JP2001106996A - ラミネートフィルム及びそれを用いた印刷物等のラミネート方法 - Google Patents

ラミネートフィルム及びそれを用いた印刷物等のラミネート方法

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JP2001106996A
JP2001106996A JP32309599A JP32309599A JP2001106996A JP 2001106996 A JP2001106996 A JP 2001106996A JP 32309599 A JP32309599 A JP 32309599A JP 32309599 A JP32309599 A JP 32309599A JP 2001106996 A JP2001106996 A JP 2001106996A
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laminated film
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film
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laminating
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JP32309599A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Kimura
義和 木村
Masahito Tsuchiya
雅人 土屋
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Arkray Inc
Original Assignee
Arkray Inc
Kyoto Daiichi Kagaku KK
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  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機溶剤や加熱装置を使用せずに印刷物等の
表面をラミネートすることを可能にする。 【構成】 支持体1の一方の面に強圧により接着性を発
揮する接着剤層2を形成する。残るもう一方の面には合
成樹脂のフィルム層等の表面処理層3を形成してもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雑誌や書籍の表紙、ポ
スターやパンフレット等の印刷物、名詞やハガキ等のカ
ード類の表面を被覆することによりそれら表面や外観を
保護、強化し耐久性を持たせると共に、光沢により美観
を向上をさせるラミネートフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来印刷物等の表面をラミネートフィル
ムで被覆する方法として、主にドライラミネートやサー
マルラミネートという方法が行われていた。前者はフィ
ルムに接着剤を塗りながら印刷物表面に被覆する方法
で、後者は予め感熱接着剤が一方の面に形成されたフィ
ルムを、加熱しながら印刷物表面に感熱接着剤で被覆す
る方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のラミネート法
(ドライラミネート・サーマルラミネート)には以下の
問題点がある。ドライラミネートにおいては、使用する
接着剤が有機溶剤を使用したものが多い。そのため公害
問題が常につきまとい、中でも非常に危惧されるのは作
業者の健康を害する恐れがあるという点である。従っ
て、作業工程中に乾燥工程で揮発した有機溶剤を強制的
に外部へ放出しなければならず、そのための乾燥装置は
非常に複雑な構造と大きな空間を必要とし、その結果莫
大なコストが掛かることになる。さらにドライラミネー
トは揮発した有機溶剤が非常に引火しやすいため爆発や
火災等の事故が発生し得るという危険性を常に含んでい
る。
【0005】またサーマルラミネートは有機溶剤を使用
しないのでドライラミネートのような公害問題や乾燥装
置を必要とせず、さらに爆発や火災等の事故も発生する
ことがない。しかるにサーマルラミネートは感熱接着剤
を使用するため、印刷物表面をラミネートフィルムで被
覆する際に印刷物は高温のヒートローラー間を通過しな
ければならず、その加熱により印刷用紙の水分が揮発し
従来の紙のしなやかさを失いカールの原因になる。さら
にサーマルラミネートは最近普及し始めたオンデマンド
印刷等のトナーによる印刷物には使用することができな
い。なぜならばトナーの中に含まれる樹脂が加熱すると
溶融し、トナーと接触するロール等に転移したり流れた
りして印刷表面を著しく汚損してしまうのである。
【0006】本発明は、ドライラミネートのように公害
問題や複雑な構造でコストがかかりスペースを必要とす
る乾燥装置が不要で、さらに有機溶剤の揮発による爆
発、火災等の危険性がなく、またトナーによる印刷物に
も対応できるラミネートフィルムを提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のラミネートフィルムは、支持体の一方の面に
強圧により接着性を発揮する接着剤層を形成したことを
特徴としている。なお、残るもう一方の面に合成樹脂層
を形成する等の表面処理を施しても構わない。さらに上
記目的を達成するために本発明のラミネート方法は、支
持体の一方の面に強圧により接着性を発揮する接着剤層
を形成したラミネートフィルムを連続的に印刷物の表面
と整合する工程、整合されたラミネートフィルムと印刷
物を強圧で連続的に完全接着する工程及び印刷物に完全
接着したラミネートフィルムをカットし単体の印刷物ご
とに分離する工程からなることを特徴としている。前記
ラミネート方法において、ラミネートフィルムを印刷物
の表面側と裏面側の両方から繰り出して印刷物の表裏面
で整合させれば、両面ラミネートを同時に行うことも可
能である。
【0008】本発明のラミネートフィルムの支持体とし
て、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリスチレン、ポリカーボネート、
アセテート、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン等の樹脂から選択でき、中でも
価格や取扱の至便さからポリプロピレンが好適に使用す
ることができる。
【0009】本発明のラミネートフィルムの支持体の一
方に面に形成される強圧により接着性を発揮する接着剤
層として、例えば感圧性カプセル型接着剤が好適に使用
できる。この感圧性カプセル型接着剤は全カプセル型接
着剤とカプセル溶剤活性型接着剤の2種類があり、前者
の全カプセル型接着剤はマイクロカプセル化した接着剤
のカプセルを圧力により破壊することで接着性を発揮す
るものである。接着組成のベースポリマーとしてはポリ
イソブチレン、ポリビニルエーテル、ポリシロキサン等
の樹脂があり、添加剤として粘着付与剤、可塑剤、離型
剤、滑剤、充填剤、酸化防止剤、溶剤等が含まれる。な
お、本発明に適用され得る感圧性全カプセル型接着剤は
通常では粘着性や接着性を示さず乾燥した面またはフィ
ルムとして使用可能なため、支持体の一方の面に容易に
形成可能であり、また接着組成の配合比率により接着力
の強弱及びカプセル破壊圧力の設定も容易に可能であ
る。後者のカプセル溶剤活性型接着剤は、溶剤のみをマ
イクロカプセル化し溶剤型接着剤に混入したもので、前
者同様に通常では粘着性や接着性を示さず乾燥した面ま
たはフィルムとなり取扱が至便である。またドライシー
ラーと称される強圧により接着性を発揮する感圧性接着
剤を使用することも可能であり、さらにほとんど粘着性
がない弱粘着性の粘着剤により強圧接着することも可能
である。
【0010】本発明のラミネートフィルムの支持体のも
う一方の面に施される表面処理は、例えば硫酸、クロム
酸混液、過マンガン酸カリ、表面加水分解等による液相
化学処理や火炎処理、オゾン、酸素、塩素、SO2、N
O2、紫外線、放射線による酸化、架橋等の気相処理が
あるが、コロナやプラズマ処理でもよい。また上記処理
による表面改質の他に極薄の樹脂層を形成してもよい。
その樹脂として例えばポリエチレン、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体、エチレンアクリル酸共重合体、エチレンア
クリル酸エチル共重合体、ポリアミド樹脂、アイオノマ
ー樹脂、ポリエステル樹脂等が好適に使用できる。
【0011】
【作用】既述のように構成されたラミネートフィルム
は、ドライラミネートのように印刷物表面のラミネート
加工において有機溶剤を使用しない。従って、乾燥等の
余分な装置を必要とせず、爆発や火災及び公害等の危険
がない。またサーマルラミネートのように加熱装置が不
要で、簡単な加圧装置でラミネートできるとともに加熱
処理に弱いトナーの印刷物にも対応可能である。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は本実施例で使用するラミネートフィルムの断面図を
表す。図2は本件発明のラミネートフィルムを用いた製
造方法の工程図を表す。図3は印刷物表面にラミネート
フィルムを完全接着した状態の断面図を表す。図1のラ
ミネートフィルムFはポリプロピレンの支持体1の下面
に感圧性全カプセル型接着剤による接着剤層2が形成さ
れ、上面にはポリエチレンの極薄膜の表面処理層3が形
成されている。このラミネートフィルムを用いて印刷物
表面をラミネート加工するには、図2に示す如くロール
から連続的に繰り出されるラミネートフィルムFと、ス
トッカーから1枚ずつ連続的に繰り出される印刷紙S
が、加圧ローラー6の手前で定位置に整合される。そし
てその状態のまま加圧ローラー6に送り込まれ加圧さ
れ、加圧により接着性を発揮する接着剤層2により、印
刷紙SとラミネートフィルムFが図3の状態に完全接着
される。その後ラミネートフィルムFにより連続的に被
覆され連接された状態の複数の印刷紙Sを、スライドカ
ッター7等で単位印刷紙毎に継ぎ目でカットしストッカ
ーへ移送する。
【0013】なお本発明は以上の実施例に限定されるも
のではない。例えば印刷紙Sは本実施例のカット判に限
らずフォーム印刷や輪転印刷等の長尺シートでも構わな
い。またラミネートフィルムはロールから連続的に繰り
出されるものに限らず、1枚毎のカット判であっても構
わない。さらに印刷物の表裏面をラミネートする場合
は、図2の一点鎖線で示されるようにラミネートフィル
ムFを印刷紙Sの流れの下側から繰り出し印刷物の裏面
で整合することで可能となる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のラミネー
トフィルム及びそれを用いたラミネート方法では、ドラ
イラミネートのように印刷物表面のラミネート加工にお
いて有機溶剤を使用しない。従って、乾燥等の余分な装
置を必要とせず、爆発や火災及び公害等の危険がない。
またサーマルラミネートのように加熱装置が不要で、簡
単な加圧装置でラミネートできるとともに加熱処理に弱
いトナーの印刷物にも対応可能である。さらに機械装置
が加圧装置等の単純な構造で済むため、スペースを必要
とせずメンテナンスも容易であり、初心者でも簡単にラ
ミネート作業をこなすことが可能で、失敗が少なく効率
が上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例で使用するラミネートフィルムの断面
図を表す。
【図2】本件発明のラミネートフィルムを用いた製造方
法の工程図を表す。
【図3】印刷物表面にラミネートフィルムを完全接着し
た状態の断面図を表す。
【符号の説明】
F ラミネートフィルム S 印刷紙 1 支持体 2 接着剤層 3 表面処理層 4 紙材 5 印刷インク 6 加圧ローラー 7 スライドカッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F006 AA12 AA15 AA17 AA35 AA36 AA38 AB13 AB20 AB39 BA01 CA07 CA10 DA03 4J004 AA05 AA07 AA08 AA11 AB01 AC01 CA04 CA05 CA06 CC02 CC03 CC05 CD05 CD06 FA01 FA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の一方の面に強圧により接着性を
    発揮する接着剤層を形成したことを特徴としたラミネー
    トフィルム。
  2. 【請求項2】 支持体の一方の面に強圧により接着性を
    発揮する接着剤層を形成し、残るもう一方の面に表面処
    理層を設けたことを特徴とした請求項1に記載のラミネ
    ートフィルム。
  3. 【請求項3】 表面処理層が合成樹脂のフィルム層であ
    ることを特徴とした請求項2に記載のラミネートフィル
    ム。
  4. 【請求項4】 支持体の一方の面に強圧により接着性を
    発揮する接着剤層を形成したラミネートフィルムを連続
    的に印刷物の表面と整合する工程、整合されたラミネー
    トフィルムと印刷物を強圧で連続的に印刷物と整合する
    工程及び印刷物に完全接着したラミネートフィルムをカ
    ットし単体の印刷物ごとに分離する工程からなることを
    特徴とした印刷物等のラミネート方法。
  5. 【請求項5】 支持体の一方の面に強圧により接着性を
    発揮する接着剤層を形成したラミネートフィルムを連続
    的に印刷物の表裏面と整合する工程、整合されたラミネ
    ートフィルムと印刷物を強圧で連続的に印刷物と整合す
    る工程及び印刷物に完全接着したラミネートフィルムを
    カットし単体の印刷物ごとに分離する工程からなること
    を特徴とした印刷物等のラミネート方法。
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EP1148103A1 (en) 2000-04-18 2001-10-24 Seiko Epson Corporation Ink jet recording ink set, recording method and recorded image made thereby
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