JP2001144902A - フィルム画像読取装置用調光フィルタ - Google Patents

フィルム画像読取装置用調光フィルタ

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JP2001144902A
JP2001144902A JP32192599A JP32192599A JP2001144902A JP 2001144902 A JP2001144902 A JP 2001144902A JP 32192599 A JP32192599 A JP 32192599A JP 32192599 A JP32192599 A JP 32192599A JP 2001144902 A JP2001144902 A JP 2001144902A
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Eiko Eko
英光 江子
Takeshi Nishihara
猛 西原
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Noritsu Koki Co Ltd
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線画像を検出しようとするフィルム画像
読取装置であっても、効率良く写真フィルムの撮影画像
の読み取りを行えるに至った。 【解決手段】 光源31aから出射する光を写真フィル
ム1に照射して前記写真フィルム1の画像を読み取るフ
ィルム画像読取装置3のフィルム画像読み取り用の光路
の途中に配置されて、写真フィルムに照射される光を設
定色バランスに調整するフィルム画像読取装置用調光フ
ィルタにおいて、赤外線画像検出手段34による画像検
出を可能とするために設定波長範囲の赤外線の透過を許
容するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源から出射する
光を写真フィルムに照射して前記写真フィルムの画像を
読み取るフィルム画像読取装置のフィルム画像読み取り
用の光路の途中に配置されて、写真フィルムに照射され
る光を設定色バランスに調整するフィルム画像読取装置
用調光フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】かかるフィルム画像読取装置用調光フィ
ルタは、フィルム画像読取装置において、光源から出射
されて写真フィルムに照射される光の色バランスを写真
フィルムの画像の読み取りに適した状態に調整するのに
利用される。このフィルム画像読取装置用調光フィルタ
は、フィルム画像読取装置による写真フィルムに記録さ
れた撮影画像の読み取りは可視光を対象とするものであ
ることから、図4に示す透過率の波長特性のように、不
必要な赤外光を除去するように設定されていた。従っ
て、フィルム画像読取装置に赤外線画像検出手段を備え
て赤外線をも検出対象とする場合は、このような調光フ
ィルタを取り外して検出する必要がある。尚、このよう
に赤外線をも検出対象とする場合としては、写真フィル
ムについた傷や埃を画像として検出しようとする場合が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術のように、調光フィルタを取り外してしまうと、写
真フィルムの撮影画像の読み取りと、赤外線画像の読み
取りとを別個に行う必要があり、処理能力を低下させる
ものとなっていた。本発明は、上記実情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、赤外線画像を検出しよう
とするフィルム画像読取装置であっても、効率良く写真
フィルムの撮影画像の読み取りを行えるようにする点に
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記請求項1記載の構成
を備えることにより、光源から出射された光は、調光フ
ィルタにて所望の色バランスに調整されて写真フィルム
に照射される。この調光フィルタは、赤外線画像検出手
段による画像検出を可能とするために設定波長範囲の赤
外線の透過を許容するように構成されているので、調光
フィルタを透過して写真フィルムに照射された光によっ
て、写真フィルムの撮影画像を読み取ることはもちろん
のこと、写真フィルムの赤外線画像をも読みとることが
できる。これによって、調光フィルタをフィルム画像読
み取り用の光路内に位置させたままで、可視画像及び赤
外画像の何れをも検出可能となり、赤外線画像を検出し
ようとするフィルム画像読取装置であっても、効率良く
写真フィルムの撮影画像の読み取りを行えるようにでき
るに至った。
【0005】上記請求項2記載の構成を備えることによ
り、調光フィルタは上述のように設定波長範囲の赤外線
の透過を許容するのであるが、その設定波長範囲以外の
波長の赤外線の透過を阻止するので、調光フィルタを透
過した赤外線によってフィルム画像読み取り用の光路に
沿って位置する光学部品や写真フィルム等が過熱するこ
とが抑制される。尚、上述のように設定波長範囲以外の
波長の赤外線の透過を阻止するについては、必ずしも設
定波長範囲以外の全範囲について赤外線の透過を阻止す
る必要はなく、光学部品等の温度上昇が許容範囲内に収
まるように透過を阻止する範囲を適宜設定すれば良い。
【0006】上記請求項3記載の構成を備えることによ
り、調光フィルタをフィルム画像読み取り用の光路の途
中に配置すると、赤外線画像検出手段への入射光強度
が、それの出力信号の飽和する光強度以下で且つ飽和状
態の1/2の信号強度以上となる。従って、赤外線画像
検出手段に対して画像検出に十分な赤外線強度を確保し
ながら、その強度が過剰とならないようにしてあり、的
確に赤外線画像を検出することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のフィルム画像読取
装置用調光フィルタの実施の形態を図面に基づいて説明
する。本発明のフィルム画像読取装置用調光フィルタを
使用する画像プリント装置IPはデジタル露光式を採用
しており、図1に示すように、ここでは図示されていな
いフィルム現像機によって現像処理された写真フィルム
(以後単にフィルムと称す)1のコマ画像をデジタル画
像データとして読み取るフィルム画像読取装置としての
フィルムスキャナ3と、取得されたデジタル画像データ
を処理してプリントデータを作成するコントローラ7
と、このプリントデータに基づいて印画紙2にコマ画像
に対応する画像を露光するデジタルプリント部5と、露
光された印画紙2を現像処理する現像処理部6とを備え
ている。現像処理部6で現像された印画紙2は、乾燥工
程を経て仕上がりプリントとして排出される。
【0008】フィルムスキャナ3は、主な構成要素とし
て、照明光学系31、撮像光学系32、CCDセンサを
用いた可視光用光電変換部33、CCDセンサを用いた
赤外線画像検出手段としての赤外光用光電変換部34を
備えている。照明光学系31は、光源としてのハロゲン
ランプ31aと,そのハロゲンランプ31aの光を反射
して略平行光にする反射鏡31bと,赤外線カットフィ
ルタ31cと,ハロゲンランプ31aの出射光を所望の
色バランスに調整するための調光フィルタ31dと,光
の色分布や強度分布を均一にするためのミラートンネル
31eとを備えられて構成されている。
【0009】本実施の形態のフィルムスキャナ3は、上
述のように赤外光用光電変換部34を備えて、詳しくは
後述するがフィルム1に付いている傷や埃の状態を画像
情報として得るように構成されている。従って、上記光
学系も赤外光用光電変換部34により検出対象となる波
長範囲の赤外光の通過を許容する必要がある。このた
め、赤外線カットフィルタ31cは、図2に示すよう
に、原則として約780nm〜約1100nmの赤外線
の波長範囲で透過率を十分低くしているのであるが、赤
外光用光電変換部34の検出対象となる約820nm〜
約890nmの波長範囲で透過率を若干高く設定してい
る。
【0010】又、調光フィルタ31dは、図3に示すよ
うに、約780nmよりも短波長側の可視光領域で透過
率に所定の波長依存性を持たせて色バランスを調整する
と共に、約790nm〜約1000nmの赤外線の範囲
では原則として透過率を十分低くしながらも、赤外光用
光電変換部34の検出対象となる約820nm〜約89
0nmの波長範囲で透過率を若干高く設定している。す
なわち、赤外光用光電変換部34による画像検出を可能
とするために上記の設定波長範囲の赤外線の透過を許容
し、且つ、上記の設定波長範囲以外の波長の赤外線の透
過を阻止するように構成されている。尚、調光フィルタ
31dは、約1000nmから長波長側で徐々に透過率
が上昇しているが、この領域でも透過率を更に低くして
も良い。赤外線カットフィルタ31c及び調光フィルタ
31dに上述のような波長特定を持たせるために、これ
らのフィルタは多層膜からなるいわゆる干渉フィルタに
て形成しているが、上記夫々の波長特性を単一のガラス
フィルタにて実現しても良いし、低コスト化のために波
長特性の異なる複数のガラスフィルタを重ね合わせて実
現しても良い。
【0011】撮像光学系32は、ズームレンズユニット
32aと,光線の進行方向を屈曲させるミラー32b
と,赤外線カットフィルタ32cとを備えて構成されて
いる。ミラー32bは、いわゆるコールドミラーと同等
の反射面を有し、可視光はミラー32bの反射面で反射
されて光線の進路が90度屈曲されるが、赤外光は大部
分がミラー32bを通過してそのまま直進する。赤外線
カットフィルタ32cは、ミラー32bによって反射さ
れた若干の赤外光を確実に除去するためのもので、上述
の照明光学系31の赤外線カットフィルタ31cとは異
なり、約820nm〜約890nmの波長範囲において
も透過率を十分低く設定してある。
【0012】上述の赤外線カットフィルタ31c及び調
光フィルタ31dにおける赤外光用光電変換部34の検
出対象となる約820nm〜約890nmの赤外線の波
長範囲での透過率、並びに、上記ミラー32bにおける
当該波長範囲における透過率は、ミラー32bを透過し
て赤外光用光電変換部34へ入射する赤外光の入射光強
度が、それの出力信号の飽和する光強度以下で且つ飽和
状態の1/2の信号強度以上となる光強度の範囲内とな
るように設定されている。
【0013】可視用光電変換部33は、撮像光学系32
によって導かれた光ビームのうち可視光を光電変換する
もので、可視光用CCDラインセンサユニット33a
と,その可視光用CCDラインセンサユニット33aの
検出信号を増幅及びA/D変換等の処理を行ってコント
ローラ7に出力する可視光用信号処理回路33bとが備
えられて構成されている。可視光用CCDラインセンサ
ユニット33aは、主走査方向つまりフィルム1の幅方
向に多数(例えば5000個)配列された受光素子とそ
れらの受光素子で発生した電荷を転送する転送部等との
組が赤色(R),緑色(G),青色(B)の各色に対応
して設けられ、それらが1チップに集積されている。
又、各受光素子の受光面には夫々R,G,Bのカラーフ
ィルタが形成されている。
【0014】赤外光用光電変換部34は、赤外光用CC
Dラインセンサユニット34aと,その赤外光用CCD
ラインセンサユニット34aの検出信号を増幅及びA/
D変換等の処理を行ってコントローラ7に出力する赤外
光用信号処理回路34bとが備えられて構成されてい
る。赤外光用CCDラインセンサユニット34aは、可
視光用CCDラインセンサユニット33aと同様の構成
であるが、可視光用CCDラインセンサユニット33a
がR,G,B夫々に対応して3つのCCDラインセンサ
が備えられているのに対し、赤外光用のCCDラインセ
ンサのみが設けられている。
【0015】フィルム1のコマ画像が所定のスキャン位
置に位置決めされると、コマ画像の読取処理が開始され
る。コマ画像の投影光像は、フィルム搬送機構9による
フィルム1の副走査方向への送り操作により、複数のス
リット画像に分割された形で順次可視光用CCDライン
センサユニット33a及び赤外光用CCDラインセンサ
ユニット34aによって読み取られ、R、G、Bの色成
分の画像信号及び赤外成分の画像信号に光電変換され、
生のデジタル画像データとしてコントローラ7に送られ
る。このような、フィルムスキャナ3の照明光学系3
1、撮像光学系32、可視光用光電変換部33及び赤外
光用光電変換部34の各制御はコントローラ7によって
行われる。フィルムスキャナ3には、上述のフィルムの
画像データの読み取りの他に、図示を省略する磁気読取
ヘッドにて、フィルムに磁気記録されているプリントサ
イズ情報等を読み取る機能をも備えている。
【0016】デジタルプリント部5には、この実施形態
では、PLZTシャッター方式が採用されている。つま
り、露光ヘッド5aとして、PLZT素子からなるシャ
ッタアレイを採用したものである。各シャッターには光
源ユニット5bから光ファイバ束53を介してR、G、
B各色の光が導入される。このシャッタアレイは印画紙
2の幅方向、つまり搬送方向の横断方向に沿って2列に
並んだ印画紙2にわたって延びており、各シャッターに
所定レベルの電圧が印加されると、光透過状態(開き状
態)になり、その電圧の印加が停止されると光遮断状態
(閉じ状態)となる。各シャッターが露光する画像の画
素に対応し、各シャッターの開閉により、一度に印画紙
搬送方向で1画素分の幅で搬送横幅方向に延びる1ライ
ン分の画像のデータが露光される。
【0017】光源ユニット5bには、図示を省略する
が、光源ランプ,光源ランプの出射光を所望の色バラン
スに調整する調光フィルタ,及び,回転フィルタ等が備
えられている。回転フィルタは,赤色(R),緑色
(G),青色(B)の3色夫々の光学フィルタが周方向
に並べて配置され、この回転フィルタを常時一定速度で
高速回転させることにより、R、G、Bの内の1つが選
択的に光源に対向し、その色のフィルタを介して選択色
の光が光ファイバーを通じてシャッターに送られる。
【0018】コントローラ7は、フィルムスキャナ3か
ら入力された画像の画像情報に基づいて、印画紙2にそ
の画像が適正に再現されるように各画素毎つまりシャッ
ター毎に、そして上述のR,G,Bの各露光色毎に、シ
ャッターが開く時間の長さを露光量として設定する。デ
ジタルプリント部の方式としては、このPLZTシャッ
ター方式以外に液晶シャッター方式、蛍光ビーム方式、
FOCRT方式などが知られており、露光仕様に応じて
任意に選択することができる。
【0019】上記デジタルプリント部5まで印画紙2を
搬送し、更にデジタルプリント部5にて露光処理された
印画紙2を更に現像処理部6まで搬送するための印画紙
2の搬送系は、図1に示すように、印画紙2を単列で搬
送する印画紙供給ライン8Aと、印画紙2を2列で搬送
する露光搬送ライン8Bと現像搬送ライン8Cとに区分
けされ、印画紙供給ライン8Aと露光搬送ライン8Bと
の間に、印画紙供給ライン8Aから順次送られてくる印
画紙2を露光搬送ライン8Bの各列に振り分ける振り分
け装置4が設けられている。
【0020】図1から明らかなように、印画紙供給ライ
ン8Aは、感光面を外側にして長尺の印画紙2をロール
状に収納している2つの印画紙マガジン10のいずれか
一方から選択的に印画紙2を引き出す引き出しローラ群
8aと、振り分け装置4に印画紙2を受け渡す振り分け
前ローラ群8bとから構成されている。引き出しローラ
群8aの搬送下流側には、印画紙マガジン10から引き
出された印画紙2を各画像を露光するための領域に相当
するプリントサイズに合わせて切断するペーパーカッタ
ー11が設けられており、このペーパーカッター11の
下流側にバックプリント部12が設けられている。バッ
クプリント部12は、印画紙2の裏面(感光面と反対側
の面)に、フィルムIDやコマ番号、さらにプリントデ
ータ作成時に行われた画像処理を示す補正情報などを印
字するものであり、通常ドットインパックトプリンタが
用いられている。
【0021】振り分け前ローラ群8bは、バックプリン
ト部12を挟むように配置され、夫々印画紙2の非感光
面側に接当する駆動ローラ81と感光面側に接当する圧
着ローラ82から成り、圧着ローラ82は駆動ローラ8
1に対して遠近変位可能で、駆動ローラ81と圧着ロー
ラ82との間で印画紙2を圧着したり、解放したりする
ことができる。
【0022】露光搬送ライン8Bは、各駒に対応して切
断された印画紙2を2列の横並びで同時搬送することが
可能なように幅広の搬送ローラユニットと、それぞれの
列に対応させたガイド部材を備えている。ただし、最も
搬送上流側の搬送ローラユニットは、駆動ローラ83は
2列をカバーする幅広ローラであるが、駆動ローラ83
に対応する圧着ローラは、右列用の圧着ローラ84aと
左列用の圧着ローラ84bとに分けられている。つま
り、右列用の圧着ローラ84aと左列用の圧着ローラ8
4bとの圧着・圧着解除操作は互いに独立的に行うこと
ができ、2枚のカット印画紙2を順番にローラ84aと
圧着ローラ84bで受け取り保持し、同時に2枚の印画
紙2を露光ヘッド5aによる露光位置EPへ送り出すこ
とができる。
【0023】露光ヘッド5aの露光位置EPの搬送方向
両側には、第1搬送ローラR1と出口側の第2搬送ロー
ラR2とこれらを駆動する電動モータとが備えられてい
る。第1搬送ローラR1は印画紙2の非感光面側に接当
する第1駆動側ローラ85とこの第1駆動側ローラ85
に対して接近離間方向に移動駆動される第1圧着ローラ
86とを備えて構成され、そして第2搬送ローラR2は
印画紙2の非感光面側に接当する第2駆動側ローラ87
とこの第2駆動側ローラ87に対して接近離間方向に移
動駆動される第2圧着ローラ88とを備えて構成されて
いる。第1,第2搬送ローラR1,R2の圧着状態と解
除状態との切り換えはコントローラ7により制御され、
印画紙2が露光位置EPを経由して搬送される途中で、
印画紙2の搬送状態が、第1搬送ローラR1のみで搬送
駆動される状態、第1搬送ローラR1及び第2搬送ロー
ラR2の両方に搬送駆動される状態、第2搬送ローラR
2のみによって搬送駆動される状態の3つの搬送状態に
順次切り換えられる。
【0024】第2搬送ローラR2の搬送下流側では、図
示を省略する湾曲ガイドを備えて搬送経路が湾曲してお
り、その経路に沿って、第1ターン駆動ローラ91とこ
の第1ターン駆動ローラ91に対して遠近変位可能な第
1ターン圧着ローラ92、及び、第2ターン駆動ローラ
93とこの第2ターン駆動ローラ93に対向して取り付
けられている第2ターン圧着ローラ94が配置されてい
る。第1・第2ターン搬送圧着ローラ91,93の間に
配置されている図示しない湾曲ガイドは、非感光面側の
ガイド部分は、搬送下流側に設けられた揺動支点周りで
外方に揺動可能であり、必要に応じて湾曲ガイドを通過
する印画紙2を外側にふくらませることができる。尚、
第1ターン駆動ローラ91と第1ターン圧着ローラ92
とによる印画紙2の圧着保持は、2列で搬送される圧着
対象の印画紙2の両方が露光位置EPの通過を完了し
て、露光動作が終了した後に行われる。
【0025】印画紙供給ライン8Aの搬出エリアから順
次送られてくる印画紙2を露光搬送ライン8Bの各列の
搬入エリアに振り分ける振り分け装置4は、図1に概略
的に示すように、各独立に縦方向及び横方向に移動駆動
される第1チャッカー部60Aと第2チャッカー部60
Bとが備えられて構成されている。これら第1チャッカ
ー部60A及び第2チャッカー部60Bは、図示を省略
するが、何れも印画紙2を挟持搬送可能であり、第1チ
ャッカー部60Aは印画紙供給ライン8Aの搬送下流端
から受け取った印画紙2を中間駆動ローラ83と第1中
間圧着ローラ84aとの対に引き渡し、又、第2チャッ
カー部60Bは印画紙供給ライン8Aの搬送下流端から
受け取った印画紙2を中間駆動ローラ83と第2中間圧
着ローラ84bとの対に引き渡し、第1チャッカー部6
0Aと第2チャッカー部60Bとが交互に昇降搬送し
て、露光搬送ライン8Bにおける2列の搬送経路の夫々
に印画紙2を振り分ける。
【0026】次に、上記構成の画像プリント装置IPに
おけるプリント作製動作を概略的に説明する。先ず、プ
リントを作製するためのフィルム1を、フィルムスキャ
ナ3に装填すると、フィルム搬送機構9にて搬送されな
がらフィルム1の各駒の画像の読み取りが行われる。こ
のフィルム1の画像の読み取りは、可視光用光電変換部
33にてフィルム1に撮影されている本来の画像情報を
読み取ると共に、赤外光用光電変換部34にてフィルム
1に撮影されている本来の画像情報ではなく、フィルム
1に付いている傷や埃の画像情報を読み取る。赤外光用
光電変換部34にてこのような画像情報を読みとれるの
は、フィルム1に入射した赤外光はフィルム1に記録さ
れている撮影画像自体には影響を受けないが、フィルム
1に上記傷や埃が存在するとそれらに散乱されて透過光
量が低下し、傷や埃の存在を画像情報として得ることが
できることによる。
【0027】可視光用光電変換部33にて検出された可
視画像及び赤外光用光電変換部34にて検出された赤外
画像は夫々コントローラ7に入力される。コントローラ
7では、可視光用光電変換部33から入力された可視画
像の各色毎に濃度情報に基づいて、露光ヘッド5aにて
露光する画像の各色について各画素毎に露光量を設定す
る。このとき、フィルム1上に傷や埃が存在すると、可
視光用光電変換部33にて検出した画像における傷や埃
の存在部分の検出濃度が本来の画像の濃度情報から変化
しており、そのまま露光量を設定すると、得られたプリ
ントは、傷や埃の存在部分で画質が劣化してしまう。こ
のためコントローラ7では、赤外光用光電変換部34の
検出情報に基づいてフィルム1の傷や埃の存在位置を特
定し、可視光用光電変換部33の検出画像情報のうちの
傷や埃の存在部分の検出濃度情報をそれらの周囲の画像
の濃度情報から補完処理等にて補正し、補正後の濃度情
報に基づいて露光量を設定する。
【0028】このようにして各画素毎に露光量を設定す
ると、露光搬送ライン8Bを搬送されて露光位置EPを
通過する印画紙2に対して、設定した露光量で露光ヘッ
ド5aに露光作動させて画像を露光する。露光処理が完
了した印画紙2は、現像処理部6に搬送されて現像処理
され、乾燥後に完成プリントとして排出される。
【0029】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。 上記実施の形態では、本発明の調光フィルタを適用
するフィルム画像読取装置は、可視光用光電変換部33
と赤外光用光電変換部34とを備えて、可視光と赤外光
とを別個のセンサにて検出しているが、可視光用光電変
換部33の可視光用CCDラインセンサユニット33a
に更に赤外光用のCCDラインセンサを集積して、単一
のセンサで可視光及び赤外光の何れをも検出する形式の
フィルム画像読取装置に本発明の赤外線カットフィルタ
を適用しても良い。 上記実施の形態では、赤外線画像検出手段により検
出対象とする赤外線の波長範囲として、約820nm〜
約890nmの波長範囲を例示しているが、これは、赤
外線画像検出手段において用いる赤外線センサの検出特
性に応じて種々に変更されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像プリント装置の概略ブロ
ック構成図
【図2】本発明の実施の形態にかかる赤外線カットフィ
ルタの波長特性を示す図
【図3】本発明の実施の形態にかかる調光フィルタの波
長特性を示す図
【図4】従来の調光フィルタの波長特性を示す図
【符号の説明】
1 写真フィルム 3 フィルム画像読取装置 31a 光源 34 赤外線画像検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H048 AA01 AA12 AA16 AA18 AA24 2H109 AA03 AA12 AA24 AA75 AB33 5C072 AA01 BA05 BA19 DA09 EA04 QA05 UA18 VA03 XA10 5C079 HB01 JA12 JA22 LA01 LA23 NA02 NA13 PA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から出射する光を写真フィルムに照
    射して前記写真フィルムの画像を読み取るフィルム画像
    読取装置のフィルム画像読み取り用の光路の途中に配置
    されて、写真フィルムに照射される光を設定色バランス
    に調整するフィルム画像読取装置用調光フィルタであっ
    て、 赤外線画像検出手段による画像検出を可能とするために
    設定波長範囲の赤外線の透過を許容するように構成され
    ているフィルム画像読取装置用調光フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記設定波長範囲以外の波長の赤外線の
    透過を阻止するように構成されている請求項1記載のフ
    ィルム画像読取装置用調光フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記設定波長範囲における赤外線の透過
    率は、前記赤外線画像検出手段への入射光強度が、それ
    の出力信号の飽和する光強度以下で且つ飽和状態の1/
    2の信号強度以上となる光強度の範囲内に設定されてい
    る請求項1又は2記載のフィルム画像読取装置用調光フ
    ィルタ。
JP32192599A 1999-11-12 1999-11-12 フィルム画像読取装置用調光フィルタ Withdrawn JP2001144902A (ja)

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