JP2001106488A - ローダ - Google Patents

ローダ

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JP2001106488A
JP2001106488A JP28712699A JP28712699A JP2001106488A JP 2001106488 A JP2001106488 A JP 2001106488A JP 28712699 A JP28712699 A JP 28712699A JP 28712699 A JP28712699 A JP 28712699A JP 2001106488 A JP2001106488 A JP 2001106488A
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guide
loader
carrier
hook
roller shaft
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Akio Oyaji
明男 大谷地
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積載作業が簡易にかつ迅速に行え、座高空間
を有効に利用する。 【解決手段】 ローダ本体1と、このローダ本体の一端
に着脱自在である作動装置5とからなり、ローダ本体は
ローラシャフト7に取付られているローラ6を有すると
共に、一端にローラシャフトに支持された受部8を有す
るベース体2と、このベース体を上側から覆いかつ内側
にガイド部材12を取付け、上部が荷受部3aであり、
この荷受部に掛止め孔13aを開けてある荷台体3とを
備え、ガイド部材はローラシャフト7が走行するガイド
凹部15を設け、作動装置5は受部8に挿脱可能である
ハンドルレバー16と、このハンドルレバーに取付けて
あるステー17と、このステーにシャフト20を中心と
して回転可能に取付け、先端にフック23を有する作動
体18とを備え、ハンドルレバーを受部を介してローダ
本体1に取付けて、フックを掛止め孔に掛止めた状態
で、起伏動作することで、荷台体がベース体2上を長さ
方向に移動しながら昇降する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば貨物専用
車輌の荷台や倉庫等の荷台床に設置して、荷受部(積載
部)を床面より上方に上げたり、床面内へ格納すること
ができるローダに関する。
【従来の技術】従来から、トラックの荷台に設置して使
用するローダとして、一端上部にカム機構を収納してい
る収納ボックスを設けているローダ本体と、上記収納ボ
ックスから起立している操作棒体とからなるものが知ら
れている。ローダ本体は底部にローラを有しており、荷
台床内に設けてある溝形レール内を走行自在である。ロ
ーダ本体は、ローラを取付けているベースフレームと、
このベースフレームに対して昇降自在の荷台フレームと
を備えている。ローダ本体の一端部に位置している収納
ボックス内のカム機構は、収納ボックスの上面の孔から
挿入される操作棒体の回転操作を通じて、荷台フレーム
をベースフレームに対して昇降させるものである。ロー
ダによる荷物の搬入作業を説明する。荷台床に間隔を置
いて設けてある対のレール内のそれぞれにローダ本体を
差し入れる。収納ボックスの位置は、常にローダ本体の
後端側(作業者の手前側)にくるようにする。そして例
えばフォークリフトで荷物を対のレールを跨ぐように荷
台床上に下ろす。そして操作棒体を収納ボックスの孔に
挿入し、起立させると共に、下端部をカム機構と連結さ
せる。その後、操作棒体を約45度倒すと、カム機構は
荷台フレームを上昇させる。荷台フレームにおける荷台
部の上面は荷台床の床面上方に押上げられる。このため
に、ローダ本体は、荷台部の上面で荷物を積載した状態
となる。この状態のまま、操作棒体を持ってローダ本体
を前進させ、定められている荷物を置くべき位置に達し
た時点で停止する。停止後、操作棒体を元位置に戻す
と、荷台フレームの荷受部は荷台床のレール内に再び格
納され、荷物は床面に接地される。したがって、荷物は
ローダ本体によって所定位置まで運ばれたことになる。
運搬終了後は、垂直の状態にあるハンドルレバーを利用
して、ローダ本体をレールを移動しながら荷台床の当初
の位置に戻す。このような作業を繰り返して、荷台床に
荷物を積載する。ローダによる荷物の搬入作業を説明す
る。荷台床に間隔を置いて設けてある対のレール内にロ
ーダ本体を設置する。そして操作棒体を収納ボックス上
に垂直に立ててから、約45度倒して荷台フレームの荷
台部を床面より上方に突出させる。この動作によって荷
台部上面に荷物が積載される。この状態で、操作棒体と
は別に容易されている引掛け棒体の先端部を荷物の最下
段に位置しているパレットの開口部に差し入れて、その
先端部でパレットを引っ掛ける。そしてこの引っ掛け棒
体を持って荷物が積載されたローダ本体を搬出位置まで
移動させる。そして引っ掛け棒体をパレットから外して
から、再び傾斜している操作棒体を垂直に起こすと、荷
台部は荷台床下方に格納される。最後に操作棒体を収納
ボックスから外す。このような作業を繰り返す。
【発明が解決しようとする課題】従来のローダでは、ロ
ーダ本体の一端部に収納ボックスが立上って、正面形状
がほぼL字状となっている。このため、ローダ本体をレ
ールに設置した状態では、収納ボックスが常に床面より
突出している。このように突出部分の存在によって、次
のような解決すべき課題がある。第1は、荷物の搬入時
に、突出部分が搬入の障害となり、この突出部分を避け
ながら作業をしなければならず、搬入作業に手間がかか
る。第2は、荷台床の床面から天井面までの高さ(座高
空間)が上記突出部分によってその一部が占められるの
で、座高空間が狭くなり、この座高空間を最大限利用す
るには限界があった。第3は、上記突出部分が座高空間
を狭くすることになるので、積載物の座高が座高空間に
等しくなるような条件下では、荷物の搬入に苦慮してい
るのが実状である。この発明の目的は、積載作業が簡易
にかつ迅速に行え、座高空間を有効に利用することにあ
る。
【課題を解決するための手段】この発明は、ベース体と
荷台体とを有するローダ本体と、上記荷台体の昇降動作
を案内するためのガイド手段と、上記ローダ本体の一端
部に着脱可能である作動装置とを具備しているものであ
る。上記ベース体は、その長さ方向に間隔を置いて複数
のローラをローラシャフトを介して取付けてあると共
に、一端部内に支持シャフトを回転中心とする受部をこ
の支持シャフトに取付けてある。上記荷台体は、上記ベ
ース体の上側をその長さ方向に移動しながら昇降可能で
あり、上記長さ方向の一端部側に掛止め部を設けてあ
り、上部が荷受部となっている。上記ガイド手段は、上
記ベース体と荷台体とのいずれか一方に設けてある複数
のガイド凹部及び各ガイド凹部に連続する停止部と、他
方に設けてあって上記ガイド凹部内を移動可能であるガ
イド移動部材とを備えている。上記ガイド凹部は、上記
ガイド移動部材が昇降するためのガイド傾斜面を設けて
あり、ガイド傾斜面の一方端部側が上記停止部に連続し
ている。上記作動装置は、上記受部に挿脱可能であるハ
ンドルレバーと、このハンドルレバーに取付けてあるス
テーと、このステーにシャフトを中心として回転可能に
取付けてある作動体とを備えている。上記作動体は、そ
の先端部に上記掛止め部に掛止め可能なフックを設けて
ある。
【作用】作動装置は、ローダ本体の一端部に着脱自在で
ある。ローダ本体は荷台床内に設置されている状態で、
作動装置を取付けていない場合には、ローダ本体の荷台
部上に荷物の移動を妨げるような突出部分が存在しな
い。そしてこのような突出部分が存在しないことは、荷
台床の座高空間を最大限に利用でき効果をもたらし、ス
ペース効率を高めることに寄与する。
【発明の実施の形態】図1乃至図6に示すローダは、ベ
ース体2と荷台体3とを有するローダ本体1と、上記荷
台体の昇降動作を案内するためのガイド手段4と、ロー
ダ本体1の一端部に着脱可能である作動装置5とを具備
している。ローダ本体1は、その上面で荷物を積載しな
がら、車輌等の荷台床26内に設けられているレール2
6bを走行し、所定の位置まで搬送することができる。
またローダ本体1は、その上面で荷物を乗せることな
く、所定位置まで移動することができる。ローダ本体1
におけるベース体2について説明する。図6乃至図11
に示すように、ベース体2はチャンネル材によって形成
され、その内部に複数のローラ6を有している。ローラ
6はベース体2内に間隔を置いて配置されており、ロー
ラシャフト7の両側に取付けられている。ローラシャフ
ト7はベース体2の両側の保持部2bに回転可能に軸支
されている。ローラ6の下部は、ベース体2の平面部2
aに設けてある開口部2a1から下方に露出され、例え
ば図2に示すようにレール26b内を走行可能である。
開口部2a1のうち、ベース体2の一端(図7左端)に
位置している開口部2a11は他の開口部より大きい。
受部8は、ベース体6の一端内部に配置され、支持シャ
フトによって回転自在に取付けられている。ローラシャ
フト7のうち、ベース体2の一端(図8左端)に位置し
ているローラシャフト7aが上記支持シャフトを兼用し
ている。受部8は、図1及び図6に示すように、その上
端面から下方に向けて開けた保持孔8aを設けてある。
ベース体2の両端には保持部2bの外面から規制ピン9
が突出されている(図9)。図6において、10は止め
部材であり、11はカラーである。ローダ本体1におけ
る荷台体3について説明する。図12乃至図14に示す
ように、荷台体3は山形鋼によって形成されている。荷
台体3の上部に位置している平面部は荷受部3aであ
り、荷受部の上面が荷受面である。荷台体3の両端に
は、規制長溝3b1が両側部3bに形成されている。規
制長溝3b1は図13右方に向けて下がる方向に傾斜さ
れている。また図7及び図12に示すように、荷台体3
は内部にガイド部材12を備えている。ガイド部材12
は山形鋼によって形成されている。荷台体3の荷受部3
aとガイド部材12の平面部12aとは上下に重ねら
れ、しかも溶接等の固定手段を用いて一体化されてい
る。荷台体3の荷受部3a及びガイド部材12の平面部
12aの双方の一端(図7左端)には、開口部3a1,
12a1及び取付け孔3a2,12a2が開けられてい
る。上下に位置している取付け孔3a2と取付け孔12
a2とは一つの連結孔を形成している。掛止め部である
板状のジョイント部材13は上記連結孔に嵌め込まれて
おり、ビス14で固定されている。ジョイント部材13
はその中央部に掛止め孔13aを貫通してある。掛止め
孔13aは図1では右側を上に向けて傾斜したものとな
っている。図15に示すように、ガイド部材12はガイ
ド凹部15を設けている。ガイド凹部15はガイド部材
12の両側の側部12bに形成されている。左右の側部
12bに形成されているガイド凹部15は、互いに対向
して対となって、側部の長さ方向に等間隔を置いて配置
されている。各ガイド凹部15は最深部から図15右方
に向かって下り勾配のガイド傾斜面15aとなってい
る。各側部12bの下端面は、ガイド傾斜面15aに連
続し平坦な停止部12cである。停止部12cには、図
16の例では位置決め凹部12c1を形成してある。こ
の位置決め凹部12c1は必ずしも設けることを要しな
い。ベース体2と荷台体3との関係について説明する。
荷台体3は、図1及び図4に示すように、ベース体2上
に長さ方向にスライド可能に係合されている。ベース体
2と荷台体3とは互いに対となって組み合わされている
(図7参照)。図2に示すように、ベース体2は荷台体
3によって上方から覆われている。図2では、ベース体
2の保持部2bは、荷台体3の側部3bとガイド部材1
2の側部12bとの間に差し込まれている。ベース体2
の受部8は荷台体3内に納まっている。ベース体2の規
制ピン9は荷台体3の規制長溝3b1内に突出してお
り、規制長溝内を移動可能である。規制ピン9と規制長
溝3b1は、荷台体3の移動距離を規制する手段を構成
している。規制ピン9は、図1では、規制長溝3b1の
一端(上端)に位置して右方へのさらなる移動を制御し
ている。受部8は図1に示すように荷台体3内に納めら
れ、受部の上部がガイド部材12の開口部12a1内に
位置している。ガイド手段4は、図1及び図4に示すよ
うにガイド部材12に設けてあるガイド凹部15及び停
止部12cと、ガイド移動部材であるローラシャフト7
とによって構成されている。ベース体2におけるローラ
シャフト7の両端部は、ガイド凹部15内を移動可能で
ある。そして荷台体3が通常は、ガイド凹部15の最深
部に位置している(図1及び図11参照)。荷台体3の
使用時(荷物の搬送時)には、ローラシャフト7は、ガ
イド凹部15の最深部からガイド傾斜面15aを経てガ
イド傾斜面に連続している停止部12cまでの間を往復
する。往復する過程で、荷台体3はベース体2に対して
図1及び図4左右方向に移動しながら上下動する。作動
装置5について説明する。図1、図2及び図6に示す作
動装置5は、ハンドルレバー16、ステー17及び作動
体18を備えている。ハンドルレバー16は棒状に形成
され、受部8の保持孔8aに挿脱可能である。ハンドル
レバー16は、受部8を中心として回転可能である。使
用時には、ハンドルレバー16は受部8に挿入され、荷
台体3上に起立させたり、または所定角度傾斜させる。
ステー17は、ハンドルレバー16の下部にビス19で
取付けられている。作動体18は、ステー17にシャフ
ト20を中心として回転可能に取付けられている。作動
体18は位置保持機構によって回転が規制されている。
位置保持機構として、図1及び図6の例ではラチェット
機構を構成するラチェットスプリング21及びラチェッ
トベアリング22がステー17内に納められている。ラ
チェットベアリング22はラチェットスプリング21の
両端に配置され、ステー17の側面から露出して作動体
18の係止孔18a(図6)に所定のばね力によって係
止されている。作動体18は山形に形成されており、そ
してその先端部にフック23を設けてある。フック23
は図1ではL形状の部材で構成されている。フック23
は作動体18の平面部の下面にボルト24によって固定
されている。フック23はジョイント部材13の掛止め
孔13aに掛止め可能である(図1参照)。フック23
の先端に突起部23aを設けている。突起部23aは、
掛止め孔13aに掛止められている作動体18の不用意
な外れを防止する役割を有している。また作動体18の
先端部上には引っ掛け部25を設けてある。引っ掛け部
25は、作動体18の平面部にボルト24で固定されて
いる。引っ掛け部25の両側には、それぞれの上端が鋸
刃状に形成された立上り部25aが形成されている。作
動体18の後端部には切込み18bを形成してある。ハ
ンドルレバー16は切込み18b内を貫通すると共に、
切込みの長さ方向に移動可能である。ベース体2、荷台
体3及び作動装置5の相互関係を説明する。作動体18
のフック23を掛止め孔13aから離脱させ、ハンドル
レバー16を受部8から抜くことにより、作動装置5
は、ローダ本体1から分離される。ハンドルレバー16
の下部をローダ本体1内に設けてある受部8の保持孔8
aに挿入し、荷台体3上にステー17を垂直に立ててい
るときは、図1に示すように、ベース体2と荷台体3と
は上下に隙間なく重ねられた状態にある。このとき、ベ
ース体2のローラシャフト7は、ガイド凹部15の最深
部に位置している。ステー17は、これを受部8を中心
として、図1反時計方向に所定角度回転させると、作動
体18のフック23とジョイント部材13とを通じて、
荷台体3を図1左方に引っ張る。この引張力により、ロ
ーラシャフト7はガイド凹部15のガイド傾斜面15a
を転がりながら停止部12cに向かって移動し、やがて
停止部12cへ至ることになる(図4)。ローラシャフ
ト7の移動の過程で、荷台体3は徐々に上昇し、ローラ
シャフト7が位置決め凹部12c1に達した時点で、ベ
ース体2と荷台体3との間に隙間があき、荷受部3aの
荷受面は荷台床26の床面26a上方に突出する(図1
7III参照)。このように作動装置5をローダ本体1
の一端部に取り付けている状態においてハンドルレバー
16を回転操作させれば、荷台体3を図4左右に移動し
ながら昇降させることができる。さらに、図16を参照
して、ガイド凹部15とローラシャフト7との関係、荷
受部3aと床面26aとの関係を説明する。荷台体3が
図I矢印方向(左方)に引っ張られると、ローラシャフ
ト7はガイド凹部15のガイド傾斜面15aを走行する
ため、徐々に荷受部3aの荷受面が床面26aに接近
し、やがて床面26aより上方に露出される(図II参
照)。そして図IIIに示すようにローラシャフト7が
ガイド傾斜面15aを越えて停止部の位置決め凹部12
c1に至ると、すなわち図左方へ所定距離移動すると、
荷受部3aの荷受面が床面26aより所定距離上方に移
動する。この段階で、荷受部3aの荷受面で荷物27を
積載して搬送が可能となる。またローラシャフト7を図
IIIの位置から右方に向けて図Iの位置まで移動させ
ると、荷台体は移動しながら次第に降下して、やがて荷
受部3aは床面26a下のレール26b内に格納される
ことになる。この段階で、荷物27は床面26aに接す
るから、荷物と荷受部3aとは離れ、その結果荷台体3
はレール26b内を自在に走行可能となる。次に、使用
法を説明する。荷物27を荷台床26に搬入する場合に
ついて、主に図17及び図18を参照して説明する。 (ローダ本体1の設置操作)まず、各図Iに示すよう
に、ローダ本体1を対のレール26b内に順次設置す
る。 (荷物27の搬入)ついで、運搬車例えばフォークリフ
トによって、図18(II)に示すように、パレット2
8の上面に積載した荷物27をパレットと共に床面26
a上に下す。この際、パレット28は、ローダ本体1を
跨ぐように置き、しかもローダ本体の一端部を避ける。 (作動装置5の取付け操作)そして、図17(II)に
示すように、ハンドルレバー16を利用して作動装置5
をローダ本体1の一端部に取付ける。取付け方法に関し
て、ハンドルレバー16の下端部を受部8の保持孔8a
内に差し込み、このハンドルレバーをローダ本体上に起
立させる。そして作動体18のフック23をジョイント
部材13の掛止め孔13a内に差し入れて、この掛止め
孔に掛止める。この掛止め状態は、ラチェットベアリン
グ22が作動体18の側面の係止孔18aに所定のばね
力で係合しているので、維持される。 (荷受部3aへの積載)その後、ハンドルレバー16を
図17(II)の位置から受部8を中心として反時計方
向に約45度回転させると、図17(III)及び図1
8(III)に示すように荷台体3の荷受部3aは床面
26aより上方に移動する。このため荷受部3a上に積
載されている荷物27は押し上げられる。すなわち、ハ
ンドルレバー16を反時計方向へ回転することにより、
ベース体2のローラシャフト7がガイド凹部15のガイ
ド傾斜面15aを転がりながら上昇し、ハンドルレバー
を所定角度例えば約45度回転した段階で、ローラシャ
フト7が停止部12cに移動することになる(図16参
照)。このために、荷受部3aが床面26aより上方に
移動し、パレット28を通じて荷物27を押し上げる。
その結果として、荷物27は床面26aを離れて、荷受
部3a上に積載された状態でローダ本体1によって支え
られる。 (荷物27の運搬及び荷下し)双方のハンドルレバー1
6を上述したように約45度倒した状態のまま、手押し
車のように、ローダ本体1を図17(III)の矢印方
向にレール26bを移動させ、荷物の積載位置に達した
時点で、移動を停止し、ハンドルレバーを元位置に戻す
(垂直の状態に戻す)。すると、ローラシャフト7は徐
々に停止部12cからガイド傾斜面15aを下りながら
やがてガイド凹部15の最深部に至るから、荷受部3a
は降下し、やがてレール26b内に納まる。したがっ
て、荷物27は図17(II)に示すように、再びパレ
ット28を介して床面26aに接地するから、荷受部3
aから離れる。 (ローダ本体1の戻し)その後、垂直の状態にあるハン
ドルレバー16を持って、ローダ本体1を後退させ、元
位置に戻った段階で、移動を停止し、作動装置5をロー
ダ本体1から外す。そして再び、上述した「ローダ本体
1の設置操作」から「ローダ本体1の戻し」までの作業
を繰り返す。荷物27を荷台床26から搬出する場合に
ついて主に図19乃至図21を参照して説明する。 (ローダ本体1の設置操作)まず、ローダ本体1を対の
レール26b内に納める。この作業は前述したローダ本
体1の操作と同様である(図17I参照)。この際、荷
台床26上に既に積載されている荷物27は床面26a
に接地されていて、荷物と荷受部3aとは接触しないの
で、設置操作には支障はない。 (作動装置5の取付け操作)そして、図19(I)に示
すように、ローダ本体1の一端部に設けられている受部
8を利用して作動装置5をハンドルレバー16を通じて
取付け、このハンドルレバーをローダ本体上に起立させ
る。そして作動体18のフック23をジョイント部材1
3の掛止め孔13aに掛止める。このような一連の操作
は、前述した搬入時の作業と同様である。 (荷受部3aへの積載)その後、図19(II)に示す
ように、ハンドルレバー16を約45度倒すことによ
り、荷台体3を床面26aより上方に露出させ、荷受部
3aで荷物を持ち上げる。 (荷物27の運搬及び荷下し)図19(III)に示す
ように、荷受部3a上で荷物を積載したままの状態で、
作動装置5をローダ本体1から外す。そして作動装置5
の引っ掛け部25を利用してハンドルレバー16を持っ
て図20(III)に示す矢印方向にローダ本体1を引
き車のように、レール26b上を引いて、荷物の積み下
ろし位置に移動させる。引っ掛け部25の利用方法を説
明する。図20及び図21に示すように、ハンドルレバ
ー16の先端部に取付けられている作動体18をパレッ
ト28の開口部28aからパレット内に挿入して、引っ
掛け部25を補強用柱部28bの内側に引っ掛ける。こ
のように引っ掛けた状態でハンドルレバー16を引張
る。ローダ本体1が荷物の積み下ろし位置に達した時点
で、ローダ本体の移動を停止する。そして作動装置5を
ローダ本体1へ取付ける。このとき、ローダ本体1に対
してハンドルレバー16は傾斜状態にある。そしてハン
ドルレバー16を元位置に戻せば、荷受部3aは降下
し、やがてレール26b内に納まる。したがって、荷物
27はパレット28を介して床面26aに接地する。そ
の後、作動装置5をローダ本体1から外す。その後、フ
ォークリフトのフォークをパレット28の位置まで上昇
させて、そしてフォークリフトを前進させて、パレット
の上面に積載した荷物をパレットと共に荷台床外に運び
出す。そして再び、上述した作業を繰り返す。荷役時
に、作動装置5をローダ本体1から必要に応じて外し
て、荷台体3の荷受部3a上面が全長にわたって平坦と
なっているから、荷物の搬入及び搬出を妨害する物がな
いので、荷役作業が簡易にしかも迅速に行える。また特
に、垂直状態にあるためハンドルレバー16をジョイン
ト部材13に掛止めている時、位置保持機構21,22
によってジョイント部材13から外れるのを抑制でき
る。また、荷物の搬出時に、作動装置5を引っ掛けなが
ら荷物を運搬することができるので、外れ防止用の引っ
掛け棒など特別な引っ掛け手段は不要となる。
【発明の効果】この発明によれば、次のような効果が生
じる。作動体をローダ本体の一端部から外すことができ
るので、このために荷台床内にローダ本体を納めること
ができ、荷物の搬入及び搬出を妨害する物がないので、
荷役作業の労力が大巾に軽減でき、作業が簡易にしかも
迅速に行える。この発明によれば、従来例のように床面
上に突起部分が露出しないので、車両等の座高空間を最
大限利用でき、荷物が座高空間に等しいものであって
も、荷物の搬入または搬出が円滑に行える。この発明に
よれば、作動体をローダ本体から分離できるので、ロー
ダ本体の重量を軽量にすることができ、取扱い作業が容
易となる。この発明によれば、作動体は位置保持機構を
有しているので、その位置保持が確実に行える。この発
明によれば、パレットを利用して搬出する場合には、作
動体に引っ掛け部を設けて、この引っ掛け部を利用して
荷物と共にローダ本体を移動できるので、ハンドルレバ
ーとは別な引っ掛け棒体が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部の構成を示す拡大断面図であ
る。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】ハンドルレバーを倒した状態を示す断面図であ
る。
【図5】この発明に係るローダ本体から作動装置を外し
た状態を示す斜視図である。
【図6】この発明に係るベース体の一端部及び作動装置
を分解した状態を示す斜視図である。
【図7】ベース体、荷台体及びガイド部材の関係を示す
斜視図である。
【図8】この発明に係るベース体を示す一部切欠正面図
である。
【図9】図8の平面図である。
【図10】図8の拡大左側面図である。
【図11】図1のXI−XI線拡大断面図である。
【図12】この発明に係るローダ本体及びジョイント部
材を反転した状態を示す一部切欠拡大斜視図である。
【図13】荷台体の一部切欠正面図である。
【図14】図13の平面図である。
【図15】ガイド部材の一部切欠正面図である。
【図16】ガイド凹部とローラシャフトとの相互関係、
荷台部と床面との相互関係を段階的に示す作動説明図で
ある。
【図17】荷物の搬入時における操作を段階的に示す説
明図である。
【図18】荷物の搬入時におけるローダ本体の昇降動作
を段階的に示す説明図である。
【図19】荷物の搬出操作を段階的に示す説明図であ
る。
【図20】作動装置でパレットを引張る状態を示す斜視
図である。
【図21】作動体の引っ掛け部でパレットの開口部内側
を引っ掛けている状態を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 ローダ本体 2 ベー
ス体 3 荷台体 3a 荷受
部 4 ガイド手段 5 作動
装置 6 ローラ 7 ローラシャフト(ガイド移動体) 7a ローラシャフト(ガイド移動体、支持シャフ
ト) 8 受部 12 ガイ
ド部材 12c 停止部 12c1 位置
決め凹部 13 ジョイント部材(掛止め部) 13a 掛止め孔 15 ガイ
ド凹部 15a ガイド傾斜面 16 ハン
ドルレバー 17 ステー 18 作動
体 18a 係止孔(位置保持機構) 20 シャ
フト 21 ラチェットスプリング(位置保持機構) 22 ラチェットベアリング(位置保持機構) 23 フック 25 引っ
掛け部 26 荷台床 26a 床面 26b レール 27 荷物 28 パレット 28a 開口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース体と荷台体とを有するローダ本体
    と、上記荷台体の昇降動作を案内するためのガイド手段
    と、上記ローダ本体の一端部に着脱可能である作動装置
    とを具備しており、 上記ベース体は、その長さ方向に間隔を置いて複数のロ
    ーラをローラシャフトを介して取付けてあると共に、一
    端部内に支持シャフトを回転中心とする受部をこの支持
    シャフトに取付けてあり、 上記荷台体は、上記ベース体の上側をその長さ方向に移
    動しながら昇降可能であり、上記長さ方向の一端部側に
    掛止め部を設けてあり、上部が荷受部となっており、 上記ガイド手段は、上記ベース体と荷台体とのいずれか
    一方に設けてある複数のガイド凹部及び各ガイド凹部に
    連続する停止部と、他方に設けてあって上記ガイド凹部
    内を移動可能であるガイド移動部材とを備えており、 上記ガイド凹部は、上記ガイド移動部材が昇降するため
    のガイド傾斜面を設けてあり、ガイド傾斜面の一方端部
    側が上記停止部に連続しており、 上記作動装置は、上記受部に挿脱可能であるハンドルレ
    バーと、このハンドルレバーに取付けてあるステーと、
    このステーにシャフトを中心として回転可能に取付けて
    ある作動体とを備えており、 上記作動体は、その先端部に上記掛止め部に掛止め可能
    なフックを設けてあることを特徴とするローダ。
  2. 【請求項2】 ガイド移動部材はベース体に設けてある
    ローラシャフトであり、ガイド凹部及び停止部は荷台体
    に荷台体の長さ方向に間隔を置いて設けられ、ガイド凹
    部のガイド傾斜面は最深部を起点として上記長さ方向に
    上記ベース体に向けて勾配となっており、 上記ローラシャフトは、ガイド凹部の最深部からガイド
    傾斜面及び停止部を往復走行可能であることを特徴とす
    る請求項1記載のローダ。
  3. 【請求項3】 ベース体の一端部に配置されているロー
    ラシャフトは受部を支持している支持シャフトを兼用し
    ていることを特徴とする請求項1また請求項2記載のロ
    ーダ。
  4. 【請求項4】 作動体はンドルレバーの下部にステーを
    介して取付けられており、掛止め部は掛止め孔を有し、
    この掛止め孔内に上記作動体のフックが係合可能である
    ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記
    載のローダ。
  5. 【請求項5】 作動体はハンドルレバーの下部にステー
    を介して取付けられており、掛止め部は掛止め孔を有
    し、この掛止め孔内に上記フックが係合可能であり、上
    記作動体の位置を保持するための位置保持機構を設けて
    あることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項
    3記載のローダ。
  6. 【請求項6】 作動体の先端部に引っ掛け部を設けてあ
    ることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請
    求項4または請求項5記載のローダ。
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