JP3892660B2 - ローダ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ローダに関する。すなわち、貨物車輌や倉庫の床面に配設され、荷物を運び,出し入れする荷役作業に使用される、ローダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
《技術的背景について》
荷物が載置される貨物車輌や倉庫の床面において、荷物を運び,出し入れする荷役作業には、荷役装置が使用されることが多い。
そして、この種の荷役装置としては、床面に形成されたレール溝を利用して荷物を持ち上げて運び,出し入れするローダが、代表的に使用されている。
すなわち、床面のレール溝を走行可能なローラーフレーム上に荷受台を載せ、この荷受台を、床面上に上昇して荷物を床面から持ち上げる上位置と、床面下に降下して荷物を床面上に載置させる下位置と、に昇降動可能としたローダが、多く使用されている。
【0003】
例えば、特開昭52−2913号公報には、床面のレール溝内を移動・走行可能なローラーフレームのローラー上に、傾斜面付の載荷フレーム(荷受台)を載せ、両者間の相対移動により、載荷フレームを揚上・昇降動可能とした、タイプのローダが示されている。
又、特開平8−67246号公報には、レール溝を移動・走行可能なボギー車体(ローラーフレーム)のローラー上に、傾斜部材付の積み荷係合子(荷受台)を載せると共に、操作レバーにてレバー作動クランクやリンクを回動させることにより、ボギー車体を移動させて積み荷係合子を昇降させる、タイプのローダが示されている。このタイプに準じたローダは、その他各種市販され,広く使用されている。
【0004】
《従来例について》
図1の(2)図は、このような従来例のローダの要部の側断面図であり、操作レバーが傾倒姿勢の場合を示す。
この種のローダSでは、まず、荷物下のレール溝にローダSを挿入すると共に、ローラーフレーム後部に付設されたリンク装置Tのクランク部Uの差し込み穴Vに、操作レバーWの先端部Xを挿入した後、→操作レバーWを縦姿勢から、図示の傾倒姿勢に引き下げることにより、リンク装置Tをリンク動作させ→もって荷受台を下位置から上位置に上昇させて、荷物を持ち上げ床面から浮かせる。
それから、→そのままの状態でローダSを、レール溝に沿い前後方向Mに移動・走行させ、前進動又は後退動させた後、→操作レバーWを傾倒姿勢から縦姿勢に持ち上げることにより、リンク装置Tをリンク動作させ、→もって荷受台を上位置から下位置に降下させることにより、荷物を床面上に載置せしめる。
【0005】
そして、このようなローダSを用いた荷役作業に際し、荷物を載せたローダSの前後方向Mへの移動・走行は、通常、次のように行われている。
すなわち前進動は、ローダS上の荷物を前方に押動するか、又はローダSのリンク装置Tの傾倒姿勢の操作レバーWを握ったまま、前方に押動することにより行われる。これに対し後退動は、ローダSのリンク装置Tの傾倒姿勢の操作レバーWを握ったまま、後方に(図面上では矢示方向に)引張ることにより行われる。
そして、このように使用される操作レバーWは、円柱形,円筒形,円錐形等をなしており、全体が均一径又は先端部X側が径小な形状よりなっていた。なお図中Yは、クランク部Uを揺動可能に枢着するシャフトであり、ローラーフレームの後部に横軸として取付けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
《問題点について》
ところで、このような従来のローダSにあっては、次の問題が指摘されていた。上述したように荷物そしてローダSを後退動させる荷役作業に際し、傾倒姿勢の操作レバーWが抜ける可能性があり、危険であり作業効率も悪い、という問題が指摘されていた。
すなわち、後退動させるべく傾倒姿勢の操作レバーWを、握って後方に(図面上では矢示方向に)引張っていると、途中で、円柱形,円筒形,円錐形等の形状をなす操作レバーWが、リンク装置Tの差し込み穴Vから抜け出してしまう事故が、多々発生していた。
重い荷物の荷役作業に際し、力を入れて引張る作業員にとって、このような途中での操作レバーWの抜け事故は、非常に危険である。又、その都度、操作レバーWを差し込み穴Vに挿入し直すことを要し、作業効率も悪い。
【0007】
《本発明について》
本発明は、このような実情に鑑み、上記従来例の課題を解決すべくなされたものであって、リンク装置について、中央部と先端部との境目に段部を形成し、かつ、操作レバーの先端部の先端に凸状段部を形成すると共に、クランク部の差し込み穴に凹状段部を形成し、傾倒姿勢において、この凸状段部と凹状段部を部分的に嵌合,係止可能としたこと、を特徴とする。
もって本発明は、このような構成により、第1に、荷役作業に際し、操作レバーの抜け事故が防止され、第2に、しかもこれが簡単容易に実現される、荷役作業用のローダを提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
《技術的手段について》
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、このローダ1は、荷物Aが載置される貨物車輌Bや倉庫の床面Cについて、前後に平行に形成されたレール溝Dを移動可能であり、下部のローラーフレーム2と上部の荷受台3と、を有してなる。
該ローラーフレーム2は、複数のローラー4を備え該レール溝D内を走行可能であり、リンク装置5が後端部に付設されている。該荷受台3は、ガイド部18を介し該ローラーフレーム2に載せられると共に、少なくとも上部が該レール溝D上に上昇し該荷物Aを該床面Cから持ち上げ可能な上位置Gと、該レール溝D内に降下し該荷物Aを該床面C上に載置せしめることが可能な下位置Hと、に昇降動可能である。
該リンク装置5は、該ローラーフレーム2に横軸28で枢着されたクランク部23と、該クランク部23に形成された差し込み穴27と、該差し込み穴27に先端部26が挿入可能な操作レバー25と、を備えてなる。
そして該リンク装置5は、荷役作業に際しては、該操作レバー25の先端部26が該差し込み穴27に挿入されて、該荷受台3を該ローラーフレーム2に対し前後動させるべくリンク動作し、該差し込み穴27に挿入された該操作レバー25が縦姿勢Jの場合、該荷受台3が該下位置Hを取り、該差し込み穴27に挿入された該操作レバー25が傾倒姿勢Kの場合、該荷受台3が該上位置Gを取る関係にある。
【0009】
そして、更に該操作レバー25は、傾倒姿勢Kにおいて、前方への押動により、ローダ1全体を前進動させると共に、後方への引張りにより、ローダ1全体を後退動させるためにも使用される。
もって該操作レバー25には、径大な中央部37と径小な先端部26との境目に、段部38が周設形成されている。そして、該段部38は、該先端部26のみを該差し込み穴27に挿入せしめると共に、押動によりローダ1全体を前進動させる場合に、傾倒姿勢Kの該操作レバー25と該差し込み穴27,クランク部23,リンク装置5全体との間の押圧,係止,作用点として機能する。
かつ該操作レバー25には、該先端部26の先端に凸状段部35が周設形成されると共に、該差し込み穴27には、該凸状段部35に見合った形状関係の凹状段部36が周設形成されている。
該凸状段部35は、該先端部26より径大に略外フランジ状に付設され、該凹状段部36は、該差し込み穴27の該クランク部23底面39における開口箇所を、より径大に広げるように切欠形成されている。
そして、該操作レバー25の傾倒姿勢Kにおいて、該凸状段部35と凹状段部36とが部分的に嵌合,係止可能な位置関係にあり、該操作レバー25を抜き出し不能とする。これと共に、引張りによりローダ1全体を後退動させる場合に、該凸状段部35と凹状段部36とが、傾倒姿勢Kの該操作レバー25と該差し込み穴27,クランク部23,リンク装置5全体との間の引張り,係止,作用点として機能すること、を特徴とする。
【0010】
《作用について》
本発明は、このようになっているので、次のようになる。荷物Aを貨物車輌Bや倉庫の床面Cに搬入する際は、まず、外部から一旦床面C出口側に載せておいた荷物A下のレール溝Dに、荷受台3を下位置Hとしたローダ1を挿入した後、リンク装置5のクランク部23の差し込み穴27に先端部26が挿入された操作レバー25を、傾倒姿勢Kに引き下げ、荷受台3を上位置Gに上昇させて、荷物Aを持ち上げる。
それから、ローダ1を前進動させて、荷物Aを床面C中央側や奥側へと運んだ後、操作レバー25を縦姿勢Jに持ち上げ、荷受台3を下位置Hに降下させることにより、荷物Aを床面Cに載置させる。
これに対し、荷物Aを貨物車輌Bや倉庫の床面Cから搬出する際は、まず、床面C中央側や奥側に載置されていた荷物A下のレール溝Dに、荷受台3を下位置Hとしたローダ1を挿入した後、操作レバー25を傾倒姿勢Kとし荷受台3を上位置Gとして、荷物Aを持ち上げる。
それから、ローダ1を後退動させて、荷物Aを床面C出口側へと運んだ後、操作レバー25を縦姿勢Jとし荷受台3を下位置Hとして、荷物Aを床面C出口側に一旦載せてから、外部へと搬出する。
【0011】
そして、このようなローダ1を用いた荷役作業に際し、荷物Aを載せたローダ1の前後方向Mへの移動・走行は、次のように行われる。
すなわち前進動は、ローダ1上の荷物Aを前方に押動することにより行うか、又は、ローダ1側の傾倒姿勢Kの操作レバー25を握ったまま、前方に押動することにより、操作レバー25の段部38を作用点として行われる。後退動は、ローダ1側の傾倒姿勢Kの操作レバー25を握ったまま、後方に引張ることにより、凸状段部35と凹状段部36を作用点として行われる。
そして、このような後退動に際し、傾倒姿勢Kの操作レバー25の凸状段部35と、差し込み穴27の凹状段部36とは、上部分で部分的に嵌合,係止状態となる。もって操作レバー25は、差し込み穴27から抜き出し不能となり、後方に引張っても抜けなくなっている。
このようにして、後退動の荷役作業に際し、ローダ1の操作レバー25が抜ける事故は、確実に防止される。しかもこれは、リンク装置5について、操作レバー25側に凸状段部35を形成すると共に、クランク部23の差し込み穴27側に凹状段部36を形成するという、簡単な構成により容易に実現される。
【0012】
【発明の実施の形態】
《図面について》
以下本発明を、図面に示す発明の実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1の(1)図,図2,図3,図4,図5,図6等は、本発明の実施の形態の説明に供する。
そして、図1の(1)図は、要部の側断面図であり、傾倒姿勢の操作レバーを示す。図2の(1)図は、クランク部の平面図、(2)図は、クランク部の側面図、(3)図は、クランク部の底面図であり、(4)図は、操作レバーの側面図、(5)図は、操作レバーの平面図である。
図3は、平面図であり荷受台が下位置にある場合を示し、図4は、一部を破断した側面図であり、荷受台が下位置にある場合を示し、図5は、一部を破断した側面図であり、荷受台が上位置にある場合を示す。図6は、正断面図であり、(1)図は、荷受台が下位置にある場合を示し、(2)図は、荷受台が上位置にある場合を示す。
図7,図8,図9等はローダの説明に供し、図7は、ローラーフレームを示し、(1)図は平面図、(2)図は側面図である。図8は、荷受台を示し、(1)図は平面図、(2)図は側面図である。図9の(1)図は、貨物車輌における荷役作業ステップを示す側面説明図、(2)図は、同荷役作業の他のステップを示す側面説明図、(3)図は、床面のレール溝等の平面図、(4)図は、床面のレール溝の正断面図である。
【0013】
《ローダ1について》
図9に示したように、このローダ1は、荷物Aが載置される貨物車輌Bの床面Cや倉庫の床面Cについて、前後に平行に形成されたレール溝Dを、移動・走行可能である。
荷物Aは、パレットE上に載せられ(図9の(1)図,(2)図を参照)、パレットEと一体となって運ばれることが多い。水平な荷台床たる床面Cには、前後方向M・長手方向に複数本、例えば2本のレール溝Dが、間隔を置き対をなして形成されている。
各レール溝Dは、断面凹字状をなしており、僅かな左右間隔を存しつつローダ1が、それぞれの内部に配設されている。レール溝Dは、床面Cに断面凹字状の部材を埋め込み,取付けるか、又は、床面Cに直接断面凹字状の溝を切欠くこと、によって形成されている。図中Fはフォークリフトであり、パレットE上に載せられた荷物Aを、貨物車輌Bの床面Cへと運ぶ。
そしてローダ1は、下部のローラーフレーム2と上部の荷受台3と、を有してなり、例えばステンレス製よりなる。まず、このようなローダ1の1例について詳述する。
【0014】
《ローラーフレーム2について》
まず、ローラーフレーム2について述べる。このローダ1のローラーフレーム2は、少なくとも上面が開放された略函状をなす。
そしてローラーフレーム2は、複数のローラー4を備え、レール溝D内を走行可能であると共に、後部にリンク装置5が付設されている。
【0015】
このようなローラーフレーム2について、図7更には図3,図4,図5,図6等を参照しつつ、更に詳述する。
図7に示したようにローラーフレーム2は、上面が開放された略函状をなす。つまり、断面凹字状の細長い略函状をなし、図6に示したように、左右幅寸法や高さ寸法が、レール溝Dの左右幅寸法や深さ寸法より僅かに小さく設定されると共に(例えば、ローラーフレーム2とレール溝D壁面との間には、左右それぞれ5mm程度の隙間が見込まれている)、レール溝D内を走行するに足る長さ寸法を備えている(図9も参照)。
このような形状よりなるローラーフレーム2の底面6には、図7の(1)図に示したように、ローラー4用の開口7が、長手方向に間隔を存しつつ複数個、ローラー4の数に見合った数だけ形成されている。なお、図7の(1)図中、8は、ローダ1の組立て時に使用される、取付用の開口であり、9は、リンク装置5下に対応位置した開口である。
【0016】
図7の(2)図に示したように、ローラーフレーム2の両側面10には、それぞれ軸穴11が、左右対をなすと共に、前後の長手方向に間隔を存しつつ複数個形成されている。
そして、図4,図5,図6等に示したように、このような左右の軸穴11間に、それぞれ、ローラーシャフト12が配設されており、左右軸として機能する各ローラーシャフト12の中央部に、ローラー4が各々取付けられている。
そして、これらの複数個のローラー4が、ローダ1の荷重更には載せられた荷物Aの荷重を分散保持しつつ、ローラーフレーム2の床面6の開口7を介し、レール溝Dの床面上を走行可能となっている。ローラーシャフト12やローラー4は、例えば前後に7個配設されている。
更に、図7の(2)図に示したように、ローラーフレーム2の両側面10には、左右1対のセット長穴13が形成されており、このセット長穴13は、前に低く後に高く傾斜している。そして、図4,図5等に示したように、後述する荷受台3側のセットシャフト14の両端が、ローラーフレーム2側のこのセット長穴13に対し、前後動可能に取付けられている。
このようなセット長穴13とセットシャフト14により、ローラーフレーム2に対し前後動,昇降動する荷受台3が、外れないように規制されている。
【0017】
図3,図4,図5等に示したように、上面が開放された略函状をなすローラーフレーム2内には、前後動可能な荷受台3が内嵌,収納されるが、後端部は、後述するリンク装置5を収納する専用スペースとなっている。
つまり、ローラーフレーム2の前部,中央部,後部の大部分は、前後動分を見込んだ荷受台3用の収納スペースとなっているが、後部の後端部は、リンク装置5専用の収納空間15として確保されている。
更に、図3,図4,図5等に示したように、ローラーフレーム2の前端部には、支えフレーム16にて、縦軸のサイドローラー17が、左右対をなして配設されている。図示例では、ローラーフレーム2の前面は、このような支えフレーム16等にて閉鎖されており、背面は、後部壁にて閉鎖されている。
ローラーフレーム2は、このようになっている。
【0018】
《荷受台3について》
次に、荷受台3について述べる。このローダ1の荷受けフレームたる荷受台3は、少なくとも下面が開放された略函状をなし、ガイド部18を介しローラーフレーム2に載せられている。
そして荷受台3は、少なくとも上部がレール溝D上に上昇し、荷物Aを床面Cから持ち上げ可能な上位置Gと、レール溝D内に降下し、荷物Aを床面C上に載置せしめることが可能な下位置Hと、に昇降動可能である。上位置Gにおいては、ローラーフレーム2上に少なくとも上部が突出し、下位置Hにおいては、ローラーフレーム2内に収納される。
又、荷受台3は、リンク装置5のリンク動作に基づき、ローラーフレーム2に対して前後動可能であると共に、この前後動によりガイド部18に案内されて、上位置Gと下位置Hとに昇降動可能となっている。
【0019】
このような荷受台3について、図8、更には図3,図4,図5,図6等を参照しつつ、更に詳述する。
図8に示したように荷受台3は、下面と背面が開放された略函状をなす。つまり、断面逆凹字状の細長い略函状をなし、図6に示したように、左右幅寸法や高さ寸法が、前述したように上面が開放された略函状をなすローラーフレーム2内に、摺接,内嵌,収納可能に設定される。
荷受台3の長さ寸法は、ローラーフレーム2よりは若干短目に設定されている。つまり前述したように、ローラーフレーム2内に対し、その前後動のためのスペースやリンク装置5用の収納空間15のスペースを見込んで、収納可能に設定される。
このような形状よりなる荷受台3の上面19に、荷物A(図9を参照)が、載せられることになる。荷受台3の両側面20には、次に述べるガイド部18が切欠き形成されている。
【0020】
図4,図5,図6,図8の(2)図等に示したように、ガイド部18は、荷受台3の左右両側面20の下端縁にそれぞれ形成されており、左右対をなすと共に前後に複数形成され、ローラーフレーム2側の各ローラー4のローラーシャフト12上に保持されている。図示例のガイド部18は、左右に2個ずつ、前後の長手方向に間隔を存しつつ7個の計14個形成されている。
このガイド部18は、それぞれ、前に低く後に高く前後に傾斜した切欠きとして形成されており、前部低位に小アール状のストッパ箇所21が、後部高位に大アール状のストッパ箇所22が、それぞれ付設されている。
そして各ガイド部18は、それぞれローラーフレーム2側のローラーシャフト12の左右両端部上に、載せられ保持されている。
【0021】
このように、荷受台3は側面20の各ガイド部18を介し、ローラーシャフト12上そしてローラーフレーム2上に、載せられている。そして荷受台3は、ローラーフレーム2に対し前後動することにより、介在したガイド部18にて、ローラーフレーム2に対し昇降動可能となっている。
まず、図3,図4,図6の(1)図等に示したように、下位置Hを取る。すなわち、荷受台3がローラーフレーム2に対し前進動した場合、荷受台3は、各ガイド部18の後部高位のストッパ箇所22にて、各ローラーシャフト12そしてローラーフレーム2に、保持,支承されており、もって荷受台3は下位置Hを取る。
次に、図5,図6の(2)図等に示したように、上位置Gを取る。すなわち、荷受台3がローラーフレーム2に対し後退動した場合、荷受台3は、各ガイド部18の前部低位ストッパ箇所21にて、各ローラーシャフト12そしてローラーフレーム2に、保持,支承されており、もって荷受台3は上位置Gを取る。
【0022】
下位置Hの荷受台3は、図示したように、ローラーフレーム2内に降下,収納されており、勿論、レール溝D内そして床面C下に降下している。もって、このようなローダ1の荷受台3上と貨物車輌B等の床面C上とにまたがって、荷物Aが存している場合において、荷物Aは、ローダ1上ではなく床面C上に載置されるようになる。
これに対し、上位置Gの荷受台3は、図示したように、上面19等の上部が、ローラーフレーム2上に突出して、レール溝D上に上昇し床面C上に浮上している。もって、このようなローダ1の荷受台3上と貨物車輌B等の床面C上とにまたがって、荷物Aが存している場合において、荷物Aは、床面C上ではなくローダ1上に載置されるようになる。
【0023】
そして荷受台3は、前後動されることにより、ガイド部18の傾斜に案内されて昇降動し、ストッパ個所21又は22にてストップ規制されることにより、上位置G又は下位置Hを取る。
そして、このような荷受台3の前後動そして昇降動は、次に述べるリンク装置5をリンク操作することにより、実現される。
荷受台3は、このようになっている。
【0024】
《リンク装置5について》
次に、リンク装置5について述べる。このローダ1のリンク装置5は、ローラーフレーム2の後端部に形成された収納空間15に配設されており、操作に基づきリンク動作し、荷受台3をローラーフレーム2に対し前後動させる。
すなわち、このリンク装置5は、ローラーフレーム2に下部が横軸で枢着されたクランク部23と、クランク部23の上部に一端部が横軸で枢着されると共に、他端部が荷受台3の後部に横軸で枢着されたリンク板24と、クランク部23に形成され操作レバー25の先端部26を挿入可能な差し込み穴27と、を備えてなる。
そして、差し込み穴27に挿入された操作レバー25が縦姿勢Jの場合、クランク部23やリンク板24が、ローラーフレーム2の収納空間15内に収納されると共に、荷受台3が下位置Hを取る関係にある。又、差し込み穴27に挿入された操作レバー25が傾倒姿勢Kの場合、クランク部23やリンク板24の上部が、ローラーフレーム2の収納空間15上に突出すると共に、荷受台3が上位置Gを取る関係にある。
【0025】
このようなリンク装置5について、図3,図4,図5等を参照しつつ、更に詳述する。
リンク装置5のクランク部23は、ローラーフレーム2の後端部に形成された収納空間15内において、その最後端に配設されている。そしてクランク部23は、その後部下部に、左右横軸たる第1シャフト28が貫挿されており、収納空間15を形成するローラーフレーム2の左右側面10下部に対し、回動自在に取付けられている。第1シャフト28の左右両端には、軸廻りでの回動用ローラーが付設されている。
リンク装置5の連結板たるリンク板24は、左右1対の長板よりなる。そして両リンク板24は、それぞれ一端部たる後端部が、クランク部23の前部上部に対し、両側から挟むように摺接されると共に、共通の左右横軸たる第2シャフト29で、回動自在に取付けられている。第2シャフト29は、クランク部23に貫挿されている。
両リンク板24の他端部たる先端部は、荷受台3の後部に対し図示例ではステー30を介し、貫挿された共通の左右横軸たる第3シャフト31で、回動自在に取付けられている。
ステー30は、前部が、荷受台3の後部に取付け固定されると共に、後部が、左右対をなし縦の長板状に荷受台3から後方に向け突出しており、このようなステー30の両後部に対し、両リンク板24の先端部が摺接されると共に、これらに貫挿された第3シャフト31にて回動自在に取付けられている。
【0026】
なお、クランク部23を貫挿する第1シャフト28の左右両端部には、それぞれ走行ローラー32が取付けられており、前述したローラーフレーム2の底面6に形成された開口9(図7の(1)図を参照)を介し、レール溝Dの床面上を走行可能となっている。
図中33は側面ガイド板であり、この側面ガイド板33には、前に低く後に高く傾斜したガイド長穴34が形成されている。
この側面ガイド板33は、ローラーフレーム2の収納空間15を形成する両側面10内面に、それぞれ取付け固定されており、そのガイド長穴34にて、前後動可能な第3シャフト31の左右両端が、案内されるようになっている。第3シャフト31の左右両端には、軸廻りでの回動用ローラが付設されている。
【0027】
リンク装置5の差し込み穴27は、図示例では、クランク部23の中央部において、第1シャフト28や第2シャフト29と直交する角度で、貫通形成されている。
そして、このような差し込み穴27に対し、手動操作用の操作レバー25の先端部26が挿入可能となっている。
なお操作レバー25は、荷受台3を昇降せしめるために使用されると共に、押動によりローダ1を全体的に前進動させたり、引張りによりローダ1を全体的に後退動させたりするためにも使用される。
【0028】
さて、まず図3,図4,図6の(1)図等に示したように、差し込み穴26に挿入された操作レバー25が縦姿勢Jの場合、荷受台3は下位置Hを取る。
すなわち、操作レバー25が縦姿勢Jの場合、リンク装置5のクランク部23とリンク板24とは、共に横姿勢を取り、収納空間15内に収納されると共に、前後方向に略直線状に伸長した位置関係となり、第2シャフト29を中心に前後に離れたリンク関係となる。
もって荷受台3は、リンク板24そしてステー30を介し、前方向に押動されて、ローラーフレーム2に対し前進動した位置を取る。そして、このような前進動と共に、荷受台3は、ガイド部18の後部高位のストッパ箇所22にて、ローラーシャフト12そしてローラーフレーム2に対して保持され、もって荷受台3は下位置Hを取る。
【0029】
これに対し、図5,図6の(2)図等に示したように、差し込み穴26に挿入された操作レバー25が、後方に向けて引き倒された傾倒姿勢Kの場合、荷受台3は上位置Gを取る。
すなわち、操作レバー25が傾倒姿勢Kの場合、リンク装置5のクランク部23とリンク板24とは、第1シャフト28を支点とし、共に縦姿勢を取り、共に上部が収納空間15上に突出すると共に、同じく突出した第2シャフト29を中心に、接近,屈曲,重なった位置関係,リンク関係となる。
もって荷受台3が、リンク板24そしてステー30を介し、ローラーフレーム2に対し後方向に引張られて、後退動した位置を取る。このような後退動と共に、荷受台3は、ガイド部18の前部低位のストッパ箇所21にて、ローラーシャフト12そしてローラーフレーム2に対して保持され、もって荷受台3は上位置Gを取る。
リンク装置5は、このようになっている。図示例のローダ1は、このようなローラーフレーム2,荷受台3,リンク装置5、等を有してなる。
【0030】
《凸状段部35と凹状段部36について》
さて、上述したようにリンク装置5は、操作レバー25と、クランク部23に形成された差し込み穴27と、を備えてなると共に、これらはそれぞれ段付加工されている。
すなわち、図1の(1)図,図2,更には図3,図4,図5等に示したように、操作レバー25には、先端部26に凸状段部35が形成されており、差し込み穴27には、凸状段部35に見合った形状の凹状段部36が形成されている。
そして、操作レバー25の傾倒姿勢Kにおいて、凸状段部35と凹状段部36とが部分的に嵌合,係止可能であり、操作レバー25を抜き出し不能とする。
【0031】
このような段付加工等について、図1の(1)図,図2等により更に詳述する。まず、操作レバー25の先端部26、つまり差し込み穴27に挿入される先端部26には、前後に段付加工が施されている。
まず、操作レバー25の径大な中央部37と径小な先端部26との境目には、段部38が周設形成されており、この段部38は、先端部26のみを差し込み穴27に挿入せしめると共に、押動によりローダ1を全体的に前進動させる場合において、操作レバー25と差し込み穴27,クランク部23,リンク装置5全体等との間の押圧,係止,作用点として機能する。
又、操作レバー25の先端部26の先端には、凸状段部35が周設形成されており、この凸状段部35は、先端部26より径大に略外フランジ状に付設されている。
これに対応して、クランク部23に形成された差し込み穴27には、凹状段部36が周設形成されており、この凹状段部36は、クランク部23の底面39において、差し込み穴27の開口箇所を、より径大に広げるように切欠き形成されている。
【0032】
操作レバー25の先端部26は、円筒,円柱状をなしてもよいが、図示例では、外周面が先端側ほど僅かに径小となるようにテーパーが形成されており、円錐筒,円錐柱状をなしている。これに対し、このような先端部26が挿入される差し込み穴27は、均一径よりなっているが、少なくとも操作レバー25側の凸状段部35を挿入可能な径を備えている。
そして、このような操作レバー25側に形成された凸状段部35と、差し込み穴27側に形成された凹状段部36とは、見合った形状関係,凹凸関係に設定されている。もって、図1の(1)図に示したように、操作レバー25が傾倒姿勢Kとされた場合、凸状段部35の上部分が、凹状段部36の上部分と、嵌合,係止する形状関係,凹凸関係となる。
そして、このような凸状段部35と凹状段部36とは、引張りによりローダ1を全体的に後退動させる場合において、操作レバー25と差し込み穴27,クランク部23,リンク装置5全体との間の引張り,係止,作用点として機能する。図2中、40は第1シャフト28の貫挿穴、41は第2シャフト29の貫挿穴である。
凸状段部35と凹状段部36は、このようになっている。
【0033】
《作動等について》
本発明のローダ1は、以上説明したように構成されている。そこで、以下のようになる。
荷物Aを貨物車輌Bや倉庫の床面Cに対して運び,出し入れする荷役作業を行う際は、ローダ1を荷物Aの下の各レール溝Dにそれぞれ配した後、各々次のように使用する(図9を参照)。
まず、リンク装置5のクランク部23の差し込み穴27に、操作レバー25の先端部26を挿入する。
【0034】
そして、操作レバー25を縦姿勢Jとした場合は(図3,図4,図6の(1)図等を参照)、リンク装置5のクランク部23とリンク板24とが、リンク動作に基づき伸張したリンク関係となると共に、ローラーフレーム2の収納空間15内に収納される。
そして荷受台3は、リンク板24にて押動されて、ローラーフレーム2に対して前方に向け前進動した位置にあると共に、ガイド部18に案内されてレール溝D内そして床面C下に降下した下位置Hを取り、ローラーフレーム2内に収納されている。もって、荷物Aを床面C上に載置させておくことができる。
これに対し、操作レバー25を倒傾姿勢Kとした場合は(図1の(1)図,図5,図6の(2)図等を参照)、リンク装置5のクランク部25とリンク板24とが、リンク動作に基づき屈曲したリンク関係となると共に、上部がローラーフレーム2の収納空間15上に突出する。
そして荷受台3は、リンク板24にて引張られて、ローラーフレーム2に対して後方に向け後退動した位置にあると共に、ガイド部18に案内されて、ローラーフレーム2上に上部が突出した上位置Gを取り、レール溝D上に上昇し、床面C上に浮上している。もって、荷物Aを床面Cから持ち上げて、搬送することができる。
【0035】
さてそこで、荷物Aを貨物車輌Bや倉庫の床面Cに搬入する際は(図9の(1)図も参照)、まず、外部から搬入して一旦床面C出口側に載せておいた荷物Aの下の例えば2本のレール溝Dに、荷受台3を下位置Hとしたローダ1を、それぞれ配置する(図3,図4,図6の(1)図等を参照)。そして、各ローダ1を次のように使用する。
すなわち、リンク装置5のクランク部23の差し込み穴27に先端部26が挿入された操作レバー25を、縦姿勢Jから傾倒姿勢Kに引き下げ、もってリンク装置5をリンク動作させて、荷受台3を下位置Hから上位置Gに上昇させることにより、荷受台3の上面19にて、荷物Aを、床面Cから浮かせて持ち上げる(図1の(1)図,図5,図6の(2)図等を参照)。
しかる後、そのままの状態でローダ1を、前後方向Mに沿って移動・走行させて、前進動させることにより(荷物Aを押動するか又は操作レバー25を握って押動する)、荷物Aを床面Cの中央側や奥側へと運ぶ(図9の(1)図を参照)。
そして、操作レバー25を傾倒姿勢Kから縦姿勢Jに持ち上げ、リンク装置5をリンク動作させて、荷受台3を上位置Gから下位置Hに降下させることにより、荷物Aを、それまでの荷受台3の上面19上から、床面Cの中央側や奥側上に載置する(図3,図4,図6の(1)図等を参照)。このようにして、荷物Aが搬入される。
【0036】
これに対し、荷物Aを貨物車輌Bや倉庫の床面Cから搬出する際は(図9の(1)図も参照)、まず、床面Cの中央側や奥側上に載置されていた荷物Aの下の例えば2本のレール溝Dに、荷受台3を下位置Hとしたローダ1を、それぞれ配置する(図3,図4,図6の(1)図等を参照)。そして、各ローダ1を、次のように使用する。
すなわち、リンク装置5のクランク部23の差し込み穴27に先端部26が挿入された操作レバー25を、縦姿勢Jから傾倒姿勢Kに引き下げ、もってリンク装置5をリンク動作させて、荷受台3を下位置Hから上位置Gに上昇させることにより、床面Cの中央側や奥側上に載置しておいた荷物Aを、床面Cから浮かせ荷受台3の上面19にて持ち上げる(図1の(1)図,図5,図6の(2)図等を参照)。
しかる後、そのままの状態でローダ1を、前後方向Mに沿って移動・走行させて、後退動させることにより(操作レバー25を握って引張る)、荷物Aを床面C出口側へと運ぶ。
そして、操作レバー25を傾倒姿勢Kから縦姿勢Jに持ち上げ、リンク装置5をリンク動作させて、荷受台3を上位置Gから下位置Hに降下させることにより、荷物Aを、それまでの荷受台3の上面19上から床面C出口側上に一旦載せる(図3,図4,図6の(1)図等を参照)。それから、荷物Aが外部へと搬出される。
【0037】
そして、このようなローダ1を用いた荷役作業に際し、荷物Aを載せたローダ1の前後方向Mへの移動・走行は、次のように行われる。
すなわち前進動は、ローダ1上の荷物Aを前方に押動するか、又は、ローダ1側の傾倒姿勢Kの操作レバー25を握ったまま、前方に押動することにより行われる。後退動は、ローダ1側の傾倒姿勢Kの操作レバー25を握ったまま、後方に(図面上では矢示方向に)引張ることにより、行われる(図1の(1)図等参照)。
そして、このような後退動に際し、傾倒姿勢Kの操作レバー25に形成された凸状段部35と、差し込み穴27に形成された凹状段部36とは、上部分で部分的に嵌合,係止状態となる。もって、操作レバー25は差し込み穴27から抜き出し不能となっており、操作レバー25を後方に引張っても、抜けなくなっている。
もって、後退動の荷役作業に際し、ローダ1の操作レバー25が抜ける事故は、確実に防止される。
【0038】
【発明の効果】
《本発明の特徴》
本発明に係るローダは、以上説明したように、リンク装置について、中央部と先端部との境目に段部を形成し、かつ、操作レバーの先端部の先端に凸状段部を形成すると共に、クランク部の差し込み穴に凹状段部を形成し、傾倒姿勢において、この凸状段部と凹状段部を部分的に嵌合,係止可能としたこと、特徴とする。そこで、次の効果を発揮する。
【0039】
《第1の効果について》
第1に、荷役作業に際し、操作レバーの抜け事故は防止される。すなわち、このローダでは、荷役作業に際し、後退動のため傾倒姿勢で後方に引張られる操作レバーは、形成された凸状段部が、差し込み穴に形成された凹状段部に嵌合,係止されており、抜き出し不能となっている。
そこで、前述したこの種従来例のように、このような場合に操作レバーが抜けてしまう事故は、確実に防止されるようになる。
重い荷物の荷役作業に際し、力を入れて引張る作業員によって、このように途中での操作レバーの抜け事故が防止される意義は大なるものがあり、危険が回避され安全性が向上すると共に、作業効率も大きく向上する。
【0040】
《第2の効果について》
第2に、しかもこれは簡単容易に実現される。すなわち、上述した第1の点は、リンク装置について、操作レバー側に凸状段部を形成すると共に、クランク部の差し込み穴側に凹状段部を形成するという、簡単な構成により容易に実現される。
このように、この種従来例に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
【0041】
《第1の効果について》
第1に、荷役作業に際し、操作レバーの抜け事故は防止される。すなわち、このローダでは、荷役作業に際し、後退動のため傾倒姿勢で後方に引張られる操作レバーは、形成された凸状段部が、差し込み穴に形成された凹状段部に嵌合,係止されており、抜き出し不能となっている。
そこで、前述したこの種従来例のように、このような場合に操作レバーが抜けてしまう事故は、確実に防止されるようになる。
重い荷物の荷役作業に際し、力を入れて引張る作業員によって、このように途中での操作レバーの抜け事故が防止される意義は大なるものがあり、危険が回避され安全性が向上すると共に、作業効率も大きく向上する。
【0042】
《第2の効果について》
第2に、しかもこれは簡単容易に実現される。すなわち、上述した第1の点は、リンク装置について、操作レバー側に凸状段部を形成すると共に、クランク部の差し込み穴側に凹状段部を形成するという、簡単な構成により容易に実現される。
このように、この種従来例に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の側断面図であり、傾倒姿勢の操作レバーを示し、(1)図は、本発明に係るローダについて発明の実施の形態の説明に供し、(2)図は、この種従来例のローダの説明に供する。
【図2】本発明に係るローダについて発明の実施の形態の説明に供し、(1)図は、クランク部の平面図、(2)図は、クランク部の側面図、(3)図は、クランク部の底面図であり、(4)図は、操作レバーの側面図、(5)図は、操作レバーの平面図であす。
【図3】同発明の実施の形態の説明に供する平面図であり、荷受台が下位置にある場合を示す。
【図4】同発明の実施の形態の説明に供し、一部を破断した側面図であり、荷受台が下位置にある場合を示す。
【図5】同発明の実施の形態の説明に供し、一部を破断した側面図であり、荷受台が上位置にある場合を示す。
【図6】同発明の実施の形態の説明に供し、正断面図であり、(1)図は、荷受台が下位置にある場合を示し、(2)図は、荷受台が上位置にある場合を示す。
【図7】ローダの説明に供し、ローラーフレームを示し、(1)図は平面図、(2)図は側面図である。
【図8】ローダの説明に供し、荷受台を示し、(1)図は平面図、(2)図は側面図である。
【図9】ローダの説明に供し、(1)図は、貨物車輌における荷役作業ステップを示す側面説明図、(2)図は、同荷役作業の他のステップを示す側面説明図、(3)図は、床面のレール溝等の平面図、(4)図は、床面のレール溝の正断面図である。
【符号の説明】
1 ローダ
2 ローラーフレーム
3 荷受台
4 ローラー
5 リンク装置
18 ガイド部
23 クランク部
25 操作レバー
26 先端部
27 差し込み穴
28 第1シャフト(横軸)
35 凸状段部
36 凹状段部
37 中央部
38 段部
39 底面
A 荷物
B 貨物車輌
C 床面
D レール溝
G 上位置
H 下位置
J 縦姿勢
K 傾倒姿勢
Claims (1)
- 荷物Aが載置される貨物車輌Bや倉庫の床面Cについて、前後に平行に形成されたレール溝Dを移動可能なローダ1であって、下部のローラーフレーム2と上部の荷受台3と、を有してなり、
該ローラーフレーム2は、複数のローラー4を備え該レール溝D内を走行可能であり、リンク装置5が後端部に付設されており、
該荷受台3は、ガイド部18を介し該ローラーフレーム2に載せられると共に、少なくとも上部が該レール溝D上に上昇し該荷物Aを該床面Cから持ち上げ可能な上位置Gと、該レール溝D内に降下し該荷物Aを該床面C上に載置せしめることが可能な下位置Hと、に昇降動可能であり、
該リンク装置5は、該ローラーフレーム2に横軸28で枢着されたクランク部23と、該クランク部23に形成された差し込み穴27と、該差し込み穴27に先端部26が挿入可能な操作レバー25と、を備えてなり、荷役作業に際しては、該操作レバー25の先端部26が該差し込み穴27に挿入されて、該荷受台3を該ローラーフレーム2に対し前後動させるべくリンク動作し、
該差し込み穴27に挿入された該操作レバー25が縦姿勢Jの場合、該荷受台3が該下位置Hを取り、該差し込み穴27に挿入された該操作レバー25が傾倒姿勢Kの場合、該荷受台3が該上位置Gを取る関係にあり、
更に該操作レバー25は、傾倒姿勢Kにおいて、前方への押動により、ローダ1全体を前進動させると共に、後方への引張りにより、ローダ1全体を後退動させるためにも使用され、
もって該操作レバー25には、径大な中央部37と径小な先端部26との境目に、段部38が周設形成されており、該段部38は、該先端部26のみを該差し込み穴27に挿入せしめると共に、押動によりローダ1全体を前進動させる場合に、傾倒姿勢Kの該操作レバー25と該差し込み穴27,クランク部23,リンク装置5全体との間の押圧,係止,作用点として機能し、
かつ該操作レバー25には、該先端部26の先端に凸状段部35が周設形成されると共に、該差し込み穴27には、該凸状段部35に見合った形状関係の凹状段部36が周設形成されており、
該凸状段部35は、該先端部26より径大に略外フランジ状に付設され、該凹状段部36は、該差し込み穴27の該クランク部23底面39における開口箇所を、より径大に広げるように切欠形成されており、
該操作レバー25の傾倒姿勢Kにおいて、該凸状段部35と凹状段部36とが部分的に嵌合,係止可能な位置関係にあり、該操作レバー25を抜き出し不能とすると共に、引張りによりローダ1全体を後退動させる場合に、該凸状段部35と凹状段部36とが、傾倒姿勢Kの該操作レバー25と該差し込み穴27,クランク部23,リンク装置5全体との間の引張り,係止,作用点として機能すること、を特徴とするローダ。
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