JP5519881B1 - 運搬車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1テーブル15が基準位置に停止している状態で、第2駆動手段38の作動により、第2テーブル27を、基準位置から、第1テーブル15上の進出位置へ、およびその逆方向へ移動させることができ、また油圧シリンダ20の作動により、第1テーブル15を、単独で、または第2テーブル27を載置させた状態で、基準位置から進出位置へ、およびその逆方向へ移動させることができるようにする。
【選択図】 図5
Description
(1) 荷台と、前記荷台の前後方向を向くようにして前記荷台に設けられた固定レールと、前記荷台における前記固定レールの一端から離れた位置に、前記固定レールの延長線と交差する方向、または前記延長線と同方向を向くようにして設けられたガイド手段と、前記ガイド手段に沿って、基準位置と進出位置との間を移動可能として、前記荷台に設けられた第1テーブルと、前記第1テーブルが基準位置に停止しているとき、前記固定レールと整合するようにして、前記第1テーブルに設けられた可動レールと、前記固定レールと可動レールとに沿って、前記固定レール上の基準位置と可動レール上の進出位置との間を、前記荷台の前後方向に移動可能として前記荷台に装着され、前記第1テーブルが基準位置に停止しているときに、前記固定レール上から可動レール上へ、およびその逆方向へ移載可能とした第2テーブルと、前記荷台に設けられ、前記第1テーブルを基準位置から進出位置へ、およびその逆方向へ移動させる第1駆動手段と、前記荷台に設けられ、前記第2テーブルを基準位置から進出位置へ、およびその逆方向へ移動させる第2駆動手段とを備えるものとする。
この第1テーブルと第2テーブルとの移動を利用して、荷物を第2テーブル上に載置して、第1テーブルの進出位置から第2テーブルの基準位置まで出し入れしたり、第2テーブルが、その上に荷物が載置されて基準位置に停止している状態で、荷物を第1テーブル上に載置して、第1テーブルの進出位置から第1テーブルの基準位置まで出し入れしたりすることができる。
したがって、荷台に複数の荷物を効率よく収容することができ、荷物を安全かつ円滑に、しかも容易に出し入れすることができる。
また、第1テーブルと第2テーブルとのいずれかを昇降させたり、多数のレールを設けたりする必要がなく、荷物の搬送手段の構造を簡素化することができる。
図1は、本発明の運搬車の一実施形態の側面図、図2は、図1におけるII−II線横断平面図である。
なお、踏台10、11は、実際には、縦横の多数の鋼材と踏み板等(いずれも図示略)を組み合わせて中空状、または上方が開口した枠組状に形成されているが、ここでは、理解を容易にするため、充実したブロック状のものとしてある。
凹溝12a内には、互いに内方に開口するほぼ内向きコ状をなす左右方向を向く前後1対の固定レール14、14が、固定レール13、13の後端から後方に離れた位置において、固定レール13、13の延長線と直交する方向を向くようにして、また、固定レール13、13より下位となるようにして設けられている。
後方の固定レール14は、床板3の上面から上方に離間するようにして、踏板11の前端面に固着し、また前方の固定レール14は、床板3の上面から上方に離間させて、踏板10、10の後端面に固着するのが望ましい。
固定レール14、14における内側の溝の断面形状は、図6に示すように、互いに内方に向かって上下に拡開するような形状としてある。固定レール13、13、および後述する可動レール26、26における内側の溝の断面形状も、これと同様の形状とするのが好ましい。
3個のローラ17の配置は、第1テーブル15が進出位置まで進出したときでも、少なくとも2個のローラ17、17が、固定レール14内に位置するようなものとしてある。
この油圧シリンダ20は、第1テーブル15を基準位置から進出位置へ、およびその逆方向へ移動させる第1駆動手段をなしている。
なお、図7に示す例では、当接部24を3個とし、中央の当接部24を、第1テーブル15が基準位置に達したときは、左方の当接部23と当接し、第1テーブル15が進出位置に達したときは、右方の当接部23と当接するようにしてある。しかし、4個の当接部24を設けてもよい。
このとき、全ローラ17は、固定レール14内において、わずかに浮上させられ、第1テーブル15の支持がより安定するとともに、運搬車の走行中に、第1テーブル15と、その上に載置されることのある後述する第2テーブル27および荷42、43等の荷重が、すべてローラ17に掛かるのを防止することができる。
図示の例では、油圧シリンダ34の前端部は、フロントパネル4を貫通して、フロントパネル4の前方において、床板3上に設けたブラケット33に連結してあるが、フロントパネル4の後方において、床板3上に設けたブラケット33に連結することもある。
なお、押動部材31の上面に、左右方向を向く凹溝を上面に設けたレールを固着し、この凹溝に係合する下向きの突部を第2テーブル27の下面に突設して実施することもある。
各固定レール13の上面には、第2テーブル27が基準位置に達したときに、各当接部39、39の下面と当接して、荷台2に対する第2テーブル27の上下方向の移動を阻止するようにした前後1対の当接部40、40が設けられている。
また、各可動レール26の上面には、第2テーブル27が進出位置に達したときに、各当接部39、39の下面と当接して、第1テーブル15に対する第2テーブル27の上下方向の移動を阻止するようにした前後1対の当接部41、41が設けられている。
当接部40の後端および当接部41の前端には、なだらかな傾斜面40a、41aが設けられている。
このとき、全ローラ29は、固定レール13または可動レール26内において、わずかに浮上させられ、第2テーブル27の支持がより安定するとともに、運搬車の走行中に、第2テーブル27と、その上に載置されることのある後述する第荷42等の荷重が、すべてローラ29に掛かるのを防止することができる。
搬入時には、図1に示すスライドドア9を前方に移動させて、開口8を開き、第2駆動手段38における油圧シリンダ34を伸張させて、基準位置に停止している第2テーブル27を、基準位置に停止している第1テーブル15上に移載させる(図4参照)。
(1) ガイド手段をなす固定レール14、14およびレール37を、前後方向を向く固定レール13、13の延長線に対して、直角以外の、例えば60°の傾斜する方向を向くようにして設け、第1テーブルをその方向に移動させるようにする。
(2) ガイド手段をなす固定レール14、14およびレール37を、前後方向を向く固定レール13、13の延長線と同方向を向くようにして設け、第1テーブルを前後方向に移動させるようにする。このようにすると、荷台2の後端に設けたバックドアを開いて、そこから荷を出し入れするようにした運搬車にも、本発明を適用することができる。
(3) 荷台2を後方に長くし、第3テーブルおよびその駆動手段を、第1テーブル15の後方に、第2テーブル27および第2駆動手段38と前後対称構造に配設し、第2テーブル27が基準位置に位置している状態で、第3テーブルを第1テーブル15上に移載できるようにし、第3テーブル上にも、第2テーブル27と同様に荷を載置できるようにする。
(4) 固定レール14、14に代えて、第1テーブル15が、基準位置と進出位置との間を移動するのを案内する別のガイド手段を設ける。
2 荷台
3 床板
4 フロントパネル
5 リアパネル
6 サイドパネル
7 天板
8 開口
9 スライドドア
10、11 踏台
12 凹部
12a、12b 凹溝
13 固定レール
13a傾斜面
14 固定レール(ガイド手段)
15 第1テーブル
16 ブラケット
17 ローラ
18、19 ブラケット
20 油圧シリンダ(第1駆動手段)
21、22 軸
23、24 当接部
23a、24a 傾斜面
25 凹溝
26 可動レール
26a傾斜面
27 第2テーブル
28 ブラケット
29 ローラ
30 ガイドレール
31 押動部材
32 ローラ
33 ブラケット
34 油圧シリンダ
35 ローラ(突部)
36 軸
37 レール
37a凹溝
38 第2駆動手段
39、40、41 当接部
39a、40a、41a 傾斜面
42、43 荷
Claims (9)
- 荷台と、
前記荷台の前後方向を向くようにして前記荷台に設けられた固定レールと、
前記荷台における前記固定レールの一端から離れた位置に、前記固定レールの延長線と交差する方向、または前記延長線と同方向を向くようにして設けられたガイド手段と、
前記ガイド手段に沿って、基準位置と進出位置との間を移動可能として、前記荷台に設けられた第1テーブルと、
前記第1テーブルが基準位置に停止しているとき、前記固定レールと整合するようにして、前記第1テーブルに設けられた可動レールと、
前記固定レールと可動レールとに沿って、前記固定レール上の基準位置と可動レール上の進出位置との間を、前記荷台の前後方向に移動可能として前記荷台に装着され、前記第1テーブルが基準位置に停止しているときに、前記固定レール上から可動レール上へ、およびその逆方向へ移載可能とした第2テーブルと、
前記荷台に設けられ、前記第1テーブルを基準位置から進出位置へ、およびその逆方向へ移動させる第1駆動手段と、
前記荷台に設けられ、前記第2テーブルを基準位置から進出位置へ、およびその逆方向へ移動させる第2駆動手段
とを備えることを特徴とする運搬車。 - 第1テーブルが基準位置に停止しているときの可動レールと固定レールとの対向面を、側面視および/または平面視において、両レールの長手方向に対して傾斜する傾斜面とした請求項1記載の運搬車。
- 固定レールと可動レールとをそれぞれ左右2列とし、第1テーブルが基準位置に停止しているときの各列における可動レールと固定レールとの対向部の位置を、互いに前後方向にずらした請求項1または2記載の運搬車。
- 第1テーブルまたは第2テーブルの下面と荷台の上面との対向面に、第1テーブルまたは第2テーブルが予め定めた停止位置に至ることにより、互いに当接して、第1テーブルまたは第2テーブルの上下方向の移動を阻止するようにした1対の当接部を設けた請求項1〜3のいずれかに記載の運搬車。
- 1対の当接部の少なくともいずれか一方を対向面からなだらかに隆起させることにより、第1テーブルまたは第2テーブルが予め定めた停止位置に至ったとき、テーブル側の当接部が荷台側の当接部上に乗り上がり、第1テーブルまたは第2テーブルがわずかに浮上させられるようにした請求項4記載の運搬車。
- 第1テーブルの上面に、荷台の前後方向を向く凹溝を設け、この凹溝の一方の内側面に、側方に開口する可動レールを固着し、前記凹溝内に進入しうるようにして、前記第2テーブルの下面に固着したブラケットの一側面に、前記可動レールの開口内に嵌合し、前記可動レール内を転動しうるようにしたローラを設けた請求項1〜5のいずれかに記載の運搬車。
- 固定レールと可動レールとをそれぞれ左右1対とし、それらに沿って転動するように第2テーブルに設けた左右1対のローラを、互いに内方または外方に向かって漸次縮径するテーパー状とし、それらが左右の固定レールまたは可動レールに沿って転動する際に、第2テーブルに求心作用が生じるようにした請求項1〜6のいずれかに記載の運搬車。
- 第1テーブルが進出位置に位置しているとき、第1テーブルの一部、および第1テーブル上に第2テーブルが載置されているときは、第1テーブルの一部と第2テーブルの一部が、荷台の側面に設けた開口より荷台の外側方に突出するようにした請求項1〜7のいずれかに記載の運搬車。
- 第2駆動手段が、荷台に対して前後方向に移動させられるようにした押動部材を備え、この押動部材の上面と、第2テーブルの下面との対向面のいずれか一方に、ガイド手段と平行の凹溝を設け、かついずれか他方に、前記凹溝に係合する突部を設け、この凹溝と突部との係合により、前記押動部材の前後動によって、第2テーブルが前後方向に移動させられるとともに、第2テーブルが第1テーブル上の進出位置に位置し、第1テーブルとともにガイド手段の長手方向に移動させられるとき、前記突部が前記凹溝の長手方向に沿って摺動するようにした請求項1〜8のいずれかに記載の運搬車。
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