JP2005239335A - 運搬トロリー - Google Patents

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Abstract

【課題】運搬トロリーにおいて、台車の高さ方向の寸法によって制約されることなく、荷受台の昇降寸法を大きくする技術を提供すること。
【解決手段】保持アーム35の突起部38が案内溝37における水平面37bの内部に位置することにより、荷受台6cが上昇位置からさらに上方へ移動するのを規制するとともに、保持アーム35における揺動ローラ34との接続箇所と突起部38が突出する箇所との間の寸法については、荷受台6cの昇降寸法よりも大きく設定されているので、台車7の高さ方向の寸法によって制約されることなく、荷受台6cの昇降寸法を大きくすることができる。また、保持アーム35によって荷受台6cと台車7とが連結されているので、運搬トロリー1をレール溝4から取り外す際に台車7が荷受台6cから垂れ下がることを防ぐことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば運搬用車両が備える荷台などの床部に設けられた溝状のレール内を走行し、床部上での被載置物の移動に使用される運搬トロリーに関する。
貨物を載置可能な荷台を備えた運搬用車両(例えば、冷蔵トラック、冷凍トラックなど)が知られている。この種の車両の中には、荷台の床部に設けられた平行な溝状レール上を走行可能な運搬トロリーを備える車両がある(例えば、特許文献1参照)。
このような運搬トロリーは、その荷受台が昇降可能に構成されており、運搬トロリーを用いて次のように貨物の積み降ろしを行うことが可能である。すなわち、図5(A)右図に例示するように、貨物102を車両の荷台105に載せる際には、まず、パレット110に載置された貨物102をフォークリフトやトラックローダーで荷台105の後部に載せる。次に、図5(A)左図に例示するように、運搬トロリー101を、荷台105に形成されたレール溝104の内部を移動可能な接地ローラ103を介して荷台105の前方に移動させ、その荷受台106をパレット110の下方に位置させる。ここで、ハンドル109を手前(図中の矢印)に操作することによりリンク機構108を作動させて運搬トロリー101の荷受台106を上昇させ、パレット110を荷台105から離す(図5(B)参照)。その後、貨物102を運搬トロリー101ごと荷台105の前方へ順に移動させる。さらに、ハンドル109を先ほどとは逆方向へ操作することによりリンク機構108を作動させて運搬トロリー101の荷受台106を下降させてパレット110を荷台105に載置する(図5(A)参照)。
一方、貨物102を車両の荷台105から降ろす際には、運搬トロリー101を荷台105の前方に移動させてその荷受台106をパレット110の下方に位置させる(図5(A)参照)。次に、ハンドル109を手前に操作することによりリンク機構108を作動させて運搬トロリー101の荷受台106を上昇させ、パレット110を荷台105から離す。その後、荷台105の前方から後方へパレット110を運搬トロリー101ごと移動させる(図5(B)参照)。さらに、運搬トロリー101の荷受台106を下降させてパレット110を荷台105に載置し、そのパレット110に載置された貨物102をフォークリフトやトラックローダーで荷台105から降ろす。
ここで、運搬トロリー101は、上述のように荷受台106を昇降可能とするため、次のように構成されている。すなわち、運搬トロリー101は、図6(A)および図6(B)に例示するように、荷受台106および台車107を備えている。このうち荷受台106の下部には、図6(C)に例示するように、荷受台106の前方側に対して荷受台106の後方側が高くなるよう傾斜した傾斜面を有する傾斜部材117がビス118によって取り付けられており、荷受台106は、回転可能な揺動ローラ114上にその傾斜部材117を介して載せられている。このように構成された運搬トロリー101においては、上述のように、ハンドル109を手前へ操作することによりリンク機構108を作動させて台車119を移動させると、揺動ローラ114が、傾斜部材117の傾斜面と当接する箇所を変化させながら移動し、このことに伴い傾斜部材117および荷受台106が上方へ押し上げられる(図5参照)。この場合、荷受台106については、傾斜部材117の厚み分昇降可能である。例えば、特許文献1に記載の運搬トロリー101においては、荷台105から荷受台106の上面までの高さ寸法が約30.5mmであり、レール溝104の深さが33.3mmである場合において、荷受台106を約10mm昇降させることが可能である(図5(B)中の寸法「h」参照)。
また、この種の運搬トロリー101の中には、荷受台106が台車107から外れないために、次のように構成されているものがある。すなわち、図6(C)に例示するように、台車107の側板111には、荷受台106の前方側に対して荷受台106の後方側が高くなるよう傾斜した、左右一対の案内溝115が形成されており、一方、荷受台106には、台車107の案内溝115の内部に向けて延出する一対の突起部116が設けられており、これら案内溝115および突起部116により、荷受台106が台車107から外れないよう規制している。またこのような構成により、運搬トロリー101をレール溝104から取り外す際に台車107が荷受台106から垂れ下がるのを防止することができる。
特開平8−67246号公報(第3,4頁、図1)
しかし、上述のような運搬トロリー101においては、荷受台106の昇降寸法を大きくするためには、台車107の側板111に形成された案内溝115の高さ方向の寸法を大きくする必要があるが、案内溝115の高さ方向の寸法を、台車107の高さ方向の寸法を越えて大きく設定することはできないため、荷受台106の昇降寸法が、台車107の高さ方向の寸法によって制約されるといった問題があった。
なお、このような問題は、上述のような運搬用車両の荷台の床部に設けられた平行な溝状レール上を走行可能な運搬トロリーに限られず、例えば、鉄道車両の荷台の床部や倉庫の床面などの床部に設けられた平行な溝状レール上を走行可能な運搬トロリーにおいても同様の問題が生じると考えられる。
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、運搬トロリーにおいて、台車の高さ方向の寸法によって制約されることなく、荷受台の昇降寸法を大きくする技術を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1に係る運搬トロリーは、次のように構成されている。すなわち、運搬トロリー(1:この欄においては、発明に対する理解を容易にするため、必要に応じて「発明を実施するための最良の形態」欄で用いた符号を付すが、この符号によって請求の範囲を限定することを意味するものではない。)は、台車(7)と、荷受台(6c)と、昇降機構部(34,36)と、上昇規制部(35)と、を備えている。このうち台車は、床部(5)に形成されたレール溝(4)の内部を移動可能であり、荷受台は、被載置物(2)を載置可能であり、且つ床部のレール溝の内部に収納可能である。そして、台車の移動に伴い、昇降機構部によって、下降位置と上昇位置との間で荷受台を昇降させることが可能である。ここで、「下降位置」とは、荷受台がレール溝の内部に収納される位置を云い、「上昇位置」とは、少なくとも荷受台の最上部が床部の上面よりも上方に配置される位置を云う。さらに、上昇規制部が、一端が前記荷受台へ回転可能に取り付けられ、且つ他端が前記台車へ回転可能に取り付けられており、荷受台と台車とを連結するとともに荷受台が「上昇位置」よりも上方へ移動するのを規制する。また、上述の上昇規制部については、上昇規制部における荷受台への取付箇所と台車への取付箇所との間の寸法が荷受台の昇降寸法よりも大きく設定されている。このことにより荷受台が下降位置に位置する場合には、上昇規制部がレール溝内部にて傾斜した姿勢となる。また、上昇規制部によって荷受台と台車とが連結されているので、運搬トロリーをレール溝から取り外す際に台車が荷受台から垂れ下がらない。
従来の運搬トロリー(101)では、荷受台(106)の昇降寸法を大きくするためには、台車(107)に形成された案内溝(115)の高さ方向の寸法を大きくする必要があるが、案内溝の高さ方向の寸法を、台車の高さ方向の寸法を越えて大きく設定することはできないため、荷受台の昇降寸法が、台車の高さ方向の寸法によって制約されるといった問題があった。これに対して本発明によれば、上述のように構成された上昇規制部が、荷受台が「上昇位置」よりも上方へ移動するのを規制するとともに、上昇規制部における荷受台への取付箇所と台車への取付箇所との間の寸法については、荷受台の昇降寸法よりも大きく設定されているので、台車の高さ方向の寸法によって制約されることなく、荷受台の昇降寸法を大きくすることができる。
また、上昇規制部によって荷受台と台車とが連結されているので、運搬トロリーをレール溝から取り外す際に台車が荷受台から垂れ下がるのを防止することができる。
なお、上述の床部の具体例としては、例えば運搬用車両の荷台の床部や、鉄道車両の荷台の床部、倉庫の床面などが挙げられる。また、上述の被載置物の具体例としては、貨物や積み荷、コンテナ、パレットなどが挙げられる。
この場合、上述の上昇規制部については、次のように構成されることが考えられる。すなわち、上昇規制部における荷受台への取付箇所または台車への取付箇所の少なくとも一方に、側方へ向けて延出する突起部(38)を形成し、荷受台または台車の少なくとも一方に、突起部を受け入れ可能な案内溝(37)を形成することが考えられる(請求項2)。
また、上述の上昇規制部については、次のように構成されることが考えられる。すなわち、上昇規制部における荷受台への取付箇所と台車への取付箇所との間の部分が伸縮可能に構成されており、上昇位置に位置する際に、荷受台への取付箇所と台車への取付箇所との間の寸法が荷受台の昇降寸法よりも大きく設定されていることが考えられる(請求項3)。
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
図1は実施例の運搬トロリー1の側面図である。また、図2は実施例の運搬トロリー1の平面図であり、図3は保持アーム35および揺動ローラ保持体36を示す説明図である。なお、以降、この運搬トロリー1において、台車7に対してリンク機構8およびハンドル9が配置されている側を「後側」とし、その反対側を「前側」とする。また、運搬トロリー1において、後側から前側を見た場合における左側を「左側」とし、同じく右側を「右側」とする。
[運搬トロリー1の構成の説明]
図1(A)に示すように、運搬トロリー1は、トロリー本体6、台車7、およびリンク機構8を備え、運搬用車両(例えば、冷蔵トラック、冷凍トラックなど)の荷台5の床部に形成された平行なレール溝4の内部を走行可能に構成されている。
[トロリー本体6の構成の説明]
トロリー本体6は、対向する2枚の平板を複数のピンおよび1枚の平板によって連結した形状を有しており、リンク機構8を収納可能な収納部6a、収納部6aの前方に形成され貨物を載置可能な荷受台6cから構成される。また、収納部6aの後部には、ハンドル9(後述)の操作角を大きく取るための切欠き6bが形成されている。
荷受台6cは、図2に示すように、平板状に形成されており、その上面には貨物2やパレット10などを載置可能である。また、荷受台6cの下側には揺動ローラ保持体36がビス40によって取り付けられている。
この揺動ローラ保持体36は、図1(A)に示すように、略直方体のブロック体であり、その一面には一方から他方へ連続的に厚くなるよう傾斜面36a、および中央の平坦な水平面36bを有している。そして、揺動ローラ保持体36は、上述の傾斜面36aおよび水平面36bが下側となり、且つ傾斜面36aが運搬トロリー1の後側に配置され、水平面36bが運搬トロリー1の前側に配置される姿勢で荷受台6cの下側に取り付けられている。
また、揺動ローラ保持体36の両側には、案内溝37が形成されている。この案内溝37は、運搬トロリー1の後側から前側へ向けて比較的緩く下降傾斜した先側斜面部37aと、先側斜面部37aに連続し、中央の平坦な水平面37b、および水平面37bに連続し、運搬トロリー1の前側へ向けて比較的急に上昇傾斜した後側斜面部37cとから構成されている(図3参照)。
[台車7の構成の説明]
台車7は、対向する一対の側板33を円筒状の4本のピン12によって連結した構成を有している。また、一対の側板33の間には、レール溝4の内部を走行するための2つの接地ローラ3が回転可能に取り付けられている。このことにより台車7は、接地ローラ3を介してトロリー本体6の内部で運搬トロリー1の前後方向に移動可能である。また、台車7のほぼ中央部には、円筒状の揺動ローラ34が回転可能に取り付けられている。なお、台車7における揺動ローラ34および前側の接地ローラ3の位置関係については、上述のトロリー本体6を載せた際に、揺動ローラ34と前側の接地ローラ3との間にトロリー本体6の揺動ローラ保持体36が配置されるよう設定されている。さらに、揺動ローラ34の回転軸上には、保持アーム35が回転可能に取り付けられている。そして、保持アーム35の先端付近からは円筒状の突起部38が、上述の案内溝37の内部に向けて突出している。なお、この突起部38は、上述の案内溝37の内部にて回転可能である。また、一対の側板33からは保持アーム35の回転を止めるためのストッパー39が突出している(図3参照)。
なお、揺動ローラ34は、揺動ローラ保持体36とともに昇降機構部に該当する。また、保持アーム35は上昇規制部に該当する。
[リンク機構8の構成の説明]
リンク機構8は、トロリー本体6の収納部6aに取り付けたピン19を中心に上下方向に回動可能に軸支したベルクランク20、その一端に取り付けたフラップ21、他端に取り付けた一対のクランクリンク22からなる。このうちクランクリンク22の端部は、一対の側板33に回転可能に取り付けられている。また、ベルクランク20には、ハンドル9を取り付けるための取付孔20aが設けられている このように構成されたリンク機構8については、次のように作用する。すなわち、ベルクランク20の取付孔20aに取り付けたハンドル9が作業者によって手前(運搬トロリー1の後側)へ押し下げられると、ベルクランク20がピン19を中心にして回転する。すると、ベルクランク20の回転に伴い、クランクリンク22が後側へ向けて移動する。そして、クランクリンク22がピン12を介して台車7を後側へ移動させる。
以上のように構成された運搬トロリー1の各部については、次のように構成されている。すなわち、揺動ローラ保持体36の形状(傾斜面36aおよび水平面36b)、トロリー本体6における揺動ローラ保持体36の取付位置、台車7における揺動ローラ34の取付位置、および揺動ローラ34の径については、台車7の移動によって揺動ローラ34が揺動ローラ保持体36の傾斜面36aよりも後方に位置する場合には、荷受台6cが下降して台車7に載せられることによりレール溝4の内部に位置し(下降位置)、一方、揺動ローラ保持体36における水平面36bの下方に揺動ローラ34が位置する場合には、荷受台6cが上昇して荷台5の上面よりも上方に位置するよう構成されている(上昇位置)。
また、ストッパー39の位置は、荷受台6cが上昇位置に位置する際に、このストッパー39が保持アーム35の回転を止めるよう設定されている(図3参照)。
さらに、保持アーム35における揺動ローラ34との接続箇所と突起部38が突出する箇所との間の寸法については、荷受台6cの昇降寸法よりも大きく設定されており、荷受台6cが「下降位置」に位置する場合には保持アーム35の突起部38が案内溝37における先側斜面部37aに位置し、一方、荷受台6cが上昇位置に位置する場合には保持アーム35の突起部38が案内溝37における水平面37bに位置するよう設定されている。
なお、本実施例の運搬トロリー1のその他の構成は、公知技術に従っているので、ここでは詳細な説明は省略する。
[運搬トロリー1の動作の説明]
次に、運搬トロリー1の動作を、図1を参照して説明する。
図1(A)に示すように、揺動ローラ34が揺動ローラ保持体36の傾斜面36aよりも後方に位置する場合には、荷受台6cが下降して台車7に載せされることによりレール溝4の内部に位置している(下降位置)。また、保持アーム35の突起部38が、案内溝37における先側斜面部37aに位置しており、保持アーム35はレール溝4内部にて傾斜した姿勢となっている。このように荷受台6cが下降位置に位置する場合には、運搬トロリー1を他の場所からパレット10の下へ移動させることができる。
ここで、ベルクランク20の取付孔20aに取り付けたハンドル9を手前(運搬トロリー1の後側)へ操作すると、リンク機構8の作用により台車7がレール溝4の内部を後方へ移動する。
引き続きハンドル9を手前へ操作すると、台車7の揺動ローラ34が揺動ローラ保持体36の傾斜面36aに当接する。また、揺動ローラ34の移動に伴い、保持アーム35が左方向へ回転するとともに、保持アーム35の突起部38が、案内溝37の内部を先側斜面部37aから水平面37bへ向けて移動する。
引き続きハンドル9を手前へ操作すると、揺動ローラ34が揺動ローラ保持体36の傾斜面36aと当接する箇所を変化させながらさらに移動し、このことに伴い揺動ローラ保持体36および荷受台6cが上方へ押し上げられる。つまり、トロリー本体6が上方へ押し上げられる。また、このことに伴い、保持アーム35が左方向へさらに回転するとともに、保持アーム35の突起部38が、案内溝37の内部を先側斜面部37aから水平面37bへ向けてさらに移動する。
引き続きハンドル9を手前へ操作するとさらに揺動ローラ34が移動し、揺動ローラ34が揺動ローラ保持体36の傾斜面36aの下方から水平面36bの下方へと移動する。ここで、揺動ローラ保持体36および荷受台6cの上昇が停止する。つまり、トロリー本体6の上昇が停止する(上昇位置、図1(B)参照)。このことにより、揺動ローラ34と揺動ローラ保持体36の水平面36bとが対向するので、貨物などによる荷受台6cへの荷重によって揺動ローラ34が前後方向へは移動しにくくなる。また、保持アーム35の突起部38が、案内溝37における水平面37bに位置する。
引き続きハンドル9を手前へ操作するとさらに揺動ローラ34が移動し、保持アーム35がストッパー39に当接する(図3参照)。このことにより、荷受台6cの上昇および台車7の移動が規制される。また、保持アーム35の突起部38が、案内溝37における水平面37bの内部に位置するので、荷受台6cの上昇位置から上方への移動が規制される。また、保持アーム35によって荷受台6cと台車7とが連結されているので、運搬トロリー1をレール溝4から取り外す際に、台車7が荷受台6cから垂れ下がらない。
この場合、本実施例の運搬トロリーにおいては、荷受台6cが揺動ローラ保持体36の厚み分上昇したこととなる。具体的には、荷台5から荷受台c6の上面までの高さ寸法が約30.5mmであり、レール溝4の深さが33.3mmである場合において、荷受台6cを約18mm昇降させることができる。
なお、荷受台6cが上昇位置に位置する場合には、荷受台6cに載せられたパレット10が荷台5から離れるので、貨物を運搬トロリー1ごと荷台5前方や後方へ移動させることができる。
また、上述のように上昇位置に位置する荷受台6cは、ハンドル9を向こう側(運搬トロリー1の前側)に操作することにより、上述とは逆の過程によって上昇位置から下降位置へ位置させることができる(図1(A)参照)。
なお、荷受台6cが下降位置に位置する場合には、荷受台6cがパレット10から離れ、パレット10が荷台5に載置された状態となるので、運搬トロリー1をパレット10の下から他の場所へ移動させたり、そのパレット10に載置された貨物をフォークリフトやトラックローダーで荷台5から降ろしたりすることができる。
[効果]
このように実施例の運搬トロリー1によれば、次のような効果を奏する。すなわち、従来の運搬トロリー101では、図6(C)に例示するように、荷受台106の昇降寸法を大きくするためには、台車107の側板111に形成された案内溝115の高さ方向の寸法を大きくする必要があるが、案内溝115の高さ方向の寸法を、側板111の高さ方向の寸法を越えて大きく設定することはできないため、荷受台106の昇降寸法が、台車107の高さ方向の寸法によって制約されるといった問題があった。これに対して本実施例の運搬トロリー1によれば、保持アーム35の突起部38が案内溝37における水平面37bの内部に位置することにより、荷受台6cが上昇位置からさらに上方へ移動するのを規制するとともに、保持アーム35における揺動ローラ34との接続箇所と突起部38が突出する箇所との間の寸法については、荷受台6cの昇降寸法よりも大きく設定されているので、台車7の高さ方向の寸法によって制約されることなく、荷受台6cの昇降寸法を大きくすることができる。
また、保持アーム35によって荷受台6cと台車7とが連結されているので、運搬トロリー1をレール溝4から取り外す際に台車7が荷受台6cから垂れ下がることを防ぐことができる。
一例を挙げると、荷台5から荷受台c6の上面までの高さ寸法が約30.5mmであり、レール溝4の深さが33.3mmである場合において、従来の運搬トロリー101では荷受台6cを約10mm昇降させることができたが、一方、本実施例の運搬トロリーにおいては、同様の条件において、荷受台6cを約18mm昇降させることができる。
[別実施例]
(1)上記実施例の運搬トロリー1は、運搬用車両(例えば、冷蔵トラック、冷凍トラックなど)の荷台5の床部に形成された平行なレール溝4の内部を走行可能に構成されているが、これに限られず、例えば鉄道車両の荷台の床部や倉庫の床面などの床部に設けられた平行な溝状レール上を走行可能に構成してもよい。
また、荷受台6cに載置されるのは貨物に限られず、その他の被載置物(例えば積み荷やコンテナ、パレットなど)でもよい。
(2)上記実施例では、荷受台6cを上昇位置すると荷受台6cが荷台5の上面よりも上方に配置されるが、これには限られず、少なくとも荷受台6cにおける貨物2を載置する面が荷台5の上面よりも上方に配置されるよう構成してもよい。
(3)上記実施例では、荷受台6cにおける揺動ローラ保持体36の両側に案内溝37が形成されているが、これには限られず、例えば荷受台6cにおける揺動ローラ保持体36の側面のうち左右何れか一方に案内溝37を形成してもよい。このように構成しても上記実施例と同様の作用効果を奏する。
(4)上記実施例では、荷受台6cにおける揺動ローラ保持体36の両側に案内溝37が形成されるとともに、台車7に保持アーム35が取り付けられているが、これには限られず、図4(A)に例示するように、揺動ローラ保持体236の両側に保持アーム235を取り付けるとともに、台車207の側板233に案内溝237を形成するようにしてもよい。この場合、保持アーム235の先端付近には、案内溝237の内部に向けて突出する突起部238を形成する。このように構成しても上記実施例と同様の作用効果を奏する。
(5)図4(B)に例示するように、保持アーム245における揺動ローラ34との接続箇所245aと突起部248が突出する箇所245bとの間の部分を連結部245cによって伸縮可能に構成してもよい。この場合、保持アーム245における荷受台6cへの取付箇所と台車7への取付箇所との間の寸法が、荷受台6cが上昇位置に位置する際に、荷受台6cの昇降寸法よりも大きくなるよう設定されている必要がある。このように構成しても上記実施例と同様の作用効果を奏する。
実施例の運搬トロリー1の側面図であり、(A)は、荷受台6cが下降位置にある状態を示しており、(B)は荷受台6cが上昇位置にある状態を示している。 実施例の運搬トロリー1の平面図である。 保持アーム35および揺動ローラ保持体36を示す説明図である。 (A)は保持アームおよび揺動ローラ保持体の別実施例を示す説明図(1)であり、(B)は保持アームの別実施例を示す説明図である。 従来の運搬トロリーを示す説明図であり、(A)は、荷受台が下降位置にある状態を示しており、(B)は荷受台が上昇位置にある状態を示している。 (A)は従来の運搬トロリーの構成を示す説明図(1)であり、(B)は従来の運搬トロリーの構成を示す説明図(2)であり、(C)は従来の運搬トロリーの構成を示す説明図(3)である。
符号の説明
1,101…運搬トロリー、2,102…貨物、3,103…接地ローラ、4,104…レール溝、5,105…荷台、6…トロリー本体、6a…収納部、6b…切欠き、6c,106,206…荷受台、7,107,119,207…台車、8,108…リンク機構、9,109…ハンドル、10,110…パレット、12,19…ピン、20…ベルクランク、20a…取付孔、21…フラップ、22…クランクリンク、33,111,233…側板、34,114…揺動ローラ、35,235,245…保持アーム、36,236…揺動ローラ保持体、36a…傾斜面、36b…水平面、37,115,237…案内溝、37a…先側斜面部、37b…水平面、37c…後側斜面部、38,116,238,248…突起部、39…ストッパー、40,118…ビス、117…傾斜部材、245a…保持アーム245における揺動ローラ34との接続箇所、245b…突起部247が突出する箇所、245c…連結部

Claims (3)

  1. 床部に形成されたレール溝の内部を移動可能な台車と、
    被載置物を載置可能であり、且つ前記レール溝の内部に収納可能な荷受台と、
    前記台車の移動に伴い、前記荷受台が前記レール溝の内部に位置する下降位置と少なくとも前記荷受台の最上部が前記床部の上面よりも上方に配置される上昇位置との間で前記荷受台を昇降させるよう構成された昇降機構部と、
    一端が前記荷受台へ回転可能に取り付けられ、且つ他端が前記台車へ回転可能に取り付けられたことにより前記荷受台と前記台車とを連結し、前記荷受台が前記上昇位置よりも上方へ移動するのを規制する上昇規制部と、
    を備えた運搬トロリーであって、
    前記上昇規制部については、当該上昇規制部における前記荷受台への取付箇所と前記台車への取付箇所との間の寸法が、前記荷受台の昇降寸法よりも大きく設定されていることを特徴とする運搬トロリー。
  2. 請求項1に記載の運搬トロリーにおいて、
    前記上昇規制部における前記荷受台への取付箇所または前記台車への取付箇所の少なくとも一方には、側方へ向けて延出する突起部が形成されており、
    前記荷受台または前記台車の少なくとも一方には、前記突起部を受け入れ可能な案内溝が形成されていること
    を特徴とする運搬トロリー。
  3. 請求項1または請求項2に記載の運搬トロリーにおいて、
    前記上昇規制部については、当該上昇規制部における前記荷受台への取付箇所と前記台車への取付箇所との間の部分が伸縮可能に構成されており、前記上昇位置に位置する際に、前記荷受台への取付箇所と前記台車への取付箇所との間の寸法が前記荷受台の昇降寸法よりも大きく設定されていることを特徴とする運搬トロリー。

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