JP3575591B2 - 写真フィルム画像読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光源から出射する光を写真フィルムに照射して前記写真フィルムの画像を画像読取用センサにて読み取る写真フィルム画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる写真フィルム画像読取装置は、光源から出射する光を写真フィルムに照射して、一般にはそれの透過光をCCDセンサ等にて検出して写真フィルムに撮影されている画像を読みとる装置である。
このように、写真フィルム読取装置は、写真フィルムに撮影されている画像を読みとるのが本来の機能であるが、近年、写真フィルムに付いている傷や埃をも画像として検出して、傷や埃が付いている位置を特定することにより、その傷や埃の影響を受けた読取画像を補正して画質を改善することが考えられている。
【0003】
上記の傷や埃の検出は、例えば、特開平6−28468号公報や特開平9−163133号公報に記載のように、写真フィルムの赤外線画像を得ることにより行われている。これは、概略的には、可視光は写真フィルムに撮影された画像自体と写真フィルムに付いている傷や埃の何れによっても変調を受けるが、赤外光は写真フィルムに付いている傷や埃については散乱により変調を受けるものの写真フィルムに撮影された画像自体には影響を受けないという現象を利用したものである。
【0004】
このような赤外線画像を得るための構成として、特開平6−28468号公報では、写真フィルムに照射する光を回転形フィルタによって可視光と赤外光とを順次切り換えて、夫々別のタイミングで可視画像と赤外画像とを得る構成としており、又、特開平9−163133号公報では、上記可視画像と上記赤外画像とを別個に設けられた測光ステージにて検出する構成としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、上記従来構成のうち可視画像と赤外画像とを別のタイミングで検出する構成では、各画像の検出に要する時間が長くなってしまい、又、可視画像と赤外画像とを別の測光ステージにて検出する構成では、両画像の位置関係の対応付けが不正確となる虞があると共に装置構成が大型化してしまう不都合がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、可視画像と赤外画像との位置関係を正確に特定できるようにしながら、両画像の検出を迅速に行える写真フィルム画像読取装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る写真フィルムの画像読取装置の特徴構成は、光源から出射する光を写真フィルムに照射して前記写真フィルムの画像を画像読取用センサにて読み取るものであって、前記光源は可視光と赤外光とがフィルム画像読み取り用の光路に併存する状態で出射するように構成され、前記画像読取用センサは、写真フィルムの可視画像を検出する可視光用センサと写真フィルムの赤外画像を検出する赤外光用センサとが異なる位置に配置され、前記フィルム画像読み取り用の光路に、可視光を前記可視光用センサに向けて照射すると共に、赤外光を前記赤外光用センサに向けて照射するための光路分岐手段が備えられ、前記光路分岐手段と前記可視光用センサとの間に、第一の赤外線カットフィルタが配置されて構成されている点にある。
この特徴構成を備えることにより、光源は可視光と赤外光とをフィルム画像読み取り用の光路に併存する状態で出射して、その可視光と赤外光とが写真フィルムに照射される。画像読取用センサは、可視光用センサにて写真フィルムの可視画像を検出すると共に、赤外光用センサにて赤外画像を検出する。
すなわち、可視光と赤外光とをフィルム画像読取用光路に併存させるので、単一の測光ステージで写真フィルムの可視画像と赤外画像とを検出でき、しかも、両画像を同時に得ることができる。
もって、可視画像と赤外画像との位置関係を正確に特定できるようにしながら、両画像の検出を迅速に行える写真フィルム画像読取装置を提供できるに至った。
【0007】
又、上記構成を備えることにより、フィルム画像読み取り用の光路に配置された光路分岐手段が、可視光を可視光用センサに向けて照射すると共に、赤外光を赤外光用センサに向けて照射する。
可視画像を検出する可視光用センサと赤外画像を検出する赤外光用センサとは、センサとして類似の構造をとるので一体形成することも可能である。しかしながら、通常は、可視画像と赤外画像の両方を取り扱うようなシステムは必ずしも一般的ではなく、可視光用センサを赤外光用センサとが一体化された画像読取用センサを低コストで製造するのは困難である。
そこで、上述のようにフィルム画像読み取り用の光路に光路分岐手段を配置することで、別体に構成された可視光用センサと赤外光用センサとを用いる場合であっても、上述のように可視光と赤外光とを同一の光路に併存させることが可能となったのである。
【0008】
又、上記構成において、可視光を可視光用センサに向けて照射すると共に、赤外光を赤外光用センサに向けて照射するための光路分岐手段を、コールドミラーにて構成することができる。
コールドミラーは、一般にランプの反射鏡として用いられる場合が多く、可視光を反射すると共に赤外光を透過して照明光路の過熱の防止等を図るものであるが、光路分岐手段としてこの既存のコールドミラーを利用することで、設計負担の軽減を図ることができる。
【0009】
又、上記構成においては、光路分岐手段と可視光用センサとの間に、第一の赤外線カットフィルタが配置されている。
すなわち、例えば、光路分岐手段としてコールドミラーを用いて構成した場合、コールドミラーによって可視光を反射するのであるが、コールドミラーにて反射された光の中に赤外光が若干混入する場合もある。このような赤外光を第一の赤外線カットフィルターにて確実に阻止して、可視光用センサの過熱の防止や適正な可視画像の検出等を図ることができるのである。
しかも、この第一の赤外線カットフィルタが配置される部分は可視光のみを対象とする光路であるので、従来からの赤外線カットフィルタをそのまま利用でき設計負担の増大を招くこともない。
【0010】
又、上記構成において、前記フィルム画像読取用の光路における光源と前記写真フィルムとの間に、第二の赤外線カットフィルタと写真フィルムに照射される光を設定色バランスに調整する調光フィルタとが配置され、前記第二の赤外線カットフィルタと前記調光フィルタとを合わせた光透過率の波長特性が、前記赤外光用センサによる画像検出を可能とするために設定波長範囲の赤外線の透過を許容し且つ前記設定波長範囲以外の赤外線をカットするように構成されており、前記第一の赤外線カットフィルタは、前記設定波長範囲の赤外線をカットするように構成されていると好ましい。
通常は、赤外線カットフィルタはもちろんのこと、調光フィルタも赤外光の透過を阻止するように設計されるのが一般的であるため、写真フィルムの赤外画像を検出するためには、そのような設計の赤外線カットフィルタや調光フィルタであればフィルム画像読み取り用の光路から取り外す必要があり、写真フィルムの可視画像の検出に支障をきたすと共に、光路に配置された部品等の過熱を招く不都合が生じる。
【0011】
そこで、第二の赤外線カットフィルタと前記調光フィルタとを合わせた光透過率の波長特性を、赤外光用センサによる画像検出を可能とするために設定波長範囲の赤外線の透過を許容し且つ前記設定波長範囲以外の赤外線をカットするように構成することで、赤外光用センサによる画像検出が可能となるが、赤外光用センサが必要としない波長の赤外線はカットされて、もって、赤外画像を検出しようとする写真フィルム画像読取装置であっても、写真フィルムあるいは光学部品の過熱を防止することができるに至った。尚、上述のように設定波長範囲以外の波長の赤外線をカットするについては、必ずしも設定波長範囲以外の全範囲について赤外線の透過を阻止する必要はなく、光学部品等の温度上昇が許容範囲内に収まるようにカットする波長範囲を適宜設定すれば良く、更に、このような赤外線をカットする特性は、第二の赤外線カットフィルタと調光フィルタとの協働により達成すれば良く、両フィルタの何れもが赤外線をカットする特性を有する必要は必ずしもない。
また、上記両フィルタを経由し、光路分岐手段で分岐された可視光の中に若干混入した赤外光は、すでに述べたように第一の赤外線カットフィルターにて確実に阻止できるので、可視光用センサの過熱の防止や適正な可視画像の検出等を図ることができる。
そして、上記構成において、前記赤外光用センサの検出情報に基づいて前記写真フィルムの傷や埃の存在位置を特定し、前記可視光用センサの検出画像情報のうちの傷や埃の存在部分の検出濃度情報をそれらの周囲の画像の濃度情報から補正すると好ましい。
可視画像と赤外画像との位置関係を正確に特定できるようにしながら、両画像の検出を迅速に行えるので、写真フィルムに付いている傷や埃をも画像として検出して、傷や埃が付いている位置を特定することにより、その傷や埃の影響を受けた読取画像を補正して画質を改善することができる写真フィルム画像読取装置が提供できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の写真フィルム画像読取装置を画像プリント装置に備えた場合の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の実施の形態にかかる画像プリント装置IPはデジタル露光式を採用しており、図1に示すように、図示されていないフィルム現像機によって現像処理された写真フィルム(以後単にフィルムと称す)1のコマ画像をデジタル画像データとして読み取る写真フィルム画像読取装置としてのフィルムスキャナ3と、取得されたデジタル画像データを処理してプリントデータを作成するコントローラ7と、このプリントデータに基づいて印画紙2にコマ画像に対応する画像を露光するデジタルプリント部5と、露光された印画紙2を現像処理する現像処理部6とを備えている。現像処理部6で現像された印画紙2は、乾燥工程を経て仕上がりプリントとして排出される。
【0013】
フィルムスキャナ3は、主な構成要素として、照明光学系31、撮像光学系32、CCDセンサを用いた画像読取用センサISを備えている。
照明光学系31は、光源としてのハロゲンランプ31aと,そのハロゲンランプ31aの光を反射して略平行光にする反射鏡31bと,赤外線カットフィルタ31cと,ハロゲンランプ31aの出射光を所望の色バランスに調整するための調光フィルタ31dと,光の色分布や強度分布を均一にするためのミラートンネル31eとが備えられて構成されている。
【0014】
本実施の形態のフィルムスキャナ3の画像読取用センサISは、詳しくは後述するが、フィルム1の可視画像を検出する可視光用センサ33aとフィルム1の赤外画像を検出する赤外光用センサ34aとを備え、赤外光用センサ34aにてフィルム1に付いている傷や埃の状態を画像情報として得るように構成されている。従って、上記光学系も赤外光用センサ34aにより検出対象となる波長範囲の赤外光の通過を許容する必要がある。
このため、赤外線カットフィルタ31c(第二の赤外線カットフィルタに相当する)は、図2に示すように、原則として約780nm〜約1100nmの赤外線の波長範囲で透過率を低くしているのであるが、赤外光用光電変換部34の検出対象となる約820nm〜約890nmの波長範囲で透過率を若干高く設定している。
【0015】
又、調光フィルタ31dは、図3に示すように、約780nmよりも短波長側の可視光領域で透過率に所定の波長依存性を持たせて色バランスを調整すると共に、約790nm〜約1000nmの赤外線の範囲では原則として透過率を低くしながらも、赤外光用光電変換部34の検出対象となる約820nm〜約890nmの波長範囲で透過率を若干高く設定している。
従って、赤外線カットフィルタ31cと調光フィルタ31dとを合わせた光透過率の波長特性は、赤外光用センサ34aによる画像検出を可能とするために上記設定波長範囲の赤外線の透過を許容し且つ前記設定波長範囲以外の赤外線をカットするように設定されている。尚、このような波長特性は、両フィルタ31c,31dを合わせた特性として達成すれば良く、赤外線カットフィルタ31cにおいてカットしている波長範囲の赤外線の透過率を更に低くできれば、調光フィルタ31dでは赤外線の透過率を必ずしも低くする必要はない。
赤外線カットフィルタ31c及び調光フィルタ31dに上述のような波長特定を持たせるために、これらのフィルタは多層膜からなるいわゆる干渉フィルタにて形成しているが、上記夫々の波長特性を単一のガラスフィルタにて実現しても良いし、低コスト化のために波長特性の異なる複数のガラスフィルタを重ね合わせて実現しても良い。
【0016】
撮像光学系32は、ズームレンズユニット32aと,光線の進行方向を屈曲させる光路分岐手段としてのミラー32bと,赤外線カットフィルタ32cとを備えて構成されている。
ミラー32bは、いわゆるコールドミラーにて構成され、可視光はミラー32bの反射面で反射されて光線の進路が90度屈曲され、可視光用センサ33aに向けて照射され、一方、赤外光は大部分がミラー32bを通過してそのまま直進して、赤外光用センサ34bに照射される。
赤外線カットフィルタ32c(第一の赤外線カットフィルタに相当する)は、ミラー32bによって反射された若干の赤外光を確実に除去するためのもので、上述の照明光学系31の赤外線カットフィルタ31cとは異なり、図4に示すように、約820nm〜約890nmの赤外線の波長範囲においても透過率を十分低くして、可視光用センサ33aに赤外光が入射するのを阻止している。
【0017】
上述の赤外線カットフィルタ31c及び調光フィルタ31dにおける赤外光用光電変換部34の検出対象となる約820nm〜約890nmの赤外線の波長範囲での透過率、並びに、上記ミラー32bにおける当該波長範囲における透過率は、ミラー32bを透過して赤外光用光電変換部34への入射光強度が、それの出力信号の飽和する光強度以下で且つ飽和状態の1/2の信号強度以上となる光強度の範囲内となるように設定されている。
【0018】
可視用光センサ33aは、撮像光学系32によって導かれた光ビームのうち可視光を光電変換するもので、赤色(R),緑色(G),青色(B)の各色に対応して設けられたCCDラインセンサを1チップに集積して構成しており、各CCDラインセンサは、主走査方向つまりフィルム1の幅方向に多数(例えば5000個)配列された受光素子が備えられて、それらの受光素子の受光面には夫々R,G,Bのカラーフィルタが形成されている。
可視光用センサ33aの検出信号は、可視光用信号処理回路33bによって増幅及びA/D変換等の処理を行ってコントローラ7に出力される。
【0019】
赤外光用センサ34aは、可視光用センサ33aと同様の構成であるが、可視光用センサ33aがR,G,B夫々に対応して3つのCCDラインセンサが備えられているのに対し、赤外光用のCCDラインセンサのみが設けられている。
赤外光用センサ34aの検出信号は、赤外光用信号処理回路34bにて増幅及びA/D変換等の処理を行ってコントローラ7に出力される。
【0020】
フィルム1のコマ画像が所定のスキャン位置に位置決めされると、コマ画像の読取処理が開始される。コマ画像の投影光像は、フィルム搬送機構9によるフィルム1の副走査方向への送り操作により、複数のスリット画像に分割された形で順次可視光用センサ33a及び赤外光用センサ34aによって読み取られ、R、G、Bの色成分の画像信号並びに赤外成分の画像信号に光電変換され、生のデジタル画像データとしてコントローラ7に送られる。このような、フィルムスキャナ3の照明光学系31、撮像光学系32、画像読取用センサISの各制御はコントローラ7によって行われる。
フィルムスキャナ3には、上述のフィルムの画像データの読み取りの他に、図示を省略する磁気読取ヘッドにて、フィルムに磁気記録されているプリントサイズ情報等を読み取る機能をも備えている。
【0021】
デジタルプリント部5には、この実施形態では、PLZTシャッター方式が採用されている。つまり、露光ヘッド5aとして、PLZT素子からなるシャッタアレイを採用したものである。各シャッターには光源ユニット5bから光ファイバ束53を介してR、G、B各色の光が導入される。このシャッタアレイは印画紙2の幅方向、つまり搬送方向の横断方向に沿って2列に並んだ印画紙2にわたって延びており、各シャッターに所定レベルの電圧が印加されると、光透過状態(開き状態)になり、その電圧の印加が停止されると光遮断状態(閉じ状態)となる。各シャッターが露光する画像の画素に対応し、各シャッターの開閉により、一度に印画紙搬送方向で1画素分の幅で搬送横幅方向に延びる1ライン分の画像のデータが露光される。
【0022】
光源ユニット5bには、図示を省略するが、光源ランプ,光源ランプの出射光を所望の色バランスに調整する調光フィルタ,及び,回転フィルタ等が備えられている。回転フィルタは,赤色(R),緑色(G),青色(B)の3色夫々の光学フィルタが周方向に並べて配置され、この回転フィルタを常時一定速度で高速回転させることにより、R、G、Bの内の1つが選択的に光源に対向し、その色のフィルタを介して選択色の光が光ファイバーを通じてシャッターに送られる。
【0023】
コントローラ7は、フィルムスキャナ3から入力された画像の画像情報に基づいて、印画紙2にその画像が適正に再現されるように各画素毎つまりシャッター毎に、そして上述のR,G,Bの各露光色毎に、シャッターが開く時間の長さを露光量として設定する。
デジタルプリント部の方式としては、このPLZTシャッター方式以外に液晶シャッター方式、蛍光ビーム方式、FOCRT方式などが知られており、露光仕様に応じて任意に選択することができる。
【0024】
上記デジタルプリント部5まで印画紙2を搬送し、更にデジタルプリント部5にて露光処理された印画紙2を更に現像処理部6まで搬送するための印画紙2の搬送系は、図1に示すように、印画紙2を単列で搬送する印画紙供給ライン8Aと、印画紙2を2列で搬送する露光搬送ライン8Bと現像搬送ライン8Cとに区分けされ、印画紙供給ライン8Aと露光搬送ライン8Bとの間に、印画紙供給ライン8Aから順次送られてくる印画紙2を露光搬送ライン8Bの各列に振り分ける振り分け装置4が設けられている。
【0025】
図1から明らかなように、印画紙供給ライン8Aは、感光面を外側にして長尺の印画紙2をロール状に収納している2つの印画紙マガジン10のいずれか一方から選択的に印画紙2を引き出す引き出しローラ群8aと、振り分け装置4に印画紙2を受け渡す振り分け前ローラ群8bとから構成されている。
引き出しローラ群8aの搬送下流側には、印画紙マガジン10から引き出された印画紙2を各画像を露光するための領域に相当するプリントサイズに合わせて切断するペーパーカッター11が設けられており、このペーパーカッター11の下流側にバックプリント部12が設けられている。バックプリント部12は、印画紙2の裏面(感光面と反対側の面)に、フィルムIDやコマ番号、さらにプリントデータ作成時に行われた画像処理を示す補正情報などを印字するものであり、通常ドットインパックトプリンタが用いられている。
【0026】
振り分け前ローラ群8bは、バックプリント部12を挟むように配置され、夫々印画紙2の非感光面側に接当する駆動ローラ81と感光面側に接当する圧着ローラ82から成り、圧着ローラ82は駆動ローラ81に対して遠近変位可能で、駆動ローラ81と圧着ローラ82との間で印画紙2を圧着したり、解放したりすることができる。
【0027】
露光搬送ライン8Bは、各駒に対応して切断された印画紙2を2列の横並びで同時搬送することが可能なように幅広の搬送ローラユニットと、それぞれの列に対応させたガイド部材を備えている。ただし、最も搬送上流側の搬送ローラユニットは、駆動ローラ83は2列をカバーする幅広ローラであるが、駆動ローラ83に対応する圧着ローラは、右列用の圧着ローラ84aと左列用の圧着ローラ84bとに分けられている。つまり、右列用の圧着ローラ84aと左列用の圧着ローラ84bとの圧着・圧着解除操作は互いに独立的に行うことができ、2枚のカット印画紙2を順番にローラ84aと圧着ローラ84bで受け取り保持し、同時に2枚の印画紙2を露光ヘッド5aによる露光位置EPへ送り出すことができる。
【0028】
露光ヘッド5aの露光位置EPの搬送方向両側には、第1搬送ローラR1と出口側の第2搬送ローラR2とこれらを駆動する電動モータとが備えられている。第1搬送ローラR1は印画紙2の非感光面側に接当する第1駆動側ローラ85とこの第1駆動側ローラ85に対して接近離間方向に移動駆動される第1圧着ローラ86とを備えて構成され、そして第2搬送ローラR2は印画紙2の非感光面側に接当する第2駆動側ローラ87とこの第2駆動側ローラ87に対して接近離間方向に移動駆動される第2圧着ローラ88とを備えて構成されている。
第1,第2搬送ローラR1,R2の圧着状態と解除状態との切り換えはコントローラ7により制御され、印画紙2が露光位置EPを経由して搬送される途中で、印画紙2の搬送状態が、第1搬送ローラR1のみで搬送駆動される状態、第1搬送ローラR1及び第2搬送ローラR2の両方に搬送駆動される状態、第2搬送ローラR2のみによって搬送駆動される状態の3つの搬送状態に順次切り換えられる。
【0029】
第2搬送ローラR2の搬送下流側では、図示を省略する湾曲ガイドを備えて搬送経路が湾曲しており、その経路に沿って、第1ターン駆動ローラ91とこの第1ターン駆動ローラ91に対して遠近変位可能な第1ターン圧着ローラ92、及び、第2ターン駆動ローラ93とこの第2ターン駆動ローラ93に対向して取り付けられている第2ターン圧着ローラ94が配置されている。第1・第2ターン搬送圧着ローラ91,93の間に配置されている図示しない湾曲ガイドは、非感光面側のガイド部分は、搬送下流側に設けられた揺動支点周りで外方に揺動可能であり、必要に応じて湾曲ガイドを通過する印画紙2を外側にふくらませることができる。尚、第1ターン駆動ローラ91と第1ターン圧着ローラ92とによる印画紙2の圧着保持は、2列で搬送される圧着対象の印画紙2の両方が露光位置EPの通過を完了して、露光動作が終了した後に行われる。
【0030】
印画紙供給ライン8Aの搬出エリアから順次送られてくる印画紙2を露光搬送ライン8Bの各列の搬入エリアに振り分ける振り分け装置4は、図1に概略的に示すように、各独立に縦方向及び横方向に移動駆動される第1チャッカー部60Aと第2チャッカー部60Bとが備えられて構成されている。
これら第1チャッカー部60A及び第2チャッカー部60Bは、図示を省略するが、何れも印画紙2を挟持搬送可能であり、第1チャッカー部60Aは印画紙供給ライン8Aの搬送下流端から受け取った印画紙2を中間駆動ローラ83と第1中間圧着ローラ84aとの対に引き渡し、又、第2チャッカー部60Bは印画紙供給ライン8Aの搬送下流端から受け取った印画紙2を中間駆動ローラ83と第2中間圧着ローラ84bとの対に引き渡し、第1チャッカー部60Aと第2チャッカー部60Bとが交互に昇降搬送して、露光搬送ライン8Bにおける2列の搬送経路の夫々に印画紙2を振り分ける。
【0031】
次に、上記構成の画像プリント装置IPにおけるプリント作製動作を概略的に説明する。
先ず、プリントを作製するためのフィルム1を、フィルムスキャナ3に装填すると、フィルム搬送機構9にて搬送されながらフィルム1の各駒の画像の読み取りが行われる。
このフィルム1の画像の読み取りは、可視光用センサ33aにてフィルム1に撮影されている本来の画像情報を読み取ると共に、赤外光用センサ34aにてフィルム1に撮影されている本来の画像情報ではなくフィルム1に付いている傷や埃の画像情報を読み取る。赤外光用センサ34aにてこのような画像情報を読みとれるのは、フィルム1に入射した赤外光はフィルム1に記録されている撮影画像自体には影響を受けないが、フィルム1に上記傷や埃が存在するとそれらに散乱されて透過光量が低下し、傷や埃の存在を画像情報として得ることができることによる。
【0032】
可視光用センサ33aにて検出された可視画像及び赤外光用センサ34aにて検出された赤外画像は夫々可視光用信号処理回路33b,赤外光用信号処理回路34bを経てコントローラ7に入力される。
コントローラ7では、可視光用センサ33aから入力された可視画像の各色毎に濃度情報に基づいて、露光ヘッド5aにて露光する画像の各色について各画素毎に露光量を設定する。
このとき、フィルム1上に傷や埃が存在すると、可視光用センサ33aにて検出した画像における傷や埃の存在部分の検出濃度が本来の画像の濃度情報から変化しており、そのまま露光量を設定すると、得られたプリントは、傷や埃の存在部分で画質が劣化してしまう。
このためコントローラ7では、赤外光用センサ34aの検出情報に基づいてフィルム1の傷や埃の存在位置を特定し、可視光用光電変換部33の検出画像情報のうちの傷や埃の存在部分の検出濃度情報をそれらの周囲の画像の濃度情報から補間処理等にて補正し、補正後の濃度情報に基づいて露光量を設定する。
【0033】
このようにして各画素毎に露光量を設定すると、露光搬送ライン8Bを搬送されて露光位置EPを通過する印画紙2に対して、設定した露光量で露光ヘッド5aに露光作動させて画像を露光する。
露光処理が完了した印画紙2は、現像処理部6に搬送されて現像処理され、乾燥後に完成プリントとして排出される。
【0034】
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
▲1▼ 上記実施の形態では、画像読取用センサISは、可視光用センサ33aと赤外光用センサ34aとを備えて、可視光と赤外光とを別個のセンサにて検出しているが、可視光用センサ33aに備えられたR,G,Bの各色に対応して設けられたCCDラインセンサに更に赤外光用のCCDラインセンサを集積して、単一のセンサで構成しても良い。
▲2▼ 上記実施の形態では、赤外光用センサ34aにより検出対象とする赤外線の波長範囲として、約820nm〜約890nmの波長範囲を例示しているが、これは、赤外線画像検出手段において用いる赤外線センサの検出特性に応じて種々に変更されるものである。
▲3▼ 上記実施の形態では、光源をハロゲンランプ31aにて構成して可視光及び赤外光の両方を出射する構成としているが、光源を可視光用の光源と赤外光の光源とを有する複合的な光源として構成し、それらの光源の何れの出射光をもフィルム画像読み取り用の光路に入射するように光学系を構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像プリント装置の概略ブロック構成図
【図2】本発明の実施の形態にかかる赤外線カットフィルタの波長特性を示す図
【図3】本発明の実施の形態にかかる調光フィルタの波長特性を示す図
【図4】本発明の実施の形態にかかる赤外線カットフィルタの波長特性を示す図
【符号の説明】
IS 画像読取用センサ
1 写真フィルム
31a 光源
31c 赤外線カットフィルタ
31d 調光フィルタ
32b 光路分岐手段
32c 赤外線カットフィルタ
33a 可視光用センサ
34a 赤外光用センサ
Claims (4)
- 光源から出射する光を写真フィルムに照射して前記写真フィルムの画像を画像読取用センサにて読み取る写真フィルム画像読取装置であって、前記光源は可視光と赤外光とがフィルム画像読み取り用の光路に併存する状態で出射するように構成され、
前記画像読取用センサは、写真フィルムの可視画像を検出する可視光用センサと写真フィルムの赤外画像を検出する赤外光用センサとが異なる位置に配置され、
前記フィルム画像読み取り用の光路に、可視光を前記可視光用センサに向けて照射すると共に、赤外光を前記赤外光用センサに向けて照射するための光路分岐手段が備えられ、前記光路分岐手段と前記可視光用センサとの間に、第一の赤外線カットフィルタが配置されて構成されている写真フィルム画像読取装置。 - 前記フィルム画像読取用の光路における光源と前記写真フィルムとの間に、第二の赤外線カットフィルタと写真フィルムに照射される光を設定色バランスに調整する調光フィルタとが配置され、
前記第二の赤外線カットフィルタと前記調光フィルタとを合わせた光透過率の波長特性が、前記赤外光用センサによる画像検出を可能とするために設定波長範囲の赤外線の透過を許容し且つ前記設定波長範囲以外の赤外線をカットするように構成されており、前記第一の赤外線カットフィルタは、前記設定波長範囲の赤外線をカットするように構成されている請求項1に記載の写真フィルム画像読取装置。 - 前記赤外光用センサの検出情報に基づいて前記写真フィルムの傷や埃の存在位置を特定し、前記可視光用センサの検出画像情報のうちの傷や埃の存在部分の検出濃度情報をそれらの周囲の画像の濃度情報から補正する請求項1又は2に記載の写真フィルム画像読取装置。
- 前記光路分岐手段は、コールドミラーにて構成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の写真フィルム画像読取装置。
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