JP2009018878A - スライドパレットユニット及び貨物車 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単で荷台に容易に設置でき、貨物車の荷台の上と荷台から水平方向に突出した位置との間で荷物を移載できるスライドパレットユニット及びこれを備えた貨物車を提供する。
【解決手段】スライドパレットユニット16は、可動パレット18と、可動パレット18が荷台12の上に収容される収容位置及び荷台12から略水平方向に突出する突出位置の間で滑動可能であるように可動パレット18を案内し、且つ、可動パレット18を突出位置において片持ち状態で支持可能であるベース部20と、ベース部20よりも上方に延在するようにベース部20における可動パレット18が突出する側と反対側の端部の近傍に取付け可能である上方延在部22と、を含み、上方延在部22におけるベース部20よりも上方に延在する部位と荷台12とが連結されることによりベース部20が荷台12に係止可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は貨物車の荷台に設置されるスライドパレットユニット及びこれを備えた貨物車に関する。
従来、貨物車への荷積みや貨物車からの荷降ろしのためにフォークリフトやクレーン等が用いられている。ところで、貨物車の車体には屋根がない平ボディー型や屋根がある箱型のような様々なタイプがあり、屋根がある車体の場合にはクレーン等で荷物を上方から荷台に荷積みしたりクレーン等で荷台から荷物を吊り上げて荷降ろしすることは困難である。尚、箱型の車体の中にはウィング型と称される側壁部が開閉できるようになっているものも存在するが、側壁部を開放した状態でも側壁部であった部分が荷台の上方に移動しているために、クレーンで荷積みや荷降ろしをすることは困難である。
これに対し、荷台に固定された複数の第1のレールと、第1のレールに案内されて荷台の外側に突出可能である複数の第2のレールと、これら第2のレールと地面との間に装架されて可動レールを支持する脚部と、第1のレール及び第2のレールの間で荷物を移動させるパレットローダーと、を備える積み降ろし装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この積み降ろし装置が設置された貨物車は、荷台の外側に突出した複数の第2のレールにクレーン等で荷物を上方から荷積みしたりクレーン等で第2のレールから荷物を吊り上げて荷降ろしすることが可能である。
特開平7−315108号公報
しかしながら、この積み降ろし装置は、複数の第1のレール、複数の第2のレール、これらに対応する複数の脚部、パレットローダ等を備えており部品点数が多く構造が複雑であるという問題があった。
更に、この積み降ろし装置は、第1のレールが荷台に固定されるため、この積み降ろし装置を必要としない用途に貨物車を用いる場合であっても、この積み降ろし装置を貨物車の荷台から取り外すことは容易ではなかった。又、この積み降ろし装置が設置されていない既存の貨物車でこの積み降ろし装置を使用したい場合であっても、貨物車の荷台にこの積み降ろし装置を設置することは容易ではなかった。即ち、汎用性という点で問題があった。
又、この積み降ろし装置は、荷積みや荷降ろしの作業の前に複数の第2のレールを荷台の外側に突出させる作業に加え更に複数の脚部を第2のレールと地面との間に装架する作業が必要であり、又、荷積みや荷降ろしの作業の後には複数の脚部及び第2のレールを収容する作業が必要であり作業効率という点でも問題があった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであって、構造が簡単で荷台に容易に設置でき、貨物車の荷台の上と荷台から水平方向に突出した位置との間で荷物を移載できるスライドパレットユニット及びこれを備えた貨物車を提供することを課題とする。
本発明は、荷物が載置される可動パレットと、貨物車の荷台の上面に沿って設置可能であり可動パレットが荷台の上に収容される収容位置及び荷台から略水平方向に突出する突出位置の間で滑動可能であるように可動パレットを案内し、且つ、可動パレットを突出位置において片持ち状態で支持可能であるベース部と、ベース部よりも上方に延在するようにベース部における可動パレットが突出する側と反対側の端部の近傍に取付け可能である上方延在部と、を含み、該上方延在部におけるベース部よりも上方に延在する部位とこれよりも下方の貨物車の荷台の部位とが連結されることによりベース部が荷台に係止可能であるスライドパレットユニットにより上記課題を解決したものである。
尚、ベース部は可動パレットをその滑動方向と垂直な方向の両側の端部において案内する一対のガイドレールを備え、上方延在部は各ベース部の端部に取付け可能である一対の柱部とこれら一対の柱部におけるガイドレールよりも上方の部位を連結する梁部とを備える構成としてもよい。
又、可動パレットが貨物車の車幅方向の側方に荷台から突出可能であるようにベース部が荷台に設置可能であるようにしてもよい。
この場合、可動パレットは荷台から車幅方向の両側に突出可能であり、上方延在部はベース部における車幅方向の両側の端部の近傍に取付け可能であるようにしてもよい。
又、本発明は、上記のいずれかに記載のスライドパレットユニットを備える貨物車により上記課題を解決したものである。
本発明によれば、構造が簡単で荷台に容易に設置でき、貨物車の荷台の上と荷台から水平方向に突出した位置との間で荷物を移載できるスライドパレットユニット及びこれを備えた貨物車を実現できる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1及び2に示されるように、本実施形態に係る貨物車10は、荷台12の上と荷台12から水平方向に突出した位置との間で荷物14を移載できるスライドパレットユニット16を備え、このスライドパレットユニット16の構造に特徴を有している。
貨物車10は、ウィング型と称される箱型の車体17を備えており、車体17は、側壁部17Aが開閉できるようになっている。
荷台12は車体17の底板部を構成している。荷台12の車幅方向両端近傍には、荷締め用のUボルトフック12Aが備えられている。
スライドパレットユニット16は、荷物14が載置される可動パレット18と、貨物車10の荷台12の上面に沿って設置可能であり可動パレット18が荷台12の上に収容される収容位置及び荷台12から略水平方向に突出する突出位置の間で滑動可能であるように可動パレット18を案内し、且つ、可動パレット18を突出位置において片持ち状態で支持可能であるベース部20と、ベース部20よりも上方に延在するようにベース部20における可動パレット18が突出する側と反対側の端部の近傍に取付け可能である上方延在部22と、を含み、上方延在部22におけるベース部20よりも上方に延在する部位とこれよりも下方の貨物車10の荷台12の部位とが係止具24により連結されることによりベース部20が荷台12に係止可能とされている。
図3〜5に示されるように、可動パレット18は略長方形の外枠部18Aと、外枠部18Aの上に配設されたエキスパンドメタル等の上面部18Bと、側部ローラ18Cと、フォークポケット18Dと、補強板18Eと、ストッパ当接部18Fとを備えている。尚、図3では便宜上、上面部18Bを一部だけ図示している。又、可動パレット18は滑動方向と垂直な方向に対称的な構造であり、図3における下側の半分の部分は上面部18Bよりも下の部分の部分を示しており、更に図3における下側の半分の部分の一部は補強板18Eよりも下側(荷台12に近い側)の部分を示している。側部ローラ18Cは滑動方向と垂直な側方に突出するように外枠部18Aの4箇所の角部近傍に設置された軸部と軸部に回転自在に保持された回動部とを有している。フォークポケット18Dは滑動方向に略平行に配置された角筒状の部材であり外枠部18Aの内側における滑動方向と垂直な方向の中央部近傍に一対相互に隣接して装架されている。尚、フォークポケット18Dの下面部における滑動方向の両端近傍には上下方向に貫通する貫通孔が形成されている。補強板18Eは上面部18Bの下面に接しており、外枠部18Aとフォークポケット18Dとの隙間を埋めるように滑動方向の両側に分かれて4枚設置されている。ストッパ当接部18Fは、フォークポケット18Dの下面部から下方に突出するように滑動方向の両側に一対設置されている。又、これら一対のストッパ当接部18Fは、滑動方向と垂直な方向の位置が相互にオフセットするように設置されている。
ベース部20は、可動パレット18をその滑動方向と垂直な方向の両側の端部において案内するように可動パレット18の滑動方向に沿って配置された一対のガイドレール26と、これらガイドレール26をこれらの両端の下面側において連結する端部連結部材20Aと、可動パレット18の上面部18B及び補強板18Eの下面に当接して可動パレット18を下方から支持するように端部連結部材20Aの上に回転自在に2個ずつ設置された4個の下部ローラ20Bと、2本のガイドレール26の両端近傍に略垂直に取付けられた円筒状の4個の上方延在部保持部20Cと、を備えている。
尚、各端部連結部材20Aにおける2個の下部ローラ20Bの間には、可動パレット18のストッパ当接部18Fに当接して可動パレット18がベース部20から脱落することを防止するための可動パレットストッパ20Dと、ベース部20に収容された可動パレット18を係止するための可動パレット係止部20Eと、が設置されている。各端部連結部材20Aの可動パレットストッパ20Dは、可動パレット18の一対のストッパ当接部18Fに対応して、可動パレット18の滑動方向と垂直な方向の位置が相互にオフセットしており、いずれか一方のストッパ当接部18Fに当接可能であり、且つ、他方には当接しないように設置されている。可動パレット係止部20Eは、ベース部20に収容された可動パレット18のフォークポケット18Dの下面部の孔と一致する位置に形成されており、これらの孔に対応する上下方向の孔が可動パレット係止部20Eにも設けられている。これらの孔に嵌合される固定ピン21により、ベース部20に収容された可動パレット18がベース部20に保持されるようになっている。
ベース部20は、ガイドレール26が貨物車10の車幅方向に略平行になるように荷台12に設置可能であり、これにより可動パレット18は荷台12から車幅方向の両側の側方に突出可能とされている。
上方延在部22は、ベース部20の上方延在部保持部20Cに着脱可能である一対の柱部28と、これら一対の柱部28におけるベース部20よりも上方の部位を連結する梁部30と、を備え梁部30において係止具24に連結されるように構成されている。柱部28は、下端部において上方延在部保持部20Cに嵌合して上方延在部保持部20Cに保持されるようになっている。尚、柱部28における下端部の上側に隣接する部分は下端部よりも太くなっており、この部分において上方延在部保持部20Cに下方から支持されるようになっている。梁部30は、棒状の部材の両端部に円筒状の部材が設置されておりこれら円筒状の部材において柱部28の上端部に嵌合可能であるように構成されている。尚、柱部28における上端部の下側に隣接する部分は上端部よりも太くなっており、この部分において梁部30が下方から支持されるようになっている。又、梁部30の両端近傍には一対のリング30Aが取付けられており、これらリング30A(ガイドレール26よりも上方の部位)において係止具24に連結されるようになっている。尚、図3に示されるように、ベース部20には、一対の柱部28及び梁部30を保持するための保持器が備えられており、柱部28及び梁部30は非使用時において分解されてベース部20に収容されるようになっている。
係止具24は、具体的には、ラッシングベルト、ロープ、ワイヤー、チェーン等であり、上方延在部22の梁部30のリング30Aと荷台12のUボルトフック12Aとを連結してベース部20を荷台12に係止するようになっている。
次に、スライドパレットユニット16の使用方法について説明する。
まず、貨物車10の荷台12に荷物14を荷積みする場合の使用方法について説明する。尚、スライドパレットユニット16は予め貨物車10の荷台12に積み込んでおく。スライドパレットユニット16の積み込みにフォークリフト等を用いる場合には、フォークポケット18Dを利用することができる。
始めに作業者は、車体17の側壁部17Aを開放し、上方延在部22を構成する梁部30及び2本の柱部28をベース部20から取り外し、柱部28を下端部において上方延在部保持部20Cに嵌合させてベース部20に取付け、更に、梁部30の両端部を各柱部28の上端部に嵌合させて梁部30を柱部28に取付ける。尚、上方延在部22は、ベース部20における可動パレット18を突出させたい側と反対側の端部に取付ける。更に、係止具24で梁部30のリング30A及び荷台12のUボルトフック12Aを連結し、ベース部20を荷台13に係止する。尚、係止具24に緊縛力を付与するために、例えばラチェット機構を備えた荷締め器等(図示省略)を用いてもよい。
次に、固定ピン21を取外してベース部20に収容された可動パレット18をベース部20から解放し、人力により可動パレット18のストッパ当接部18Fがベース部20の可動パレットストッパ20Dに当接する位置まで滑動させる。可動パレット18は、ベース部20に片持ち状態で保持されて荷台12の車幅方向の側方に突出する。
この状態で、クレーン等で荷物14を吊り上げて可動パレット18の上に上方から荷物14を載置する。尚、貨物車10がジャッキを備えている場合には、荷台12と地面との間にジャッキを装架してもよい。貨物車10はウィング型と称される箱型の車体17を備え、側壁部17Aを開放した状態でも荷台12の上に車体17の側壁部17Aを構成していた部分が存在するが、可動パレット18が荷台12の車幅方向の側方に突出しているので、クレーン等で荷物14を可動パレット18の上に上方から容易に積み込むことができる。
次に、作業者は、人力により可動パレット18を荷台12の方に滑動させて可動パレット18と共に荷物14を荷台12の上に収容する。更に、ベース部20に収容された可動パレット18を固定ピン21でベース部20に固定する。これにより、貨物車10の荷台12への荷物14の荷積み作業が完了する。
次に、貨物車10の荷台12から荷物14を荷降ろしする場合の使用方法について説明する。
始めに作業者は、車体17の側壁部17Aを開放し、上方延在部22がベース部20における可動パレット18を突出させたい側と反対側の端部に取付けられており、更に係止具24で荷台12に係止されていることを確認する。上方延在部22がベース部20における可動パレット18を突出させたい側と反対側の端部に取付けられていない場合には、上記の荷積み作業と同じ要領で上方延在部22をベース部20における可動パレット18を突出させたい側と反対側の端部に取付け、更に係止具24で荷台12に係止する。
次に、固定ピン21を取外してベース部20に収容された可動パレット18をベース部20から解放し、人力により可動パレット18をストッパ当接部18Fが可動パレットストッパ20Dに当接する位置まで滑動させて可動パレット18と共に荷物14を荷台12の車幅方向の側方に移動、突出させる。
この状態で、クレーン等で荷物14を可動パレット18の上方に吊り上げて荷物14を可動パレット18から降ろす。貨物車10はウィング型と称される箱型の車体17を備え、側壁部17Aが開放した状態でも荷台12の上には車体17の側壁部17Aを構成していた部分が存在するが、可動パレット18が荷台12の車幅方向の側方に突出しているので、クレーン等で荷物14を可動パレット18の上方に容易に吊り上げて荷物14を可動パレット18から降ろすことができる。
次に、作業者は、人力により可動パレット18を荷台12の側に滑動させて可動パレット18を荷台12の上のベース部20に収容する。更に、ベース部20に収容された可動パレット18を固定ピン21でベース部20に固定する。車体17の側壁部17Aを閉じることにより、貨物車10の荷台12からの荷物14の荷降ろし作業が完了する。
尚、スライドパレットユニット16を必要としない用途に貨物車10を使用する場合には、スライドパレットユニット16を荷台12から取外す。具体的には、まず係止具24を上方延在部22の梁部30の一対のリング30A及び荷台12のUボルトフック12Aから取外す。更に、梁部30を柱部28から取外し、柱部28をベース部20の上方延在部保持部20Cから取外す。尚、取外した柱部28及び梁部30はベース部20の保持器に収容する。更に、フォークリフト等を用いて、スライドパレットユニット16を貨物車10の荷台12から降ろす。これにより、スライドパレットユニット16を荷台12から取外す作業が完了する。
このように、ベース部20が可動パレット18を片持ち状態で保持できるので、可動パレットの下に脚部等を設置する必要がない。従って、可動パレット18と共に荷物14を荷台12の上に収容される収容位置及び荷台12から略水平方向に突出する突出位置の間で容易に移動させることができ、荷台12の荷積み作業、荷降ろし作業の効率向上に寄与する。
又、可動パレット18は、ベース部20に片持ち状態で保持されていても、補強板18Eを備えており、補強板18Eにおいて下部ローラ20Bに当接するので、可動パレット18の変形等の不具合が生じることはない。
更に、可動パレット18がベース部20に片持ち状態で保持されていても、ベース部20における可動パレット18が突出する側と反対側の端部は上方延在部22及び係止具24により荷台12に係止されているので、ベース部20における可動パレット18が突出する側と反対側の端部が荷台12から浮き上がって傾くことはない。このように、スライドパレットユニット16は簡単な構造でありながら、ベース部20における可動パレット18が突出する側と反対側の端部が荷台12から浮き上がって傾くことを確実に防止することができる。
特に、スライドパレットユニット16は、上方延在部22におけるベース部20よりも上方に延在する部位とこれよりも下方の貨物車10の荷台12の部位とが連結されることによりベース部20が荷台12に係止される構造であるので、係止具24に要求される強度は主として引張強度であり、大きな圧縮強度や曲げ強度が要求されない。従って、係止具24としてラッシングベルト、ロープ、ワイヤー、チェーン等の簡単な構造の汎用品を用いることができる。
又、上方延在部22も一対の柱部28及び梁部30を備える簡単な構造であり、スライドパレットユニット16の構造の簡略化に寄与している。尚、上方延在部22は、梁部30が一対の柱部28を連結しているので、簡単な構造でありながら剛性が高い。
又、スライドパレットユニット16は、簡単な構造で貨物車10の荷台12に容易に着脱できるので、汎用性が高い。
尚、本実施形態において、スライドパレットユニット16は、可動パレット18が貨物車10の車幅方向に滑動して荷台12の車幅方向の側方に突出する構成であるが、可動パレット18が貨物車10の前後方向に滑動して荷台12の後方に突出する構成としてもよい。
又、本実施形態において、可動パレット18はベース部20の両側に突出可能であり、上方延在部22はベース部20における可動パレット18の滑動方向の両側の端部に取付け可能であるが、例えば可動パレット18が貨物車10の車幅方向の一方の側方だけ、又は後方だけに突出すれば足りる場合には、可動パレットがベース部の片側だけに突出可能であり、上方延在部もベース部における可動パレットの滑動方向の片側の端部だけに取付け可能である構成としてもよい。
又、本実施形態において、上方延在部22は、柱部28及び梁部30を備える構成であるが、ベース部を荷台に確実に係止できれば、上方延在部の構成は特に限定されない。例えば、ベース部に固定された構成の上方延在部としてもよい。又、ベース部よりも上方に突出する突出位置及びこれよりも下方に収容される収容位置との間で可動であり、上方突出位置に保持可能であるようにベース部に取付けられた構成の上方延在部としてもよい。
又、本実施形態において、係止具24としてラッシングベルト、ロープ、ワイヤー、チェーン等が例示されているが、ベース部を荷台に確実に係止できれば、係止具の構成も特に限定されない。
又、本実施形態において、貨物車10はウィング型と称される箱型の車体17を備えているが、他のタイプの箱型の車体や平ボディを供える貨物車にも本発明は適用可能である。又、貨物車はトラックに限定されず、例えばトレーラーや貨物列車にも本発明は適用可能である。
本発明は、貨物車等に利用することができる。
本発明の実施形態に係る貨物車及びスライドパレットユニットの概略構造を模式的に示す後面図 同側面図 同スライドパレットユニットの構造を拡大して模式的に示す平面図 同後面図 同スライドパレットユニットの構造を更に拡大して模式的に示す側面図
符号の説明
10…貨物車
12…荷台
14…荷物
16…スライドパレットユニット
18…可動パレット
20…ベース部
22…上方延在部
26…ガイドレール
28…柱部
30…梁部

Claims (5)

  1. 荷物が載置される可動パレットと、貨物車の荷台の上面に沿って設置可能であり前記可動パレットが前記荷台の上に収容される収容位置及び前記荷台から略水平方向に突出する突出位置の間で滑動可能であるように前記可動パレットを案内し、且つ、前記可動パレットを前記突出位置において片持ち状態で支持可能であるベース部と、前記ベース部よりも上方に延在するように前記ベース部における前記可動パレットが突出する側と反対側の端部の近傍に取付け可能である上方延在部と、を含み、該上方延在部における前記ベース部よりも上方に延在する部位とこれよりも下方の前記貨物車の荷台の部位とが連結されることにより前記ベース部が前記荷台に係止可能であることを特徴とするスライドパレットユニット。
  2. 請求項1において、
    前記ベース部は前記可動パレットをその滑動方向と垂直な方向の両側の端部において案内する一対のガイドレールを備え、前記上方延在部は前記各ベース部の端部に取付け可能である一対の柱部とこれら一対の柱部における前記ガイドレールよりも上方の部位を連結する梁部とを備えることを特徴とするスライドパレットユニット。
  3. 請求項1又は2において、
    前記可動パレットが前記貨物車の車幅方向の側方に前記荷台から突出可能であるように前記ベース部が前記荷台に設置可能であることを特徴とするスライドパレットユニット。
  4. 請求項3において、
    前記可動パレットは前記荷台から前記車幅方向の両側に突出可能であり、前記上方延在部は前記ベース部における前記車幅方向の両側の端部の近傍に取付け可能であることを特徴とするスライドパレットユニット。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のスライドパレットユニットを備えることを特徴とする貨物車。
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