JP3292402B2 - フォークリフトのフォーク構造 - Google Patents

フォークリフトのフォーク構造

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幸広 福田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築中又は建築後の高
層建物等において、室外に設置される昇降機で上げた荷
物を室内に搬入するとき等に使用して便利なフォークリ
フトのフォーク構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォークリフトのフォークはその上面が
平坦に形成されているから、この上に物を載せて滑らす
ときには重い。このため、ローラ又はボールをフォーク
の上面から覗くように取り付けたものもあるが、こうす
ると、滑らすときには軽いものの移動するときに転がっ
たりして危険である。このため、実開平4−70894
号公報には、ローラをフォークの上面から浮沈可能に構
成したものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した先行
例のものは、ローラを浮沈させるのに駆動装置を用いて
いるから、駆動装置を収容するためのスペースを必要と
して一般に使用されているフォークリフトのフォークに
は組み込めない。又、装置も複雑化し、価格も高いもの
となる。本発明は、このような課題を解決するものであ
り、要するに、駆動装置等を用いないで、ローラ又はボ
ールを浮沈可能にしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、請求項1に記載した、フォークリフトのフォーク構
造において、フォークの上面に所定間隔で窓を形成する
他、フォークの内部にローラ又はボールを窓の下方位置
取り付けたホルダーを後部に設けた軸を中心に上下動
可能に設けるとともに、ホルダーの前部をフォークの下
面より突出させ、この突出部の下方物体への押当による
上方動によってローラ又はボールがから覗き、ホルダ
ーの下方物体からの離反による下方動によってローラ又
はボールがから隠れるようにしたことを特徴とするフ
ォークリフトのフォーク構造を提供したものである。
【0005】又、本発明は、請求項2に記載した、フォ
ークリフトのフォーク構造において、フォークの上面に
所定間隔で窓を形成する他、フォークの内部にローラ又
はボールを窓の前下方位置に取り付けたホルダーを、ホ
ルダーに設けられたピンがフォークの側面に形成された
後上がり傾斜部とその後端から連続する水平部とを有す
る長孔で案内されて上下動及び前後動可能に設けるとと
もに、ホルダーの前部をフォークの下面より突出させて
ここに逆L字形の切込みを形成し、この切込みの 前下方
物体への押当による上方動及び後方動によってローラ又
はボールが窓から覗き、ホルダーの前下方物体からの離
反による下方動及び前方動によってローラ又はボールが
窓から隠れるようにしたことを特徴とするフォークリフ
トのフォーク構造も提供する
【0006】
【作用】以上の手段をとることにより、フォークを降ろ
してホルダーを下方物体又は前下方物体に押し当てるだ
けで、ローラ又はボールは相対的に浮上してフォーク上
に形成された窓から覗く。従って、この状態のときに
荷物を滑らせてローラ又はボールの上に載せれば軽い。
一方、フォークを上げて下方物体又は前下方物体から離
せば、ローラ又はボールはフォークのから隠れるか
ら、ローラ又はボールの上に載っていた荷物は滑り難い
フォークの上面で受けることになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3は本発明に係るフォークリフトの側面図、図
4は正面図であるが、フォークリフトは車輪10を取り
付けたフレーム12の後部に支柱14を起立させるとと
もに、フォーク取付体16を支柱14に対して油圧シリ
ンダ18等で昇降可能に取り付け、フォーク取付体16
に二本のフォーク20を取り付けたものである。フォー
クリフトの操縦は支柱14の後部に設けられたハンドル
22で行い、フォーク20の昇降、即ち油圧シリンダ1
8の伸縮は支柱14の後方に設けられた昇降ペダル24
又はノブ26で行う。
【0008】図1はフォークの一部断面側面図、図2は
一部断面平面図であるが、フォーク20内に二枚の板を
対向させた形状のホルダー28を上下動可能に設けると
ともに、ホルダー28に複数個のローラ30を所定間隔
で取り付ける。そして、ホルダー28が下方に動いたと
きにはローラ30がフォーク20の上面から隠れ、上方
に動いたときには上面から覗くようにしておく。このた
め、フォーク20の上面にローラ30が覗けるだけの窓
32を設けておき、この窓32の下にローラ30を設け
る。
【0009】ホルダー28を上下動する構成としては、
最後部のローラ30の軸34をフォーク20の側面にま
で通し、この軸34を中心に回動可能にするものが考え
られる。尚、ホルダー28の上下動は一定の範囲で規制
される必要があるから、ホルダー28の側面にピン36
を突設し、フォーク20の側面に形成した上下の長孔3
8の中を通しておく。これにより、ピン36が長孔38
の下端に当たるときが下方動の限界であり、このとき、
ローラ30はフォーク20上面から隠れ、上端に当たる
ときが上方動の限界であり、このとき、ローラ30はフ
ォーク20上面から覗くことになる。
【0010】図5は建物外に設置される荷物昇降用の昇
降機40を使用して荷物を室内に搬入するときの説明図
であるが、昇降機40の床面に荷物移動用のローラコン
ベア42を敷き、この上に荷物44を載せて上昇させ
る。所定の階に来ると、昇降機40は停止するが、この
とき、昇降機40と部屋の腰壁46との間にはプラット
ホーム48と呼ばれる部位があるから、この上にもロー
ラコンベア50を敷き、昇降機40と腰壁46との間を
ローラコンベア42、50で接続する。
【0011】ところで、ローラコンベア42、50の接
続はそれぞれ別体のものを図示のようにフック52を掛
けて行うものであってもよいし、予めピン(図示省略)
等で連結しておき、使用しないときには折り畳めるよう
にしたものであってもよい(昇降時に昇降機40からは
み出る場合は上方に折り曲げて邪魔にならないようにし
ておく)。この他、各々のローラコンベア42、50の
両端には収納自在なストッパー54を設けて荷物44が
ずれないようにしてあり、又、前記したフォーク20又
はホルダー28の前端にも同様のストッパー56が設け
られている。
【0012】昇降機40と腰壁46との間をローラコン
ベア42、50で接続したなら、室内に在るフォークリ
フトをローラコンベア50の端に移動させて荷物44を
搬入する。図6〜図11はその状態を示す説明図である
が、先ず、フォーク20を腰壁46より高く上げてプラ
ットホーム48の上に降ろす(図6)。フォーク20が
プラットホーム48の上に着地すると、ホルダー28は
相対的に上昇してローラ30はフォーク20の上面に覗
く(図7)。尚、これが確実に行われるように、ホルダ
ー28の前端には下方に突出部58を形成しておく(突
出部58の先端にローラ60を設けてもよい)。
【0013】次いで、各ローラコンベア42、50のス
トッパー54を解除し(このとき、フォーク20のスト
ッパー56は引っ込めておく)、荷物44をローラコン
ベア42、50からフォーク20のローラ30へと滑ら
せ(図8)、荷物44がフォーク20のローラ30へ移
し終わったなら、フォーク20のストッパー56を上げ
てロックする(図9)。この状態の後、フォーク20を
上昇させると、ホルダー28は相対的に下降してローラ
30はフォーク20の上面から隠れ、荷物44はフォー
ク20の上面で支えることになる(図10)。最後に、
フォークリフトを後退させ、荷物44を床面に降ろせ
ば、搬入は完了する(図11)。
【0014】図12はローラ30を浮沈させる構造の他
の実施例を示すものであるが、本例のものは、ホルダー
28の前端に逆L字形の切込み62を設け、この切込み
62をプラットホーム48の角に当てるようにしたもの
である。即ち、ホルダー28をフォーク20内でこれに
突設された前後二つのピン36とフォーク20に形成さ
れた長孔38とで案内して自由に上下できるものにし、
このときの長孔38を水平部38aと、その前端に連続
する斜降部38bとに形成したものである。
【0015】これにより、切込み62をプラットホーム
48の角に当てて押すと、ピン36が長孔38の斜降部
38bから水平部38aに上がってローラ30がフォー
ク20の上面に覗くのである。尚、ピン36(ホルダー
28)は公知の手段によって常に長孔38の斜降部38
bに付勢されるようにしておくと、押当力を解除するだ
けで、ローラ30は自動的にフォーク20の上面から隠
れるようになる。又、切込み62の部分にはゴム等の緩
衝材64を設けておけば、適当なクッションになるとと
もに、傷等が付かない。
【0016】図13もローラ30を浮沈させる構造の他
の実施例を示すものであるが、本例のものは、ホルダー
28の前後両端に上下動するカム66を取り付け、この
カム66をハンドル68等で回動させることでローラ3
0の浮沈を行うようにしたものである。尚、カム66の
上下位置の固定は、公知の手段を用いて行う。前記二例
とも、ローラ30の高さが揃って上下する利点がある。
【0017】以上が本発明の基本的な形態であるが、こ
の他、以上のローラ30はボールで置換することも可能
である。ボールを用いると、荷物44をどちらの方向に
も動かせることができる。更に、フォーク20の後部に
フォーク取付体16に対して回動支点70を設け、フォ
ーク20をこの回動支点70の回りに回動できるように
すれば(勿論、非回動の状態にロックできるロック機構
が公知の手段で設けられている)、保管時等にスペース
を取らない。
【0018】
【発明の効果】以上、本発明は、前記したものであるか
ら、即ち、ローラ又はボールを取り付けたホルダーを下
方物体等に押し当てるだけでローラ又はボールをフォー
クの上面から浮沈させることができる。従って、これを
強制的に行う駆動手段等を設ける必要がなく、小スペー
スのものを安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すフォークの一部断面側面
図である。
【図2】本発明の実施例を示すフォークの一部断面平面
図である。
【図3】フォークリフトの側面図である。
【図4】フォークリフト正面図である。
【図5】昇降機とフォークリフトを用いて荷物を高層階
に搬入する状態を示す説明図である。
【図6】荷物の搬入手順を示す説明図である。
【図7】荷物の搬入手順を示す説明図である。
【図8】荷物の搬入手順を示す説明図である。
【図9】荷物の搬入手順を示す説明図である。
【図10】荷物の搬入手順を示す説明図である。
【図11】荷物の搬入手順を示す説明図である。
【図12】本発明の他の実施例を示すフォークの側面図
である。
【図13】本発明の他の実施例を示すフォークの断面側
面図である。
【符号の説明】
20 フォーク 28 ホルダー 30 ローラ又はボール 34 軸 36 ピン 38 長孔 38b 後上がり傾斜部 38a 水平部 58 突出部 62 切込み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 辰雄 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工 業株式会社内 (72)発明者 福田 幸広 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工 業株式会社内 (72)発明者 井上 雄次 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マーディーゼル株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−30875(JP,U) 実開 平4−70894(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 9/06,9/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークリフトのフォーク構造におい
    て、フォークの上面に所定間隔で窓を形成する他、フォ
    ークの内部にローラ又はボールを窓の下方位置に取り付
    けたホルダーを後部に設けた軸を中心に上下動可能に設
    けるとともに、ホルダーの前部をフォークの下面より突
    出させ、この突出部の下方物体への押当による上方動に
    よってローラ又はボールがから覗き、ホルダーの下方
    物体からの離反による下方動によってローラ又はボール
    から隠れるようにしたことを特徴とするフォークリ
    フトのフォーク構造。
  2. 【請求項2】 フォークリフトのフォーク構造におい
    て、フォークの上面に所定間隔で窓を形成する他、フォ
    ークの内部にローラ又はボールを窓の前下方位置に取り
    付けたホルダーを、ホルダーに設けられたピンがフォー
    クの側面に形成された後上がり傾斜部とその後端から連
    続する水平部とを有する長孔で案内されて上下動及び前
    後動可能に設けるとともに、ホルダーの前部をフォーク
    の下面より突出させてここに逆L字形の切込みを形成
    し、この切込みの前下方物体への押当による上方動及び
    後方動によってローラ又はボールが窓から覗き、ホルダ
    ーの前下方物体からの離反による下方動及び前方動によ
    ってローラ又はボールが窓から隠れるようにしたことを
    特徴とするフォークリフトのフォーク構造
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KR102607854B1 (ko) * 2021-04-06 2023-11-30 김명조 핸드 파렛트 지게 트럭장치
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