JP5161659B2 - 荷の移載装置及び自動倉庫 - Google Patents

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Description

本願発明は、荷の移載装置及びこれを有する自動倉庫に関するものである。
大量の荷を処理する物流設備の一例として自動倉庫がある。自動倉庫は移載機構によって荷を格納庫に入出庫するが、移載機構は、おおよそ、移載通路を水平走行する台車にマスト(コラム)を立設してこれにキャリッジを昇降自在に設けたスタッカクレーン方式と、移載通路に水平走行する自走台車を多段に配置した台車方式とに大別される。
そして、スタッカクレーン方式にしても台車方式にしても荷を格納庫(棚)に受け渡す移載装置が必要であり、この移載装置の一例として、左右の荷送り部材で荷を挟持して送り出し・引き込みを行う挟持送り方式がある。すなわちこの挟持送り方式の移載装置は、荷載置部を有する本体に、荷載置部を挟んだ左右両側において棚に向けて前後動(進退動)する左右の進退フレームを配置し、左右の進退フレームに、当該進退フレームの移動方向に長く延びる送りベルトを設けたものである(例えば特許文献1参照)。
更に述べると、棚から荷を引き込む場合は、左右の送りベルト(特許文献1での名称は無端帯状体22)の間隔が荷幅より大きい状態にして左右の進退フレーム(同、基枠23)を棚に向けて前進させ、次いで、左右の進退フレームの間隔を横送り機構(同、挟持駆動装置SD)で狭めることによって左右送りベルトを荷の側面に圧接し、次いで、送りベルトを駆動すると共に進退フレームを後退させる。荷は進退フレームの後退動によって後退しつつ、送りベルトの送り作用によって進退フレームに対して相対的に後退動する。棚への荷の送り出しは逆の手順で行われる。
そして、特許文献1では、送りベルトを前後動させつつ周回させる手段として、一方の進退フレームに荷送りモータ(搬送駆動用モータM3)を取り付けており、1つの荷送りモータの動力は、スプライン軸と笠歯車対とを有するギア式動力伝達機構によって左右の送りベルトに伝達されている(正確には、動力は送りベルトが巻き掛けられているプーリに伝達される。)。
特開2000−211705号公報
さて、自動倉庫等の物流設備で扱う荷の高さはまちまちである。従って、高さが大きく相違しても取り扱いできるようにするには、送りベルトをできるだけ低い位置に配置する必要がある。この点について、特許文献1では、荷送りモータは送りベルトから離れた部位に配置できるため、送りベルトの高さが荷送りモータによって制約を受けることはなく、このため送りベルトの高さをできるだけ低くすることができる。
しかし、その反面、スプライン軸や歯車機構のような複雑な動力伝達機構が必要であり、このため製造コストやメンテナンスコストが嵩む虞がある。また、スプライン軸は進退フレームと一緒に前後するため、荷載置部の下方にはスプライン軸が前後動する空間を空けておかねばならず、このため他の部材の配置が制約を受けて移載装置の全体の設計が相当に面倒になる。
本願発明は、このような現状を改善すべく鑑み成されたものである。
本願発明に係る荷の移載装置は、平面視で荷載置部を挟んだ左右両側に一対の移載ユニットが配置されており、前記左右の移載ユニットには、棚部に向けて前後動する進退フレームをそれぞれ設けており、前記両進退フレームの各々に、荷の側面に当接して荷を進退フレームに対して相対的に前後動させるエンドレスの送りベルトが平面視で周回するように設けられていると共に、前記送りベルトを駆動するための荷送りモータが、回転軸心を鉛直方向に向けた姿勢で前記送りベルトの上側に配置されており、前記進退フレームの前後動と送りベルトの駆動とによって荷の引き込みと送り出しとが行われる、という基本構成になっている。
そして、前記送りベルトは、前記進退フレームのうち前後中間点を挟んで一方の側に位置した第1送りベルトと他方の側に位置した第2送りベルトとに分離構成されており、前記第1送りベルトを駆動するギアと第2送りベルトを駆動するギアとは進退フレームの前後中間部に近い位置に配置されており、かつ、前記荷送りモータは回転軸が下向きに突出するように配置されており、前記荷送りモータで回転駆動される主ギアを前記送りベルトの駆動用ギアに噛合させている一方、前記両進退フレームはガイド部材を介してベースフレームに取り付けられており、前記送りベルトは、前記進退フレームの前後動方向から見て前記ガイド部材よりも前記荷載置部の側に配置されている。
本願発明は自動倉庫も含んでいる。この自動倉庫は、請求項のとおり、平面視で細長く延びる移載通路を挟んだ両側に多段の棚を有する格納庫が相対向して配置されており、前記移載通路には、水平走行自在な自走台車が多段に配置されているか、又は、昇降自在なキャリッジを有するスタッカクレーンが水平走行自在に配置されており、前記各自走台車又はスタッカクレーンのキャリッジに請求項1に記載した移載装置を設けている。
本願発明では、左右の進退フレームの各々に荷送りモータが取り付けられているため、送りベルトの駆動手段としてスプライン軸や笠歯車等の複雑な動力伝達機構は必要なく、送りベルトの駆動系統はごくシンプルでよい。このため製造コストやメンテナンスのコスト抑制に貢献でき、更に、荷載置部の下方の空間に送りベルトの駆動のための部材を配置する必要はないため、荷載置部の下方の空間には他の部材を固定的に配置することができ、その結果、移載装置の全体の設計の自由性も向上できる。
更に本願発明では、荷送りモータを送りベルトの上方に配置しているため、送りベルトは荷送りモータに制約を受けることなくできるだけ低い位置に配置できるのであり、これにより、高が低い荷にも対応することが可能になる。更に、モータはその回転軸線を鉛直姿勢にした縦型姿勢でしかも送りベルトの上方に配置しているため、平面視で荷送りモータと送りベルトとを部分的に重複した状態に配置することができ、その結果、移載ユニットをコンパクト化することができる。
荷送り部材として送りベルトを使用するものであるため、荷との当接面積を大きく取ることができて荷の出し入れの確実性において優れている。また、送りベルトが長いと、高速で周回させると波打つ現象が生じて送りベルトがプーリから外れ易くなる可能性があるが、本願発明では前後2本の送りベルトに分離構成されていて個々の送りベルトの長さは短いため、高速周回させても波うち現象が生じることはなくて、確実な送りを実現できる。そして、2本の送りベルトは1つの荷送りモータで駆動させるものであるため、コストアップも抑制できるのである。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、自走台車方式の自動倉庫に適用している。
(1).自動倉庫及び自走台車の概略
図1は自走台車を中心にした概略斜視図、図2は同じく自走台車を中心にした概略平面図、図3は図2の III-III視断面図である。まず、これらの図に基づいて自動倉庫と自走台車との概略を説明する。
自動倉庫は、平面視で細長く延びる移載通路1を挟んだ両側に相対向して配置された一対の格納庫2を備えている。格納庫2は多数段の棚3を有しており、移載通路1には、各段の棚3に対応して自走台車4が水平走行自在に配置されている。
本願発明(及び本実施形態)では、方向を示すため前後・左右の文言を使用するが、この前後方向と左右方向とは、基本的には、図1及び図に矢印を付して明示するように自走台車4から格納庫2を向いた方向を基準視にしている。但し、前進・後退の文言や内面・側面といった文言については、図1,2の基準視に拘束されない場合もある(例えば左方向に前進するといった用法も有り得る。)。
いずれか一方又は両方の格納庫2の端部(一端部若しくは両端部)の箇所に仮置き棚を介して又は介さずにリフト装置が配置されており、各段の自走台車4とリフト装置との間に荷が受け渡され、リフト装置と入出庫コンベヤとに荷が移載される。本実施形態では、棚3は広い棚板5を有するベタ方式の平棚になっており、棚板5の前端縁は、移載通路1に沿って延びるレール6で支持されている。なお、自動倉庫は多数本の支柱を有しており、支柱の群や横桟、レール6等の骨材で骨組みが構成されている。
自走台車4は、平面視で移載通路1の長手方向に長く延びる本体7を有しており、本体7に前後の車輪8と走行駆動装置9とを設けている。走行駆動装置9は、片方のレール6に配置した走行用タイミングベルト10に噛合する方式であり、駆動プーリ11と押さえプーリ12とを有している。片方のレール6には、走行用タイミングベルト10を載せるための段部6aを設けている。自走台車4の本体7は、移載通路1の長手方向に長く延びる前後2本のサイドフレーム13と、前後サイドフレーム13の端部間に連結したエンドフレーム14とを主要メンバーとして平面視四角形になっている。
自走台車4は、荷Wの出し入れを行う左右一対の移載ユニット17を有している。移載ユニット17は、前後方向(自走台車4の走行方向と直交した方向)に長く延びるベースフレーム18と、ベースフレーム18に前後動自在に取り付けられた進退フレーム19と、進退フレーム19に取り付けらた前後長手の補助フレーム20とを有しており、補助フレーム20には、荷送り部材として、前後2本のエンドレスの送りベルト21が直列配置されている。なお、補助フレーム20もベースフレーム18に対して前後動するので、補助フレーム20も進退フレーム19の一部と観念することができる。
左右移載ユニット17の送りベルト21で荷Wを左右両側から挟持し、その状態で左右の進退フレーム19を前後動させると共に送りベルト21を周回させることにより、荷Wを自走台車4と棚3や仮置き台とに移し替ることができる。
左右移載ユニット17のベースフレーム18には、荷Wが載るサイド支持板22が固定されており、また、本体7のうち左右移載ユニット17の間に部位には荷Wが載るセンター支持板23が固定されている。従って、本実施形態では、荷載置部は、固定式のセンター支持板23と可動式の2枚のサイド支持板22とで構成されている。センター支持板23はサイドフレーム13の上面箇所で左右外側に突出した張り出し部を有していて全体として平面視H形に形成されている。サイド支持板22はセンター支持板23の上に重なるようになっており、左右のサイド支持板22は、ごく近接した状態まで接近させることができる。
本体7のうち一方の移載ユニット17の左右外側の位置には、進退フレーム19を前後動させる縦送り機構の一環として、補強ステー24を介して横送りモータ25が配置されている。縦送りモータ25を正逆駆動すると、左右移載ユニット17の進退フレーム19が同期して前後動する。
また、縦送りモータ25と反対側に位置した他方の移載ユニット17のベースフレーム18には、左右移載ユニット17の間隔を調節する横送り機構の一環として、横送りモータ26が取り付けられている。更に、左右移載ユニット17における各進退フレーム19の前後中間部には、送りベルト21を駆動するための荷送りモータ27が配置されている。送りベルト21や荷送りモータ27は荷送り手段の主要部材を構成しており、荷送りモータ27は、その回転軸27′が下向きに突出した姿勢で配置されている。
(2).横送り機構の詳細
次に、各部位の詳細を図4以下の図面も参照して説明する。まず、横送り機構の詳細を、従前の図に加えて図4〜6も参照して説明する。図4は図2の右端寄り部の概略拡大図、図5は図2の左端寄り部の概略拡大図、図6は図2のVI−VI視概略断面図である。
図4,5に明示するように、本体7を構成するサイドフレーム13の内側面に左右長手のラックバー29固定されており、このラックバー29の内側面に左右長手の固定リニアガイド30が固定されている一方、左右移載ユニット17におけるベースフレーム18の前後両端寄り部位の背面に、平面視で左右外側に開口した略コ字状の第1ブラケット31が固定されており、この第1ブラケット31の下端部に、固定リニアガイド30にスライド自在に装着された可動リニアガイド32が補助板33を介して固定されている。従って、左右移載ユニット17は、固定リニアガイド30にガイドされてスムースに左右動する。
左右の移載ユニット17は正確な姿勢で左右移動する必要がある。そこで、左右ベースフレーム18には前後長手の第1ピニオン軸34,35を回転自在に保持し、ピニオン軸34,35の前後両端に取り付けた幅寄せピニオンギア36をラックバー29の上面に形成したラック歯に噛合させている。
図4に示す第1ピニオン軸34は、1つの第1ブラケット31に固定された軸受け37と横送りモータ26のギアボックス38とに回転自在に保持されている。横送りモータ26のギアボックス38は、ベースフレーム18に固定された第1ブラケット32及び第2ブラケット39に固定されている。図5に示す第2ピニオン軸35は、2つの第1ブラケット31に固定された軸受け37で回転自在に保持されている。
左右の移載ユニット17は互いに接近したり離反したりするよう同期して逆方向に移動させる必要がある。このための手段として本実施形態では、本体7に固定した補強ステー24と一方のエンドフレーム14とに第2ブラケット40を介してスプロケット41を回転自在に取り付け、左右のスプロケット41にエンドレスのチェーン42を巻き掛け、一方(図6で左)の移載ユニット17のベースフレーム18は第3ブラケット43を介してチェーン42の上部に固定、他方(図6で右)の移載ユニット17のベースフレーム18は第4ブラケット44を介してチェーン42の下部に固定している。
横送りモータ26を駆動すると第1ピニオン軸34が回転して一方の移載ユニット17が移動し、すると、他方の移載ユニット17はチェーン42の引っ張り作用によって一方の移載ユニット17と反対方向に移動する。左右移載ユニット17の移動距離は同じである。スプロケット41は前後方向に延びる軸心周りに回転するようになっており、また、スプロケット41はねじ式テンショナーに取り付けられている。
(3).縦送り機構
次に、従前の図に図7も加えて縦送り機構を説明する。図7は移載ユニット17を構成する主要部材の分離平面図である。
例えば図2や図3に示すように、移載ユニット17を構成するベースフレーム18は、基準視で上向き開口コ字状の形態になっており、荷載置部に面した立ち上がり部分は荷Wの位置を規制するガイド片18aになっている。ガイド片18a機前後両端部は平面視で傾斜している。また、図2から明瞭に理解できるように、ベースフレーム18は平面視で移載通路1を挟んだ両側のレール6に部分的に重なる長さになっている。スタッカクレーンに適用する場合は、ベースフレーム18は移載通路1で上下動する前後寸法になる。
進退フレーム19はベースフレーム18の内部に配置されており、ベースフレーム18の背板に向けて開口した正面視コ字形の第1メンバー46と、荷載置部に向けて開口した正面視コ字状の第2メンバー47とで構成されている。図7に示すように、第1メンバー46は1本であるが第2メンバー47は前後2本に分離しており、第1メンバー46と第2メンバー47とは背中合わせ状態に重なって一体に固定されている。
進退フレーム19はベースフレーム18に前後移動自在に取り付けられているが、その取り付け手段として本実施形態では、図3に示すように、前後長手の2つのスライダー48,49がスライド自在に嵌まり合ったリニアガイド部材を使用しており、一方のスライター48をベースフレーム18における背板の内面に固定して他方のスライダー49第1メンバー46の外側面に固定している。
また、進退フレーム19を前後動させる手段としては、図3に示すように、進退フレーム19における第2メンバー47の下面に前後長手のラック50を固定し、ラック50の下面に形成したラック歯に進退用ピニオン51を噛合させている。左右移載ユニット17の進退用ピニオン51は共通したスプライン軸52に摺動自在で相対回転不能に装着されている。進退用ピニオン51はベースフレーム18の下面に固定した軸受け51′に回転自在で離反不能に保持されている。
スプライン軸52のうち縦送りモータ25に近い一端部は軸受け53で支持されており、軸受け53は本体7に設けた補強ステー54に固定されている。そして、スプライン軸52には縦送りモータ25からタイミングベルト55で動力が伝達される。従って、本実施形態では左右移載ユニット17の進退フレーム19は1つの縦送りモータ25で同期して駆動される。
なお、図1〜図3に示すように、ベースフレーム18の前後両端部には上向きに突出した正面視逆L形の補助ブラケット57を固定している。この補助ブラケット57は、進退フレーム19の前後等に伴って変形するケーブル類を支持するためのものである。
(4).荷送り手段の詳細
次に、従前の図に加えて図8〜11も参照して荷送り手段の詳細を説明する。図8は移載ユニット17の部分的な平面図、図8で表示した移載ユニット17と反対側の移載ユニットを図8の IX-IX視方向から見た側面図、図10は図3の X-X視平断面図、図11のうち(A)は図8の XIA-XIA視断面図、(B)は図8の XIB-XIB視断面図、(C)は図8の XIC-XIC視断面図である。
荷送り手段は荷Wの出し入れに際して荷Wを進退フレーム19に対して相対動させるものであり、主要部材として、補助フレーム20と2本の送りベルト21と1つの荷送りモータ27とを有している。補助フレーム20は進退フレーム19と略同じ長さで長く延びている。本実施形態の補助フレーム20は、下板58とこれに重なった上板59とのダブル構造になっているが、単一構造であってもよい。下板58は上板59より厚くなっており、他方、上板59は正面視L形になっている(コ字状形等の他の形状でもよい。)。
例えば図8及び図11(A)に示すように、補助フレーム20は、上下2つのスライダ60,61がスライド自在に嵌まり合っているリニアガイド62により、進退フレーム19の上面に取り付けられている。すなわち、リニアガイド62の上スライダ60が補助フレーム20の下面に固定され、下スライダ61を進退フレーム19を構成する第2メンバー47の上面に固定されている。
リニアガイド62は進退フレーム19のうち前後中心部を挟んだ前後両側の箇所に2個ずつ配置しており、従って、補助フレーム20は合計4個のリニアガイド62で進退フレーム19に取り付けられている。言うまでもないが、リニアガイド62の個数や配置位置は任意に選択でき、また、補助フレーム20は、他の構造のガイド手段で進退フレーム19に取り付けることも可能である。
例えば図8及び図11(B)に示すように、補助フレーム20は、外筒63とロッド64とが嵌まり合ったばねユニット65によって荷載置部に向けて押されている。外筒63にはコイルばねが内蔵されており、外筒63とロッド64とはばねの弾性に抗して軸方向に所定寸法だけ相対動し得る。本実施形態では外筒63が進退フレーム19の第2メンバー47に固定され、ロッド64が補助フレーム20の下面にブラケット66を介して固定されている。
ばねユニット65は2つのリニアガイドのセットの前後外側に配置しており、従って、補助フレーム20は合計4個のばねユニット65で付勢されている。言うまでもないが、ロッド64を進退フレーム19に固定して外筒63を補助フレーム20に固定しても良いし、また、ばね手段(付勢手段)としては圧縮コイルばねや引っ張りばね等の各種のばねを使用できる。
例えば図8及び図11に示すように、進退フレーム19における第2メンバー47の上面のうち、送りベルト21の前後中間部の箇所には、補助フレーム20がばねユニット65に抗して後退動するとこれを検知するセンサ67がブラケット68を介して固定されている。センサ67は先端に前後動式接触子67′を有するリミットスイッチが使用されており、補助フレーム20の下面には、接触子66′が当接し得るドグ69が固定されている。
例えば図7に示すように、前後の送りベルト21は全体として前後方向に長い姿勢となるように前後に配置した駆動プーリ71と従動プーリ72とに巻き掛けられており、かつ、送りベルト21で囲われた内部には、送りベルト21の弛みを阻止するためのアイドルプーリ73が配置されている。例えば図3に示すように、各プーリ71,72,73の支軸74は補助フレーム20にナットで固定されている。
前後送りベルト21の駆動プーリ71は補助フレーム20の前後中間部の箇所に位置しており、両駆動プーリ71に設けた駆動用ギア75に荷送りモータ27の回転軸27′に設けた主ギア76が噛合している。従って、図10に明示するように、荷送りモータ27の主ギア75が正逆回転すると2つの送りベルト21は同じ方向に周回する。荷送りモータ27は、補助フレーム20を構成する下板59の外向き張り出し部59aに固定されている。
送りベルト21を周回させるための駆動プーリ71と従動プーリ72との支軸74は、進退フレーム19における第2メンバー47の前後外側に位置している。見方を変えて述べると、進退フレーム19の第2メンバー47は、駆動プーリ71の支軸74や各ギア75,76との干渉を回避するため、前後2つに分離している。
アイドルプーリ73の支軸74は平面視で進退フレーム19における第2メンバー47と重なっており、そこで、図7に示すように、進退フレーム19の第2メンバー74には、アイドルプーリ73の支軸74との干渉を回避るため、荷載置部に向けて開口した切り開き穴77を形成している。また、進退フレーム19における第2メンバー47の前後両端のコーナー部は、支軸74に当たらないように斜めにカットされている。なお、補助フレーム20の左右動をガイドするためのガイド部材にばねを組み込むことも可能である。
(5).まとめ
棚3等から自走台車4に荷Wを引き込手順は図14に矢印で示している。すなわち、先ず、左右送りベルト21の間隔を荷Wの荷幅よりも若干の寸法だけ広げた状態にしておき、その状態で縦送りモータ25を駆動することで送りベルト21を荷Wの方向に向けて前進させ、次いで、横送りモータ26を駆動して左右移載ユニット17の間隔を狭めることにより、ばねユニット65の弾性に抗して送りベルト21で荷Wを挟持する。
次いで横送りモータ26の回転を停止してから、縦送りモータ25と荷送りモータ27とを駆動して、送りベルト21を後退させると共に、送りベルト21で荷Wを進退フレーム19に対して相対的に移動させる。荷Wの送り出しは逆の手順で行われる。
そして、左右の移載ユニット17にそれぞれ荷送りモータ27を設けているため、複雑な動力伝達機構は必要なくて送りベルト21の送り機構はごくシンプルである。特に、本実施形態のように前後の送りベルト21を駆動する前後駆動用ギア75と荷送りモータ37の主ギア76とを直接に噛み合わせると、ごく単純な動力伝達構造になる。
本実施形態では補助フレーム20に送りベルト21や荷送りモータ27を取り付けているが、送りベルト21や荷送りモータ27を進退フレーム19に直接に取り付けることも可能である。
(6).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる
実施形態に係る自走台車を含んだおおまかな斜視図である。 自走台車を含んだ大まかな平面図である。 図2の III-III視断面図である。 図2の右端寄り部の概略拡大図である。 図2の左端寄り部の概略拡大図である。 図2のVI−VI視概略断面図である。 移載ユニットを構成する主要部材の分離平面図である。 移載ユニットの部分的な平面図である。 移載ユニットを図8の IX-IX視方向から見た側面図である。 図3の X-X視平断面図である。 (A)は図8の XIA-XIA視断面図、(B)は図8の XIB-XIB視断面図、(C)は図8の XIC-XIC視断面図である。 荷の取り出し手順を示す平面図である。
1 移載通路
2 格納
3 棚
4 移載装置が組み込まれた自走台車
自走台車の本体
17 移載ユニット
18 ベースフレーム
19 進退フレーム
20 補助フレーム
21 荷送り部材の一例としての送りベルト
25 縦送り機構の一例を構成する縦送りモータ
26 横送り機構の一例を構成する横送りモータ
27 荷送りモータ
48,49 進退フレームを前後動させるガイド部材を構成するスライダ
62 進退フレームの左右動のガイド手段の一例としてのリニアガイド
65 ばね手段の一例としてのばねユニット
75 主ギア
76 駆動用ギア

Claims (2)

  1. 平面視で荷載置部を挟んだ左右両側に一対の移載ユニットが配置されており、前記左右の移載ユニットには、棚部に向けて前後動する進退フレームをそれぞれ設けており、前記両進退フレームの各々に、荷の側面に当接して荷を進退フレームに対して相対的に前後動させるエンドレスの送りベルトが平面視で周回するように設けられていると共に、前記送りベルトを駆動するための荷送りモータが、回転軸心を鉛直方向に向けた姿勢で前記送りベルトの上側に配置されており、前記進退フレームの前後動と送りベルトの駆動とによって荷の引き込みと送り出しとが行われる構成であって、
    前記送りベルトは、前記進退フレームのうち前後中間点を挟んで一方の側に位置した第1送りベルトと他方の側に位置した第2送りベルトとに分離構成されており、前記第1送りベルトを駆動するギアと第2送りベルトを駆動するギアとは進退フレームの前後中間部に近い位置に配置されており、かつ、前記荷送りモータは回転軸が下向きに突出するように配置されており、前記荷送りモータで回転駆動される主ギアを前記送りベルトの駆動用ギアに噛合させている一方、
    前記両進退フレームはガイド部材を介してベースフレームに取り付けられており、前記送りベルトは、前記進退フレームの前後動方向から見て前記ガイド部材よりも前記荷載置部の側に配置されている、
    荷の移載装置。
  2. 平面視で細長く延びる移載通路を挟んだ両側に多段の棚を有する格納庫が相対向して配置されており、前記移載通路には、水平走行自在な自走台車が多段に配置されているか、又は、昇降自在なキャリッジを有するスタッカクレーンが水平走行自在に配置されており、前記各自走台車又はスタッカクレーンのキャリッジに請求項1に記載した移載装置を設けている、
    自動倉庫。
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