JP2001033898A - フィルムスキャナ - Google Patents

フィルムスキャナ

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JP2001033898A
JP2001033898A JP11210264A JP21026499A JP2001033898A JP 2001033898 A JP2001033898 A JP 2001033898A JP 11210264 A JP11210264 A JP 11210264A JP 21026499 A JP21026499 A JP 21026499A JP 2001033898 A JP2001033898 A JP 2001033898A
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film
light
photographic
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area
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JP11210264A
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Akihito Yamamoto
章仁 山本
Yoshiyuki Adachi
賀幸 足立
Yasuhiro Tanaka
康浩 田中
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Noritsu Koki Co Ltd
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】写真フィルムの撮影画像エリアからの撮影画像
の読み取りとフィルム情報エリアからのフィルム情報の
読み取りを読み取り品質の低下を招くことなく読み取る
フィルムスキャナを提供する。 【解決手段】搬送される写真フィルムを透過した光を光
電変換することにより、前記写真フィルムの撮影画像エ
リア1aから撮影画像を読み取るとともに前記撮影画像
エリア外に位置するフィルム情報エリア1bからフィル
ム情報を読み取るフィルムスキャナにおいて、前記撮影
画像エリアを透過する光のための主通過孔10aと前記
フィルム情報エリアを透過する光のための副通過孔10
bが光を遮蔽する遮蔽部材10に別々に設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送される写真フ
ィルムを透過した光を光電変換することにより、前記写
真フィルムの撮影画像エリアから撮影画像を読み取ると
ともに前記撮影画像エリ外に位置するフィルム情報エリ
アからフィルム情報を読み取るフィルムスキャナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】写真フィルムに撮像された画像を印画紙
に焼き付ける写真DP分野において、最近、投影露光式
の画像露光装置に代えて、写真フィルムを透過した光を
光電変換することで取得したデジタル画像データに適当
な画像処理を施してプリントデータを生成し、このプリ
ントデータに基づいてデジタル露光ヘッドが印画紙を露
光する、いわゆるデジタル露光式の画像露光装置が登場
している。このようなデジタル露光式の画像露光装置で
は、入力部としてのフィルムスキャナの解像度が特に重
要であり、このため読み取りセンサーとしてラインCC
Dセンサを用いて、搬送される写真フィルムの撮影画像
コマを順次読み取っていく方式が採用されている。
【0003】また、写真フィルムの撮影画像エリア外、
つまり135サイズのフィルムならパーフォレーション
よりさらに外側に潜像バーコードとしてDXコード等の
フィルム情報が記録されており、露光時にこのフィルム
情報を光学的に読み取るためにCCDセンサなどの光学
センサが必要となる。
【0004】従来は、撮影画像を読み取るセンサとフィ
ルム情報を読み取るセンサとが用意されていたが、近年
1つの光学センサーで両者を読み取るフィルムスキャナ
が提案されている。この場合、光を遮蔽する遮蔽部材と
しても機能している写真フィルム搬送面やガイド面に光
をスキャニング形状に絞るための光通過孔が写真フィル
ムの幅方向にまたがって形成され、写真フィルムの全幅
にわたって透過した光がCCDセンサに入射するように
構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、135
サイズフィルムのように幅方向両端にパーフォレーショ
ンが設けられている場合、上記構成では、写真フィルム
の全幅にわたって透過してCCDセンサに入射される光
のうち、パーフォレーションを透過した光は、他に比べ
てきわめて過大な光量となる。この問題を解消するに
は、パーフォレーションを透過した光が入射されてもC
CDセンサの出力が飽和しないように、写真フィルムに
照射される光の光量を下げるとよいが、その場合写真フ
ィルムの撮影画像エリアを透過した光の光量も同時に低
下するので、撮影画像を最適な品質で読み取ることがで
きなくなるという問題が生じることになる。
【0006】上記実状に鑑み、本発明の課題は、写真フ
ィルムの撮影画像エリアからの撮影画像の読み取りとフ
ィルム情報エリアからのフィルム情報の読み取りを読み
取り品質の低下を招くことなく読み取るフィルムスキャ
ナを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、搬送される写真フィルムを透過した光
を光電変換することにより、前記写真フィルムの撮影画
像エリアから撮影画像を読み取るとともに前記撮影画像
エリア外に位置するフィルム情報エリアからフィルム情
報を読み取るフィルムスキャナにおいて、前記撮影画像
エリアを透過する光のための主通過孔と前記フィルム情
報エリアを透過する光のための副通過孔が光を遮蔽する
遮蔽部材に別々に設けられていることを特徴としてい
る。
【0008】この構成では、撮影画像を読み取るための
光ビーム形状を作り出す主通過孔とフィルム情報を読み
取るための光ビーム形状を作り出す副通過孔とが光を遮
蔽する遮蔽部材に別々に設けられているので、主通過孔
は写真フィルムの中央に位置する撮影画像エリアのサイ
ズに合わせて形成することができるし、副通過孔は写真
フィルムのパーフォレーションの外側に位置するフィル
ム情報エリアのサイズに合わせて形成することができ
る。これにより、パーフォレーションと通過孔が重なる
ような不都合を極力抑えることができる。さらに、この
通過孔を2つに分けることにより写真フィルムの全幅に
またがるような通過孔がなくなったので、写真フィルム
の先端が通過孔に入り込んで写真フィルム搬送トラブル
を生じるような恐れもなくなった。
【0009】本発明の好適な実施形態の1つとして、副
通過孔を透過する光のビーム経路中に減光フィルタを設
けることによって、フィルム情報記録エリアとパーフォ
レーションとが近接していることに起因して生じる可能
性のある副通過孔とパーフォレーションの一時的な重な
りによる光電変換素子への過大光量の入射を防ぐことが
提案される。この減光フィルムの採用により、副通過孔
の寸法精度を甘くすることができる。また、減光フィル
タとしてはNDフィルタが適している。
【0010】本発明の好適な実施形態では、1本のライ
ンCCDセンサで写真フィルムから撮影画像とフィルム
情報の両方のデータを同時に読む取るために、主通過孔
と副通過孔は写真フィルム搬送方向に直角な横断方向に
沿って直線状に並設されるとともに、主通過孔と副通過
孔を通った光は共通のラインCCDセンサに入射するよ
うに構成されている。本発明によるその他の特徴及び利
点は、以下図面を用いた実施例の説明により明らかにな
るだろう。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明によるフィルムスキャナ3
を採用したいわゆるデジタルミニラボとして知られる形
式のプリンタプロセッサの概略ブロック図が図1に示さ
れている。このデジタルミニラボはデジタル露光式を採
用しており、ここでは図示されていないフィルム現像機
によって現像処理された写真フィルム(以後単にフィル
ムと称す)1の撮影画像エリア(画像コマ)から撮影画
像を、そして撮影画像エリア外に位置するフィルム情報
エリアからフィルム情報を同時に読み取るフィルムスキ
ャナ3と、フィルムスキャナ3を通じて取得されたデジ
タル画像データを処理してプリントデータを作成するコ
ントローラ7と、このプリントデータに基づいて印画紙
2にコマ画像に対応する画像を露光するデジタルプリン
ト部5と、露光された印画紙2を現像処理する現像処理
部6とを備えている。現像処理部6で現像された印画紙
2は、乾燥工程を経て仕上がりプリントとして排出され
る。
【0012】フィルムスキャナ3は、主な構成要素とし
て、照明光学系31、撮像光学系32、ラインCCDセ
ンサを用いた光電変換部33、フィルム1に対する光の
照射範囲を決定するとともにフィルム1をラインCCD
センサによるスキャニングのために副走査方向に搬送す
るオートフィルムマスク34を備えている。
【0013】照明光学系31は、白色光源としてのハロ
ゲンランプ31a、調光フィルタ31b、ミラートンネ
ル31cなどから構成され、光源からの光ビームの色分
布や強度分布を整えてフィルム1を照射する。フィルム
2からの透過光ビームを処理する撮像光学系32は、投
射光の方向を変えるミラー32aとレンズユニット32
bから構成されている。
【0014】撮像光学系32によって導かれた光ビーム
を光電変換する光電変換部33は、RGBの各色を検出
するために割り当てられた、3つのCCDセンサ33
a、33b、33cを備えており、各CCDセンサは多
数(例えば5000個)のCCD素子が主走査方向、つ
まりフィルム1の幅方向に配列されるラインセンサーで
あり、センサー駆動回路により主走査時に電荷蓄積動作
や電荷蓄積時間の制御が行われる。赤色用CCDセンサ
33aの撮像面にはフィルム1を透過した光の赤色成分
のみを通過させるカラーフィルタが、緑色用CCDセン
サ33bの撮像面にはフィルム1を透過した光の緑色成
分のみを通過させるカラーフィルタが、青色用CCDセ
ンサ33cの撮像面にはフィルム1を透過した光の青色
成分のみを通過させるカラーフィルタが設けられてお
り、それぞれ、青色成分、赤色成分、緑色成分のみを光
電変換する。それぞれのCCDセンサから出力される各
画素信号はサンプルホールドされ各画素信号が連続した
画像信号となり、この各画素信号は所定のビット数(例
えば12ビット)のデジタル信号に変換される。
【0015】図2に断面図の形で、及び図3に斜視図の
形で図示されているオートフィルムマスク34は、搬送
されるフィルム1の下側に位置するベース部材34aと
搬送されるフィルム1の上側に位置するカバー部材34
b、及びフィルム搬送機構9を構成するためにベース部
材34aとカバー部材34bとに分かれて配置されてい
る複数の駆動ローラユニット9aを備えている。さら
に、ベース部材34aには照明光学系31から発せられ
フィルム1を透過した光をスリット光として撮像光学系
32に導く通過孔形成ブロック10が設けられている。
カバー部材34bには、ミラートンネル31cを出た光
をフィルム面に導くように開口孔が形成されている。
【0016】光を遮蔽する遮蔽部材として機能する通過
孔形成ブロック10には、図4から明らかなように、フ
ィルム搬送方向に直角な横断方向に沿って、かつ照明光
学系31の光軸に一致するようにスリット状の主通過孔
10aが形成されている。この主通過孔10aの幅は1
mm程度で、その長さはフィルム1に定義されている撮影
画像エリア1a、つまり撮影画像コマの幅より少し長く
なっているがフィルム1のパーフォレーションには達し
ない値に設定されている。つまり、この主通過孔10a
を透過して光電変換部33に達する光にはフィルム1の
パーフォーレーションを透過した光は含まれないことに
なる。主通過孔10aの両側延長線上には、さらに主通
過孔10aに比べて遙かに短い長さをもった副通過孔1
0bが形成されている。この副通過孔10bは、フィル
ム1のパーフォレーションよりさらに外側に区画されて
いるDXコード等のフィルム情報エリア1bに照準を合
わせており、生じるかもしれない搬送時のフィルム1の
蛇行を考慮して、その長さは、蛇行なしで搬送されるフ
ィルム1のパーフォレーションにわずかにかかる位置か
らフィルム1の外端をわずかに越える位置までに設定さ
れている。これにより、フィルム情報領域に記録された
フィルム情報が確実に光電変換部33によって取得され
るわけであるが、逆にフィルムパーフォレーションやフ
ィルム外を通過した強い光量をもった光が光電変換部3
3の各CCDセンサに達する可能性があるため、図3と
図4から明らかなように、副通過孔10bを完全に覆う
ようにNDフィルタ11がカバー部材34bに設けられ
ている。なお、主通過孔10aと副通過孔10b以外か
ら余計な光がCCDセンサ入射することを防止する遮蔽
部材としての通過孔形成ブロック10の遮蔽性は、完全
なものでなくてもよく、少なくともCCDセンサに悪影
響を与えない程度であればよい。
【0017】透過光形成ブロック10に形成された主通
過孔10aとその両側の副通過孔10bの中心線によっ
て定義されるスキャニングラインSLのフィルム搬送方
向上流側と下流側にフィルム1の下面を支持するガイド
ローラ9bが配置されている。このガイドローラ9bは
通過孔形成ブロック10に設けられた溝に埋め込まれる
ような形でベース部材34に対して回転可能に支持され
ている。このガイドローラ9bによってスキャニングラ
インSLを通過するフィルム1の走行性が改善される。
さらに、このフィルム搬送機構9には、図5に示されて
いるように、フィルム1の中央部のそりを押さえ込むた
めの押さえローラ9dがやはりスキャニングラインSL
のフィルム搬送方向上流側と下流側に位置するようにカ
バー部材34bに回転可能に支持されている。つまり、
スキャンされるフィルム1は、その上面をNDフィルタ
11及び押さえローラ9dに、そしてその下面を透過光
形成ブロック10の上面及びガイドローラ9bによって
ガイドされながら、スキャニングラインSLを通り抜け
ていく。
【0018】主通過孔10aと副通過孔10bは図2か
らよく理解できるように、その断面が、小さな逆三角形
と大きな三角形のそれぞれの頂点を接続させたような砂
時計断面状として構成されており、最も狭い幅は2つの
三角形の接続箇所となっている。この断面形状は、光電
変換部33を構成する3つのCCDセンサ33a、33
b、33cにちょうどフィルム透過光が結像するように
定めるとよい。この3つのCCDセンサ33a、33
b、33cは、フィルム1の搬送方向に直交するように
3ライン状に配列されており、各CCDセンサを構成す
るCCD素子の配列方向にフィルムスキャニングの主走
査がなされ、フィルム1が搬送されることにより副走査
がなされるのである。
【0019】フィルム1のコマ画像が所定のスキャン位
置に位置決めされると、コマ画像の読取処理が開始さ
れ、コマ画像の透過光は、フィルム搬送機構9によるフ
ィルム1の送りにより、順次3つのCCDセンサ33
a、33b、33cによって読み取られるが、各CCD
センサがフィルム1の搬送方向に沿って数画素分の間隔
を隔てて配置されているので、同一の画素におけるR、
G、Gの各成分色の検出タイミングには時間差が生じる
が、これは光電変換部33の後段での信号処理により同
一の画素のR、G、B画像信号が対応づけられてコント
ローラ7の所定のメモリに格納される。このような、フ
ィルムスキャナー3の照明光学系31、撮像光学系3
2、光電変換部33の各制御はコントローラ7によって
行われる。
【0020】デジタルプリント部5には、この実施形態
では、PLZTシャッター方式が採用されている。つま
り、露光ヘッド5aとして、PLZT素子からなるシャ
ッタアレイを採用したものである。このPLZT素子か
らなるシャッタアレイは、チタン酸ジルコン酸鉛にラン
タンを添加することにより得られる透明強誘電性セラミ
ックス材料から構成され、その材料の有する電気光学効
果を利用したもので、各シャッターには光源5bから多
数の光ファイバを介してR、G、B各色の光が導入され
る。このシャッタアレイは印画紙2の幅方向、つまり搬
送方向の横断方向に沿って延びている。各シャッターに
所定レベルの電圧が印加されると、光透過状態になり、
その電圧の印加が停止されると光遮断状態となる。従っ
て、コントローラ7からプリントデータに基づいて各画
素に対応するシャッターに駆動電圧が印加されると、そ
のシャッターが開いて光源から導入されている色の光が
印画紙2に照射される。光源5bには、R、G、Bの3
色の光学フィルタからなる回転フィルタが備えられてお
り、この回転フィルタを回転位相制御することにより、
R、G、Bの内の1つが選択的に光源に対向し、その色
のフィルタを介して選択色の光が光ファイバーを通じて
シャッターに送られる。デジタルプリント部の方式とし
ては、このPLZTシャッター方式以外に液晶シャッタ
ー方式、蛍光ビーム方式、FOCRT方式などが知られ
ており、露光仕様に応じて任意に選択することができ
る。
【0021】このデジタルプリント部5は、2列に並ん
だカット印画紙2のそれぞれを同時に露光できるので、
印画紙搬送機構8は、カット印画紙2を単列で搬送する
印画紙供給ライン8Aと、カット印画紙2を2列で搬送
可能な露光搬送ライン8Bと現像搬送ライン8Cとに区
分けされ、印画紙供給ライン8Aと露光搬送ライン8B
との間に、印画紙供給ライン8Aから順次送られてくる
印画紙2を露光搬送ライン8Bの各列に振り分ける振り
分け装置4が設けられている。
【0022】印画紙供給ライン8Aは、乳剤面を外側に
して印画紙2をロール状に収納している2つの印画紙マ
ガジン1Aと1Bのいずれか一方から選択的に印画紙2
を引き出す引き出しローラ群からなる引き出し搬送部
と、振り分け装置4に印画紙2を受け渡す振り分け前搬
送部とから構成されている。
【0023】振り分け前搬送部の上流端には、印画紙マ
ガジン1A又は1Bから引き出された印画紙2をプリン
トサイズに合わせてカットするペーパーカッター12が
設けられており、このペーパーカッター12の下流側に
位置するバックプリント部13が設けられている。バッ
クプリント部13は、印画紙2の裏面(非乳剤面)に、
フィルムIDやコマ番号、さらにプリントデータ作成時
に行われた画像処理を示す補正情報などを印字するもの
であり、通常ドットインパックトプリンタが用いられて
いる。
【0024】露光搬送ライン8Bは、搬送方向の順で、
露光搬送ライン8Bの2列の搬入エリアを構成する中間
搬送ローラユニット80A、デジタルプリント部5の露
光ヘッド5aを挟むように配置された入り口側の第1露
光搬送ローラユニット80Bと出口側の第2露光搬送ロ
ーラユニット80Cとを備えており、それぞれ駆動ロー
ラとこの駆動ローラに対して遠近変位可能な圧着ローラ
のセットとなっている。
【0025】振り分け装置4は、ペーパーカッター11
によってカットされた印画紙2を受け取って、中間搬送
ローラユニット80Aの左右の列位置に交互に移載する
チャッカー式のX−Y移動機構から構成されている。も
ちろん、幅広の大型印画紙2を取り扱う場合は1列での
露光となるので、単に印画紙供給ライン8Aから受け取
った印画紙2をそのまま中間搬送ローラユニット80A
に引き渡すだけである。
【0026】各種処理情報を表示するモニター7aや各
種処理命令を入力するための操作卓7bが接続されてい
るコントローラ7は、CPU、ROM、RAM、I/F
回路などからなるマイクロコンピュータシステムを中核
部材として構成され、上述したようなこの写真処理装置
の制御に必要な各種機能をハードウエア又はソフトウエ
ア或いはその両方で実現させている。ここで実現されて
いる主な機能要素として、フィルム搬送機構9とフィル
ムスキャナ3を制御するスキャナ制御部71、フィルム
スキャナ3によって取得した撮影画像エリアの画像デー
タに対してホワイトバランスやネガポジ反転や輪郭強調
などの種々の画像処理を行ってプリントデータを生成す
る撮影画像処理機能やフィルムスキャナ3によって取得
したフィルム情報エリアの画像データに対してバーコー
ド認識処理などのフィルム情報処理機能を備えた画像処
理部72、画像処理部によって処理された画像データを
モニター7aに表示するためのビデオ信号を生成するビ
デオ処理部73がある。もちろん、デジタルプリント部
5の制御や印画紙搬送機構8の制御もこのコントローラ
7によって行うことができる。コントローラ7は、通常
メインコンピュータとサブコンピュータからなるマルチ
CPUシステムで構築される。
【0027】さらに、コントローラ7には、CD−RO
MやMOやFDなどの画像データ記録メディアから画像
データを受け付けたり、通信回線を介して伝送されてく
るデジタル画像データを受け付ける外部画像入力部7c
が接続されている。この外部画像入力部7cが設けられ
ていることにより、この写真処理装置は、入力されるオ
リジナル画像として写真フィルムだけでなく、デジタル
カメラによって撮像された画像、外付けのフィルムスキ
ャナーによって読み取られた画像、コンピュータグラフ
ィックソフトなどで作成されたCG画像をも取り扱うこ
とができる。
【0028】上記実施の形態では、スキャニング対象と
して135サイズの写真フィルムを取り扱ったが、もち
ろん、本発明は他のサイズの写真フィルムにも適用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフィルムスキャナを採用したデジ
タルミニラボシステムの概略ブロック図
【図2】フィルムスキャナのスキャニングライン領域の
概略断面図
【図3】フィルムスキャナのスキャニングライン領域の
概略斜視図
【図4】図2の矢視〜Aからみた概略平面図
【図5】図2の矢視〜Bからみた概略平面図
【符号の説明】
3 フィルムスキャナ 9 フィルム搬送機構 10 通過孔形成ブロック(遮蔽部材) 10a 主通過孔 10b 副通過孔 11 NDフィルタ 31 照明光学系 32 撮像光学系 33 光電変換部 34 オートフィルムマスク
フロントページの続き (72)発明者 田中 康浩 和歌山県和歌山市梅原579番地の1 ノー リツ鋼機株式会社内 Fターム(参考) 2H110 AB08 AC14 CB43 CE02 CE04 5C062 AB03 AB17 AB32 AD06 AF00 BA00 5C072 AA01 BA18 DA15 VA03 XA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送される写真フィルムを透過した光を光
    電変換することにより、前記写真フィルムの撮影画像エ
    リアから撮影画像を読み取るとともに前記撮影画像エリ
    ア外に位置するフィルム情報エリアからフィルム情報を
    読み取るフィルムスキャナにおいて、 前記撮影画像エリアを透過する光のための主通過孔と前
    記フィルム情報エリアを透過する光のための副通過孔が
    光を遮蔽する遮蔽部材に別々に設けられていることを特
    徴とするフィルムスキャナ。
  2. 【請求項2】前記副通過孔を透過する光のビーム経路中
    に減光フィルタが設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載のフィルムスキャナ。
  3. 【請求項3】前記主通過孔と副通過孔は写真フィルム搬
    送方向に直角な横断方向に沿って直線状に並んでおり、
    前記主通過孔と副通過孔を通った光は共通のラインCC
    Dセンサに入射することを特徴とする請求項1又は2に
    記載のフィルムスキャナ。
JP11210264A 1999-07-26 1999-07-26 フィルムスキャナ Withdrawn JP2001033898A (ja)

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