JP5122376B2 - 荷の移載装置及び自動倉庫 - Google Patents

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本願発明は、荷の移載装置及びこれを有する自動倉庫に関するものである。
大量の荷を処理する物流設備の一例として自動倉庫がある。自動倉庫は移載機構によって荷を格納庫に入出庫するが、移載機構は、おおよそ、移載通路を水平走行する台車にマスト(コラム)を立設してこれにキャリッジを昇降自在に設けたスタッカクレーン方式と、移載通路に水平走行する自走台車を多段に配置した台車方式とに大別される。
そして、スタッカクレーン方式にしても台車方式にしても荷を格納庫(棚)に受け渡す移載装置が必要であり、この移載装置の一例として、左右の送りベルトで荷を挟持して送り出し・引き込みを行う挟持送り方式がある。すなわちこの挟持送り方式の移載装置は、荷載置部を有する本体に、荷載置部を挟んだ左右両側において棚に向けて進退動する左右の進退フレームを配置し、左右の進退フレームに、当該進退フレームの移動方向に長く延びる送りベルトを設けたものである(例えば特許文献1参照)。
荷を引き込み・排出する機構としては、挟持送り方式の他に、水平回動式のピッカーで荷を押し引きするものや、棚に向いた水平状の軸線周りに回動するピッカーで荷を押し引きするものなど、様々の構造が提案されかつ実施されている。いずれにしても、荷は自走台車やキャリッジ等に引き込まれた状態で、荷載置部で支持されておらねばならない。この荷載置部の例として特許文献1には、本体に複数本のローラレール(細長いフレーム材に多数のローラを取り付けたもの)を平行に配置することが開示されている。
特許第2871144号公報
さて、荷の素材や構造は様々であり、木箱や樹脂製コンテナのようにきわめて頑丈な構造のものもあれば、ダンボール箱のようにそれほど強度が高くないものものある。また、荷の大きさ(荷幅・奥行き)も様々である。そして、特許文献1の場合、荷が木箱や樹脂製コンテナのように剛性が高くてしかも大きさが一定である場合は問題はないが、荷がダンボール箱である場合は対応が困難(使用し難い)という問題がある。
他方、左右移載ユニットのうち片方だけが移動するタイプの移載装置では、荷載置部を平板で構成したものもあり(例えば、特開2002−120993号公報)、そこで、左右の移載ユニットがそれぞれ移動するタイプについてこの従来技術を転用することが考えられる。この点について本願発明者が考察したところ、移動式の左右移載ユニットに単に荷載置部用平板を取り付けたに過ぎないものは、左右の移載ユニットの間隔が広がると互いの平板の間に間隔があいて荷の安定性が低くなる等の問題が生じることが判明した。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明に係る移載装置は、「平面視で荷を挟むように配置された左右一対の移載ユニットと、荷が支持される荷載置部とを備えており、前記左右移載ユニットは互いの間隔が広狭変化する横方向に移動自在であると共に、前記左右移載ユニットには、平面視で前記横方向と直交した縦方向に荷を水平移動させる荷送り手段が設けられている」、という基本構成になっている。
そして、請求項1の発明では、前記荷載置部は、前記左右の移載ユニットの各々に固定されている左右の可動支持板と、前記左右移載ユニットの可動支持板の間において露出する部分を有する固定支持部とから成っており、前記固定支持部はその下方に配置された基枠に固定されており、前記可動支持板は前記荷送り手段が駆動されても移動はせず、前記荷送り手段の駆動により、荷が前記可動支持板及び固定支持部の上面を滑り移動する。
更に、前記可動支持板は平面視で略四角形の形状である一方、前記固定支持部は、前記縦方向に向かって前後両端部が前記横方向に向かって突出した張り出し部になっている平面視略H形の形状であり、前記固定支持部の張り出し部と前記可動支持板とが前記基枠の上で重なり合うことが許容されている。
請求項の発明は、請求項1において、前記左右移載ユニットの荷送り手段は、平面視で前記縦方向に移動する進退フレームを備えており、前記進退フレームに、前記移載ユニットが横移動すると荷の側面に当接・離反する送り部材を設けており、荷送り部材を駆動すると荷が前記可動支持板及び固定支持部の上を滑り移動しながら進退フレームに対して相対的に縦移動するようになっている。
本願発明は自動倉庫も含でおり、この自動倉庫は、請求項に記載したとおり、平面視で細長く延びる移載通路を挟んだ両側に多段の棚を有する格納庫が相対向して配置されており、前記移載通路には、水平走行自在な自走台車が多段に配置されているか、又は、昇降自在なキャリッジを有するスタッカクレーンが水平走行自在に配置されている、という構成において、前記各自走台車又はスタッカクレーンのキャリッジに請求項1又は2に記載した移載装置を設けており、前記格納庫と移載装置とに荷を移し替え自在になっいる。
さて、移動式の左右移載ユニット可動支持板を取り付けたに過ぎない場合は、荷を安定して支持するためには、例えば左右移載ユニットの可動支持板を互いに重ねた状態に保持しておかねばならず、すると、各可動支持板の突出寸法は大きくならざるを得ず、すると、左右移載ユニットの間隔を調節できる寸法は可動支持板の突出寸法に規制されてあまり大きくすることができない。このため、荷の幅寸法の違いに対応できる範囲が限られる。
これに対して本願発明では、左右移載ユニットに設けた可動支持板の間に間隔が空いても、それら可動支持板の間には固定支持部が配置されているため、可動支持板の突出寸法をできるだけ小さくしても荷を三点支持の状態で安定良く支持できる。しかも、可動支持板の突出寸法を小さくできることにより、左右移載ユニットの間隔をできるだけ狭めることが可能になる。従って本願発明では、幅寸法が大きく相違する各種の荷を安定良く支持することが可能になり、その結果、各種の荷への対応性を格段に向上できる。
荷送り手段には様々の方式があるが、特許文献1のような挟持送り方式を採用すると、左右の荷送り手段の間隔を相当に小さくできるため、幅寸法が相当に小さい荷も扱うことができる。従って、本願発明は、請求項のような挟持荷送り方式に適用すると真価がより一層強く発揮されると言える。
また、移載ユニットの下面部には横送り用の部材などが配置されていることが多いが、本願発明では、固定支持部は平面視H字状になっていて張り出し部と可動支持板とが重なり得るため、左右移載ユニットは、横送り用等の部材の配置の容易性を損なうことなくできる限り接近させることができるのであり、この点からも、幅寸法が小さい荷を扱うことが容易ならしめられている。また、固定支持部が平面視H字状であることは、固定支持部の強度アップと荷の支持安定性向上とにも貢献している。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、自走台車方式の自動倉庫に適用している(或いは、自動倉庫の自走台車に適用している)。
(1).自動倉庫及び自走台車の概略
図1はおおまかな斜視図、図2は大まかな平面図、図3は一部の部材を省略した状態での平面図、図4は図3のIV−IV視断面図である。まず、これらの図に基づいて自動倉庫と自走台車との概略を説明する。
自動倉庫は、平面視で細長く延びる移載通路1を挟んだ両側に相対向して配置された一対の格納庫2を備えている。格納庫2は多数段の棚3を有しており、移載通路1には、各段の棚3に対応して自走台車4が水平走行自在に配置されている。
本願発明(及び本実施形態)では、方向を示す文言として前後・左右・横方向・横移動・縦方向・縦移動の文言を使用するが、前後方向と縦方向とは同義で、左右方向と横方向とは同義であり、縦移動は縦方向の移動、横移動は横方向の移動をいう。これらは基本的には、図1及び図2に矢印を付して明示するように自走台車4から格納庫2を向いた方向を基準視(正面視)として定義している。但し、前進・後退の文言や内面・側面といった文言については、図1,2の基準視に拘束されない場合もある(例えば左方向に前進するといった用法も有り得る。)。
いずれか一方又は両方の格納庫2の端部(一端部若しくは両端部)の箇所に仮置き棚を介して又は介さずにリフト装置が配置されており、各段の自走台車4とリフト装置との間に荷が受け渡され、リフト装置と入出庫コンベヤとに荷が移載される。本実施形態では、棚3は広い棚板5を有するベタ方式の平棚になっており、棚板5の前端縁は、移載通路1に沿って延びるレール6で支持されている。なお、自動倉庫は多数本の支柱を有しており、支柱の群や横桟、レール6等の骨材で骨組みが構成されている。
自走台車4は、平面視で移載通路1の長手方向に長く延びる本体7を有しており、本体7に前後の車輪8と走行駆動装置9とを設けている。走行駆動装置9は、片方のレール6に配置した走行用タイミングベルト10に噛合する方式であり、駆動プーリ11と押さえプーリ12とを有している。片方のレール6には、走行用タイミングベルト10を載せるための段部6aを設けている。自走台車4の本体7は、移載通路1の長手方向に長く延びる前後2本のサイドフレーム13と、前後サイドフレーム13の端部間に連結したエンドフレーム14とを主要メンバーとして平面視四角形になっており、サイドフレーム13とエンドフレーム14は、請求項に記載した基枠を構成している。
自走台車4は、荷Wの出し入れを行う左右一対の移載ユニット17を有している。移載ユニット17は、前後方向(自走台車4の走行方向と直交した方向)に長く延びるベースフレーム18と、ベースフレーム18に前後動自在に取り付けられた進退フレーム19と、進退フレーム19に取り付けられた前後長手の補助フレーム20とを有しており、補助フレーム20には、荷送り手段の一例として前後2本のエンドレスの荷送りベルト21が直列配置されている。
補助フレーム20は、リニアガイド手段で進退フレーム19に多少のストロークで左右動するように取り付けられており、かつ、ばね手段(図示せず)によって荷Wに向けて付勢されている。なお、荷送りベルト21は無端帯の一例である。
棚3や仮置き棚から自走台車4への荷Wの取り込みは、左右荷送りベルト21の間隔を荷Wの荷幅よりも若干の寸法だけ広げた状態にしておき、その状態で進退フレーム19と荷送りベルト21を荷Wの方向に向けて前進させ、次いで、横送り機構によって左右移載ユニット17の間隔を狭めることにより、ばね手段の弾性に抗して荷送りベルト21で荷Wを挟持し、次いで横送りを停止してから、荷送りベルト21を周回させつつ後退させて荷Wを、可動支持板22及び固定支持部23よりなる荷載置部上を滑り移動させる、という手順で行われる。荷Wの送り出しは逆の手順で行われる。
左右移載ユニット17のベースフレーム18には、荷Wが載る可動支持板22が固定されており、また、本体7のうち左右移載ユニット17の間に部位には荷Wが載る固定支持部23が固定されている。この点は後述する。
(2).横送り機構・縦送り機構・荷送り手段
次に、図5も参照して縦送り機構と横送り機構とを説明する。図5は図3の概略 V-V視断面図である。本体7のうち一方の移載ユニット17の左右外側の位置には、縦送り機構の一環として、補強ステー24を介して横送りモータ25が配置されている。縦送りモータ25を正逆駆動すると、左右移載ユニット17の進退フレーム19が同期して前後動する。また、縦送りモータ25と反対側に位置した他方の移載ユニット17のベースフレーム18には横送りモータ26が取り付けられている。更に、左右移載ユニット17における各進退フレーム19の前後中間部には、荷送りベルト21を駆動するための荷送りモータ27が配置されている。
図3に示すように、本体(基枠)7を構成するサイドフレーム13の内側面に左右長手のラックバー29が固定されており、このラックバー29の内側面に左右長手の固定リニアガイド30が固定されている一方、左右移載ユニット17におけるベースフレーム18の前後両端寄り部位の背面に、平面視で左右外側に開口した略コ字状の第1ブラケット31が固定されており、この第1ブラケット31の下端部に、固定リニアガイド30にスライド自在に装着された可動リニアガイド32が補助板(図示せず)を介して固定されている。
左右の移載ユニット17は正確な姿勢で左右移動する必要がある。そこで、左右ベースフレーム18には前後長手の第1ピニオン軸34,35を回転自在に保持し、ピニオン軸34,35の前後両端に取り付けた幅寄せピニオンギア36をラックバー29の上面に形成したラック歯に噛合させている。
図2,3で右側に位置した第1ピニオン軸34は、1つの第1ブラケット31に固定された軸受け37と横送りモータ26のギアボックス38とに回転自在に保持されている。横送りモータ26のギアボックス38は、ベースフレーム18に固定された第1ブラケット32及び第2ブラケット39に固定されている。図2,3で左側に位置した第2ピニオン軸35は、2つの第1ブラケット31に固定された軸受け37で回転自在に保持されている。
左右の移載ユニット17は互いに同期して逆方向に移動し得る。このための手段として本実施形態では、本体7に固定した補強ステー24と一方のエンドフレーム14とに第3ブラケット40を介してスプロケット41を回転自在に取り付け、左右のスプロケット41にエンドレスのチェーン42を巻き掛け、一方(図5で左)の移載ユニット17のベースフレーム18は第3ブラケット43を介してチェーン42の上部に固定し、他方(図5で右)の移載ユニット17のベースフレーム18は第4ブラケット44を介してチェーン42の下部に固定している。
従って、横送りモータ26を駆動すると第1ピニオン軸34が回転して一方の移載ユニット17が移動し、すると、他方の移載ユニット17はチェーン42の引っ張り作用によって一方の移載ユニット17と反対方向に移動する。左右移載ユニット17の移動距離は同じである。
例えば図2や図4に示すように、移載ユニット17のベースフレーム18は基準視で上向き開口コ字状の形態になっており、荷載置部に面した立ち上がり部分は荷Wの位置を規制するガイド片18aになっている。ガイド片18a前後両端部は平面視で傾斜している。また、図2に示すように、ベースフレーム18は平面視で移載通路1を挟んだ両側のレール6に部分的に重なる長さになっている。スタッカクレーンに適用する場合は、ベースフレーム18は移載通路1で上下動する前後寸法になる。
進退フレーム19はベースフレーム18の内部に配置されており、ベースフレーム18の背板に向けて開口した正面視コ字形の第1メンバー46と、荷載置部に向けて開口した正面視コ字状の第2メンバー47とで構成されている。
図4に示すように、進退フレーム20は、前後長手の2つのスライダー48,49がスライド自在に嵌まり合ったリニアガイド部材によってベースフレーム18に前後移動自在に取り付けられている。また、図4に示すように、進退フレーム19における第2メンバー47の下面に前後長手のラック50を固定し、ラック50の下面に形成したラック歯に進退用ピニオン51を噛合させている。左右移載ユニット17の進退用ピニオン51は共通したスプライン軸52に摺動自在で相対回転不能に装着されている。進退用ピニオン51はベースフレーム18の下面に固定した軸受け51′に回転自在で離反不能に保持されている。
スプライン軸52のうち縦送りモータ25に近い一端部は軸受け53で支持されており、軸受け53は機体7に設けた補強ステー54に固定されている。そして、スプライン軸52には縦送りモータ25からタイミングベルト55で動力が伝達される。
(3).荷載置部
次に、図6及び図7も参照して荷載置部を説明する。図6のうち(A)は図3のVIA-VIA 視断面図、(B)は図3のVIB-VIB 視断面図、(C)は固定支持部と可動支持板との重なり状態を示す正面図、図7は移載ユニット17の間隔を狭め切った状態での平面図である。なお、図7では固定支持部23の輪郭は隠れている部分も含めて太い実線で表示しており、また、可動支持板22はその輪郭を明示するため縁部に平行斜線を施している。
荷載置部は、固定支持部23と可動支持板22とで構成されている。固定支持部23は板材から成っており、左右移載ユニット17の中間に位置した縦長中心線57に沿って延びる帯状の基部23aと、サイドフレーム13の上面箇所において基部23aの前後端部から左右外側に突出した張り出し部23bとを有しており、従って、固定支持部23は全体として平面視H形に形成されている。
固定支持部23の前後端部は正面視で下向きに傾斜した傾斜面になっている。これは荷Wの引き込みに際しての引っ掛かりを防止するためである。また、基部23aの左右両側縁には、正面視で斜め下向きの傾斜ガイド片23cを一体に設けている。これは可動支持板22との重なり合いを確実ならしめるためである。
固定支持部23の基部23aの下面には、前後方向に延びる補強部材60を溶接で固着している。補強部材60は正面視で上向き開口コ字状の形態であり、スプライン軸52とチェーン42とに干渉しないように部分的に切欠いている。また、基部23aの傾斜ガイド片23cにも、チェーン42と干渉しないように切欠き61を形成している。
可動支持板22は平面視で前後長手の長方形に形成されている。そして、図6(A)に明示するように、可動支持板22はその付け根部が上向きに折り曲げられており、上向きに折り曲げられた付け根部がベースフレーム18の下面にボルト58及びナット59で固定されている。図6(A)及び図4に示すように、ベースフレーム18は本体7のサイドフレーム13からある程度の間隔を空けて浮いた状態に配置されている。従って、左右の移載ユニット17は、平面視で固定支持部23の張り出し部23bと重なる位置まで移動することができる。
可動支持板22は固定支持部23の上面に重なるように移動可能である。この重なり合いを容易ならしめるため、図8に示すように、可動支持板22の左右先端部は下面から上面に向けて向かう傾斜ガイド面62を形成し、固定支持部23の左右先端部には上面から下面に向かう傾斜ガイド面63を形成している。
固定支持部23における張り出し部23bの突出寸法L2は基部23aの左右幅寸法L1よりも多少短い程度の寸法に設定しており、また、可動支持板22の左右幅寸法L3は固定支持部23における張り出し部23bの突出寸法L2よりもやや小さい寸法に設定している。もとより、各寸法は任意に設定できる。
(4).まとめ
左右の移載ユニット17の間隔を最も広げた状態では、固定支持部23の張り出し部23bと左右可動支持板22との間には僅かながら間隔が空いている。しかし、荷Wは固定支持部23と可動支持板22とで三点支持の状態になっているため、ダンボール箱のように剛性が高くないものであっても、安定した状態に支持される。特に、張り出し部23bを設け平面視H形の形態であることにより、荷Wは日字形の支持態様になって広い支持面積を確保できるため、極めて高い安定性を確保できる。
左右移載ユニット17の間隔を狭めると可動支持板22と固定支持部23とが重なり合うが、この場合、左右の可動支持板22は同じ高さであるため荷Wの傾きは生ぜず、この点からも高い安定性が確保される。
また、左右の可動支持板22は図7のように極く近接させることができるが、固定支持部23が存在することによって可動支持板22の突出寸法L3をできるだけ短い寸法にすることができるため(左右移載ユニット17に可動支持板を設けただけに比べて、遥かに小さい寸法に設定できる)、左右移載ユニット17の最小間隔寸法をできるだけ小さくできるのであり、その結果、取り扱いできる荷Wの横幅寸法の範囲を大きくすることができる。具体的には、本実施形態では、最も幅寸法が小さい荷Wと最も幅寸法が大きい荷Wとの幅寸法の差は1:3.5程度になっている。
(5).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、固定支持部を左右複数枚に分離構成することも可能である。
実施形態の概略斜視図である。 概略平面図である。 一部部材を省略した概略平面図である。 図2のIV−IV視断面図である。 図3の V-V視概略断面図である。 (A)は図3のVIA-VIA 視断面図、(B)は図3のVIB-VIB 視断面図、(C)は固定支持部と可動支持板との重なり状態を示す正面図である。 移載ユニットを参照間隔まで狭め切った状態での平面図である。
4 移載装置が組み込まれた自走台車
7 本体
13 基枠を構成するサイドフレーム
17 移載ユニット
18 ベースフレーム
19 進退フレーム
20 補助フレーム
21 荷送り手段の一例としての荷送りベルト
22 荷載置部を構成する可動支持板
23 荷載置部を構成する固定支持部
23a 基部
23b 張り出し部
25 縦送り機構の一例を構成する縦送りモータ
26 横送り機構の一例を構成する横送りモータ
27 荷送りユニットを構成する荷送りモータ

Claims (3)

  1. 平面視で荷を挟むように配置された左右一対の移載ユニットと、荷が支持される荷載置部とを備えており、
    前記左右移載ユニットは互いの間隔が広狭変化する横方向に移動自在であると共に、前記左右移載ユニットには、平面視で前記横方向と直交した縦方向に荷を水平移動させる荷送り手段が設けられている一方、
    前記荷載置部は、前記左右の移載ユニットの各々に固定されている左右の可動支持板と、前記左右移載ユニットの可動支持板の間において露出する部分を有する固定支持部とから成っており、前記固定支持部はその下方に配置された基枠に固定されており、前記可動支持板は前記荷送り手段が駆動されても移動はせず、前記荷送り手段の駆動により、荷が前記可動支持板及び固定支持部の上面を滑り移動する構成において、
    前記可動支持板は平面視で略四角形の形状である一方、前記固定支持部は、前記縦方向に向かっ前後両端部が前記横方向にかって突出した張り出し部になっている平面視略H形の形状であり、前記固定支持部の張り出し部と前記可動支持板とが前記基枠の上で重なり合うことが許容されている、
    荷の移載装置。
  2. 前記左右移載ユニットの荷送り手段は、平面視で前記縦方向に移動する進退フレームを備えており、前記進退フレームに、前記移載ユニットが横移動すると荷の側面に当接・離反する送り部材を設けており、荷送り部材を駆動すると荷が前記可動支持板及び固定支持部の上を滑り移動しながら進退フレームに対して相対的に縦移動する、
    請求項1に記載した荷の移載装置。
  3. 平面視で細長く延びる移載通路を挟んだ両側に多段の棚を有する格納庫が相対向して配置されており、前記移載通路には、水平走行自在な自走台車が多段に配置されているか、又は、昇降自在なキャリッジを有するスタッカクレーンが水平走行自在に配置されている、という構成であって、
    前記各自走台車又はスタッカクレーンのキャリッジに請求項1又は2に記載した移載装置を設けており、前記格納庫と移載装置とに荷を移し替え自在である、
    自動倉庫。
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