JP2002114385A - ローダ - Google Patents

ローダ

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JP2002114385A
JP2002114385A JP2000309099A JP2000309099A JP2002114385A JP 2002114385 A JP2002114385 A JP 2002114385A JP 2000309099 A JP2000309099 A JP 2000309099A JP 2000309099 A JP2000309099 A JP 2000309099A JP 2002114385 A JP2002114385 A JP 2002114385A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1に、荷役作業に際し、操作レバーの抜け
事故が防止され、安全性が向上すると共に作業効率も向
上し、第2に、しかもこれが簡単容易に実現される、ロ
ーダを提案する。 【解決手段】 このローダは、ローラーフレーム上に昇
降動可能に荷受台が載せられており、荷受台を昇降動さ
せるリンク装置5は、ローラーフレームに第1シャフト
28で枢着されたクランク部23と、クランク部23に
形成された差し込み穴27と、差し込み穴27に先端部
26が挿入される操作レバー25と、を備えている。そ
して、操作レバー25の先端部26に凸状段部35が形
成され、差し込み穴27に凸状段部35に見合った形状
の凹状段部36が形成されており、操作レバー25の傾
倒姿勢Kにおいて、凸状段部35と凹状段部36とが、
部分的に嵌合,係止可能な位置関係にあり、操作レバー
25を抜き出し不能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローダに関する。
すなわち、貨物車輌や倉庫の床面に配設され、荷物を運
び,出し入れする荷役作業に使用される、ローダに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】《技術的背景について》荷物が載置され
る貨物車輌や倉庫の床面において、荷物を運び,出し入
れする荷役作業には、荷役装置が使用されることが多
い。そして、この種の荷役装置としては、床面に形成さ
れたレール溝を利用して荷物を持ち上げて運び,出し入
れするローダが、代表的に使用されている。すなわち、
床面のレール溝を走行可能なローラーフレーム上に荷受
台を載せ、この荷受台を、床面上に上昇して荷物を床面
から持ち上げる上位置と、床面下に降下して荷物を床面
上に載置させる下位置と、に昇降動可能としたローダ
が、多く使用されている。
【0003】例えば、特開昭52−2913号公報に
は、床面のレール溝内を移動・走行可能なローラーフレ
ームのローラー上に、傾斜面付の載荷フレーム(荷受
台)を載せ、両者間の相対移動により、載荷フレームを
揚上・昇降動可能とした、タイプのローダが示されてい
る。又、特開平8−67246号公報には、レール溝を
移動・走行可能なボギー車体(ローラーフレーム)のロ
ーラー上に、傾斜部材付の積み荷係合子(荷受台)を載
せると共に、操作レバーにてレバー作動クランクやリン
クを回動させることにより、ボギー車体を移動させて積
み荷係合子を昇降させる、タイプのローダが示されてい
る。このタイプに準じたローダは、その他各種市販さ
れ,広く使用されている。
【0004】《従来例について》図1の(2)図は、こ
のような従来例のローダの要部の側断面図であり、操作
レバーが傾倒姿勢の場合を示す。この種のローダSで
は、まず、荷物下のレール溝にローダSを挿入すると共
に、ローラーフレーム後部に付設されたリンク装置Tの
クランク部Uの差し込み穴Vに、操作レバーWの先端部
Xを挿入した後、→操作レバーWを縦姿勢から、図示の
傾倒姿勢に引き下げることにより、リンク装置Tをリン
ク動作させ→もって荷受台を下位置から上位置に上昇さ
せて、荷物を持ち上げ床面から浮かせる。それから、→
そのままの状態でローダSを、レール溝に沿い前後方向
Mに移動・走行させ、前進動又は後退動させた後、→操
作レバーWを傾倒姿勢から縦姿勢に持ち上げることによ
り、リンク装置Tをリンク動作させ、→もって荷受台を
上位置から下位置に降下させることにより、荷物を床面
上に載置せしめる。
【0005】そして、このようなローダSを用いた荷役
作業に際し、荷物を載せたローダSの前後方向Mへの移
動・走行は、通常、次のように行われている。すなわち
前進動は、ローダS上の荷物を前方に押動するか、又は
ローダSのリンク装置Tの傾倒姿勢の操作レバーWを握
ったまま、前方に押動することにより行われる。これに
対し後退動は、ローダSのリンク装置Tの傾倒姿勢の操
作レバーWを握ったまま、後方に(図面上では矢示方向
に)引張ることにより行われる。そして、このように使
用される操作レバーWは、円柱形,円筒形,円錐形等を
なしており、全体が均一径又は先端部X側が径小な形状
よりなっていた。なお図中Yは、クランク部Uを揺動可
能に枢着するシャフトであり、ローラーフレームの後部
に横軸として取付けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】《問題点について》と
ころで、このような従来のローダSにあっては、次の問
題が指摘されていた。上述したように荷物そしてローダ
Sを後退動させる荷役作業に際し、傾倒姿勢の操作レバ
ーWが抜ける可能性があり、危険であり作業効率も悪
い、という問題が指摘されていた。すなわち、後退動さ
せるべく傾倒姿勢の操作レバーWを、握って後方に(図
面上では矢示方向に)引張っていると、途中で、円柱
形,円筒形,円錐形等の形状をなす操作レバーWが、リ
ンク装置Tの差し込み穴Vから抜け出してしまう事故
が、多々発生していた。重い荷物の荷役作業に際し、力
を入れて引張る作業員にとって、このような途中での操
作レバーWの抜け事故は、非常に危険である。又、その
都度、操作レバーWを差し込み穴Vに挿入し直すことを
要し、作業効率も悪い。
【0007】《本発明について》本発明は、このような
実情に鑑み、上記従来例の課題を解決すべくなされたも
のであって、リンク装置について、操作レバーの先端部
に凸状段部を形成すると共に、クランク部の差し込み穴
に凹状段部を形成し、傾倒姿勢において、両段部を部分
的に嵌合,係止可能としたこと、を特徴とする。もって
本発明は、このような構成により、第1に、荷役作業に
際し、操作レバーの抜け事故が防止され、第2に、しか
もこれが簡単容易に実現される、荷役作業用のローダを
提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】《技術的手段について》
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、次の
とおりである。すなわち、このローダは、荷物が載置さ
れる貨物車輌や倉庫の床面について、前後に平行に形成
されたレール溝を移動可能であり、下部のローラーフレ
ームと上部の荷受台と、を有してなる。該ローラーフレ
ームは、複数のローラーを備え該レール溝内を前後に走
行可能であり、リンク装置が後端部に付設されている。
該荷受台は、ガイド部を介し該ローラーフレームに載せ
られると共に、少なくとも上部が該レール溝上に上昇し
該荷物を該床面から持ち上げ可能な上位置と、該レール
溝内に降下し該荷物を該床面上に載置せしめることが可
能な下位置と、に昇降動可能である。該リンク装置は、
該ローラーフレームに横軸で枢着されたクランク部と、
該クランク部に形成された差し込み穴と、該差し込み穴
に先端部が挿入される操作レバーと、を備えてなる。そ
して該リンク装置は、該荷受台を該ローラーフレームに
対し前後動させるべくリンク動作し、該差し込み穴に挿
入された該操作レバーが縦姿勢の場合、該荷受台が該下
位置を取り、該差し込み穴に挿入された該操作レバーが
傾倒姿勢の場合、該荷受台が該上位置を取る関係にあ
る。
【0009】そして、更に該操作レバーは、押動によ
り、ローダ全体を前進動させることが可能であると共
に、引張りにより、ローダ全体を後退動させるためにも
使用される。該操作レバーには、先端部に凸状段部が形
成されると共に、該差し込み穴には、該凸状段部に見合
った形状の凹状段部が形成されている。該操作レバーの
傾倒姿勢において、該凸状段部と該凹状段部とが部分的
に嵌合,係止可能な位置関係にあり、該操作レバーを抜
き出し不能とすること、を特徴とする。
【0010】《作用について》本発明は、このようにな
っているので、次のようになる。荷物を貨物車輌や倉庫
の床面に搬入する際は、まず、外部から一旦床面出口側
に載せておいた荷物下のレール溝に、荷受台を下位置と
したローダを挿入した後、リンク装置のクランク部の差
し込み穴に先端部が挿入された操作レバーを、傾倒姿勢
に引き下げ、荷受台を上位置に上昇させて、荷物を持ち
上げる。それから、ローダを前進動させて、荷物を床面
中央側や奥側へと運んだ後、操作レバーを縦姿勢に持ち
上げ、荷受台を下位置に降下させることにより、荷物を
床面に載置させる。これに対し、荷物を貨物車輌や倉庫
の床面から搬出する際は、まず、床面中央側や奥側に載
置されていた荷物下のレール溝に、荷受台を下位置とし
たローダを挿入した後、操作レバーを傾倒姿勢とし荷受
台を上位置として、荷物を持ち上げる。それから、ロー
ダを後退動させて、荷物を床面出口側へと運んだ後、操
作レバーを縦姿勢とし荷受台を下位置として、荷物を床
面出口側に一旦載せてから、外部へと搬出する。
【0011】そして、このような荷役作業に際し、荷物
を載せたローダの前進動は、荷物を前方に押動するか、
又は傾倒姿勢の操作レバーを、前方に押動することによ
り行われる。後退動は、傾倒姿勢の操作レバーを、後方
に引張ることにより行われる。そして、このような後退
動に際し、傾倒姿勢の操作レバーの凸状段部と、差し込
み穴の凹状段部とは、上部分間で部分的に嵌合,係止状
態となる。もって操作レバーは、差し込み穴から抜き出
し不能となっており、操作レバーが抜ける事故は防止さ
れる。
【0012】
【発明の実施の形態】《図面について》以下本発明を、
図面に示す発明の実施の形態に基づいて、詳細に説明す
る。図1の(1)図,図2,図3,図4,図5,図6等
は、本発明の実施の形態の説明に供する。そして、図1
の(1)図は、要部の側断面図であり、傾倒姿勢の操作
レバーを示す。図2の(1)図は、クランク部の平面
図、(2)図は、クランク部の側面図、(3)図は、ク
ランク部の底面図であり、(4)図は、操作レバーの側
面図、(5)図は、操作レバーの平面図である。図3
は、平面図であり荷受台が下位置にある場合を示し、図
4は、一部を破断した側面図であり、荷受台が下位置に
ある場合を示し、図5は、一部を破断した側面図であ
り、荷受台が上位置にある場合を示す。図6は、正断面
図であり、(1)図は、荷受台が下位置にある場合を示
し、(2)図は、荷受台が上位置にある場合を示す。図
7,図8,図9等はローダの説明に供し、図7は、ロー
ラーフレームを示し、(1)図は平面図、(2)図は側
面図である。図8は、荷受台を示し、(1)図は平面
図、(2)図は側面図である。図9の(1)図は、貨物
車輌における荷役作業ステップを示す側面説明図、
(2)図は、同荷役作業の他のステップを示す側面説明
図、(3)図は、床面のレール溝等の平面図、(4)図
は、床面のレール溝の正断面図である。
【0013】《ローダ1について》図9に示したよう
に、このローダ1は、荷物Aが載置される貨物車輌Bの
床面Cや倉庫の床面Cについて、前後に平行に形成され
たレール溝Dを、移動・走行可能である。荷物Aは、パ
レットE上に載せられ(図9の(1)図,(2)図を参
照)、パレットEと一体となって運ばれることが多い。
水平な荷台床たる床面Cには、前後方向M・長手方向に
複数本、例えば2本のレール溝Dが、間隔を置き対をな
して形成されている。各レール溝Dは、断面凹字状をな
しており、僅かな左右間隔を存しつつローダ1が、それ
ぞれの内部に配設されている。レール溝Dは、床面Cに
断面凹字状の部材を埋め込み,取付けるか、又は、床面
Cに直接断面凹字状の溝を切欠くこと、によって形成さ
れている。図中Fはフォークリフトであり、パレットE
上に載せられた荷物Aを、貨物車輌Bの床面Cへと運
ぶ。そしてローダ1は、下部のローラーフレーム2と上
部の荷受台3と、を有してなり、例えばステンレス製よ
りなる。まず、このようなローダ1の1例について詳述
する。
【0014】《ローラーフレーム2について》まず、ロ
ーラーフレーム2について述べる。このローダ1のロー
ラーフレーム2は、少なくとも上面が開放された略函状
をなす。そしてローラーフレーム2は、複数のローラー
4を備え、レール溝D内を走行可能であると共に、後部
にリンク装置5が付設されている。
【0015】このようなローラーフレーム2について、
図7更には図3,図4,図5,図6等を参照しつつ、更
に詳述する。図7に示したようにローラーフレーム2
は、上面が開放された略函状をなす。つまり、断面凹字
状の細長い略函状をなし、図6に示したように、左右幅
寸法や高さ寸法が、レール溝Dの左右幅寸法や深さ寸法
より僅かに小さく設定されると共に(例えば、ローラー
フレーム2とレール溝D壁面との間には、左右それぞれ
5mm程度の隙間が見込まれている)、レール溝D内を
走行するに足る長さ寸法を備えている(図9も参照)。
このような形状よりなるローラーフレーム2の底面6に
は、図7の(1)図に示したように、ローラー4用の開
口7が、長手方向に間隔を存しつつ複数個、ローラー4
の数に見合った数だけ形成されている。なお、図7の
(1)図中、8は、ローダ1の組立て時に使用される、
取付用の開口であり、9は、リンク装置5下に対応位置
した開口である。
【0016】図7の(2)図に示したように、ローラー
フレーム2の両側面10には、それぞれ軸穴11が、左
右対をなすと共に、前後の長手方向に間隔を存しつつ複
数個形成されている。そして、図4,図5,図6等に示
したように、このような左右の軸穴11間に、それぞ
れ、ローラーシャフト12が配設されており、左右軸と
して機能する各ローラーシャフト12の中央部に、ロー
ラー4が各々取付けられている。そして、これらの複数
個のローラー4が、ローダ1の荷重更には載せられた荷
物Aの荷重を分散保持しつつ、ローラーフレーム2の床
面6の開口7を介し、レール溝Dの床面上を走行可能と
なっている。ローラーシャフト12やローラー4は、例
えば前後に7個配設されている。更に、図7の(2)図
に示したように、ローラーフレーム2の両側面10に
は、左右1対のセット長穴13が形成されており、この
セット長穴13は、前に低く後に高く傾斜している。そ
して、図4,図5等に示したように、後述する荷受台3
側のセットシャフト14の両端が、ローラーフレーム2
側のこのセット長穴13に対し、前後動可能に取付けら
れている。このようなセット長穴13とセットシャフト
14により、ローラーフレーム2に対し前後動,昇降動
する荷受台3が、外れないように規制されている。
【0017】図3,図4,図5等に示したように、上面
が開放された略函状をなすローラーフレーム2内には、
前後動可能な荷受台3が内嵌,収納されるが、後端部
は、後述するリンク装置5を収納する専用スペースとな
っている。つまり、ローラーフレーム2の前部,中央
部,後部の大部分は、前後動分を見込んだ荷受台3用の
収納スペースとなっているが、後部の後端部は、リンク
装置5専用の収納空間15として確保されている。更
に、図3,図4,図5等に示したように、ローラーフレ
ーム2の前端部には、支えフレーム16にて、縦軸のサ
イドローラー17が、左右対をなして配設されている。
図示例では、ローラーフレーム2の前面は、このような
支えフレーム16等にて閉鎖されており、背面は、後部
壁にて閉鎖されている。ローラーフレーム2は、このよ
うになっている。
【0018】《荷受台3について》次に、荷受台3につ
いて述べる。このローダ1の荷受けフレームたる荷受台
3は、少なくとも下面が開放された略函状をなし、ガイ
ド部18を介しローラーフレーム2に載せられている。
そして荷受台3は、少なくとも上部がレール溝D上に上
昇し、荷物Aを床面Cから持ち上げ可能な上位置Gと、
レール溝D内に降下し、荷物Aを床面C上に載置せしめ
ることが可能な下位置Hと、に昇降動可能である。上位
置Gにおいては、ローラーフレーム2上に少なくとも上
部が突出し、下位置Hにおいては、ローラーフレーム2
内に収納される。又、荷受台3は、リンク装置5のリン
ク動作に基づき、ローラーフレーム2に対して前後動可
能であると共に、この前後動によりガイド部18に案内
されて、上位置Gと下位置Hとに昇降動可能となってい
る。
【0019】このような荷受台3について、図8、更に
は図3,図4,図5,図6等を参照しつつ、更に詳述す
る。図8に示したように荷受台3は、下面と背面が開放
された略函状をなす。つまり、断面逆凹字状の細長い略
函状をなし、図6に示したように、左右幅寸法や高さ寸
法が、前述したように上面が開放された略函状をなすロ
ーラーフレーム2内に、摺接,内嵌,収納可能に設定さ
れる。荷受台3の長さ寸法は、ローラーフレーム2より
は若干短目に設定されている。つまり前述したように、
ローラーフレーム2内に対し、その前後動のためのスペ
ースやリンク装置5用の収納空間15のスペースを見込
んで、収納可能に設定される。このような形状よりなる
荷受台3の上面19に、荷物A(図9を参照)が、載せ
られることになる。荷受台3の両側面20には、次に述
べるガイド部18が切欠き形成されている。
【0020】図4,図5,図6,図8の(2)図等に示
したように、ガイド部18は、荷受台3の左右両側面2
0の下端縁にそれぞれ形成されており、左右対をなすと
共に前後に複数形成され、ローラーフレーム2側の各ロ
ーラー4のローラーシャフト12上に保持されている。
図示例のガイド部18は、左右に2個ずつ、前後の長手
方向に間隔を存しつつ7個の計14個形成されている。
このガイド部18は、それぞれ、前に低く後に高く前後
に傾斜した切欠きとして形成されており、前部低位に小
アール状のストッパ箇所21が、後部高位に大アール状
のストッパ箇所22が、それぞれ付設されている。そし
て各ガイド部18は、それぞれローラーフレーム2側の
ローラーシャフト12の左右両端部上に、載せられ保持
されている。
【0021】このように、荷受台3は側面20の各ガイ
ド部18を介し、ローラーシャフト12上そしてローラ
ーフレーム2上に、載せられている。そして荷受台3
は、ローラーフレーム2に対し前後動することにより、
介在したガイド部18にて、ローラーフレーム2に対し
昇降動可能となっている。まず、図3,図4,図6の
(1)図等に示したように、下位置Hを取る。すなわ
ち、荷受台3がローラーフレーム2に対し前進動した場
合、荷受台3は、各ガイド部18の後部高位のストッパ
箇所22にて、各ローラーシャフト12そしてローラー
フレーム2に、保持,支承されており、もって荷受台3
は下位置Hを取る。次に、図5,図6の(2)図等に示
したように、上位置Gを取る。すなわち、荷受台3がロ
ーラーフレーム2に対し後退動した場合、荷受台3は、
各ガイド部18の前部低位ストッパ箇所21にて、各ロ
ーラーシャフト12そしてローラーフレーム2に、保
持,支承されており、もって荷受台3は上位置Gを取
る。
【0022】下位置Hの荷受台3は、図示したように、
ローラーフレーム2内に降下,収納されており、勿論、
レール溝D内そして床面C下に降下している。もって、
このようなローダ1の荷受台3上と貨物車輌B等の床面
C上とにまたがって、荷物Aが存している場合におい
て、荷物Aは、ローダ1上ではなく床面C上に載置され
るようになる。これに対し、上位置Gの荷受台3は、図
示したように、上面19等の上部が、ローラーフレーム
2上に突出して、レール溝D上に上昇し床面C上に浮上
している。もって、このようなローダ1の荷受台3上と
貨物車輌B等の床面C上とにまたがって、荷物Aが存し
ている場合において、荷物Aは、床面C上ではなくロー
ダ1上に載置されるようになる。
【0023】そして荷受台3は、前後動されることによ
り、ガイド部18の傾斜に案内されて昇降動し、ストッ
パ個所21又は22にてストップ規制されることによ
り、上位置G又は下位置Hを取る。そして、このような
荷受台3の前後動そして昇降動は、次に述べるリンク装
置5をリンク操作することにより、実現される。荷受台
3は、このようになっている。
【0024】《リンク装置5について》次に、リンク装
置5について述べる。このローダ1のリンク装置5は、
ローラーフレーム2の後端部に形成された収納空間15
に配設されており、操作に基づきリンク動作し、荷受台
3をローラーフレーム2に対し前後動させる。すなわ
ち、このリンク装置5は、ローラーフレーム2に下部が
横軸で枢着されたクランク部23と、クランク部23の
上部に一端部が横軸で枢着されると共に、他端部が荷受
台3の後部に横軸で枢着されたリンク板24と、クラン
ク部23に形成され操作レバー25の先端部26を挿入
可能な差し込み穴27と、を備えてなる。そして、差し
込み穴27に挿入された操作レバー25が縦姿勢Jの場
合、クランク部23やリンク板24が、ローラーフレー
ム2の収納空間15内に収納されると共に、荷受台3が
下位置Hを取る関係にある。又、差し込み穴27に挿入
された操作レバー25が傾倒姿勢Kの場合、クランク部
23やリンク板24の上部が、ローラーフレーム2の収
納空間15上に突出すると共に、荷受台3が上位置Gを
取る関係にある。
【0025】このようなリンク装置5について、図3,
図4,図5等を参照しつつ、更に詳述する。リンク装置
5のクランク部23は、ローラーフレーム2の後端部に
形成された収納空間15内において、その最後端に配設
されている。そしてクランク部23は、その後部下部
に、左右横軸たる第1シャフト28が貫挿されており、
収納空間15を形成するローラーフレーム2の左右側面
10下部に対し、回動自在に取付けられている。第1シ
ャフト28の左右両端には、軸廻りでの回動用ローラー
が付設されている。リンク装置5の連結板たるリンク板
24は、左右1対の長板よりなる。そして両リンク板2
4は、それぞれ一端部たる後端部が、クランク部23の
前部上部に対し、両側から挟むように摺接されると共
に、共通の左右横軸たる第2シャフト29で、回動自在
に取付けられている。第2シャフト29は、クランク部
23に貫挿されている。両リンク板24の他端部たる先
端部は、荷受台3の後部に対し図示例ではステー30を
介し、貫挿された共通の左右横軸たる第3シャフト31
で、回動自在に取付けられている。ステー30は、前部
が、荷受台3の後部に取付け固定されると共に、後部
が、左右対をなし縦の長板状に荷受台3から後方に向け
突出しており、このようなステー30の両後部に対し、
両リンク板24の先端部が摺接されると共に、これらに
貫挿された第3シャフト31にて回動自在に取付けられ
ている。
【0026】なお、クランク部23を貫挿する第1シャ
フト28の左右両端部には、それぞれ走行ローラー32
が取付けられており、前述したローラーフレーム2の底
面6に形成された開口9(図7の(1)図を参照)を介
し、レール溝Dの床面上を走行可能となっている。図中
33は側面ガイド板であり、この側面ガイド板33に
は、前に低く後に高く傾斜したガイド長穴34が形成さ
れている。この側面ガイド板33は、ローラーフレーム
2の収納空間15を形成する両側面10内面に、それぞ
れ取付け固定されており、そのガイド長穴34にて、前
後動可能な第3シャフト31の左右両端が、案内される
ようになっている。第3シャフト31の左右両端には、
軸廻りでの回動用ローラが付設されている。
【0027】リンク装置5の差し込み穴27は、図示例
では、クランク部23の中央部において、第1シャフト
28や第2シャフト29と直交する角度で、貫通形成さ
れている。そして、このような差し込み穴27に対し、
手動操作用の操作レバー25の先端部26が挿入可能と
なっている。なお操作レバー25は、荷受台3を昇降せ
しめるために使用されると共に、押動によりローダ1を
全体的に前進動させたり、引張りによりローダ1を全体
的に後退動させたりするためにも使用される。
【0028】さて、まず図3,図4,図6の(1)図等
に示したように、差し込み穴26に挿入された操作レバ
ー25が縦姿勢Jの場合、荷受台3は下位置Hを取る。
すなわち、操作レバー25が縦姿勢Jの場合、リンク装
置5のクランク部23とリンク板24とは、共に横姿勢
を取り、収納空間15内に収納されると共に、前後方向
に略直線状に伸長した位置関係となり、第2シャフト2
9を中心に前後に離れたリンク関係となる。もって荷受
台3は、リンク板24そしてステー30を介し、前方向
に押動されて、ローラーフレーム2に対し前進動した位
置を取る。そして、このような前進動と共に、荷受台3
は、ガイド部18の後部高位のストッパ箇所22にて、
ローラーシャフト12そしてローラーフレーム2に対し
て保持され、もって荷受台3は下位置Hを取る。
【0029】これに対し、図5,図6の(2)図等に示
したように、差し込み穴26に挿入された操作レバー2
5が、後方に向けて引き倒された傾倒姿勢Kの場合、荷
受台3は上位置Gを取る。すなわち、操作レバー25が
傾倒姿勢Kの場合、リンク装置5のクランク部23とリ
ンク板24とは、第1シャフト28を支点とし、共に縦
姿勢を取り、共に上部が収納空間15上に突出すると共
に、同じく突出した第2シャフト29を中心に、接近,
屈曲,重なった位置関係,リンク関係となる。もって荷
受台3が、リンク板24そしてステー30を介し、ロー
ラーフレーム2に対し後方向に引張られて、後退動した
位置を取る。このような後退動と共に、荷受台3は、ガ
イド部18の前部低位のストッパ箇所21にて、ローラ
ーシャフト12そしてローラーフレーム2に対して保持
され、もって荷受台3は上位置Gを取る。リンク装置5
は、このようになっている。図示例のローダ1は、この
ようなローラーフレーム2,荷受台3,リンク装置5、
等を有してなる。
【0030】《凸状段部35と凹状段部36について》
さて、上述したようにリンク装置5は、操作レバー25
と、クランク部23に形成された差し込み穴27と、を
備えてなると共に、これらはそれぞれ段付加工されてい
る。すなわち、図1の(1)図,図2,更には図3,図
4,図5等に示したように、操作レバー25には、先端
部26に凸状段部35が形成されており、差し込み穴2
7には、凸状段部35に見合った形状の凹状段部36が
形成されている。そして、操作レバー25の傾倒姿勢K
において、凸状段部35と凹状段部36とが部分的に嵌
合,係止可能であり、操作レバー25を抜き出し不能と
する。
【0031】このような段付加工等について、図1の
(1)図,図2等により更に詳述する。まず、操作レバ
ー25の先端部26、つまり差し込み穴27に挿入され
る先端部26には、前後に段付加工が施されている。ま
ず、操作レバー25の径大な中央部37と径小な先端部
26との境目には、段部38が周設形成されており、こ
の段部38は、先端部26のみを差し込み穴27に挿入
せしめると共に、押動によりローダ1を全体的に前進動
させる場合において、操作レバー25と差し込み穴2
7,クランク部23,リンク装置5全体等との間の押
圧,係止,作用点として機能する。又、操作レバー25
の先端部26の先端には、凸状段部35が周設形成され
ており、この凸状段部35は、先端部26より径大に略
外フランジ状に付設されている。これに対応して、クラ
ンク部23に形成された差し込み穴27には、凹状段部
36が周設形成されており、この凹状段部36は、クラ
ンク部23の底面39において、差し込み穴27の開口
箇所を、より径大に広げるように切欠き形成されてい
る。
【0032】操作レバー25の先端部26は、円筒,円
柱状をなしてもよいが、図示例では、外周面が先端側ほ
ど僅かに径小となるようにテーパーが形成されており、
円錐筒,円錐柱状をなしている。これに対し、このよう
な先端部26が挿入される差し込み穴27は、均一径よ
りなっているが、少なくとも操作レバー25側の凸状段
部35を挿入可能な径を備えている。そして、このよう
な操作レバー25側に形成された凸状段部35と、差し
込み穴27側に形成された凹状段部36とは、見合った
形状関係,凹凸関係に設定されている。もって、図1の
(1)図に示したように、操作レバー25が傾倒姿勢K
とされた場合、凸状段部35の上部分が、凹状段部36
の上部分と、嵌合,係止する形状関係,凹凸関係とな
る。そして、このような凸状段部35と凹状段部36と
は、引張りによりローダ1を全体的に後退動させる場合
において、操作レバー25と差し込み穴27,クランク
部23,リンク装置5全体との間の引張り,係止,作用
点として機能する。図2中、40は第1シャフト28の
貫挿穴、41は第2シャフト29の貫挿穴である。凸状
段部35と凹状段部36は、このようになっている。
【0033】《作動等について》本発明のローダ1は、
以上説明したように構成されている。そこで、以下のよ
うになる。荷物Aを貨物車輌Bや倉庫の床面Cに対して
運び,出し入れする荷役作業を行う際は、ローダ1を荷
物Aの下の各レール溝Dにそれぞれ配した後、各々次の
ように使用する(図9を参照)。まず、リンク装置5の
クランク部23の差し込み穴27に、操作レバー25の
先端部26を挿入する。
【0034】そして、操作レバー25を縦姿勢Jとした
場合は(図3,図4,図6の(1)図等を参照)、リン
ク装置5のクランク部23とリンク板24とが、リンク
動作に基づき伸張したリンク関係となると共に、ローラ
ーフレーム2の収納空間15内に収納される。そして荷
受台3は、リンク板24にて押動されて、ローラーフレ
ーム2に対して前方に向け前進動した位置にあると共
に、ガイド部18に案内されてレール溝D内そして床面
C下に降下した下位置Hを取り、ローラーフレーム2内
に収納されている。もって、荷物Aを床面C上に載置さ
せておくことができる。これに対し、操作レバー25を
倒傾姿勢Kとした場合は(図1の(1)図,図5,図6
の(2)図等を参照)、リンク装置5のクランク部25
とリンク板24とが、リンク動作に基づき屈曲したリン
ク関係となると共に、上部がローラーフレーム2の収納
空間15上に突出する。そして荷受台3は、リンク板2
4にて引張られて、ローラーフレーム2に対して後方に
向け後退動した位置にあると共に、ガイド部18に案内
されて、ローラーフレーム2上に上部が突出した上位置
Gを取り、レール溝D上に上昇し、床面C上に浮上して
いる。もって、荷物Aを床面Cから持ち上げて、搬送す
ることができる。
【0035】さてそこで、荷物Aを貨物車輌Bや倉庫の
床面Cに搬入する際は(図9の(1)図も参照)、ま
ず、外部から搬入して一旦床面C出口側に載せておいた
荷物Aの下の例えば2本のレール溝Dに、荷受台3を下
位置Hとしたローダ1を、それぞれ配置する(図3,図
4,図6の(1)図等を参照)。そして、各ローダ1を
次のように使用する。すなわち、リンク装置5のクラン
ク部23の差し込み穴27に先端部26が挿入された操
作レバー25を、縦姿勢Jから傾倒姿勢Kに引き下げ、
もってリンク装置5をリンク動作させて、荷受台3を下
位置Hから上位置Gに上昇させることにより、荷受台3
の上面19にて、荷物Aを、床面Cから浮かせて持ち上
げる(図1の(1)図,図5,図6の(2)図等を参
照)。しかる後、そのままの状態でローダ1を、前後方
向Mに沿って移動・走行させて、前進動させることによ
り(荷物Aを押動するか又は操作レバー25を握って押
動する)、荷物Aを床面Cの中央側や奥側へと運ぶ(図
9の(1)図を参照)。そして、操作レバー25を傾倒
姿勢Kから縦姿勢Jに持ち上げ、リンク装置5をリンク
動作させて、荷受台3を上位置Gから下位置Hに降下さ
せることにより、荷物Aを、それまでの荷受台3の上面
19上から、床面Cの中央側や奥側上に載置する(図
3,図4,図6の(1)図等を参照)。このようにし
て、荷物Aが搬入される。
【0036】これに対し、荷物Aを貨物車輌Bや倉庫の
床面Cから搬出する際は(図9の(1)図も参照)、ま
ず、床面Cの中央側や奥側上に載置されていた荷物Aの
下の例えば2本のレール溝Dに、荷受台3を下位置Hと
したローダ1を、それぞれ配置する(図3,図4,図6
の(1)図等を参照)。そして、各ローダ1を、次のよ
うに使用する。すなわち、リンク装置5のクランク部2
3の差し込み穴27に先端部26が挿入された操作レバ
ー25を、縦姿勢Jから傾倒姿勢Kに引き下げ、もって
リンク装置5をリンク動作させて、荷受台3を下位置H
から上位置Gに上昇させることにより、床面Cの中央側
や奥側上に載置しておいた荷物Aを、床面Cから浮かせ
荷受台3の上面19にて持ち上げる(図1の(1)図,
図5,図6の(2)図等を参照)。しかる後、そのまま
の状態でローダ1を、前後方向Mに沿って移動・走行さ
せて、後退動させることにより(操作レバー25を握っ
て引張る)、荷物Aを床面C出口側へと運ぶ。そして、
操作レバー25を傾倒姿勢Kから縦姿勢Jに持ち上げ、
リンク装置5をリンク動作させて、荷受台3を上位置G
から下位置Hに降下させることにより、荷物Aを、それ
までの荷受台3の上面19上から床面C出口側上に一旦
載せる(図3,図4,図6の(1)図等を参照)。それ
から、荷物Aが外部へと搬出される。
【0037】そして、このようなローダ1を用いた荷役
作業に際し、荷物Aを載せたローダ1の前後方向Mへの
移動・走行は、次のように行われる。すなわち前進動
は、ローダ1上の荷物Aを前方に押動するか、又は、ロ
ーダ1側の傾倒姿勢Kの操作レバー25を握ったまま、
前方に押動することにより行われる。後退動は、ローダ
1側の傾倒姿勢Kの操作レバー25を握ったまま、後方
に(図面上では矢示方向に)引張ることにより、行われ
る(図1の(1)図等参照)。そして、このような後退
動に際し、傾倒姿勢Kの操作レバー25に形成された凸
状段部35と、差し込み穴27に形成された凹状段部3
6とは、上部分で部分的に嵌合,係止状態となる。もっ
て、操作レバー25は差し込み穴27から抜き出し不能
となっており、操作レバー25を後方に引張っても、抜
けなくなっている。もって、後退動の荷役作業に際し、
ローダ1の操作レバー25が抜ける事故は、確実に防止
される。
【0038】なお第1に、上述した図示例において、凸
状段部35は、操作レバー25の先端部26先端に形成
され、凹状段部36は、差し込み穴27の底面39側に
形成されていたが、凸状段部35や凹状段部36の段付
加工箇所は、このような位置に限定されるものではな
い。例えば凸状段部35を、操作レバー25の先端部2
6の中央位置に形成すると共に、凹状段部36を、差し
込み穴27の中央位置に形成するようにしてもよい。
【0039】なお第2に、図示例では、図3,図4,図
5,図6,図7,図8等に示したローダ1について、そ
のリンク装置5の操作レバー25や差し込み穴27に、
凸状段部35や凹状段部36が形成されていたが、勿論
これに限定されるものではなく、その他各種のローダに
も適用可能である。例えば、前述した従来の技術で述べ
た各種のローダ、つまりローラーフレーム上にリンク装
置にて昇降動可能に荷受台が載せられたローダについ
て、この凸状段部35や凹状段部36は適用可能であ
り、そのリンク装置の操作レバーや差し込み穴に、凸状
段部35や凹状段部36を段付加工可能である。
【0040】
【発明の効果】《本発明の特徴》本発明に係るローダ
は、以上説明したように、リンク装置について、操作レ
バーの先端部に凸状段部を形成すると共に、クランク部
の差し込み穴に凹状段部を形成し、傾倒姿勢において、
両段部を部分的に嵌合,係止可能としたこと、特徴とす
る。そこで、次の効果を発揮する。
【0041】《第1の効果について》第1に、荷役作業
に際し、操作レバーの抜け事故は防止される。すなわ
ち、このローダでは、荷役作業に際し、後退動のため傾
倒姿勢で後方に引張られる操作レバーは、形成された凸
状段部が、差し込み穴に形成された凹状段部に嵌合,係
止されており、抜き出し不能となっている。そこで、前
述したこの種従来例のように、このような場合に操作レ
バーが抜けてしまう事故は、確実に防止されるようにな
る。重い荷物の荷役作業に際し、力を入れて引張る作業
員によって、このように途中での操作レバーの抜け事故
が防止される意義は大なるものがあり、危険が回避され
安全性が向上すると共に、作業効率も大きく向上する。
【0042】《第2の効果について》第2に、しかもこ
れは簡単容易に実現される。すなわち、上述した第1の
点は、リンク装置について、操作レバー側に凸状段部を
形成すると共に、クランク部の差し込み穴側に凹状段部
を形成するという、簡単な構成により容易に実現され
る。このように、この種従来例に存した課題がすべて解
決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大な
るものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の側断面図であり、傾倒姿勢の操作レバー
を示し、(1)図は、本発明に係るローダについて発明
の実施の形態の説明に供し、(2)図は、この種従来例
のローダの説明に供する。
【図2】本発明に係るローダについて発明の実施の形態
の説明に供し、(1)図は、クランク部の平面図、
(2)図は、クランク部の側面図、(3)図は、クラン
ク部の底面図であり、(4)図は、操作レバーの側面
図、(5)図は、操作レバーの平面図であす。
【図3】同発明の実施の形態の説明に供する平面図であ
り、荷受台が下位置にある場合を示す。
【図4】同発明の実施の形態の説明に供し、一部を破断
した側面図であり、荷受台が下位置にある場合を示す。
【図5】同発明の実施の形態の説明に供し、一部を破断
した側面図であり、荷受台が上位置にある場合を示す。
【図6】同発明の実施の形態の説明に供し、正断面図で
あり、(1)図は、荷受台が下位置にある場合を示し、
(2)図は、荷受台が上位置にある場合を示す。
【図7】ローダの説明に供し、ローラーフレームを示
し、(1)図は平面図、(2)図は側面図である。
【図8】ローダの説明に供し、荷受台を示し、(1)図
は平面図、(2)図は側面図である。
【図9】ローダの説明に供し、(1)図は、貨物車輌に
おける荷役作業ステップを示す側面説明図、(2)図
は、同荷役作業の他のステップを示す側面説明図、
(3)図は、床面のレール溝等の平面図、(4)図は、
床面のレール溝の正断面図である。
【符号の説明】
1 ローダ 2 ローラーフレーム 3 荷受台 4 ローラー 5 リンク装置 18 ガイド部 23 クランク部 25 操作レバー 26 先端部 27 差し込み穴 28 第1シャフト(軸) 35 凸状段部 36 凹状段部 A 荷物 B 貨物車輌 C 床面 D レール溝 G 上位置 H 下位置 J 縦姿勢 K 傾倒姿勢

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物が載置される貨物車輌や倉庫の床面
    について、前後に平行に形成されたレール溝を移動可能
    なローダであって、下部のローラーフレームと上部の荷
    受台と、を有してなり、 該ローラーフレームは、複数のローラーを備え該レール
    溝内を走行可能であり、リンク装置が後端部に付設され
    ており、 該荷受台は、ガイド部を介し該ローラーフレームに載せ
    られると共に、少なくとも上部が該レール溝上に上昇し
    該荷物を該床面から持ち上げ可能な上位置と、該レール
    溝内に降下し該荷物を該床面上に載置せしめることが可
    能な下位置と、に昇降動可能であり、 該リンク装置は、該ローラーフレームに横軸で枢着され
    たクランク部と、該クランク部に形成された差し込み穴
    と、該差し込み穴に先端部が挿入される操作レバーと、
    を備えてなり、該荷受台を該ローラーフレームに対し前
    後動させるべくリンク動作し、該差し込み穴に挿入され
    た該操作レバーが縦姿勢の場合、該荷受台が該下位置を
    取り、該差し込み穴に挿入された該操作レバーが傾倒姿
    勢の場合、該荷受台が該上位置を取る関係にあり、 更に該操作レバーは、押動により、ローダ全体を前進動
    させることが可能であると共に、引張りにより、ローダ
    全体を後退動させるためにも使用され、 該操作レバーには、先端部に凸状段部が形成されると共
    に、該差し込み穴には、該凸状段部に見合った形状の凹
    状段部が形成されており、該操作レバーの傾倒姿勢にお
    いて、該凸状段部と該凹状段部とが部分的に嵌合,係止
    可能な位置関係にあり、該操作レバーを抜き出し不能と
    すること、を特徴とするローダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004352075A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Ashimori Ind Co Ltd 床上貨物運搬装置
JP2019111996A (ja) * 2017-12-26 2019-07-11 株式会社プレトライアル ローダ

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