JP7468853B1 - ローダ - Google Patents

ローダ Download PDF

Info

Publication number
JP7468853B1
JP7468853B1 JP2022194494A JP2022194494A JP7468853B1 JP 7468853 B1 JP7468853 B1 JP 7468853B1 JP 2022194494 A JP2022194494 A JP 2022194494A JP 2022194494 A JP2022194494 A JP 2022194494A JP 7468853 B1 JP7468853 B1 JP 7468853B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
operation block
running
bed frame
loader
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022194494A
Other languages
English (en)
Inventor
柴田 光信
光市 柴田
毅 上杉
昭博 小嶋
史彦 加鹿
Original Assignee
株式会社プレトライアル
株式会社ティーディーエスコーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社プレトライアル, 株式会社ティーディーエスコーポレーション filed Critical 株式会社プレトライアル
Priority to JP2022194494A priority Critical patent/JP7468853B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7468853B1 publication Critical patent/JP7468853B1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

【課題】本発明の目的は、先行技術と比べて構造が比較的簡単であり、製造費用が低価であり、全体の重量が小さいローラを提供することにある。【解決手段】本発明に係るローラは、上部と、該上部の下側に配置された下部と、前記上部を前記下部に対して移動させるための操作機構とを有するローダにおいて、前記上部は、荷台フレームと該荷台フレームの下側に装着された山形部材と、を有し、前記下部は、走行フレームと該走行フレームに回転可能に装着された走行ローラと該走行ローラに同軸的に装着されたカム輪と、を有し、前記操作機構は、前記走行フレームに枢動可能に装着された操作ブロックと該操作ブロックと前記山形部材を連結する連結プレートと該連結プレートの動きを制限する操作ブロックガイドと前記操作ブロックに着脱可能な操作棒と、を有し、前記山形部材には、前記カム輪に係合するフォロワー部が形成されている。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用 (1)2022年8月19日に日刊工業新聞社の記者の取材に応じた。この取材内容が、2022年9月22日付けの日刊工業新聞の紙面に掲載された。 (2)2022年9月13~16日に東京ビッグサイトで開催された「国際物流総合展2022」において、製品カタログを頒布した。 (3)2022年12月1日発行の「日光商工会議所だより」に掲載した。
本発明は、荷物をその下面から持ち上げて運搬するローダに関し、特に、好ましくは床面に溝が形成された車両荷台に配置された荷物を持ち上げて運搬するのに好適な荷物搬送用のローダに関する。
特許文献1には、荷役作業の効率の向上と作業者の労力の負担を軽減するローダの例が記載されている。特許文献2には、操作ロッドをローダの両側のいずれにも挿入することができるローダの例が記載されている。従って、車両荷台の後方側でも奥側でもローダの操作が可能である。
特開2019-111996号公報 国際公開2021/256435
特許文献2に記載されたローダは、車両荷台の後方側でも奥側でも操作可能である構造を有する。しかしながら、特許文献2のローダでは、台車に設けられた走行用ローラのほかに、昇降用傾斜カムに係合する昇降用ローラを備える。このように多数のローラを設けるために、構造が複雑化し、製造費用が高価となり全体の重量が大きくなる欠点があった。
そこで、本発明の目的は、先行技術と比べて構造が比較的簡単であり、製造費用が低価であり、全体の重量が小さいローラを提供することにある。
本発明に係るローダ、その一面において、上部と、該上部の下側に配置された下部と、前記上部を前記下部に対して移動させるための操作機構とを備えたローダであって、
前記上部は、荷台フレームと、該荷台フレームの下側に装着された山形部材とを有し、
前記下部は、走行フレームと、該走行フレームに回転可能に装着された走行ローラと、該走行ローラに同軸的に装着されたカム輪とを有し、
前記操作機構は、前記走行フレームに枢動可能に装着された操作ブロックと、該操作ブロックと前記山形部材を連結する連結プレートと、該連結プレートの動きを制限する操作ブロックガイドと、前記操作ブロックに着脱可能な操作棒とを有し、
前記山形部材には、前記カム輪に係合するフォロワー部が形成されており、該フォロワー部は、2つの山部と該山部の間の谷部と該山部と該谷部を結ぶ2つの傾斜部とを含む下向きのV字形の形状を有し、
前記カム輪が前記山形部材のフォロワー部の山部に係合しているとき、前記荷台フレームは前記走行フレームに対して最も離れた高い位置に配置され、前記カム輪が前記山形部材のフォロワー部の谷部に係合しているとき、前記荷台フレームは前記走行フレームに対して最も近い低い位置に配置され、
前記操作ブロックに装着された前記操作棒を垂直位置から傾斜位置に変化させると、前記荷台フレームは前記低い位置から前記高い位置に移動し、前記操作ブロックに装着された前記操作棒を傾斜位置から垂直位置に変化させると、前記荷台フレームは前記高い位置から前記低い位置に移動するように構成されている。
更に、上記ローダにおいて、
前記山形部材には荷台フレーム外れ防止ピンが装着され、前記走行フレームには荷台フレーム押えが装着され、該荷台フレーム押えは、2つの山部と該山部の間の谷部と該山部と該谷部を結ぶ2つの傾斜部とを含む上向きのV字形の形状を有し、該荷台フレーム押えのV字形は前記山形部材のフォロワー部のV字形に対応しており、前記荷台フレーム外れ防止ピンは前記荷台フレーム押えに沿って移動するように構成されていてもよい。
更に、上記ローダにおいて、
前記操作ブロックは本体と可動部とを有し、該可動部はガイドピンを有し、前記操作ブロックガイドは、前記ガイドピンが係合するためのガイド溝を有し、該ガイド溝は直線部と円弧部を有し、前記ガイドピンが前記ガイド溝の直線部に沿って移動するとき、前記荷台フレームは前記走行フレームに対して水平方向に直線的に移動し、前記ガイドピンが前記ガイド溝の円弧部に沿って移動するとき、前記荷台フレームは前記走行フレームに対して上方に円弧状に移動するとしてもよい。
更に、上記ローダにおいて、
前記操作ブロックの本体は凹部を有し、前記操作ブロックの可動部は挿入部を有し、前記ガイドピンが前記ガイド溝の直線部に沿って移動するとき、前記可動部の挿入部は前記本体の凹部より排出し又は挿入するように移動するとしてもよい。
本発明によれば、先行技術と比べて構造が比較的簡単であり、製造費用が低価であり、全体の重量が小さいローラを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るローダの外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るローダの動作を示し、仮想線で2つに分割して描いた説明図である。 本発明の一実施形態に係るローダの動作を示し、仮想線で2つに分割して描いた他の説明図である。 本発明の一実施形態に係るローダの操作機構の構造と機能を説明するための説明図であって、操作ブロックガイドの図示を省略した図である。 本発明の一実施形態に係るローダの操作機構の構造と機能を説明するための説明図であって、操作ブロックガイドの図示を省略した他の図である。 本発明の一実施形態に係るローダの操作機構の構造と機能を説明するための説明図であって、操作ブロックガイドを図示した図である。 本発明の一実施形態に係るローダの操作機構の構造と機能を説明するための説明図であって、操作ブロックガイドを図示した他の図である。 本発明の一実施形態に係るローダの操作ブロックの構造と機能を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係るローダの操作ブロックの構造と機能を説明するための他の説明図である。 本発明の一実施形態に係るローダの操作ブロックガイドとガイドピンの構造と機能を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係るローダの荷台フレームの山形部材を仮想線で2つに分割して描いたものであり、山形部材の構造と機能を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係るローダの走行ローラに設けられたカム輪と山形部材のフォロワー部の間の動作、荷台フレーム押えと荷台フレーム外れ防止ピンの間の動作を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係るローダの走行ローラに設けられたカム輪と山形部材のフォロワー部の間の動作、荷台フレーム押えと荷台フレーム外れ防止ピンの間の動作を説明するための他の説明図である。
以下、本発明に係るローダの一実施形態に関して、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中、同じ要素に対しては同じ参照符号を付して、重複した説明を省略する。
図1に示すように、本例のローダは、上部10、下部20及び操作機構30を有する。上部10は荷台フレーム11を有し、荷台フレーム11には2つの開口部11Aが形成されている。開口部11Aを介して操作機構30が露出している。尚、操作機構30は着脱可能な操作棒31を備えている。下部20は走行フレーム21を有する。走行フレーム21にはサイドローラ29が設けられている。
荷台フレーム11及び走行フレーム21は断面がコの字型の金属製フレーム(典型的にはステンレス製フレーム)によって構成されてよい。従って、荷台フレーム11は長尺の上面(天面)とその両側の側面を有し、走行フレーム21は長尺の下面(底面)とその両側の側面を有する。
本例のローダは2つの操作機構30を有し、それらは前後の両端近くに設けられている。従って、操作棒31をローダの前後の両端のいずれにも挿入することができる。本例のローダは、車両荷台の後方の荷物の出し入れ側からでも車両荷台の奥の側からでも操作が可能である。
図2A及び図2Bを参照して、本例のローダの基本的な動作を説明する。図2A及び図2Bにおいて、説明の都合上、本例のローダを略中央の仮想面に沿って垂直に切断した状態で描いている。走行フレーム21には、走行ローラ25、小型ローラ28、及び、サイドローラ29が設けられている。小型ローラ28、及び、サイドローラ29は、それぞれローダの前後の両端近くに合計2か所に設けられている。走行ローラ25は4個設けられているが、これらのローラの個数は特に限定されない。
本例のローダは、車両荷台の床面に形成された溝内に配置される。走行ローラ25と小型ローラ28は、床面の溝の底面に配置される。荷台フレーム11の上面は、荷物を担持するように構成されている。サイドローラ29は、床面の溝の側面に当接するように構成されている。
図2Aは、操作棒31が直立しており、操作棒31を操作する直前の状態を示す。一方、図2Bは、操作棒31が傾斜しており、操作棒31を操作した後の状態を示す。ここで、ローダの高さを定義する。ローダの高さは、走行ローラ25及び小型ローラ28の最下部と荷台フレーム11の上面の間の距離である。図2Aの、操作棒31の操作前の状態では、ローダの高さは、床面の溝の深さより小さい。一方、図2Bの、操作棒31の操作後の状態では、ローダの高さは、床面の溝の深さより大きい。
車両荷台の床面に配置された荷物を動かす場合には、図2Aの矢印に示すように、操作棒31を直立位置から傾斜位置に動かせばよい。荷台フレーム11は走行フレーム21に対して相対的に横方向に移動し、同時に上方に持ち上げられる。従って、荷台フレーム11の上面は、荷物の下面に接触し、荷物を床面から持ち上げることができる。
逆に、ローダによって持ち上げられた荷物を、車両荷台の床面に降ろす場合には、図2Bの矢印に示すように、操作棒31を傾斜位置から直立位置に動かせばよい。荷台フレーム11は走行フレーム21に対して相対的に戻り、同時に下方に下がる。従って、荷台フレーム11の上面は、床面より下がり、荷物の下面は床面に接触する。こうして、荷物を床面上に配置させることができる。
図3A及び図3Bを参照して、本例のローダの操作機構30の構造及び動作を説明する。荷台フレーム11には山形部材12が装着されている。荷台フレーム11と山形部材12は一体的に水平方向及び垂直方向に移動する。走行フレーム21には、走行ローラ軸27が装着され、走行ローラ軸27には、走行ローラ25が回転可能に装着されている。走行ローラ軸27には、更に、カム輪26が同軸的に装着されている。走行フレーム21には、更に、回転軸33が装着され、回転軸33と同軸的に、小型ローラ28が回転可能に装着されている。
走行フレーム21には、開口部21A、21B、21Cが設けられている。第1の開口部21Aに、走行ローラ25の下端部が配置されている。即ち、走行ローラ25の最下端は、第1の開口部21Aを介して、走行フレーム21の下面より突出している。第2の開口部21Bに、小型ローラ28の下端部が配置されている。即ち、小型ローラ28の最下端は、第2の開口部21Bを介して、走行フレーム21の下面より突出している。
本例のローダの操作機構30は、操作棒31、操作ブロック32、連結プレート34、及び、操作ブロック受け部材36を有する。図3Bに示すように、操作棒31は先端に先端部31Aを有する。先端部31Aは、操作ブロック32の貫通孔に挿通され、走行フレーム21の第3の開口部21Cに達している。
図3Bに示すように、操作ブロック32は、本体321と可動部322を有する。可動部322には、ガイドピン325が装着されている。図3Aは、本体321と可動部322が一体化した状態を示す。図3Bは、可動部322が本体321から離れる方向に移動した状態を示す。操作ブロック32の可動部322は、本体321に対して直線運動する。可動部322は走行フレーム21に装着された操作ブロック受け部材36によって支持される。
図3Bに示すように、山形部材12と可動部322を連結する連結プレート34が設けられている。図3Aに示すように、外側連結ピン341によって、連結プレート34の外端は可動部322に回転可動に装着され、内側連結ピン342によって連結プレート34の内端は山形部材12に回転可動に装着されている。
本例のローダの操作機構30の動作を説明する。操作棒31を矢印に沿って操作すると、操作ブロック32の本体321は、回転軸33周りに枢動する。連結プレート34は本体321の枢動によって運動するが、更に、可動部322が本体321に対して移動することによって、運動する。連結プレート34は、操作ブロック32の本体321の枢動運動と操作ブロック32の本体321に対する可動部322の直線運動を合成した運動を行う。尚、これらの運動は、ガイドピン325の経路に制限されるが、それについては次に図4A及び図4Bを参照して説明する。本例のローダの操作機構30は、更に、操作ブロックガイド38を有するが、これについては次の図4A及び図4Bを参照して説明する。
図4A及び図4Bを参照して、本例のローダの操作機構30の構造及び動作を説明する。本例のローダの操作機構30は、操作棒31、操作ブロック32、連結プレート34、操作ブロック受け部材36、及び、操作ブロックガイド38を有する。操作ブロックガイド38の詳細は後に図6を参照して説明する。ここでは、操作ブロックガイド38の概要について説明する。操作ブロックガイド38は、ガイド溝39を有する。ガイド溝39には、操作ブロック32の可動部322に設けられたガイドピン325が係合している。従って、操作ブロック32の可動部322の運動は、ガイドピン325の経路によって制限される。
図5A及び図5Bを参照して本例の操作ブロック32の構造及び動作を説明する。操作ブロック32は、本体321と可動部322とを有する。図5Bに示すように、本体321には、凹部321Aが形成されている。一方、可動部322には挿入部322Aが形成されている。図5Aは、可動部322の挿入部322Aが本体321の凹部321Aに係合して、両者が一体化した状態を示す。図5Bは、可動部322の挿入部322Aが本体321の凹部321Aから抜け出た状態を示す。操作ブロック32の可動部322は、本体321に対して直線運動する。尚、可動部322が本体321から抜け出た状態であっても、両者は完全に分離しているわけではない。
本体321には、孔321Bが形成されている。孔321Bには、操作棒31の先端部31Aが挿通されるように構成されている。本体321には、孔321aが形成されている。図3A及び図3Bに示したように、孔321aに挿通された回転軸33周りに、本体321は回転可能である。可動部322には孔322aが設けられている。図3A及び図3Bに示したように、孔322aに挿通された連結ピン341を介して、可動部322に連結プレート34の一端が連結される。可動部322の挿入部322Aには、ガイドピン325が設けられている。ガイドピン325は、図4A及び図4Bに示したように、操作ブロックガイド38のガイド溝39に係合するように構成されている。
図6を参照して本例の操作ブロックガイド38の構造及び動作を説明する。操作ブロックガイドはガイド溝39を有する。ガイド溝39には、ガイドピン325が係合している。ガイド溝39は直線部39aと円弧部39bを有する。直線部39aは一方の端部391から他方の端部392まで水平方向に沿って形成されている。円弧部39bは直線部39aの端部392から斜め上方の端部393まで円弧状に形成されている。ガイドピン325は、直線部39aに沿って直線運動を行い、円弧部39bに沿って円弧運動を行う。
図7を参照して本例の荷台フレーム11の山形部材12の構造及び動作を説明する。図7において、説明の都合上、本例の山形部材12を略中央の仮想面に沿って垂直に切断した状態で描いている。本例の山形部材12は、1枚の金属プレートより構成されてよい。ここでは、山形部材12の外形について説明する。山形部材12の上側は荷台フレーム11に装着される。山形部材12の下側には、フォロワー部121が形成されている。フォロワー部121は、対称的な逆V字形に形成されており、両側の1対の山部121aと中央の谷部121cと山部と谷部を結ぶ両側の傾斜部121bを有する。図示の例では、4個のフォロワー部121が形成されているが、これは4個の走行ローラ25に対応する。即ち、本例の山形部材12には、走行ローラ25の個数に対応した数のフォロワー部121が形成されている。
本例の山形部材12には更に、荷台フレーム外れ防止ピン125が設けられている。ピン125は、山形部材12の金属プレートに溶接によって装着されてよい。ピン125はフォロワー部121の間に、山部121aと略同一の水平位置に配置されている。山形部材12の両端には孔126が形成されている。図3A及び図4Aに示したように、山形部材12の端部は、孔126に挿通された連結ピン342を介して連結プレート34の一端に連結される。
図8A及び図8Bを参照して本例のローダの荷台フレームと走行フレームの間の動作を説明する。先ず、本例の山形部材12のフォロワー部121とカム輪26の間のカム機構について説明する。走行フレーム21には、走行ローラ25及びカム輪26が回転可能に装着されている。カム輪26は、山形部材12のフォロワー部121に係合するように構成されている。図8Aはカム輪26がフォロワー部121の谷部121cに係合している状態を示し、図8Bはカム輪26がフォロワー部121の山部121aに係合している状態を示す。図8Aに示すように、カム輪26がフォロワー部121の谷部121cに係合している状態のとき、山形部材12及び荷台フレーム11は低い位置に配置され、図8Bに示すように、カム輪26がフォロワー部121の山部121aに係合している状態のとき、山形部材12及び荷台フレーム11は高い位置に配置される。
図8Aの矢印に示すように、山形部材12及び荷台フレーム11が、走行フレーム21に対して図の右方向に相対的に移動すると、カム輪26がフォロワー部121の谷部121cから山部121aに移動する。図8Bの矢印に示すように、山形部材12及び荷台フレーム11が、走行フレーム21に対して図の左方向に相対的に移動すると、カム輪26がフォロワー部121の谷部121cから山部121aに移動する。こうして、荷台フレーム11が、走行フレーム21に対して相対的に移動すると、荷台フレーム11は、走行フレーム21に対して上方に即ち遠ざかる方向に、又は、下方に即ち近づく方向に移動する。
こうして、本実施形態によると、走行ローラ25に装着されたカム輪26と山形部材12のフォロワー部121の間のカム機構によって、山形部材12及び荷台フレーム11を、走行フレーム21に対して相対的に上方に移動させることができる。従って、本実施形態によると、簡単な構造で、荷台フレーム11を走行フレーム21に対して持ち上げることができる。
次に、図8A及び図8Bを参照して本例の山形部材12の荷台フレーム外れ防止ピン125の機能を説明する。先ず、走行フレーム21に装着された荷台フレーム押え22について説明する。荷台フレーム押え22は、1本の金属棒部材を曲げ加工することによって形成されてよい。荷台フレーム押え22は、対称的なV字形に形成されており、両側の1対の山部22aと中央の谷部22cと山部と谷部を結ぶ両側の傾斜部22bを有する。
荷台フレーム押え22の形状はフォロワー部121の形状に対応している。即ち、荷台フレーム押え22の山部22aと谷部22cと傾斜部22bの形状は、フォロワー部121の山部121aと谷部121cと傾斜部121bの形状に対応している。ピン125はフォロワー部121の山部121aの高さと略同一の高さに配置されている。本例では、ピン125は荷台フレーム押え22の下側に接触するように配置されてもよいが、両者の間が離れていてもよい。ピン125は荷台フレーム押え22の間の距離が常に一定となるように構成されてよい。
荷台フレーム11が走行フレーム21に対して移動するとき、荷台フレーム外れ防止ピン125は荷台フレーム押え22の下側にて荷台フレーム押え22に沿って移動するように構成されている。従って、意図しない原因によって、又は、不用意に、荷台フレーム11が走行フレーム21に対して上側に、即ち、離れる方向に移動したとき、ピン125が荷台フレーム押え22の下側面に当接し、荷台フレーム11がそれ以上移動しないように構成されている。
以上、本実施形態に係るローダについて説明したが、これらは例示であって、本発明の範囲を制限するものではない。
例えば、上記実施形態では、「本例のローダは、車両荷台の床面に形成された溝内に配置される。」と説明したが、これに限定されない。例えば、荷台の荷物が、パレット、すのこ等のような設置台に乗せられて、下方にローダが進入可能な空間があれば、床面に形成された溝は不要である。
当業者が、本実施形態に対して容易になしえる追加・削除・変更・改良等は、本発明の範囲内である。本発明の技術的範囲は、添付の特許請求の記載によって定められる。
10…上部
11…荷台フレーム
11A…開口部
12…山形部材
121…フォロワー部
121a…山部
121b…傾斜部
121c…谷部
125…荷台フレーム外れ防止ピン
126…孔
20…下部
21…走行フレーム
21A…開口部
21B…開口部
21C…開口部
22…荷台フレーム押え
22a…山部
22b…傾斜部
22c…谷部
25…走行ローラ
26…カム輪
27…走行ローラ軸
28…小型ローラ
29…サイドローラ
30…操作機構
31…操作棒
31A…操作棒先端部
32…操作ブロック
321…本体
321A…凹部
321B…孔
321a…孔
322…可動部
322A…挿入部
322a…孔
325…ガイドピン
33…回転軸
34…連結プレート
341…外側連結ピン
342…内側連結ピン
36…操作ブロック受け部材
38…操作ブロックガイド
39…ガイド溝

Claims (3)

  1. 上部と、該上部の下側に配置された下部と、該上部を該下部に対して相対的に移動させるための操作機構とを有するローダにおいて、
    前記上部は、荷台フレームと該荷台フレームの下側に装着された山形部材とを有し、
    前記下部は、走行フレームと該走行フレームに回転可能に装着された走行ローラと該走行ローラに同軸的に装着されたカム輪とを備え、
    前記操作機構は、前記走行フレームに枢動可能に装着された操作ブロックと、該操作ブロックと前記山形部材を連結する連結プレートと、該連結プレートの動きを制限する操作ブロックガイドと、操作ブロックに着脱可能な操作棒とを有し、
    前記山形部材には、前記カム輪に係合するフォロワー部が形成されており、該フォロワー部は、2つの山部該山部の間の谷部、及び該山部と該谷部を結ぶ2つの傾斜部を含むV字形の形状を有し、
    前記カム輪が、前記山形部材のフォロワー部の山部に係合しているとき、前記荷台フレームは、前記走行フレームに対して最も離れた高い位置に配置され、該カム輪が、該山形部材のフォロワー部の谷部に係合しているとき、荷台フレームは、該走行フレームに対して最も近い低い位置に配置され、
    前記操作ブロックに装着された前記操作棒を垂直位置から傾斜位置に変化させると、前記荷台フレームは、前記低い位置から前記高い位置に移動し、該操作ブロックに装着された該操作棒を傾斜位置から垂直位置に変化させると、該荷台フレームは、該高い位置から該低い位置に移動するように構成され、
    前記操作ブロックは、本体と可動部とを有し、該可動部は、ガイドピンを有し、前記操作ブロックガイドは、該ガイドピンが係合するためのガイド溝を有し、該ガイド溝は、直線部と該直線部の一端に接続した円弧部から形成され、
    前記ガイドピンが、前記ガイド溝の直線部に沿って移動するとき、前記荷台フレームは前記走行フレームに対して水平方向に直線的に移動し、該ガイドピンが、該ガイド溝の円弧部に沿って移動するとき、該荷台フレームは該走行フレームに対して上方に円弧状に移動する、ローダ。
  2. 請求項1記載のローダにおいて、
    前記山形部材には荷台フレーム外れ防止ピンが装着され、前記走行フレームには荷台フレーム押えが装着され、該荷台フレーム押えは、2つの山部該山部の間の谷部、及び該山部と該谷部を結ぶ2つの傾斜部を含むV字形の形状を有し、該荷台フレーム押えの形状は前記山形部材のフォロワー部の形状に対応しており、荷台フレーム外れ防止ピンは荷台フレーム押えに沿って移動するように構成されていることを特徴とするローダ。
  3. 請求項1又は2記載のローダにおいて、
    前記操作ブロックの本体は凹部を有し、前記操作ブロックの可動部は挿入部を有し、
    前記ガイドピンが前記ガイド溝の直線部に沿って移動するとき、前記可動部の挿入部は前記本体の凹部より排出し又は挿入するように移動することを特徴とするローダ。
JP2022194494A 2022-12-05 2022-12-05 ローダ Active JP7468853B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022194494A JP7468853B1 (ja) 2022-12-05 2022-12-05 ローダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022194494A JP7468853B1 (ja) 2022-12-05 2022-12-05 ローダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP7468853B1 true JP7468853B1 (ja) 2024-04-16

Family

ID=90667703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022194494A Active JP7468853B1 (ja) 2022-12-05 2022-12-05 ローダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7468853B1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001106488A (ja) 1999-10-07 2001-04-17 Hoshino Hiroichi ローダ
JP2005132594A (ja) 2003-10-31 2005-05-26 Tazm Technology Kk ローダ
JP2005154126A (ja) 2003-11-28 2005-06-16 Tazm Technology Kk ローダ
JP2016008096A (ja) 2014-06-23 2016-01-18 株式会社プレトライアル ローダ
JP2019111996A (ja) 2017-12-26 2019-07-11 株式会社プレトライアル ローダ
JP3239435U (ja) 2022-07-14 2022-10-13 有限会社矢島製作所 ストッパ付ローダ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001106488A (ja) 1999-10-07 2001-04-17 Hoshino Hiroichi ローダ
JP2005132594A (ja) 2003-10-31 2005-05-26 Tazm Technology Kk ローダ
JP2005154126A (ja) 2003-11-28 2005-06-16 Tazm Technology Kk ローダ
JP2016008096A (ja) 2014-06-23 2016-01-18 株式会社プレトライアル ローダ
JP2019111996A (ja) 2017-12-26 2019-07-11 株式会社プレトライアル ローダ
JP3239435U (ja) 2022-07-14 2022-10-13 有限会社矢島製作所 ストッパ付ローダ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4333720B2 (ja) 移載装置における昇降台の取付構造
KR20040017229A (ko) 적재시스템을 갖춘 지게차
JP2001316084A (ja) パンタグラフ式ジャッキ
KR100653933B1 (ko) 턴 테이블리프트
JP7468853B1 (ja) ローダ
JP5144317B2 (ja) ローダ
KR20230083508A (ko) 적재 화물용 이동식 대차
JP3239435U (ja) ストッパ付ローダ
JP2002347505A (ja) 床上貨物運搬装置
JP7003945B2 (ja) 移載装置及びスタッカクレーン
JP2000135946A (ja) 貨物運搬トロリ―
JP2003080998A (ja) 荷物昇降装置
JP2001106488A (ja) ローダ
WO2021256435A1 (ja) ローダ
JP2002114384A (ja) ローダ
WO2021100337A1 (ja) スタッカクレーン
CN218841580U (zh) 升降横移装置及作业机械
CN214087566U (zh) 货叉增高垫及叉车
JP2005239335A (ja) 運搬トロリー
JP5510868B2 (ja) 収納スタンド
KR930007947Y1 (ko) 승강식 재치대를 가진 화물운반차
JP3213551U (ja) 遊技機運搬用台車
JP2001335294A (ja) フォークリフト
JP2022079174A (ja) 荷箱移動機構
JPH08239043A (ja) 重量物搬送方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221212

A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20221212

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7468853

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150