JP2002023273A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP2002023273A
JP2002023273A JP2000203358A JP2000203358A JP2002023273A JP 2002023273 A JP2002023273 A JP 2002023273A JP 2000203358 A JP2000203358 A JP 2000203358A JP 2000203358 A JP2000203358 A JP 2000203358A JP 2002023273 A JP2002023273 A JP 2002023273A
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pressure
exposure
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JP2000203358A
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English (en)
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Yasunobu Shimamura
泰伸 嶋村
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主走査方向に沿って多数並ぶ画素に対応する
露光スポットを記録紙上に形成する露光ヘッドと、記録
紙を主走査方向と交差する副走査方向に沿って搬送する
ための搬送機構とを備え、搬送機構は、副走査方向に関
して画素形成点の上流側の第1ローラ対と、下流側の第
2ローラ対と、各ローラ対を所定速度で回転駆動する手
段とを有し、各ローラ対は、固定ローラと、固定ローラ
に対して変位可能な軸芯を備えた圧着ローラとを有し、
記録紙の搬送過程において、圧着ローラを、記録紙を圧
着する圧着位置と、圧着解除する圧着解除位置との間で
切り換える操作手段とを備えた露光装置において、記録
紙の搬送速度の変化に基づく欠陥が画像に生じ難い露光
装置を提供する。 【解決手段】 固定ローラ83と圧着解除位置における
圧着ローラ84の間の間隔と記録紙2の厚さとの差が
0.5mm以下となるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は露光装置に関し、よ
り具体的には、本発明は、主走査方向に沿って多数並ぶ
画素に対応する露光スポットを記録紙上に形成する露光
ヘッドと、前記記録紙を前記主走査方向と交差する副走
査方向に沿って搬送するための搬送機構とを備え、前記
搬送機構は、前記副走査方向に関して前記露光ヘッドの
上流側に位置する第1ローラ対と、前記副走査方向に関
して前記露光ヘッドの下流側に位置する第2ローラ対
と、前記第1と第2の各ローラ対の少なくとも一方を所
定速度で回転操作するための駆動手段とを有し、前記第
1と第2の各ローラ対は、固定された軸芯周りで回転可
能な固定ローラと、前記固定ローラに対して変位可能な
軸芯を備えた圧着ローラとを有し、さらに、前記圧着ロ
ーラを、前記固定ローラと前記圧着ローラとで前記記録
紙を圧着する圧着位置と、前記記録紙を圧着解除する圧
着解除位置との間で切り換え可能な変位操作手段とを備
えた露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような構成を持つ露光装置では、
記録紙が第1ローラ対と第2ローラ対との協働作用によ
って露光ヘッドの正面位置を副走査方向に沿って1画素
ずつ進む毎に、主走査方向に沿って多数並ぶ画素に対応
する露光スポットを記録紙上に形成して行けば、記録紙
に二次元の画像を形成することができる。
【0003】ところで、第1ローラ対によって画素形成
点向きに送り出された記録紙が圧着状態の第2ローラ対
のニップに進入する時には、記録紙の先端と前記ニップ
箇所との衝突を伴うために、急激な負荷の増大が搬送機
構の駆動手段(電動モータなど)の回転に影響を及ぼし
て、記録紙上の画像に主走査方向に延びた細いバンド状
の欠陥が発生する傾向がある。しかし、変位操作手段を
用いることで、第1ローラ対によって露光ヘッドの正面
に向かって送り出された記録紙の先端を予め圧着解除位
置に保持された第2ローラ対の間に受入れ、受入れ完了
後に第2ローラ対を圧着位置に切り換えるという一連の
操作を行うことによって、上記欠陥の発生傾向を抑制す
ることができた。因みに、第2ローラ対によって引き続
き搬送される記録紙の後端が第1ローラ対のニップから
抜け出す時にも、急激な負荷の減少が搬送機構の駆動手
段の回転に影響を及ぼして、やはり、記録紙上の画像に
欠陥が発生する場合がある。この現象に対しても、変位
操作手段を用いることで、第2ローラ対によって搬送さ
れる記録紙の後端が第1ローラ対のニップから抜け出す
タイミングより少し前に予め第1ローラ対を圧着解除位
置に切り換えておくという操作を行うことによって、上
記欠陥の発生傾向が抑制される。
【0004】しかし、上記の変位操作手段による一連の
操作を実施しても未だ、主走査方向に延びた細いバンド
状の欠陥が記録紙の画像に見られる場合のあることが判
明した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、上に例示した従来技術による露光装置の持つ前
述した欠点に鑑み、記録紙の搬送速度の変化に基づく主
走査方向に延びた細いバンド状の欠陥が記録紙の画像に
生じ難い露光装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る露光装置は、特許請求の範囲の第1項
から第6項に記された特徴構成を備えている。すなわ
ち、本発明の特許請求の範囲第1項による露光装置は、
少なくとも第2ローラ対に関して、前記固定ローラと前
記圧着解除位置における前記圧着ローラの間の間隔と前
記記録紙の厚さとの差が0.5mm以下となるように構
成されていることを特徴構成としている。
【0007】すなわち、固定ローラと圧着解除位置にお
ける圧着ローラの間の間隔と記録紙の厚さとの差が1.
0mmなどと大きければ、操作手段によって第2ローラ
対の圧着ローラを圧着解除位置から圧着位置に切り換え
る際、固定ローラと対向する圧着ローラの周面部位が移
動する距離も1mmと大きくなり、(操作手段、例え
ば、圧着ローラを固定ローラに向けて常に付勢している
付勢手段の作用力に基づく加速度に基づいて)圧着ロー
ラの周面はより高速で記録紙に(或いは、記録紙を介し
て固定ローラに)接当するので、ローラ対を介して記録
紙を搬送している駆動手段に与えられる負荷変動が大き
くなり、結果的に、圧着ローラが圧着位置に切り換えら
れる際の衝撃に基づくバンド状の欠陥が形成される傾向
が目立ってくる。
【0008】しかし、本発明の特許請求の範囲第1項に
よる露光装置では、上記のような特徴構成を備えている
ために、操作手段によって第2ローラ対の圧着ローラを
圧着位置に切り換える際、固定ローラと対向する圧着ロ
ーラの周面部位が移動する距離が最小限度に設定されて
いるので、(操作手段の作用力に基づいて加速されるま
でもなく)圧着ローラの周面は比較的低速で記録紙に接
当するので、ローラ対の回転駆動を介して記録紙を搬送
している駆動手段に与えられる負荷変動が充分に小さ
く、したがって、圧着ローラが圧着位置に切り換えられ
る際の衝撃に基づくバンド状の欠陥が生じ難い。
【0009】尚、より具体的には、前記第1ローラ対の
前記圧着ローラと前記第2ローラ対の圧着ローラの間
に、記録紙の乳剤層と対向するガイド面を備えた前面ガ
イド部材が設けられており、前記ガイド面の前記記録紙
の厚さ方向での位置は、前記圧着解除位置における前記
圧着ローラの前記固定ローラと対向する前記周面部位と
一致するように、または、前記周面部位よりも前記固定
ローラ側に設定されている構成とすることができる。
【0010】このように構成すれば、第1ローラ対から
送られる記録紙の先端部を圧着解除位置にある第2ロー
ラ対の間に確実に送り込むことができる。しかも、ガイ
ド面の位置は、圧着解除位置における圧着ローラの固定
ローラと対向する周面部位と一致するように、または、
周面部位よりも固定ローラ側に設定されている、言い換
えれば、圧着解除位置にある圧着ローラの一部が、ガイ
ド面に比して固定ローラ側に突出することのないように
構成すれば、第1ローラ対から圧着解除位置にある第2
ローラ対に向けて送られる記録紙の先端部が、第2ロー
ラ対の圧着ローラと接当し難くなり、飽くまで前面ガイ
ド部材のガイド面によって案内されて第2ローラ対の間
を円滑に通過する。したがって、記録紙の先端部が第2
ローラ対の圧着ローラの周面に触れた場合などに生じる
搬送抵抗が原因のバンド状欠陥が生じ難くなる。
【0011】さらに、第1ローラ対の固定ローラと第2
ローラ対の固定ローラの間に、記録紙の基材層と対向す
るガイド面を備えた後面ガイド部材が設けられており、
ガイド面の前記記録紙の厚さ方向での位置は、圧着ロー
ラと対向する固定ローラの周面部位と一致するように、
または、前記周面部位よりも前記固定ローラの軸芯側に
設定されている構成とすることができる。
【0012】このように構成すれば、記録紙をその基材
層を介して後面ガイド部材によって裏側から支持できる
ので、結果的に、記録紙の乳剤層の表面の光出射点から
の距離が過剰になることが防止され、良く焦点の合った
画像を記録紙上に形成することに貢献する。しかも、後
面ガイド部材のガイド面の位置は、圧着ローラと対向す
る固定ローラの周面部位と一致するように、または、固
定ローラの前記周面部位よりも前記固定ローラの軸芯側
に配置されている、言い換えれば、後面ガイド部材のガ
イド面が、固定ローラの前記周面部位に比して圧着ロー
ラ側に突出することのないように設定されているので、
第1ローラ対と第2ローラ対の双方に圧着されながら光
出射点の前を通過する記録紙が後面ガイド部材と接触す
ることに基づく画像の欠陥が生じ難い。
【0013】尚、より具体的には、画像形成部は、主走
査方向に沿って多数並べられた光出射点を画素形成点と
して備えたデジタル露光装置からなり、記録紙は、基材
層と基材層上に設けられた乳剤層とを備えた感光材料か
らなり、固定ローラは記録紙の基材層と対向し、圧着ロ
ーラは記録紙の乳剤層と対向するように構成することが
できる。
【0014】このように構成すれば、記録紙の厚さが常
に一定であるとの条件下では、圧着位置に切り換えられ
た圧着ローラによって記録紙が固定ローラの周面に押付
けられることによって、記録紙の乳剤層の表面の光出射
点からの距離は常に一定に保たれ、光出射点から出射さ
れる光によって良く焦点の合った画像が記録紙上に形成
される。
【0015】また、前面ガイド部材のガイド面と後面ガ
イド部材のガイド面との間に形成される記録紙搬送路の
幅は、記録紙の厚さを超え、且つ、記録紙の厚さとデジ
タル露光装置の光出射点の焦点深度との和を超えないよ
うに設定されている構成とすることができる。
【0016】このように構成すれば、記録紙をガイド面
どうしの間で挟着したりすることなく円滑に案内するこ
とができ、しかも、記録紙の乳剤層の表面は、記録紙の
ガイド面どうしの間での位置変動と無関係に、必ずデジ
タル露光装置の光出射点の焦点深度内に位置することに
なるので、常に良く焦点の合った画像が記録紙上に形成
される。
【0017】さらに具体的には、変位操作手段は、各圧
着ローラと共通の軸芯を中心とした円形の外周面を備え
た被操作ローラと、被操作ローラの外周面との接当を介
して、各圧着ローラを圧着位置と圧着解除位置との間で
切り換え操作するカム面を備えた操作部材とを有する構
成とすることができる。
【0018】このように構成すれば、ステッピングモー
タなどの回転駆動手段によって操作部材を回転乃至は揺
動操作することによって、操作部材のカム面を被操作ロ
ーラの外周面に押付ければ、各圧着ローラを圧着位置と
圧着解除位置との間で滑らかに切り換え操作できる。
【0019】本発明によるその他の特徴および利点は、
以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるで
あろう。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による露光装置を
搭載したプリンタプロセッサを示す概略ブロック図であ
る。 (プリンタプロセッサの全体構造)このプリンタプロセ
ッサは、現像処理済みの写真フィルム(以後単にフィル
ムと称す)1の画像コマから撮影画像を読み取ってデジ
タル画像データに変換するためのフィルムスキャナ3
と、得られたデジタル画像データを処理してプリントデ
ータを作成可能なコントローラ7と、このプリントデー
タに基づいて印画紙2に露光し、コマ画像に対応する画
像の潜像を形成する露光ヘッド5a(画像形成部の一
例)を有するデジタルプリント部5(デジタル露光装置
の一例)と、露光された印画紙2を現像処理する現像処
理部6とを備えている。現像処理部6で現像された印画
紙2は、乾燥工程を経て仕上がりプリントとしてトレイ
94に排出される。
【0021】フィルムスキャナ3は、主な構成要素とし
て、照明光学系30、撮像光学系40、光電変換素子と
してラインCCDセンサ51を用いた光電変換部50、
フィルム1に対する光の照射範囲を決定するとともにフ
ィルム1をラインCCDセンサによるスキャニングのた
めに副走査方向に搬送するオートフィルムマスク10を
備えている。
【0022】照明光学系30は、白色光源としてのハロ
ゲンランプ31、調光フィルタ32、ミラートンネル3
3などから構成され、光源からの光ビームの色分布や強
度分布を整えてフィルム1を照射する。フィルム2から
の透過光ビームを処理する撮像光学系40は、レンズユ
ニット41と光の方向を変えるミラー42などから構成
されている。
【0023】撮像光学系40によって導かれた光ビーム
を光電変換する光電変換部50は、ラインCCDセンサ
51としてRGBの各色を検出するために割り当てられ
た3つのCCDセンサ51a、51b、51cを備えて
いる。各CCDセンサは、主走査方向、つまりフィルム
1の幅方向に配列された多数(例えば5000個)のC
CD素子からなる。赤色用CCDセンサ51aの撮像面
にはフィルム1を透過した光の赤色成分を選択的に通過
させるカラーフィルタが、緑色用CCDセンサ51bの
撮像面にはフィルム1を透過した光の緑色成分を選択的
に通過させるカラーフィルタが、青色用CCDセンサ5
1cの撮像面にはフィルム1を透過した光の青色成分を
選択的に通過させるカラーフィルタが設けられており、
それぞれ、基本的に青色成分、赤色成分、緑色成分のみ
を光電変換する。
【0024】フィルム1のコマ画像がオートフィルムマ
スク10に設定されているスキャン位置に位置決めされ
ると、コマ画像の読取処理が開始され、コマ画像の透過
光は、フィルム搬送機構9によるフィルム1の送りによ
り、順次3つのCCDセンサ51a、51b、51cに
よって読み取られるが、各CCDセンサがフィルム1の
搬送方向に沿って数画素分の間隔を隔てて配置されてい
るので、同一の画素におけるR、G、Bの各成分色の検
出タイミングには時間差が生じるが、これは光電変換部
50の後段での信号処理により同一の画素のR、G、B
画像信号が対応づけられてコントローラ7の所定のメモ
リに格納される。このような、フィルムスキャナー3の
照明光学系30、撮像光学系40、光電変換部50の各
制御もコントローラ7によって行われる。
【0025】デジタルプリント部5には、この実施形態
では、PLZTシャッタ方式が採用されている。つま
り、PLZT素子からなるシャッタアレイが露光ヘッド
5a(画素形成点の一例)を構成している。このPLZ
T素子からなるシャッタアレイは、チタン酸ジルコン酸
鉛にランタンを添加することにより得られる透明強誘電
性セラミックス材料(PLZT)から構成され、その材
料の有する電気光学効果を利用したもので、各シャッタ
には光源5bから多数の光ファイバを介してR、G、B
各色の光が導入される。このシャッタアレイは印画紙2
の幅方向、つまり主走査方向に沿って延びている。各P
LZT素子、すなわちシャッタに所定レベルの電圧が印
加されると、シャッタは光透過状態になり、その電圧の
印加が停止されると光遮断状態となる。従って、コント
ローラ7からプリントデータに基づいて各画素に対応す
るシャッタに駆動電圧が印加されると、そのシャッタが
開いて光源から導入されている色の光が印画紙2に照射
される。光源5bには、R、G、Bの3色の光学フィル
タからなる回転フィルタが備えられており、この回転フ
ィルタを回転位相制御することにより、R、G、Bの内
の1つの色のフィルタが選択的に光源に対向し、その色
のフィルタを介して選択色の光が光ファイバーを通じて
シャッタに送られる。デジタルプリント部の方式として
は、このPLZTシャッタ方式以外に液晶シャッタ方
式、蛍光ビーム方式、FOCRT方式、DMD(デジタ
ルマイクロミラーデバイス)方式などが知られており、
設計時に露光仕様に応じて選択することができる。
【0026】このデジタルプリント部5は、2列に並ん
だカット印画紙2を同時に露光できる。したがって、図
1に示されるように、印画紙搬送ライン8は、カット印
画紙2を単列で搬送する印画紙供給ライン8Aと、カッ
ト印画紙2を2列で搬送可能な露光搬送ライン8Bと現
像搬送ライン8Cとに区分けされており、印画紙供給ラ
イン8Aと露光搬送ライン8Bとの間に、印画紙供給ラ
イン8Aから順次送られてくる印画紙2を露光搬送ライ
ン8Bの各列に振り分ける振り分け装置4が設けられて
いる。印画紙供給ライン8Aは、乳剤面を外側にして印
画紙2をロール状に収納している2つの印画紙マガジン
2Aと2Bのいずれか一方から選択的に印画紙2を引き
出す引き出しローラ群からなる引き出し搬送部と、振り
分け装置4に印画紙2を受け渡す振り分け前搬送部とか
ら構成されている。
【0027】振り分け前搬送部の上流端には、印画紙マ
ガジン2A又は2Bから引き出された印画紙2をプリン
トサイズに合わせてカットするペーパーカッター12が
設けられている。また、このペーパーカッター12の下
流側には、印画紙2の裏面(基材層)に、フィルムID
やコマ番号、さらにプリントデータ作成時に行われた画
像処理を示す補正情報などを印字するためのバックプリ
ント部13が設けられている。
【0028】露光搬送ライン8Bは、高い露光品質を実
現するために高精度の一体的なユニットとして製作され
た露光用印画紙搬送装置80Mと、振り分け装置4から
主走査方向に沿って2列に並んだカット印画紙2(記録
紙の一例)を受け取って露光用印画紙搬送装置80Mに
引き渡す中間搬送ローラユニット80Cとを備えてい
る。露光用印画紙搬送装置80Mは、露光ヘッド5aの
上流側に位置する第1露光搬送ローラユニット80A
(第1ローラ対の一例)と、露光ヘッド5aの下流側に
位置する第2露光搬送ローラユニット80B(第2ロー
ラ対の一例)とからなる。
【0029】図2に示すように、第1露光搬送ローラユ
ニット80Aは、カット印画紙2の基材層側に接当する
第1駆動ローラ81(固定ローラの一例)と、この第1
駆動ローラ81及びカット印画紙2の乳剤層側に対向す
る第1圧着ローラ82(圧着ローラの一例)を有する。
同様に、第2露光搬送ローラユニット80Bは、カット
印画紙2の基材層側に接当する第2駆動ローラ83(固
定ローラの一例)と、この第2駆動ローラ83及びカッ
ト印画紙2の乳剤層側に対向する第2圧着ローラ84
(圧着ローラの一例)を有する。第1・第2駆動ローラ
81、83は、モータM1に接続された1つの駆動プー
リ89と、ベルト伝動機構89aとを介して同期駆動さ
れる(モータM1と駆動プーリ89とベルト伝動機構8
9aはいずれも駆動手段の一例)。
【0030】固定ローラとしての第1・第2駆動ローラ
81、83は、剛性の高い外周面を備えている。因み
に、この実施形態では、アルミニウム製のローラの外周
面を更にセラミック層で被覆することによって形成され
ている。他方、圧着ローラとしての、第1・第2圧着ロ
ーラ82,84の外周面は、ゴム等の弾性材料からな
る。
【0031】第1圧着ローラ82は、図4に示されるカ
ム機構60(変位操作手段の一例)によって、第1圧着
ローラ82と駆動ローラ81とで印画紙2を圧着する圧
着位置と、両ローラどうしが前記圧着位置よりも離間し
て印画紙2を圧着解除する圧着解除位置との間で切り換
え可能となっている。全く同様に、第2圧着ローラ84
は、カム機構60の作用によって、第2圧着ローラ84
と駆動ローラ83とで印画紙2を圧着する圧着位置と、
両ローラどうしが前記圧着位置よりも離間して印画紙2
を圧着解除する圧着解除位置との間で切り換え可能とな
っている。その結果、必要に応じて、第1圧着ローラ8
2と第2圧着ローラ84の位置の組み合わせに基づい
て、印画紙2が第1露光搬送ローラユニット80Aのみ
によって搬送される形態と、第2露光搬送ローラユニッ
ト80Bのみによって搬送される形態と、第1・第2露
光搬送ローラユニット80A、80Bの両方によって搬
送される形態とが実現できる。
【0032】振り分け装置4は、ペーパーカッター12
によってカットされた印画紙2を受け取って、中間搬送
ローラユニット80Cの左右の列位置に交互に移載する
チャッカー式のX−Y移動機構から構成されている。幅
広の大型印画紙2を取り扱う場合は1列での露光となる
ので、単に印画紙供給ライン8Aから受け取った印画紙
2を、主走査方向には移動させることなく、そのまま中
間搬送ローラユニット80Cに引き渡すだけである。
【0033】(印画紙搬送装置の構造)次に、図3、図
4、および図5を用いて、印画紙搬送装置80、特にカ
ム機構60について詳しく説明する。図2、図4、およ
び図5に示されるように、第1圧着ローラ82は、軸8
7a周りで揺動可能にハウジング80aに支持された一
対の揺動アーム86aの遊端付近に、第1圧着ローラ8
2の両端から外向きに延びた軸85aを介して、回転可
能に支持されている。同様に、第2圧着ローラ84は、
軸87b周りで揺動可能にハウジング80aに支持され
た一対の揺動アーム86bの遊端付近に、第2圧着ロー
ラ84の両端から外向きに延びた軸85bを介して、回
転可能に支持されている。この各揺動アーム86a,8
6bの揺動により、第1・第2圧着ローラ82、84
は、印画紙2を第1・第2駆動ローラ81、83の周面
に押しつけて圧着する圧着位置と、印画紙2を圧着解除
した圧着解除位置の間で変位可能となる。尚、揺動アー
ム86a,86bはいずれも、主走査方向の両端付近に
配置された一対のばね88,88によって、前記圧着位
置を取るように常に付勢されている。図4に示されるよ
うに、カム機構60は、第1・第2圧着ローラ82,8
4の両端から外向きに延びた軸85a,85bの一端に
回転自在に支持されたカムフォロア63,64(被操作
ローラの一例)と、カムフォロア63,64の外周面に
作用してこれを操作するためのカム面を備えた第1操作
部材61及び第2操作部材62とを有する。
【0034】カムフォロア63,64は、第1・第2圧
着ローラ82、84と共通の軸芯を中心とした正確な円
形を呈し、金属製など剛性の高い外周面を備える。ま
た、第1・第2操作部材61,62は、不動の軸芯X
1,X2周りで回転可能に支持された円形の外周面を備
えたプーリ61a,62aと、各プーリ61a,62a
の側面に固定され、やはり円形の外周面を有するカム部
材61b,62bとからなる。プーリ61a,62aの
幾何学上の中心は、軸芯X1,X2と一致しているが、
カム部材61b,62bの幾何学上の中心は、軸芯X
1,X2に対して設定された距離だけ偏心しているため
に、カム部材61b,62bの外周面61h,62hは
一定の機能を備えたカム面を構成することになる。
【0035】第1・第2操作部材61,62の背後には
ステッピングモータ67a,67bが配置されている。
第1・第2操作部材61,62は、これらの各ステッピ
ングモータ67a,67b、及び、ステッピングモータ
67a,67bの回転軸と各プーリ61a,62aの間
に巻き回された無端状のタイミングベルト68a,68
bとによって、各々独立した制御に基づいて回転駆動さ
れる。
【0036】尚、図2と図3に示されるように、露光用
印画紙搬送装置80Mの付近には、中間搬送ローラユニ
ット80Cから搬送されて来る印画紙2を前記画素形成
点まで正しく案内し、さらに前記画素形成点から下流側
に円滑に送り出す目的で、印画紙2の乳剤層と対向する
前ガイド面91を備えた前ガイド部材90と、印画紙2
の基材層と対向する後ガイド面93を備えた後ガイド部
材92とが設けられている。前ガイド部材90は、第1
圧着ローラ82の上流側に隣接する上流側前ガイド部材
90aと、第1圧着ローラ82と第2圧着ローラ84の
間に位置する中央前ガイド部材90bと、第2圧着ロー
ラ84の下流側に隣接する下流側前ガイド部材90cと
からなる。後ガイド部材92は、第1駆動ローラ81の
上流側に隣接する上流側後ガイド部材92aと、第1駆
動ローラ81と第2駆動ローラ83の間に位置する中央
後ガイド部材92bと、第2駆動ローラ83の下流側に
隣接する下流側後ガイド部材92cとからなる。上流
側、中央、および下流側の各前ガイド部材90a,90
b,90cに設けられた各前ガイド面91は、共通の平
面上に位置している。また、上流側、中央、および下流
側の各後ガイド部材92a,92b,92cに設けられ
た各後ガイド面93もまた、共通の平面上に位置してい
る。そして、前ガイド部材90の前ガイド面91と後ガ
イド部材92の後ガイド面93との間に、印画紙2用の
搬送路(記録紙搬送路の一例)が形成されている。前記
搬送路の幅W(搬送される印画紙の厚さ方向の幅)は、
当然に印画紙2の厚さ(ここでは0.2mmとしてお
く)を超えており、且つ、印画紙2の厚さとデジタルプ
リント部5の光出射点の焦点深度(ここでは0.5mm
である)との和を超えないように設定されている。ここ
では、前記搬送路の幅Wは、印画紙2の厚さ:0.2m
mとデジタルプリント部5の光出射点の焦点深度:0.
5mmの絶対値との和と一致する0.7mmに設定され
ている(すなわち、W=0.2mm+0.5mm=0.
7mm)。尚、露光ヘッド5aから出射される光ビーム
の焦点位置、言い換えれば、露光ヘッド5aから第1駆
動ローラ81と第2駆動ローラ83の接線までの距離、
或いは、露光ヘッド5aから後ガイド面93までの距離
は、厚さが0.2mmの印画紙2を想定して、この印画
紙2の基材層側が後ガイド部材92の後ガイド面93に
接当した状態において、この乳剤層の面に合致するよう
に設定されているが、前述したようにデジタルプリント
部5の光出射点の焦点深度が0.5mmであるから、厚
さが0.7mmの印画紙まではピントの合った画像を形
成することができる。また、同様にデジタルプリント部
5の光出射点の焦点深度が0.5mmであるから、厚さ
が0.2mmの印画紙2が、何らかの理由で後ガイド部
材92の後ガイド面93から前ガイド面91向きに離れ
ても、幅:Wが0.7mmの前記搬送路内に位置してい
る限り、最大でも0.5mmしか前ガイド面91向きに
変位できないので、やはり、ピントの合った画像を形成
することができる。
【0037】(露光操作)露光ヘッド5aによる露光操
作は、例えば次のような手順で進められる。 〈第1工程〉まず、露光工程が開始されると、図6に示
されるように、露光されるべき印画紙2が中間搬送ロー
ラユニット80Cによって搬送されてくる。この印画紙
2の先端を受け入れるため、第1圧着ローラ82は、圧
着解除位置となっている。この圧着解除位置では、第1
圧着ローラ82と第1駆動ローラ81の間隔は0.7m
mであり、両ローラ間に進入する印画紙2の厚さ:0.
2mmを0.5mm上回る寸法である。この圧着解除位
置は、第1回転カム体61のカム部材61bが、その最
大径部位61pにて第1カムフォロア63と接当するこ
とによって実現する。この時、第2回転カム体62のカ
ム部材62bは、その最大径部位62pと反対側の最小
径部位62qにて第2カムフォロア64と接当している
ため、第2圧着ローラ84は圧着位置となっている。因
みに、図5は、この第1工程の状態を示す図6の状態と
一致している。
【0038】〈第2工程〉次に、印画紙2の先端が第1
圧着ローラ82を通過すると、図7に示されるように、
第1圧着ローラ82が圧着位置に変位して、印画紙2を
第1駆動ローラ81に押しつけるので、印画紙2が第1
駆動ローラ81によって挟持搬送される状態が始まる。
この圧着位置は、ステッピングモータ67aの所定量の
回転駆動に基づいて、第1回転カム体61のカム部材6
1bが、その最小径部位61qにて第1カムフォロア6
3と接当することによって実現する。また、この時点
で、中間搬送ローラユニット80Cはその印画紙2の搬
送の役目を終えて圧着解除状態となる。
【0039】さらに、第1駆動ローラ81の回転が進
み、印画紙2の先端が露光ヘッド5aを通過すると、任
意の時点で露光ヘッド5aによる露光操作を開始するこ
とが可能となる。前述したように、この露光操作時、印
画紙2が前記搬送路の幅W内で印画紙2の厚さ方向で変
位しても、その変位の範囲は露光ヘッド5aの光出射点
の焦点深度の範囲内に納まっているので、印画紙2上に
は充分に焦点の合った画像が形成される。
【0040】〈第3工程〉さらに、第1駆動ローラ81
の回転が進み、印画紙2の先端が第2圧着ローラ84を
通過するより以前に、この印画紙2の先端を受け入れる
ため、図8に示されるように、第2圧着ローラ84は、
圧着解除位置となる。この圧着解除位置では、第2圧着
ローラ84と第2駆動ローラ83の間隔は0.7mmで
あり、両ローラ間に進入する印画紙2の厚さ:0.2m
mを0.5mmだけ上回る寸法である。この圧着解除位
置は、第2回転カム体62のカム部材62bが、その最
大径部位62pにて第2カムフォロア64と接当するこ
とによって実現する。
【0041】〈第4工程〉引き続き、第1駆動ローラ8
1の回転が進み、印画紙2の先端が第2圧着ローラ84
を通過すると、第2圧着ローラ84を図9に示される圧
着位置に変位させるために、ステッピングモータ67b
の所定量の回転駆動に基づいて、第2回転カム体62を
回転操作する。既に述べたように、圧着解除位置から圧
着位置への切り換えに際しては、第2圧着ローラ84は
d=0.5mmという極めて小さな距離を移動するだけ
で、印画紙2を第2駆動ローラ83に押付けるので、第
2圧着ローラ84は、第2圧着ローラ84を圧着解除位
置から圧着位置へと切り換え操作するばね88による加
速を殆ど受けることなく、比較的低速で第2駆動ローラ
83上の印画紙2に到達し、その結果、第2圧着ローラ
84から露光搬送中の印画紙2に加えられる負荷変動が
余り大きくならず、印画紙2に主走査方向に延びたバン
ド状の欠点が生じ難い。上記の第2圧着ローラ84の圧
着位置への切り換えが実施されると、印画紙2が第1駆
動ローラ81と第2駆動ローラ83の両ローラによって
搬送される状態が開始される。
【0042】〈第5工程〉第1駆動ローラ81と第2駆
動ローラ83の回転が進み、印画紙2の先端が第1圧着
ローラ82を抜け出るより以前に、第1露光圧着ローラ
82は、図10に示されるように、圧着解除位置に切り
換えられる。この切り換え操作に際して、第1露光圧着
ローラ82が移動する距離dは0.5mmという極めて
小さな値であるから、印画紙2が圧着状態から解放され
る際に生じる負荷変動が充分に抑制されている。その結
果、負荷の急激な解放に基づく、印画紙2に主走査方向
に延びたバンド状の欠点が生じ難い。因みに、上記の第
1露光圧着ローラ82が移動する距離dの適正値として
選択された0.5mmは、実験的に求められた。すなわ
ち、dの値を種々に変動しつつ実際に印画紙に潜像を形
成して現像することで画像形成する操作を繰り返し、主
走査方向に延びたバンド状の欠点と距離dの関係を調査
した結果、距離dが0.5mm以下であれば、バンド状
の欠点が充分に解消されることが判った。
【0043】尚、前述した各前ガイド面91は、前記圧
着解除位置にある第1と第2圧着ローラ82,84の第
1および第2駆動ローラ81,83と対向する周面部位
よりも、第1および第2駆動ローラ81,83側に僅か
な寸法だけ突出するように形成されている。このように
構成されているために、第1圧着ローラ82によって下
流側に送られながら露光操作中の印画紙2の乳剤層がい
ずれかの部材に接触する場合があっても、摩擦係数の高
い第2圧着ローラ84とは接触せず、飽くまで滑らかな
前ガイド面91と接触するので、第1駆動ローラ81の
回転速度に影響を及ぼし、バンド状の欠点が生じる事態
となり難い。
【0044】また、前述した各後ガイド面93は、第1
と第2圧着ローラ82,84と対向する第1および第2
駆動ローラ81,83の周面部位よりも、少なくとも第
1と第2圧着ローラ82,84側に突出しないように配
置されている。このように構成されているために、第1
乃至は第2駆動ローラ81,83に押付けられることで
搬送される印画紙2の基材層が、後ガイド面93に擦り
付けられるために、第1駆動ローラ81或いは第2駆動
ローラ83の回転速度に影響を及ぼし、バンド状の欠点
が生じる事態となり難い。因みに、この実施形態では、
各後ガイド面93は、第1と第2圧着ローラ82,84
と対向する第1および第2駆動ローラ81,83の周面
部位と面一になるように(すなわち、第1と第2圧着ロ
ーラ82,84と対向する第1および第2駆動ローラ8
1,83の周面部位よりも突出もせず、また、退避もし
ていない状態に)配置されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による露光装置を搭載したプリンタプロ
セッサの概略ブロック図
【図2】露光用印画紙搬送装置の側面図
【図3】図2の露光用印画紙搬送装置の要部の拡大図
【図4】印画紙搬送装置とカム機構を示す斜視図
【図5】図4のカム機構を示す側面図
【図6】カム機構の働きを示す動作模式図
【図7】カム機構の働きを示す動作模式図
【図8】カム機構の働きを示す動作模式図
【図9】カム機構の働きを示す動作模式図
【図10】カム機構の働きを示す動作模式図
【符号の説明】
2 印画紙 5 デジタルプリント部 5a 露光ヘッド 60 カム機構(変位操作手段) 61 第1操作部材 62 第2操作部材 63 カムフォロア(被操作ローラ) 64 カムフォロア(被操作ローラ) 80M 露光用印画紙搬送装置 80A 第1露光搬送ローラユニット(第1ローラ対) 80B 第2露光搬送ローラユニット(第2ローラ対) 81 第1駆動ローラ(固定ローラ) 82 第1圧着ローラ(圧着ローラ) 83 第2駆動ローラ(固定ローラ) 84 第2圧着ローラ(圧着ローラ) 91 前ガイド面 93 後ガイド面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に沿って多数並ぶ画素に対応
    する露光スポットを記録紙上に形成する露光ヘッドと、
    前記記録紙を前記主走査方向と交差する副走査方向に沿
    って搬送するための搬送機構とを備え、前記搬送機構
    は、前記副走査方向に関して前記露光ヘッドの上流側に
    位置する第1ローラ対と、前記副走査方向に関して前記
    露光ヘッドの下流側に位置する第2ローラ対と、前記第
    1と第2の各ローラ対の少なくとも一方を所定速度で回
    転操作するための駆動手段とを有し、前記第1と第2の
    各ローラ対は、固定された軸芯周りで回転可能な固定ロ
    ーラと、前記固定ローラに対して変位可能な軸芯を備え
    た圧着ローラとを有し、さらに、前記圧着ローラを、前
    記固定ローラと前記圧着ローラとで前記記録紙を圧着す
    る圧着位置と、前記記録紙を圧着解除する圧着解除位置
    との間で切り換え可能な変位操作手段とを備えた露光装
    置であって、 少なくとも第2ローラ対に関して、前記固定ローラと前
    記圧着解除位置における前記圧着ローラの間の間隔と前
    記記録紙の厚さとの差が0.5mm以下となるように構
    成されている露光装置。
  2. 【請求項2】 前記第1ローラ対の前記圧着ローラと前
    記第2ローラ対の前記圧着ローラの間に、前記記録紙の
    前記乳剤層と対向するガイド面を備えた前面ガイド部材
    が設けられており、前記ガイド面の前記記録紙の厚さ方
    向での位置は、前記圧着解除位置における前記圧着ロー
    ラの前記固定ローラと対向する周面部位と一致するよう
    に、または、前記周面部位よりも前記固定ローラ側に設
    定されている請求項1に記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記第1ローラ対の前記固定ローラと前
    記第2ローラ対の前記固定ローラの間に、前記記録紙の
    前記基材層と対向するガイド面を備えた後面ガイド部材
    が設けられており、前記ガイド面の前記記録紙の厚さ方
    向での位置は、前記圧着ローラと対向する前記固定ロー
    ラの周面部位と一致するように、または、前記固定ロー
    ラの前記周面部位よりも前記固定ローラの軸芯側に設定
    されている請求項1に記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記露光ヘッドは、主走査方向に沿って
    多数並べられた光出射点を備えたデジタル露光装置から
    なり、前記記録紙は、基材層と前記基材層上に設けられ
    た乳剤層とを備えた感光材料からなり、前記固定ローラ
    は前記記録紙の前記基材層と対向し、前記圧着ローラは
    前記記録紙の前記乳剤層と対向するように構成されてい
    る請求項1から3のいずれか1項に記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記前面ガイド部材の前記ガイド面と前
    記後面ガイド部材の前記ガイド面との間に形成される記
    録紙搬送路の幅は、前記記録紙の厚さを超え、且つ、前
    記記録紙の厚さと前記デジタル露光装置の前記光出射点
    の焦点深度との和を超えないように設定されている請求
    項4に記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 前記変位操作手段は、前記各圧着ローラ
    と共通の軸芯を中心とした円形の外周面を備えた被操作
    ローラと、前記被操作ローラの前記外周面との接当を介
    して、前記各圧着ローラを前記圧着位置と前記圧着解除
    位置との間で切り換え操作するカム面を備えた操作部材
    とを有する請求項1から5のいずれか1項に記載の露光
    装置。
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