接する状態で配置され、各挟持ローラの印画紙搬送方向両側における印画紙の搬送姿勢が略直線状となるように、印画紙を案内するように構成されている点にある。
従って、印画紙の進路を挟持ローラにて変更するものとしても、露光手段の設置個所における印画紙の搬送経路は全体として略直線状となって、印画紙の搬送経路が複雑化するのを回避できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の画像プリント装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に概略ブロック図を示す画像プリント装置IPはデジタル露光式を採用しており、ここでは図示されていないフィルム現像機によって現像処理された写真フィルム(以後単にフィルムと称す)1のコマ画像をデジタル画像データとして取得するフィルムスキャナー3と、取得されたデジタル画像データを処理してプリントデータを作成するコントローラ7と、このプリントデータに基づいて印画紙2にコマ画像に対応する画像を露光するデジタルプリント部5と、露光された印画紙2を現像処理する現像処理部6とを備えている。現像処理部6で現像された印画紙2は、乾燥工程を経て仕上がりプリントとして排出される。
【0011】
フィルムスキャナー3は、主な構成要素として、照明光学系31、撮像光学系32、CCDセンサーを用いた光電変換部33を備えている。照明光学系31は、白色光源としてのハロゲンランプ31a、調光フィルタ31b、ミラートンネル31cなどから構成され、光源からの光ビームの色分布や強度分布を整えてフィルム1のコマ画像を照射する。フィルム2からの透過光ビームを処理する撮像光学系32は、図示を省略するが、投射光の方向を変えるミラー、レンズユニット、このレンズユニットを通ってきた光ビームを3つの方向に分光するプリズムなどから構成されている。フィルム搬送機構9によって所定のスキャン速度でフィルム1が送られることにより、フィルム1のコマ画像が副走査方向、つまりフィルムの長手方向にスキャニングされる。
【0012】
撮像光学系32によって導かれた光ビームを光電変換する光電変換部33は、撮像光学系32のプリズムによって分光された3つの光ビームを別個に受けるため、3つのCCDセンサーを備えており、各CCDセンサーは多数(例えば5000個)のCCD素子が主走査方向、つまりフィルム1の幅方向に配列されたラインセンサーであり、センサー駆動回路により主走査時に電荷蓄積動作や電荷蓄積時間の制御が行われる。各CCDセンサーの撮像面には、それぞれ光ビームの青色成分、赤色成分、緑色成分のみを通過させるカラーフィルタが設けられており、それぞれ、青色成分、赤色成分、緑色成分のみを光電変換する。それぞれのCCDセンサーから出力される各画素信号はサンプルホールドされ各画素信号が連続した画像信号となり、この各画素信号は所定のビット数(例えば12ビット)のデジタル信号に変換される。
【0013】
フィルム1のコマ画像が所定のスキャン位置に位置決めされると、コマ画像の読取処理が開始される。フィルム1の各コマ画像は、フィルム搬送機構9によるフィルム1の送りにより、複数のスリット画像に分割された形で順次光電変換部33にて読み取られ、生のデジタル画像データとしてコントローラ7に送られる。このような、フィルムスキャナー3の照明光学系31、撮像光学系32、光電変換部33の各制御はコントローラ7によって行われる。
【0014】
デジタルプリント部5には、本実施の形態では、PLZTシャッター方式が採用されている。つまり、印画紙2に画像を露光するための露光手段EMとして露光ヘッド5aと光源5bとが備えられており、露光ヘッド5aは、PLZT素子からなるシャッタアレイを採用したものである。このPLZT素子からなるシャッタアレイは、その材料の有する電気光学効果を利用したもので、各シャッターには光源5bから多数の光ファイバを介してR、G、B各色の光が導入される。このシャッタアレイは印画紙2の幅方向、つまり搬送方向の横断方向に沿って2列に並んだ印画紙2にわたって延びている。各シャッターに所定レベルの電圧が印加されると、光透過状態になり、その電圧の印加が停止されると光遮断状態となる。従って、コントローラ7からプリントデータに基づいて各画素に対応するシャッターに駆動電圧が印加されると、そのシャッターが開いて光源から導入されている色の光が印画紙2に照射される。
つまり、露光される印画紙2の夫々について見ると、印画紙搬送方向と交差する(本実施の形態では直交する)方向において画像の全幅で且つ印画紙搬送方向において画像の幅の一部(本実施の形態では、1画素の幅)について、画像を画素毎に露光量を設定した状態で印画紙2を露光するように構成されている。
【0015】
光源5bには、R、G、Bの3色の光学フィルタからなる回転フィルタが備えられており、この回転フィルタを回転位相制御することにより、R、G、Bの内の1つが選択的に光源に対向し、その色のフィルタを介して選択色の光が光ファイバーを通じてシャッターに送られる。デジタルプリント部の方式としては、このPLZTシャッター方式以外に液晶シャッター方式、蛍光ビーム方式、FOCRT方式などが知られており、露光仕様に応じて任意に選択することができる。
【0016】
尚、コントローラ7から送られるプリントデータは、原則として上述のフィルムスキャナー3にて読みとられた画像データに基づくものであるが、コントローラ7に接続される外部画像入力部7cから入力された画像データをデジタルプリント部5に送って印画紙2に露光することも可能である。又、フィルムスキャナー3又は外部画像入力部7cからコントローラ7に入力された画像データは、印画紙2にプリントした場合に得られるであろうシミュレート画像としてモニター7aに表示され、操作者は、そのモニター7aの表示を確認しながら操作卓7bから画像の色調等を修正するための指示を入力でき、その修正後の画像データがデジタルプリント部5に送られる。
【0017】
上述したように、このデジタルプリント部5は、図3に示すように、複数列の、この実施例では2列に並んだ印画紙2のそれぞれを同時に露光できるものである。このため、印画紙搬送機構8は印画紙2を単列で搬送する印画紙供給ライン8Aと、印画紙2を2列で搬送する露光搬送ライン8Bと現像搬送ライン8Cとに区分けされ、印画紙供給ライン8Aと露光搬送ライン8Bとの間に、印画紙供給ライン8Aから順次送られてくる印画紙2を露光搬送ライン8Bの各列に振り分ける振り分け装置4が設けられている。
【0018】
印画紙供給ライン8Aにはマガジン10から引き出された印画紙2をプリントサイズに合わせてカットするペーパーカッター11が設けられており、このペーパーカッター11の下流側に位置するバックプリント部12が設けられている。バックプリント部12は、印画紙2の裏面(非感光面)に、フィルムIDやコマ番号、さらにプリントデータ作成時に行われた画像処理を示す補正情報などを印字するものであり、通常ドットインパックトプリンタが用いられている。
又、印画紙供給ライン8Aには、バックプリント部12を挟むように配置された、2対の搬送ローラ81と、マガジン10から印画紙2を引き出す搬送ローラ82とを備えており、搬送ローラ81,82は夫々図示しないモータに回転駆動される。
【0019】
露光搬送ライン8Bには、印画紙2を露光ヘッド5aによる露光位置EPに位置させるように搬送する搬送手段TMが設けられており、この搬送手段TMは、振り分け装置4から印画紙2を受け取る受け入れローラ83と、露光ヘッド5aによる露光位置EPの印画紙搬送方向両側の露光搬送用の挟持ローラ84と、二つの挟持ローラ84の間の配置されて、露光位置EPにおいて露光ヘッド5aに対する印画紙2の存在位置を規制するための印画紙受け部材87と、受け入れローラ83及び挟持ローラ84を回転駆動するモータ(図示を省略)と、その他適宜図示を省略するガイド部材とが備えられて構成されている。
【0020】
これらのローラ83,84は何れも2列をカバーする幅広ローラであるが、露光搬送用の挟持ローラ84が単に幅広の駆動側ローラ84aと圧着ローラ84bとの対であるのに対し、受け入れローラ83は、2列をカバーする駆動側ローラ83aと、夫々1列分の幅をカバーする右列用の圧着ローラ83b又は左列用の圧着ローラ83cとの対として構成されている。
受け入れローラ83の左右の圧着ローラ83b,83cは、その圧着・解放操作は互いに独立的に行うことができる。つまり、2枚のカット印画紙2を順番に左右の圧着ローラ83b,83cで受け取り保持し、同時に2枚の印画紙2を露光位置EPへ送り出すことができる。
【0021】
露光位置EPの印画紙搬送方向両側に配置される挟持ローラ84は、夫々、図2に示すように、駆動側ローラ84aの回転軸心と圧着ローラ84bの回転軸心とを結ぶ直線が印画紙搬送方向と直行する線から角度θだけ、露光位置EP側に傾いている。従って、搬送方向上流側の挟持ローラ84の駆動側ローラ84aと圧着ローラ84bとが当接して印画紙2を挟持する位置における接線方向すなわち挟持ローラ84による印画紙2の搬送方向が、印画紙搬送方向上流側の挟持ローラ84の存在位置よりもさらに搬送上流側で印画紙2を案内する上流側ガイド部材85の案内面の案内方向から傾いており、その挟持ローラ84によって印画紙2の進路をわずかに変更している。
【0022】
同様に、搬送方向下流側の挟持ローラ84の駆動側ローラ84aと圧着ローラ84bとが当接して印画紙2を挟持する位置における接線方向も、二つの挟持ローラ84の間の露光位置EPに配置される印画紙受け部材87の印画紙受け面87aによる案内方向から傾いており、その挟持ローラ84によって印画紙2の進路をわずかに変更している。
この傾きによって、二つの挟持ローラ84に挟まれる範囲で、搬送される印画紙2が印画紙受け部材87に押し付けられる。
尚、上記角度θは、5〜15度程度が望ましい。
【0023】
上述のように、二つの挟持ローラ84によって、印画紙2の進路が変更されるのであるが、駆動側ローラ84aと圧着ローラ84bとが当接して印画紙2を挟持する位置が、印画紙受け部材87の印画紙受け面87aに近接する状態で配置され、平面に形成された印画紙受け面87aと、上流側ガイド部材85の案内面と、印画紙搬送方向下流側の挟持ローラ84の存在位置よりもさらに搬送下流側で印画紙2を案内する下流側ガイド部材86の案内面とが、互いに平行で且つ略面一となるように配置されているので、各挟持ローラ84の印画紙搬送方向両側における印画紙2の搬送姿勢が略直線状となる。
【0024】
印画紙供給ライン8Aと露光搬送ライン8Bとの間に配置される振り分け装置4は、図4乃至図6に示すように、垂直に延びた板状の保持体20、保持体20の表側の表面上に上下方向に移動可能に支持された一対の搬送体40、および、各搬送体40上に水平方向に移動可能に支持された挟持搬送ユニット60を備えている。
保持体20の裏側と本体19の間には、水平に配置されたレール21aとボール21bで構成されたスライド機構21が設けられているので、点検等の目的で、振り分け装置4の全体を保持体20ごと本体19から水平方向外側に引き出すことができる。
【0025】
搬送体40については、図5に示されるように、保持体20の中心軸Yを挟んで振り分け装置4の前記引き出し方向に沿って一対の搬送体40が並設されている。挟持搬送ユニット60についても同様に、保持体20の中心軸Yを挟んで振り分け装置4の前記引き出し方向に沿って一対の挟持搬送ユニット60が並設されている。
図5及び図6に示されるように、各搬送体40は、保持体20上に配置されたモータM2と、モータM2の回転軸に巻き回された無端状の垂直駆動ベルト22によって、保持体20上に配設された垂直ガイドレール24に沿って保持体20の上端と下端の間を上下方向に往復移動することができる。また、保持体20上には、前記往復移動に基づく搬送体40の垂直ガイドレール24上における位置を検出するための第2センサー74が設けられている。
【0026】
一方、各挟持搬送ユニット60は、搬送体40上に配置されたモータM3と、モータM3の回転軸に巻き回された無端状の水平駆動ベルト28によって、保持体20上に配設された水平ガイドレール30に沿って水平に往復移動することができる。各挟持搬送ユニット60は、水平ガイドレール30上を往復移動可能に支持された摺動体60aと、印画紙2を挟持するために摺動体60a上に回転可能に支持された一対の挟持ローラ41とを有する。また、搬送体40上には、前記往復移動に基づく摺動体60aの水平ガイドレール30上における位置を検出するための第1センサー72が設けられている。
挟持ローラ41の内、一方の挟持ローラ41bは、摺動体60a上に回転自在に支持された伝導軸36の一端に一体回転可能に連結されており、伝導軸36の他部位には入力ギヤ34がやはり一体回転可能に連結されている。他方の挟持ローラ41aは遊転自在に支持されている。なお、入力ギヤ34と挟持ローラ41bの間には、ワンウェイクラッチが介装されている。
【0027】
より具体的には、図6によく示されるように、遊転自在な挟持ローラ41aは、伝導軸36上に揺動可能に支持された揺動アーム38上に回転自在に支持されており、この揺動アーム38上には他に、印画紙2を挟持ローラ41の間に案内するための一対のガイド板42a,42bが固定されており、その結果、挟持ローラ41は印画紙2を正しい姿勢で挟持することができる。そして、揺動アーム38は、挟持ローラ41が水平に並び、ガイド板42a,42bが垂直(保持体20の面と平行)に延びる搬送姿勢と、挟持ローラ41が垂直に並び、ガイド板42a,42bが水平に延びる受入れ姿勢の間で揺動可能である。揺動アーム38は更に、揺動アーム38と摺動体60aの間に介装された図示しない捻りコイルばねの復元力によって、前記搬送姿勢に付勢されている。一方、保持体20からは、一対の板状操作部材62が保持体20と平行に延びており、揺動アーム38は、保持体20に対する摺動体60aの位置に応じて、板状操作部材62と接当して操作され、捻りコイルばねの復元力に抗して前記受入れ姿勢に保持される。
印画紙供給ライン8Aにおける搬送横幅方向での中心位置は、図5における中心軸Yに一致させてあり、又、印画紙供給ライン8Aにおける印画紙の搬送高さと、挟持ローラ41が下降して板状操作部材62の作用に上記受け入れ姿勢となったときのガイド板42a,42bの高さとを一致させてある。
【0028】
次に、振り分け装置4の動きについて説明する。
図7(a)は、初期状態を示している。ここでは、搬送体40のうちの右側の搬送体40Rは保持体20の最下端まで下がった位置にあり、しかも、右側の搬送体40Rの挟持搬送ユニット60Rは、搬送体40R上の左端にある。そして、右の挟持搬送ユニット60Rの入力ギヤ34は、印画紙供給ライン8Aの搬送方向下流端側に備えられている搬送ローラ81の回転軸に中間ギヤを介してギヤ連結された出力ギヤ54と係合状態にある。
一方、搬送体40のうちの左側の搬送体40Lは保持体20の最下端よりも若干上方のホームポジションにあり、左側の搬送体40Lの挟持搬送ユニット60Lは、搬送体40L上の左端位置にある。
【0029】
この時、右側の挟持搬送ユニット60R上の挟持ローラ41は、最も中心軸Yに近づき、印画紙供給ライン8Aから送り出された水平姿勢の印画紙2を挟持し始めている。前述したように、この搬送体40Rが下端にある位置では、揺動アーム38は、板状操作部材62との接当によって、前記受入れ姿勢、言い換えれば、挟持ローラ41が上下に並んだ状態に操作保持されている。
印画紙供給ライン8Aの搬送ローラ81が図示しないモータにて回転駆動されると、印画紙3はその搬送ローラ81にて搬送されると共に、中間ギヤ52,出力ギヤ54及び入力ギヤを介して搬送ローラ81と連動する挟持ローラ41にて搬送される。この搬送は、印画紙2が印画紙供給ライン8Aから完全に離れて、挟持ローラ41にてその印画紙2の搬送方向後端寄りの位置が挟持される状態となったのを図示しないセンサが検出したときに、図7(b)搬送体40Rが上昇を開始することによって出力ギヤ54と入力ギヤ34との歯合が解除されて停止される。
【0030】
搬送体40Rは、上述のようにモータM2の作動により上昇し、これに連動して、挟持搬送ユニット60Rが、モータM3の作動により搬送体40R上を紙面の右側に向かって移動を開始する。この搬送体40Rの上方移動の初期に、揺動アーム38は、板状操作部材62との接当から解放されるので、前記搬送姿勢に切り替えられる。
【0031】
図8(a)は、搬送体40Rが保持体20の上端位置に到達し、同時に、挟持搬送ユニット60Rが搬送体40R上の右端位置に到達した状態を示している。更に、図8(b)では、挟持搬送ユニット60Rの挟持ローラ41が右側の受け入れローラ83のうちの右列用の圧着ローラ83bに印画紙2を搬出し、受け入れローラ83これをデジタルプリント部5へ送る。
この図8(a)の状態では、既に左側の挟持搬送ユニット60Lの挟持ローラ41が前記受け渡し部にて、次の印画紙2を挟持開始しているのが判る。
図8(b)では、右側の挟持搬送ユニット60Rの挟持ローラ41から受け入れローラ83への印画紙2の受け渡しが完了しようとしており、同時に、左側の挟持搬送ユニット60Lは、次の印画紙2を受け入れローラ83に向かって搬送開始している。
【0032】
図9(a)に示されるように、左側の挟持搬送ユニット60Lの挟持ローラ41が次の印画紙2を左側の受け入れローラ83に受け渡し開始するタイミングでは、右側の挟持搬送ユニット60Rは再びさらに次の印画紙2を挟持搬送するために印画紙供給ライン8Aから印画紙2を受け取るための位置に向かって搬送され始め、図9(b)に示されるように、その受け取るための位置に到着するより前に、挟持搬送ユニット60Rが搬送体40R上の左端位置まで移動し、その後、印画紙供給ライン8Aから印画紙2を受け取るための位置に到着する。すなわち、各挟持搬送ユニット60R,Lの入力ギヤ34の、前記受け渡し部の各出力ギヤ54との係合操作は、これらギヤの周方向から行われる。
このように、左右の挟持搬送ユニット60L,Rが交互に、上下に往復することによって、印画紙供給ライン8Aから一列状に排出される印画紙2を、左右2列の露光搬送ライン8Bに交互に振り分け供給する。
【0033】
尚、上記図7乃至図9にて示す動作説明では、露光搬送ライン8B において、振り分け装置4から受け取った印画紙2をそのまま直ちに搬送するものとしているので、露光搬送ライン8B の左右の搬送列で搬送される一対の印画紙2が搬送方向で若干位置ずれしているが、上述のように、2枚のカット印画紙2を順番に左右の圧着ローラ83b,83cで受け取り保持し、同時に2枚の印画紙2を露光位置EPへ送り出すことができるので、この一対の印画紙2が搬送方向で位置ずれのない状態で搬送するようにしても良い。
【0034】
〔別実施形態〕
以下、本発明の別実施形態を列記する。
▲1▼ 上記実施の形態では、露光位置EPに近くにおいて印画紙2の存在位置を規制する印画紙受け部材87は、それの印画紙受け面87aが平面となるように形成されているが、図10に示すように、印画紙受け部材87の印画紙受け面87aを、印画紙搬送方向視で搬送経路横幅方向に直線状で且つ印画紙搬送方向と直交する方向視で円弧状となる形状に形成しても良い。
この場合では、露光用の挟持ローラ84の駆動側ローラ84aと圧着ローラ84bとが当接して印画紙2を挟持する位置における接線方向すなわち挟持ローラ84による印画紙2の搬送方向は、印画紙受け面87の印画紙搬送方向端部における接線方向と一致させておけば良い。すなわち、図10に示す別実施形態では、露光用の挟持ローラ84自体ではなく、印画紙受け部材87自体が、印画紙2を印画紙受け部材87に押し付けるように、印画紙2の進路を変更する機能を有する。
【0035】
▲2▼ 上記実施の形態では、露光手段EMは、いわゆるデジタル露光式のものを例示しているが、フィルムの画像を投影露光する投影露光式に構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる画像プリント装置の概略ブロック構成図
【図2】本発明の実施の形態にかかる要部拡大図
【図3】本発明の実施の形態にかかる要部斜視図
【図4】本発明の実施の形態にかかる要部側面図
【図5】本発明の実施の形態にかかる振り分け装置の概略構成図
【図6】本発明の実施の形態にかかる振り分け装置の要部斜視図
【図7】本発明の実施の形態にかかる振り分け装置の動作説明図
【図8】本発明の実施の形態にかかる振り分け装置の動作説明図
【図9】本発明の実施の形態にかかる振り分け装置の動作説明図
【図10】本発明の別実施形態にかかる要部拡大図
【符号の説明】
EM 露光手段
TM 搬送手段
2 印画紙
84 挟持ローラ
87 印画紙受け部材
87a 印画紙受け面

Claims (5)

  1. 印画紙に画像を露光するための露光手段と、
    前記印画紙を、前記露光手段による露光位置に位置させるように搬送する搬送手段とが設けられた画像プリント装置であって、
    前記露光位置において前記露光手段に対する前記印画紙の存在位置を規制するために、前記印画紙の感光面と反対側の面を支持する印画紙受け部材が設けられ、
    前記搬送手段は、前記印画紙を挟持搬送するために、印画紙搬送方向における前記露光位置の両側に配置された挟持ローラを有し、
    前記挟持ローラの各々を構成する互いに当接する2つのローラの接線方向は前記印画紙受け部材の印画紙受け面から傾斜しており、
    前記傾斜のために、前記挟持ローラによって送り出される前記印画紙は、前記印画紙受け面に当て付けられ、前記印画紙受け面にて向きを変えられ、前記印画紙受け面に押し付けられた状態で移動するように構成されている画像プリント装置。
  2. 前記印画紙受け面は平面状に形成されている請求項1記載の画像プリント装置。
  3. 前記露光手段は、印画紙搬送方向と交差する方向において画像の全幅で且つ印画紙搬送方向において画像の幅の一部について、画像を画素毎に露光量を設定した状態で前記印画紙を露光するように構成されている請求項1又は2記載の画像プリント装置。
  4. 前記搬送手段は、
    前記各挟持ローラにおける前記印画紙を挟持する位置が、前記印画紙受け部材における印画紙受け面に近接する状態で配置され、
    前記各挟持ローラの印画紙搬送方向両側における前記印画紙の搬送姿勢が略直線状となるように、前記印画紙を案内するように構成されている請求項記載の画像プリント装置。
  5. 印画紙に画像を露光するための露光手段と、
    前記印画紙を、前記露光手段による露光位置に位置させるように搬送する搬送手段とが設けられた画像プリント装置であって、
    前記露光位置において前記露光手段に対する前記印画紙の存在位置を規制するために、前記印画紙の感光面と反対側の面を支持する印画紙受け部材が設けられ、
    前記搬送手段は、前記印画紙を挟持搬送するために、印画紙搬送方向における前記露光位置の両側に配置された挟持ローラを有し、
    前記印画紙受け部材の印画紙受け面の前記挟持ローラの軸芯に沿った方向視での形状は、前記露光手段側に円の中心を有する円弧状であり、
    前記挟持ローラの各々を構成する互いに当接する2つのローラの接線方向は印画紙搬送方向から傾斜しており、
    前記傾斜のために、前記挟持ローラによって送り出される前記印画紙は、前記印画紙受け面に沿って円弧状に移動するように構成されている画像プリント装置。
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